JPH07264157A - 回線切替え方法及びその装置 - Google Patents

回線切替え方法及びその装置

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JPH07264157A
JPH07264157A JP6049118A JP4911894A JPH07264157A JP H07264157 A JPH07264157 A JP H07264157A JP 6049118 A JP6049118 A JP 6049118A JP 4911894 A JP4911894 A JP 4911894A JP H07264157 A JPH07264157 A JP H07264157A
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聡 熊野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、回線切替え方式に関し、ネットワ
ークの運用形態の変更、確認、及び予約運用、並びに障
害の判別を可能にすることを目的とする。 【構成】 伝送装置間に収容される複数の回線を切り替
える回線切替え装置において、回線切替えパターンを指
定する単一の回線切替えコマンドの送出を依頼するコマ
ンド発行依頼手段と、依頼に応答して単一の回線切替え
コマンドを発行するコマンド発行手段と、発行された単
一の回線切替えコマンドを監視回線に送出する通信手段
と、単一の回線切替えコマンドを受信するコマンド受信
手段と、複数の回線を切り替える回線切替え手段と、複
数の回線のうちの単一の回線切替えコマンドの回線切替
えパターンで指定される回線の各々の切替えを回線切替
え手段に生ぜしめる回線切替え制御手段とを設けたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送装置に収容される
複数の回線を回線切替えパターンに従って切り替える回
線切替え方法及びその装置に関する。
【0002】近年のネットワークには、伝送装置間に1
つ、又は複数の物理回線が接続され、又は伝送装置間に
1つ、又は複数の物理回線内に複数の論理回線を収容し
て構成されるネットワークがある。回線の有効利用(予
約運用機能を含む)を図るために、又前記回線を時間の
経過に従って回線の使用状況を変更するために回線を切
り替えることが必要になる。又、障害時に障害回線を迂
回させるために回線を切り替えることも必要になる。こ
のような回線切換え機能は、回線使用状況を把握したい
時刻に、どのうよな回線使用形態でネットワークが運用
されているかを素早く判別し得る回線管理の下で、なお
且つ柔軟性のある予約運用機能を兼備していることが要
求される。
【0003】そして、前述のようなネットワークの回線
切換えにおいて、各伝送装置間で同期を取って回線を切
り替えることが難しいため、伝送装置間で回線を切り替
えたとき、回線切換えタイミングのずれに起因して一時
的に障害が発生してしまう。このような擬似的な障害
が、実際に発生する障害と共に発生すると、実際の障害
の発生原因を解析する大きな障害となる。
【0004】
【従来の技術】前述した回線の切替えは、1本1本で行
う回線切替え方式を従来から採用されている。この回線
切替え方式の概要を説明すると次のようになる。
【0005】前記回線切替え方式を採用するシステム構
成は図15に示す。この図に示すように、監視装置60
0によって回線切替え制御を受ける各伝送装置60
1 ,6022 ,・・・は、それぞれ伝送路604,6
06を収容するカード608,610と、カード60
8,610に接続されるバス612と、バス612に接
続されるCPU614と、バス612に接続されるメモ
リ616と、バス612に接続される通信装置618と
を有して構成される。メモリ616には、図16に示す
処理を実行するプログラムが書き込まれている。
【0006】このシステム構成における回線切替えは、
次のようにして行われる。伝送路6021 ,6022
の回線(チャネル、又はタイムスロット)を、例えば伝
送装置6021 において活性化する、つまり伝送路60
1 上の回線を伝送装置6021 を経て伝送路6022
上の予め決められた回線に接続するに際して、監視装置
600からコマンドが監視回線601を経て伝送装置6
021 へ送くられて来る。
【0007】このコマンドを受信した伝送装置6021
の通信装置618は、バス612を経てCPU614へ
そのコマンドを送る。コマンドを受けた通信部702
は、コマンドをコマンド解析部704へ通知する。コマ
ンド解析部704は、コマンドを解析して当該コマンド
が回線を活性化するコマンドであることを判定して回線
切替え制御部706へ回線切替えを依頼する。回線切替
え制御部706は、バス612を介してカード608,
610に設けられているファームウエア(図16のカー
ド制御部708参照)へ通知を行う。
【0008】カード制御部は、伝送装置6021 が起動
された時点で予め割り付けられているバスアドレスによ
って、カードに収容されている伝送路上の回線(チャネ
ル、又はタイムスロット)をバス612に接続する。つ
まり、カード上に設けられているゲート回路(図示せ
ず)を前記バスアドレスで開いて伝送路上の回線をバス
612に接続する。又、伝送装置6022 でも同様であ
る。
【0009】カード制御部708は、回線切替えをした
結果を回線切替え制御部706へ通知する。回線切替え
制御部706は、前記結果〔回線番号、制御内容(活
性)、成功若しくは不成功〕をレスポンス発行部710
へ送る。レスポンス発行部710は、前記結果を含むレ
スポンス情報を形成し、そのレスポンス情報を通信部7
02の制御の下に通信装置618、監視回線601を経
て監視装置600へ送信する。
【0010】又、伝送送信6021 等に収容されている
各回線の非活性化も、活性化とほぼ同様である。即ち、
コマンドは非活性化を内容として有し、そのコマンドが
監視装置600から伝送装置6021 へ送られて来たと
