JPH07256814A - 硬化促進剤処理絶縁シートおよびその製造方法 - Google Patents

硬化促進剤処理絶縁シートおよびその製造方法

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JPH07256814A
JPH07256814A JP5425594A JP5425594A JPH07256814A JP H07256814 A JPH07256814 A JP H07256814A JP 5425594 A JP5425594 A JP 5425594A JP 5425594 A JP5425594 A JP 5425594A JP H07256814 A JPH07256814 A JP H07256814A
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JP
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curing accelerator
epoxy resin
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mica sheet
fibrous base
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JP5425594A
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English (en)
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Tsukumo Iijima
九十九 飯島
Yoshikane Kato
義兼 加藤
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】結合剤と硬化促進剤とを混合することなく保持
でき、従って良好な保存性,テーピング作業性,および
樹脂含浸性を保持した硬化促進剤処理絶縁シートを提供
する。 【構成】マイカシートと繊維質基材とを結合剤層により
貼り合わせた複合材からなり、エポキシ樹脂の硬化促進
剤を含む硬化促進剤処理絶縁シート1において、結合剤
としてのエポキシ樹脂を含む繊維質基材2と、鉱物油を
溶媒とするナフテン酸亜鉛を硬化促進剤として含むマイ
カシート3とを、結合剤としてのエポキシ樹脂層4によ
り貼り合わせてなるものとする。また、その製造方法
が、鉱物油に溶解したナフテン酸亜鉛溶液を有機溶剤で
希釈した硬化促進剤処理液をマイカシート3の表面側か
ら散布する工程と、加熱空気を繊維質基材2の表面側か
ら送風してマイカシート中の有機溶剤を蒸発させる工程
とを含むこととする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所定の幅に裁断した
絶縁テープとして高圧回転電機のコイル導体にテーピン
グされ、エポキシ樹脂を真空含浸,加熱硬化することに
より対地主絶縁層を形成する硬化促進剤処理絶縁シート
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】酸無水物からなる硬化剤を含むエポキシ
樹脂を含浸樹脂とし、絶縁テープ層に真空加圧含浸,加
熱硬化することにより製作される高圧回転電機の固定子
コイルの対地主絶縁には、絶縁テープとして集成マイカ
シートまたははがしマイカシート(以下両者を併せてマ
イカシートと呼ぶ)を裏打ち材としてのガラス繊維シー
ト基材またはポリエステルフリース基材にエポキシ樹脂
などを結合剤として貼り合わせた絶縁シートを所定の幅
に裁断したものが使われる。この種の絶縁テープには、
含浸樹脂の硬化反応を促進するために有機酸金属塩,例
えばナフテン酸亜鉛を硬化促進剤として絶縁テープに予
め含ませた硬化促進剤処理絶縁テープ(シート)が知ら
れている。硬化促進剤を絶縁テープに含ませる方法とし
ては、ナフテン酸亜鉛をシクロヘキサンなどの有機溶剤
に溶解したものを促進剤処理液とし、これに絶縁テープ
を浸漬する方法、あるいは硬化促進剤をエポキシ樹脂に
均一に混合した結合剤を用いて絶縁シートを製造する方
法などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】硬化促進剤にナフテン
