JPH0726091A - ポリマー組成物 - Google Patents

ポリマー組成物

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JPH0726091A
JPH0726091A JP12577194A JP12577194A JPH0726091A JP H0726091 A JPH0726091 A JP H0726091A JP 12577194 A JP12577194 A JP 12577194A JP 12577194 A JP12577194 A JP 12577194A JP H0726091 A JPH0726091 A JP H0726091A
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copolymer
elastomer
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JP12577194A
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Guido Crevecoeur
クレベコール ギド
Reinoldus Jozef M Borggreve
ヨセフ マリア ボルググリーブ レイノルドゥス
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DSM NV
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ビニル芳香族化合物およびα,β‐不飽和ジ
カルボン酸無水物化合物から成る単位を有するコポリマ
ーおよびエラストマーを含み、エラストマーの少なくと
も一部分がコポリマーと化学的に結合するかまたは物理
的に相互作用するところの基を有するポリマー組成物。
エラストマーがポリマー組成物の連続相を構成し、かつ
コポリマーがポリマー組成物の分散相を構成している。 【効果】 この組成物は、可撓性であり、かつ良好な機
械的特性を有し、また他の材料との接着性がよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビニル芳香族化合物お
よびα,β‐不飽和ジカルボン酸無水物化合物から成る
単位を有するコポリマーおよびエラストマーを含み、エ
ラストマーの少なくとも一部分がコポリマーと化学的に
結合するかまたは物理的に相互作用するところの基を有
するポリマー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】そのようなポリマー組成
物は欧州特許出願第0,140,423 号から知られており、こ
れは、スチレンおよび/またはα‐メチルスチレンおよ
びマレイン酸無水物を含むコポリマー50〜95重量
%、およびヒドロキシル基、アミド基またはアミン基を
含む化合物でグラフトされることにより変性された、エ
チレン‐プロピレンエラストマーまたはエチレン‐プロ
ピレン‐ジエンエラストマー5〜50重量%、から成る
ポリマー組成物を記載する。
【0003】ヒドロキシル基、アミド基またはアミン基
は、コポリマー中のジカルボン酸無水物化合物と化学的
に結合することができる。
【0004】そのようなポリマー組成物は、高い耐衝撃
性および高い剛性を有する。この特性の組合せの故に、
このポリマー組成物はこのような特性が重要である物
体、例えば電気機器のハウジングの製造に適していると
判明した。
【0005】しかしながら、欧州特許出願第0,140,423
号から知られているポリマー組成物とは違って、ポリマ
ー組成物が例えば簡単な方法で折り畳むことができ、か
つ柔らかい感触であるような、高程度の可撓性を有する
ポリマー組成物の要求がある。そのようなポリマー組成
物は例えば、ハンドルに、および種々の他の物体例えば
ダッシュボードまたはシェーバーのトップ層として非常
に適している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ビニル芳香族
化合物およびα,β‐不飽和ジカルボン酸無水物化合物
から成る単位を有するコポリマーおよびエラストマーを
含み、エラストマーの少なくとも一部分がコポリマーと
化学的に結合するかまたは物理的に相互作用するところ
の基を有するポリマー組成物において、エラストマーが
ポリマー組成物の連続相を構成し、かつコポリマーがポ
リマー組成物の分散相を構成していることを特徴とする
ポリマー組成物である。
【0007】驚くべきことに、ポリマー組成物における
