JP2505648Y2 - 段付き垂木 - Google Patents

段付き垂木

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JP2505648Y2
JP2505648Y2 JP1989077980U JP7798089U JP2505648Y2 JP 2505648 Y2 JP2505648 Y2 JP 2505648Y2 JP 1989077980 U JP1989077980 U JP 1989077980U JP 7798089 U JP7798089 U JP 7798089U JP 2505648 Y2 JP2505648 Y2 JP 2505648Y2
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roof
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rafter
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渉 渡部
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Caname Co Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、屋根の下地構造の垂木に関するものであ
る。
(ロ)従来の技術 屋根の意匠は、時代と共に移り変わっているが、近
年、建物の大規模化に伴い屋根面積も広くなり、一枚の
横葺き屋根板の軒側の立ち上がり面によって生じる高さ
は、地上の看者の目には目立たなくなってしまう。この
ため、屋根板の段差ではなく屋根面そのものに段差を設
け、その段差を屋根の面積にあわせた大きさに設定して
看者の目に目立つように工夫された、意匠性に富んだ屋
根が好まれる傾向にある。
そこで、最近は、第7図にみられるように、下地構造
に段差を設け、その上に段差の小さい横葺き屋根板を葺
く方法が取り入れられている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上記の屋根の下地構造に段差を設ける方法は、ごく最
近考えられ始めたが、その方法として第7図(イ)
(ロ)のような方法がある。
これらの方法は、いずれも、支持部材(9)を多く用
い、それらを固定するために、ビス等の止め具(10)で
何箇所も止めなければならない。このため、手間がかか
りコストも高くなってしまう。
また、止め具(10)を止着するために電動工具を使う
ため、雨の日は漏電してしまうので作業ができなかっ
た。
本考案は、これらの問題を解決することを目的とした
ものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案に係る段付き垂木の折曲支持材は、長尺の鋼材
が長さ方向の適宜の位置で折り曲げられて、立面と上面
を有する略への字形に形成されたものである。
この折曲支持材が金属製の帯板上に溶接等の方法で取
り付けられている段付き垂木で、帯板の一端には接続板
が取り付けてある。
この段付き垂木を用いて屋根の下地構造を成してい
く。
(ホ)作用 この段付き垂木を軒棟方向につなぎながら設置してい
くが、そのとき軒棟方向につないでいく段付き垂木同士
は、金属製の帯板の一端に取り付けられた接続板を介し
て接続していく。
軒から棟に掛け渡された段付き垂木は、幾本も略平行
に取り付けられ、段付き垂木の折曲支持材の上面に下地
材を掛け渡していき、下地面を構成していく。その下地
面に屋根板を葺いていくのである。
(ヘ)実施例 本考案の一実施例を第1図から第4図に基づいて説明
する。
まず、段付き垂木(11)を第1図から説明すると、長
さ約5mくらいの帯板(1)の一端に長穴(1a)を設け、
他端である棟側端には、穴(2a)が設けてある接続板
(2)を溶接する。そして、帯板(1)上に折曲支持材
(5)をスポット溶接により複数本取り付けたものであ
る。
この折曲支持材(5)について第3図より説明する
と、一般に用いられている山形鋼に切り欠き(8)を入
れ(第3図(イ)参照)、そこから山形鋼を折り曲げ
て、折り曲げ箇所を溶接等で固定し、略への字形の折曲
支持材(5)とする(第3図(ロ)参照)。この略への
字形の折曲支持材(5)は、屋根の下地構造の段差を成
す立面(5b)と、下地材を載せて屋根板を葺くための上
面(5a)を有している。
この折曲支持材(5)を帯板(1)上に溶接するが、
そのとき折曲支持材(5)が帯板(1)上で安定するよ
うに、端を少し切り落とすと良い(第3図(イ)破線参
照)。
このような構成の段付き垂木(11)を接続する仕方
は、第2図にあるように、帯板(1)の棟側端に溶接さ
れた接続板(2)に、接続される段付き垂木(11)の軒
側端を載せて、穴(2a)と長穴(1a)を合わせてボルト
(3)を通しナット(4)でしめるのである。
このようにして軒から棟に掛け渡された段付き垂木
