JPH07263398A - ウエット処理装置 - Google Patents

ウエット処理装置

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JPH07263398A
JPH07263398A JP6056110A JP5611094A JPH07263398A JP H07263398 A JPH07263398 A JP H07263398A JP 6056110 A JP6056110 A JP 6056110A JP 5611094 A JP5611094 A JP 5611094A JP H07263398 A JPH07263398 A JP H07263398A
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春人 浜野
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祐史 瀬尾
Yuji Shimizu
裕司 清水
Makoto Inai
真 井内
Yasushi Sasaki
康 佐々木
Nahomi Oota
なほみ 太田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】純水を電気分解して得られる電解水を用いて効
率的に半導体基板をウエット処理するに適した、ウエッ
ト処理装置を提供する。 【構成】純水に支持電解質を供給し電気分解して得られ
た電解水を用いて半導体基板をウエット処理後、廃液を
再生し、該電解水の生成される電極側の電気分解槽に循
環させる事で電解水の生成効率を上げると同時に、短寿
命の電解水の長寿命化を計っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウエット処理装置に関
し、特に半導体装置の製造で用いられるウエット処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造において、ウエット処
理工程は非常に重要な工程で、半導体の歩留まりを左右
する重要な工程で有る。従来のウエット処理工程は、半
導体基板(以下、ウエハという)の加工に先立ち、ウエ
ハの表面を清浄化するための化学薬品を用いた清浄に始
まり、写植工程では、レジスト形成・除去工程、絶縁膜
形成工程・除去工程、金属膜形成工程・除去工程等で多
くの種類の有機溶剤や強酸、強アルカリ等の化学薬品を
使用している。
【0003】このように、多種多様なウエット処理工程
は、洗浄工程、エッチング工程、リンス工程に大別でき
る。
【0004】その内容は、(A)基体(半導体層や絶縁
膜、金属配線等)に付着する汚染物(金属汚染、有機あ
るいは無機パーティクル、レジスト残り、イオン性残留
物等)を、基体には影響を与えずに除去する処理、
(B)基体をエッチングする処理、(C)基体表面には
形成される自然酸化膜あるいは、有機被膜をエッチング
処理する処理、の3種類に分類できる。
【0005】例えば半導体基板の洗浄の場合、水酸化ア
ンモニウム(27%)と過酸化水素(30%)と水を
1:1:5の比率で混合した薬液や、塩酸(37%)と
過酸化水素(30%)と水を1:1:6の比率で混合し
た薬液が用いられている。半導体の生産量が増大するに
つれて、これら薬液の使用量も増大している。また、半
導体基板に付いた薬液を洗い流すために純水も大量に必
要としている。半導体基板を洗浄した後の薬液も、これ
らの薬液を洗い流した後の純水の中にも薬液が含まれて
いる。このためこれら廃液をそのままの状態で廃棄して
しまうと、地球環境を破壊してしまうため、薬液を分解
・中和して薬液を回収した後に廃液を工場の外に廃棄す
る必要があった。近年の地球環境の保全が関心を集める
以前からこれら薬液の回収を行ってきた。このための回
収装置は外形寸法も大きく、また開発や製造の工数と費
用がかさむという問題が有った。また、これらの処理を
継続して実行するためのランニングコストも膨大な費用
を要するものであった。しかしながら、薬液の回収を1
00%完全に回収することは困難であり、地球環境を保
全するという観点から薬液を使わずに半導体基板のウエ
ット処理を行う技術の開発が待たれていた。
【0006】特願平5−105991号に純水を電気分
解して生成されるH+とOH−イオンを含む電解水を用
いてウエット処理を行う技術が示されている。以下図面
を用いてこの技術を説明する。図16は従来の電解水を
用いたウエット処理装置で、電気分解用槽1901に、
浄水器1908、イオン交換器1909を通して生成さ
れた純水を純水導入管から供給する。電気分解用水槽1
901には、ポリシリコン等の多孔質膜1902が隔膜
として形成されており、それぞれの水槽にはPtまたは
炭素で形成された電極1905、1906に可変型の直
流電源5を接続し電解電流を流すことにより、陰極とな
る電極1905がある水槽にはOH−イオン水(以下、
陰極水という)、陽極となる電極1906がある水槽に
はH+イオン水(以下、陽極水という)を生成する。生
成した陰極水は処理水槽に1906aに、陽極水は処理
水槽1906bに取り出される。半導体製造工程で代表
的な被処理物となるSiウエハをウエハキャリアに入れ
て、処理水槽1906aまたは処理水槽1906bに浸
す。この場合、イオン水は常時Siウエハに供給する流
水形式をとる。処理水槽1906aまたは処理水槽19
06bからでた廃液は廃液貯水槽1915に貯め、その
上澄み液は浄水器1906とイオン交換器1909を通
して純水にし、再利用している。
【0007】Siウエハを洗浄する場合は、処理水槽1
906aの陽極水や、処理水槽1906bの陰極水のみ
で処理を施してもよく、また、陽極水処理の後、陰極水
処理を施しても、陰極水処理の後、陽極水で処理を施し
てもよい。
【0008】また、イオン交換器から供給された純水の
抵抗値を下げ、電気分解効率を高めるために、二酸化炭
