JPH07264057A - 位相同期回路および記録再生装置 - Google Patents

位相同期回路および記録再生装置

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JPH07264057A
JPH07264057A JP6048903A JP4890394A JPH07264057A JP H07264057 A JPH07264057 A JP H07264057A JP 6048903 A JP6048903 A JP 6048903A JP 4890394 A JP4890394 A JP 4890394A JP H07264057 A JPH07264057 A JP H07264057A
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recording
circuit
signal
data
conversion
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JP6048903A
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Eisaku Saiki
栄作 斉木
Masashi Mori
雅志 森
Shintaro Suzumura
伸太郎 鈴村
Shoichi Miyazawa
章一 宮沢
Terumi Takashi
輝実 高師
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Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
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Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】位相同期回路のオフセットを再生データのジッ
タに対するマ−ジンが充分確保されるように調整する。 【構成】マイコン15は、DA回路8のオフセット調整
手段52を制御し、DA変換器51の出力に対するオフ
セット値を順次変化させる。磁気ディスクコントロ−ラ
14の再生エラ−検出手段80は、各オフセット値につ
いて磁気記録媒体1より読みだしたテストデータが書き
込んだテストデータと一致するかを判定する。マイコン
15は、再生エラ−検出手段80における判定結果か
ら、最も最適であるオフセット値を推定し、オフセット
調整手段52に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録再生装置等におい
てクロックの生成に用いられる位相同期回路に関し、特
に、その生成クロックの高精度化の技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、記録再生装置では、パルス信号に
変換された磁気記録媒体からの再生信号の基本周期に同
期したクロックパルスの生成を行なう位相同期回路には
PLL(Phase Locked Loop)が広く用いられてきた。
【0003】図15に、このようなPLLを用いた記録
再生装置の再生系を示す。
【0004】図示するように、この記録再生装置の再生
系は、ディスク型の磁気記録媒体1と、磁気記録媒体1
上の磁気信号を電気信号117に変換する磁気ヘッド1
6と、磁気ヘッド16の出力信号を増幅するR/W(Re
ad/Write)アンプ2と、R/Wアンプ2の出力信号1
01をを常に一定の振幅に制御するAGC(Auto Gain
Controller)回路3と、AGC回路3の信号出力102
に対して波形等化を行うフィルタ回路4と、フィルタ回
路4の出力信号103をパルス状の2値信号125に変
換する波形整形回路20と、波形整形回路出力125を
入力し、再生信号の基本周期に同期したクロックパルス
124を作るPLLで構成された位相同期回路25と、
クロックパルス124から検出窓を生成する検出窓生成
回路27と、波形整形回路出力125に遅延を与えるた
めの遅延回路29と、検出窓の中に遅延回路出力126
のパルスが存在するか否かを判定し、クロックパルスに
同期した再生信号110を出力する弁別回路26と、弁
別回路26出力110を入力し、変調を施して記録され
たデータを復調するための復調回路30とを有してい
る。
【0005】また、位相同期回路25は、波形整形回路
出力125とVCO(Voltage Controlled Oscillate
r)回路24が出力するクロックパルス124との位相
を比較しその位相差に応じて出力信号121のデューテ
ィを変化させる位相比較回路21と、位相比較回路21
の出力パルスを電流122に変換するチャージポンプ回
路22と、電流122を積分し電圧波形123に変換す
る積分回路23と、積分回路23の出力電圧に応じた周
波数のクロックパルス124を発生するVCO回路24
から構成される。
【0006】次に、このような再生系の動作を図16に
示すタイミングチャ−トを用いて説明する。
【0007】図(1601)に示すように、波形整形回
路20は、読み取り信号103を2値化した信号125
を出力する。また、(1602)に示すように、VCO
回路24は図の実線のように波形整形回路出力125に
同期した信号を発生する。また、(1603)に示すよ
うに、検出窓生成回路27は、VCO回路出力124を
分周し、信号128を出力する。検出窓生成回路出力1
28中、“H”レベルの期間が検出窓である。一方、
(1604)に示すように、遅延回路は、波形整形回路
出力125を遅延させる。
【0008】そして、弁別回路26で、検出窓生成回路
出力128の“H”レベルの期間(検出窓)に発生した
遅延回路29出力126の“H”レベルを検出し復調回
路30へ出力する。
【0009】ここで、一般に磁気ディスク等を用いた記
録再生装置ではディスク、磁気ヘッド、R/Wアンプで
発生するノイズや、磁気干渉などにより、読み取り信号
のピークシフト現象が生じ、波形整形回路出力125の
パルスに図16(1601)の破線で示す様に、例えば
時間Dのジッタが生じる。そして、このジッタに対して
位相同期回路25のPLLが追従できない場合は、(1
603)に示した検出窓に対して(1604)に破線で
示す様にパルスがずれる。そして、この量が大きくな
り、検出窓からパルスが外れると正常に再生を行なうこ
とができなくなる。
【0010】一方、(1603)の検出窓の中心で(1
604)に示したパルスが立ち上がる様に遅延回路29
の遅延量を1クロックパルス分に設定すれば、ジッタに
対するマージンが最大になる。このマージンはウィンド
ゥマージンと呼ばれ、記録再生装置の性能に大きく係わ
る。
【0011】しかし実際には、ディジタル回路素子のデ
ィレイによる遅延及びVCO回路、チャージポンプ回路
のオフセットによって、(1601)に示した波形整形
回路出力125と(1602)のクロックパルス127
とが完全には同期せずに位相ずれが生じる場合がある。
そのため、従来は、遅延回路29の遅延量を細かく事前
調整することで前記位相ずれを補正し、ウィンドゥマー
ジンが最大になるように設定していた。
【0012】さて、このような記録再生装置の他、近年
では、復号回路、位相同期回路およびAGC回路をディ
ジタル信号処理回路で構成した記録再生装置が実現され
ている。
【0013】たとえば、復号回路を、ビタビ復号を行な
うディジタル信号処理回路で構成した記録再生装置が知
られている。ビタビ復号はディジタル的に最尤復号(M
L:Maximum Likelihood)を実現する方法の一つであ
り、時系列的な再生信号値の組合せを考慮した復号方法
である。
【0014】また、このように、記録再生装置の信号処
理系にディジタル的な最尤復号を用いる場合、パーシャ
ルレスポンス(PR:Partial Response)と呼ばれる、
磁気記録媒体の伝送特性に適合した電力スペクトルを有
する符号形態が併用される場合がある。また、パーシャ
ルレスポンスと最尤復号とを併用して記録再生装置の高
密度化を実現する技術は、PRML(Partial Response