エラストマーが連続相を構成し、かつポリマー組成物に
おけるコポリマーが分散相を構成するので、非常に有用
な可撓性のポリマー組成物が得られる。
【0008】良好な可撓性に加えて、このポリマー組成
物は非常に多くのさらなる利点を有する。例えば本発明
のポリマー組成物は、高められた温度(例えば120
℃)で良好な機械的特性、例えば剛性、引張り強度およ
び破断点伸びを有する。
【0009】さらに、そのコポリマーの存在のために、
本発明のポリマー組成物は、他の材料例えば金属および
極性プラスチックスに、例えばポリマー組成物をコポリ
マーのガラス転移温度より上に加熱し、次いでそれを表
面に接触させることによって、またはポリマー組成物を
不飽和ポリエステル樹脂のような熱硬化性樹脂と接触さ
せ、かつ樹脂を硬化することによって、よく接着させる
ことができる。
【0010】さらなる利点は、本発明の組成物の好まし
いレオロジー特性であり、組成物は例えば容易にフィル
ムに成形される、または容易に薄い壁の容器にブロー成
形される。
【0011】本発明のポリマー組成物の可撓性の尺度
は、ASTM D 2240−68に従って測定される
ショアー硬度(Shore hardness)である。好ましくは、ポ
リマー組成物のショアーD硬度は70より下である。
【0012】好ましくは、熱可塑性エラストマーがエラ
ストマーに使用される。熱可塑性エラストマーを使用す
ることにより、ポリマー組成物を例えば公知の押出しも
しくはカレンダー成形法によってフィルムに加工した
後、かくして得られたフィルムから熱成形によって物体
を製造することが可能である。
【0013】好ましくは、本発明のポリマー組成物は、
コポリマーから成る球状粒子を含む。これらの球状粒子
は好ましくは、10μm未満、特に好ましくは5μm未
満の粒径を有する。コポリマーが10μm以下の粒子
で、好ましくは5μm以下の粒子でポリマー組成物中に
存在すると、ポリマー組成物の機械的特性、特に破断点
伸びが、なおさらに改善される。
【0014】エラストマーが連続相を構成し、かつコポ
リマーが分散相を構成しているところの本発明のポリマ
ー組成物は、十分に高いエラストマー含量を選択するこ
とにより得ることができる。エラストマーが連続相を構
成する最小エラストマー含量は、例えばエラストマーお
よびコポリマーの加工条件での粘度の比に依存する。こ
の比が低ければそれだけ、エラストマーが連続相を構成
する最小エラストマー含量が低くなる。一般に、エラス
トマー含量が50重量%以上であると、エラストマーが
連続相を構成する。
【0015】本発明のポリマー組成物は好ましくは、ビ
ニル芳香族化合物およびα,β‐不飽和ジカルボン酸無
水物化合物から成る単位を有するコポリマー5〜60重
量%;およびエラストマー40〜95重量%を含む。
【0016】より好ましくは、本発明の組成物は、コポ
リマー25〜50重量%;およびエラストマー50〜7
5重量%を含む。
【0017】本発明のポリマー組成物におけるエラスト
マーは−20℃より下のガラス転移温度を有する。エラ
ストマーがブロックコポリマーであると、エラストマー
は、−20℃より下のガラス転移温度を有するポリマー
ブロック少なくとも1つを含む。
【0018】好ましくは、加工条件において、エラスト
マーの粘度はコポリマーの粘度より低い。
【0019】エラストマーは、普通に知られているエチ
レン‐プロピレンコポリマー例えばエチレン‐プロピレ
ン‐ジエンゴム(EPDM)およびエチレン‐プロピレ
ンゴム(EPR)、クロロプレン、アクリレート‐エス
テルコポリマー、ポリイソブチレンゴム、スチレン‐ブ
タジエンゴム(SBR)、スチレン‐ブタジエン‐スチ
レンゴム(SBS)、エチレン‐ビニルアセテートコポ
リマー、ポリイソプレン、エチレンオクテンコポリマ
ー、例えば線状低密度ポリエチレンおよび極低密度(ver
y-low-density)ポリエチレン(VLDPE)およびポリ
ブタジエンからなる群より選択できる。これらのエラス
トマーの混合物もまた使用できる。
【0020】好ましくは、VLDPEをエラストマーと
して使用する。VLDPEをエラストマーとして使用す
ることにより、ポリマー組成物は高い引裂き抵抗性を得
る。しかしながら、本質的に重要なのは、本発明のポリ
マー組成物中のエラストマーがコポリマーと化学的に結
合するかまたは物理的に相互作用するところの基を有す
ることである。物理的相互作用の例としては、水素結
合、双極子相互作用等がある。本発明のポリマー組成物
が上記のエラストマーの群からのエラストマーを含むな
らば、ポリマー組成物におけるエラストマーの少なくと