素をバブリングして供給するか、もしくは酢酸アンモニ
ウム等の支持電解塩を純水に添加する物質添加システム
1911を設置する。
【0009】更に、処理水槽1906a及び1906b
に設置したpHセンサ1913にてH+濃度及びOH−
濃度を検知し、この結果をpH濃度制御システム191
2を通して直流電源1903の電解電流強度や、物質添
加システム1911からの添加量にフィードバックをか
ける。
【0010】陽極水を用いてSiウエハ上の金属汚染が
除去できる例、陰極水を用いて、Siウエハ上の二酸化
シリコン膜を機械研磨によって平坦化した場合、残存す
るコロイダルシリカの除去ができる例が示されている。
【0011】この例のように、微量の支持電解質を添加
した純水を電気分解することで生じる電解水で半導体基
板のウエット処理が行えるようになると、従来の大量に
薬液を消費することなく半導体基板のウエット処理がで
き、薬液の回収等の廃液の処理のための設備、設備の設
計、製造及びその維持等にかかるコストが低減できるだ
けでなく、薬液の使用量も低減でき環境に対する問題も
同時に解決できるという点でも非常に効果的である。
【0012】一方、「洗浄設計」(近代編集社出版、1
987年春季号)のなかの「レドクス洗浄法−電子工業
における新しい洗浄法−」という項(以下、公知技術と
いう)には、電気分解した水を用いてシリコン表面をエ
ッチングしたり、アルミ膜表面の酸化膜を除去しようと
いう技術が記載されている。純水あるいは水道水程度に
低濃度の電解質を含む水を電解し、生成した陰極水を用
いてシリコン表面に付着あるいは拡散している不純物を
シリコン表面ごとエッチング除去できることが記載され
ている。シリコン片の替わりにアルミニウム箔を浸漬し
たときは、その表面に形成された酸化被膜を、アルミニ
ウム箔をオバーエッチすることなく除去できることが記
載されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】半導体産業におけるウ
エット処理は、金属汚染、コロイダルシリコンの除去だ
けでなく、エッチング、リンス、洗浄、水洗、剥離等の
種々の工程で使用され、さらに、再現性や高い信頼性を
有している必要がある。さらに従来技術で示されている
ウエット処理装置は一旦使用された電解水の廃液は廃液
貯水槽に貯えられ、上澄みを浄水器、イオン交換器を通
して純水にして再利用する構成になっている。
【0014】上記の構成は、電気分解槽で生成された電
解水を直接半導体基板をウエット処理する処理槽に供給
する構造となっている。現在の半導体産業は大量の半導
体を製造するために、大量の電解水の供給が必要とされ
ている。しかしながら、電解水はpH値、酸化還元電位
の値等の劣化が早く、大量の電解水を必要とする場合
は、大型の電気分解槽を必要とする問題があった。更
に、酸化還元電位の値とpH値とが独立に変化するパラ
メータであることを知見した。特に、酸化還元電位の値
はpH値に比べて変化が激しいことがわかった。陰極水
をポリエチレン製の容器に保存し、pH値と酸化還元電
位の値を測定した結果、当初pH値10.5、−600
mVの電解水は、10時間後には、pH値は10.5と
変化しないが、酸化還元電位の値は、殆ど0mVになっ
てしまう。陽極水は陰極水に比べて変化は小さいが、当
初の1200mVの酸化還元電位の値が70時間以上経
つと1100mVに低下することが確かめられた。pH
値が一定であった場合でも、酸化還元電位の値が違う
と、ウエット処理の結果が異なる場合があることは当然
予測される。ウエット処理工程は半導体装置の歩留まり
を決定する重要な要素の一つであり、その工程の安定度
は重要なポイントであり、電解水の条件を常に一定に保
っておくことが重要である。
【0015】また電気分解槽に供給される純水は、循環
再利用されている。処理後の廃液は一旦廃液貯水槽で陰
極水と陽極水とが混ぜ合わされる。このため、陰極水と
陽極水との各々に含まれるH+イオンとOH−イオンと
は、廃液貯水槽で中和され、イオン交換器で薬液は回収
されてしまう。この結果、電解分解槽には、常に高抵抗
の純水が供給されるので、支持電解質または二酸化炭素
のバブリングを行う必要がある。また、電解水を半導体
基板のウエット処理に使うためには、処理の再現性や信
頼性を必要とし、常に安定した状態で電解水を半導体基
板処理槽に供給する必要がある。この場合、単に処理槽
内でph値をモニターするだけでは問題で有ることは前
述の酸化還元電位の値位とPh値の劣化の程度の違いか
ら明らかである。
【0016】
【課題を解決するための手段】純水を供給する純水供給
手段と、純水供給手段に支持電解質を供給する支持電解
質供給手段と、支持電解質が添加された純水を電気分解
し電極水を生成する正の電圧が印加される陽極電極と負
の電圧が印加される陰極電極とを有する電気分解水生成
手段と、陽極電極近傍で活性化された陽極水を半導体基
板を処理する半導体基板処理手段に供給する供給手段
と、半導体処理手段から排出される排出陽極水を再生し
電気分解再生手段の陽極側に循環させる排出液再生手段
または、陰極電極近傍で活性化された陰極水を半導体基
板を処理する半導体基板処理手段に供給する供給手段
と、半導体処理手段から排出される排出陰極水を再生し
電気分解再生手段の陰極側に循環させる排出液再生手段
の少なくとも一方を有しすることでウエハのバッチ処理
を行うに最適のウエット処理装置を提供できる。
【0017】支持電解質が添加された純水を電気分解し
電極水を生成する正の電圧が印加される陽極電極と負の
電圧が印加される陰極電極とを有する電気分解水生成手
段と、陽極電極近傍で活性化された陽極水を貯液し、前
記貯液された陽極電解水を半導体基板処理手段に供給す
る供給手段を有する陽極水貯液手段または陰極電極近傍
で活性化された陰極水を貯液し半導体基板処理手段に供
給する供給手段を有する陰極水貯液手段の少なくとも一
方を有することで枚葉処理のウエット処理に最適のウエ