きの伝送装置6021 での処理は、活性化と同様の処理
が行われるが、コマンド解析部704での処理は、当該
コマンドが非活性化であると判定し、従って回線切替え
制御部706はカード制御部708に対してコマンドで
指定される回線の非活性化、つまりそれまで接続されて
いた伝送路604,606上の回線と、バス612との
接続を開放する点に相違を有する。このようにして非活
性化をしたときも、活性化と同様にレスポンス情報が監
視装置600へ返される。
【0011】このような回線切替えは、各回線毎に順次
に行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
回線切替え方式は、回線毎に行う方式である。しかし、
回線の切替えは、数十本、又は数百本という単位で行わ
れるのが通常である。
【0013】従って、前述の従来方式では監視装置と伝
送装置との間のトラヒックが増大するし、回線切替えに
要する時間も長くなる。又、現在どのような回線使用形
態でネットワークが運用されているかの判別や、予約運
用機能の実現に困難性が生ずるばかりでなく、ネットワ
ークの運用に支障を来す。
【0014】又、対向伝送装置間で完全に同時的に回線
の切替えを行うことが困難であり、回線の切替えのタイ
ミングのずれに起因して切替え対象の回線に擬似的な回
線障害が発生してしまう。このような疑似的な回線障害
は、関連する伝送装置間での回線の切替えの完了により
復旧する性質のものである。
【0015】このような回線の切替えの際発生する回線
障害は擬似的なものであり、実際の回線障害ではないた
め、監視装置の画面上に表示させると、擬似的な障害
と、実際の回線障害との区別がつかない。そのため、回
線の切替え中に障害が発生すると、障害の切分け及び障
害原因の解明が困難となり、その解明に時間が長く掛か
っていた。
【0016】本発明は、斯かる技術的課題に鑑みて創作
されたもので、ネットワークの運用形態の変更、確認、
状態管理、及び予約運用、並びに回線切替えで発生する
障害の判別を容易にする回線切替え方法及びその装置を
提供することをその目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項2記載の
発明の原理ブロック図を示す。請求項1記載の発明は、
ネットワーク内の伝送装置間に収容される複数の回線を
監視装置の制御の下に切り替える回線切替え方法におい
て、前記複数の回線のうちの任意に組み合わせられる複
数の回線を組とした回線切替えパターンを指定する単一
の回線切替えコマンドを監視装置から回線切替え対象の
伝送装置へ送出し、回線切替え対象の伝送装置に収容さ
れる回線を前記単一の回線切替えコマンドの回線切替え
パターンに従って切り替えることを特徴とする。
【0018】請求項2記載の発明は、図1に示すよう
に、伝送装置2,4間に収容される複数の回線を監視装
置6の制御の下に切り替える回線切替え装置において、
前記監視装置6に設けられ、回線切替えパターンを指定
する単一の回線切替えコマンドの送出を依頼するコマン
ド発行依頼手段8と、前記監視装置に設けられ、前記コ
マンド発行依頼手段8からの依頼に応答して単一の回線
切替えコマンドを発行するコマンド発行手段10と、該
コマンド発行手段10から発行された単一の回線切替え
コマンドを監視回線14に送出する通信手段16と、前
記伝送装置2,4に設けられ、前記通信手段16から前
記監視回線14を経て伝送されて来た単一の回線切替え
コマンドを受信するコマンド受信手段18と、前記伝送
装置2,4に収容される複数の回線を切り替える回線切
替え手段20と、前記伝送装置2,4に設けられ、当該
伝送装置に収容される複数の回線のうちの前記単一の回
線切替えコマンドの回線切替えパターンで指定される回
線の各々の切替えを前記回線切替え手段20に生ぜしめ
る回線切替え制御手段22とを設けたことを特徴とす
る。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1記載の回
線切替え方法において、伝送装置から収集した運用中の
回線パターンと、監視装置で管理している回線パターン
との差違があるとき、監視装置から単一の回線切替えコ
マンドを発行して前記運用中の回線パターンを前記単一
の回線切替えコマンドで指定する回線パターンに切り替
えることを特徴とする。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項1記載の回
線切替え方法において、単一の回線切替えコマンドによ
る回線切替え時に生ずる一時的な回線障害を抑圧するこ
とを特徴とする。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項1記載の回
線切替え方法において、単一の回線切替えコマンドによ
る回線切替え時に生ずる一時的な回線障害を抑圧し、該
回線切替え終了後に回線切替え対象の伝送装置から抑圧
された回線障害情報を収集することを特徴とする。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項1記載の回
線切替え方法において、単一の回線切替えコマンドによ
る回線切替え時に一時的に生ずるであろう回線障害を当
該回線を構成する装置構成情報に応答して推定し、前記
回線障害が推定した障害情報と一致するとき当該障害情
報の抑圧をすることを特徴とする。
【0023】請求項7記載の発明は、請求項1記載の回
線切替え方法において、定期的に回線切替えを行う曜日
指定と、特定の日時に回線切替えを行う日付指定との指
定時刻が一致したとき、日付指定を優先して単一の回線
切替えコマンドを発行することを特徴とする。
【0024】請求項8記載の発明は、請求項1記載の回
線切替え方法において、ネットワーク内に設けられる複
数の監視装置の各々に優先度を付与すると共に、優先度
の最も高い監視装置から他の監視装置に対して同一の回
線切替え制御情報を同報し、優先度の高い監視装置によ
る回線切替え制御不能時に該監視装置を除く監視装置の
うちの優先度の高い監視装置により監視可能な伝送装置
