JPH07270512A - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置

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JPH07270512A
JPH07270512A JP6070294A JP6070294A JPH07270512A JP H07270512 A JPH07270512 A JP H07270512A JP 6070294 A JP6070294 A JP 6070294A JP 6070294 A JP6070294 A JP 6070294A JP H07270512 A JPH07270512 A JP H07270512A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 VICS(Vehicle Navigation & Communica
tion System )のFM放送受信用車載局の使い勝手をよ
くする。 【構成】 FM受信機12により受信した地域データと
GPS(Global Positioning System )受信機22によ
り受信した自車位置データとを照合し、当該地域内に自
車位置が含まれている場合には、FM受信機12により
受信した地図データ及び混雑データ並びに自車位置デー
タに基づき、表示部43の画面上にナビゲーション用の
地図を表示する。当該地域内に自車位置が含まれていな
い場合には、同調周波数制御部15に掃引開始指令を与
え、FM受信機12を異なる放送局に同調させる。その
際には、受信可能な放送局を受信強度と対応付けつつ検
出・記憶しておき、記憶されている局のうち受信強度が
最も高くかつ直前所定期間において利用していない局に
同調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VICS(Vehicle Na
vigation & Communication System )等の車両ナビゲー
ションシステムに関し、特に車両に搭載される車両用ナ
ビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VICSは、主な機能として道路交通情
報を車両に送信する機能を備えているが、その送信手段
の1つとしてFMラジオ放送を利用することが考えられ
ている。このシステムにおいては、各放送局から、担当
する地域の広がりを示す地域データ、この地域に係る道
路地図を示す地図データ、この地域における道路の混雑
状況を示す混雑データが送信される。送信に当たって
は、各FM放送局の送信電波の占有帯域内に挿入された
副搬送波が利用される。
【0003】前述の電波を利用するためには、車両に、
副搬送波を変調している各種データを取り出す機能を備
えたFMラジオ放送受信機を搭載する必要がある。この
受信機は、上述した地図データを取り出し、これを車内
に設けたLCD等の表示装置の画面上に表示させる。車
両操縦者等は、この表示を見て、この地域にどのように
道路がめぐらされているのかを知る。さらに、上述した
混雑データを受信機により取り出し混雑状況を画面表示
することにより、道路の混雑状況を知ることができる。
【0004】このようなシステムを利用することによ
り、最短の道程で、あるいは混雑を避けつつ最も短時間
で、目的地まで、安全かつ快適に、到着することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
システムにおいては、現在の自車位置を含む地図を表示
するためには、自車が走行している地域を担当する放送
局からデータを受信する必要がある。また、そのために
は、受信可能な一般に複数の放送周波数の中から、自車
が走行している地域を担当する放送局からの放送周波数
を選ばねばならない。この選択は、ラジオ放送受信機の
手動操作により行わねばならず、特に車両走行中はこの
操作に危険が伴なう。
【0006】また、近年では、車両等の移動体の位置を
知るためのシステムとして、GPS(Global Positioni
ng System )が用いられており、GPS受信機を搭載し
ている車両も多い。従って、前述のFM放送を利用する
際に、GPS受信機から得られる自車位置データを参照
して受信すべき放送周波数を決定し、ラジオ放送受信機
の受信周波数を必要な放送周波数に同調させる操作に用
いることもできる。しかし、GPS受信機から得られる
自車位置データは、緯度・経度の形態であるのが一般的
である。操縦者がこのような緯度・経度で表された自車
位置に基づき放送周波数を選択決定するのは至難であ
り、また車両走行中にこれに気をとられると危険であ
る。
【0007】さらに、走行に伴い車両が現在受信してい