ット処理装置を提供できる。
【0018】前述と同様ではあるが、支持電解質が添加
された純水を電気分解し電極水を生成する正の電圧が印
加される陽極電極と負の電圧が印加される陰極電極とを
有する電気分解水生成手段と、陽極電極近傍で活性化さ
れた陽極水を貯液し、貯液された陽極電解水を半導体基
板処理手段に供給する供給手段を加熱する加熱手段また
は、前記陰極電極近傍で活性化された陰極水を貯液し半
導体基板処理手段に供給する供給手段を加熱する加熱手
段または、半導体基板処理手段を加熱及び保温する加熱
手段または、半導体基板処理手段で処理される半導体基
板を加熱及び保温する加熱手段の少なくとも1つを有す
ることで前出とのバッチ式または枚葉式のウエット処理
装置の電解水と半導体基板との反応を促進する効果があ
る。
【0019】この場合、半導体基板処理手段に光を照射
する手段を設けることも効果的である。
【0020】排出液再生手段が排出液中の金属不純分を
除去する金属不純物除去手段及び排出液中の微粒子を除
去する微粒子除去手段のうち少なくとも一方を有してい
ることで循環使用するバッチ式または枚葉式のウエット
処理装置の排出液の再生回数を伸ばすことができる。
【0021】半導体基板処理手段に気体を充満させる気
体充満手段を有することで半導体基板処理手段内の電解
水の寿命が伸び、半導体処理手段内での半導体基板のウ
エット処理の安定性、信頼性が向上する。
【0022】電気分解水生成手段または、貯液手段また
は、半導体基板処理手段の少なくとも1つに、電解水の
pH値または、電解水の酸化還元電位または、電解水の
水量または、微粒子数またはのうち少なくとも1つを監
視する監視手段を設けることでバッチ式または枚葉式の
ウエット処理装置の処理槽に供給する電解水を安定供給
することで、半導体基板のウエット処理の安定化及び信
頼性の向上を図ることができる。
【0023】半導体基板処理手段に酸性の溶液を供給す
る手段またはアルカリ性の溶液を供給する手段または酸
化剤を供給する手段または還元剤またはキレート剤を供
給する手段のうち少なくとも1つを有することでバッチ
式または枚葉式のウエット処理装置で洗浄・エッチング
・リンス等のウエット処理を効率良く行える。
【0024】電気分解水生成手段の正の電圧が印加され
る陽極及び負の電圧が印加される陰極に供給される電圧
を停止することで、電気分解水生成手段で電解水の生成
を停止し、同時に電気分解水生成手段に供給される純水
に添加される支持電解質供給手段からの支持電解質の供
給を停止することで、半導体供給手段に供給される電解
水を純水にする事で枚葉式ウエット処理装置の構成を変
更することなくリンス工程を同一のウエット処理装置で
行うことができる。
【0025】電気分解水生成手段の正の電圧が印加され
る陽極電極側の電気分解槽と負の電圧が印加される陰極
電極側の電気分解槽にガス供給手段を設け加圧し、陽極
電極側の電気分解槽と、陰極電極側の電気分解槽とに圧
力を調整する調整手段を設けたことで、陽極水と陰極水
の何れか一方のみ使用することで十分な場合、不要は電
解水の生成を行わず、必要とする電解水のみの生成を行
うことができる。
【0026】
【実施例】次に、本発明のウエット処理装置の一実施例
について図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施
例の構成図である。
【0027】本発明のウエット処理装置は、電解水を生
成する電気分解槽1と、電気分解支持用の支持電解質を
純水に添加して電気分解槽1に純水を供給するための支
持電解質供給部2と、電気分解槽1内の陽極電極3に正
の電位を、陰極電極4に負の電位を供給する直流電源部
5とを有する。電気分解槽の純水は、陽極電極3に正の
電位、陰極電極4に負の電位が供給されると活性化して
電解水を生成する。この結果、陽極電極3近傍に陽極水
37、陰極電極4近傍に陰極水38が生成される。ここ
で支持電解質は、例えば高純度の塩化アンモニウムであ
り、半導体グレードの塩酸とアンモニウムを中和して生
成しても良い。図面において陰極水と陽極水の系は全く
同一であり、本説明では陽極水の系列について説明する
が、陰極水も同等であることは言うまでもない。電気分
解槽1の陽極電極3近傍で生成された陽極水は電気分解
槽1から貯液槽7へ供給部を通して供給される。貯液槽
7に供給された陽極水は、陽極水を用いて半導体基板を
ウエット処理する半導体基板処理槽(以下、処理槽とい
う)6に供給される。処理槽6には陽極水に添加剤を適
量添加するための添加剤貯液槽8が接続される。添加剤
は、陽極水を用いて金属のエッチング、酸化膜、窒化膜
等の絶縁膜のエッチング、シリコンやGaAs等の半導
体基板のエッチング又は、洗浄、リンス等のウエット処
理工程で必要とされる酸性の溶液、アルカリ性の溶液、
酸化剤及び還元剤をその目的に応じて適宜選択すれば良
い。図示はしていないが、処理槽6に陽極水を貯液し、
この陽極水に半導体基板を浸漬しウエット処理を行うこ
とは言うまでもない。処理槽6には処理槽6から溢れ出
た陽極水を循環ポンプ9でフィルター10を通して温調
器11で加熱保温して処理槽6の底面から処理槽6に循
環させる。半導体基板のウエット処理を終了後、処理槽
内の廃液は廃液貯液槽12に貯えられ、循環ポンプ9で
廃液浄化部を通して浄化された陽極水が電気分解槽1に
還流される。廃液浄化部は浄水器(微粒子除去装置)1
3及びイオン交換器14より構成される。イオン交換器
14を通さない場合には、活性なイオンが残留している
ので純水に支持電解質を供給すること無しに電気分解を
行うことができる。陰極水も同等の構成を取っている。
廃液貯液槽12は廃液を循環使用せず陽極水の廃液と陰
極水の廃液を混合し中和する中和廃液槽15に廃液を供
給することもできる。中和廃液槽15で中和された廃液
は、図示していないが、微粒子を除去後、イオン交換器
で金属イオン等の金属不純物を除去し更に支持電解質、
添加剤を除去回収後廃棄する。
