JPH07259272A - 天窓装置 - Google Patents

天窓装置

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Publication number
JPH07259272A
JPH07259272A JP4839894A JP4839894A JPH07259272A JP H07259272 A JPH07259272 A JP H07259272A JP 4839894 A JP4839894 A JP 4839894A JP 4839894 A JP4839894 A JP 4839894A JP H07259272 A JPH07259272 A JP H07259272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rafter
girder
support wall
bolt
wall portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP4839894A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Osako
誠司 大迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARUHACHI KK
Original Assignee
MARUHACHI KK
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Filing date
Publication date
Application filed by MARUHACHI KK filed Critical MARUHACHI KK
Priority to JP4839894A priority Critical patent/JPH07259272A/ja
Publication of JPH07259272A publication Critical patent/JPH07259272A/ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】それぞれ金属型材製の垂木材3、桁材1等によ
って形成される天窓枠体6に透光板7を配装してなる天
窓装置であって、桁材1の上面側に、傾斜状に配置され
る垂木材3の先端面を支持するよう水平面より上方に傾
斜して立上がる傾斜状立上り支持壁部10を一体に設け
ている。 【効果】垂木材側の荷重がこの支持壁部で直接受支され
て、桁材から室外側方向への垂木材の滑りが阻止される
ので、桁材に対する垂木材の位置決め作業が容易とな
る。また、垂木材の先端部を桁材にボルト止めする場合
に、そのボルトには垂木材側の荷重による剪断応力がほ
とんどかからず、従ってボルトが緩んだり破損するよう
なおそれがなくなり、また仮にボルトが多少緩んでも垂
木材がガタつくことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それぞれ金属型材製の
垂木材、桁材等によって形成される天窓枠体にガラス板
等の透光板を配装してなる天窓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5には、後述する本発明の実施例によ
る切妻屋根型の天窓装置を示しているが、この天窓装置
は、それぞれ金属型材製の桁材1と梁材2を矩形枠状に
連結すると共に、同じく金属型材製の垂木材3を棟木材
4と桁材1とに架け渡し、また棟木材4の端部と梁材2
の中央部とを竪桟5で連結して、天窓枠体6を形成し、
この天窓枠体6にガラス板等の透光板7,8を配装して
なるものである。
【0003】このような天窓装置において、従来では、
桁材として図6に示すような断面形状の金属型材製の桁
材1′が使用されている。即ち、この桁材1′は、取付
金具Kを介して窓台等の取付用躯体に取付けられた状態
で上壁部Aの上面がほぼ全面的に水平面をなすように形
成されている。しかして、垂木材3の下端部をこの桁材
1′に架けて連結するにあたり、所定角度で傾斜状に配
置される垂木材3の先端部を、その傾斜角度に合わせて
斜に切断加工し、この斜切り端面3aを桁材1′の上壁
部A上面に載置し、連結金具Bを介してボルトCにより
垂木材3の先端部を桁材1′上に固定する。垂木材3の
固定後、透光板取付枠Dを桁材1′に取付ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
天窓装置では、桁材1′の上壁部A上面がほぼ全面的に
水平面をなすように形成されているため、垂木材3の先
端部を斜切り加工する必要があり、また組立てにあたっ
て垂木材3の先端部を桁材1′上面に載置するときに、
垂木材3の斜切り端面3aが桁材1′上面で室外側方向
へ滑りを生じて、位置決めに困難を来たし、しかもこの
垂木材3の先端部を桁材1′上にボルトC止めした状態
においても、垂木材3側の荷重がその斜切り端面3aの
滑り方向に作用するため、ボルトCには相当な剪断応力
がかかって緩んだり破損し易く、またボルトCが少しで
も緩むとガタつきが生じることになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するものであって、請求項1に係る天窓装置は、それ
ぞれ金属型材製の垂木材3、桁材1等によって形成され
る天窓枠体6に透光板7を配装してなる天窓装置におい
て、桁材1の上面側に、傾斜状に配置される垂木材3の
先端面を支持するよう水平面より上方に傾斜して立上が
る傾斜状立上り支持壁部10を一体に設けたことを特徴
とする。
【0006】請求項2に係る天窓装置は、前記傾斜状立
上り支持壁部10に、ボルト挿通溝14と、該溝14に
挿通させたボルト15の頭15aを前記支持壁部10の
内側で回転不能にして且つスライド可能に嵌合するボル
