JPH07270301A - フロー式粒子画像解析方法およびその装置 - Google Patents

フロー式粒子画像解析方法およびその装置

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JPH07270301A
JPH07270301A JP6061819A JP6181994A JPH07270301A JP H07270301 A JPH07270301 A JP H07270301A JP 6061819 A JP6061819 A JP 6061819A JP 6181994 A JP6181994 A JP 6181994A JP H07270301 A JPH07270301 A JP H07270301A
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JP
Japan
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particle
particles
flow
image analysis
measurement mode
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JP6061819A
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Hideyuki Horiuchi
秀之 堀内
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第一の測定モードを正確に測定し、この結果
に基ずき、第二の測定モードを実施するフロー式画像解
析方法およびその装置を提供する。 【構成】 サンプル液流れ110に対して、粒子の種類
に応じて測定モードを切り替え、第一の測定モードで
は、サンプル流れ110を多量に流し、粒子検出部10
1が大径、少量の粒子を計数し、粒子分析部102が画
像処理をし、同時に粒子検出部101が、小径、多数の
粒子の個数を計数し、第二の測定モードでは、サンプル
流れ110を少量に流し、粒子検出部101が、小径、
多数の粒子の個数を計数し、粒子分析部102が画像処
理し、画像解析方法およびその装置を簡易化し、解析精
度を向上するように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロー式粒子画像解析
方法およびフロー式粒子画像解析装置に係り、粒子が懸
濁されたサンプル液を偏平状に連続的に流して画像を撮
影し、サンプル液中の粒子を分析するフロー式粒子画像
解析方法およびその装置に関するものである。特に、血
液または尿中の細胞や粒子を解析するのに利用される。
【0002】
【従来の技術】従来の粒子画像解析においては、血液中
の細胞や尿中の細胞や粒子を分類解析するには、スライ
ドガラス上に標本を作成し顕微鏡にて観察することによ
りなされてきた。尿の場合には、尿中の粒子濃度が薄い
ため、サンプルをあらかじめ遠心分離器で濃縮してから
観察している。
【0003】これらの観察、検査の作業を自動化する方
法または装置としては、血液などのサンプル試料をスラ
イドガラス上に塗沫したあと顕微鏡にセットし、顕微鏡
ステージを自動的に走査し、粒子の存在する位置で顕微
鏡ステージを止めて静止粒子画像を撮影し、画像処理技
術による特徴抽出およびパターン認識手法を用い、サン
プル試料中にある粒子の分類・解析等がなされている。
【0004】しかし、上記手法では標本作成に時間が掛
ること、さらに顕微鏡ステージを機械的に移動しながら
粒子を見つけ、粒子を適切に画像取り込み領域へ移動さ
せる作業が必要である。そのため、解析に時間を要した
り、機械機構が複雑になるという欠点がある。そこで、
上記のような塗沫標本を作成せず、検査の高精度化と省
力化を図るため、清浄液であるシース液を外層とし、前
記外層シース液の内層にサンプル液を流し、このサンプ
ル液を極めて偏平な流れにするフローセルを用いるフロ
ー式粒子画像解析技術があり、例えば特表昭57−50
0995号公報、特開昭63−94156号公報、特開
平4−72544号公報に開示されている。
【0005】これらのフロー式粒子画像解析装置におい
ては、フローセル中を移動するサンプル液を、例えばビ
デオカメラで撮像する。そして、撮像した静止画像を画
像処理することにより、サンプル中の粒子を分類・計数
を行うものである。さらに、精度を向上させるため、サ
ンプル中の粒子の態様に応じて倍率を変更して、サンプ
ル中の粒子を撮像するフロー式粒子画像解析装置とし
て、特開平3−105235号公報および特開平4−3
09841号公報に記載された粒子画像解析装置があ
る。
【0006】さらに、サンプル液の画像取り込みのた
め、静止粒子画像撮像系とは別個に、フロー上流に設置
された粒子検出系により粒子検出を行い、適当なタイミ
ングで撮像用パルス光を点灯させ、その粒子静止画像を
撮像するフロー式粒子画像解析装置がある。これに関し
ては、例えば特開昭63−94156号公報、特開平4
−72545号公報にその技術が開示されている。この
方法は、前記パルス光の点灯を周期的にせず、サンプル
液中の粒子を検出して、その時だけ撮像するものであ
り、効率よく画像処理することができ、サンプル中の粒
子の計数、分類の測定精度が改善される。
【0007】上記従来技術は、測定精度の向上のため種
々の工夫がなされているが、測定対象粒子の態様に応じ
る工夫が不十分であった。例えば、粒子が少なければ、
より多く測定したいという要請がある。粒子が多けれ
ば、特定粒子をより多く測定したいという要請がある。
この要請に応える技術として、上記のように粒子検出系
を静止粒子画像撮像系とは別個に構成していないが、二
つの測定モードを備え、第一の測定モードによるサンプ
ルの測定結果を判断し、第二の測定モードを実施するか
どうか判断する技術がある。これに関するものとして
は、特開昭60−501624号公報記載の技術があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように測定対象
粒子の態様に応じる工夫がなされているが、粒子検出系
を静止粒子画像撮像系とは別個に構成していない、例え
ば特開昭60−501624号公報記載の技術では、次
のような問題が存在する。サンプル中の粒子数を正しく
知るためには、全サンプルをくまなく画像処理し粒子数
を計数しなければならない。一般に、一つの画像に相当
するサンプル体積は、視野の大きさと顕微鏡対物レンズ
の焦点深度とから自ずと決まるので、サンプルを忠実に
画像撮影すると、画像撮影された測定サンプル体積の和
は、おのずから定まってくる。
【0009】サンプル中の粒子濃度が小さな標本では、
必要な測定精度を得るために顕微鏡対物レンズの焦点深
度を大きくしなければならず、そのため、一つの画像に
相当するサンプル体積が小さくなり、したがって全サン
プルをくまなく画像撮影する時間が長くなるという問題
があった。また、前記粒子濃度が小さいサンプルでは、
粒子が処理画面に存在しない場合が大部分といった状態
も出現する。