【0028】尚、陽極水または陰極水の何れか一方のみ
を使用すれば良い場合は使用しない方の電解水は、生成
後直接廃液貯液槽12又は、中和廃液槽15に貯液すれ
ば良い。
【0029】又、処理槽6には温度センサ39が設けら
れ、処理槽6の電解水の温度をモニターし、温度制御部
40で温調器11を温調制御することで電解水の温度を
調整制御できる。
【0030】本実施例は、大量の半導体基板を同時に処
理するバッチ処理式のウエット処理装置に適している。
【0031】図2は、本発明の第2の実施例を示すウエ
ット処理装置の例である。このウエット処理装置は、半
導体基板を一枚づつ処理する枚葉式のウエット処理装置
である。図1と相違する部分についてのみ説明する。
【0032】この場合も陽極水の系と陰極水の系とは同
一構成を取っているので陽極水の系についてのみ説明す
る。陽極水を貯液している貯液槽7をポンプ41で圧送
し、バルブ42を開いて、ノズル43から噴出する事に
より、チャンバー44内の半導体基板に陽極水を供給す
る。添加剤については添加貯液槽8内の添加剤をバルブ
45を開いて定量ポンプ46により配管47内の陽極水
に適量を注入し混合する。チェンバー44内で半導体基
板を処理した後の陽極水は、廃液貯液槽12に廃液す
る。
【0033】以上の説明は陽極水の系についてのみ行っ
てきたが、陰極水の系を全く同等の構成を有している。
尚、陽極水または陰極水の何れか一方のみを使用すれば
良い場合は使用しない方の電解水は、生成後直接廃液貯
液槽12又は、中和廃液槽15に貯液すれば良い。
【0034】ウエット処理工程における半導体基板の処
理は、繰り返し行われるので、その処理の再現性と処理
の高い信頼度が要求される。これに対し、電解水はその
寿命が短く、pH値や酸化還元電位の値を一定に保って
おくことは困難であった。しかし、ウエット処理工程で
消費される電解水の量は大量であり、寿命の短い電解水
を長時間一定の状態に保つ必要がある。この電解水の長
寿命化について、以下図面を用いて説明していく。
【0035】図3は貯液槽7の詳細構成図である。
【0036】貯液槽7は、電解液を長時間一定の状態に
保つ必要がある。このためには、貯液槽7の材質は耐酸
性、耐アルカリ性に優れたフッ素樹脂16で内面をコー
ティングするか、フッ素樹脂で構成する必要がある。ま
た電解水は低温である方が寿命が長くなるので冷却コイ
ル18を設け、貯液槽7内の電解水を冷却・保冷する。
保冷効果を向上するためには、貯液槽7を断熱材19で
覆うと良い。断熱材19で覆うことで遮光も同時に行う
ことができる。より遮光効果を上げるために、断熱材1
9と同時に遮光材(図示せず)で貯液槽7を覆ったり、
遮光性のある断熱材を用いるとより効果的で有ることは
言うまでもない。電気分解槽1から貯液槽7へ電解水を
供給する供給路に電解水の供給量を調節するバルブ25
及び貯液槽7から処理槽6へ電解水を供給する供給路に
電解水の供給量を調節するバルブ26を有する。電気分
解槽1から貯液槽7へ電解水を供給する供給路、貯液槽
7及び貯液槽7から処理槽6へ電解水を供給する供給路
は、密閉構造とする必要がある。
【0037】図4は貯液槽7の別の詳細構成図である。
【0038】図3と同じ部分の説明は省略する。貯液槽
7にはバルブ27とレギュレター28を取り付けたガス
導入管を設け、貯液槽7にガスを充填できる。大気と電
解水との接触を防止する目的であり、電気分解槽1から
貯液槽7へ電解水を供給する供給路、貯液槽7及び貯液
槽7から処理槽6へ電解水を供給する供給路は、密閉構
造とする必要があることはいうまでもない。
【0039】図5は貯液槽7の更に別の詳細構成図であ
る。
【0040】図3及び図4と同じ部分の説明は省略す
る。この場合貯液槽7は、透明でかつ耐酸性、耐アルカ
リ性に優れた石英30を使用し、石英30の全ての面を
鏡31で鏡面が槽内に向けて囲うか、槽の内面が鏡面に
なるように槽の外表面を加工し更にその周囲を断熱材1
9で覆う。尚、一部に鏡31と断熱材19を取り付け
ず、そこから電磁波を照射する、又は磁場を加える。貯
液槽7全体を鏡のような光を反射する部材で覆うことも
電解水長寿命化には有効である。また電解水を生成する
電気分解槽1から電極水を貯液槽7へ供給する供給路と
貯液槽7から処理槽6への供給路全体を密封しかつ気体
を充満させることも効果がある。
【0041】半導体基板のウエット処理を行う処理部の
詳細な構成を図6を用いて説明する。
【0042】図6は、バッチ式ウエット処理装置で、バ
ルブ54を開けて貯液部7(図示せず)より電解水を処
理槽6に供給する。電解水が処理槽6から溢れた状態に
なるとバルブ51を開けポンプ9で微粒子フィルター1
0−1、金属不純物用フィルター10−2で電解水中の
微粒子と金属不純物とを除去し、バルブ53を開け処理
槽6に電解水が循環する。この状態でバルブ54を閉じ
ると処理槽に供給された電解水は循環して利用されるよ
うになる。処理槽6にウエハーキャリア59−1に装填
された半導体基板(以下、ウエハという)59を処理槽
に浸漬させ、一定時間経過後に処理槽6から取り出しウ
エット処理工程を完了する。
【0043】ウエット処理工程によっては、貯液槽7か
ら供給される電解水の添加剤貯液槽8から定量ポンプ4
6で酸性の溶液、アルカリ性の溶液、酸化剤、還元剤、
キレート剤を適宜選択して適量を供給することができ
る。
【0044】例えば、シリコンウエハ表面を洗浄する際
によく用いるアンモニア:過酸化水素:純水(一般的に
1:4:20の割合で混合)の溶液と同等の効果は、陽
極水に極微量のアルカリ性溶液(例えばアンモニア水)
又は陰極水の極微量の酸化剤(例えばオゾン)を添加す
ることで得ることができる。オゾンのような気体の薬剤
を添加する場合は、これら気体を電解水にバブリングさ
せることで供給することができる。また、陽極水に極微
量の塩酸(硝酸又は蟻酸等でも可)を加えると、通常の
酸洗浄と同等の効果が得られる。陽極水に極微量(0.
