JPH07270457A - デジタルマルチメータ - Google Patents

デジタルマルチメータ

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Publication number
JPH07270457A
JPH07270457A JP6065217A JP6521794A JPH07270457A JP H07270457 A JPH07270457 A JP H07270457A JP 6065217 A JP6065217 A JP 6065217A JP 6521794 A JP6521794 A JP 6521794A JP H07270457 A JPH07270457 A JP H07270457A
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JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
digital multimeter
shield plate
battery
case portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP6065217A
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English (en)
Inventor
Manabu Kamiya
学 神谷
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Priority to US08/383,983 priority patent/US5625286A/en
Publication of JPH07270457A publication Critical patent/JPH07270457A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/04Housings; Supporting members; Arrangements of terminals

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタルマルチメータにおいて、その落下、
衝撃に対する強度を高めることの可能な構造を提案する
こと。 【構成】 デジタルマルチメータ1の外装ケース2の内
部に配置されているシールド板15には、液晶パネル1
4をケース側に向けて弾性力により押しつけている弾性
突起16と、電池装着部17に装着されている電池18
を押さえるための電池押さえ用突起19が形成されてい
る。また、シールド板15はケース2の側に支持された
構造となっている。さらには、シールド板15には回路
基板14上の水晶振動子138を固定するための仕切り
板155が形成され、ケースの側には、ヒューズ139
のずれを阻止するための一対の爪481が形成されてい
る。このように、デジタルマルチメータ1の内部におい
ては、落下時、衝撃が作用した場合等において所定位置
から外れるおそれのある部品をシールド板、ケース等に
より固定してある。よって、落下、衝撃に対する強度を
高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電流、電圧等を測定する
ためのデジタルマルチメータに関するものであり、特
に、落下、衝撃に対して優れた耐性を備えたデジタルマ
ルチメータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルマルチメータは、その外装ケー
ス表面にロータリースイッチ、表示面等が形成され、測
定対象、測定レンジを切り換えて、各種の電気的パラメ
ータを測定できるようになっている。従来のデジタルマ
ルチメータは、例えば、米国特許第4,951,834
号公報に開示されている。この公報の第1図に記載され
ているように、デジタルマルチメータは片手で持ち運び
できる大きさの外装ケースを備え、この内部には、IC
チップ等の回路素子が搭載された回路基板、電池等の構
成部品が配置されている。このようなデジタルマルチメ
ータにおいて、落下による衝撃、振動が作用した場合に
は、質量のある電池等の構成部品が振動して、隣接配置
された他の回路素子等を破損するおそれがある。また、
回路基板自体が破損してしまうおそれもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みて、耐衝撃性、耐振動性に優れた構造を備えたデジタ
ルマルチメータを提案することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、上ケース部分および下ケース部分から
外装ケースが構成され、当該外装ケースの内部には、測
定用の回路素子等が搭載された回路基板と、この回路基
板上に搭載されている回路素子群をシールドするための
シールド板と、電池と、前記上ケース部分に形成された
透明表示部分の裏面に位置する表示パネルとが配置され
ているデジタルマルチメータにおいて、シールド板が、
表示パネルを上ケース部分の側に向けて弾性力により押
しつけている弾性突起を備えた構成となっていることを
特徴としている。
【0005】この構成によれば、シールド板によって、
液晶セル等の表示パネルは常に弾性力によって上ケース
部分の側に押されている。したがって、衝撃等が作用し
た場合には、この弾性突起が緩衝部材として機能するの
で、衝撃力が直接に表示パネルに作用して、これを破損
してしまうことを回避できる。
【0006】また、本発明では、シールド板は、電池を
外装ケースに対して押しつける電池押さえ用突起を備え
た構成となっていることを特徴としている。重量のある
電池を外装ケースの側に固定しておくことにより、衝
撃、振動が作用した場合に、電池が揺れ、あるいは装着
部分から外れて隣接する他の回路素子、あるいは回路基
板等を破損してしまうことを防止できる。
【0007】ここで、本発明では、シールド板を、回路
基板と上ケース部分の間において外装ケースの側に支持
する構成を採用している。このようにすれば、衝撃、振
動が、内部の回路基板に伝わることなく、シールド板お