Maximum Likelihood)と呼ばれる。
【0015】さて、このようなPRを利用した記録再生
装置では、位相同期回路もディジタル信号を用いて、位
相同期を行なうデジタル処理回路とすることが好まし
い。
【0016】このようなPRを利用した位相同期に関す
る技術としては、たとえば、特開平1−143447号
公報に記載の技術が知られている。
【0017】図19に、PRを利用した位相同期に用い
られる位相同期パタ−ンを示す。
【0018】図中、(1901)は磁気記録媒体1のフ
ォーマット時に、位相同期パタンの記録のために、磁気
ヘッドに与える記録電流波形である。
【0019】(1902)は(1901)の位相同期パ
タンを磁気ヘッド16によって読みだした信号117で
ある。磁気記録媒体1および磁気ヘッド16は、たとえ
ば〔1−D〕の特性(サンプル値から1クロック分遅延
させたサンプル値を減ずる)を与えられており、(19
01)の位相同期パタンより(1902)に示す{ 0、
1、 0、-1、 0、 1、 0、-1、 0、 1、 0、-1 …}の
信号を再生する。
【0020】このような再生信号は、前述した記録再生
装置と同様に、AGC回路、フィルタ回路を介して位相
同期回路に出力される。
【0021】次に、(1902)に示した再生信号よ
り、クロックを生成する位相同期回路の構成を図17に
示す。
【0022】図中、103はフィルタ回路4の出力信号
であり、2値化されない状態で位相同期回路11へ取り
込まれる。
【0023】さて、図示するように、位相同期回路11
は、フィルタ回路4の出力信号103をディジタル信号
104へ変換するためのAD回路5、AD回路出力10
4に対してナイキスト等化を行うEQ回路6と、EQ回
路出力105から位相ずれ量を検出し位相ずれ量を誤差
信号として出力するPLLコントローラ回路7と、PL
Lコントローラ回路出力106を電流として出力するD
A回路8と、DA回路出力電流107を積分し電圧値に
変換する積分回路9と、積分回路出力電圧108に対応
した周波数のクロックパルス109を出力するVCO回
路10とで構成される。ここで、AD回路5によってフ
ィルタ回路4の出力信号をディジタル信号104へ変換
するタイミングは、VCO回路が出力するクロックパル
ス109のタイミング(図19、1903)で行われ
る。
【0024】次に、PLLコントローラ回路7は、EQ
回路出力に対して帯域制限を行う〔1+D〕回路36
と、データをクロックパルス109の1クロック分遅延
させる遅延回路32、33と、〔1+D〕回路36の出
力データ136の値が“正”“0”“負”のいずれであ
るかを判定し、“正”の場合“1”を出力し、“0”の
場合“0”を出力し、“負”の場合“−1”を出力する
比較回路31と、ディジタルデータ同士の乗算を行う乗
算回路34、35と、ディジタルデータ同士の減算を行
う減算回路37とで構成される。
【0025】以下、この位相同期回路の動作を、図18
のタイミングチャ−トを用いて説明する。
【0026】図18の、(1801)はVCO回路10
が出力するクロックパルス109であり、(1802)
は、フィルタ回路4の出力信号103をクロックパルス
109のタイミングでAD回路5によってディジタル化
した後に、EQ回路6によってナイキスト等化した信号
105である。信号105は位相同期回路11より出力
され、後段の回路で復号、復調される。
【0027】ここで、図中、(a)のタイミングでは
(1801)に示すクロックパルス109と(180
2)に示す信号105との間に位相誤差が生じており、
クロックパルス109と信号105とが同期した状態を
示した点線の波形に対して時間“d”のずれがある。し
たがって、サンプル値が理想値の“0”にはならずに、
“e0”の誤差がサンプル値に生じている。一方、
(i)のタイミングでは位相誤差が抑圧されておりサン
プル値が理想値“0”となっている。
【0028】次に、(1803)は信号105に対して
〔1+D〕処理(サンプル値と1サンプル過去の値を加
える)を行った〔1+D〕回路出力136であり、(1
804)は信号136を遅延回路32によってクロック
パルス109の1周期分遅延させたものである。
【0029】(1805)は比較回路31の出力135
であり信号136のサンプル値が“正”“0”“負”の
いずれであるかを判定した結果であり、(1806)は
遅延回路33の出力133であり比較回路31の出力1
35をクロックパルス109の1周期分遅延させたもの
である。
【0030】(1807)は乗算回路35の出力134
であり、信号133と信号136とで乗算を行った結果
である。また(1808)は乗算回路34の出力132
であり、信号131と信号135とで乗算を行った結果
である。(1809)は減算回路37の出力106であ
り信号134から信号132を減算したものである。
【0031】(1810)は信号106をDA回路8に
よって連続的なアナログ電流値に変換したものであり、
位相ずれを示す誤差信号になっている。信号106は積
分回路9によって積分され電圧値に変換された後、VC
O回路10によってクロックパルス109として出力さ
れ、AD回路5にフィードバックされる。
【0032】このフィ−ドバック系では、VCO回路1
0の入力電圧が負のときクロックパルスの周波数は低く
なり、正のときクロックパルスの周波数は高くなる用に
制御される。
【0033】結果、(1803)に示した〔1+D〕回
路出力136のタイミング(b)(c)でのレベル差を
e1とすると、このe1が“0”になる様にPLLが動
作することになる。
【0034】このように、PRを用いた位相同期回路に
よれば、(a)(c)(e)(g)(i)のタイミング
ではEQ回路出力105の値が“0”に収束するように
クロックパルスタイミングを制御する。したがい、EQ
回路出力105はナイキスト条件を満足するため、前述
した後段の復号回路で正確な復号、復調が可能となるの
である。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】さて、このようなPR
を用いた記録再生装置の位相同期回路は、AD回路もし
くはDA回路にオフセットが生じた場合にVCOクロッ
クの位相ずれが生じ、AD回路でのサンプリングタイミ
ングに狂いが生じる。その結果、ノイズやピークシフト
現象による再生信号のジッタに対するマージンが小さく
なり、再生時に復号エラーが生じやすくなる。
【0036】そこで、本発明は、デジタル信号処理によ
り入力信号に位相同期したクロック信号を生成する位相
同期回路のオフセットを容易に事前補正することのでき
る位相同期回路、および、このような位相同期回路を備
えた記録再生装置を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
本発明は、記録媒体と、記録するデータを変調して記録
用データを生成する変調手段と、生成された記録データ
に応じた記録信号を前記記録媒体に書き込み、記録媒体
に書き込まれている記録信号を読みだす書き込み/読み
出し手段と、読みだした記録信号に位相同期したクロッ
クを生成する位相同期回路と、記録媒体より前記書き込
み/読み出し手段が読みだした記録信号の示す記録用デ
ータを前記クロックを用いて復調してデータを再生する
復調手段とを有する記録再生装置において、前記位相同
期回路を、入力する電圧制御信号に応じた周波数のクロ
ック信号を生成する電圧制御発振器と、前記クロック信
号で前記書き込み/読み出し手段が読みだした記録信号
をサンプリングしデジタルデータに変換するAD変換回
路と、変換されたデジタルデータ列の値に応じた値の制
御データを生成する位相同期制御回路と、制御データを
アナログ信号に変換した信号を前記電圧制御信号として
前記電圧制御発振器に出力する、変換特性を調整可能な
DA変換回路とを備えて構成し、さらに記録再生装置
に、前記記録媒体に書き込まれている所定のテストパタ
ーンデータに従った記録信号を前記書き込み/読み出し
手段に読みださせて前記復調手段にデータを再生させ、
前記所定のテストパタ−ンデータと前記復調手段が再生
したデータとを比較することで、データの再生内容が誤
っているか否かを判定し、判定結果と、前記記録媒体に