I%以下)のフッ酸を加えるとフッ酸過酸化水素系の薬
液(酸化膜のエッチングと同時に酸化膜とシリコン気体
との界面の金属除去を同時に行う)と同等の効果を得る
ことができる。更に、キレート剤(エチレンジアミン四
酢酸等)を陽極水に極微量添加することで金属錯体が形
成されウエハ表面への金属の再付着を防止することがで
きる。これらは電解水を用いた半導体基板処理の一例を
示すもので本発明の主旨を逸脱することなく他の半導体
基板のウエット処理に適用できることはいうまでもな
い。
【0045】電解水によるウエット処理が終了した後、
純水で洗浄する必要がある場合は、処理槽6への電解水
の供給を停止し、純水を処理槽6に供給し電解水を純水
に切り替えることで行う。このためには、バルブ51、
バルブ53、バルブ54を閉じバルブ56、バルブ52
を開けバルブ56を介し純水を処理槽6に供給する。処
理槽6から溢れた処理済み後の廃液はバルブ52を介し
排出される。この廃液は図示してはいないが、廃液貯液
槽12または中和廃液槽15の何れかに供給される。
【0046】更に、処理槽6の周囲を密閉構造としガス
を供給し、密閉槽57内にガスを充填する。過剰のガス
は、排気孔から排気するようにしておくこと言うまでも
ない。密閉蓋58を開けウエハを処理槽6に浸漬した後
で密閉蓋58を閉じる。ガス供給は、図示していない
が、バルブとレギュレータを介して行っている。ガスの
供給はウエット処理が行われている間のみならず、ウエ
ハの供給待ちの間、ウエハの処理槽6への搬入、搬出の
間及び処理槽6へ電解水の供給中も行った方が良い。陰
極水の場合には窒素ガスや水素ガスが望ましく、陽極水
の場合は塩素ガスや酸素ガスが望ましい。
【0047】図7は、バッチ式ウエット処理装置の処理
槽6の別の詳細構成を示す図面である。
【0048】この実施例では、超音波発生装置60で発
生させた超音波を、超音波ヘッセ居板61を介して処理
槽6内のウエハに供給したものである。この際の超音波
は10K〜10MHz、10W〜1000Wが好まし
く、もっとも最適な条件は、100k〜1MHz、10
0〜800Wの範囲にあると電解水とウエハ表面との反
応が促進することが確認された。超音波の周波数とパワ
ーとが低すぎると、反応効率が悪く、周波数とパワーが
高すぎるとウエハにダメージを与えるという問題が発生
する。
【0049】図8は、枚葉式ウエット処理装置の処理槽
の詳細構成図である。
【0050】この場合、貯液部から電解水を供給しバル
ブ62とノズル64を介し処理槽6に供給する。ウエハ
は回転機構を有する吸着板65に載置され、ノズル64
から噴射して電解水をウエハに供給する。ウエット処理
を終了した段階で、電解水を供給するバルブ62を閉
じ、バルブ63を開け純水を供給すれば同一の槽内で純
水洗浄が完了する。更に、バルブ62を閉じ、吸着板を
回転させウエハの乾燥まで完了させることも可能であ
る。又、電解水を貯液部から供給するのではなく、図示
はしていないが、電気分解槽1から直接供給するように
すれば、電気分解槽1の電極へ供給する直流電源5から
電極に供給する電圧を切ると同時に支持電解質の供給を
停止することでバルブを介する事無く純水の供給が可能
であることはいうまでもない。
【0051】尚、ウエハに電解水を噴射して供給する場
合、電解水に圧力をかける必要が有ればポンプを使用す
る。
【0052】ガスを処理槽6に供給し、過剰な場合に排
気を行ったりすることは図6の説明と同様であり省略す
る。
【0053】ウエット処理後の電解水の廃液は、廃液貯
液槽12又は中和廃液槽15の何れかに廃棄する。
【0054】図9は図8の廃液を循環使用する場合の一
実施例の詳細構成図である。
【0055】ウエット処理後の廃液を微粒子用フィルタ
ー10−1、金属不純物用フィルター10−2及びポン
プ9を介して循環使用する。
【0056】活性化された電解水はその寿命を伸ばすた
めに冷却保存(10℃程度)されている。しかしながら
電解水とウエハとの反応は、それ以上の温度で行うほう
が効率的に行える場合が多い。その場合は、ウエット処
理前に電解水の温度を上げる必要がある。この場合、急
激に昇温すると電解水の活性度が劣化する。本実施例で
の洗浄効果を検証する実験を行った。始めに酸洗浄を施
し、Cuを0.1mg含有する希フッ酸溶液に浸漬さ
せ、故意に汚染させたシリコン半導体基板を用意し、陽
極水を用いて洗浄した。そのとき、電解水の処理温度
は、15℃、65℃、100℃の3水準とした。図17
は、それぞれの温度における電解水処理前後の半導体基
板表面に残留するCu濃度を表すグラフである。この場
合の半導体基板上のCuの計測は、Cuをフッ酸蒸気分
解によって溶解させ、HF/H2 2溶液で回収した後
に、原子吸光光度計により行った。このグラフから明ら
かなように、処理温度が65℃の場合にはCu残存量が
3桁以下となったのに対して、15℃と100℃の場合
にはCu除去効果はあるが、残存量が65℃のときより
多かった。この結果から、電解水のウエット処理温度は
高すぎても低すぎても効果が半減することがわかる。こ
の結果及びその他のウエット処理結果を踏まえて、最適
温度は20〜27℃程度が最適であることがわかってい
る。
【0057】図10は電解水の加熱方法を示す構成の詳
細図である。
【0058】貯液槽7(図示せず)より処理槽6に電解
水を直接供給するのではなく、恒温槽67で一旦電解水
をゆっくり昇温させ、処理槽6に温められた電解水を供
給する。ゆっくり温度を上昇させると電解水の活性度を
劣化することなく、温度を上げることができる。
【0059】ウエット処理工程によっては、処理槽から
供給される電解水に添加剤貯液槽8から定量ポンプ46
で酸性の溶液、アルカリ性の溶液、酸化剤、還元剤キレ
ート剤を適宜選択して適量を供給することができる。
【0060】又、ランプ68で光を照射することができ
る。赤外線ランプを用いた場合は、半導体基板表面の温
度だけを上げることができる。この場合、電解水の温度
は上昇しないので、電解水の長寿命化を図ることができ
る。この場合の赤外線ランプの波長は、ウエハが吸収し
電解水は透過する波長を発光する光源を用いることが望
ましい。紫外線ランプを用いた場合は、紫外線から加え
られる活性エネルギーによりウエハ表面と電解水との反
応を促進することができる。この場合、紫外線の出力は
10〜200Wの範囲で効果が見られるが、20〜10
0Wの範囲が最も望ましい結果が得られた。出力範囲が
低すぎると反応の促進が観られず、高すぎると反応速度