【0010】しかも、上述特開昭60−501624号
公報記載技術では、第一の測定モードにおいては、でき
るだけサンプル測定体積を大きくする必要から、顕微鏡
撮像光学系の撮影倍率を小さくして撮像する。第二の測
定モードでは、撮影倍率を大きくして詳細な画像処理を
する。そのため、第一の測定モードでの画像は、分解能
が悪いため粒子分類精度が悪く、小さいサイズの粒子の
処理が事実上できない。このように、第一の測定モード
を低倍率モードで動作させ、画像分解能が悪いため、サ
ンプル中の微小粒子の処理が正しく行われず、正しくな
い結果を基づき判断し、第二の測定モードが実施され
る。したがって。第一の測定モードではより正確な判断
データが必要であるという問題があった。
【0011】また、特開平3−105235号公報記載
の技術では、二つの測定モードを有し、二つの測定モー
ドにおけるそれぞれ測定対象粒子を限定しているが、第
一の測定モードの結果により、第二の測定を行うかどう
かの判断機能を具備していない。さらに、第一の測定モ
ードおよび第二の測定モードの撮像倍率を変えているた
め、低倍率動作では小サイズの粒子の分解能が不足する
という問題がある。さらに、測定サンプル体積を多くす
る目的で撮像領域のサンプル厚さを厚くしているため、
小サイズ粒子の焦点が合わず、良質な画像を撮影できな
い問題が存在する。
【0012】また、上述したように測定サンプル体積を
増大させるため、撮像倍率を小さくすること、サンプル
厚さを厚くすることと共に、サンプル流速を速くするこ
ともなされている。前記のサンプル流速を速くすると、
いわゆるデットタイムのため、画像処理される粒子数が
減少する問題が発生する。一般に、静止画像を撮像する
CCDTVカメラに撮影された画像信号は、2フィール
ドの時間をかけて信号を読み出すため、読み出しの時間
内に次の粒子が撮像領域に流れてきても画像を撮影でき
ない、いわゆるデットタイムが存在する。前記デットタ
イム中に、粒子が粒子検出系を通過した場合に、撮像用
のパルス光を点灯させると多重露光となり、正常な画像
が撮像出来ない。サンプル液の粒子濃度が大きくなると
この影響が強く出てくる問題がある。
【0013】また、顕微鏡画像の倍率を小さくし、TV
カメラ撮像視野を広くする方法においては、光学系の倍
率切り替え、光量調節、画像周辺の光量不足、撮像粒子
画像の分解能が低下し、粒子識別能力が悪い等の問題が
発生する。
【0014】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、フロー式粒子画像解析方法お
よびその装置において、画像撮影時間が短く、画像分解
率のよい、良質な画像が得られるとともに、第一の測定
モードを高倍率で動作させ、その測定結果を正確に判断
させ、第二の測定モードの測定結果をより正しく制御す
る手段を設け、粒子解析、分類精度を向上させるフロー
式粒子画像解析方法およびその装置を提供することをそ
の目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るフロー式粒子画像解析方法の構成は、
粒子を懸濁したサンプル液を清浄液でシールし、フロー
セル中を流し、前記フローセル中のサンプル液の粒子を
検出し、前記検出信号により前記サンプル液に光線を照
射して前記粒子の画像を撮像し、前記撮像画像の粒子を
分類するフロー式粒子画像解析方法において、前記サン
プル液量が増減されるフローセルを用い、一の粒子検出
法と他の一の粒子検出法とを有し、同一倍率で画像を撮
像し、一の粒子抽出法と他の一の粒子抽出法とを有し、
対象粒子に応ずる第一、第二の測定モードを設け、前記
第一の測定モードは、前記サンプル液量を増加させ、一
の検出法により粒子を検出し、前記一の粒子検出法によ
る画像から粒子の計数、分類するとともに、他の一の粒
子検出法の検出信号より粒子個数を計数し、前記第二の
測定モードは、前記サンプル液量を減少させ、上記他の
一の粒子検出法により粒子を検出し、前記他の一の粒子
検出法による画像から粒子の計数、分類することを特徴
とする。
【0016】前項記載のフロー式粒子画像解析方法にお
いて、前記光線照射方向と前記サンプル液の通過方向と
の両方向に直交する方向の当該サンプル液の寸法が一定
なフローセルを用い、前記サンプル液を増加させる場合
は、このサンプル液の前記光線照射方向の寸法とその流
速を増し、前記サンプル液を減少させる場合は、このサ
ンプル液の前記光線照射方向の寸法とその流速を減じ、
前記一の粒子検出法は、前記サンプル液中の大径、か
つ、少数の粒子を検出し、前記他の一の粒子検出法は、
前記サンプル液中の小径、かつ、多数の粒子を検出する
ことを特徴とする。
【0017】前項記載のフロー式粒子画像解析方法にお
いて、前記第一の測定モードにおける前記他の一の粒子
検出法による粒子計数値から、前記第二の測定モードの
実施を判断することを特徴とする。前項記載のフロー式
粒子画像解析方法において、前記第二の測定モードは、
前記一の粒子検出法による検出粒子と、前記他の一の粒
子検出法による検出粒子との両方の全検出粒子を測定対
象とすることを特徴とする。前項記載のフロー式粒子画
像解析方法において、前記第一の測定モードにおける前
記他の一の粒子検出法による粒子計数値から、前記第一
の測定モードの継続、前記第二の測定モードの実施、ま
たは測定中止のいずれかを判断することを特徴とする。
前項記載のフロー式粒子画像解析方法において、前記第
一の測定モードにおける前記他の一の粒子検出法より得
られたデータから複数種の粒子数を計数し、それら複数
の粒子計数値により、前記第二の測定モードの実施を判
断することを特徴とする。
【0018】前項記載のフロー式粒子画像解析方法にお
いて、前記粒子検出法は、その粒子のサイズ情報に基ず
くものであることを特徴とする。前項記載のフロー式粒
子画像解析方法において、前記粒子検出法は、その粒子
から発せられる蛍光散乱信号情報に基ずき、蛍光散乱信
号の大小関係を利用することを特徴とする。前項記載の
フロー式粒子画像解析方法において、前記検出粒子が、
生物細胞、血液成分、尿中沈渣成分であることを特徴と
する。
【0019】また、上記目的を達成するために、本発明
に係るフロー式粒子画像解析装置の構成は、粒子を懸濁
したサンプル液を清浄液でシールして流すフローセル
と、前記フローセル中のサンプル液の粒子を検出する粒
子検出手段と、前記検出信号により前記サンプル液に光
線を照射して前記粒子の画像を撮像する撮像手段と、前
記撮像画像の粒子を分類する粒子分類手段とを具備する
フロー式粒子画像解析装置において、フローセルは、前
記サンプル液量を増減できるフロー系制御部を有し、粒
子検出手段は、一の粒子検出回路と他の一の粒子検出回
路とを有し、前記撮像手段は同一倍率で画像を撮像し、
前記粒子分類手段は、対象粒子に応ずる第一、第二の測
定モードを選択する選択部を設け、前記第一の測定モー
ドが選択された場合は、前記サンプル液量を増加させ、
一の検出回路により粒子を検出し、前記一の粒子検出回
路による画像から粒子の計数、分類をするとともに、他
の一の粒子検出法の検出信号により粒子個数を計数し、