る放送局の担当地域外に至った場合、ラジオ放送受信機
の再操作による放送周波数の選択し直しが必要である。
このような操作は煩わしく、また危険も生じやすい。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、VICS等のシス
テムを利用する車両用ナビゲーション装置において、自
動化を進めることにより、煩わしくかつ危険を伴う操作
をなくし、より使い勝手の向上した装置を得ることを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の車両用ナビゲーション装置は、自車
位置を示す位置データを入力する自車位置入力手段と、
入力した位置データと受信した地域データを照合するこ
とにより、自車位置が当該地域データに係る地域内にあ
るか否かを識別する手段と、地域内にあると識別された
場合に、受信した地図データ及び入力した位置データに
基づき地図及び自車位置を表示する表示手段と、地域内
にないと識別された場合に、ラジオ放送受信機の受信周
波数を掃引させこれまで受信していた放送局と異なる放
送局に同調させる同調制御手段と、を備え、車両に搭載
されることを特徴とする。
【0010】本発明の車両用ナビゲーション装置は、さ
らに、同調制御手段が、自車位置が地域内にないと識別
された場合にラジオ放送受信機の受信周波数を掃引させ
ながら当該ラジオ放送受信機の受信強度を検出する手段
と、検出された受信強度が所定強度を越えるか否かを識
別し、越えている場合にその受信周波数を放送周波数と
して検出する手段と、検出した放送周波数に受信周波数
を同調させる同調手段と、を有することを特徴とする。
【0011】本発明の車両用ナビゲーション装置は、同
調制御手段が、さらに、受信可能な所定周波数範囲につ
いて上記放送周波数の検出動作を実行させ、得られる放
送周波数及び受信強度を対応付けつつ記憶する手段と、
記憶している放送周波数のうち直前所定期間において利
用したことがない放送周波数のなかから自車位置が当該
地域データに係る地域内にありかつ対応する受信強度が
最も高い放送周波数を選び、同調手段によりこの放送周
波数に受信周波数を同調させる手段と、を有することを
特徴とする。
【0012】本発明の車両用ナビゲーション装置は、自
車位置入力手段が、上記位置データを緯度・経度の形態
で入力するGPS受信機であることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の車両用ナビゲーション装置において
は、まず、一方でラジオ放送受信機(VICSの場合に
はFM受信機)により地域データや地図データが、他方
で自車位置入力手段により自車位置を示す位置データ
が、それぞれ得られる。次に、入力した位置データと受
信した地域データが照合され、自車位置が当該地域デー
タに係る地域内にあるか否かが識別される。地域内にあ
ると識別された場合には、地図データ及び位置データに
基づき地図及び自車位置が表示される。従って、車両操
縦者等は、表示を見ることにより自車位置やその周辺の
道路について知ることができる。また、地域内にないと
識別された場合には、ラジオ放送受信機の受信周波数が
掃引され、これまで受信していた放送局と異なる放送局
に同調する。このような掃引・同調を繰り返していく
と、ある時点で、地域内にあるとの識別結果が得られ
る。従って、本発明においては、受信可能な複数の放送
周波数の中から必要な放送周波数を選ぶ操作が自動化さ
れ、また、走行に伴い車両が地域外に至った場合に利用
者が放送周波数を選択し直す操作も不要になる。このよ
うに、本発明においては、煩わしさや危険が伴なう操作
がなくなる。
【0014】地域内にないと識別された場合に新たな放
送周波数に同調する制御としては、受信強度(受信信号
強度、受信電界強度等)を利用した制御がある。受信強
度を利用した同調制御を実行する場合、同調制御手段
は、まずラジオ放送受信機の受信周波数を掃引させなが
ら受信強度を検出する。検出された受信強度が所定強度
を越えている場合、このような受信強度が得られた受信
周波数は放送周波数と見なすことができる。このように
して検出した放送周波数に受信周波数を同調させること
により、放送周波数の自動選択が、比較的簡素な構成で
実現される。
【0015】また、この同調制御を高速化させたい場合
には、上述した放送周波数の検出動作を受信可能な所定
周波数範囲に亘って実行し、得られる一般に複数の放送
周波数及び受信強度を対応付けつつ記憶する。その上
で、記憶している放送周波数のうち対応する受信強度が
最も高い放送周波数を選び、これに受信周波数を同調さ
せる。その際には、直前所定期間において利用したこと
がある放送周波数(例えばそれまで走行していた地域に
