JPH07265714A - 光触媒層を形成する担持方法 - Google Patents

光触媒層を形成する担持方法

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JPH07265714A
JPH07265714A JP6060878A JP6087894A JPH07265714A JP H07265714 A JPH07265714 A JP H07265714A JP 6060878 A JP6060878 A JP 6060878A JP 6087894 A JP6087894 A JP 6087894A JP H07265714 A JPH07265714 A JP H07265714A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基材表面に光触媒活性を損なうことなく、耐
久性があり、かつ作業性良く光触媒層を形成することが
できる担持方法を提供することを目的とする。 【構成】 二酸化チタン粒子2は、略Φ10〜30nm
の1次粒子3が凝集した構成をしており、二酸化チタン
粒子2はアナターゼ化するため500〜800℃で焼成
している。そして、二酸化チタン粒子2の外縁に位置す
る1次粒子3に、PVD法によって略Φ10〜20nm
のフッ素樹脂微粒子4を気相被覆し融着し、光触媒体1
とする。また、光触媒層5を形成する担持方法は、基材
6にフッ素樹脂微粒子4と親和性の良いプライマー層7
を塗装し、プライマー層7の表面に光触媒体1を分散
し、光触媒体1を構成しているフッ素樹脂微粒子4をバ
インダとし、加熱により担持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汚れ付着物質、有害物
質等を分解、浄化、無害化、あるいは殺菌する光触媒層
を形成する担持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光触媒体の使用、応用範囲が拡大
するにつれ、光触媒体があらゆる基材表面に、光触媒活
性を損なうことなく、耐久性をもたせ、かつ作業性よく
光触媒層を形成する担持方法が求められている。
【0003】従来、この種の光触媒層を形成する担持方
法は、光触媒活性を持つ二酸化チタン粒子を光触媒体と
して用い、水ガラス等の無機系バインダを基材表面に塗
布し、更にその上に、光触媒活性を持つ二酸化チタン粒
子を吹き付け等で表面コーティング後、乾燥、あるいは
焼結等により担持する方法が一般的であった。
【0004】上記構成において、光触媒活性を持つ二酸
化チタン粒子は無機系バインダを介して基材表面に接
着、コーティングされる。汚れ成分である有機物が二酸
化チタン表面に付着した際、近紫外光を照射すると、光
触媒活性を持つ二酸化チタンが励起され、汚れ成分であ
る有機物を分解、浄化することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の光触
媒層を形成する担持方法では、無機系バインダとして水
ガラスを用いた場合、水をはじき易いような塗装面、材
料に対しては、相手材料とのなじみ性などにより事実上
使用できないという問題があった。また、吹き付け工程
が、無機系バインダの吹き付け後に二酸化チタン粒子を
吹き付ける2段工程の作業になるとともに、十分な注意
を払っても、二酸化チタン粒子の吹き付け作業時に、無
機系バインダの中に、光触媒活性を持つ二酸化チタン粒
子が埋没し、その部分の光触媒活性が損なわれるという
問題があった。更に無機系バインダのかわりに、有機系
のバインダを用いた場合も、二酸化チタン粒子の吹き付
け作業時に、有機系バインダの中に、光触媒活性を持つ
二酸化チタン粒子が埋没し、光触媒活性が損なわれると
共に、近紫外光を照射した光触媒活性時に、有機系のバ
インダが分解し、バインダとしての役目をなさなくなる
という問題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、光触
媒活性が損なわれることなく、近紫外光を照射した光触
媒活性時に、バインダが分解しない、可塑性を持つ光触
媒層を形成することができる担持方法を提供することを
第1の目的とする。
【0007】第2の目的は、担持した時に、強度の大き
い光触媒層を形成することができる担持方法を提供する
ことにある。
【0008】第3の目的は、光触媒活性が損なわれるこ
とがなく、耐久性の良い光触媒層を形成することができ
る担持方法を提供することにある。
【0009】第4の目的は、基材との密着性が良い、プ
ライマーの不要な強度の大きい光触媒層を形成すること
ができる担持方法を提供することにある。
【0010】第5の目的は、光触媒活性が損なわれるこ
とがなく、低い加熱温度で強度の大きい光触媒層を形成