が早くなり過ぎて、例えばエッチング量の制御性の劣化
等の問題を生じる。紫外線ランプと赤外線ランプとを同
時に設けることができることはいうまでもない。
【0061】実施例はバッチ式のウエット処理装置であ
るが、枚葉式のウエット処理装置の場合も同様な光で行
えることは言うまでもない。
【0062】図11は電解水の加熱方法を示す第2の実
施例の詳細構成図である。
【0063】貯液槽7(図示せず)より処理槽6に供給
前に、貯液槽から処理槽6へ電解水を供給する供給路に
ヒーター69を設け加熱して、温められた電解水を温度
計74で監視しこの監視結果に基づいて、制御部70か
らの信号でヒーター69を制御し、一定温度の電解水
を、処理槽6に供給する。この場合供給路を長くするこ
とで、電解水をゆっくり昇温することができる。吸着盤
65をヒーターで加熱し、吸着盤65に載置されたウェ
ーハ59を直接加熱することでも同様の効果が得られ
る。
【0064】実施例は枚葉式のウエット処理装置である
が、バッチ式のウエット処理装置の場合も同様に処理槽
6内に一定温度の電解水を供給できることはいうまでも
ない。
【0065】図12は、バッチ式のウエット処理装置の
処理槽の詳細構成である。この実施例は、とくに処理槽
6を循環するで電解水のモニター機構に関している。
【0066】処理槽6には、水位計73、処理槽から廃
液された電解水は、微粒子用フィルター10−1をとお
り微粒子を除去され、パーティクルカウンター70で微
粒子(ゴミ)の数を計数され、金属不純物除去フィルタ
ーで金属不純物を除去した後、酸化還元電位計で酸化還
元電位を監視され、pHメータ72でpH値を監視され
た後バルブ53より処理槽6へ循環している。
【0067】水位計73は処理槽6の電解水の水量を監
視し、処理槽6内の電解水の水量が少なくなった場合、
制御部70の信号に基づいてバルブ54を開け貯液槽7
より、電解水を所定の水量になるまで補充し、処理槽6
内の電解水が多くなった場合は、制御部70の信号に基
づいてバルブ52を開いて電解水を拝出し電解水を所定
の水量に保つ。同様に電解水のpH値、酸化還元電位を
監視し、それぞれの値が変化した場合制御部70の信号
でバルブ54を開いて貯液槽7より電解水を供給する。
電解水の水量が多くなった場合は、水位計で監視した水
量に基づいて前述の操作を繰り返せばよい。pH値、酸
化還元電位の値によっては、電解水の交換を行う。この
場合は、バルブ52を開き全て廃棄した後、貯液槽7よ
り電解水を供給すればよい。
【0068】パーティクルカウンター70で微粒子(ゴ
ム)の量を計数し、微粒子の量が多くなった場合、前述
の方法で電解水の交換を行う。電解水の交換をしても微
粒子の量が減らない場合は、微粒子用のフィルターの交
換を行う。
【0069】説明はバッチ式のウエット処理装置で説明
したが、上記の説明は、枚葉式のウエット処理装置につ
いても当てはまることは言うまでもない。
【0070】図13は、処理槽6を循環する電解水のモ
ニター機構を有するバッチ式のウエット処理装置の処理
槽の、別の実施例の詳細構成である。
【0071】処理槽6を循環する電解水は、ポンプ9に
より微粒子フィルタ10−1、金属不純物用フィルタ1
0−2を通して浄化し、処理槽6に循環させる。処理槽
6に設けた温度計の測定結果で、金属不純物用フィルタ
10−2を通した電解水は、処理槽6へ循環する途中
で、制御部70の信号に基づいて制御される。昇温器7
5、冷却器76により電解水の温度を一定に維持する。
【0072】説明はバッチ式のウエット処理装置で説明
したが、上記の説明は、枚葉式のウエット処理装置につ
いても当てはまることは言うまでもない。
【0073】図14を用いて、廃液貯液槽12からの電
解水の再生について説明する。廃液貯液槽12は陽極水
と陰極水との各々に設けられている。廃液貯液槽12に
貯められた電解水はバルブ33を開け、ポンプ35を通
して、浄水器13とイオン交換器14で電解水中に含ま
れる不純物を除去した後電解槽1に循環させ再使用す
る。この際、陽極水側の廃液貯液槽12から循環する電
解水の廃液は再生処理後、電気分解槽1の陽極側へ供給
される。陰極水側の廃液貯液槽12から循環する電解水
の廃液は再生処理後、電気分解槽1の陰極側へ供給され
る。
【0074】貯液槽7にはpHセンサ21、酸化還元電
位センサ22及び水量計77を設け、貯液槽7内の電解
水のpH値、酸化還元電位及び水量を監視し、制御部2
1からの制御信号に基づいて、ポンプ35の圧力又はバ
ルブ33を調整して電解水の再生量をコントロールし電
気分解槽1へ循環する再生された電解水の量を最適化す
ることができる。貯液槽7の水量が多過ぎで問題になる
場合は、バルブ78を開いて、貯液槽7に貯められてい
た電解水を一旦廃棄する必要がある場合バルブ78を開
け、貯液槽7に貯められている電解液の内余分な量を排
出することができる。貯液槽7から排出される電解水
は、図示していないが供給路を通して、廃液貯液槽12
または中和廃液槽15に供給される。
【0075】ウエット処理はその内容に応じて、陰極水
と陽極水とを選択して使用する場合が多く、その両方を
同時に使用することは稀である。このような場合、電解
と同時に生成され、ウエット処理で使用しない方の電解
水は単に廃棄することになる。このような無駄を無く
し、所望の電解水のみを選択的に得るために、電気分解
槽1の陽極電極側と陰極電極側の圧力を変える構造を提
案する。
【0076】本実施例に依れば、所望の電解水のみを効
率的に生成できる。図15の圧力可変型ウエット処理装
置概略構成図を用いて本実施例を説明する。電気分解槽
1に純水を供給する。純水には図示しない指示電解質供
給部より指示電解質が供給されている。純水供給部には
ガス加圧ポンプ79を接続することにより、高純度のガ
スによる加圧ができるようになっている。ガスとして
は、不活性ガスを用いれば良いが、ウエット処理に影響
のないことを考慮すればヘリウムガスが適当であると考
えられる。圧力バルブ80、81を用いて電気分解槽1
の陽極電極側または陰極電極側を加圧または減圧する。
加圧する場合は、バルブを閉じ、減圧する場合はその所
望の圧力になるようバルブを開ければ良い。
【0077】支持電解質として塩化アンモニウムを用い
た場合の電気分解槽1内の反応を以下に示す。
【0078】電解質として塩化アンモニウムを用いた場