も一部分が、変性されたエラストマーとして、またはス
チレン‐エチレン/ブタジエン‐スチレン ABAブロ
ックコポリマーとして存在する。「変性されたエラスト
マー」とは、エラストマーが、コポリマーと化学的に結
合するかまたは物理的に相互作用するところの基を有す
るように、反応性の化合物で変性されたところのエラス
トマーを意味する。これらの反応性の化合物は、無水
物、酸、エポキシド、イソシアネート、オキサゾリン、
1級もしくは2級アミン、アミド、アルコール、チオー
ル、酸クロリド、アクリレート、エステルおよびカーボ
ネートを含む群より選択される。
【0021】適した反応性化合物の例は、グリシジルメ
タクリレート、グリシジルエチルマレート、グリシジル
アクリレート、グリシジルエチルフマレート、メチルア
クリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブ
チルメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、
ヒドロキシプロピルメタクリレート、メタイソプロペニ
ルジメチルベンジルイソシアネート、フマル酸、マレイ
ン酸、アリル‐グリシジルエーテル、N-ビニルカプロラ
クタム、ビニルトリメトキシシラン、ビニル‐トリス-
(2-メトキシエトキシ)- シラン、ジエチルビニルホス
ホネート、ジ-(2-クロロエチル)ビニルホスホネート、
アクリル酸、マレイン酸無水物、イタコン酸無水物、シ
トラコン酸無水物、メチルマレイン酸無水物、クロロマ
レイン酸無水物、アクリルアミド、アミノ‐プロピレン
およびヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)で
ある。ポリマー組成物に存在する、変性されたエラスト
マーの量、またはスチレン‐エチレン/ブタジエン‐ス
チレン ABAブロックコポリマーの量は好ましくは、
0.3重量%以上であり、特に好ましくは1〜25重量
%である。
【0022】エラストマーは好ましくは、鎖セグメント
の1つがブロックコポリマーの熱可塑性特性を与えると
ころの熱可塑性ブロックコポリマーの群より選択され
る。
【0023】好ましいブロックコポリマーは、ポリエー
テル‐エステル‐ポリアミドブロックコポリマー、ポリ
エーテル‐ポリエステルブロックコポリマーおよびポリ
エステル‐ポリエステルブロックコポリマーである。こ
れらの熱可塑性ブロックコポリマーを含むポリマー組成
物は、高い延性を有する。
【0024】ポリエーテル‐エステル‐ポリアミドブロ
ックコポリマーは例えば、ポリアミドから成る鎖セグメ
ントおよびポリエーテルから成る鎖セグメントから構成
される。ポリエーテルセグメントは、ブロックコポリマ
ーの熱可塑性特性を与える。ポリアミドセグメントは、
ジカルボン酸およびジアミンの縮合重合を経て、または
環状ラクタム化合物の重合を経て、またはアミノカルボ
ン酸の重縮合を経て、または環状ラクタム化合物および
ジカルボン酸および/またはジアミンの共重合を経て得
られる。
【0025】テレフタル酸、イソフタル酸、しゅう酸、
アジピン酸、セバシン酸および1,4-シクロヘキシルジカ
ルボン酸を、ジカルボン酸の例として挙げることができ
る。エチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキ
サメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、1,4-シク
ロヘキシルジジアミンおよびm-キシレンジアミンを、ジ
アミンの例として挙げることができる。カプロラクタム
およびラウリルラクタムを環状ラクタム化合物の例とし
て挙げることができ、また9-アミノノナン酸および11-
アミノウンデカン酸をアミノカルボン酸の例として挙げ
ることができる。
【0026】重合反応において得られるポリアミドセグ
メントは例えば、ナイロン6 、ナイロン66、ナイロン61
0 、ナイロン612 、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン
66/610コポリマーおよびナイロン6/66コポリマーであ
る。好ましくは、ナイロン11およびナイロン12のポリア
ミドセグメントが使用される。
【0027】ポリエーテルセグメントは、例えば: 一般式:
【0028】
【化1】H2 N−(CH2 3 −O−[(CH2 4
O]x −(CH2 3 −NH2 (ここでXは2 〜30、好ましくは6 〜30の整数である)
を有するビス-(3-アミノプロピル)- ポリテトラヒドロ