の回線切替え制御を行うことを特徴とする。
【0025】
【作用】請求項1及び請求項2記載の発明は、監視装置
による伝送装置間に収容されている複数の回線の切替え
に際して、監視装置から各伝送装置に対して単一の回線
切替えコマンドが送出される。請求項2記載の発明で
は、監視装置に設けられたコマンド発行依頼手段8、コ
マンド発行手段10、及び通信手段16によって単一の
回線切替えコマンドが送出される。
【0026】前記単一の回線切替えコマンドを受け取っ
た伝送装置では、当該回線切替えコマンドに応答して該
回線切替えコマンドが指定する回線切替えパターンに従
って伝送装置間に収容されている複数の回線を切替え
る。請求項2記載の発明では、コマンド受信手段18、
回線切替え手段20、及び回線切替え制御手段22によ
って監視装置から送出された単一の回線切替えコマンド
で指定される回線切替えパターンに従って複数の回線切
替えが行われる。
【0027】このような回線切替えによれば、回線切替
えについての回線運用形態の把握、予約運用機能等の運
用管理が容易になるし、回線切替え速度も向上する。請
求項3記載の発明は、請求項1及び請求項2記載の発明
と同様に回線切替えパターンで指定される複数の回線の
切替えを行うことができる。そして、請求項1記載の発
明で得られる効果のほかに、監視装置と伝送装置との間
で運用パターンに不一致が発生したとき、容易にその整
合処理を行うことができる。
【0028】請求項4記載の発明は、請求項1及び請求
項2記載の発明と同様に回線切替えパターンで指定され
る複数の回線の切替えを行うことができる。そして、請
求項1記載の発明で得られる効果のほかに、単一の回線
切替えコマンドによる回線切替え時に一時的に生ずる回
線障害を抑圧することができ、実際の回線障害との区別
を容易にし、障害解析の簡易化に役立つ。
【0029】請求項5記載の発明は、請求項1及び請求
項2記載の発明と同様に回線切替えパターンで指定され
る複数の回線の切替えを行うことができる。そして、請
求項1記載の発明で得られる効果のほかに、単一の回線
切替えコマンドによる回線切替え時に一時的に生ずる回
線障害を抑圧し、該回線切替え終了時に抑圧された回線
障害情報を収集することができる。実際の回線障害との
区別を容易にし、障害解析の簡易化に役立つ。
【0030】請求項6記載の発明は、請求項1及び請求
項2記載の発明と同様に回線切替えパターンで指定され
る複数の回線の切替えを行うことができる。そして、請
求項1記載の発明で得られる効果のほかに、回線切替え
で生ずる回線障害と、そうでない実際の回線障害とを区
別することができ、実際の回線障害をリアルタイムで収
集することができる。
【0031】請求項7記載の発明は、請求項1及び請求
項2記載の発明と同様に回線切替えパターンで指定され
る複数の回線の切替えを行うことができる。そして、請
求項1記載の発明で得られる効果のほかに、曜日指定と
日付指定とによる運用において、指定時刻が一致したと
き、日付指定による回線切替えを優先させて回線切替え
の運用を図ることができる。
【0032】請求項8記載の発明は、請求項1及び請求
項2記載の発明と同様に回線切替えパターンで指定され
る複数の回線の切替えを行うことができる。そして、請
求項1記載の発明で得られる効果のほかに、ネットワー
ク内に複数の監視装置を有する場合に、マスタとなって
回線切替え運用をしていたマスタによる回線切替え運用
に支障が生じたとき、マスタの次に優先度の高い監視装
置による回線切替え運用を遂行することができる。
【0033】
【実施例】図2は、請求項1乃至請求項8に記載する発
明の一実施例を示す。図2において、50は監視装置で
あり、監視装置50は、バス52に接続されるCPU5
4、ディスプレイ装置55、ディスク装置56、メモリ
58及び通信インタフェース装置60を有して構成され
る。通信インタフェース装置60は、信号線62を経て
各伝送装置641 ,642 に接続される。
【0034】伝送装置641 ,642 の間には、伝送路
66,68が接続されており、伝送路66上において
は、回線#101,102,103(論理回線)を活性
/非活性として使用することが可能であり、伝送路68
上においては、回線#201,202,203(論理回
線)を活性/非活性として使用することが可能である。
図2中の実線は活性中にあることを示し、点線は非活性
中となっていることを示す。活性化とは、回線を通して
信号を伝送し得る状態に回線を設定することをいい、非
活性化とは、回線を通して信号を伝送し得なくする状態
に回線を設定することをいう。回線切替えとは、入側と
出側の対応する伝送路上の回線間を接続することをい
う。
【0035】伝送装置641 にはホストコンピュータが
接続され、伝送装置642 には端末装置、PBX(構内
交換機)等が接続される。監視装置50は、図3に示す
ように、回線切替え要求表示部70、ポーリング制御部
72、コマンド発行部74、通信部75、予約運用制御
部76、回線切替え制御部78、レスポンス/レポート
受信部80、状態管理部82、予約運用テーブル84、
パターンテーブル86、構成情報格納部88、及び状態
管理テーブル90から成り、回線切替え要求表示部7
0、ポーリング制御部72、コマンド発行部74、通信
部75、予約運用制御部76、回線切替え制御部78、
レスポンス/レポート受信部80、及び状態管理部82
は、プログラムから成る。これらのプログラムは、ディ
スク装置56に予め格納され、そのCPU54による実
行に際して、ディスク装置56からメモリ58へ読み出
されてCPU54により実行される。
【0036】図4は、ポーリング制御部72で行う処理
の処理フローを示す図であり、図5は、回線切替え制御
部78で行う処理の処理フローを示す図である。図6
は、状態管理部82で行う処理の処理フローの一部を示
す図であり、図7は、状態管理部82で行う処理の処理
フローの残部を示す図である。図6及び図7の線VI-VI
を結合させたとき、状態管理部82で行う処理の処理フ