よび外装ケースの側だけに伝わるので、内部の回路基
板、そこに搭載されている回路素子を、衝撃から保護す
ることができる。この場合、シールド板に対応する下ケ
ース部分の位置に電池装着部を形成して、シールド板に
形成した電池押さえ用突起を、回路基板を貫通して電池
装着部の側に向けて突出させるようにしておけばよい。
【0008】次に、本発明では、デジタルマルチメータ
の外装ケースを構成している上ケース部分および下ケー
ス部分の少なくとも一方には、回路基板の表面に搭載さ
れている回路素子群のうちの少なくとも一つの回路素子
を固定するための押さえ用突起を形成した構成を採用し
ている。すなわち、本発明では、衝撃等によって回路基
板上から外れる恐れの高い回路素子あるいは重量のある
回路素子、例えば、ヒューズ、水晶振動子等の素子を、
ケースに形成した突起により固定するようにしている。
このようにすれば、これらの素子が、衝撃、振動によっ
て、回路基板上から離脱する等の弊害を防止できる。
【0009】このような素子押しつけ用の突起は、シー
ルド板の側に形成してもよいことは勿論である。例え
ば、シールド板に、水晶振動子押さえ用突起を形成する
ことができる。
【0010】一方、本発明においては、衝撃、振動等に
よって外れるおそれのある、外部端子との接続を形成す
るための入力端子金具の部分を、回路基板に対してねじ
止め固定した構成としたことを特徴としている。これに
より、この部分の耐衝撃性等を改善することができる。
【0011】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
【0012】図1には、本発明の実施例であるデジタル
マルチメータの外観を示してある。この図に示すよう
に、本例のデジタルマルチメータ1は、全体として偏平
な直方体形状をした外装ケース2を有し、この内部に各
種の回路素子が組み込まれている。外装ケース2は、表
面側の上ケース部分3と裏面側の下ケース部分4から構
成されており、上ケース部分3の表面が操作面2aであ
り、下ケース部分4の表面が裏面2bであり、これらに
連続して左右の側面2c、2dが形成され、さらに、こ
れらに連続して上側側面2eおよび下側側面2fが形成
されている。上ケース部分3の操作面には、電源のオン
オフ、測定対象および測定レンジの切り換え用の操作部
材であるロータリースイッチを構成しているつまみ5、
ラバーキー6が取付けられている。また、上側側面2e
寄りの位置には透明な素材から形成された表示部分7が
形成されている。一方、下側の側面2fには、一対の外
部端子差し込み孔8が配置されている。この側面2fの
側に対して、反対側の上側の側面2eは僅かに広幅にな
っている。
【0013】図2は、本例のデジタルマルチメータ1の
主要構成部分を分解した状態で示す斜視図である。この
図は、デジタルマルチメータ1をその裏面側から見た図
である。図3はデジタルマルチメータ1の断面を示す図
であり、(A)は内蔵部品の配置状態を示すための説明
図であり、(B)は長手方向の切断線3B−3Bで切断
した場合の縦断面図であり、(C)は短手方向の切断線
3C−3Cで切断した場合の横断面図である。
【0014】これらの図から分かるように、外装ケース
2を構成している上ケース部分3および下ケース部分4
は、弾性シール材である円形断面のパッキン11を外装
ケース2の厚さ方向2Aに対して傾斜した方向から挟ん
だ状態で、相互に固定され、これによりこれらのケース
の合わせ面の封止構造が形成されている。これらのケー
ス部分3および4は、ケース下側の側面2fの側に取り
付けた1本のケース止めねじ12と、反対側の側面2e
において上ケース部分の側に形成された一対の係合突起
31、31およびこれらが係合している下ケース部分の
側に形成された一対の係合溝41、41とによって、相
互に結合されている。
【0015】ロータリースイッチのつまみ5の裏面中央
にはロータリーシャフト51が一体形成されており、こ
のシャフト51は、上ケース部分3に形成したロータリ
スイッチ取付け用開口32を貫通してケース内部に延び
ている。ケース内部に延びているシャフト51の外周に
は、ロータリースイッチの回転位置を規定するためのク
リックロータ52が固定されており、このロータ52の
裏面には、回路基板13上に形成された接点に対して摺
動可能な状態で接触しているブラシ接点部材が取付けら
れたロータ53が取付けられている。このロータリスイ
ッチのシャフト51と開口32の間には、輪状の弾性シ
ール材である円形断面のOリング54が介挿されて、こ
の部分の封止構造が形成されている。また、操作部材で
あるラバーキー6と、上ケース部分3に形成されている
この取付け用開口33との間には、後述のような二重の
封止構造が形成されている。さらには、本例において
は、後述するように、表示部分7は、二色成形法によっ
て、上ケース部分3と一体成形されており、この表示部
分7の外周の封止が確保されている。
【0016】外装ケース2の内部には、その厚さ方向A
の中央に回路素子が搭載された回路基板13が上下のケ
ース部分3、4と略平行な方向、すなわち、厚さ方向A
とは直交する平面方向Bに沿って配置されている。上ケ
ース部分3の裏面側においては、その表示部分7に対応
する位置に表示用の液晶パネル14が配置され、これ
と、回路基板13の間には、シールド板15が配置され
ている。液晶パネル14はシールド板15に形成された
一対の弾性突起16、16によって上ケース部分3の裏
面側に押しつけ固定されている。回路基板13を挟み、
シールド板15とは反対側に位置する下ケース部分4に
は、電池装着部17が形成され、ここに、本例では2本
の電池18が装着されている。この電池装着部17に装
着された電池18は、シールド板15に形成された、回
路基板13を貫通して下ケース部分4の側に突出してい
る電池押さえ用突起19によって固定されている。
【0017】図4には上ケース部分3のみを取り出して
示してある。主としてこの図4を参照して上ケース部分
3の構造を説明する。本例の上ケース部分3は、ケース
操作面2aを規定している上壁部分310と、ケースの
左右の側面を形成している側壁部分320、330と、
ケースの上側および下側の側面を形成している側壁部分