することができる担持方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の光触媒層を形成
する担持方法は上記した第1の目的を達成するために、
第1の手段は、光触媒粒子の表面にフッ素樹脂微粒子を
融着させてなる光触媒体を、基材に塗布し、加熱し、光
触媒層を形成し担持する構成とする。
【0012】また、第2の目的を達成するための第2の
手段は、ウィスカーの表面にフッ素樹脂微粒子を融着さ
せてなる補強材を、光触媒粒子の表面にフッ素樹脂微粒
子を融着させてなる光触媒体と共に、基材に塗布し、加
熱し、光触媒層を形成し担持する構成とする。
【0013】また、第3の目的を達成するための第3の
手段は、光触媒粒子の表面にガラス微粒子を融着させる
構成とする。
【0014】また、第4の目的を達成するための第4の
手段は、光触媒粒子の表面に金属微粒子を融着させる構
成とする。
【0015】また、第5の目的を達成するための第5の
手段は、光触媒粒子の表面に四塩化チタンを化学修飾さ
せる構成とする。
【0016】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、光
触媒粒子の表面が、バインダとなるフッ素樹脂で覆われ
ないので、光触媒活性を損なうことなく、近紫外光を照
射した光触媒活性時に、バインダの分解がなく、可塑性
を持つ光触媒層を形成することができる。
【0017】また、第2の手段の構成により、ウィスカ
ーに融着したフッ素樹脂微粒子と基材とが融着し、さら
に光触媒粒子に融着したフッ素樹脂微粒子がウィスカー
と融着するために、強度の大きい光触媒層を形成するこ
とができる。
【0018】また、第3の手段の構成により、バインダ
となるガラス微粒子自体が透明で、近紫外光を透過させ
易く、また、近紫外光の照射によるバインダの分解がな
く、耐薬品性も良いため、光触媒活性が損なわれない、
耐久性の良い光触媒層を形成することができる。
【0019】また、第4の手段の構成により、バインダ
となる金属微粒子と、担持する基材の金属との親和性が
良いため、基材との密着性が良く、プライマー塗装をし
なくてもよい光触媒層を形成することができる。
【0020】また、第5の手段の構成により、バインダ
となる四塩化チタンが、光触媒層の形成時に、低い加熱
温度で光触媒活性を有する二酸化チタンに変成するた
め、光触媒活性が損なわれてしまうことがなく、低い加
熱温度で強度の大きい光触媒層を形成することができ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1お
よび図2を参照しながら説明する。
【0022】図に示すように、光触媒体1は、二酸化チ
タン粒子2の表面に、フッ素樹脂微粒子4を融着した構
成としている。二酸化チタン粒子2は、略Φ10〜30
nmの1次粒子3が凝集した構成をしており、二酸化チ
タン粒子2はアナターゼ化するため500〜800℃で
焼成している。そして、二酸化チタン粒子2の外縁に位
置する1次粒子3に、PVD法によって略Φ10〜20
nmのフッ素樹脂微粒子4を気相被覆し融着している。
また、基材6にフッ素樹脂微粒子4と親和性の良いプラ
イマー層7を塗装し、プライマー層7の表面に光触媒体
1を分散し、フッ素樹脂微粒子4をバインダとし、加熱
により担持して光触媒層5を形成している。
【0023】上記構成により、二酸化チタン粒子2は、
表面の大部分がフッ素樹脂微粒子4で覆われないため、
近紫外光を照射した時に、光触媒活性の低下が少ない。
また、二酸化チタン粒子2は、500〜800℃で焼成
しているため、充分な強度を持っている。そして、フッ
素樹脂微粒子4は、可塑性が有り、近紫外光を照射した
光触媒活性時に分解しないため、光触媒層5は、密着性
が良く、充分な強度を持つことができる。
【0024】このように本発明の第1実施例の光触媒層
を形成する担持方法によれば、近紫外光を照射した時
に、光触媒活性の低下が少なく、バインダが分解しな
い、可塑性のある、充分な強度を持った光触媒層を形成
することができる。
【0025】なお、加熱時に圧力を加えてもよく(例え
ばホットプレス法など)、その作用効果に差異は生じな
い。
【0026】なお、光触媒粒子として、アナターゼ化し
た二酸化チタン粒子2で説明したが、含水酸化チタンや
ルチル化した二酸化チタン粒子2でもよく、また表面
に、白金、ルテニウム、パラジウム、ロジウム、タンタ
ル、銀、ニッケル、銅、ジルコニウム、クロム、バナジ
ウム、酸化鉄、酸化錫、酸化マンガン、酸化ニッケル、
酸化ルテニウム等の触媒金属を担時した二酸化チタン粒
子2でもよく、また、ニオブ、タンタル、タングステ
ン、アンチモン、ジルコニウム、クロム、バナジウム、
モリブデン等のドナー原子を二酸化チタン粒子2にドー
プしてもよく、また、二酸化チタン粒子2の一部、また
は全部を硫化処理してもよく、さらに、二酸化チタン粒