酸亜鉛を含ませた絶縁テープでは、有機溶剤としてのシ
クロヘキサンへのナフテン酸亜鉛の溶解性が悪く、促進
剤処理液の調製に際して多量のシクロヘキサンを必要と
するとともに、その調製に長時間を要するという問題が
あった。また、このように調製された促進剤処理液に絶
縁テープを浸漬する方法では、多量のシクロヘキサンに
結合剤としてのエポキシ樹脂が溶解して流れ出してしま
うため、集成マイカ片やはがしマイカ片の結合力が低下
し、テーピングに際してマイカ片が脱落したり、あるい
は絶縁テープが徐々に硬化して絶縁テープのテーピング
作業性が低下するなどの問題点があり、これが原因で例
えばテーピングマシンを用いた場合そのテーピングヘッ
ドの回転数が80rpm以下に制限される等の不都合が
あった。さらに、硬化促進剤をエポキシ樹脂に均一に混
合して結合剤とした場合、混合状態にある硬化促進剤と
エポキシ樹脂が徐々に反応して絶縁テープが硬化するた
め、絶縁テープの可使用期間(保存期間)が短かくなる
とともに、テーピング作業に際してテープの馴染みが悪
く巻き皺が生じたり,硬化した結合剤に含浸樹脂が遮ら
れて含浸樹脂の含浸性が低下し、含浸不良を生じやすく
なるなどの問題点があり、その改善が求められている。
【0004】この発明の目的は、結合剤と硬化促進剤と
を混合することなく保持でき、従って良好な保存性,テ
ーピング作業性,および樹脂含浸性を保持した硬化促進
剤処理絶縁シートを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明によれば、マイカシートと繊維質基材とを
結合剤により貼り合わせた複合材からなり、エポキシ樹
脂の硬化促進剤を含む硬化促進剤処理絶縁シートにおい
て、結合剤としてのエポキシ樹脂を含む繊維質基材と、
鉱物油を溶媒とするナフテン酸亜鉛を硬化促進剤として
含むマイカシートとを、結合剤としてのエポキシ樹脂に
より貼り合わせてなるものとする。
【0006】上記硬化促進剤処理絶縁シートの製造方法
が、一方の面からエポキシ樹脂を塗布した繊維質基材の
エポキシ樹脂を塗布した面側にマイカシートを貼り合わ
せた後、鉱物油に溶解したナフテン酸亜鉛溶液を有機溶
剤で希釈した硬化促進剤処理液をマイカシートの表面側
から散布する工程と、加熱空気を繊維質基材の表面側か
ら送風して前記マイカシート中の有機溶剤を蒸発させる
工程とを含むこととする。
【0007】結合剤としてのエポキシ樹脂を含む繊維質
基材が、鉱物油を溶媒とするナフテン酸亜鉛を硬化促進
剤として含むマイカシートの両面に貼り合わされてなる
ものとする。上記硬化促進剤処理絶縁シートの製造方法
が、一方の面からエポキシ樹脂を塗布した繊維質基材の
エポキシ樹脂を塗布した面側にマイカシートを貼り合わ
せた後、鉱物油に溶解したナフテン酸亜鉛溶液を有機溶
剤で希釈した硬化促進剤処理液をマイカシートの表面側
から散布する工程と、加熱空気を繊維質基材の表面側か
ら送風して前記マイカシート中の有機溶剤を蒸発させる
工程と、有機溶剤を蒸発させたマイカシートの表面にエ
ポキシ樹脂を塗布した繊維質基材をそのエポキシ樹脂を
塗布した面をマイカシート側にして貼り合わせる工程と
を含むこととする。
【0008】
【作用】この発明において、結合剤としてのエポキシ樹
脂を含む繊維質基材と、鉱物油を溶媒とするナフテン酸
亜鉛を硬化促進剤として含むマイカシートとを、結合剤
としてのエポキシ樹脂により貼り合わせたことにより、
得られた硬化促進剤処理絶縁シートは硬化促進剤として
のナフテン酸亜鉛を含む部分と結合剤としてのエポキシ
樹脂を含む部分とが分離され、両者が混合することによ
って生ずる結合剤の硬化反応を抑制するので、テープの
硬化によるテーピング作業性の低下,樹脂含浸性の低下
を防ぎ、かつ可使用期間(保存性)を延長する機能が得
られる。
【0009】また、上記硬化促進剤処理絶縁シートの製
造方法が、一方の面からエポキシ樹脂を塗布した繊維質
基材のエポキシ樹脂を塗布した面側にマイカシートを貼
り合わせた後、鉱物油に溶解したナフテン酸亜鉛溶液を
有機溶剤で希釈した硬化促進剤処理液をマイカシートの
表面側から散布する工程と、加熱空気を繊維質基材の表
面側から送風して前記マイカシート中の有機溶剤を蒸発
させる工程とを含むよう構成したことにより、鉱物油に
溶解し易いナフテン酸亜鉛の性質を利用して希釈用の有