340、350から構成されている。各側壁320、3
30、340は、上壁側に連続している基端側が厚肉部
分321、331、341とされ、中間の部分が中肉部
分322、332、342とされ、先端側が薄肉部分3
23、333、343とされている。これにより、各側
壁には、二段の段面324、325、334、335、
および344、345がそれぞれ形成された形状となっ
ている。ここで、ケース下側の側壁部分350において
は、左右の側壁部分320、330に連続して、外壁部
分358と内壁部分359に分離している。内壁部分3
59は、その基端側が中肉部分352であり、先端側が
薄肉部分353であり、これらの間に、段面355が形
成された断面形状となっている。
【0018】左右の側壁部分320、330および上側
の側壁部分340において、その薄肉部分323、33
3、343の外側面には、不連続な状態で、外側に迫り
出した突起326、336、346が形成されており、
これらと、段面325、335、345の間が、パッキ
ン11の外れ防止用の溝327、337、347として
機能する。
【0019】一方、図5には下ケース部分4のみを取り
出して示してある。本例の下ケース部分4も、ケース裏
面2bを規定している下壁部分410と、ケースの左右
の側面を形成している側壁部分420、430と、ケー
スの上側および下側の側面を形成している側壁部分44
0、450から構成されている。各側壁420、43
0、440および450は、上壁側に連続している基端
側が厚肉部分421、431、341、351とされ、
先端側が薄肉部分423、433、443、453とさ
れている。これらの間には、それぞれ、傾斜した段面4
25、435、445および455がそれぞれ形成され
た形状となっている。ここで、ケース下側の側壁部分4
50においては、傾斜した段面445を上端に備えた内
壁部分446のみが分離して、内側に配置されている。
【0020】このように、上ケース部分3の側壁部分に
は、同一の高さ位置に段面325、335、345、3
55が連続した状態に形成されており、下ケース部分4
には、同一の高さ位置に傾斜した段面425、435、
445、455が連続した状態に形成されている。上ケ
ース部分3と下ケース部分4は、前述したように、パッ
キン11を挟んだ状態で相互に組み合わせられる。図
6、図7に拡大して示すように、この状態においては、
パッキン11は、双方の段面によって上下から挟まれ
て、所定の量だけ押しつぶされた状態になる。ここに、
本例においては、下ケース部分4の側の段面425、4
35、445、455を傾斜面としてある。したがっ
て、パッキン11は、ケース厚さ方向A、すなわち上下
方向に対して傾斜した方向から押し潰された状態にな
る。この結果、パッキン11の反力は、傾斜した方向に
作用する。よって、上ケース部分3と下ケース部分4を
上下に分離させるように作用する垂直分力(ケース厚さ
方向Aに作用する分力)は、パッキン11を上下に押し
つぶす場合に比べて小さい。したがって、本例によれ
ば、上ケース部分3と下ケース部分4との連結構造を従
来に比べて簡便なものとすることができ、そのようにし
ても、上ケース部分3と下ケース部分4の合わせ面、す
なわち、双方の段面の間の封止を充分なものとすること
ができる。
【0021】ここで、パッキン11は上記のように斜め
に押し潰された状態で上ケース部分3と下ケース部分4
の間に挟み込まれる。したがって、パッキン11の反力
により、上ケース部分3および下ケース部分4の各側壁
部分には横方向に向けて押し広げられる水平分力(ケー
ス厚さ方向Aに直交する方向Bに向かう力)が作用す
る。したがって、長手方向に配置されている左右の側壁
部分320、330、420、430においては、この
ような力によって開いてしまい、パッキン11を確実に
挟むことができないおそれがある。これを回避するため
に、本例においては、下ケース部分4の内部には、短手
方向に向けて2本の仕切り壁461、462を一体成形
し、これらの両端には、上ケース部分3の側の側壁部分
320、330が内側に開くことを防止するための押さ
え壁463、464、465、466を形成してある。
また、これらの押さえ壁463乃至466の下端側に
は、斜めに迫り出した補強部分467が形成され、これ
により、これらの押さえ壁463乃至466の剛性を高
めてある。なお、二本の仕切り壁461、462は、下
ケース4の反りを防止するものとしても機能する。
【0022】上記のように、本例では従来に比べて簡便
な連結構造を採用することができる。そのため、本例で
は、従来のように複数の締結用ねじを用いることなく、
次のようにして、上ケース部分3と下ケース部分4を連
結している。
【0023】すなわち、図5(F)から分かるように、
下ケース部分4の下側の内壁部分446の外側における
中央には、ケース止めねじ用のねじ孔121が形成され
ている。一方、図4(A)から分かるように、これに対
応する上ケース部分3の内壁部分359の外側中央に
は、内周面に雌ねじ部が形成されたねじ孔122が形成
されている。ケース止めねじ12は、下ケース部分4の
側から、ねじ孔121、122にねじ込み、双方のケー
ス部分3、4を締結している。
【0024】一方、各ケース部分3、4の反対側の側壁
部分340、440においては、一対の係合構造が構成
されている。すなわち、上ケース部分3の側壁部分34
0においては、その薄肉部分343の外側面において外
側の突出した係合突起31が2か所に形成されている。
これに対して、下ケース部分4の側壁部分440におい
ては、これらの係合突起31、31を嵌め込み可能な係
合溝41、41がその厚肉部分441の部分に形成され
ている。
【0025】したがって、本例においては、1本のケー
ス止めねじ12と、反対側に形成されている一対の係合
構造とによって、上ケース部分3と下ケース部分4を相
互に締結している。このように、1本のケース止めねじ
を使用するのみで良いので、従来に比べて、構造が簡単
になり、また、部品点数も減らすことができるので、そ
の分、廉価に製造することができる。また、ケースの組
み立て作業の容易になる。しかも、このような簡便な連