ロー全体を構成する。図8は、予約運用制御部76で行
う処理の処理フローの一部を示す図であり、図9は、予
約運用制御部76で行う処理の処理フローの残部を示す
図である。図8及び図9の線VIII-VIII を結合させたと
き、予約運用制御部76で行う処理の処理フロー全体を
構成する。
【0037】前述のように、回線切替え要求表示部7
0、コマンド発行部74、レスポンス/レポート受信部
80、及び通信部75も、プログラムで処理を実行する
ものであるが、その処理フローを図示してない。それら
の各部で行う処理は、以下の説明の中に示す。
【0038】又、伝送装置641 及び伝送装置642
構成は、図15に示す伝送装置とほぼ、同様の構成要素
とパターン定義テーブル711(図10参照)を有して
構成されている。パターン定義テーブル711は、図1
5のディスク装置56に設けられる。そのメモリ616
に図10に示す処理を行うプログラムが格納されてお
り、そのプログラムはCPU614で実行されるように
構成されている。プログラムのうち、通信部702は、
図16と同じものである。図10に示すコマンド解析部
705は、請求項1乃至請求項8記載の発明との関連で
は、回線切替えパターン番号を有して構成される回線切
替えコマンドを解析してパターン切替え制御部707に
回線切替えを回線切替えパターンに従って行うことの依
頼を行う。図10に示すパターン切替え制御部707
は、前記依頼に応答して回線切替えパターン番号でパタ
ーン定義テーブル711を参照して定義されている回線
切替えパターンを読み出す。そして、該回線切替えパタ
ーンで指定される各回線の切替え依頼を回線毎にカード
制御部709(図10参照)に対して行う。カード制御
部709では、図15及び図16について説明したとこ
ろに準じて回線切替え依頼対応の回線の切替えを行う。
レスポンス発行部713は、前記回線切替えコマンドで
指定される回線切替えパターンで指定される回線の各レ
スポンス情報を含めたレスポンス情報を図15及び図1
6について説明したところに準じて監視装置600へ返
す。
【0039】図2、図10及び図15において、伝送装
置641 、伝送装置642 は、図1の伝送装置2,4に
対応し、CPU54、メモリ58、回線切替え制御部7
8は、図1のコマンド発行依頼手段8に対応する。CP
U54、メモリ58、コマンド発行部74は、図1のコ
マンド発行手段10に対応し、通信インタフェース、通
信部75は、図1の通信手段16に対応する。監視回線
601は、図1の監視回線14に対応し、CPU61
4、メモリ616、通信装置618、通信部702、コ
マンド解析部705は、図1のコマンド受信手段18に
対応する。CPU614、メモリ616、パターン切替
え制御部707は、図1の回線切替え制御手段22に対
応し、カード608,610、カード制御部709は、
図1の回線切替え手段20に対応する。
【0040】前述のように構成されるシステムの動作を
以下に説明する。(1) 回線の切替えについて 説明の都合上、パターンテーブル86には、図11に示
すような回線切替えパターンが登録されており、その回
線切替えパターン1から回線切替えパターン2への回線
切替えを行う例について説明する。図11に示す回線切
替えパターン1は、伝送路66を非活性にし、伝送路6
8を活性している例を示す。回線切替えパターン2は、
逆の例を示す。
【0041】回線切替え要求表示部70において、ディ
スプレイ装置55のキーボード操作によって回線切替え
要求が入力されると、回線切替え要求表示部70から回
線切替え待ち状態にある回線切替え制御部78(図5の
200参照)へ回線切替えパターンによる回線切替え依
頼のコマンドが発行される(図5の202参照)。
【0042】前記回線切替え依頼のコマンドを受け付け
た回線切替え制御部78は、パターンテーブル86を参
照して依頼された回線切替えパターンが登録されている
回線切替えパターンであるか否かの判定を行う(図5の
204参照)。
【0043】前述の設例の下では、登録回線切替えパタ
ーンとの一致が得られるのは、回線切替えパターン2と
の一致であり、その一致が得られると、回線切替え制御
部78は、コマンド発行部74へ各関連する伝送装置、
例えば伝送装置641 ,64 2 への回線切替えコマンド
の発行を依頼する(図5の206参照)。回線切替えコ
マンドは、図11に示すように、例えば回線切替えパタ
ーン1のように伝送装置641 及び伝送装置642 間の
伝送路66上の各回線の非活性化と、伝送装置641
び伝送装置642 間の伝送路68上の各回線の活性化と
を1本1本行うのではなく、それら各回線の非活性化と
活性化とを纏めて切り替えるコマンドである。このコマ
ンドが、請求項1乃至請求項8に記載される回線切り替
えパターンを指定する単一の回線切替えコマンドに対応
する。
【0044】前記回線切替えコマンドの発行依頼と共
に、状態管理部82へ回線切替え中の通知を行う(図5
の208参照)。この通知に応答して状態管理部82
は、その回線切替え対応に状態管理テーブル90の状態
管理情報を書き替える。これにより、監視装置50は、
回線切替え対象の伝送装置、例えば伝送装置641 ,6
2 の障害抑止状態に設定される(図12の350参
照)。
【0045】コマンド発行部74は、関連する伝送装置
毎の回線切替えコマンドを編集して通信部75へ送る。
通信部75は、送られて来た回線切替えコマンドを指定
された伝送装置、例えば伝送装置641 ,642 へ伝送
する。
【0046】通信部75から、指定された伝送装置例え
ば図2の伝送装置641 及び伝送装置642 へ伝送され
て来た回線切替えコマンド(回線の活性化のためのコマ
ンド)によって、伝送装置641 及び伝送装置642
に接続されている伝送路66上の各回線#101,#1
02,#103が非活性状態から活性状態へ纏めて切り
替え、伝送装置641 及び伝送装置642 間に接続され
ている伝送路68上の各回線#201,#202,#2
03を活性状態から非活性状態へ纏めて切り替える。
【0047】回線切替えを図2に加えて図15を参照し