合について説明する。アノード側では、 2H2 O→O2 +4H+ +4e- または (1) 3H2 O→O3 +6H+ +6e- (2) NH4 C1→NH3 +H+ +C1- (3) 及び、 2C1- →C12 +2e- (4) 及び、 C12 +2H2 O→2H+ +2HC1O+2e- (5) C12 +4H2 O→6H+ +2HC1O2 +6e- (6) C12 +6H2 O→12H+ +2C1O3 -+10e- (7) 及び、 3HC1O→3H+ +C1O3 -+2C1- (8) 一方、陰極側では、次のような電気化学反応が生じる。
【0079】 2NH4 C1→2NH3 +H2 +2C1- (9) 2NH3 +H2 O→2NH4 ++2OH- (10) 2H2 O+2e- →2OH- +H2 (11) アノード側では酸素ガスおよび塩素ガスを発生すると同
時に水素イオンを水中に放出する。また、カソード側で
は水素ガスおよびアンモニアガスを発生すると同時に水
素イオンを水中に放出する。このため、アノード側電極
付近では水素イオン濃度が高くなり酸化性となり、カソ
ード側電極付近では水酸イオン濃度が高くなり還元性を
示す。減圧下の電解においては、生成ガスの発生が活発
になる。陽極側では、O2 ガスやC12 ガスの発生が活
発になる一方で、O3 ガスの発生が抑制され、溶存塩素
の減少によりHC1OやHC1O3 の生成も抑制され
る。陰極側では、H2 ガスの生成が活発になり、その結
果水酸イオンの生成が活発になる。活発になる。従っ
て、どちらの電極においても水素イオンや水酸イオンの
生成が活発になる。一方、加圧下の電解においては、減
圧下と逆の反応が活発になる。その結果、陽極側では、
3 ガスの発生やHC1O3 などの生成が活発になり、
高いORPの電解水が生成される。また陰極側では、還
元性の高い電解水の生成が顕著になる。
【0080】従って、電解水を得たい側の電気分解を加
圧下で行うことにより、必要な側だけの電解水を得るこ
とができ、減圧下の側は電解水がほとんど生成されな
い。
【0081】
【発明の効果】従来のバッチ式及び枚葉式ウエット処理
装置では、大量の薬液を使用していたが、本発明のバッ
チ式ウエット処理装置は、支持電解質と添加剤を小量使
用することで従来と同等の効果を得ることができる。
又、従来の方式に比べ薬液の使用量が少ないので、薬液
の臭気も少なくなり、従来より少ない排気でも問題がな
くなり、排気設備を小型化できるという効果が得られ
た。更に、従来はアルカリ性の薬液と酸性の薬液を使用
いていたため、シャッター等で雰囲気を分離する必要が
あったが、電解水を用いたウエット処理の場合、電解水
の蒸気は中性であるため雰囲気を分離する必要も無くな
った。
【0082】貯液槽は、フッ素樹脂で内部をコーティン
グしたり低温で保管したり遮光を施したり密閉構造にす
るなど電解水のpH値と酸化還元電位の値を一定にする
工夫を行っているので、ウエット処理工程での工程の安
定性が増し、信頼度が著しく改善された。
【0083】貯液槽で冷却保存された電解水を処理槽ま
たは貯液槽から処理槽までの供給路で加熱することで、
ウエハと電解水との反応を促進することができる。
【0084】処理槽にはウエハのみを直接赤外線ランプ
等で加熱できる様にしてあるので、電解水の寿命を短く
すること無くウエハと電解水との反応を促進することが
できる。また赤外線ランプを用いるとウエハと電解水の
反応をより促進することができる。
【0085】処理槽に供給する電解水に酸性溶液、アル
カリ性溶液、酸化剤、還元剤を供給できるので、目的に
応じ適宜添加する薬液を選択することで、洗浄・エッチ
ング・リンス等のウエット処理を効率的に行える。
【0086】処理槽は密封されガスで充填されているの
で処理槽内の電解水の寿命が延び、処理槽内でのウエハ
のウエット処理の安定性がより向上し、信頼度が向上す
る。
【0087】廃液の循環使用に関し、従来(特開平5−
105991)では、一旦中和させた電解水を微粒子用
フィルタとイオン交換器を通し循環使用していた。この
ため、この循環させた純水は本来供給される純水と同程
度の純度であるため、抵抗値が高く、電気分解の効率も
悪く、支持電解質の供給量も同じ位必要とされていた。
これに対し本発明は、陽極水と陰極水とは別々に微粒子
用フィルタとイオン交換器を通して陽極水は電気分解槽
の陽極側に循環し、陰極水は同様の処理後電気分解槽の
陰極側に循環させている。このため、電解水自体は活性
化の状態のまま電気分解槽に循環されるので、電解水の
生成効率が向上する。また電解水の中和廃液は通常の純
水再生処理システムの補充水として必要な市水の代替と
して使用できるので、特に使用量の多い市水の使用量を
抑制できるという効果がある。
【0088】貯液槽、処理槽、廃液貯液槽にpHメータ
ーと酸化還元電位の値を測定し、その結果を用い、処理
槽の電解水の条件を常に一定になる様に制御しているの
で、ウエット処理工程の工程の安定性、信頼度が格段に
向上している。
【0089】ウエット処理はその内容に応じて、陰極水
と陽極水とを選択して使用する場合が多く、その両方を
同時に使用することは稀である。このような場合、電解
と同時に生成され、ウエット処理で使用しない方の電解
水は単に廃棄することになる。このような無駄を無く
し、所望の電解水のみを選択的に得るために、電気分解
槽1の陽極電極側と陰極電極側の圧力を変える構造にし
てあるので、必要な方の電解水のみを生成できるという
効果もある。この場合でも、電解水は大気中に曝すこと
でその性質を中性に簡単に変えることができるので廃液
の処理に問題は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバッチ式ウエット処理装置の構成図。
【図2】本発明の枚葉式ウエット処理装置の構成図。
【図3】貯液槽の第1の実施例の詳細構成図。
【図4】貯液槽の第2の実施例の詳細構成図。
【図5】貯液槽の第3の実施例の詳細構成図。
【図6】処理槽の第1の実施例の詳細構成図。
【図7】処理槽の第2の実施例の詳細構成図。
【図8】処理槽の第3の実施例の詳細構成図。
【図9】処理槽からの廃液の循環系統の詳細構成図。
【図10】電解水の加熱機構の第1の実施例の詳細構成
図。
【図11】電解水の加熱機構の第2の実施例の詳細構成
図。
【図12】電解水の制御の第1の実施例の構成図。
【図13】電解水の制御の第2の実施例の構成図。
【図14】電解水の制御の第3の実施例の構成図。
【図15】電気分解槽の一実施例の構成図。
【図16】従来の電解水のウエット処置装置の構成図。
【図17】ウエット処置温度と半導体基板表面Cu濃度