ト頭嵌合溝16とを全長に亘って設けたことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】請求項1にあっては、天窓枠体6を組立てる際
に、傾斜状に配置される垂木材3の先端面を桁材1の傾
斜状立上り支持壁部10に支持させることにより、垂木
材3側の荷重がこの支持壁部10で直接受支されて、桁
材1上での室外側方向への垂木材3の滑りが阻止され
る。しかして、この垂木材3の先端部を桁材1にボルト
15止めする場合に、このボルト15には剪断応力がほ
とんどかからなくなる。
【0008】請求項2にあっては、垂木材3の先端部を
桁材1にボルト15で固定する場合に、予め傾斜状立上
り支持壁部10のボルト頭嵌合溝16にボルト15の頭
15aを嵌合させてそのボルト15をボルト挿通溝14
から突出させておくことにより、このボルト15をボル
ト頭嵌合溝16に沿ってスライドさせることができ、そ
れによって桁材1に対する垂木本体3a先端部の固定位
置を任意に調整することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1〜図5を
参照して説明すると、図1には、図5に例示した切妻屋
根型天窓装置における天窓枠体6の桁材1と垂木材3と
の連結状態を示している。尚、この天窓枠体6は、垂木
材3が桁材1に対し略45度の傾斜角度で配置される場
合を例示したものである。天窓枠体6の桁材1は、アル
ミニウム押出型材からなるもので、この桁材1には、傾
斜状に配置される垂木材3の先端面を支持するよう水平
面より上方に傾斜して立上がる傾斜状立上り支持壁部1
0が桁材1全長に亘って一体に設けられている。また、
この桁材1の室内側端部には、垂木材3の先端部室内側
面部を支持する支持枠部11が設けられ、この支持枠部
11と前記傾斜状立上り支持壁部10との間に水平壁部
12が介設されている。更に、桁材1の室外側端部には
透光板7の下端部を嵌合させる嵌合段部13が連設され
ている。
【0010】前記桁材1の傾斜状立上り支持壁部10
は、前記水平壁部12に対し45度の傾斜角度をもって
立ち上がるように形成されており、そしてこの支持壁部
10の傾斜方向中間部には、ボルト挿通溝14と、この
溝14に挿通させたボルト15の頭15aを回転不能に
して且つスライド可能に嵌合するボルト頭嵌合溝16と
が該支持壁部10の全長に亘って設けられている。尚、
図1に示すように、桁材1にはそれぞれ対応する位置に
水抜き孔17,18が設けてある。
【0011】棟木材4は、図1の右側に図示されるよう
に、それぞれアルミニウム押出型材製の棟木本体4aと
カバー4bとからなる。桁材1と共に矩形枠状に連結さ
れる梁材2は、図2に示すように、桁材1と同一断面形
状のアルミニウム押出型材からなり、この梁材2には桁
材1と同様な水抜き孔17,18が設けてある。また、
垂木材3は、図3に示すように、それぞれアルミニウム
押出型材製の垂木本体3aとカバー3bとからなる。
尚、この図3の左側に図示される垂木材3は、天窓枠体
6の両端に配設される垂木材であって、その垂木本体3
a及びカバー3bは、同図の右側に図示される中間の垂
木材の垂木本体3a及びカバー3bとは若干構造は異な
るが、機能的にはほとんど同じであるため、両者ともに
同一符号で示している。また、竪桟5は、図4に示すよ
うに、それぞれアルミニウム押出型材製の竪桟本体5a
とカバー5bとからなる。
【0012】次に、上記のような桁材1、梁材2、垂木
材3、棟木材4等によって天窓枠体6を組立てる際の組
立て方法の一例について説明すると、先ず、窓台等の所
要の天窓取付用躯体(図示省略)に各一対の桁材1と梁
材2とを矩形状に枠組みして固定し、そして各梁材2上
の長手方向中間位置に竪桟5の竪桟本体5aを立設し、
両竪桟本体5a,5aの上端部相互を棟木材4の棟木本
体4aによって連結する。それから、棟木本体4aより
桁材1に垂木本体3aを架け渡す。
【0013】この垂木本体3aの架け渡しにあたって
は、桁材1に傾斜状立上り支持壁部10が設けてあるた
め、垂木本体3aの上端部を棟木本体4aに支持させた
状態で、この垂木本体3aの下端面、即ち先端面を上記
傾斜状立上り支持壁部10に当接支持させるだけで、桁
材1に対する垂木本体3a先端部の位置決めを容易迅速
に行うことができる。
【0014】上記のように垂木本体3a先端面を桁材1
の傾斜状立上り支持壁部10に当接支持させた状態で、
この垂木本体3aの先端部に予めボルト18で取付けて
あるアングル片19を介してボルト15によりこの垂木
本体3aの先端部を傾斜状立上り支持壁部10に固定す
る(図1参照)。この場合、ボルト15の頭15aを、
予め傾斜状立上り支持壁部10のボルト頭嵌合溝16に
嵌合させてそのボルト15をボルト挿通溝14から突出
させておいて、垂木本体3aの先端面をこの支持壁部1
0に当接支持させる際に、垂木本体3a先端部に取付け
てある上記アングル片19のボルト挿通孔20にボルト
15を挿通させることにより、垂木本体3aをボルト1
5と共に桁材1に沿ってその長手方向にスライドさせる
ことができ、従って桁材1に対する垂木本体3a先端部
の固定位置を任意に調整することができる。こうして垂
木材3の固定位置を適宜に調整した後、このボルト15
にナット21を螺合し締結すればよい。またこの場合、
図1に示すように、垂木本体3a下端部の室内側面を支
持枠部11に支持させることによって、桁材1上での垂
木材3の支持がより安定なものとなる。尚、垂木本体3
aの上端部はパッキン22を介して棟木本体4aに単に
支持させるだけでよい。
【0015】上記のようにして各垂木材3の垂木本体3
aを棟木本体4aと桁材1とに架け渡して固定すること
により、天窓装置の骨組としての天窓枠体6を形成する
ことができる。しかして、棟木本体4aと桁材1と各垂
木本体3aとの間の各空間部、及び各端の棟木本体4a
と梁材2と竪桟本体5aとの間の各空間部に、適宜パッ
キン及びシール材を介して透光板7,8をそれぞれ配装
した後、各垂木本体3a、棟木本体4a及び竪桟本体5