つつ、以下に具体的に説明する。監視装置50(図15
の600参照)から伝送装置641 及び伝送装置642
へ回線切替えパターン番号及び活性化情報を有する単一
の回線切替えコマンドが送られて来て通信部702で受
け取られると、その回線切替えコマンドに応答したコマ
ンド解析部705が、受け取ったコマンドが回線切替え
をパターンで行うコマンドであることを認識する。この
認識に応答したパターン切替え制御部707は、コマン
ドで指定される回線切替えパターン番号でパターン番号
テーブル711を参照してそこに定義されている回線の
活性化パターンに対応した回線の活性化を行う指示をカ
ード制御部709に対して行ってカード制御部709を
起動する。
【0048】この起動により、伝送装置641 及び伝送
装置642 が起動された時点で予め割り付けられている
バスアドレス(伝送路66、又は伝送路68上の回線と
同期されているバスアドレス)によって、カードに収容
されている伝送路(例えば、図15の伝送路604,6
06)上の回線(チャネル、又はタイムスロット)をバ
ス612に接続する。つまり、カード上に設けられてい
るゲート回路(図示せず)を前記バスアドレスで開いて
伝送路上の回線をバス612に接続する。このような接
続処理は、カード608,610での制御により、各回
線毎に順次に行われる。
【0049】この順次の回線接続が、回線切替えパター
ンで指定されるすべての回線について終了したとき、カ
ード制御部709は、回線切替えをした結果を回線切替
え制御部707へ通知する。回線切替え制御部706
は、すべての回線についての前記結果〔回線番号、制御
内容(活性)、成功若しくは不成功〕をレスポンス発行
部710へ送る。レスポンス発行部710は、前記結果
を含めたレスポンス情報を形成し、該レスポンス情報を
通信部702の制御の下に通信装置618(図15参
照)、監視回線62を経て監視装置50へ送信する。
【0050】このような回線切替えを行うことにより、
現在どのような回線使用形態でネットワークが運用され
ているかの判別が容易になるし、又後述するように予約
運用機能を容易に実現することができる。
【0051】前述のパターンの比較において、パターン
間に一致が得られないときには、パターンが存在しない
旨の通知を回線切替え制御部78から回線切替え要求表
示部70へ返してその旨を画面上に表示する(図5の2
10参照)。
【0052】(2) 回線切替え時の障害情報の抑圧につい
前述のようにして回線の切り替えに入ると、前記伝送装
置641 及び伝送装置642 から監視装置50へレポー
トが返されて来る。このレポートとは、伝送装置から監
視装置へ一方的に送られて来る通知情報をいう。そのレ
ポートに乗せられて来る通知情報は、従来の伝送装置に
装備されている通知手段によってレポートに乗せられ
る。以下の説明で出て来るレポートは、すべて同様にし
て作成されて監視装置50へ送信されて来る。
【0053】このようにして送信されて来たレポート
は、通信部75を経てレスポンス/レポート受信部80
で受け取られ、状態制御部82へ渡される。状態制御部
82は、レポートを受け取ると(図6の300,302
参照)、そのレポートの内容をチェックして回線切替え
中通知であると(図6の304参照)、回線切替え対象
の伝送装置641 及び伝送装置642 を回線切替え中と
して管理し(図6の306参照)、状態管理テーブル9
0にその内容を書き込む(図6の308参照)。
【0054】前記レポートが障害情報通知であり(図6
の316参照)、前記レポートの内容をチェックしたと
き、当該レポートを返送して来た伝送装置が、先に回線
切替え対象とされた伝送装置641 及び伝送装置642
に該当したとき(図6の318,320参照)、通知さ
れた障害情報は破棄する(図6の322、図12の35
2参照)。これにより、回線切替え中の障害情報を抑圧
することができる。又、該当しないときは、障害情報を
状態管理テーブル90に反映させる(図6の330参
照)。
【0055】このようにして抑圧された障害情報の収集
は、次のようにして行う。前述の回線切替えの開始後
に、伝送装置641 及び伝送装置642 から通知されて
来るレポートが回線切替えの終了(回線切替えの実行結
果)を示していたとき(図6の310参照)、該レポー
トは、通信部75、レスポンス/レポート受信部80を
経て回線切替え制御部78、及び状態管理部82へ転送
される。実行結果を受け取った回線切替え制御部78
は、回線切替えの依頼元である回線切替え要求表示部7
0及び状態管理部82へ回線切替え結果の情報を送る。
状態管理部82は、先に回線切替え中として管理されて
いる伝送装置641 及び伝送装置642 についての管理
を解除し(図6の312参照)、当該伝送装置641
び伝送装置642 へ送出すべき障害情報収集コマンドの
発行依頼を回線切替え制御部78からコマンド発行部7
4に対して行う(図6の314参照)。
【0056】回線切替えの依頼元である回線切替え要求
表示部70は、受け取った実行結果をその表示画面上に
表示する。回線切替えの依頼元が予約運用制御部76で
ある場合には何もしない。
【0057】このような処理を行うことにより、回線切
替え中に一時的に発生する障害情報を抑止することがで
き、又回線切替え終了時の回線切替え対象となった伝送
装置についての正しい障害情報を監視画面の画面上に表
示することが可能になる。このようにして簡易障害情報
抑止方式を構成し得る。
【0058】次に、パターンテーブル86の状態情報と
構成情報格納部88のネットワークの構成管理情報とを
考慮して障害情報を抑止する場合について説明する。回
線の切替えが開始されてからレポートが返送されて来る
までの動作は、パターンテーブル86の状態情報を加味
しない場合と同様である。従って、回線切替えコマンド
の発行で障害抑止状態となる(図12の350参照)。
【0059】そして、監視装置へのレポートで障害通知
が為されたとき(図6の316参照)、状態管理部82
は、そのレポートの内容をチェックして回線切替え中で