前記第二の測定モードが選択された場合は、前記サンプ
ル液量を減少させ、前記他の一の粒子検出回路により粒
子を検出し、前記他の一の粒子検出回路による画像から
粒子の計数、分類をするように構成したことを特徴とす
る。
【0020】前項記載のフロー式粒子画像解析装置にお
いて、前記フローセルは、前記光線照射方向と前記サン
プル液の通過方向との両方向に直交する方向の当該サン
プル液の寸法が一定になるように構成され、前記フロー
系制御部は、前記サンプル液を増加させる場合は、この
サンプル液の前記光線照射方向の寸法とその流速を増
し、前記サンプル液を減少させる場合は、このサンプル
液の前記光線照射方向の寸法とその流速を減じ、前記一
の粒子検出法は、前記サンプル液中の大径、かつ、少数
の粒子を検出し、前記他の一の粒子検出法は、前記サン
プル液中の小径、かつ、多数の粒子を検出するように構
成したことを特徴とする。
【0021】前項記載のフロー式粒子画像解析装置にお
いて、前記第一の測定モードにおける前記他の一の粒子
検出回路による粒子計数値から、前記第二の測定モード
の実施を判断するように構成したことを特徴とする。前
項記載のフロー式粒子画像解析装置において、前記第二
の測定モードは、前記一の粒子検出回路による検出粒子
と、前記他の一の粒子検出回路による検出粒子との両方
の全検出粒子を測定対象とするようにしたことを特徴と
する。前項記載のフロー式粒子画像解析装置において、
前記第一の測定モードにおける前記他の一の粒子検出回
路による粒子計数値から、第一の測定モードの継続、前
記第二の測定モードの実施、または測定中止のいずれか
を判断するように構成したことを特徴とする。
【0022】前項記載のフロー式粒子画像解析装置にお
いて、前記第一の測定モードにおける前記他の一の粒子
検出回路より得られたデータから複数種の粒子数を計数
し、それら複数の粒子計数値により、第二の測定モード
の実施を判断するように構成したことを特徴とする。前
項記載のフロー式粒子画像解析装置において、前記粒子
検出回路は、その粒子のサイズ情報に基ずくものである
ことを特徴とする。前項記載のフロー式粒子画像解析装
置において、前記粒子検出回路は、その粒子から発せら
れる蛍光散乱信号情報に基ずき、蛍光散乱信号の大小関
係を利用することを特徴とする。
【0023】
【作用】上記各技術的手段は、次ぎの如き働きを有す
る。本発明の構成によれば、サンプル液中の対象を定め
た二つの粒子検出回路と、二つの測定モードとを有し、
第一の測定モードでは、一の検出回路により粒子検出が
なされ、その画像より粒子の計数および分類がなされ、
同時に、他の一の検出回路により粒子個数を計数され、
第二の測定モードにおいて、前記他の一の粒子検出回路
により粒子検出がなされ、その画像より計数、分類がな
されるので、粒子の種類に応じて第一の測定モードと、
第二の測定モードとを選択し、粒子の分類、解析精度を
上げ、測定精度を向上させることができる。
【0024】また、第一の測定モードにおける他の一の
粒子検出回路を第二の測定モードの粒子検出回路に用い
るため、第一の測定モードの他の一の粒子検出回路によ
る粒子の検出計数値から第二の測定モードの粒子濃度の
予測ができ、第二の測定モードを実施するかどうか判断
することができる。第一の測定モードの測定結果から第
二の測定モードを実行する、実行しない、第一の測定モ
ードを継続させるなどの判定が出来るため、粒子画像解
析の効率、粒子画像解析の測定精度を向上させる。
【0025】すなわち、第一の測定モードにおける他の
一の粒子検出回路により得られた粒子計数値により、第
二の測定モードにおいて対象となる粒子計数値を把握す
ることができ、把握した数値を所定値と比較することが
できる。所定値として、生体サンプルにおいて正常値と
される値の一定範囲に設定されている場合、把握した数
値が前記範囲にあれば、サンプルは正常と判断され、第
二の測定モードを実行する必要がないことがある。逆
に、正常値の一定範囲から外れている場合に、第二の測
定モードを実行することができる。
【0026】また、第二の測定モードにおいて、一の粒
子検出回路と、他の一の粒子検出回路とを併用し、粒子
検出手段を通過した全粒子を測定対象とすることができ
る。この場合、第二の測定モードにおいて、一の粒子検
出回路の対象粒子を引き続いて処理するため、前記粒子
の数え落としを無くすことができる。
【0027】また、第一の測定モードにおける他の一の
粒子検出回路により得られた粒子計数値により、第一の
測定モードを継続して実施するか、第二の測定モードを
実施するか、または測定を中止することを決定ができる
ので、画像処理対象粒子のサンプル測定体積を増加せる
ことができ、測定精度が改善できる。
【0028】また、前記粒子の検出は、その粒子から発
せられる粒子のサイズ情報に基ずき、粒子からの光散乱
情報を用い、光散乱信号の大小関係、または、粒子検出
系の通過時間による大小関係、または両者の情報を併用
し、粒子の大小を識別することができる。また、前記粒
子の検出は、その粒子から発せられる蛍光散乱信号情報
に基ずき、蛍光散乱信号の大小関係を利用して、粒子種
類の識別をすることもできる。
【0029】さらに、第一の測定モードにおける他の一
の粒子検出回路により得られたデータにより複数種の粒
子を分類・計数し、第二の測定モードを実施するかどう
か判断するため、無駄な測定を省くことができる。
【0030】また、前記サンプル液の幅が変化しないフ
ローセルを用い、サンプル液量の増減は、流速およびサ
ンプル厚さの増減にて対応するるので、前記複数の測定
モードにおいて、粒子画像撮像倍率を同一として撮像す
ることができるので、画像分解能に起因する間違いを少
なくすることができる。画像撮像倍率が同一であるの
で、装置の構成を簡単にすることができ、複数の測定モ
ードにおいて、同一方法により画像処理および粒子分類
処理をすることができる。
【0031】また、粒子検出とともに粒子計数するた
め、いわゆる画像処理におけるデットタイムによる粒子
の数え落としがあっても、サンプル中の粒子数を正しく
知ることができる。また、サンプル液および清浄液の流
量を制御し、前記サンプル液の照射光軸方向の厚さを制
御するので、測定体積が増加し、測定精度が改善され
る。
【0032】一つの測定モードにおいて、複数の測定対
象粒子を定め、別々に粒子検出し、一方は粒子分類処
理、他方は粒子計数させているため、例えば、サンプル
厚さが厚く、粒子画像が焦点外れのため画像がボケてい
ても、粒子検出および粒子計数は正しく行われる。
【0033】また、第一の測定モードの他の一の検出回
路において、第二の測定モードでの画像処理をしなくて
も、複数種の粒子を粒子検出信号の大きさおよび信号の
パルス幅などの検出パラメータにより、複数種の粒子を
計数するようにできる。これにより、第二の測定モード
を実行するあるいは実行しないの判断を正しく実行でき
る。
【0034】
【実施例】本発明に係るフロー式粒子画像解析方法およ
びその装置の一実施例を図1ないし図6を参照して説明
する。 〔実施例 1〕図1は、本発明の一実施例に係るフロー
式粒子画像解析方法に用いる解析装置の略示構成図、図