結構造を採用しても、上記のように、上下のケース部分
の合わせ面の封止を確実に形成することができる。
【0026】ここで、本例においては、ケース止めねじ
12の取付け位置を、上下のケース部分3、4の合わせ
面よりも外側にしてある。すなわち、パッキン11が挟
み込まれる双方の段面355、455よりも外側に位置
させてある。このため、この取付け部分から、回路基板
等が内蔵されている部分へは水、埃等が侵入することが
ない。よって、この部分の構造を防水、防塵構造とする
必要がない。したがって、ケース止めねじの取付け部分
を簡単な構造とすることができるという利点がある。
【0027】次に、本例においては、ケース止めねじ1
2の取付け部分は、上ケース部分3および下ケース部分
4とも、パッキン11が挟まれた内壁部分と、外側の外
壁部分とに分離している。内壁部分を介して内部に水、
埃等が侵入することはないが、外壁部分の間を通ってこ
れらの外壁部分および内壁部分の間に水等が侵入するお
それがある。そこで、本例においては、図3(A)
(B)から分かるように、下ケース部分4のねじ孔12
1の両側において、水抜き孔471、471を形成して
ある。この結果、外壁部分と内壁部分の間に侵入した水
等を、これらの水抜き孔471を介して排出することが
でき、この部分に水等が溜まった状態を回避きでるので
好ましい。
【0028】上ケース部分3の表面には、上述したよう
に、操作部材の一つであるロータリースイッチのつまみ
5が取付けられている。ロータリースイッチのつまみ5
の裏面中央にはロータリーシャフト51が一体形成され
ており、このシャフト51は、上ケース部分3に形成し
たロータリスイッチ取付け用開口32を貫通してケース
内部に延びており、ケース裏面において、止め輪55に
よって抜けが防止された状態となっている。ケース内部
に延びているシャフト51の外周には、ロータリースイ
ッチの回転位置を規定するためのクリックロータ52が
固定されており、このロータ52の裏面には、回路基板
13上に形成された接点に対して摺動可能な状態で接触
しているブラシ接点部材が取付けられたロータ54が取
付けられている。このロータリスイッチのシャフト51
と開口31の間には、輪状の弾性シール材である円形断
面のOリング54が介挿されて、この部分の封止構造が
形成されている。
【0029】本例においては、取付け用開口32の内周
面32aに対峙しているロータリーシャフト51の外周
面51aには、Oリング54の取付け溝51bが形成さ
れており、ここにOリング54が装着されている。この
ようにして、Oリング54は、ロータリーシャフト51
の外周面51aと、ケース部分の側の開口の内周面32
aとの間で挟み込まれた状態となっている。従来におけ
るこの部分の封止構造では、Oリングをロータリースイ
ッチのつまみ5の裏面と、上ケース部分3の表面の間で
上下(ケース厚さ方向A)に挟み込んだ構成となってい
る。上下に挟んでいる場合には、つまり5の製造誤差、
取付け誤差等によって、つまみ5と上ケース部分3の表
面が相互の傾斜している場合等においては、Oリングを
適切な状態でこれらの間に挟み込むことができず、確実
な封止構造を形成できないおそれがある。しかし、本例
においては、横方向(方向B)からOリングを挟み込ん
だ構造としてあるので、このような弊害は発生せずに、
常に適切な封止構造を形成することができる。
【0030】次に、操作部材であるラバーキー6と、上
ケース部分3に形成されているこれらの取付け用開口3
3との間には二重の封止構造が形成されている。ラバキ
ー6は、長方形の基板部分61と、ここに形成された一
対のラバーキー本体部分62、62と、各ラバーキー本
体部分62、62の周囲を取り囲む状態に形成されてい
る周壁部分63から形成されている。ラバーキー本体部
分62、62の上面側は、上ケース部分3に開けた取付
け用開口33、33から外部に露出している。この上ケ
ース部分3に開けた取付け用開口33、33の裏面側に
は、ラバーキーの側の周壁部分63、63を裏面側から
差し込み可能な周溝33aが形成されている。この周溝
33aに対してラバーキーの側の周壁部分63を差し込
むことにより、ラバーキー6が上ケース部分3に取付け
られ、シールド板15によって上ケース部分3の側に押
しつけられた状態で固定されている。
【0031】ここで、図8に拡大して示すように、開口
33の外周の周溝33aを形成している周壁33bの先
端面は凹凸面33cとされている。この凹凸面33c
は、ラバーキーの側の周壁部分63とラバーキー本体部
分62とを繋いでいる繋ぎ部分65の表面に当接してい
る。この繋ぎ部分65の表面は、上ケース部分の側の凹
凸面33cに略対応する形状の凹凸面65aとされてい
る。これらの凹凸面33c、65aが、シールド板15
によって裏面側から押しつけ固定されている。
【0032】このように、本例においては、ラバーキー
6におけるその取付け用開口との間には、双方の凹凸面
33cおよび65aによって形成される二重の封止構造
が形成されている。したがって、従来に比べて、この部
分の封止を確実にすることができ、この部分を介して
水、埃等が内部に侵入することを確実に回避することが
できる。
【0033】本例において、上記の上ケース部分3およ
び下ケース部分4は合成樹脂素材の成形品である。この
うち、上ケース部分3は、二色成形法によって、異なる
素材からなる透明な表示部分7も一体成形されてたもの
である。すなわち、上ケース部分3はABS樹脂から形
成されており、透明な表示部分7はポリカーボネート樹
脂から形成されている。このように二色成形法により、
これらの異なる素材からなる部分を一体成形しているの
で、これらの間の封止構造が確実に形成されている。こ
れに対して、従来においては、透明な表示部分7を透明
ガラス板として別個に成形しておき、これを、上ケース
部分3に開けた開口に超音波等により融着させていた。
このように別部材を融着するよりも、本例におけるよう
に一体成形した方が確実な封止構造を実現できる。
【0034】ここで、本例においては、上ケース部分3
の二色成形に当たり、透明な表示部分7だけではなく、
その側壁部分320、330、340、350も、ポリ
カーボネート樹脂により形成している。すなわち、図4