係る周波数や、一旦同調したが必要な地域に係る周波数
でないとされた周波数)を除くようにする。このように
すると、受信強度が最も高く従って自車に最も近いと期
待できる放送局を迅速に選び、データを受信することが
できる。
【0016】また、本発明においては、自車位置入力手
段として、位置データを緯度・経度の形態で入力するG
PS受信機が用いられる。従来のように放送周波数を手
動操作で選択決定する場合にGPS受信機を用いて位置
データを緯度・経度の形で得たとしても、そのデータに
基づいて放送周波数を見い出し同調操作することは至難
であったが、本発明のように地域データとの比較を行う
装置においては、操作が煩わしさや危険を伴うことがな
くなると共に、すでに広く普及しているGPS受信機を
用いることで、装置の小形化や信頼性の向上が達成され
る。加えて、VICSのFM放送のように地域データの
縁辺を緯度・経度で与えるシステムにおいては、緯度・
経度を他の形態に変換する必要も生じない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。
【0018】図1には、本発明の第1実施例に係る車両
用ナビゲーション装置の構成が示されている。この図に
示される装置は、VICSのFM放送受信用車載局とし
て使用される装置であり、さらにGPS車載局としての
機能も併せ有している。
【0019】まず、FM受信機12は、空中線11を用
いてFM放送局から信号を受信する。この信号の副搬送
波は、地域データ、地図データ、混雑データ等のデータ
によって変調されており、FM受信機12は受信した信
号からこれらのデータを取り出すと共に、受信強度を検
出する。FM受信機12によって取り出されたデータの
うち、放送局の担当地域を示す地域データは地域識別部
31に供給され、この地域における道路地図を示す地図
データや、この道路の混雑状況を示す混雑データは地図
・混雑データ記憶部32に供給される。FM受信機12
によって検出される受信強度は、同調周波数制御部13
に情報として供給される。
【0020】一方、GPS受信機22は、空中線21に
よりGPS衛星からの信号を受信し、受信した信号に基
づき自車位置を算出する。算出した自車位置は、緯度・
経度の形態を有する位置データとして、地域識別部31
及び画像生成部41に供給される。地域識別部31は、
GPS受信機22から供給される位置データを、FM受
信機12から供給される地域データに照合し、現在の自
車位置が、受信した地域データに係る地域に属している
か否かを識別する。FM受信機12から地域識別部31
に供給される地域データは、当該放送局が担当している
地域の南北エッジの緯度と東西エッジの経度を示すデー
タである。従って、地域識別部31における識別は、緯
度、経度の比較によって行うことができる。
【0021】この識別の結果、現在の自車位置が、受信
した地域データに係る地域に属していると識別した場合
には、地域識別部31は地図・混雑データ記憶部32に
対し記憶開始を指令する。地図・混雑データ記憶部32
は、地域識別部31から記憶開始が指令された場合に、
FM受信機12から供給される地図データ及び混雑デー
タを記憶する。画像生成部41は、GPS受信機22か
ら出力される位置データと、地図・混雑データ記憶部3
2によって記憶されている地図データ及び混雑データと
を用い、表示部43の画面上に表示させるべき地図画像
を生成し、この画像を示すデータを画像記憶部42上に
記憶する。画像記憶部42は、LCD等の表示部43の
画面に対応した記憶空間を有している。例えば、画像記
憶部42は、ドットマトリクス型のLCDによって構成
される表示部43の各画素に対する記憶ビットを備えて
おり、表示の際には、画像記憶部42から記憶ビットが
順次読み出される。このような処理の結果、表示部43
の画面には、例えば図2に示されるような地図100が
表示される。この地図においては、GPS受信機22に
よって得られる自車位置が○印110により、道路が実
線120により、混雑区間が斜線125により、重混雑
区間がクロスハッチング130により、それぞれ示され
ている。
【0022】また、地域識別部31において、GPS受
信機22によって得られた自車位置がFM受信機12に
よって得られた地域に属していないと識別された場合に
は、地域識別部31から同調周波数制御部13に対し掃
引開始が指令される。同調周波数制御部13は、掃引開
始の指令に応じ、FM受信機12の受信周波数の設定を
掃引させ(順次高い周波数に変更しあるいは低い周波数
に変更し)、同時にFM受信機12から受信強度を入力
する。同調周波数制御部13は、FM受信機12から得
られる受信強度が所定の閾値を越える周波数を検出し、
この周波数が放送周波数であるとみなす。同調周波数制