書き込まれている所定のテストパターンデータに従った
記録信号の読み出し時の前記DA変換回路の変換特性と
に基づいて前記DA変換回路の前記変換特性を調整する
制御手段を備えたものである。
【0038】なお、前記DA変換回路の前記変換特性を
調整するために用いる判定結果としては、前記所定のテ
ストパタ−ンデータを前記変調手段が変調した記録用デ
ータと、記録媒体より前記書き込み/読み出し手段が読
みだした記録信号の示す記録用データとを比較すること
で、データの再生内容が誤っているか否かを判定した判
定結果や、所定のタイミングで前記位相変換回路の前記
AD変換回路が変換したデジタルデータを抽出して値を
判定した判定結果を用いるようにしてもよい。
【0039】
【作用】本発明に係る記録再生装置によれば、たとえ
ば、前記記録媒体に書き込まれている所定のテストパタ
ーンデータに従った記録信号を前記書き込み/読み出し
手段に読みださせて前記復調手段にデータを再生させ、
前記所定のテストパタ−ンデータと前記復調手段が再生
したデータとを比較することで、データの再生内容が誤
っているか否かを判定し、判定結果と、前記記録媒体に
書き込まれている所定のテストパターンデータに従った
記録信号の読み出し時の前記DA変換回路の変換特性と
に基づいて前記DA変換回路の前記変換特性を調整す
る。したがい、判定結果より、たとえば、データの再生
内容の誤りが最も少ない、したがい、データのジッタに
対するマ−ジンが充分に確保されている前記DA変換回
路の変換特性を求め、この特性に前記DA変換回路の変
換特性を調整することにより位相同期回路のオフセット
を補正することができる。
【0040】
【実施例】以下、本発明に係る位相同期回路の実施例を
記録再生装置への適用を例にとり説明する。
【0041】まず、第1の実施例について説明する。
【0042】図1に、本第1実施例に係る記録再生装置
の構成を示す。
【0043】図示するように、本第1実施例に係る記録
再生装置は、磁気記録媒体1と、磁気ヘッド16と、R
/W(リ−ド/ライト)アンプ2と、AGC回路3と、
フィルタ回路4と、フィルタ回路出力103をディジタ
ル再生信号105に変換するとともに、フィルタ回路出
力をディジタル信号に変換するタイミングを制御する位
相同期回路11を備えている。また、位相同期回路11
の生成するクロックを用いて、ディジタル再生信号10
5に対して、Partial Responseの一方式であるPR4
(Partial Response Clauss 4)に整合した量子化出力の
帯域制限を行う[1+D]回路18と、[1+D]回路
18の出力に対してビタビ復号を行うビタビ弁別回路1
2と、ビタビ弁別回路12の出力データに対して復調を
行う復調回路13とを備えている。また、再生時にホス
トコンピュータへ復調回路13の出力112を転送し、
記録時にはホストコントローラからの記録データを変調
回路83へ転送する磁気ディスクコントローラ回路14
と、記録時に磁気ディスクコントローラ回路14から記
録データ113を受信しその記録データに対して変調を
行う変調回路83と、変調回路83の出力を記録クロッ
クに同期してR/Wアンプ5に転送する記録制御回路1
9と、記録データおよび再生データを記録しておくため
のバッファRAM回路28と、磁気ディスクコントロー
ラ回路14を制御するとともに、EQ回路6のナイキス
ト等化の特性及びDA回路8の電流オフセットを調整す
るマイコン(マイクロコンピュ−タ)15と、磁気ヘッ
ドのシーク制御およびトラッキング制御を行うヘッドコ
ントローラ回路17を備えている。なお、変調回路83
は、記憶媒体に適した符号にデータを変換する回路であ
り、変調回路83、復調回路13は、たとえば8−9符
号則に従った符号化、復号化等を行なう。
【0044】また、位相同期回路11は、フィルタ回路
4の出力信号103をディジタル信号104へ変換する
ためのAD回路、AD回路出力104に対してナイキス
ト等化を行うEQ回路6と、EQ回路出力105から位
相ずれ量を検出し位相ずれ量を誤差信号として出力する
PLLコントローラ回路7と、PLLコントローラ回路
出力106を電流として出力するDA回路8と、DA回
路出力電流107を積分し電圧値に変換する積分回路9
と、積分回路出力電圧108に対応した周波数のクロッ
クパルス109を出力するVCO回路10とで構成され
る。
【0045】ここで、本第1実施例では、EQ回路6
を、ナイキスト等化の特性をマイコン15により調整で
きる構成とし、DA回路8を、出力電流に対して電流オ
フセットを設定できる構成とした。
【0046】なお、PLLコントローラ回路7は、先に
図17に示したものと同様であり、EQ回路出力に対し
て帯域制限を行う〔1+D〕回路36と、データをクロ
ックパルス109の1クロック分遅延させる遅延回路3
2、33と、〔1+D〕回路36の出力データ136の
値が“正”“0”“負”のいずれであるかを判定し、
“正”の場合“1”を出力し、“0”の場合“0”を出
力し、“負”の場合“−1”を出力する比較回路31
と、ディジタルデータ同士の乗算を行う乗算回路34、
35と、ディジタルデータ同士の減算を行う減算回路3
7とで構成される(図17参照)。
【0047】次に、DA回路8の構成を図2に示す。
【0048】図示するように、DA回路8は、入力デー
タ106をアナログの電流値に変換するDA変換器51
と、DA変換器51の出力電流152に対してオフセッ
ト電流151を与えるためのオフセット調整手段52で
構成されている。
【0049】オフセット調整手段52は電流源回路5
3、54、55、62、63、64とスイッチ回路5
6、57、58、59、60、61とデコード回路65
とで構成されている。電流源回路53、54、55、6
2、63、64はそれぞれの電流量に重みづけがされて
おり、55、64の電流量をI1、54、63の電流量
をI2、53、62の電流量をI3とすると、I1〜I
3は以下の関係がある。
【0050】4×I1=2×I2=I3 デコード回路65は、マイコン15からの制御信号11
5の値をデコードしてスイッチ回路56、57、58、
59、60、61のON/OFFを制御する。すなわ
ち、たとえば、制御信号115の値が0の場合には、ス
イッチ回路56、57、58、59、60、61は全て
OFF状態とし信号151の電流量を“0”とする。ま
た、制御信号115の値が“+7”の場合には、56、
57、58をON状態とし、59、60、61をOFF
状態とし、信号151から“I1+I2+I3”の電流
を信号152に加算する。また制御信号115の値が
“−7”の場合には。56、57、58をOFF状態と
し、59、60、61をON状態とし、信号151から
“−I1−I2−I3”の電流を信号152に加算す
る。
【0051】このように、DA変換器51の出力電流1
52に対して正のオフセット電流151を印加する場合
は、スイッチ回路56、57、58のいずれかをON状
態にすればよく、その組合せは7通りある。また負のオ
フセット電流151を印加する場合は、スイッチ回路5
9、60、61のいずれかをON状態にすればよく、そ
の組合せは7通りある。
【0052】以上の様に、本DA回路8によれば、制御
信号115の値(−7〜+7)に比例した電流が信号1
51に与えられ、DA変換器出力152に対する15通
りのオフセットが設定出来る。
【0053】ここで、このDA回路8の入出力特性を図
3に示す。
【0054】図中、(301)はPLLコントローラ回
路7が出力する位相ずれ量(横軸)に対するDA回路8
の出力電流量107(縦軸)である。
【0055】位相のずれ量を示す制御信号115が
“0”の場合は(302)に示すPLLコントローラ出
力106が“0”の場合にDA回路出力が“0”とな
り、オフセット電流は生じない。一方、(301)にお
いて破線に示す入出力特性は、スイッチ回路56がON
状態でスイッチ回路57、58、59、60、61がい
ずれもOFF状態の場合、つまり制御信号115が
“4”の場合の例であり、(302)に示すPLLコン
トローラ出力106が、たとえば“−2”の場合にDA
回路出力値が“0”となる。
【0056】なお、15通りのオフセットが設定できる