子2の代わりに、チタン酸ストロンチウム、酸化ビスマ
ス、チタン酸ビスマス、硫化カドミウム、硫化モリブデ
ン、酸化ジルコニウム、硫化ジルコニウム、アルカリ土
類金属とジルコニウムの複合酸化物、酸化ハフニウム、
硫化ハフニウム、アルカリ土類金属とハフニウムの複合
酸化物、酸化タンタル、硫化タンタル、アルカリ土類金
属とタンタルの複合酸化物、酸化ニオビウム、硫化ニオ
ビウム、アルカリ土類金属とニオビウムの複合酸化物、
酸化鉄、酸化銅、酸化亜鉛、アモルファスシリコン、ガ
リウム砒素、酸化タングステン、リン化インジウム、イ
ンジウム鉛の各粒子でもよく、その作用効果に差異は生
じない。
【0027】つぎに本発明の第2実施例について図3お
よび図4を参照しながら説明する。なお第1実施例と同
一箇所には同一番号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0028】図に示すように、補強材8は、チタン酸カ
リウムウィスカー9の表面に、PVD法によって略Φ1
0〜20nmのフッ素樹脂微粒子4を気相被覆し融着し
ている。また、プライマー層7の表面に光触媒体1と補
強材8を分散し、フッ素樹脂微粒子4をバインダとし、
加熱により担持して光触媒層5を形成している。
【0029】上記構成により、補強材8を添加すること
により、光触媒層5に均一に補強材8が分散され、チタ
ン酸カリウムウィスカー9に融着したフッ素樹脂微粒子
4と基材6とが融着し、さらに二酸化チタン粒子2に融
着したフッ素樹脂微粒子4がチタン酸カリウムウィスカ
ー9と融着するために、光触媒層5の強度を増強するこ
とができる。
【0030】このように本発明の第2実施例の光触媒層
を形成する担持方法によれば、触媒層の強度を増強する
ことができる。
【0031】なお、ウィスカーとして、チタン酸カリウ
ムウィスカーで説明したが、針状酸化チタン、酸化亜鉛
ウィスカー、炭化珪素ウィスカー、窒化珪素ウィスカー
でもよく、その作用効果に差異は生じない。
【0032】つぎに本発明の第3実施例について図5を
参照しながら説明する。なお第1実施例と同一箇所には
同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0033】図に示すように、光触媒体1は、光触媒活
性を持つ二酸化チタン粒子2の表面に、ガラス微粒子1
0を融着した構成としている。そして、二酸化チタン粒
子2の外縁に位置する1次粒子3に、PVD法によって
略Φ10〜20nmのガラス微粒子10を気相被覆し融
着している。また、基材6にガラス微粒子10と親和性
の良い無機プライマー層11を塗装し、無機プライマー
層11の表面に光触媒体1を分散し、ガラス微粒子10
をバインダとし、加熱により担持して光触媒層5を形成
している。
【0034】上記構成により、ガラス微粒子10は、近
紫外光を透過させるため、光触媒活性の低下がほとんど
ない。また、ガラス微粒子10は、近紫外光を照射した
光触媒活性時に分解せず、ガラス自体の耐薬品性も良い
ため、光触媒層5は、光触媒活性の低下がなく、耐久性
を良くすることができる。
【0035】このように本発明の第3実施例の光触媒層
を形成する担持方法によれば、近紫外光を照射した時
に、光触媒活性の低下がなく、耐久性の良い光触媒層を
形成することができる。
【0036】つぎに本発明の第4実施例について図6を
参照しながら説明する。なお第1実施例と同一箇所には
同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0037】図に示すように、光触媒体1は、光触媒活
性を持つ二酸化チタン粒子2の表面に、金属微粒子12
を融着した構成としている。そして、二酸化チタン粒子
2の外縁に位置する1次粒子3に、PVD法によって略
Φ10〜20nmの金属微粒子12を気相被覆し融着し
ている。また、金属微粒子12は、基材6を構成してい
る金属と親和性の良い、500℃以下の融点を持つ金属
である。そして、基材6表面に光触媒体1を分散し、金
属微粒子12をバインダとし、加熱により担持して光触
媒層5を形成している。
【0038】上記構成により、金属微粒子12は、基材
6と親和性が良いため、プライマーを塗装しなくても、
基材6との密着性が大きく、充分な強度を持つ光触媒層
5を形成することができる。
【0039】このように本発明の第4実施例の光触媒層
を形成する担持方法によれば、プライマーを塗装しなく
ても、基材との密着性が大きく、充分な強度を持つ光触
媒層を形成することができる。
【0040】つぎに本発明の第5実施例について、図7
および図8を参照しながら説明する。なお第1実施例と
同一箇所には同一番号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0041】図に示すように、光触媒体1は、光触媒活