(11)が幾本も略平行に取り付けらる。そして、第4図
のように、段付き垂木(11)の折曲支持材(5)の上面
(5a)に下地材(6)を掛け渡していき固定し、下地面
を構成していく。その下地面に横葺き屋根板(7)を葺
いていくのである。第4図に示された実施例は、段付き
垂木(11)の折曲支持材(5)の立面(5b)にも下地材
(6)を掛け渡している。
この方法を用いると、施工する際の作業は、段付き垂
木(11)をボルト(3)とナット(4)で締めて組み立
てていくという作業ですむため、電気コード等が不要と
なり、雨の日でも安全に作業ができ、又、短時間で施工
することができる。
さらに、ボルト(3)の位置は、第2図に示したよう
に、折曲支持材(5)の立面(5b)の内側なので、ボル
ト(3)とナット(4)を締めるとき、工具が使いやす
い。
このような実施例において、例えば、5mほどの長さを
有する帯板(1)を用い、その上に折曲支持材(5)を
取り付けるときに、折曲支持材(5)と折曲支持材
(5)の間を少しあけて取り付けると、この5mほどの長
さを有する段付き垂木(11)をたわませながら施工する
ことができるので、反り屋根やむくり屋根に用いること
もできる。
また、帯板(1)の他の実施例として第5図のような
ものを用いることもでき、折曲支持材(5)としては山
形鋼の代わりに第6図のようにハット鋼を用いることも
できる。
第6図(イ)はハット鋼に切り欠き(8)を入れたと
ころであり、(ロ)はそこから折り曲げて、折り曲げ箇
所を溶接等で固定して略への字形に形成したところ、
(ハ)は施工の様子を(ロ)の左側から見た状態で表し
た図である。
なお、第3図に示した山形鋼や第6図に示したハット
鋼のように一般に用いられている鋼材で折曲支持材
(5)を作るなら、より安価に提供することができる。
(ト)考案の効果 本考案に係る段付き垂木は、従来の技術のような支持
部材(9)や止め具(10)を数多く使用することがない
ため、低コストで施工することができる。
また、建物の大規模化に伴い屋根面積も広くなり、一
枚の屋根板の段差ではなく屋根面そのものに段差を設
け、その段差を看者の目に目立つように設定することが
できる、意匠性に富んだ屋根を提供することが求められ
ているが、本考案に係る段付き垂木は、折曲支持材の長
さや折り曲げる箇所を変えることにより、立面と上面の
長さを自由に設定できるので、屋根の面積にあわせた段
差を設けることができる。このように求められる意匠に
応じた段差を屋根面に設けることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案一実施例の斜視図である。 第2図は、本考案一実施例の段付き垂木どうしを接続す
る様子の説明図である。 第3図は、本考案一実施例の折曲支持材の説明図であ
る。 第4図は、本考案一実施例の説明図である。 第5図は、本考案の帯板の他の実施例の斜視図である。 第6図は、本考案の折曲支持材の他の実施例の説明図で
ある。 第7図は、従来の技術の説明図である。 (1)……帯板 (2)……接続板 (3)……ボルト (4)……ナット (5)……折曲支持材 (6)……下地材 (7)……横葺き屋根板 (8)……切り欠き (9)……支持部材 (10)……止め具 (11)……段付き垂木

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】折曲支持材は、長尺の鋼材が長さ方向の適
    宜の位置で折り曲げられて、立面と上面を有する略への
    字形に形成されたものであり、該折曲支持材が金属製の
    帯板上に取り付けられている段付き垂木。
JP1989077980U 1989-06-30 1989-06-30 段付き垂木 Expired - Lifetime JP2505648Y2 (ja)

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JPH0315912U JPH0315912U (ja) 1991-02-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5341901Y2 (ja) * 1973-08-24 1978-10-09
JPS538430U (ja) * 1976-07-07 1978-01-24
JPS5421917U (ja) * 1977-07-15 1979-02-13
JPS59834U (ja) * 1982-06-25 1984-01-06 山岸 直樹 横長尺屋根材
JPS6098040A (ja) * 1983-10-31 1985-06-01 銅金株式会社 金属鈑大見付屋根構造及び垂木

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JPH0315912U (ja) 1991-02-18

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