JPH0727088Y2 - 釘打機における釘供給装置 - Google Patents

釘打機における釘供給装置

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JPH0727088Y2
JPH0727088Y2 JP5321991U JP5321991U JPH0727088Y2 JP H0727088 Y2 JPH0727088 Y2 JP H0727088Y2 JP 5321991 U JP5321991 U JP 5321991U JP 5321991 U JP5321991 U JP 5321991U JP H0727088 Y2 JPH0727088 Y2 JP H0727088Y2
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trigger lever
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進 林
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Max Co Ltd
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Max Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は釘打機における釘供給装
置に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】通常の釘打機(単一の打撃に
よって釘を打込完了する釘打機)では、打撃行程の終了
した打撃ピストンを初期位置へ復帰させるために使用す
る空気を打撃行程中に蓄圧する戻し用空気室を備えてお
り、この室内のエア圧を利用して釘を供給するフィード
ピストン・シリンダ機構を打込作動と同期させて駆動す
る自動釘供給方式が採用されている。このような単打方
式の釘打機は、一度の打撃に大きなパワーを必要とする
ため、機械が大型になるという問題がある。
【0003】これに対し、一本の釘に対して複数回の打
撃を与えて釘を打込む連打方式の釘打機では、一回当た
りの打撃パワーが小さくて済むため、比較的小型の機械
で長い寸法の釘を打ち込んだり、コンクリート等の硬い
材料中に釘を打ち込んだりすることができる。ところ
が、この種の連打方式の釘打機では、ピストンを上昇復
帰させるために複数回の打撃の度毎に戻し用空気室に圧
縮空気が供給されるために、前述の従来の釘供給方式が
採用できない。そこで、この種の釘打機では、頭部が被
打込材面から飛び出している打ち込み不良の釘に対して
再度の打撃を与えることができるように、釘を供給する
フィードピストン・シリンダ機構をレバー操作によって
作動させる構成の釘供給装置が採用されている。しかし
ながら、通常の場合、上記レバーは釘打機を起動させる
トリガレバー近傍の左側面に配置され、グリップを把持
した右手の親指で押し操作できるように構成されてい
る。このため、左ききの作業者にとっては釘送りの操作
が非常に面倒であった。
【0004】
【考案の目的】本考案は釘打機を起動させるためのトリ
ガレバーの操作で釘の供給をできるようにした釘打機に
おける釘供給装置を提供することをその目的とする。
【0005】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案に係る釘打機における釘供給装置は、釘を供
給駆動するフィードピストン・シリンダ機構と、該釘供
給装置に作動用の圧縮空気を供給排出するフィードバル
ブと、手動操作により釘打機を起動するトリガレバー
と、被打込材との接触により操作されるコンタクトアー
ムとを備えた釘打機であって、前記トリガレバーの作動
軌跡の近傍に、前記フィードバルブを作動させる釘送り
バルブを設けるとともに、前記トリガレバーには前記釘
送りバルブのバルブステムを作動させる操作レバーを設
け、該操作レバーは、前記トリガレバーの作動時に前記
バルブステムに係合するとともに、釘打ち込み操作時に
は前記コンタクトアームに係合して前記バルブステムと
係合しない位置に回転可能に配置されていることを特徴
とする。
【0006】
【考案の作用、効果】前記構成によれば、釘送り時には
コンタクトアームを被打込材に対して押し付け操作せず
に、トリガレバーを操作すると、操作レバーが釘送りバ
ルブのバルブステムに係合するので、釘送りバルブが作
動するとともにフィードバルブ及びフィードピストン・
シリンダ機構が作動し、釘送りが行なわれる。
【0007】これに対し、釘打機を釘打ち込み作動させ