との関係を示す図。
【符号の説明】
1 電気分解槽 2 支持電解質供給部 3 陽極電極 4 陰極電極 5 直流電源部 6 半導体基板処理槽 7 貯液槽 8 添加剤貯液槽 9 循環ポンプ 10 フィルター 11 温調器 12 廃液貯水槽 13 浄水器 14 イオン交換器 15 中和廃液槽 37 陽極水 38 陰極水 39 温度センサー 40 温度制御部 41 ポンプ 42 バルブ 43 ノズル 44 チャンバー 45 バルブ 46 定量ポンプ
フロントページの続き (72)発明者 井内 真 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 佐々木 康 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 太田 なほみ 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 純水を供給する純水供給手段と、前記純
    水供給手段に支持電解質を供給する支持電解質供給手段
    と、前記支持電解質が添加された前記純水を電気分解し
    電極水を生成する正の電圧が印加される陽極電極と負の
    電圧が印加される陰極電極とを有する電気分解水生成手
    段と、前記陽極電極近傍で活性化された陽極水を半導体
    基板を処理する半導体基板処理手段に供給する供給手段
    と、前記半導体処理手段から排出される排出陽極水を再
    生し前記電気分解再生手段の陽極側に循環させる排出液
    再生手段、または、前記陰極電極近傍で活性化された陰
    極水を半導体基板を処理する半導体基板処理手段に供給
    する供給手段と、前記半導体処理手段から排出される排
    出陰極水を再生し前記電気分解再生手段の陰極側に循環
    させる排出液再生手段の少なくとも一方を有することを
    特徴とするウエット処理装置。
  2. 【請求項2】 支持電解質が添加された純水を電気分解
    し電極水を生成する正の電圧が印加される陽極電極と負
    の電圧が印加される陰極電極とを有する電気分解水生成
    手段と、前記陽極電極近傍で活性化された陽極水を貯液
    し、前記貯液された陽極電解水を半導体基板処理手段に
    供給する供給手段を有する陽極水貯液手段または前記陰
    極電極近傍で活性化された陰極水を貯液し半導体基板処
    理手段に供給する供給手段を有する陰極水貯液手段の少
    なくとも一方を有することを特徴とするウエット処理装
    置。
  3. 【請求項3】 支持電解質が添加された純水を電気分解
    し電極水を生成する正の電圧が印加される陽極電極と負
    の電圧が印加される陰極電極とを有する電気分解水生成
    手段と、前記陽極電極近傍で活性化された陽極水を貯液
    し、前記貯液された陽極電解水を半導体基板処理手段に
    供給する供給手段を加熱する加熱手段または、前記陰極
    電極近傍で活性化された陰極水を貯液し半導体基板処理
    手段に供給する供給手段を加熱する加熱手段または、半
    導体基板処理手段を加熱及び保温する加熱手段または、
    前記半導体基板処理手段で処理される半導体基板を加熱
    及び保温する加熱手段の少なくとも1つを有することを
    特徴とするウエット処理装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板処理手段に光を照射する手段
    を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項または
    第2項記載のウエット処理装置。
  5. 【請求項5】 排出液再生段が排出液中の金属不純物を
    除去する金属不純物除去及び排出液中の微粒子を除去す
    る微粒子除去手段のうち少なくとも一方を有しているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載
    のウエット処理装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板処理手段に気体を充満させる
    気体充満手段を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項または第2項または第3項記載のウエット装置。
  7. 【請求項7】 電気分解水生成手段または、貯液手段ま
    たは、半導体基板処理手段の少なくとも1つに、電解水
    のpH値または、電解水の酸化還元電位または、電解水
    の温度または、電解水の水量または、微粒子数のうち少
    なくとも1つを監視する監視手段を設けたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項または第2項記載のウエット
    処理装置。
  8. 【請求項8】 半導体基板処理手段に酸性の溶液を供給
    する手段またはアルカリ性の溶液を供給する手段または
    酸化剤を供給する手段または還元剤を供給する手段また
    はキレート剤を供給する手段のうち少なくとも1つを有
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2
    項または第3項または第6項または第7項記載のウエッ
    ト装置。
  9. 【請求項9】 電気分解水生成手段の正の電圧が印加さ
    れる陽極及び負の電圧が印加される陰極に供給される電
    圧を停止することで、電気分解水生成手段で電解水の生
    成を停止し、同時に電気分解水生成手段に供給される純
    水に添加される支持電解質供給手段からの支持電解質の
    供給を停止することで、半導体供給手段に供給される電
    解水を純水にする事を特徴とする特許請求の範囲第2項
    記載のウエット装置。
  10. 【請求項10】 電気分解水生成手段の正の電圧が印加
    される陽極電極側の電気分解槽と負の電圧が印加される
    陰極電極側の電気分解槽にガス供給手段を設け加圧し、
    前記陽極電極側の電気分解槽と、前記陰極電極側の電気
    分解槽とに圧力を調整する調整手段を設けたことを特徴
    とする第1項、第2項、第3項または第6項記載のウエ
    ット装置。
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