フラン、一般式:
【0029】
【化2】H2 N−(CH2 3 −O−[(CH2 3
O]y −(CH2 3 −NH2 (ここでyは2 〜30、好ましくは6 〜30の整数である)
を有するビス-(3-アミノプロピル)- ポリプロピレンオ
キシド、ポリエーテルグリコール例えばポリオキシプロ
ピレングリコールおよびポリオキシテトラメチレングリ
コールの縮合重合を経て得ることができる。好ましくは
ポリエーテルグリコールを使用する。
【0030】ポリエーテル‐エステル‐ポリアミドエラ
ストマーは普通、上記のポリアミドセグメント1以上お
よび上記のポリエーテルセグメント1以上と、ジカルボ
ン酸との縮合反応を経て形成される。ポリエーテルセグ
メントを50〜95重量%含むポリエーテル‐エステル
‐ポリアミドエラストマーが好ましい。特に好ましく
は、ポリエーテルセグメントの量が65〜95重量%で
ある。使用できるジカルボン酸の例は、テレフタル酸、
イソフタル酸、シュウ酸、アジピン酸、セバシン酸およ
び1,4-シクロヘキシルジカルボン酸である。
【0031】ポリエーテル‐ポリエステルブロックコポ
リマーおよびポリエステル‐ポリエステルブロックコポ
リマーの合成法は、例えばエンサイクロペディア オブ
ポリマー サイエンス アンド エンジニアリング(E
ncyclopedia of Polymer Science and Engineering) 、
第2版、第12巻、ジョン ウィリー アンド サンズ(J
ohn Wiley & Sons) 、1988年に記載されている。
【0032】本発明のポリマー組成物におけるコポリマ
ーは、ビニル芳香族化合物およびα,β‐不飽和ジカル
ボン酸無水物化合物から成る単位を有し、10,000以上の
Mw(重量平均分子量)を有する。Mwは好ましくは5
0,000以上である。10,000未満のMwを有するコポリマ
ーを使用すると、ポリマー組成物の機械的特性が不十分
である。
【0033】適したビニル芳香族化合物の例は、スチレ
ン、α‐メチルスチレンおよび芳香族環に置換基を有す
るスチレン誘導体である。
【0034】適した置換基は、例えばハロゲンおよび1
〜8個の炭素原子を有するアルキル基である。ビニル芳
香族単位は例えば、スチレン、α‐メチルスチレン、p-
メチルスチレン、エチルスチレン、p-t-ブチルスチレ
ン、o-クロロスチレンおよびp-クロロスチレンから成る
群より選択される。任意的に、種々の芳香族化合物の混
合物をコポリマーの製造に使用できる。好ましくは、ス
チレン、α‐メチルスチレンまたはこれらの化合物の混
合物を使用する。
【0035】α,β‐不飽和ジカルボン酸無水物化合物
は例えば、マレイン酸無水物、イタコン酸無水物、シト
ラコン酸無水物、メチルマレイン酸無水物およびクロロ
マレイン酸無水物を含む群より選択され得る。好ましく
はマレイン酸無水物を使用する。任意的に、α,β‐不
飽和ジカルボン酸無水物化合物は部分的にイミド化され
得る。これは例えば、α,β‐不飽和ジカルボン酸無水
物化合物をアンモニア、メチルアミンまたはアニリンと
反応させることにより実現することができる。スチレン
およびマレイン酸無水物のコポリマーの製造法は、B.
V.トリベディ(Trivedi) およびB.M.カルバートソ
ン(Culbertson)による、「マレイックアンハイドライド
(Maleic Anhydride)」、プレナム プレス(Plenum Pres
s)、1982年、第1版の9章および10章に記載されてい
る。
【0036】コポリマーは普通、α,β‐不飽和ジカル
ボン酸無水物化合物5〜50重量%およびビニル芳香族
化合物50〜95重量%を含む。
【0037】ビニル芳香族化合物およびα,β‐不飽和
ジカルボン酸無水物化合物のコポリマーは普通公知であ
り、市販されていて入手可能である。ビニル芳香族化合
物およびα,β‐不飽和ジカルボン酸無水物化合物から
成る単位に加えてさらに、コポリマーはまた他の単位を
含むことができる。そのような単位の例は、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、(メタ)アクリル酸の炭
素原子1〜8個を有するアルキルエステル例えばメチル
メタクリレートおよびエチルメタクリレート、(メタ)
アクリル酸の炭素原子5〜10個を有するシクロアルキ
ルエステル例えばシクロヘキシルメタクリレート、炭素
原子6〜14個を有するアリールエステルおよびフェニ
ルメタクリレートを含む群からのモノマーである。
【0038】ビニル芳香族化合物およびα,β‐不飽和
ジカルボン酸無水物化合物のコポリマーの加熱は、欧州