性を持つ二酸化チタン粒子2の表面に、四塩化チタン1
4を化学修飾させた構成としている。二酸化チタン粒子
2は、略Φ10〜30nmの1次粒子3が凝集した構成
をしており、サンドミルを用いて、有機溶媒A中で略Φ
100nm以下に分散する。二酸化チタン粒子2を分散
後、四塩化チタン溶液を添加し、オートクレーブ内で1
70〜200℃に加温し、二酸化チタン粒子2の表面の
OH基の一部、または全部と反応させ、四塩化チタン1
4で化学修飾する。そして、有機溶媒Aを、フィルター
プレスを用いて、有機溶媒Aより沸点の低い有機溶媒B
に置換する。また、基材6に、二酸化チタンと親和性の
良いプライマー層13を塗装し、プライマー層13の表
面に、二酸化チタン粒子2を分散した有機溶媒Bを塗装
し、これを加熱乾燥させ、水蒸気雰囲気で170〜20
0℃に加熱し、二酸化チタン粒子2の表面に化学修飾さ
れた四塩化チタン14と、さらに隣接する二酸化チタン
粒子2の表面に化学修飾された四塩化チタン14とを加
水分解反応させて担持し、光触媒層5を形成している。
【0042】上記構成により、光触媒層5は、プライマ
ー層13より表面が全て二酸化チタン成分で構成されて
いるため、近紫外光を照射した時に、光触媒活性の低下
がない。また、有機溶媒が乾燥する200℃以下の低い
加熱温度で光触媒層5を形成し担持することができる。
【0043】なお、フィルタープレスのかわりに、デカ
ンター、カラムを用いてもよく、その作用効果に差異は
生じない。
【0044】このように本発明の第5実施例の光触媒層
を形成する担持方法によれば、近紫外光を照射した時
に、光触媒活性の低下がなく、200℃以下の低い加熱
温度で光触媒層を形成することができる。
【0045】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、近紫外光を照射した時に、チタン粒子の表
面の大部分はフッ素樹脂微粒子で覆われていないため、
光触媒活性の低下が少なく、また、二酸化チタン粒子
は、焼成しているため、充分な強度を持ち、さらに、フ
ッ素樹脂微粒子は、可塑性が有り、近紫外光を照射した
光触媒活性時には分解しない光触媒層を形成できる担持
方法が提供できる。
【0046】また、補強材を添加するため、強度を増強
させた光触媒層を形成することができる担持方法が提供
できる。
【0047】また、ガラス微粒子は、近紫外光を透過さ
せるため、光触媒活性の低下がほとんどなく、光触媒活
性時に分解しない耐久性の良い光触媒層を形成すること
ができる担持方法が提供できる。
【0048】また、金属微粒子は、金属製の基材と親和
性が良いため、プライマーを塗装しなくても、基材との
密着性が大きく、充分な強度を持つ光触媒層を形成する
ことができる担持方法が提供できる。
【0049】また、光触媒層は、プライマー層の表面よ
り、全て光触媒活性を持つ二酸化チタン成分で構成され
ているため、近紫外光を照射した時に、光触媒活性の低
下がなく、また、有機溶媒が乾燥する200℃以下でも
光触媒層を形成することができる担持方法が提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の光触媒層の断面図
【図2】本発明の第1実施例の光触媒体の断面図
【図3】本発明の第2実施例の光触媒層の断面図
【図4】本発明の第2実施例の補強材の断面図
【図5】本発明の第3実施例の光触媒層の断面図
【図6】本発明の第4実施例の光触媒層の断面図
【図7】本発明の第5実施例の光触媒層の断面図
【図8】本発明の第5実施例の光触媒体の断面図
【符号の説明】
1 光触媒体 2 二酸化チタン粒子 4 フッ素樹脂微粒子 5 光触媒層 6 基材 8 補強材 9 チタン酸カリウムウィスカー 10 ガラス微粒子 12 金属微粒子 14 四塩化チタン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光触媒粒子の表面にフッ素樹脂微粒子を融
    着させてなる光触媒体を、基材に塗布し、加熱し、光触
    媒層を形成する担持方法。
  2. 【請求項2】ウィスカーの表面にフッ素樹脂微粒子を融
    着させてなる補強材を、光触媒粒子の表面にフッ素樹脂
    微粒子を融着させてなる光触媒体と共に、基材に塗布
    し、加熱し、光触媒層を形成する担持方法。
  3. 【請求項3】光触媒粒子の表面にガラス微粒子を融着さ
    せてなる請求項1または2記載の光触媒層を形成する担
    持方法。
  4. 【請求項4】光触媒粒子の表面に金属微粒子を融着させ
    てなる請求項1または2記載の担持方法。
  5. 【請求項5】光触媒粒子の表面に四塩化チタンを化学修
    飾させてなる請求項1または2記載の光触媒層を形成す
    る担持方法。
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