(B)、(C)において破線の内側の側壁部分はポリカ
ーボネート樹脂により成形した部分であり、それよりも
外側の部分は、ABS樹脂により成形した部分である。
このように、本例では、側壁部分320乃至350にお
ける厚肉部分は、上ケース、下ケースとのかみ合わせを
多くし、内部回路と人体との電気的安全距離を確保する
ことができる。
【0035】次に、本例では、上ケース部分3の二色成
形時には、入力端子金具もインサート成形するようにし
ている。すなわち、外部端子差し込み孔8、8が形成さ
れているケース下側の側面2fの内側には、外部端子
と、内蔵の回路基板13上に形成された回路との間を接
続するための入力端子金具81が取付けられる。
【0036】この入力端子金具81は、図9に示すよう
に、円柱形の頭部811と、これに連続した小径の円筒
状の脚部812から形成されており、脚部812の先端
は開口しており、ここに外部端子が差し込まれるように
なっている。頭部811には、その外周面の一部に平坦
面813が形成されており、この中心には、直径方向に
延びるねじ孔814が形成されている。この構造の入力
端子金具81は、上ケース部分3の外部端子差し込み孔
8が形成された2箇所の入力端子装着部82に対して、
それぞれインサート成形されている。
【0037】ここで、図3(B)に示すように、入力端
子金具81は、その頭部811に形成された平坦面81
3が回路基板13の側に面する状態に取付けられてお
り、回路基板13の側からねじ込まれたねじ83によっ
て、この平坦面813が回路基板13の表面に形成され
た入力端子接続部(図示せず)に密着固定されている。
【0038】このように、本例においては、入力端子金
具81の頭部811の円形外周面の一部を平坦面813
にしてある。したがって、従来のような平坦面を備えて
いない入力端子金具を使用する場合にくらべて、その加
工および組み付けが容易となる。すなわち、インサート
成形時には、この平坦面を位置決め用の基準面として利
用することができ、また、回路基板13との接続も、こ
の平坦面813を回路基板13の側に密着固定するのみ
でよい。
【0039】次に、図2および図3を参照して、上ケー
ス部分3および下ケース部分4により構成される外装ケ
ース2の内部構成を説明する。前述したように、外装ケ
ース2の内部には、その厚さ方向Aの中央に回路素子が
搭載された回路基板13が上下のケース部分3、4と略
平行な方向、すなわち、平面方向Bに沿って配置されて
いる。上ケース部分3の裏面側においては、その表示部
分7に対応する位置に表示用の液晶パネル14が配置さ
れ、これと、回路基板13の間には、シールド板15が
配置されている。回路基板13を挟み、シールド板15
とは反対側に位置する下ケース部分4には、電池装着部
17が形成され、ここに、本例では2本の電池18が装
着されている。
【0040】回路基板13においては、上ケース部分3
の側に面してる基板表面13aに、回路パターンが形成
されていると共に、ICチップ等の回路素子が搭載され
ていおり、これらは、回路基板13とシールド板15に
よって上下がシールドされた状態とされている。反対側
の基板表面13bには、電池装着部17に対応する部分
に、電池装着部の側に向けて2組の接続端子板131、
132、133が突出している。この回路基板13は、
上記の入力端子金具81の締結用の2本のねじ83、8
3によって、上ケース部分3の側に固定されている。ま
た、回路基板13の中央位置には、ねじ孔135が形成
されており、これに対応する上ケース部分3の位置に
は、ねじ孔136が形成されており、この位置において
も、回路基板13は締結用のねじ137によって上ケー
ス部分3の側に固定されている。さらには、上ケース部
分3の上側の側壁部分340の内側面には一対の係合突
起361、361が形成されていると共に、これに隣接
する位置には、それぞれ、上ケース部分3の上壁部分3
10から厚さ方向Aに起立した支持壁363、364が
形成されている(図4参照)。回路基板13の一方の縁
端は、これらの係合突起および支持壁の間に挟まれた状
態で保持される。
【0041】(シールド板の構造)図10に示すよう
に、回路基板13と上ケース部分3との間に配置されて
いるシールド板15は、液晶パネル14に対峙する部分
に、一対の弾性突起16、16が形成されている。各弾
性突起16は、シールド板15をコの字形状に切り欠
き、切り欠かれた部分の先端に液晶パネル14の側に突
出した突起が形成された構成となっている。したがっ
て、シールド板15を挟み、回路基板13を上ケース部
分3の側に3本のねじ83、83、137によって固定
した状態においては、これらの弾性突起16、16の先
端によって、弾性的に、液晶パネル14は上ケース部分
3における透明な表示部分7の側に押しつけ固定された
状態になる。
【0042】したがって、本例のように弾性突起を形成
して液晶パネル14を押しつけ固定するように構成すれ
ば、デジタルマルチメータ1を落とした場合等において
衝撃力が作用しても、液晶パネル14を押しつけている
弾性突起16、16の部分が緩衝材として機能する。よ
って、液晶パネル14に対して直接に大きな衝撃力が作
用することを回避できる。このように、本例においては
弾性突起を配置することにより、耐衝撃性に優れた液晶
パネル取付け構造が構成されている。
【0043】さらに、本例のシールド板15において
は、下ケース部分4の側に形成された電池装着部17に
対応した部分には、下ケース部分4の側に向けて垂直に
延びる一対の電池押さえ用突起19、19が形成されて
いる。これらの突起19、19は、回路基板13に形成
された貫通孔191、191を貫通して、電池装着部1
7の側に突出している。図3(B)に示すように、これ
らの突起19は、その先端が、電池装着部17に装着さ
れた2本の電池18の上方側の外周面に丁度当たるよう
な長さに設定されている。
【0044】ここに、下ケース部分4の側に形成されて
いる電池装着部17の構成を説明する。図5に示すよう
に、この電池装着部17は、下ケース部分4の下壁部分
410において6箇所の位置に形成した仕切り壁171
乃至176を備え、これらの仕切り壁によって、二本の