特許出願第0,400,139 号に記載されているように、CO
2 を分離させる。
【0039】加熱後に得られるコポリマーは、ポリエー
テルポリエステルまたはポリエステルポリエステルエラ
ストマーを含む組成物に好ましく使用される。なぜな
ら、そのような組成物は、非常に細かい粒子のコポリマ
ーを含み、かつ非常に良好な機械的特性、特に低い温度
での良好な耐衝撃性を示すからである。
【0040】本発明のポリマー組成物はまた、非常に細
かい粒子を得るために相溶化剤を含むことができる。使
用する相溶化剤の量は好ましくは、コポリマーにおける
α,β‐不飽和ジカルボン酸無水物化合物から成る単位
1モル当たり、0.001〜1モルである。
【0041】元素の周期律表(ハンドブック オブ ケ
ミストリー アンド フィジークス(Handbook of Chemi
stry and Physics) 、第70版、CRC プレス(CRC Pre
ss)、1989-1990 年)の2〜12族のうちの1つの金属
の金属塩である。好ましくは、金属は2価の正に帯電し
た金属、例えばMg2+、Ca2+およびZn2+である。対
イオンとして、金属塩は、例えばオキシド、ステアレー
ト、アセテート、ブロマイド、カーボネート、クロライ
ド、フルオライド、アイオダイド、ナイトレート、サル
フェートおよび/またはサルファイド基を含むことがで
きる。
【0042】金属塩は種々の金属および/または対イオ
ンを含むことができる。好ましくは亜鉛塩、特に好まし
くはステアリン酸亜鉛および/または酢酸亜鉛を使用す
る。本発明のポリマー組成物は、個々の成分を、適当な
普通に知られているミキサーで混合することにより得る
ことができる。ミキサーとして、バッチニーダー、単軸
または2軸押出機またはスタチックミキサー(static mi
xer)を使用できる。任意的に、本発明のポリマー組成物
に慣用の添加剤を添加できる。これらの添加剤の例は、
安定化剤、滑剤、カオリン、ガラス、顔料、有機もしく
は無機充填剤、強化繊維および導電繊維、耐衝撃性改良
剤、酸化防止剤、難燃剤および着色剤である。
【0043】本発明のポリマー組成物は、例えば射出成
形、ブロー成形におよびフィルムにおける使用に非常に
適している。これらのフィルムは、ポリマー組成物を押
出しまたはカレンダー加工することにより製造できる。
任意的に、フィルムは延伸され得る。これらのフィルム
は、好ましくはショアーA硬度40〜ショアーD硬度9
0を有する。このフィルムは良く熱成形され得る。非常
に良く熱成形され得るフィルムは、本発明のポリマー組
成物におけるエラストマーが熱可塑性エラストマーであ
るときに得られる。ダッシュボードの非常に良いトップ
層は例えば、熱成形によりフィルムから形成することが
できる。
【0044】フィルムを熱成形することにより得られる
物体は、他の表面例えば金属および極性プラスチックス
に良く接着され得る。本発明のポリマー組成物から形成
した熱成形したダッシュボードコーティング層を、コポ
リマーが連続相を構成するポリマーキャリア物質に(任
意的に接着剤によって)接着することによって、全体と
して単純にリサイクルできるダッシュボードが得られ、
コーティグ層およびキャリア物質はあらかじめ分離され
ている必要がない。
【0045】
【実施例】本発明を実施例によって以下に説明するが、
それに限定されることはない。本発明のポリマー組成物
の多くの特性を測定した。ポリマー組成物の引張り強
さ、σ、および破断点伸び、εbr、は、長方形の片を用
いた、クロスヘッド速度(crosshead speed) 10 mm/分お
よびクランプ長さ(clamped length)50 mm の引張り試験
によって測定した。ショアーA硬度およびショアーD硬
度は、ASTM D3340-68 にしたがって測定した。接
着試験は、本質的にDIN 53278 にしたがって、ただ
し接着剤を使用せずに行った。ポリマー組成物を、22
0℃の温度で、金属(この場合アルミニウム)に直接接
着した。この手法は、エンサイクロペディア オブ ポ
リマー サイエンス アンド エンジニアリング(Encyc
lopedia of Polymer Science and Engineering) 、1989
年、第16巻、第807-832 頁に記載されている。ノッチ付
きアイゾット衝撃強度は、150 180 にしたがって測定し
た。使用したポリマー −SMA:スチレン‐マレイン酸無水物コポリマー、2
8重量%のマレイン酸無水物含有;Mw 110,000 ; −SMI:部分的にNH3 でイミド化された、スチレン