あることが判明したとき(図6の318参照)、パター
ンテーブル86及び構成情報格納部88を参照して障害
発生源と回線との関係を調べてその障害が回線切替えに
よって発生し得る障害であるか否かを推定し(図6の3
24参照)、それに該当する障害情報は、状態管理部8
2に反映させずに破棄する(図6の326参照)。この
場合にも、前記判定で該当しないとされるときには、そ
の障害情報を状態管理テーブル90に反映させる(図6
の330、図12の352参照)。
【0060】このような障害情報の処理を行うことによ
り、前記簡易障害情報抑止方式とことなり、リアルタイ
ムで正しい障害情報の表示を行うことができる。なお、
障害情報を抑止した後であって、監視装置へ回線切替え
対象の伝送装置全部からレスポンスが返されて回線切替
え対象の伝送装置での回線切替えが終了したとき、抑止
した伝送装置障害情報の収集は、簡易障害情報抑止方式
と同様にして行う。
【0061】(3) ポーリングによる回線運用パターンの
変更 ポーリング制御部72は、予め決められたコマンド発行
間隔(例えば、1分間隔)でポーリングコマンドの発行
を行う。そのために、構成情報格納部88を参照して次
にポーリングコマンドを発行すべき伝送装置、例えば図
2の伝送装置641 及び伝送装置642 を検索する(図
4の400参照)。その伝送装置に対するポーリングコ
マンドの発行依頼をコマンド発行部74に対して行う
(図4の402参照)。そして、ポーリングコマンド発
行間隔だけ待機して(図4の404参照)図4の400
の処理に入る。
【0062】ポーリングコマンドの発行依頼を受けたコ
マンド発行部74は、通信部75を経て前記次にポーリ
ングコマンドを発行すべき伝送装置、例えば図2の伝送
装置641 及び伝送装置642 に対してポーリングコマ
ンドを送出する。
【0063】ポーリングコマンドを受け取った伝送装
置、例えば図2の伝送装置641 及び伝送装置64
2 は、ポーリングの結果情報(レスポンス)に現在運用
中のパターン情報を付加して監視装置50へ返送する。
レスポンスとは、問い合わせに対する応答をいう。レス
ポンスを監視装置へ送る手段は従来公知のものである。
以下、同じである。
【0064】このポーリング結果情報(ポーリングの結
果情報(レスポンス)及び現在運用中のパターン情報)
は、通信部75、レスポンス/レポート受信部80を経
てポーリング制御部72及び状態管理部82へ通知され
る。状態管理部82は、ポーリングによる状態通知であ
ることを判定すると(図7の332参照)、伝送装置か
ら返送されたレスポンスの運用パターンと、状態管理テ
ーブル90に書き込まれている登録運用パターンとを比
較する(図7の334参照)。パターン間の一致が得ら
れる場合には何もしないが(図7の336参照)、不一
致の場合には、状態管理部82から回線切替え制御部7
8に対して回線切替えの依頼を行う。回線切替え制御部
78は、前述のところに準じてコマンド発行部74に対
してパターン切替えコマンドの発行を依頼する(図7の
338参照)。コマンド発行部74は、依頼を受けた伝
送装置に対して通信部75を経てパターン切替えコマン
ドを依頼対応の伝送装置へ送出する。その伝送装置での
回線切替えは、前述のところと同様にパターン切替えコ
マンドで指定される切替えパターンで纏めて行われる。
これにより、当該伝送装置の運用パターンは、監視装置
が管理している登録運用パターンに整合させることがで
きる。
【0065】このように回線切替えをパターンで管理
し、ポーリングのレスポンスに現在運用パターンを付加
することによって、監視装置と伝送装置との間で回線運
用状態の認識ずれが発生した場合でも、即座に伝送装置
の運用パターンを監視パターン(登録運用パターン)に
整合させることができる。
【0066】なお、その他の状態通知、例えば装置の立
ち上げ、試験情報などの通知である場合には(図7の3
39参照)、当該伝送装置、又は監視装置についての状
態管理情報を通知された状態管理情報に変更する(図7
の340参照)。
【0067】(4) 予約運用処理について 予約運用制御部76は、図8及び図9に示す処理フロー
に従って予約運用の処理を行う。
【0068】予約運用に際して、予約運用制御部76
が、予約運用テーブル84の参照を行う。その予約運用
テーブルには、曜日指定で毎週回線切替えを行う定期予
約データと、日時指定で指定した日時に回線切替えを行
う時間予約データとを予め登録している。
【0069】予約運用制御部76がその動作を開始する
と、予約運用テーブル84の定期予約データを参照して
次に発行すべき定期予約のパターン番号及び日時(以
下、第1の期日データという。)を獲得し(図8の50
0の(1) 参照)、予約運用テーブル84の時間予約デー
タを参照して次に発行すべき時間予約のパターン番号及
び日時(以下、第2の期日データという。)を獲得する
(図8の502の(2) 参照)。
【0070】第1の期日データと第2の期日データとを
比較する(図8の504参照)。その比較において、第
1の期日データが第2の期日データよりも時間的に早い
ならば、第1の期日で指定されるパターン番号及び日時
を次の予約とする(図8の506参照)。逆ならば、第
2の期日で指定されるパターン番号及び日時を次の予約
とする(図8の508参照)。
【0071】このようにすることにより、通常どちらの
予約データであるかを意識することなしに現時刻より先
で最も近い時間にタイマを起動することができる。しか
し、第1の期日データと第2の期日データとが一致する
と、無条件に第2の期日データで指定されるパターン番
号及び日時を次の予約とする。このようにすることによ
り、特定の日時のみ第2の期日データの運用に変更した
い場合に、該特定の日時から第2の期日データによるを
運用をし、そして第1の期日データによる運用をしたい
日時から直ちに第1の期日データによる運用をすること
が可能になり、予約データを容易に変更することができ
る。
【0072】例えば、予約運用テーブル84に予め登録
される運用パターン及び予約データが、図13に示すよ