2は、図1の実施例におけるフローセルの構成を示す斜
視図、図3は、図2の実施例におけるノズルを内蔵する
セル部の略示斜視図、図4は、図2のフローセルにおけ
るサンプル液流れとノズルとの略示斜視図、図5は、図
2のフローセルにおける測定モード切り替えによるサン
プル液の変形説明図、図6は、図1のフロー式粒子画像
解析装置における解析動作の説明ブロック図である。
【0035】図1において、本発明の一実施例に係るフ
ロー式粒子画像解析方法に用いられる解析装置は、フロ
ー系制御部124により流れ量が調整され、幅が一定な
サンプル流れ110が流れるフローセル100と、異な
る二つの基準により前記サンプル流れ110内の粒子の
有無を検出する粒子検出部101と、前記粒子検出部1
01からの信号出力によりサンプル流れ110を撮像す
る画像撮像部102と、粒子の種類に応じて二つの測定
モードに切り替え、前記撮像画像中の粒子を分類識別す
る粒子解析部103とから構成されている。なお、本実
施例においては、画像撮像部102の撮像倍率は、つね
に同一の場合について説明する。
【0036】前記フローセル100は、その内部をサン
プル液S0と、前記サンプル液S0をシースするシース液
1とからなるサンプル流れ110が流れている。前記
フロー系制御部124は、前記サンプル液S0とシース
液S1との流量比を調整するようになっている。
【0037】前記粒子検出部101は、レーザ光を発射
する半導体レーザ源15と、前記レーザ光を平行なレー
ザ光束14に形成するコリメータレンズ16と、前記レ
ーザ光束14の一方向のみを集束するシリンドリカルレ
ンズ17と、この集束されたレーザ光束を反射する反射
鏡18と、前記反射レーザ光束を前記フローセル100
中の粒子に照射する微小反射鏡19と、前記粒子検出領
域を照射した照射光を通過させる顕微鏡対物レンズ5
と、ビームスプリッタ20と、絞り21と、それぞれ別
の検出基準により動作する二つの検出回路を有する光検
出回路22と、フラッシュランプ点灯制御回路23とを
備えている。
【0038】また、前記粒子検出部101は、粒子の有
無をその検出原理にしたがい粒子を検出する。この検出
原理は複数用意されている。検出原理としては、粒子サ
イズ情報に基づくものがある。粒子サイズ情報として
は、粒子検出系を粒子が通過する時間または光照射によ
る粒子からの散乱光情報を利用できる。すなわち、粒子
通過時間の大小は、粒子の大小関係に相当する。また、
光散乱情報の大小は、同じく通過粒子の大小関係を表
す。
【0039】また、別な検出原理としては、粒子からの
蛍光情報の信号大小関係を利用できる。また、粒子から
の蛍光信号の大小関係を利用して粒子を検出してもよ
い。粒子検出系に1次元イメージセンサを利用する場合
には、粒子内の複雑な形態情報も利用できる。また、サ
ンプル液に染色液を加える場合には色彩レベルにより粒
子を検出し、測定する粒子の径の大小に応じて判断する
色彩レベルを変えても差し支えない。
【0040】前記画像撮像部102は、前記粒子検出部
101から粒子検出信号をうけ、フラッシュランプ1へ
駆動信号を出力するフラッシュランプ駆動回路1aと、
前記駆動信号により点灯するフラッシュランプ1と、前
記フラッシュランプ1からの照射光を通過させ、前記フ
ローセル100中の粒子を照射するフィールドレンズ
2、視野絞り11、開口絞り12、顕微鏡コンデンサレ
ンズ3と、前記粒子の照射光を収束する顕微鏡対物レン
ズ5(本実施例においては、粒子検出部101の顕微鏡
対物レンズと共用されている)と、前記収束光をうけ前
記粒子を撮像するTVカメラ8とから構成されている。
【0041】前記粒子解析部103は、前記TVカメラ
8から出力される画像信号をデジタル信号に変換するA
D変換器24と、前記AD変換された画像信号を所定の
アドレスに記憶する画像メモリ25と、前記画像メモリ
25を制御する画像処理制御回路26と、前記画像メモ
リ25の記憶された画像信号を読みだして所定の基準に
より粒子の識別分類処理する特徴抽出回路27、識別回
路28、粒子数分析部40と、各部を制御する中央制御
部29と、画像表示部50とを備えている。また、前記
粒子数分析部40は、測定モード切り替え回路を備えて
いる。
【0042】上記粒子の識別分類処理は、通常行われて
いるパターン認識処理により自動的に行われる。この画
像処理結果と測定条件および画像処理された画像情報
が、中央制御部29から粒子数分析部40に送られる。
前記画像情報は、粒子分類結果と粒子分類に使われた粒
子識別特徴パラメータデータである。
【0043】前記粒子数分析部40においては、中央制
御部29、光検出回路22からの粒子検出信号、および
画像処理制御回路26からの制御信号をもとに、検出粒
子と粒子画像情報との対応関係を調べ、最終的な粒子画
像の分類識別結果の整理がなされる。これらの結果を基
にして、サンプル中の粒子濃度計算、視野換算粒子数計
算を行い、分析結果を中央制御部29に返送される。そ
の結果は、中央制御部29に送られ、必要に応じて表示
部50に出力表示される。
【0044】フローセル100を図2、3、4を参照し
詳細に説明する。図2に示されるように、フローセル1
00は、外側のケース部Kと、前記ケース部K内に配設
されるセル部Cと、前記セル部Cの入口近傍に配置され
るサンプル液用ノズル114とから構成され、通常ガラ
ス材により製作され透明となっている。前記ケース部K
は断面が長方形の角筒であり、その内側に前記セル部C
と前記サンプル液用ノズル114とが内設されるように
なっている。
【0045】図3に示す如く、前記セル部Cは、断面が
長方形状であり、その長手方向が流体の流れ方向となっ
ており、前記流れ方向の両端が、上記流体入口117、
流体出口118になり、その間を流路断面積が変化し、
平行流路部150と、縮流流路部151と、測定流路部
152と、減速流路部153とから構成される。
【0046】図4に示す如く、ノズル114は、その長
手方向をサンプル流れ方向とし、その両端面がサンプル
液S0の入口115、サンプル液S0の出口116となっ
ている。その形状は、前記サンプル液S0の流れ方向に
向かって前記出口116まで断面形状がほぼ同一の長方
形状のままであるが、サンプル出口116の先端からは
サンプル流れ方向に対して縮小する形となっている。
【0047】前記ノズル14は、前記サンプル流れ方向
に平行な図示左右の両側面にはサンプルガイド113が
取り付けられている。このサンプルガイド113は、サ
ンプル液S0の液流を間にして互いに対向する一対の板
状部材であり、その長さは出口116から前記セル部C
平行流路部150の真中部付近まで延びている。前記サ
ンプルガイド113と直交する図示上下の両面にも、サ
ンプルガイドが設けられ、その上面は、層流形成のため
の切り欠き部となっている。
【0048】また、前記ノズル14の断面は長方形状を
形成し、前記サンプル流れ方向と直交する方向、かつ、
前記サンプルガイド113の間を幅方向として長辺と
し、前記サンプルガイド113と直交する図示上下のサ
ンプルガイド両面間を厚さ方向として短辺となってい
る。前記サンプルガイド113は、サンプル液S0の前