るときは、初めにコンタクトアームを被打込材に押付け
操作する。コンタクトアームは操作レバーに係合して釘
送りバルブのバルブステムに係合しない位置に回転させ
る。その後、トリガレバーを引き操作することにより釘
打機は釘打ち込み作動されるが、釘送りバルブは作動し
ないので、釘送り動作は行なわれない。
【0008】上述のように、本考案によれば、釘打機起
動用のトリガレバーのみの操作により釘送りができるの
で、作業者が左ききであっても、簡単に操作することが
できる。また、何度でも釘打ち込み作動を繰り返すこと
ができる。
【0009】
【実施例】以下、図面によって本考案の実施例について
説明すると、図1(a) (b) は圧縮空気によって駆動され
る連打方式の釘打機における釘供給装置とその作動態様
の説明図である。
【0010】符号1は釘供給機構を示す。この釘供給機
構1はフィードシリンダ2内に釘を供給駆動するフィー
ドピストン3を摺動自在に収容してなるフィードピスト
ン・シリンダ機構に連結釘の送り手段(図示せず)を連
結し、フィードピストン3を往復動させることにより送
り手段が連結釘の釘を一本ずつ釘打機の射出口に送るも
のである。上記フィードシリンダ2の前後部にはそれぞ
れエア通路7、8が形成され、前部エア通路7からの圧
縮空気はフィードピストン3の周面に形成された膨出部
9の前端面のみに作用し、後部エア通路8からの圧縮空
気は、フィードピストン3の後端面10に作用するよう
に構成されている。フィードピストン・シリンダ機構に
対する作動用の圧縮空気の供給排出はフィードバルブ4
によって行なわれる。
【0011】フィードバルブ4は上記フィードシリンダ
2の上記前部エア通路7を常時圧縮空気供給源11に接
続させるとともに、上記後部エア通路8を圧縮空気供給
源11と大気とに選択的に接続させるもので、常に上記
後部エア通路8を圧縮空気供給源11に接続させるよう
にバネ12によって付勢されている。そして、フィード
バルブ4の逆方向への作動は、フィードバルブ4はパイ
ロットバルブ13からエア通路14を経て供給された圧
縮空気によって行われ、該圧縮空気の供給はパイロット
バルブ13に接続された釘送りバルブ16によって制御
されている。
【0012】パイロットバルブ13はフィードバルブ4
に連通するエア通路14を圧縮空気供給源15又は大気
16に選択的に接続するもので、一端が圧縮空気供給源
15に、他端が釘送りバルブ17に接続するバルブシリ
ンダ18内に、中央に貫通孔19を有するバルブステム
20を摺動自在に収容している。また、バルブステム2
0の釘送りバルブ17側の端面は反対側の端面よりも面
積が大きくなるように形成されている。
【0013】釘送りバルブ17はバルブシリンダ22内
に設けたバルブステム23を摺動させることにより、パ
イロットバルブ13の上記他端に連通するエア通路21
を大気に対して開閉するもので、後述のトリガレバー5
の作動軌跡の近傍に設けられ、バネ24の弾性によりバ
ルブステム23の一端23aは外部に突出している。バ
ルブシリンダ22には排気孔22aが形成されている。
【0014】ここで、前記構成の釘供給機構1の作動態
様について説明する。釘送りバルブ17の作動前は各バ
ルブは図1(a) の状態にある。そこで、釘打機作動時に
釘送りバルブ17のバルブステム23の突出端23aを
同図(b) のように押し込むことにより、パイロットバル
ブ13に連通するエア通路21が排気孔22aを通じて
大気に開かれ、パイロットバルブ13は一端が急速に減
圧して作動し、圧縮空気供給源15とエア通路14が開
かれ、フィードバルブ4に圧縮空気が供給される。これ
により、フィードバルブ4の後部エア通路8は大気に接
続される。このため、フィードピストン・シリンダ機構
のフィードピストン3の後端面に作用する空気圧が急減
し、フィードピストン3は後方に作動する。その後、釘
送りバルブ17のバルブステム23に対する押し付け操
作を解除すると、該バルブステム23はバネ24の力で
図1のように原位置に復帰作動し、同様にして、パイロ
ットバルブ13の一端からの排気が停止するので、圧縮
空気供給源16からの圧縮空気は貫通孔19によりバル
ブステム20の両側に供給され、その両端の受圧面積差
によりバルブステム20も再び元の位置に復帰作動す
る。このため、フィードバルブ4に連通するエア通路1
4から排気が行なわれ、フィードバルブ4はバネ12の
力により元の位置に移動するので、フィードピストン・
シリンダ機構の前後のエア通路7、8に圧縮空気が供給
され、その受圧面積差によりフィードピストン3は前方
に作動され、これによって釘送りが行なわれる。以下同
様に、図1(a) (b) の作動態様の繰り返しにより釘送り