電池18、18の平面方向Bにおける移動が拘束され
る。また、電池外周面に対応する湾曲面を備えた3本の
抜け防止片177、178、179が形成されており、
これらによって、ケース厚さ方向Aに向けての電池の抜
けが防止されている。しかるに、2本の抜け防止片17
7、178と、これに対峙している1本の抜け防止片1
79との間は、電池の着脱が可能な幅となっており、し
たがって、落下時などにおいて衝撃が加わると、電池1
8が装着部17から抜け出て、回路基板13等に衝突し
て、これを破損してしまう等のおそれもある。
【0045】しかし、本例においては、上記のように、
シールド板15に一対の電池押さえ用突起19、19を
形成してあり、これら一対の突起により、装着部17に
装着された2本の電池は、下ケース部分4の側に向けて
押しつけ固定された状態にある。したがって、衝撃力が
加わったとしても、これらの突起19によって電池が抜
け出ることがない。また、従来のように、電池が回路基
板13の側に搭載された構成とはなっていない。したが
って、耐衝撃性に優れたデジタルマルチメータを実現で
きる。
【0046】また、本例においては、シールド板15
は、ねじ137によって上ケース部分3の側に固定され
ている。したがって、ねじにより、回路基板との電気的
シールドをとることができる。
【0047】(回路素子等の固定構造)次に、本例にお
いては、回路基板13上に搭載されている回路素子のう
ち、重量のある素子、あるいは衝撃等により揺れて外れ
るおそれのある素子を固定するための機構が構成されて
いる。
【0048】まず、本例では、図3(C)から最も良く
分かるように、シールド板15の回路基板13の側の表
面には、回路基板上に半田付けされている水晶振動子1
38が衝撃によって揺れ動き、そこから離脱してしまう
ことを防止するための押さえ板155が形成されてい
る。ここで、水晶振動子は通常は回路基板上に接着され
て固定されるが、このような固定方法は工数がかかると
いう問題がある。これに対して本例のように押さえ板1
55を形成しておけば、このような接着工程を省略で
き、しかも、素子を固定することができるので好まし
い。
【0049】また、本例では、回路ヒューズ139が、
図3(A)、(B)から分かるように、入力端子装着部
82の表面に配置されている。このヒュース139が、
衝撃等が作用したときに、横方向(厚さ方向Aに直交す
る方向)に移動して、そこから抜け出ることがないよう
に、下ケース部分4には、外れ止め用の一対の爪48
1、481が形成されている。
【0050】なお、シールド板15には、一対の孔15
1、151が形成されており、ここを介して、ラバーキ
ーの接点が回路基板13の側に接触可能となっている。
また、シールド板15の一方の縁端には、細長い矩形の
開口152が形成されており、ここには、矩形の導電ゴ
ム153が装着されており、これを介して、回路基板1
4の側と、液晶パネル14の側との電気的接続が形成さ
れている。
【0051】次に、本例においては、前述したように、
入力端子金具81が、その頭部811に形成された平坦
面813が回路基板13の側に面する状態に取付けられ
ており、回路基板13の側からねじ込まれたねじ83に
よって、この平坦面813が回路基板13の表面に形成
された入力端子接続部(図示せず)に密着固定されてい
る。このように、ねじ止めにより入力端子金具81と回
路基板13との間の電気的接点を固定しているので、従
来のような半田付け等による接点に比べて、落下、衝撃
に対する強度が高い。
【0052】なお、本例においては、ヒューズおよび水
晶振動子を固定するための構造を備えているが、これら
の素子以外の素子であっても、必要に応じて同様な固定
構造を採用すればよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデジタル
マルチメータにおいては、シールド板に形成した弾性突
起によって、表示パネルを上ケース部分の側に向けて弾
性力により押しつけた構成を採用している。したがっ
て、衝撃等が作用した場合には、この弾性突起が緩衝部
材として機能するので、衝撃力が直接に表示パネルに作
用して、これを破損してしまうことを回避できる。
【0054】また、本発明では、シールド板に形成した
電池押さえ用突起により、内蔵の電池を外装ケースに対
して押しつけた構成を採用している。このように、重量
のある電池を外装ケースの側に固定しておくことによ
り、衝撃、振動が作用した場合に、電池が揺れ、あるい
は装着部分から外れて隣接する他の回路素子、あるいは
回路基板等を破損してしまうことを防止できる。
【0055】さらに、本発明では、シールド板を外装ケ
ースの側に支持する構成を採用している。この構成によ
れば、衝撃、振動が、内部の回路基板に伝わることな
く、シールド板および外装ケースの側だけに伝わるの
で、内部の回路基板、そこに搭載されている回路素子
を、衝撃から保護することができる。
【0056】次に、本発明では、デジタルマルチメータ
の外装ケースを構成している上ケース部分および下ケー
ス部分の少なくとも一方に、回路基板の表面に搭載され
ている回路素子群のうちの少なくとも一つの回路素子を
固定するための押さえ用突起を形成し、これを用いて回
路素子を固定するようにしている。この構成によれば、
衝撃等によって回路基板上から外れる恐れの高い回路素
子あるいは重量のある回路素子が、衝撃、振動によっ
て、回路基板上から離脱する等の弊害を防止できる。
【0057】一方、本発明においては、衝撃、振動等に
よって外れるおそれのある、外部端子との接続を形成す
るための入力端子金具の部分を、回路基板に対してねじ
止め固定した構成としたことを特徴としている。これに
より、この部分の耐衝撃性等を改善することができる。
【0058】以上のように、本発明によれば、落下、衝
撃に対する強度の高いデジタルマルチメータを実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるデジタルマルチメータ
の外観斜視図である。
【図2】図1のデジタルマルチメータの分解斜視図であ
る。
【図3】図1のデジタルマルチメータの内部構成を示す
図であり、(A)は各部分の配置状態を示す説明図、