DA回路8の構成、入出力特性を示したが、オフセット
設定の段数は3、7…等でも構わない。
【0057】次に、EQ回路6の構成を図4に示す。
【0058】図示するように、EQ回路6は、入力デー
タ103をクロックパルス109の1クロック分遅延さ
せるディレイ回路40、41、42、43と、マイコン
15からの制御信号114によってフィルタ係数のデー
タを設定できるラッチ回路71、72、73、74、7
5と、入力データ103及びディレイ回路出力141、
142、143、144とラッチ回路出力114a、1
14b、114c、114d、114eとで乗算を行う
ための乗算回路44、45、46、47、48と、乗算
回路44、45、46、47、48の出力を加えあわせ
る加算回路49とで構成される。
【0059】すなわち、EQ回路6は、トランスバーサ
ルフィルタでり、ラッチ回路71、72、73、74、
75に適正なフィルタ係数を設定し、ナイキスト等化フ
ィルタを実現する。フィルタ係数の設定値は、マイコン
15からの制御信号114によって調整可能な構成とし
ている。
【0060】以下、本実施例に係る記録再生装置の動作
について説明する。
【0061】まず、通常の記録動作について説明する。
【0062】ホストコンピュータより磁気ディスクコン
トローラ回路14へ転送された記録データは、回路磁気
ディスクコントローラ回路14より変調回路83へ転送
される。磁気ディスクコントローラ回路14より転送さ
れた記録データ113は、変調回路83により変調さ
れ、記録制御回路19によって記録クロックに同期した
タイミングでR/Wアンプ2へ転送される。R/Wアン
プ2では出力信号116により磁気ヘッド16を駆動
し、磁気記録媒体1にデータを記録する。
【0063】次に、通常の再生動作を説明する。
【0064】磁気記録媒体1から磁気ヘッド16によっ
て再生された信号117は、R/Wアンプ2によって増
幅され、R/Wアンプ2の出力信号101はAGC回路
3によって常に一定の振幅に制御される。AGC回路3
の信号出力102はフィルタ回路4によって波形等化さ
れ位相同期回路11へ出力される。フィルタ出力103
はフィルタ回路4の出力信号であり、2値化されない状
態で位相同期回路11へ取り込まれ、位相同期回路11
ではAD回路5によってディジタル信号104へ変換さ
れる。
【0065】トランスバーサルフィルタで構成されたE
Q回路6は、AD回路出力104に対してナイキスト等
化を行い、ナイキスト等化された信号105はPLLコ
ントローラ回路7において位相ずれ量が検出され誤差信
号106として出力される。DA回路8は、PLLコン
トローラ回路出力106を入力しその値に応じた電流値
107として出力し、電流値107は積分回路9によっ
て積分され、電圧値に変換された後VCO回路10に出
力される。VCO回路10は、積分回路出力電圧108
に対応した周波数のクロックパルス109を出力し、ク
ロックパルス109はAD回路がフィルタ回路4の出力
信号をディジタル信号104へ変換するタイミング信号
としてフィードバックされる。
【0066】一方、EQ回路6の出力データ105は、
〔1+D〕回路18によってPRMLのための帯域制限
がおこなわれ、ビタビ弁別回路12によってビタビ復号
がなされ、復号されたデータ111は復調回路13によ
って復調され、磁気ディスクコントローラ回路14に出
力される。磁気ディスクコントローラ回路14では復調
回路13の出力に対してECCによるエラー訂正を行う
とともに、ホストコンピュータへ再生データ120を送
信する。
【0067】さて、ここで、このような通常の再生動作
において、位相同期回路109に生じる位相ずれについ
て図5のタイミングチャートを用いて説明する。
【0068】なお、図5は、先に図19、1901に示
した位相同期パタンを再生した場合について示してい
る。
【0069】さて、図中、(501)はVCO回路10
が出力するのクロックパルス109であり、(502)
はクロックパルス109のタイミングでディジタル化さ
れた再生信号データに対してEQ回路6によってナイキ
スト等化を行ったものであり、タイミング(b)(d)
において値が“0”となるように制御されている。(5
03)はPLLコントローラ7内の〔1+D〕回路36
によって、サンプル値と1サンプル過去の値を加える
〔1+D〕処理を行ったものである。図に示すようにタ
イミング(a)(b)における信号(503)の値が等
しいので、クロックパルス109と再生信号は同期がと
れているといえる。
【0070】一方、AD回路5やDA変換器8にオフセ
ットがある場合等には、(506)の〔1+D〕回路出
力はOFのずれが生じ、(504)のクロックパルス1
09と再生信号とが完全に同期せずに位相ずれDが生じ
る。そして、(504)に示すクロックパルス109に
よってディジタル化されたEQ回路出力136は、EQ
回路の能力にもよるが、通常は(505)に示す様に完
全には等化できず、タイミング(f)(h)において値
が“0”とならない。したがい、正確な復号は困難とな
り、ディスク上の磁気干渉などで読み取りデータにピー
クシフト現象が生じ再生信号にジッタが生じた場合に対
するマージンが減少するという問題点が生じる。
【0071】このような問題点を解決するためには、ク
ロックパルス109の位相を事前に調整して、AD回路
がフィルタ回路4の出力信号をディジタル信号104へ
変換するタイミングを最適なタイミングに設定するよう
にすればよい。最適なクロックパルス109の位相は、
再生信号のジッタに対する系のマージンが最大になるよ
うに選択すればよい。
【0072】そこで、本第1実施例では、記録再生装置
の出荷前等に、次に説明する調整動作をマイコン15に
実行させ事前に系のマージンが最大になるように、DA
回路8のオフセットを調整する。
【0073】図6に、この調整動作手順を示す。
【0074】図示するように、(601)まず、マイコ
ン15はヘッドコントローラ回路17に対してテストト
ラックへのシーク命令を送信する。ヘッドコントローラ
回路17は図示してはいないがアクチュエータを駆動し
て、磁気ヘッド16をテストトラックへ移動する。そし
て、(602)マイコン15は磁気ディスクコントロー
ラ回路14に対してテストデータの記録命令を送信す
る。磁気ディスクコントローラ回路14は記録制御回路
19、R/Wアンプ2、磁気ヘッド16を介してテスト
データを磁気記録媒体1のテストトラックへ記録する。
【0075】次に、(603)マイコン15は磁気ディ
スクコントローラ回路14に対してECCの誤り訂正能
力をOFF状態にする命令を送信し、復号時に発生した
エラーが正しく検出できるような状態にする。そして、
(604)マイコン15は、オフセットカウンタに“−
7”を設定する。
【0076】(605)マイコン15は、DA回路8内
のオフセット調整手段52に対してオフセットカウンタ
値と等しい値を制御信号115から出力し、オフセット
カウンタ値に応じたオフセット電流を設定する。
【0077】(606)マイコン15は、磁気ディスク
コントローラ回路14に対して、テストトラックの再生
命令を送信する。磁気ディスクコントローラ回路14
は、磁気記録媒体1からの再生データを取り込み、再生
検出回路80において、再生エラーの有無を判定する。
【0078】次に、(607)マイコン15は、繰返し
回数カウンタに“0”を設定し、(608)繰返し回数
カウンタに“1”を加える。そして、(609)マイコ
ン15は、磁気ディスクコントローラ回路14から再生
エラーの有無を読み取り内部メモリに記憶する。
【0079】次に、(610)マイコン15は、繰返し
回数カウンタの値が“n”に達したか否かを判定し達し
ていれば(611)に遷移する。“n”に達していない
ときには(608)からの処理を繰り返す。すなわち、
1種類のオフセット電流設定に対してn回エラー判定が
実行される。これは、エラー判定結果は回数が多いほど
その信頼性が向上することを考慮したものである。
【0080】次に、(611)で、マイコン15は、オ
フセットカウンタに“1”を加える。そして、(61
2)本実施例のDA回路8のオフセット調整手段52は
前記した様に15通りのオフセット電流設定ができるの