aに対しカバー3b,4b,5bをそれぞれ取付けて、
透光板7,8を固定する。尚、図1に示すように、桁材
1の室外側端部には、その上部に透光板押え枠23を、
下部に化粧カバー24を取付け、また水抜き孔18の出
口側に風除けカバー25を取付ける。また、図2に示す
ように、梁材2にも、透光板押え枠23、化粧カバー2
6及び風除けカバー25を取付ける。
【0016】以上説明した実施例では、桁材1の傾斜状
立上り支持壁部10を、水平壁部12(水平面)に対し
て略45度の傾斜角度をもって立ち上がるように形成し
ているが、これは、垂木材3が桁材1に対し略45度の
傾斜角度で配置される天窓枠体6の場合であって、例え
ば垂木材3の傾斜角度が30度の場合には傾斜状立上り
支持壁部10の立ち上がり傾斜角度を60度にすればよ
く、そうすることによって、いずれの場合も、端面が長
手方向と直交する方向に切断された垂木材3の先端面を
全面的に傾斜状立上り支持壁部10に支持させることが
できる。しかしながら、傾斜状に配置される垂木材3の
先端面は、傾斜状立上り支持壁部10に対して必ずしも
上記のように全面的に支持させる必要はなく、垂木材3
の先端部を桁材1に支持させたときこの垂木材3が室外
側方向に滑りを生じないようにすればよいわけである。
従って、傾斜状立上り支持壁部10の立ち上がり傾斜角
度は、垂木材3の傾斜角度に関係なく任意に設定するこ
とができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、天窓枠体6
を組立てる際に、傾斜状に配置される垂木材の先端面を
桁材の傾斜状立上り支持壁部に支持させることにより、
垂木材側の荷重がこの支持壁部で受支されて、桁材から
室外側方向への垂木材の滑りが阻止されるので、桁材に
対する垂木材の位置決め作業が容易となる。
【0018】また、上記のように垂木材側の荷重がこの
支持壁部で直接受支されるため、垂木材の先端部を桁材
にボルト止めする場合に、そのボルトには垂木材側の荷
重による剪断応力がほとんどかからず、従ってボルトが
緩んだり破損するようなおそれがなくなり、また仮にボ
ルトが多少緩んでも垂木材がガタつくことがない。
【0019】請求項2にあっては、垂木材の先端部を桁
材にボルトで固定する場合において、予め傾斜状立上り
支持壁部のボルト頭嵌合溝にボルトの頭を嵌合させて、
そのボルトをボルト挿通溝から突出させておくことによ
り、このボルトをボルト頭嵌合溝に沿ってスライドさせ
ることができて、桁材に対する垂木本体先端部の固定位
置を任意に調整でき、従って垂木材を桁材に対しその長
手方向適正位置に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による天窓装置の縦断面図
で、図5のX−X線拡大詳細断面図である。
【図2】図5のY−Y線拡大詳細断面図である。
【図3】図5のZ−Z線拡大詳細断面図である。
【図4】図2のW−W線断面図である。
【図5】本発明の一実施例による天窓装置の外観斜視図
である。
【図6】従来の天窓装置の要部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 桁材 3 垂木材 3a 垂木本体 3b カバー 4 棟木材 6 天窓枠体 7 透光板 8 透光板 10 傾斜状立上り支持壁部 12 水平壁部 14 ボルト挿通溝 15 ボルト 15a ボルトの頭 16 ボルト頭嵌合溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ金属型材製の垂木材、桁材等によ
    って形成される天窓枠体に透光板を配装してなる天窓装
    置において、桁材の上面側に、傾斜状に配置される垂木
    材の先端面を支持するよう水平面より上方に傾斜して立
    上がる傾斜状立上り支持壁部を一体に設けたことを特徴
    とする天窓装置。
  2. 【請求項2】前記傾斜状立上り支持壁部には、ボルト挿
    通溝と、該溝に挿通させたボルトの頭を支持壁部の内側
    で回転不能にして且つスライド可能に嵌合するボルト頭
    嵌合溝とを全長に亘って設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の天窓装置。
JP4839894A 1994-03-18 1994-03-18 天窓装置 Pending JPH07259272A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4839894A JPH07259272A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 天窓装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4839894A JPH07259272A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 天窓装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07259272A true JPH07259272A (ja) 1995-10-09

Family

ID=12802203

Family Applications (1)

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JP4839894A Pending JPH07259272A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 天窓装置

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JP (1) JPH07259272A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031029