‐マレイン酸無水物コポリマー、18.8重量%のマレ
イン酸無水物および6.2重量%のイミド含有;Mw
110,000 ; −EPR:タフマー P0280 (Tafmer P0280) (商標、
日本のミツイ(Mitsui)から購入)、半晶質のエチレン‐
プロピレンゴム、プロピレン含量29重量%; −PEBAX 25(フランスのアトケム(Atochem) から
購入):商標;PEBAX 2533 SA00 、ポリテトラメチレン
グリコールおよびナイロン11に基づくポリ(エーテル‐
エステル‐アミド)ランダムブロックコポリマー、ショ
アーD硬度25; −PEBAX 40(フランスのアトケム(Atochem) から
購入):商標;PEBAX 4033 SA01 またはPEBAX 4033 SA0
0 、ポリテトラメチレングリコールおよびナイロン11に
基づくポリ(エーテル‐エステル‐アミド)ランダムブ
ロックコポリマー、ショアーD硬度40; −アーニテル:Arnitel EM400 、Arnitel EL550 、Arni
tel EM630 (商標、オランダのデイーエスエム(DSM) に
より製造された):ポリ(ブチレンテレフタレート)お
よびポリテトラメチレングリコールに基づくポリ(エー
テル‐エステル)ランダムブロックコポリマー、ショア
ーD硬度はそれぞれ40,55 および63; −SMC:シート成形コンパウンド、P25.200 、ドイツ
のビーダブリューアール(BWR) により製造; −クレイトン:Kraton G1652(商標、オランダのシェル
(Shell) から購入)、スチレン‐エチレン/ブチレン‐
スチレンABAブロックコポリマー; −NH2 - EPDM:アミノ変性したKeltan 520(商標、
オランダのデイーエスエム(DSM) により製造された)、
約1モル%のNH2 含有。実施例IおよびII 45重量%のSMAまたはSMIを、55重量%のPE
BAXと、260℃の温度および5kg/ 時間の処理量
で、ベルストルフ(Berstorff) 2軸押出機で混合し
た。次いで、1mmのダイスリットを有する150 mm幅の平
板シートダイを備えたシュワーベンタン(Schwabenthan)
30 mm単軸押出機を用いて、このポリマー組成物からフ
ィルムを押出した(処理量100 g/分、T=260 ℃)。
【0046】イリグ マシーン(Ilig machine)を用いて
200 ℃の温度で、このフィルムを熱成形した。フィルム
のモルフォロジーを、走査型電子顕微鏡(SEM)によ
って調べた。機械的特性(弾性率、引張り強さおよび破
断点伸び)は、機械方向に平行に切断した、熱成形しな
かったフィルムの長方形の片を用いて測定した(クラン
プ長さ50 mm 、クロスヘッド速度10 mm/分)。
【0047】
【表1】
【0048】フィルムのフィルム特性(延性)は、フィ
ルムを強く数回折り畳んだ後に測定した: ++:繰り返し折り畳んだ後に、何の損傷も見られなかっ
た; + :数回折り畳んだ後に損傷が見られず、繰り返しの折
り畳みの後、わずかの白い変色が見られた; +/- :折り畳みの後に、白い変色; - :繰り返しの折り畳みの後に、ひび割れ --:1回折り畳んだ後に、ひび割れ フィルムのモルフォロジーは、SEM像によって決定し
た: ++:5μmまでの粒子で、コポリマーの非常に細かい分
布; + :同上、機械方向に長い粒子を少し有する; +/- :1〜10μmの細かい分布、機械方向に伸ばされた
糸; - :粗い分布、10μmを超える粒子、コポリマー相は共
連続(co-continuous) になり始める; --:非常に粗い分布、10〜100 μmの粒子、コポリマー
相は共連続または連続、層状の構造。実施例III 〜VI コポリマーおよびエラストマーを、260 ℃の温度および
処理量4 kg/ 時間で、ベルストルフ(Berstorff) 2軸
押出機で混合した後、ポリマー組成物を、ポリマー組成
物の特性を測定するために使用する片に射出成形した。
ポリマー組成物のモルフォロジーを、走査型電子顕微鏡
(SEM)によって調べた。引張り強さはASTM D
638 にしたがって、ポリマー組成物から射出成形した
片を用いて測定した(クロスヘッド速度は、弾性率の測
定については10 mm/分および破断点伸びの測定について
は50 mm/分)。 −実施例III :SMA 45重量%およびPEBAX
25 55重量%; −実施例IV:SMA 45重量%およびPEBAX 40
55重量%; −実施例V:SMA 40重量%およびArnitel EM400