で、各オフセット電流値について処理が終了したか否を
判定するために、−7から始めたオフセットカウンタの
値が“+7”に達したか否かを判定し、達していれば
(613)に遷移する。“+7”に達していないときに
は(605)からの処理を繰り返す。結果、−7から+
7の各値について、n回づつエラ−判定が実行されるこ
とになる。
【0081】次に、(613)では、マイコン15は、
メモリに記憶した再生エラーの有無と電流オフセットと
の関係から、最も再生エラーが生じにくいオフセット値
を計算し、DA回路8内のオフセット調整手段52に対
して設定する。
【0082】最も再生エラーが生じにくいオフセット値
は、たとえば次のようにして求める。
【0083】いま、図6(601)〜(612)の処理
が終了した時点での、マイコン15のメモリに記憶され
た再生エラーの有無と電流オフセットとの関係をグラフ
にすると、図7のようになったものとする。図7は、縦
軸が再生エラーの頻度を、横軸がオフセットカウンタ値
を示してる。
【0084】さて、このグラフに対してL1およびL2
のラインを引く。この、L1およびL2の直線は最小自
乗法で求めても構わないし、さらには直線でなく2次曲
線で近似しても構わない。そして、L1およびL2と横
軸との接点の値(aおよびb)から、最適オフセットデ
ータを〔(a+b)/2〕の計算式で求め、これを最も
再生エラーが生じにくいオフセット値とする。そして、
DA回路8内のオフセット調整手段52に対してその最
適オフセット値を設定する。図7の例では、a=-2、
b=4なので前記計算式より求めると、最適オフセット
データは“(-2+4)/2〕=1”となる。したが
い、この場合、マイコン15はオフセット調整手段52
に対して“1”を設定する。
【0085】以上、本発明の第1実施例について説明し
た。
【0086】なお、図6に示した調整動作で用いるテス
トデータとしては、たとえば、図19の(1901)に
示した記録電流パタンを生成するテストデータを用いる
ことができる。この記録電流パタンでテストパタンを記
録すれば、前記した〔1−D〕の特性によって再生時に
はEQ回路出力105には{ 0、 1、 0、-1、 0、 1、
0、-1、 0、 1、 0、-1…}の信号が再生される。ま
た、テストパターンはホストコントローラから磁気ディ
スクコントローラ14へ転送するようにしてもよいし、
記録再生装置外に専用のテストパタン発生装置を用いて
磁気ディスクコントローラ14へ転送するようにしても
よいし、記録再生装置内に信号源(専用データメモリ)
を内蔵し、発生するようにしてもよい。
【0087】また、磁気ディスクコントローラ回路14
とホストコンピュータとのインターフェイスとしては、
たとえばSCSI(Small Computer System Interfac
e)等が知られている。この、SCSIインターフェイ
スによれば、ライトアンドベリファイ(記録後に再生
し、再生データと記録データを比較)というコマンドを
サポートしている。すなわち、SCSIインターフェイ
スをサポ−トする磁気ディスクコントローラは、前述し
た再生データが誤っているか否の判定機能を既に備えて
いるので、再生検出回路を別途設ける必要はない。
【0088】なお、以上では、調整動作時、マイコン1
5が磁気ディスクコントローラ回路14のECCの誤り
訂正能力をOFF状態にしたが、ECCの誤り訂正能力
がON状態のまま行なうようにしてもよい。また、調整
動作時に、エラーが発生し易くなるように、ヘッドコン
トローラ回路17のトラッキング性能を低下させて前記
調整動作を行なうようにしてもよい。
【0089】以上のように、本第1実施例によれば、D
A回路8のオフセットを補正することにより再生信号の
ジッタに対する系のマージンが最大になるように調整す
ることができる。
【0090】以下、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0091】図8に、本第2実施例に係る記録再生装置
の構成を示す。
【0092】図示するように、本第2実施例に係る記録
再生装置は、前述した第1実施例に係る記録再生装置
(図1参照)において、再生エラ−検出手段81を、さ
らに設けた構成を有している。
【0093】このような構成において、本第2実施例で
は、磁気記録媒体1に既に記録されたテストデータ再生
する際に、バッファRAM回路28に格納されている記
録データが磁気ディスクコントローラ回路14を介して
変調回路83に与えられ、変調回路83で変調された
後、変調された記録データ183として再生エラー検出
回路81に取り込まれる。一方、磁気記録媒体より再生
されビタビ弁別された再生データ111は、タイミング
クロック109に同期したタイミングで再生エラー検出
回路81に取り込まれる。再生エラー検出回路81で
は、変調された記録データ183とビタビ弁別された再
生データ111とを比較することで、再生エラーが生じ
たか否かを検出する。
【0094】以下、調整動作時のマイコンの動作を図9
を用いて説明する。
【0095】(901)まず、マイコン15はヘッドコ
ントローラ回路17に対して、所定のテストトラックへ
のシーク命令を送信する。ヘッドコントローラ回路17
は所定のアクチュエータ(図示を省略している)を駆動
して、磁気ヘッド16をテストトラックへ移動する。次
に、(902)マイコン15は磁気ディスクコントロー
ラ回路14に対してテストデータの記録命令を送信す
る。磁気ディスクコントローラ回路14は記録制御回路
19、R/Wアンプ2、磁気ヘッド16を介してテスト
データを磁気記録媒体1のテストトラックへ記録する。
【0096】次に、(903)マイコン15は、オフセ
ットカウンタに“−7”を設定する。そして、(90
4)マイコン15は、DA回路8内のオフセット調整手
段52に対してオフセットカウンタ値と等しい値を制御
信号115から出力し、オフセットカウンタ値に応じた
オフセット電流を設定する。
【0097】そして、(905)マイコン15は、磁気
ディスクコントローラ回路14に対して、テストトラッ
クの再生命令を送信する。再生エラー検出回路81は、
変調回路28から変調された記録データ183を入力
し、またビタビ弁別回路12から再生データ182を入
力し、データ183とデータ182とを比較することで
再生エラーが生じたか否かを検出する。
【0098】次に、(906)マイコン15は、繰返し
回数カウンタに“0”を設定し、(907)繰返し回数
カウンタに“1”を加える。そして、(908)マイコ
ン15は、磁気ディスクコントローラ回路14から再生
エラーの有無を読み取り内部メモリに記憶する。
【0099】次に、(909)マイコン15は、繰返し
回数カウンタの値が“n”に達したか否を判定し達して
いれば(910)に遷移する。“n”に達していないと
きには(907)からの処理を繰り返す。すなわち、1
種類のオフセット電流設定に対してn回エラー判定が実
行される。これは、エラー判定結果は回数が多いほどそ
の信頼性が向上することを考慮したものである。
【0100】次に、(910)では、マイコン15は、
オフセットカウンタに“1”を加える。そして、(91
1)本実施例のDA回路8のオフセット調整手段52は
前記した様に15通りのオフセット電流設定ができるの
で、各オフセット電流値について処理が終了したか否か
を判定するために、−7から始めたオフセットカウンタ
の値が“+7”に達したか否かを判定し、達していれば
(912)に遷移する。“+7”に達していないときに
は(904)からの処理を繰り返す。結果、−7から+
7の各値について、n回づつエラ−判定が実行されるこ
とになる。
【0101】次に、(912)では、マイコン15は、
メモリに記憶した再生エラーの有無と電流オフセットと
の関係から、最も再生エラーが生じにくいオフセット値
を計算し、DA回路8内のオフセット調整手段52に対
して設定する。
【0102】最も再生エラーが生じにくいオフセット値
の計算方法は、前記第1実施例と同様にして行なう。
【0103】以上説明した本第2実施例によっても、前
記第1実施例と同等の効果を得ることができる。
【0104】以下、本発明の第3の実施例について説明
する。