(B)はその3B−3B線で切断した部分の断面図、
(C)はその3C−3C線で切断した部分の断面図であ
る。
【図4】図1のデジタルマルチメータの上ケース部分を
示す図であり、(A)はその裏面図、(B)はその4B
−4B線で切断した部分の断面図、(C)はその4C−
4C線で切断した部分の断面図である。
【図5】図1のデジタルマルチメータの下ケース部分を
示す図であり、(A)はその平面図、(B)はその5B
−5B線で切断した部分の断面図、(C)はその5C−
5C線で切断した部分の断面図、(D)はその5D−5
D線で切断した部分の断面図、(E)はその5E−5E
線で切断した部分の断面図、(F)はその5F−5F線
で切断した部分の断面図である。
【図6】図1のデジタルマルチメータの上ケース部分と
下ケース部分の封止構造を説明するための拡大部分断面
図である。
【図7】図1のデジタルマルチメータの上ケース部分と
下ケース部分の封止構造を説明するための拡大部分断面
図である。
【図8】図1のデジタルマルチメータにおけるラバーキ
ーの取付け部分の封止構造を説明するための拡大部分断
面図である。
【図9】図1のデジタルマルチメータにおける入力端子
金具を示す図であり、(A)はその平面図、(B)はそ
の9B−9B線で切断した部分の断面図、(C)はその
頭部側の側面図である。
【図10】図1のデジタルマルチメータにおけるシール
ド板を示す図であり、(A)はその平面図、(B)はそ
の10B−10B線で切断した部分の断面図、(C)は
その10C−10C線で切断した部分の断面図である。
【符号の説明】
1・・・デジタルマルチメータ 2・・・外装ケース 3・・・上ケース部分 4・・・下ケース部分 5・・・ロータリースイッチのつまみ 6・・・ラバーキー 7・・・表示部分 8・・・外部端子挿入孔 11・・・パッキン 12・・・ケース止めねじ 13・・・回路基板 14・・・液晶パネル 15・・・シールド板 16・・・弾性突起 17・・・電池装着部 18・・・電池 19・・・電池押さえ用突起 31・・・係合突起 41・・・係合溝 81・・・入力端子金具 813・・・平坦面 83・・・ねじ 137・・・ねじ 138・・・水晶振動子 139・・・ヒューズ 155・・・水晶振動子押さえ用の仕切り板 481・・・ヒューズ押さえ用の爪

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケース部分および下ケース部分から外
    装ケースが構成され、当該外装ケースの内部には、測定
    用の回路素子等が搭載された回路基板と、この回路基板
    上に搭載されている回路素子群をシールドするためのシ
    ールド板と、電池と、前記上ケース部分に形成された透
    明表示部分の裏面に位置する表示パネルとが配置されて
    いるデジタルマルチメータにおいて、前記シールド板
    は、前記表示パネルを上ケース部分の側に向けて弾性力
    により押しつけている弾性突起を備えていることを特徴
    とするデジタルマルチメータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記シールド板は、
    更に、前記電池を前記外装ケースに対して押しつける電
    池押さえ用突起を備えていることを特徴とするデジタル
    マルチメータ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記シールド板は、
    前記回路基板と前記上ケースの間において前記外装ケー
    スの側に支持された状態に配置され、このシールド板に
    対応する下ケース部分の位置には前記電池を装着する電
    池装着部が形成されており、前記電池押さえ用突起は、
    前記シールド板から前記回路基板を貫通して前記電池装
    着部の側に向けて突出していることを特徴とするデジタ
    ルマルチメータ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記上ケース部分お
    よび下ケース部分の少なくとも一方には、前記回路基板
    の表面に搭載されている回路素子群のうちの少なくとも
    一つの回路素子を固定するための押さえ用突起が形成さ
    れていることを特徴とするデジタルマルチメータ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記押さえ用突起は
    前記下ケース部分に形成されたヒューズ押さえ用突起で
    あることを特徴とするデジタルマルチメータ。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、前記シール
    ド板には、前記回路基板に搭載されている回路素子群の
    うちの少なくとも一つの回路素子を固定するための押さ
    え用突起が形成されていることを特徴とするデジタルマ
    ルチメータ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記押さえ用突起は
    水晶振動子押さえ用突起であることを特徴とするデジタ
    ルマルチメータ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のうちの何れかの項に
    おいて、外部端子との接続を形成するための入力端子金
    具を備えており、この入力端子金具は、前記回路基板に
    対してねじ止め固定されていることを特徴とするデジタ
    ルマルチメータ。
  9. 【請求項9】 上ケース部分および下ケース部分から外
    装ケースが構成され、当該外装ケースの内部には、測定
    用の回路素子等が搭載された回路基板と、この回路基板
    上に搭載されている回路素子群をシールドするためのシ
    ールド板と、電池と、前記上ケースに形成された透明表
    示部分の裏面に位置する表示パネルとが配置されている
    デジタルマルチメータにおいて、前記シールド板は、前
    記電池を前記外装ケースに対して押しつける電池押さえ
    用突起を備えていることを特徴とするデジタルマルチメ