御部13は、FM受信機12の受信周波数を、検出した
放送周波数に同調させる。このように受信する周波数が
何らかの放送周波数に同調した上で、上述した地域識別
等の動作が繰り返されると、ある時点で、同調した周波
数から得られた地域データに基づき、地域識別部31に
おいて地域内にあるとの識別結果が得られる。
【0023】従って、本実施例によれば、車両操縦者等
が煩わしい操作を行うことなく、FM受信機12の受信
周波数を必要な放送周波数に自動的に同調させることが
できる。すなわち、車両の運行を開始するに当ってFM
受信機12の受信周波数を手動操作で同調させる必要が
なく、また車両の走行に伴いあるFM放送局の担当地域
外にでた場合であっても現在走行している地域に係る放
送周波数に自動的に切替え可能になる。さらには、自車
位置に係る位置データを得る手段として緯度・経度出力
のGPS受信機22を用いているにも拘らず、操作に係
る煩しさは発生しない。従って、車両操縦者は、操作の
煩しさから解放されると共に、車両運行時の操作に伴い
発生する危険からも解放される。加えて、近年広く普及
しておりかつ小型構成が実現されているGPS受信機2
2を用いているため、装置構成が小型になると共に高い
信頼性を得ることができる。
【0024】図3には、本発明の第2実施例に係る車両
用ナビゲーション装置の構成が示されている。この図に
示される装置は、第1実施例における新たな放送周波数
への同調制御をさらに高速化した構成である。
【0025】この実施例においては、地域識別部31か
ら掃引開始が指令されると、同調周波数制御部15が受
信可能な周波数範囲にわたってFM受信機12の受信周
波数を掃引させる。局周波数受信強度記憶部14は、F
M受信機12によって検出される受信強度の所定の閾値
を越えた場合に現在の受信周波数が放送周波数であると
みなし、この周波数と受信強度とを対応付けて記憶す
る。受信可能な周波数範囲にわたってFM受信機12の
受信周波数の掃引が終了した時点で、同調周波数制御部
15は、局周波数受信強度記憶部14上に記憶されてい
る周波数のうち対応する受信強度が最も高い周波数を選
択し、FM受信機12の受信周波数を選択した周波数に
同調させる。
【0026】但し、局周波数受信強度記憶部14上に記
憶されている周波数から受信強度の高い周波数を選ぶに
当っては、例えば直前において地域識別部31に係る識
別に利用された周波数は除外される。例えば、ある周波
数について地域識別部31に係る識別が行われ、その結
果に基づき掃引開始が同調周波数制御部15に対し指令
された場合、この周波数における受信強度が局周波数受
信強度記憶部14上の受信強度の中で最も強い場合であ
っても、これに対応する周波数を選択することはない。
従って、この場合には、次に受信強度が強い周波数が選
択され、この周波数にFM受信機12の受信周波数が同
調する。
【0027】また、局周波数受信強度記憶部14上に記
憶されている周波数のいずれに係る地域データにも、自
車位置が含まれていない場合には、同調周波数制御部1
5による掃引が繰り返される。
【0028】なお、以上の説明においては、放送局から
地域データ、地図データ及び混雑データを受信するとし
ていたが、混雑状況の表示を行う必要がない場合には混
雑データの受信やこれに対応する処理を省略することが
できる。さらに、以上の各実施例は、VICSのFM放
送及びGPSを前提としていたが、本発明はこれらのシ
ステムに限定されるものではない。すなわち、自車位置
を示す位置データをGPS受信機22以外の航法装置か
ら入力してもかまわないし、道路交通情報の送信にあた
っては、別の放送手段を用いてもかまわない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用ナ
ビゲーション装置によれば、ラジオ放送受信機により受
信した地域データと自車位置入力手段により入力した位
置データの照合によって自車位置が当該地域データに係
る地域内にあるか否かを識別し、地域内にない場合には
地域内にあるとの識別結果が得られるようラジオ放送受
信機の受信周波数の掃引・他局への同調を行った上で、
ラジオ放送受信機により受信した地図データ及び自車位
置入力手段により入力した位置データに基づき地図及び
自車位置を表示するようにしたため、車両操縦者等が、
煩わしさや車両運行上の危険を伴う操作を行うことなし
に、自車位置やその周辺の道路について知ることができ
る。これにより、使い勝手が極めて改善された装置が得
られ、安全な車両運行や、道路混雑緩和が実現できる。
【0030】また、本発明によれば、受信強度を利用し
て新たな放送周波数を検出し同調するようにしたため、
放送周波数の自動選択を、比較的簡素な構成で実現でき