【0105】図10に、本第3実施例に係る記録再生装
置の構成を示す。
【0106】図示するように、本第3実施例に係る記録
再生装置は前述した第1実施例に係る記録再生装置(図
1参照)において、サンプル値検出手段82を、さらに
設けた構成を有している。
【0107】サンプル値検出手段82は、4分周回路と
AND論理演算回路とラッチ回路とを備えている。そし
て、4分周回路でVCO回路出力109を4分周し、4
分周した信号と、マイコン15から与えられる検出信号
との間でAND論理演算回路でAND論理演算を行ない
ラッチ信号を生成し、このラッチ信号でAD回路出力1
09をラッチ回路で取り込む。
【0108】この動作を、図11に示す。
【0109】図11において、(1101)はサンプル
値検出回路82に取り込まれるVCO回路出力109で
あり、(1102)はそれを4分周した信号である。
(1103)はマイコン15から入力する検出信号19
0であり、検出信号190の“H”レベル期間にAD回
路出力104のサンプル値が取り込まれる。(110
4)はラッチ信号であり、(1102)と(1103)
とでAND論理演算を行ったものである。(1105)
はAD回路出力104、(1106)はラッチデータで
ありラッチ信号(1104)の立上がりでAD回路出力
(1105)の値をラッチしたものであり、その後マイ
コン15によって読み取られる。(1105)は再生信
号とタイミングクロックとの位相が同期している場合の
例であり、ラッチデータ値(1106)は“0”となっ
ている。
【0110】一方、(1107)は再生信号とタイミン
グクロック109との位相同期が狂っている場合のAD
回路出力104であり、ラッチデータ値(1108)は
“4”となっている。つまり、再生信号とタイミングク
ロックとの位相が同期している場合にはラッチデータが
“0”となるが、位相同期が狂っている場合にはラッチ
データが正負いずれかの値を有する。
【0111】以下、本第3実施例におけるマイコン15
の調整動作を、図12を用いて説明する。
【0112】図示するように、(1201)まず、マイ
コン15はヘッドコントローラ回路17に対してテスト
トラックへのシーク命令を送信する。ヘッドコントロー
ラ回路17はアクチュエータを駆動して、磁気ヘッド1
6をテストトラックへ移動する。次に、(1202)マ
イコン15は磁気ディスクコントローラ回路14に対し
てテストデータの記録命令を送信する。磁気ディスクコ
ントローラ回路14は記録制御回路19、R/Wアンプ
2、磁気ヘッド16を介してテストデータを磁気記録媒
体1のテストトラックへ記録する。
【0113】その後、(1203)マイコン15は、オ
フセットカウンタに“−7”を設定する。次に、(12
04)マイコン15は、DA回路8内のオフセット調整
手段52に対してオフセットカウンタ値と等しい値を制
御信号115から出力し、オフセットカウンタ値に応じ
たオフセット電流を設定する。
【0114】そして、(1205)マイコン15は、磁
気ディスクコントローラ回路14に対して、テストデー
タを記録したトラックの再生命令を送信する。
【0115】次に、(1206)マイコン15は、繰返
し回数カウンタに“0”を設定し、(1207)繰返し
回数カウンタに“1”を加える。
【0116】その後、(1208)マイコン15は検出
信号190から“H”レベルを出力し、AD回路出力1
04のサンプル値をサンプル値検出回路82に取り込
み、マイコン15はサンプル値検出回路82からラッチ
データを読み取り、内部メモリに記憶する。
【0117】次に、(1209)マイコン15は、繰返
し回数カウンタの値が“n”に達したか否かを判定し達
していれば(1210)に遷移する。“n”に達してい
ないときには(1207)からの処理を繰り返す。すな
わち、1種類のオフセット電流設定に対してn回エラー
判定が実行される。これは、ラッチデ−タは、クロック
パルス109のジッタなどを考慮すると必ずしも位相同
期の狂いを正確に示すものではないので、ラッチデータ
の複数サンプルから、その平均値を求めるために行な
う。
【0118】次に、(1210)では、マイコン15
は、オフセットカウンタに“1”を加える。そして、
(1211)本実施例のDA回路8のオフセット調整手
段52は前記した様に15通りのオフセット電流設定が
できるので、各オフセット電流値について処理が終了し
たか否かを判定するために、−7から始めたオフセット
カウンタの値が“+7”に達したか否かを判定し、達し
ていれば(1212)に遷移する。“+7”に達してい
ないときには(1204)からの処理を繰り返す。結
果、−7から+7の各値について、n回づつエラ−判定
が実行されることになる。
【0119】次に、(1212)では、マイコン15
は、メモリに記憶した出力データ振幅値の平均値が最も
“0”に近い値を示したときの電流オフセット値を、D
A回路8内のオフセット調整手段52に対して設定す
る。
【0120】ここで、出力データ振幅値の平均値が最も
小さくなるようなオフセット値の計算方法の一例を図1
3を用いて説明する。図13は、横軸がオフセットカウ
ンタ値を、縦軸がn回の出力データ振幅測定結果の平均
値を、それぞれ示している。図12の手順(1201)
〜(1211)が終了した時点での、マイコン15のメ
モリに記憶された出力データ振幅と出力データ振幅測定
結果n回の平均値との関係をグラフにすると、図13の
ようになる。このグラフに対してL1のラインを引く。
この、L1の直線は最小自乗法で求めても構わないし、
さらには直線でなくサイン曲線等で近似しても構わな
い。そして、このようにして求めたL1と横軸との接点
の値が最適オフセットデータとし、DA回路8内のオフ
セット調整手段52に対してその最適オフセット値を設
定する。図15の例では、L1と横軸との接点の値は
“-1”となるので、マイコン15はオフセット調整手
段52に対して“-1”を設定すればよい。
【0121】以上説明した本第3実施例によっても、前
記第1実施例と同等の効果を得ることができる。
【0122】ところで、前記第1〜第3実施例では、D
A変換器出力電流152に対して、オフセット調整手段
52の出力電流151を加え合わせることで電流オフセ
ットを調整するDA回路8を用いた。しかし、DA回路
8としては、図14に示す構成の回路を用いるようにし
てもよい。
【0123】すなわち、マイコン15からの制御信号1
15によってディジタルオフセットデータを設定するラ
ッチ回路91と、入力データ106に対してラッチ回路
91が出力するディジタルオフセットデータを加え合わ
せる加算回路90と、加算回路90の出力データをアナ
ログの電流値に変換するDA変換器51とでDA回路8
を構成するようにしてもよい。
【0124】このような図14に示す構成のDA回路で
も、図2に示したDA回路8と同等にオフセットの調整
を行なうことができる。
【0125】また、前記した様に、マイコン15は制御
信号114によってEQ回路6のトランスバーサルフィ
ルタの定数を設定するが、その場合にはAD回路出力デ
ータのナイキスト条件からの外れを合わせ込むように、
EQ回路6のトランスバーサルフィルタの定数を調整す
る。このEQ回路6のトランスバーサルフィルタの定数
の調整は次のように行なうのがよい。
【0126】すなわち、前記第1〜第3実施例で示した
調整動作を行う前は、AD回路出力データのナイキスト
条件からの外れが大きいため、EQ回路6の特性を調整
してもナイキスト条件を完全に満足するトランスバーサ
ルフィルタの定数が得られない場合があることを考慮
し、調整動作を行った後に、EQ回路6のトランスバー
サルフィルタの定数設定を従来と同様に行なうようにす
る。なお、この際、図19に示した位相同期パタンと同
じパタンを実現するテストデータを用いれば、このパタ
ンは、EQ回路6の不等化の影響を受けないので、EQ
回路6のトランスバーサルフィルタの定数設定を行う前
に調整を行うことによる不具合は生じない。
【0127】なお、図19に示した位相同期パタンは、
磁気記録媒体のフォ−マット時に磁気記録媒体にセクタ
毎に記録されるので、これを前記第1〜第3実施例に係
る調整動作に共用するようにすれば、テストデータを記