    ータ。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記シールド板
    は、前記回路基板と前記上ケースの間において前記外装
    ケースの側に支持された状態に配置され、このシールド
    板に対応する下ケース部分の位置には前記電池を装着す
    る電池装着部が形成されており、前記電池押さえ用突起
    は、前記シールド板から前記回路基板を貫通して前記電
    池装着部の側に向けて突出していることを特徴とするデ
    ジタルマルチメータ。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記上ケース部
    分および下ケース部分の少なくとも一方には、前記回路
    基板の表面に搭載されている回路素子群のうちの少なく
    とも一つの回路素子を固定するための押さえ用突起が形
    成されていることを特徴とするデジタルマルチメータ。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記押さえ用突
    起は前記下ケース部分に形成されたヒューズ押さえ用突
    起であることを特徴とするデジタルマルチメータ。
  13. 【請求項13】 請求項11または12において、前記
    シールド板には、前記回路基板に搭載されている回路素
    子群のうちの少なくとも一つの回路素子を固定するため
    の押さえ用突起が形成されていることを特徴とするデジ
    タルマルチメータ。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記押さえ用突
    起は水晶振動子用の押さえ用突起であることを特徴とす
    るデジタルマルチメータ。
  15. 【請求項15】 請求項9ないし14のうちの何れかの
    項において、外部端子との接続を形成するための入力端
    子金具を備えており、この入力端子金具は、前記回路基
    板に対してねじ止め固定されていることを特徴とするデ
    ジタルマルチメータ。
  16. 【請求項16】 上ケース部分および下ケース部分から
    外装ケースが構成され、当該外装ケースの内部には、測
    定用の回路素子等が搭載された回路基板と、この回路基
    板上に搭載されている回路素子群をシールドするための
    シールド板と、電池と、前記上ケースに形成された透明
    表示部分の裏面に位置する表示パネルとが配置されてい
    るデジタルマルチメータにおいて、前記上ケース部分お
    よび下ケース部分の少なくとも一方には、前記回路基板
    の表面に搭載されている回路素子群のうちの少なくとも
    一つの回路素子を固定するための押さえ用突起が形成さ
    れていることを特徴とするデジタルマルチメータ。
  17. 【請求項17】 請求項16において、前記押さえ用突
    起は前記下ケース部分に形成されたヒーズ押さえ用突起
    であることを特徴とするデジタルマルチメータ。
  18. 【請求項18】 請求項16まはた17において、前記
    シールド板には、前記回路基板に搭載されている回路素
    子群のうちの少なくとも一つの回路素子を押しつけ固定
    するための押さえ用突起が形成されていることを特徴と
    するデジタルマルチメータ。
  19. 【請求項19】 請求項18において、前記押さえ用突
    起は水晶振動子押さえ用突起であることを特徴とするデ
    ジタルマルチメータ。
  20. 【請求項20】 請求項18または19において、前記
    シールド板は、外装ケースの側に支持された状態で配置
    されていることを特徴とするデジタルマルチメータ。
  21. 【請求項21】 請求項16ないし20のうちの何れか
    の項において、外部端子との接続を形成するための入力
    端子金具を備え、この入力端子金具は、前記回路基板に
    対してねじ止め固定されていることを特徴とするデジタ
    ルマルチメータ。
  22. 【請求項22】 上ケース部分および下ケース部分から
    外装ケースが構成され、当該外装ケースの内部には、測
    定用の回路素子等が搭載された回路基板と、この回路基
    板上に搭載されている回路素子群をシールドするための
    シールド板と、電池と、前記上ケースに形成された透明
    表示部分の裏面に位置する表示パネルとが配置されてい
    るデジタルマルチメータにおいて、前記シールド板に
    は、前記回路基板に搭載されている回路素子群のうちの
    少なくとも一つの回路素子を固定するための押さえ用突
    起が形成されていることを特徴とするデジタルマルチメ
    ータ。
  23. 【請求項23】 請求項22において、前記押さえ用突
    起は水晶振動子押さえ用突起であることを特徴とするデ
    ジタルマルチメータ。
  24. 【請求項24】 請求項22または23において、前記
    シールド板は、外装ケースの側に支持された状態で配置
    されていることを特徴とするデジタルマルチメータ。
  25. 【請求項25】 請求項22ないし24のうちの何れか
    の項において、外部端子との接続を形成するための入力
    端子金具を備え、この入力端子金具は、前記回路基板に
    対してねじ止め固定されていることを特徴とするデジタ
    ルマルチメータ。
  26. 【請求項26】 上ケース部分および下ケース部分から
    外装ケースが構成され、当該外装ケースの内部には、測
    定用の回路素子等が搭載された回路基板と、この回路基
    板上に搭載されている回路素子群をシールドするための
    シールド板と、電池と、前記上ケースに形成された透明
    表示部分の裏面に位置する表示パネルとが配置されてい
    るデジタルマルチメータにおいて、外部端子との接続を
    形成するための入力端子金具を備え、この入力端子金具
    は、前記回路基板に対してねじ止め固定されていること
    を特徴とするデジタルマルチメータ。
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