うなものであったとする。図13の(A)は、運用パタ
ーンを示し、図13の(B)は、予約データを示す。こ
の例によると、10月11日の時刻10:00に定期予
約のパターン1で切替えが発生する筈であるが、この例
では時間予約と同時刻になっているため、時間予約のパ
ターン3で切替えが行われる。又、10月12日(火)
の18:00と22:00との間に定期予約のパターン
4で切替えが行われる。
【0073】前述のような予約処理を行うと、前記予約
の期日まで予約処理を待機する。そして、予約の期日が
到来したとき、その予約パターンに従って回線切替えを
前述のところに従って行う。
【0074】次に、ネットワーク内に複数の監視装置を
設ける場合の予約運用について図14、図8及び図9を
用いて説明する。このようなシステム構成において、予
約運用が開始されると、優先度が最高で、マスタとなる
監視装置180は、他の監視装置182,184に対し
て予約運用開始レポートと予約運用テーブル84の内容
(回線切替え制御情報)を伝送する。これにより、監視
装置180のみが各伝送装置190,192,194,
196の監視機能を行う。又、マスタの監視装置180
による監視を行うことができなくなったとき、優先度が
次に高い監視装置による監視を行うことを可能にする。
監視装置180、182,184は、参照番号順に優先
度が低いとする。
【0075】予約運用開始レポートと予約運用テーブル
84の内容を受け取った他の監視装置182,184の
レスポンス/レポート受信部180は、自己の状態管理
部82に対して予約運用開始レポートを通知して状態管
理テーブル90(図3参照)の状態管理情報を更新し、
受け取った予約運用テーブル84の内容で自己の予約運
用テーブル84の内容を更新する。状態管理部82は、
又予約運用制御部76に対して予約運用を開始する通知
を出す。このような構成を取ることにより、各監視装置
では、更新された予約運用テーブル84の内容に従って
予約運用を開始する。
【0076】ネットワーク内に障害が発生しておらず、
すべての伝送装置の監視が可能な場合には、回線切替え
コマンドの発行は、マスタの監視装置180から行う。
即ち、予約運用の指定時刻が来たことを予約運用テーブ
ル84の参照で認識したマスタの予約運用制御部76
は、マスタの状態管理テーブル90を参照して現在自監
視装置がマスタであるか否かをチェックし(図8の52
0参照)、マスタであることが判ると(図8の522,
524参照)、マスタである監視装置が監視可能なら
(図9の532,534,536参照)回線切替えを上
述したところに従って行う。
【0077】今、図14に示すようなネットワーク内の
伝送路200に障害が発生し、マスタである監視装置1
80から伝送装置190以外の伝送装置192,19
4,196及び監視装置182,184の監視不能にな
ったとする(図8の526,528参照)。
【0078】この状態において、マスタである監視装置
180は、通常通り回線切替えを行う(図8の526,
528参照)。又スレーブである監視装置182,18
4は、それぞれ監視回線199,206を介してマスタ
である監視装置180の監視は不能であるが、監視装置
184の優先度よりも高い優先度を有する監視装置18
2によって、監視可能となっているから、監視装置18
4による監視のための制御は何もしない(図8の530
参照)。
【0079】しかし、監視装置180に与えられた優先
度の次に優先度の高い監視装置182が、監視装置18
4及び伝送装置192,194,196の監視を行い
(図9の532,534,536参照)、監視装置18
0に代わって予約運用についての回線切替えを行う(図
9の538参照)。逆に、状態管理部82による監視が
不能ならば(図89の534,540参照)、何もしな
い(図9の542参照)。
【0080】従って、伝送路障害が発生してマスタによ
る回線切替えが不能となる監視装置及び伝送装置の監視
を行い、予約運用の指定時刻が到来したとき、その時刻
における回線切替えを行うことかできる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
線切替えを回線切替えパターンにより行うようにしたの
で、回線切替えについての回線運用形態の把握、予約運
用機能等の運用管理が容易になる。各回線毎のコマンド
の発行処理を行う必要性がなくなり、回線切替え速度が
向上して回線切替えを短時間のうちに行うことができ
る。又、監視装置と伝送装置との間で運用パターンに不
一致が生じたときでも、その整合処理が可能になる。回
線切替え時に生ずる一時的な障害を抑圧するようにした
ので、実際の障害のみを監視状態に反映させることがで
きるため、ネットワーク運用上の信頼性向上に寄与す
る。又、回線切替え時に生ずる一時的な障害以外の実際
の障害情報をリアルタイムで収集することができる。
【0082】更に、ネットワーク内に配置される複数の
監視装置によって、監視が多重化されるので、より確実
な予約運用が可能となるため、安定したネットワークの
運用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2記載の発明の原理ブロック図である。
【図2】請求項1乃至請求項8記載の発明の一実施例を
示す図である。
【図3】監視装置内の処理部の構成を示す図である。
【図4】ポーリング制御部の処理フローを示す図であ
る。
【図5】回線切替え制御部の処理フローを示す図であ
る。
【図6】状態管理部の処理フローの一部を示す図であ
る。
【図7】状態管理部の処理フローの残部を示す図であ
る。
【図8】予約運用制御部の処理フローの一部を示す図で
ある。
【図9】予約運用制御部の処理フローの残部を示す図で
ある。
【図10】伝送装置で行われるパターン切替えの処理フ
ローを示す図である。
【図11】パターンテーブルの登録例を示す図である。
【図12】回線障害情報の収集シーケンスを示す図であ
る。
【図13】定期予約及び時間予約の例を示す図である。
【図14】複数の監視装置を有するネットワークの構成
例を示す図である。