録する過程が省けるために、サンプリングタイミングの
調整がより容易となる。
【0128】また、前記上記した第一〜三の実施例の位
相同期回路の調整は、電源投入の度に行うようにしても
よく、出荷前に一度だけ行うようにしてもよい。電源投
入の度に行う場合は、前記各実施例で説明した方法でマ
イコン15がオフセット調整手段52に対して適正値を
設定すれば、その値が電源をOFFするまで保存される
ので問題ない。しかし、出荷前に一度だけ調整を行う場
合は、オフセット調整手段52に対しての適正な設定値
を、所定の不揮発性の記憶手段に記憶して用いるように
する。この際の記憶手段としては、磁気記録媒体1を使
用しても構わないし、電気的に書き込み可能なROM
(Read Only Memory)を用いるようにしてもよい。そし
て、電源投入の際には、マイコン15が前期した記憶手
段から値を読み込み、オフセット調整手段52に対して
設定するようにする。
【0129】また、以上では、PRを用いた位相同期回
路について説明したが、前記各実施例は、同様にしてデ
ジタル信号処理により入力信号に位相同期したクロック
信号を生成する位相同期回路一般について適用すること
ができる。
【0130】また、磁気記録媒体を用いる記録再生装置
に限らず、光記録媒体、光磁気記録媒体等の他の記録媒
体を用いる記録再生装置における位相同期回路にも同様
に適用することができる他、通信/伝送装置における受
信データの再生のために用いられる位相同期回路につい
ても同様に適用することができる。通信/伝送装置に適
用する場合は、調整時に前記テストデータを受信データ
として外部より与えるようにする。
【0131】以上説明してきたように、本発明の各実施
例によれば、PRを用いた磁気記録再生装置の位相同期
回路において、ディスク、磁気ヘッド、R/Wアンプ等
で発生するノイズもしくはピークシフト現象等による再
生信号のジッタに対するマージンを最大にするように事
前調整できる。その結果、再生信号のサンプリングタイ
ミングが適切な範囲に管理されるため、エラーのない信
号再生が実現できる。
【0132】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、デジタ
ル信号処理により入力信号に位相同期したクロック信号
を生成する位相同期回路のオフセットを容易に事前補正
することのできる位相同期回路、および、このような位
相同期回路を備えた記録再生装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る記録再生装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るDA回路の構成を示
すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るDA回路の入出力特
性を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るEQ回路の構成を示
すブロック図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る位相同期回路の動作
タイミングを示すタイミングチャ−トである。
【図6】本発明の第1実施例に係るマイコンの動作を示
すフローチャートである。
【図7】本発明の第1実施例において行なう最適オフセ
ット値の求め方を示す図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る記録再生装置の構成
を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2実施例に係るマイコンの動作を示
すフローチャートである。
【図10】本発明の第3実施例に係る記録再生装置の構
成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第3実施例に係るサンプル値検出手
段の動作タイミングを示すタイミングチャ−トである。
【図12】本発明の第3実施例に係るマイコンの動作を
示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3実施例において行なう最適オフ
セット値の求め方を示す図である。
【図14】本発明の実施例に係るDA回路の他の構成例
を示すブロック図である。
【図15】従来の記録再生装置の構成を示すブロック図
である。
【図16】従来の弁別回路の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図17】従来の位相同期回路の構成を示すブロック図
である。
【図18】従来の位相同期回路の動作タイミングを示す
フロ−チャ−トである。
【図19】位相同期パタンと、位相同期パタンの再生信
号パタンを示すタイミングチャ−トである。
【符号の説明】
1…磁気記録媒体 2…R/Wアンプ 3…AGC回路 4…フィルタ回路 5…AD回路 6…EQ回路 7…PLLコントローラ回路 8…DA回路 9…積分回路 10…VCO回路 11…位相同期回路 12…ビタビ弁別回路 13…復調回路 14…磁気ディスクコントローラ回路 15…マイコン 16…磁気ヘッド 17…ヘッドコントローラ回路 18…[1+D]回路 19…記録制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03M 1/10 B 1/12 C H04L 7/033 H04L 7/02 B (72)発明者 鈴村 伸太郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 宮沢 章一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099 株式会 社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 高師 輝実 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力する電圧制御信号に応じた周波数のク
    ロック信号を生成する電圧制御発振器と、前記クロック
    信号で被位相同期信号をサンプリングしデジタルデータ
    に変換するAD変換回路と、変換されたデジタルデータ
    列の値に応じた値の制御データを生成する位相同期制御
    回路と、制御データをアナログ信号に変換した信号を前
    記電圧制御信号として前記電圧制御発振器に出力するD
    A変換回路とを備えた位相同期回路であって、 前記DA変換回路は、前記制御データをアナログ信号に
    変換するDA変換器と、当該制御データもしくはアナロ
    グ信号に、設定されたレベルのオフセットを与えるオフ
    セット調整回路とを有し、 前記位相同期回路は、オフセット調整回路に順次異なる
    レベルのオフセットを設定し、各レベルにおいて前記A
    D変換回路が変換したデジタルデータの値に応じて最適
    なオフセットのレベルを決定し、前記オフセット調整回
    路に設定する手段を有することを特徴とする位相同期回
    路。
  2. 【請求項2】記録媒体と、記録するデータを変調して記
    録用データを生成する変調手段と、生成された記録デー
    タに応じた記録信号を前記記録媒体に書き込み、記録媒
    体に書き込まれている記録信号を読みだす書き込み/読
    み出し手段と、読みだした記録信号に位相同期したクロ
    ックを生成する位相同期回路と、記録媒体より前記書き
    込み/読み出し手段が読みだした記録信号の示す記録用
    データを前記クロックを用いて復調してデータを再生す
    る復調手段とを有する記録再生装置であって、 前記位相同期回路は、入力する電圧制御信号に応じた周
    波数のクロック信号を生成する電圧制御発振器と、前記
    クロック信号で前記書き込み/読み出し手段が読みだし
    た記録信号をサンプリングしデジタルデータに変換する
    AD変換回路と、変換されたデジタルデータ列の値に応
    じた値の制御データを生成する位相同期制御回路と、制
    御データをアナログ信号に変換した信号を前記電圧制御