記幅方向の寸法を一定にする働きがある。
【0049】前記平行流路部150は、前記入口117
から前記縮流流路部151の接合部分までは、前記サン
プル液S0の流れ方向に垂直な断面が、四角形状、か
つ、一定である。前記入口117には、前記流れ方向に
垂直な断面の四角形の交点が上記ノズル114が形成す
る長方形の対角線交点と一致するように、前記ノズル1
14が設けられる。したがって、前記入口117の形成
する四角形の内側に、前記ノズル114の形成する長方
形が含まれる形状となっている。
【0050】前記縮流流路部151は、平行流路部15
0と接合部分から測定流路部152の接合部分まで断面
形状が四角形状となっており、幅方向の寸法は変化せ
ず、厚さ方向の寸法が、測定流路部152に向かって徐
々に減少する形状である。
【0051】前記測定流路部152は、縮流流路部15
1の接合部分から減速流路部153の接合部分まで断面
形状が同一の四角形状のもので、中央部分には粒子検出
領域80と撮像領域90とが設けられている。前記粒子
検出領域80は、上記幅方向に延び、ほぼサンプル液S
0の幅と同じ長さの細長い形状である。前記撮像領域9
0は、前記粒子検出領域80の下流側に配置され、一辺
が、サンプル液S0の幅とほぼ同じ長さの寸法を有する
四角形状となっている。
【0052】前記減速流路部153は、測定流路部15
2の接合部分から出口118まで断面が四角形状のもの
で、幅方向の寸法は一定で、厚さ方向の寸法が、サンプ
ル液S0の流れ方向に沿って徐々に拡大する形状であ
る。
【0053】次に、フローセル100内における粒子1
60が懸濁したサンプル液S0と、シース液S1との流動
の状態について説明する。懸濁した粒子160が含まれ
るサンプル液S0は、サンプル液S0の入口115から、
シース液S1は、前記セル部Cの入口117から平行流
路部150に流入する。平行流路部150では、サンプ
ル液S0がノズル114の形状にしたがう層流となり、
この層流のサンプル液S0を内層としてシース液S1が外
層、すなわち被覆層となり、二重の層流が形成される。
【0054】このとき、サンプルガイドは、ノズル出口
116でのサンプル液S0の乱れを抑制するので、前記
ノズル出口116から前記セル部Cの出口118まで、
サンプル液S0の幅は、ほぼサンプルガイド113の幅
に保つことができる。また、サンプル液S0とシース液
1の流量比を調整すると、サンプルガイド113によ
りこのサンプル液S0の幅の寸法は一定に保たれ、厚さ
の寸法だけが変化する。
【0055】前記サンプル液S0が、上記縮流流路部1
51に流入すると、厚さ方向にのみが縮流する。例え
ば、幅寸法が200〜300μm、厚さ寸法が数μm〜
数10μm程度の超偏平サンプルとなる。この超偏平サ
ンプルが測定流路部152を通過すると、サンプル液S
0中の粒子160は、粒子検出領域80により検出さ
れ、撮像領域90で撮像される。そして、超偏平サンプ
ルが、減速流路部153を通過して、上記出口118か
ら流出する。前記減速流路部153も前記出口118に
向かって、除々に拡大するようになっているので、前記
サンプル液S0とシース液S1との二重層流が乱されな
い。
【0056】また、フローセル100は、サンプル液S
0とシース液S1との流量比に応じて測定流路部152の
超偏平サンプルの厚さが調整される。例えば、サンプル
液S0の流量が一定の場合に、シース液S1の流量が少な
くなると、幅は一定のままで超偏平サンプルの厚さが増
加し、シース液S1の流量が多くなると、幅は一定のま
まで超偏平サンプルの厚さが減少する。
【0057】次いで、図5を参照して上記サンプル液流
れ110の変形を詳しく説明する。図5は、上記フロー
セルにおける測定モード切り替えによるサンプル液の変
形説明図である。サンプル液S0中の粒子濃度が小さい
粒子を測定すモードの場合には、測定精度をあげるため
に、サンプル液S0の流速を速くすることにより測定サ
ンプル液体積を多くしても差し支えないが、それでも測
定体積が不足する場合には、図5(B)に示したよう
に、サンプル液S0の厚さを厚くして対応させる。一
方、粒子濃度が大きい粒子を対象とした測定モードで
は、サンプル液流速を遅くし、必要ならばサンプル液S
0の厚さを図5(D)のように薄くして対応させる。い
ずれの測定モードにおいても、画像の取り込み領域の大
きさは、図5(A)、(C)で示したように一定で、測
定モードを切り換えても、幅寸法W0は、変わらず、厚
みが、図5(B)のT0(厚さが厚い状態)から、図5
(D)のT1(厚さが薄い状態)に、または逆に、T1
らT0に変化する。
【0058】次に、本実施例に係るフロー式粒子画像解
析装置の動作について説明する。図1において、フロー
セル100には、サンプル液S0およびシース液S1が、
図示上方から下方に流れている。前記中央制御部29
は、粒子数分析部40と、画像処理制御回路26と、フ
ロー系制御部124とに制御信号を送る。前記粒子数分
析部40は、前記制御信号により測定対象の粒子に対応
する測定モードを切り替える。また、前記画像処理制御
回路26は、前記粒子数分析部40に指令信号を出力
し、粒子数を計数させる。前記制御信号によりフロー系
制御部124は、測定対象の粒子に対応して、シース液
1の流量とサンプル液S0の流量との流量比を変化し、
フローセル100中のサンプル液S0の厚さ方向のみの
寸法を変化させる。
【0059】半導体レーザ源15からのレーザ光がコリ
メータレンズ16を通過して、レーザ光束14となる。
このレーザ光束14は、シリンドリカルレンズ17、反
射板18および反射板19を介してフローセル100に
照射される。前記サンプル液S0中の粒子が前記レーザ
光束14の照射位置に到達すると、前記レーザ光束14
により検出され、顕微鏡対物レンズ5を介しビームスプ
リッタ20により反射され、絞り21を介し光検出回路
22に入射される。前記光検出回路22から粒子数分析
部40とフラッシュランプ点灯制御回路23とに対し、
検出信号が送られる。
【0060】この検出信号によりフラッシュランプ点灯
制御回路23は、フラッシュランプ駆動回路1aを介し
フラッシュランプ1を点灯させる。前記フラッシュラン
プ1からのフラッシュ光は、レンズ2を通過し、視野絞
り11と、開口絞り12、顕微鏡コンデンサレンズ3を
介して、フローセル100中の粒子を照射する。この照
射された粒子の像が、顕微鏡対物レンズ5を介してTV
カメラ8に送られ撮像される。
【0061】前記中央制御部29から信号をうけた画像
処理制御回路26は、前記撮像画像の情報をAD変換器
24を介し画像メモリ25に供給し、さらに、画像メモ
リ25から特徴抽出回路27と識別回路28とを介し、
中央制御部29に返送する。前記中央制御部29は、画
像処理した像を表示部50に表示させる。
【0062】次に、図6を参照して、本実施例における
光検出回路22および粒子数分析部40による測定モー
ドの切り替えと対象粒子の計数と画像処理との関係を説
明する。図6は、前記構成に基ずく解析動作を説明する
ブロック図である。図6において、光検出回路22は、
一の検出回路である検出回路a31と、前記検出回路a