【図15】伝送装置の構成を示す図である。
【図16】従来の伝送装置での処理フローを示す図であ
る。
【符号の説明】
2 伝送装置 4 伝送装置 6 監視装置 8 コマンド発行依頼手段 10 コマンド発行手段 14 監視回線 16 通信手段 18 コマンド受信手段 20 回線切替え手段 22 回線切替え制御手段 54 CPU 58 メモリ 60 通信インタフェース装置 74 コマンド発行部 75 通信部 78 回線切替え制御部 601 監視回線 614 CPU 616 メモリ 618 通信装置 702 通信部 705 コマンド解析部 707 パターン切替え制御部 709 カード制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク内の伝送装置間に収容され
    る複数の回線を監視装置の制御の下に切り替える回線切
    替え方法において、 前記複数の回線のうちの任意に組み合わせられる複数の
    回線を組とした回線切替えパターンを指定する単一の回
    線切替えコマンドを監視装置から回線切替え対象の伝送
    装置へ送出し、 回線切替え対象の伝送装置に収容される回線を前記単一
    の回線切替えコマンドの回線切替えパターンに従って切
    り替えることを特徴とする回線切替え方法。
  2. 【請求項2】 伝送装置(2,4)間に収容される複数
    の回線を監視装置(6)の制御の下に切り替える回線切
    替え装置において、 前記監視装置(6)に設けられ、回線切替えパターンを
    指定する単一の回線切替えコマンドの送出を依頼するコ
    マンド発行依頼手段(8)と、 前記監視装置に設けられ、前記コマンド発行依頼手段
    (8)からの依頼に応答して単一の回線切替えコマンド
    を発行するコマンド発行手段(10)と、 該コマンド発行手段(10)から発行された単一の回線
    切替えコマンドを監視回線(14)に送出する通信手段
    (16)と、 前記伝送装置(2,4)に設けられ、前記通信手段(1
    6)から前記監視回線(14)を経て伝送されて来た単
    一の回線切替えコマンドを受信するコマンド受信手段
    (18)と、 前記伝送装置(2,4)に収容される複数の回線を切り
    替える回線切替え手段(20)と、 前記伝送装置(2,4)に設けられ、当該伝送装置に収
    容される複数の回線のうちの前記単一の回線切替えコマ
    ンドの回線切替えパターンで指定される回線の各々の切
    替えを前記回線切替え手段(20)に生ぜしめる回線切
    替え制御手段(22)とを設けたことを特徴とする回線
    切替え装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の回線切替え方法におい
    て、 伝送装置から収集した運用中の回線パターンと、監視装
    置で管理している回線パターンとの差違があるとき、監
    視装置から単一の回線切替えコマンドを発行して前記運
    用中の回線パターンを前記単一の回線切替えコマンドで
    指定する回線パターンに切り替えることを特徴とする回
    線切替え方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の回線切替え方法におい
    て、 単一の回線切替えコマンドによる回線切替え時に生ずる
    一時的な回線障害を抑圧することを特徴とする回線切替
    え方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の回線切替え方法におい
    て、 単一の回線切替えコマンドによる回線切替え時に生ずる
    一時的な回線障害を抑圧し、該回線切替え終了後に回線
    切替え対象の伝送装置から抑圧された回線障害情報を収
    集することを特徴とする回線切替え方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の回線切替え方法におい
    て、 単一の回線切替えコマンドによる回線切替え時に一時的
    に生ずるであろう回線障害を当該回線を構成する装置構
    成情報に応答して推定し、前記回線障害が推定した障害
    情報と一致するとき当該障害情報の抑圧をすることを特
    徴とする回線切替え方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の回線切替え方法におい
    て、 定期的に回線切替えを行う曜日指定と、特定の日時に回
    線切替えを行う日付指定との指定時刻が一致したとき、
    日付指定を優先して単一の回線切替えコマンドを発行す
    ることを特徴とする回線切替え方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の回線切替え方法におい
    て、 ネットワーク内に設けられる複数の監視装置の各々に優
    先度を付与すると共に、優先度の最も高い監視装置から
    他の監視装置に対して同一の回線切替え制御情報を同報
    し、優先度の高い監視装置による回線切替え制御不能時
    に該監視装置を除く監視装置のうちの優先度の高い監視
    装置により監視可能な伝送装置の回線切替え制御を行う
    ことを特徴とする回線切替え方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002094513A (ja) * 2000-09-11 2002-03-29 Hitachi Ltd 通信ネットワークシステムおよびパス接続制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002094513A (ja) * 2000-09-11 2002-03-29 Hitachi Ltd 通信ネットワークシステムおよびパス接続制御方法

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