    信号として前記電圧制御発振器に出力する、変換特性を
    調整可能なDA変換回路とを備え、 前記記録再生装置は、前記記録媒体に書き込まれている
    所定のテストパターンデータに従った記録信号を前記書
    き込み/読み出し手段に読みださせ、前記復調手段は読
    みだした記録信号の示す記録用データを再生したデータ
    と、前記所定のテストパタ−ンデータとを比較すること
    で、データの再生内容が誤っているか否かを判定し、判
    定結果と、前記記録媒体に書き込まれている所定のテス
    トパターンデータに従った記録信号の読み出し時の前記
    DA変換回路の変換特性とに基づいて前記DA変換回路
    の前記変換特性を調整する制御手段を有することを特徴
    とする記録再生装置。
  3. 【請求項3】記録媒体と、記録するデータを変調して記
    録用データを生成する変調手段と、生成された記録デー
    タに応じた記録信号を前記記録媒体に書き込み、記録媒
    体に書き込まれている記録信号を読みだす書き込み/読
    み出し手段と、読みだした記録信号に同期したクロック
    を生成する位相同期回路と、記録媒体より前記書き込み
    /読み出し手段が読みだした記録信号の示す記録用デー
    タを前記クロックを用いて復調してデータを再生する復
    調とを有する記録再生装置であって、 前記位相同期回路は、入力する電圧制御信号に応じた周
    波数のクロック信号を生成する電圧制御発振器と、前記
    クロック信号で前記書き込み/読み出し手段が読みだし
    た記録信号をサンプリングしデジタルデータに変換する
    AD変換回路と、変換されたデジタルデータ列の値に応
    じた値の制御データを生成する位相同期制御回路と、制
    御データをアナログ信号に変換した信号を前記電圧制御
    信号として前記電圧制御発振器に出力する、変換特性を
    調整可能なDA変換回路とを備え、 前記記録再生装置は、前記記録媒体に書き込まれている
    所定のテストパターンデータに従った記録信号を前記書
    き込み/読み出し手段に読みださせる手段と、前記所定
    のテストパタ−ンデータを前記変調手段に変調させ、変
    調された記録用データと、記録媒体より前記書き込み/
    読み出し手段が読みだした記録信号の示す記録用データ
    とを比較することで、データの再生内容が誤っているか
    否かを判定し、判定結果と、前記記録媒体に書き込まれ
    ている所定のテストパターンデータに従った記録信号の
    読み出し時の前記DA変換回路の変換特性とに基づいて
    前記DA変換回路の前記変換特性を調整する制御手段を
    有することを特徴とする記録再生装置。
  4. 【請求項4】記録媒体と、記録するデータを変調して記
    録用データを生成する変調手段と、生成された記録デー
    タに応じた記録信号を前記記録媒体に書き込み、記録媒
    体に書き込まれている記録信号を読みだす書き込み/読
    み出し手段と、読みだした記録信号に位相同期したクロ
    ックを生成する位相同期回路と、記録媒体より前記書き
    込み/読み出し手段が読みだした記録信号の示す記録用
    データを前記クロックを用いて復調してデータを再生す
    る復調手段とを有する記録再生装置であって、 前記位相同期回路は、入力する電圧制御信号に応じた周
    波数のクロック信号を生成する電圧制御発振器と、前記
    クロック信号で前記書き込み/読み出し手段が読みだし
    た記録信号をサンプリングしデジタルデータに変換する
    AD変換回路と、変換されたデジタルデータ列の値に応
    じた値の制御データを生成する位相同期制御回路と、制
    御データをアナログ信号に変換した信号を前記電圧制御
    信号として前記電圧制御発振器に出力する、変換特性を
    調整可能なDA変換回路とを備え、 前記記録再生装置は、前記記録媒体に書き込まれている
    所定のテストパターンデータに従った記録信号を前記書
    き込み/読み出し手段に読みださせ、所定のタイミング
    で前記位相変換回路の前記AD変換回路が読みだされた
    記録信号を変換したデジタルデータを抽出して値を判定
    し、判定結果と、前記記録媒体に書き込まれている所定
    のテストパターンデータに従った記録信号の読み出し時
    の前記DA変換回路の変換特性とに基づいて前記DA変
    換回路の前記変換特性を調整する制御手段を有すること
    を特徴とする記録再生装置。
  5. 【請求項5】請求項2、3または4記載の記録再生装置
    であって、 前記制御手段は、前記DA変換回路の前記変換特性を順
    次異なる特性に変化させ、各特性について、それぞれ、
    前記記録媒体に書き込まれている所定のテストパターン
    データに従った記録信号を前記書き込み/読み出し手段
    に読み出させ、得られた各特性についての判定結果に基
    づいて前記DA変換回路の最適な前記変換特性を決定
    し、決定した変換特性に前記DA変換回路の変換特性を
    調整することを特徴とする記録再生装置。
  6. 【請求項6】請求項2、3、4または5記載の記録再生
    装置であって、 前記DA変換回路は、前記制御データをアナログ信号に
    変換するDA変換器と、変換したアナログ信号に、前記
    制御手段の調整に応じたレベルのアナログオフセットを
    与えるオフセット調整回路とを有することを特徴とする
    記録再生装置。
  7. 【請求項7】請求項2、3、4または5記載の記録再生
    装置であって、 前記DA変換回路は、前記制御データをアナログ信号に
    変換するDA変換器と、前記制御データに、前記制御手
    段の調整に応じた値のデータを加算するオフセット調整
    回路とを有することを特徴とする記録再生装置。
  8. 【請求項8】請求項2、3、4、5、6または7記載の
    記録再生装置であって、 前記復調手段が、復調の対象とする、前記書き込み/読
    み出し手段が読みだした記録信号の示す記録用データ
    は、前記AD変換回路が変換したデジタルデータである
    ことを特徴とする記録再生装置。
  9. 【請求項9】請求項2、3、4、5、6、7または8記
    載の記録再生装置であって、 前記復調手段が、復調の対象とする、前記書き込み/読
    み出し手段が読みだした記録信号の示す記録用データに
    対して所定の波形等化を行う、前記制御手段によって特
    性が調整される等化手段を備え、 前記制御手段は、前記DA変換回路の変換特性の調整を
    行なった後の、前記データの再生特性に応じて、前記等
    化手段の特性の調整を行なうことを特徴とする記録再生
    装置。
  10. 【請求項10】入力信号からデータを再生するために用
    いるクロックを生成する位相同期回路であって、入力す
    る電圧制御信号に応じた周波数のクロック信号を生成す
    る電圧制御発振器と、前記クロック信号で前記入力信号
    をサンプリングしデジタルデータに変換するAD変換回
    路と、変換されたデジタルデータ列の値に応じた値の制
    御データを生成する位相同期制御回路と、制御データを
    アナログ信号に変換した信号を前記電圧制御信号として
    前記電圧制御発振器に出力するDA変換回路とを備えた
    位相同期回路の調整方法であって、 前記DA変換回路の変換特性を順次変化させ、各変換特
    性について、正規の再生結果が既知である入力信号を、
    位相同期回路に与えて、位相同期回路にクロックを生成
    させ、生成されたクロックを用いて入力信号を再生した
    データと既知である正規の再生結果を比較し、各変換特
    性について得られた比較結果に応じてDA変換回路の最
    適な変換特性を決定して、DA変換回路の変換特性を調
    整することを特徴とすると位相同期回路の調整方法。
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