が継続される。
【0015】このように、釘供給機構1は釘送りバルブ
17の作動により制御されるものであるが、釘送りバル
ブ17の作動は釘打機起動用のトリガレバー5によって
行なわれる。トリガレバー5は手動操作により釘送りバ
ルブ17のバルブステム23の作動方向と平行に移動す
るように装着され、被打込材に押し付け操作されるコン
タクトアーム6と協働して釘打機を起動させるトリガバ
ルブ(図示せず)を作動操作するもので、図1(a) に示
されるように、その側面に上記釘送りバルブ17を作動
させる操作レバー25が軸支されている。操作レバー2
5はトリガレバー5に形成された回転止め26により、
トリガレバー5から直角に突出して上記釘送りバルブ1
7のバルブステム23の突出端に対向して該バルブステ
ム23に係合する位置に保持されるとともに、上記バル
ブステム23に係合しない位置に回転可能に軸支されて
いる。
【0016】また、コンタクトアーム6の図示しない一
端は、釘打機の射出口の先端より突出配置され、他方の
一端6aは操作レバー25に対し釘送りバルブ17と反
対側から対向するように配置され、上記一端が被打込材
に押し付けられたときに、釘打機と相対移動して、上記
トリガレバー5によるトリガバルブの作動を操作可能と
するとともに、上記他端が操作レバー25に係合して釘
送りバルブ17のバルブステム23に係合しない位置に
回転するように構成されている。
【0017】前記構成において、釘打ち込み作動前(又
は後)に釘を釘打機の射出口に送る時は、コンタクトア
ーム6を被打込材に対して押し付け操作せずに、トリガ
レバー5を引き、離しの操作する。これにより、操作レ
バー25が釘送りバルブ17のバルブステム23の突出
端23aに係合し、また解除するので、前述のように釘
送りバルブ17が作動するとともにフィードピストン・
シリンダ機構が作動し、釘送りが行なわれる。
【0018】次に、釘打機を釘打ち込み作動させるとき
は、初めにコンタクトアーム6を被打込材に押付け操作
する。コンタクトアーム6は釘打機と相対移動して上記
他方の一端6aが操作レバー25を図2のように押圧し
て釘送りバルブ17のバルブステム23に係合しない位
置に回転させる。その後、トリガレバー5を引き操作す
ることにより釘打機は釘打ち込み作動されるが、釘送り
バルブ17は作動しないので、釘送り動作は行なわれな
い。したがって、最初の連打で打ち込み不良となった釘
を再び連打するようなことも可能である。
【0019】上述のように、前記釘供給機構1によれ
ば、釘打機起動用のトリガレバー5のみの操作により釘
送りができるので、作業者が左ききであっても、簡単に
操作することができる。また、何度でも釘打ち込み作動
を繰り返すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) (b) は本考案に係る釘供給装置の作動態様
説明図である。
【図2】トリガレバーの作動態様説明図である。
【符号の説明】
1 釘供給機構 3 トリガレバー 4 フィードバルブ 5 トリガレバー 6 コンタクトアーム 17 釘送りバルブ 25 操作レバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釘を供給駆動するフィードピストン・シ
    リンダ機構と、該釘供給装置に作動用の圧縮空気を供給
    排出するフィードバルブと、手動操作により釘打機を起
    動するトリガレバーと、被打込材との接触により操作さ
    れるコンタクトアームとを備えた釘打機であって、前記
    トリガレバーの作動軌跡の近傍に、前記フィードバルブ
    を作動させる釘送りバルブを設けるとともに、前記トリ
    ガレバーには前記釘送りバルブのバルブステムを作動さ
    せる操作レバーを設け、該操作レバーは、前記トリガレ
    バーの作動時に前記バルブステムに係合するとともに、
    釘打ち込み操作時には前記コンタクトアームに係合して
    前記バルブステムと係合しない位置に回転可能に配置さ
    れていることを特徴とする釘打機における釘供給装置。
JP5321991U 1991-06-14 1991-06-14 釘打機における釘供給装置 Expired - Lifetime JPH0727088Y2 (ja)

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JPH04136675U JPH04136675U (ja) 1992-12-18
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