機溶剤量を大幅に低減できるので、マイカシートの表面
側から散布する硬化促進剤処理液の量を削減して結合剤
を含む繊維質基材側への浸透を抑制できるとともに、繊
維質基材の表面側から加熱空気を送風してマイカシート
の表面からの有機溶剤の蒸発を促進することにより、ナ
フテン酸亜鉛を含む部分と結合剤としてのエポキシ樹脂
を含む部分とを位置的に分離する機能が得られる。
【0010】さらに、結合剤としてのエポキシ樹脂を含
む繊維質基材を、鉱物油を溶媒とするナフテン酸亜鉛を
硬化促進剤として含むマイカシートの両面に貼り合わせ
るよう構成すれば、マイカ片の剥落を防ぎ、テーピング
作業性に優れた硬化促進剤処理絶縁シートが得られる。
また、その製造方法は、有機溶剤を蒸発させたマイカシ
ートの表面に、エポキシ樹脂を塗布した繊維質基材をそ
のエポキシ樹脂を塗布した面をマイカシート側にして貼
り合わせる工程を追加することにより容易に達成でき
る。
【0011】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。図1はこの発明の実施例になる硬化促進剤処理絶縁
シートを模式化して示す断面図である。図において、硬
化促進剤処理絶縁シート1は、結合剤としてのエポキシ
樹脂を含む繊維質基材2と、鉱物油を溶媒とするナフテ
ン酸亜鉛を硬化促進剤として含むマイカシート3とを、
結合剤としてのエポキシ樹脂層4により貼り合わせた複
合材として構成される。このように構成された硬化促進
剤処理絶縁シート1は、硬化促進剤としてのナフテン酸
亜鉛を含む部分と結合剤としてのエポキシ樹脂を含む部
分とが分離され、両者が混合することによって生ずる結
合剤の硬化反応を抑制するので、テープが硬化すること
によるテーピング作業性,樹脂含浸性の低下を防ぎ、テ
ープが柔軟性を保持する可使用寿命期間(保存期間)を
従来の三ヵ月から六ヵ月乃至一年間に延長する効果が得
られる。
【0012】図2はこの発明の実施例になる硬化促進剤
処理絶縁シートの製造方法を模式化して示す説明図であ
り、一方の面からエポキシ樹脂を塗布して結合材層4を
形成した繊維質基材2は、そのエポキシ樹脂を塗布した
面側に未処理マイカシート13,例えば集成マイカシー
トを貼り合わせる工程を終了した状態で、鉱物油(例え
ば機械油)に溶解したナフテン酸亜鉛溶液を有機溶剤
(例えばシクロヘキサン)で希釈した硬化促進剤処理液
15が散布装置16を用いて未処理マイカシート13の
表面側から適量散布される。また、この硬化促進剤処理
液の散布工程を終了した時点で繊維質基材の表面側に配
された熱風乾燥機18から加熱空気17が吹きつけら
れ、未処理マイカシート13に浸透過程にある硬化促進
剤処理液15中の有機溶剤を蒸発させる。従って、この
工程を終了した時点で結合剤としてのエポキシ樹脂を含
む繊維質基材2と、鉱物油を溶媒として含むナフテン酸
亜鉛を硬化促進剤として保持するマイカシート3とを、
結合剤としてのエポキシ樹脂層4により貼り合わせた複
合材としての硬化促進剤処理絶縁シート1が得られ、製
造工程中にナフテン酸亜鉛と結合剤が混合し、その硬化
反応が徐々に進行してテープの硬化が促進されるという
従来の問題点を排除し、保存性およびテーピング加工性
を向上することができる。
【0013】実施例になる製造方法によれば、鉱物油に
溶解し易いナフテン酸亜鉛の性質を利用して希釈用のシ
クロヘキサン含有量が従来の1/4程度に大幅に低減さ
れた硬化促進剤処理液を短時間で容易に調製でき、か
つ、マイカシートの表面側から散布する硬化促進剤処理
液の量を削減して結合剤4および繊維質基材2側への処
理液の浸透を抑制できるとともに、繊維質基材の表面側
から加熱空気を送風してマイカシートの表面からの有機
溶剤の蒸発を促進することにより、ナフテン酸亜鉛を含
む部分3と結合剤としてのエポキシ樹脂を含む部分2と
を位置的に分離し、両者が混合することによって生ずる
結合剤の硬化反応を抑制する機能が得られる。
【0014】図3はこの発明の異なる実施例になる硬化
促進剤処理絶縁シートおよびその製造方法を模式化して
示す説明図であり、図2に示す製造方法における熱風乾
燥工程を終了した硬化促進剤処理絶縁シート1の硬化促
進剤を含むマイカシート3の表面に、エポキシ樹脂を塗
布した繊維質基材2をそのエポキシ樹脂層4側をマイカ
シート3側にして貼り合わせる工程を追加した点が前述