60重量%; −実施例VI:SMA 40重量%、1,4-ジアゾビシクロ
オクタン(欧州特許出願第0,400,139号に準拠)0.3
重量%およびArnitel EM400 60重量%。
【0049】
【表2】
【0050】射出成形した片のモルフォロジーは、実施
例IおよびIIと同様にして、SEM像によって決定し
た。実施例VII 、VIIIおよび比較例A 実施例VII 、VIIIおよび比較例Aにしたがうフィルム
を、実施例IおよびIIと同様にして製造した。しかし、
使用したポリマーおよびこれらのポリマーの量は実施例
IおよびIIについて示したものとは異なる。実施例VII
およびVIIIにしたがうフィルムは、非常に良く熱成形で
きたが;比較例Aにしたがうフィルムはできなかった。 −比較例A:SMA 45重量%およびEPR(いかな
る反応性の基も含まない)55重量%; −実施例VII :SMA 30重量%、EPR 55重量
%およびクレイトン15重量%; −実施例VIII:SMA 45重量%、EPR 49重量
%およびNH2 - EPDM 6重量%。
【0051】
【表3】 実施例IX 300-g のブラベンダー ニーダー中で、50重量%のS
MAを50重量%のEPR(タイプ P060)(1.1重
量%のマレイン酸無水物基で変性してある)と混合し
た。混合温度は200 〜230 ℃;滞留時間は14分間であっ
た。次に、(コポリマー中のマレイン酸無水物の単位の
数に対して)0.18モルの酢酸亜鉛を添加した。得ら
れたポリマー組成物を、ミキシングロールを用いて17
0℃の温度で15分間均質化した。次に、フォンティー
ン プレス(Fontijne press)を用いて圧縮面積500 ×50
mm2 で、巻いたシートを圧縮した。圧縮は200℃で
行ない、以下の圧縮サイクルを用いた: 7分間:加圧なし加熱; 3分間:10 KN ; 2分間:50 KN ; 5分間:300 KN ; 加圧下で20℃に冷却。
【0052】
【表4】
【0053】次に、得られた加圧シートを過度に引張っ
た。実施例X 〜XII SMAおよびArnitel EM400 もしくはArnitel EL550 の
配合物を、実施例Iにおけるように、ベルストルフ(Ber
storff) 共回転2軸押出機で配合した。次いで、これ
らを250℃で試験片に射出成形した。すべての場合
に、1,4-ジアゾビシクロオクタン(欧州特許出願第0,40
0,139 号に準拠)0.3重量%をSMAに添加した。 −実施例X:SMA 30重量%、1,4-ジアゾビシクロ
オクタン(欧州特許出願第0,400,139号に準拠)0.3
重量%およびArnitel EM400 70重量%; −実施例XI:SMA 30重量%、1,4-ジアゾビシクロ
オクタン(欧州特許出願第0,400,139号に準拠)0.3
重量%およびArnitel EL550 70重量%; −実施例XII :SMA 40重量%、1,4-ジアゾビシク
ロオクタン(欧州特許出願第0,400,139号に準拠)0.
3重量%およびArnitel EL550 60重量%; これらの配合物のモルフォロジーは、1,4-ジアゾビシク
ロオクタンなしのものよりずっと細かく;SMAはアー
ニテル(Arnitel) マトリックス中に、1μmの直径を有
する粒子として分散していることがわかった。その結
果、この物質は、靭性および硬度/剛性の良好なバラン
スを示し、さらに、好ましい低い熱拡散係数(CTE)
を示した。
【0054】
【表5】 E:引張り弾性率 σ:引張り強さ εbr:破断点伸び n.Izod:ノッチ付きアイゾット衝撃強度 n.b.:破壊せず実施例XIII〜XVII SMAおよびアーニテル(Arnitel) を、ワーナー &プ
フレイデラー(Werner& Pfleiderer) ZSK-40共回転2軸
押出機で、250℃で処理量50〜80 kg/時間にて、コン
パウンドした。 −実施例XIII:SMA 10重量%、1,4-ジアゾビシク
ロオクタン(欧州特許出願第0,400,139号に準拠)0.
3重量%およびArnitel EM400 90重量%; −実施例XIV :SMA 15重量%、1,4-ジアゾビシク
ロオクタン(欧州特許出願第0,400,139号に準拠)0.
3重量%およびArnitel EM400 85重量%; −実施例XV:SMA 20重量%、1,4-ジアゾビシクロ
オクタン(欧州特許出願第0,400,139号に準拠)0.3
重量%およびArnitel EM400 80重量%; −実施例XVI :SMA 30重量%、1,4-ジアゾビシク
ロオクタン(欧州特許出願第0,400,139号に準拠)0.