31に接続される粒子の大小を判別する粒子判定回路a
33と、他の一の検出回路である検出回路b32と、前
記検出回路b32に接続される粒子の大小を判別する粒
子判定回路b34とにより構成されている。前記検出回
路a31と前記検出回路b32と粒子検出は、粒子の検
出レーザ光に対し並列になっており、粒子判定回路a3
3、粒子判定回路b34とにより、対象粒子の種類に応
じ、それぞれ別々の判別基準にしたがって行われる。
【0063】前記粒子数分析部40は、計数回路a4
1、計数回路b42、粒子検出系制御部44およびモー
ド切替回路43より構成されている。前記計数回路a4
1、計数回路b42は、その入力側がそれぞれ前記光検
出回路22の検出回路a31、検出回路b32と接続さ
れ、その出力側が粒子検出系制御部44と接続されてい
る。
【0064】前記粒子検出系制御部44は、前述の如
く、前記光検出回路22の検出回路a31、検出回路b
32と接続されるとともに、中央制御部29とも接続さ
れている。また、その出力側が、モード切替回路43と
接続され、画像処理制御回路26とも接続されている。
【0065】前記モード切替回路43は、前述の如く、
前記粒子検出系制御部44の信号を入力すると共に、中
央制御部29からの信号も入力する。また、前記モード
切替回路43は、フラッシュランプ点灯制御回路23に
出力する。なお、前記画像処理制御回路26と前記フラ
ッシュランプ点灯制御回路23とについての再度の説明
は、煩瑣となるので省略する。
【0066】いま、中央制御装置29の制御信号が粒子
検出系制御部44を介して前記モード切替回路43に送
られ、第一の測定モードに切り替えられた場合、フロー
系制御部124は、シース液S1の流量とサンプル液S0
の流量との流量比を変化し、フローセル100中のサン
プル液S0の厚さを厚くし、流速を速くし、前記サンプ
ル液S0を多量流れさせる。
【0067】前記粒子検出系制御部44の信号により検
出回路a31、粒子判定回路a33、計数回路a41が
動作状態となり、レーザ光によりサンプル液S0中の大
径、かつ、少量の処理対象粒子を検出し、出力パルス信
号を出力する。前記出力パルス信号は、計数回路a41
により大径、かつ、少量の粒子数として計数される。
【0068】また、前記出力パルス信号と前記測定モー
ド切り替え信号と画像処理制御回路26との信号が、フ
ラッシュランプ点灯制御回路23に導かれ、前記点灯制
御回路23より駆動信号が、TVカメラ8および画像処
理制御回路26の時間タイミングを合わせてフラッシュ
ランプ駆動回路1aへ送信される。
【0069】前記信号によりフラッシュランプ駆動回路
1aがフラッシュランプ1を点灯し、TVカメラ8によ
り前記前記サンプル液S0の大径、かつ、少量の粒子を
撮像する。撮像された画像は、画像処理制御回路26に
より処理され、粒子の分類識別がなされる。
【0070】同時に、前記粒子検出系制御部44の信号
により検出回路b32、粒子判定回路b34、計数回路
b42も動作状態となり、サンプル液S0中の小径、か
つ、多量の処理対象粒子を検出し、出力パルス信号を出
力する。前記出力パルス信号が前記計数回路b42によ
り小径、かつ、多量の粒子数として計数される。
【0071】中央制御装置29が粒子検出系制御部44
を介して第二の測定モードに切り替えられた場合、フロ
ー系制御部124は、シース液S1の流量とサンプル液
0の流量との流量比を変化し、フローセル100中の
サンプル液S0の厚さを薄くし、流速を遅くし、前記サ
ンプル液S0を小量流れさせる。
【0072】前記粒子検出系制御部44の信号により検
出回路b32、粒子判定回路b34、計数回路b42が
動作状態となり、レーザ光によりサンプル液S0中の小
径、かつ、多量の処理対象粒子を検出し、出力パルス信
号を出力する。前記出力パルス信号は、計数回路b42
により小径、かつ、多量の粒子数として計数される。
【0073】また、前記出力パルス信号と前記測定モー
ド切り替え信号と画像処理制御回路26との信号が、フ
ラッシュランプ点灯制御回路23に導かれ、TVカメラ
8および画像処理制御回路26の時間タイミングを合わ
せてフラッシュランプ駆動回路1aへ送信される。
【0074】前記信号によりフラッシュランプ駆動回路
1aがフラッシュランプ1を点灯し、前記前記サンプル
液S0の小径、かつ、多量の粒子を撮像し、上述と同様
にしたがい、撮像画像を処理し、粒子の分類識別がなさ
れる。なお、第二の測定モードで、粒子判定回路a33
および粒子判定回路b34の両方の判別基準で検出され
た粒子、すなわち、検出系で検出された全粒子を画像処
理対象とし、フラッシュランプ1の点灯制御を実施する
ように構成しても差し支えない。
【0075】次に、第一の測定モードから第二の測定モ
ードへ移行する判断について説明する。前記判断回路
は、図示しないが中央制御部29内に設けられている。
第一の測定モードでは、検出回路a31および粒子判定
回路a33で検出した粒子だけが計数回路a41にて計
数され、続いて、画像処理される。
【0076】一方、検出回路b32および粒子判定回路
b34で検出された粒子は、その計数値だけが計数回路
b42で数えられる。前記計数回路b42で計数された
粒子数の大小関係を中央制御部29で調べる。粒子数の
大小判定の基準値としては、例えば、血液中の血球や尿
中の沈渣成分では、予め正常値範囲、検査結果の表現が
決められているので、これらの値から計算される判定値
を使うのがよい。
【0077】上記計数結果が、所定の範囲に入っておれ
ば、第二の測定モードを実行する必要がない場合であ
り、第二の測定モードでの粒子の細分類が必要でない場
合である。この場合、第二の測定モードを実行するより
は、第一の測定モードを引き続き継続して実行する。第
二の測定モードを実行するか、しないか、第一の測定モ
ードの継続するか、しないかの判定等は、予め決められ
た判定論理にしたがって中央制御部29内で行われる。
このようにして、第一の測定モードの測定結果を、第二
の測定モードの測定結果に反映できるため、粒子解析結
果のデータ信頼性が改善できる。
【0078】第二の測定モードでは、サンプル液中の検
出回路b32および粒子判定回路b34で検出した粒子
が、画像処理・分類識別処理実行され、より正確な粒子
の細分類が可能である。いうまでもなく、第二の測定モ
ードではサンプル中の全粒子を測定対象にすることもで
きる。この場合には、第二の測定モードの測定中に、測
定上重要な第一測定モードでの画像処理対象粒子が存在
した場合には、その結果を第一の測定結果に補正し、反
映できる利点がある。
【0079】また、検出回路a31、粒子判定回路a3
3と検出回路b32、粒子判定回路b34との粒子検出
結果を併用してフラッシュランプ点灯、粒子画像撮影が
実施される。さらに、検出回路a32の粒子検出基準を
変更して、全粒子検出にしても差し支えない。
【0080】また、検出回路b32さらに複雑な構成に
して、複数種類の粒子を別々に計数できるようにもでき
る。この場合、粒子検出基準として、複数のパラメータ
を組み合わせて実施することができる。また、複数の測
定モードにて、サンプル液およびシール液の流量を制御