る。この制御に利用する受信強度は、通常のラジオ放送
受信機においては従来も何らかの目的で利用されている
ため、本発明を実施する際受信強度を検出する回路を新
たに設ける必要はない。
【0031】本発明によれば、さらに、この放送周波数
の検出動作を受信可能な所定周波数範囲について実行
し、得られる一般に複数の放送周波数及び受信強度を対
応付けつつ記憶した上で、記憶している放送周波数のう
ち対応する受信強度が最も高い放送周波数を選び、これ
に受信周波数を同調させるようにしたため、受信強度が
最も高く従って自車に最も近いと期待できる放送局を迅
速に選び、データを受信することができる。また、例え
ばそれまで走行していた地域に係る周波数や、一旦同調
したが必要な地域に係る周波数でないとされた周波数
等、直前所定期間において利用したことがある放送周波
数を選択の対象から除くようにすることで、さらに高速
で好適な制御が可能になる。
【0032】本発明によれば、自車位置入力手段とし
て、位置データを緯度・経度の形態で入力するGPS受
信機を用いるようにしたため、操作が自動化された装置
を、小形かつ高い信頼性で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る車両用ナビゲーショ
ン装置の構成を示すブロック図である。
【図2】表示される地図の一例を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る車両用ナビゲーショ
ン装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11,21 空中線 12 FM受信機 13,15 同調周波数制御部 14 局周波数受信強度記憶部 22 GPS受信機 31 地域識別部 32 地図混雑データ記憶部 41 画像生成部 42 画像記憶部 43 表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の放送局がそれぞれ所定の地域を担
    当し、担当する地域の広がりを示す地域データ及びこの
    地域に含まれる道路を示す地図データを各放送局からラ
    ジオ放送し、道路を走行している車両が搭載しているラ
    ジオ放送受信機により放送局からのデータを受信し利用
    する車両用ナビゲーションシステムにおいて、 自車位置を示す位置データを入力する自車位置入力手段
    と、 入力した位置データと受信した地域データを照合するこ
    とにより、自車位置が当該地域データに係る地域内にあ
    るか否かを識別する手段と、 地域内にあると識別された場合に、受信した地図データ
    及び入力した位置データに基づき地図及び自車位置を表
    示する表示手段と、 地域内にないと識別された場合に、ラジオ放送受信機の
    受信周波数を掃引させこれまで受信していた放送局と異
    なる放送局に同調させる同調制御手段と、 を備え、 車両に搭載されることを特徴とする車両用ナビゲーショ
    ン装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用ナビゲーション装
    置において、 同調制御手段が、 自車位置が地域内にないと識別された場合にラジオ放送
    受信機の受信周波数を掃引させながら当該ラジオ放送受
    信機の受信強度を検出する手段と、 検出された受信強度が所定強度を越えるか否かを識別
    し、越えている場合にその受信周波数を放送周波数とし
    て検出する手段と、 検出した放送周波数に受信周波数を同調させる同調手段
    と、 を有することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両用ナビゲーション装
    置において、 同調制御手段が、 受信可能な所定周波数範囲について上記放送周波数の検
    出動作を実行させ、得られる放送周波数及び受信強度を
    対応付けつつ記憶する手段と、 記憶している放送周波数のうち直前所定期間において利
    用したことがない放送周波数のなかから自車位置が当該
    地域データに係る地域内にありかつ対応する受信強度が
    最も高い放送周波数を選び、同調手段によりこの放送周
    波数に受信周波数を同調させる手段と、 を有することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の車両用ナビゲーション装
    置において、 自車位置入力手段が、上記位置データを緯度・経度の形
    態で入力するGPS受信機であることを特徴とする車両
    用ナビゲーション装置。
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