3重量%およびArnitel EM400 70重量%; −実施例XVII:SMA 40重量%およびArnitel EM63
0 60重量%。
【0055】実施例XIII〜XVIIにおいては、射出成形温
度は250℃であった。
【0056】
【表6】 E:引張り弾性率 σ:引張り強さ εbr:破断点伸び n.b.:破壊せず 実施例XVの組成物は良好な溶融強度を示し、これをベカ
ム(Bekum) BAE1押出‐ブロー成形機で、押出し機バレル
温度210℃、コネクターおよびダイ温度180℃で押
出し‐ブロー成形した。対照として、純Arnitel EM400
はブロー成形について十分な溶融強度を有していなかっ
た。
【0057】実施例XVIIの組成物を、実施例IおよびII
に記載したようなシュワーベンタン(Schwabenthan)押出
機で240℃にて、100μm厚さの平板フィルムに押
出した。このフィルムを次に、ヘッシュ(Hoesch) 360
トン プラテン プレス の金型に置き、その頂部に、
150℃、圧力100バール(物質における圧力)、加
圧型締め速度(press closing rate)3 mm/分、全加圧時
間3分間で、SMCの層を成形した。シートは良好な外
観を有し、SMCへの非常に良好な接着を示した;シー
トがレーザー ブレード(razor blade) でSMCから切
断されると、ガラス繊維およびSMC部分がシートに残
って、SMCへの接着の高さを示した。2つの追加の試
験を行った:全体を180℃(自動車部品のオンライン
彩色(painting)のための温度)のオーブン中に30分間
置いた。および別の部分を沸騰水に1時間さらした。両
方の試験において、外観もSMCへの接着もどちらも、
いかなる目立つ範囲にも劣化しなかった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】
【表4】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】
【表6】 E:引張り弾性率 σ:引張り強さ εbr:破断点伸び n.b.:破壊せず 実施例XVの組成物は良好な溶融強度を示し、これをベ
カム(Bekum)BAE1押出−ブロー成形機で、押
出し機バレル温度210℃、コネクターおよびダイ温度
180℃で押出し−ブロー成形した。対照として、純A
rnitelEM400はブロー成形について十分な溶
融強度を有していなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レイノルドゥス ヨセフ マリア ボルグ グリーブ オランダ国、6336 ブイジー フルスベル グ、フランク シュミッツストラート 1

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニル芳香族化合物およびα,β‐不飽
    和ジカルボン酸無水物化合物から成る単位を有するコポ
    リマーおよびエラストマーを含み、エラストマーの少な
    くとも一部分がコポリマーと化学的に結合するかまたは
    物理的に相互作用するところの基を有するポリマー組成
    物において、エラストマーがポリマー組成物の連続相を
    構成し、かつコポリマーがポリマー組成物の分散相を構
    成していることを特徴とするポリマー組成物。
  2. 【請求項2】 エラストマーが熱可塑性エラストマーで
    ある請求項1記載のポリマー組成物。
  3. 【請求項3】 ポリマー組成物が、コポリマーから成る
    球状粒子を含む請求項1または2記載のポリマー組成
    物。
  4. 【請求項4】 球状粒子が10μm未満の粒径を有する
    請求項3記載のポリマー組成物。
  5. 【請求項5】 球状粒子が5μm未満の粒径を有する請
    求項3記載のポリマー組成物。
  6. 【請求項6】 ポリマー組成物が、ビニル芳香族化合物
    およびα,β‐不飽和ジカルボン酸無水物化合物から成
    る単位を有するコポリマー5〜60重量%;およびエラ
    ストマー40〜95重量%を含む請求項1〜5のいずれ
    か1項記載のポリマー組成物。
  7. 【請求項7】 ポリマー組成物が、ビニル芳香族化合物
    およびα,β‐不飽和ジカルボン酸無水物化合物から成
    る単位を有するコポリマー25〜50重量%;およびエ
    ラストマー50〜75重量%を含む請求項1〜5のいず
    れか1項記載のポリマー組成物。
  8. 【請求項8】 ポリマー組成物が相溶化剤を含む請求項
    1〜7のいずれか1項記載のポリマー組成物。
  9. 【請求項9】 ポリマー組成物が、コポリマーにおける
    α,β‐不飽和ジカルボン酸無水物化合物から成る単位
    1モル当たり0.001〜1モルの相溶化剤を含む請求
    項8記載のポリマー組成物。
  10. 【請求項10】 エラストマーとして、ポリアミド‐エ
    ステル‐ポリエーテルブロックコポリマーを使用する請
    求項1〜9のいずれか1項記載のポリマー組成物。
  11. 【請求項11】 エラストマーとして、ポリエステル‐
    ポリエーテルブロックコポリマーを使用する請求項1〜
    9のいずれか1項記載のポリマー組成物。
  12. 【請求項12】 エラストマーとして、エチレンおよび
    オクテンのコポリマーを使用する請求項1〜9のいずれ
    か1項記載のポリマー組成物。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項記載の
    ポリマー組成物から成形した成形部品。
  14. 【請求項14】 請求項1〜12のいずれか1項記載の
    ポリマー組成物から形成したフィルム。
  15. 【請求項15】 フィルムが、ショアーA硬度40〜シ
    ョアーD硬度90を有する請求項14記載のフィルム。
  16. 【請求項16】 請求項14または15記載のフィルム
    から成形した成形部品。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の成形部品を含むダッ
    シュボード。
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