し、サンプル液の流速および撮像位置でのサンプル液の
光軸方向の厚さを制御することができる。したがって、
測定条件として、サンプル流れの厚さを厚くして、測定
体積を増やすことができ、測定の再現性を改善できる。
この場合にも、第一の測定モードの他の一粒子検出回路
により粒子計数するため、サンプル厚さ増加による微小
粒子の焦点ボケの影響を受けない。
【0081】また、粒子検出部の光散乱受光系の光スリ
ットのサイズを大きくすると、サンプル厚さ方向の粒子
通過位置による焦点ボケの影響を小さくできる。上記撮
像手段の撮像倍率を、例えば10〜100倍として撮像
することが好ましい。
【0082】上記測定粒子としては、生物細胞、血液中
に存在する血球成分、尿中に存在する尿沈査成分、いず
れにも適用できる。流量比の変化に伴い、サンプル液の
流速が変化するので、それに応じて、光照射の開始を調
整するので、粒子画像の撮像を正確にできる。
【0083】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ことなく、粒子検出手段として、レーザ光束を検出光と
して用い、粒子で散乱されたレーザ光束を利用する場合
について説明したが、粒子からの蛍光や透過光を利用す
ることもできるし、一次元イメージセンサにより粒子を
検出する方法、粒子通過による電気抵抗変化により粒子
を検出する方法も利用することができる。
【0084】また、本発明は、上記実施例に限定される
ものでなく、サンプル液の幅が一定となるフローセルを
用いたが、撮像領域においてサンプル液の幅が徐々に拡
大または縮小するようなフローセルを用いる場合にも適
用することができる。
【0085】
【発明の効果】以上詳細に説明したごとく、本発明によ
れば、フロー式粒子画像解析方法およびその装置におい
て、撮像倍率同一、かつ、撮影時間が短く、画像分解率
のよい、良質な画像が得られるとともに、第一の測定モ
ードを高倍率で動作させ、その測定結果を正確に判断さ
せ、第二の測定モードの測定結果をより正しく制御し、
粒子解析、分類精度を向上させる構成の簡単なフロー式
粒子画像解析方法およびその装置を提供することができ
る。
【0086】より詳しく説明すると、粒子を懸濁したサ
ンプル液を清浄液で包囲してフローセル中を流し、上記
サンプル液に光を照射して、サンプル液中の粒子を撮像
手段で撮像し、撮像した画像を画像解析して粒子の分類
を実施するフロー式粒子画像解析方法において、サンプ
ル中の粒子に対し測定対象をそれぞれ定めた二つの測定
モードを有し、二つの測定モードにて同一倍率で撮像し
構成を簡単にし、第一の測定モードでは、多量のサンプ
ル中の粒子に対し、一の検出回路と、一の判別回路とに
より大径、少量の粒子の計数、画像処理、分類し、他の
一の検出回路と他の一の判別回路とにより小径、多量の
粒子の個数を計数し、第二の測定モードでは、小量のサ
ンプル中の粒子に対し、他の一の検出回路と、他の一の
判別回路とにより小径、多量の粒子の計数、画像処理、
分類するフロー式粒子画像解析方法およびその装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るフロー式粒子画像解析
方法に用いる解析装置の略示構成図である。
【図2】図1の実施例におけるフローセルの構成を示す
斜視図である。
【図3】図2の実施例におけるノズルを内蔵するセル部
の略示斜視図である。
【図4】図2のフローセルにおけるサンプル液流れとノ
ズルとの略示斜視図である。
【図5】図2のフローセルにおける測定モード切り替え
によるサンプル液の変形説明図である。
【図6】図1のフロー式粒子画像解析装置における解析
動作の説明ブロック図である。
【符号の説明】
1…フラッシュランプ 1a…フラッシュランプ駆動回路 2…フィールドレンズ 3…顕微鏡コンデンサレンズ 5…顕微鏡対物レンズ 8…TVカメラ 11…視野絞り 12…開口絞り 15…半導体レーザ源 16…コリメータレンズ 17…シリンドリカルレンズ 18、19…反射鏡 20…ビームスプリッタ 21…絞り 22…光検出回路 23…フラッシュランプ点灯制御回路 24…AD変換器 25…画像メモリ 26…画像処理制御回路 27…特徴抽出回路 28…識別回路 29…中央制御部 31…検出回路a 32…検出回路b 33…粒子判定回路a 34…粒子判定回路b 40…粒子数分析部 41…計数回路a 42…計数回路b 43…モード切替 44…粒子検出系制御部 50…表示部 80…粒子検出領域 90…画像撮像領域 100…フローセル K…フローセル100のケース C…フローセル100のセル部 101…粒子検出部 102…画像撮像部 103…粒子分析部 110…サンプル流れ S0…サンプル液 S1…シース液 112…シース液入り口 113…サンプルガイド 114…ノズル 115…サンプル液入口 116…サンプル液出口 117…流体入口 118…流体出口 150…平行流路部 151…縮流流路部 152…測定流路部 153…減速流路部 160…粒子

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒子を懸濁したサンプル液を清浄液でシ
    ールし、フローセル中を流し、前記フローセル中のサン
    プル液の粒子を検出し、前記検出信号により前記サンプ
    ル液に光線を照射して前記粒子の画像を撮像し、前記撮
    像画像の粒子を分類するフロー式粒子画像解析方法にお
    いて、 前記サンプル液量が増減されるフローセルを用い、一の
    粒子検出法と他の一の粒子検出法とを有し、同一倍率で
    画像を撮像し、対象粒子に応ずる第一、第二の測定モー
    ドを設け、 前記第一の測定モードは、前記サンプル液量を増加さ
    せ、一の検出法により粒子を検出し、前記一の粒子検出
    法による画像から粒子の計数、分類するとともに、他の
    一の粒子検出法の検出信号より粒子個数を計数し、 前記第二の測定モードは、前記サンプル液量を減少さ
    せ、上記他の一の粒子検出法により粒子を検出し、前記
    他の一の粒子検出法による画像から粒子の計数、分類す
    ることを特徴とするフロー式粒子画像解析方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフロー式粒子画像解析方
    法において、 前記光線照射方向と前記サンプル液の通過方向との両方
    向に直交する方向の当該サンプル液の寸法が一定なフロ
    ーセルを用い、 前記サンプル液を増加させる場合は、このサンプル液の
    前記光線照射方向の寸法とその流速を増し、前記サンプ
    ル液を減少させる場合は、このサンプル液の前記光線照
    射方向の寸法とその流速を減じ、 前記一の粒子検出法は、前記サンプル液中の大径、か
    つ、少数の粒子を検出し、前記他の一の粒子検出法は、
    前記サンプル液中の小径、かつ、多数の粒子を検出する
    ことを特徴とするフロー式粒子画像解析方法。
  3. 【請求項3】 請求項1、2記載のいずれかのフロー式
    粒子画像解析方法において、 前記第一の測定モードにおける前記他の一の粒子検出法
    による粒子計数値から、前記第二の測定モードの実施を
    判断することを特徴とするフロー式粒子画像解析方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2記載のいずれかのフロー式
    粒子画像解析方法において、 前記第二の測定モードは、前記一の粒子検出法による検
    出粒子と、前記他の一の粒子検出法による検出粒子との
    両方の全検出粒子を測定対象とすることを特徴とするフ
    ロー式粒子画像解析方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2記載のいずれかのフロー式
    粒子画像解析方法において、 前記第一の測定モードにおける前記他の一の粒子検出法
    による粒子計数値から、この第一の測定モードの継続、
    前記第二の測定モードの実施、または測定中止のいずれ
    かを判断することを特徴とするフロー式粒子画像解析方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1、2記載のいずれかのフロー式
    粒子画像解析方法において、 前記第一の測定モードにおける前記他の一の粒子検出法
    より得られたデータから複数種の粒子数を分類計数し、
    それら複数の粒子計数値により、前記第二の測定モード
    の実施を判断することを特徴とするフロー式粒子画像解
    析方法。
  7. 【請求項7】 請求項1、2記載のいずれかのフロー式
    粒子画像解析方法において、 前記一と前記他の一との粒子検出法が、その粒子のサイ
    ズ情報に基ずくものであることを特徴とするフロー式粒
    子画像解析方法。
  8. 【請求項8】 請求項1、2記載のいずれかのフロー式
    粒子画像解析方法において、 前記一と前記他の一との粒子検出法が、その粒子から発
    せられる蛍光散乱信号情報に基ずき、蛍光散乱信号の大
    小関係を利用することを特徴とするフロー式粒子画像解
    析方法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8記載のいずれかのフロ
    ー式粒子画像解析方法において、 前記検出粒子が、生物細胞、血液成分、尿中沈渣成分で
    あることを特徴とするフロー式粒子画像解析方法。
  10. 【請求項10】 粒子を懸濁したサンプル液を清浄液で
    シールして流すフローセルと、前記フローセル中のサン
    プル液の粒子を検出する粒子検出手段と、前記検出信号
    により前記サンプル液に光線を照射して前記粒子の画像
    を撮像する撮像手段と、前記撮像画像の粒子を分類する
    粒子分類手段とを具備するフロー式粒子画像解析装置に
    おいて、 フローセルは、前記サンプル液量を増減できるフロー系
    制御部を有し、粒子検出手段は、一の粒子検出回路と他
    の一の粒子検出回路とを有し、前記撮像手段は同一倍率
    で画像を撮像し、前記粒子分類手段は、対象粒子に応ず
    る第一、第二の測定モードを選択する選択部を設け、 前記第一の測定モードが選択された場合は、前記サンプ
    ル液量を増加させ、一の検出回路により粒子を検出し、
    前記粒子分類手段は前記一の粒子検出回路による画像か
    ら粒子の計数、分類するとともに、他の一の粒子検出法
    の検出信号より粒子個数を計数し、 前記第二の測定モードが選択された場合は、前記サンプ
    ル液量を減少させ、前記他の一の粒子検出回路により粒
    子を検出し、前記粒子分類手段は前記他の一の粒子検出
    回路による画像から粒子の計数、分類するように構成し
    たことを特徴とするフロー式粒子画像解析装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のフロー式粒子画像解
    析装置において、 前記フローセルは、前記光線照射方向と前記サンプル液
    の通過方向との両方向に直交する方向の当該サンプル液
    の寸法が一定になるように構成され、 前記フロー系制御部は、前記サンプル液を増加させる場
    合は、このサンプル液の前記光線照射方向の寸法とその
    流速を増し、前記サンプル液を減少させる場合は、この
    サンプル液の前記光線照射方向の寸法とその流速を減じ
    るように構成され、 前記一の粒子検出法は、前記サンプル液中の大径、か
    つ、少数の粒子を検出し、前記他の一の粒子検出法は、
    前記サンプル液中の小径、かつ、多数の粒子を検出する
    ように構成したことを特徴とするフロー式粒子画像解析
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項10、11記載のいずれかのフ
    ロー式粒子画像解析装置において、 前記第一の測定モードにおける前記他の一の粒子検出回
    路による粒子計数値から、前記第二の測定モードの実施
    を判断するように構成したことを特徴とするフロー式粒
    子画像解析装置。
  13. 【請求項13】 請求項10、11記載のいずれかのフ
    ロー式粒子画像解析装置において、 前記第二の測定モードは、前記一の粒子検出回路による
    検出粒子と、前記他の一の粒子検出回路による検出粒子
    との両方の全検出粒子を測定対象とするように構成した
    ことを特徴とするフロー式粒子画像解析装置。
  14. 【請求項14】 請求項10、11記載のいずれかのフ
    ロー式粒子画像解析装置において、 前記第一の測定モードにおける前記他の一の粒子検出回
    路による粒子計数値から、前記第一の測定モードの継
    続、前記第二の測定モードの実施、または測定中止のい
    ずれかを判断するように構成したことを特徴とするフロ
    ー式粒子画像解析装置。
  15. 【請求項15】 請求項10、11記載のいずれかのフ
    ロー式粒子画像解析装置において、 第一の測定モードにおける前記他の一の粒子検出回路よ
    り得られたデータから複数種の粒子数を分類計数し、そ
    れら複数の粒子計数値により、第二の測定モードの実施
    を判断するように構成したことを特徴とするフロー式粒
    子画像解析装置。
  16. 【請求項16】 請求項10、11記載のいずれかのフ
    ロー式粒子画像解析装置において、 前記一と前記他の一との粒子検出回路が、その粒子のサ
    イズ情報に基ずいて検出するように構成したことを特徴
    とするフロー式粒子画像解析装置。
  17. 【請求項17】 請求項10、11記載のいずれかのフ
    ロー式粒子画像解析装置において、 前記一と前記他の一との粒子検出回路が、その粒子から
    発せられる蛍光散乱信号情報に基ずき、蛍光散乱信号の
    大小関係を利用するように構成したことを特徴とするフ
    ロー式粒子画像解析装置。
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