の実施例と異なっている。このようにして得られた硬化
促進剤処理絶縁シート10は、硬化促進剤を含むマイカ
シート3の両側を結合剤を含む繊維質基材2が覆い、そ
の柔軟性を保持するとともに、テーピング作業時におけ
る集成マイカ片やはがしマイカ片の飛散を防止するの
で、テーピング作業性に優れた硬化促進剤処理絶縁シー
トが得られ、例えばテーピングマシンによるテーピング
ヘッドの回転速度を従来の80rpmから280rpm
へと上昇してテーピング作業効率を向上する効果が得ら
れるとともに、テーピング層にエポキシ樹脂を真空加圧
含浸,加熱硬化処理して得られる高圧回転電機の固定子
コイルは部分放電の発生が少なく、テーピング層の樹脂
含浸性が優れていることが実証された。なお、得られた
高圧回転電機の固定子コイルはその内部にナフテン酸亜
鉛の溶媒として添加した少量の機械油を含んでいるが、
その量が少ないため含浸樹脂の硬化反応に悪影響を及ぼ
さないことも確認された。
【0015】
【発明の効果】この発明は前述のように、マイカシート
と繊維質基材の貼り合わせ材からなる硬化促進剤処理絶
縁シートが、マイカシート側に硬化促進剤としてのナフ
テン酸亜鉛を鉱物油に溶解した状態で含み、繊維質基材
側に結合剤としてのエポキシ樹脂を含むよう構成した。
その結果、ナフテン酸亜鉛とエポキシ樹脂が混合するこ
とによって生ずるテープの硬化を抑制することが可能と
なり、テーピング作業性,樹脂含浸性の低下を防ぎ、テ
ープが柔軟性を保持する可使用寿命期間(保存期間)を
従来の三ヵ月から六ヵ月乃至一年間に延長した長期保存
性を有する硬化促進剤処理絶縁シートを提供することが
できる。
【0016】また、ナフテン酸亜鉛を鉱物油に溶解した
後有機溶剤で希釈することによって促進剤処理液中の有
機溶剤量を従来の1/4程度に低減し、これをマイカシ
ート側から散布してマイカシートに浸透させるととも
に、繊維質基材側から加熱空気を送風して有機溶剤の蒸
発を促進するよう硬化促進剤処理絶縁シートの製造方法
を構成したことにより、製造過程における硬化促進剤と
結合剤との混合を回避することが可能となり、可使用寿
命期間が長く,テーピング作業性および樹脂含浸性に優
れた硬化促進剤処理絶縁シートを提供することができ
る。
【0017】さらに、硬化促進剤処理したマイカシート
の両面に結合剤処理した繊維質基材を貼り合わせるよう
硬化促進剤処理絶縁シートおよびその製造方法を構成す
れば、長期間柔軟性を保持するとともに、そのテーピン
グ作業時のマイカ片の剥落を防止できるので、例えばテ
ーピングヘッドの回転速度を従来の3.5倍程度に早め
て回転電機コイルへのテーピング能率を向上できる硬化
促進剤処理絶縁シートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例になる硬化促進剤処理絶縁シ
ートを模式化して示す断面図
【図2】この発明の実施例になる硬化促進剤処理絶縁シ
ートの製造方法を模式化して示す説明図
【図3】この発明の異なる実施例になる硬化促進剤処理
絶縁シートおよびその製造方法を模式化して示す説明図
【符号の説明】
1 硬化促進剤処理絶縁シート 2 繊維質基材(結合剤保持部) 3 マイカシート(硬化促進剤保持部) 4 結合剤層(エポキシ樹脂層) 10 硬化促進剤処理絶縁シート 13 未処理マイカシート 15 硬化促進剤処理液(ナフテン酸亜鉛・鉱物油・
シクロヘキサン) 16 散布装置 17 加熱空気 18 熱風乾燥機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイカシートと繊維質基材とを結合剤によ
    り貼り合わせた複合材からなり、エポキシ樹脂の硬化促
    進剤を含むものにおいて、結合剤としてのエポキシ樹脂
    を含む繊維質基材と、鉱物油を溶媒とするナフテン酸亜
    鉛を硬化促進剤として含むマイカシートとを、前記結合
    剤としてのエポキシ樹脂により貼り合わせてなることを
    特徴とする硬化促進剤処理絶縁シート。
  2. 【請求項2】一方の面からエポキシ樹脂を塗布した繊維
    質基材のエポキシ樹脂を塗布した面側にマイカシートを
    貼り合わせた後、鉱物油に溶解したナフテン酸亜鉛溶液
    を有機溶剤で希釈した硬化促進剤処理液をマイカシート
    の表面側から散布する工程と、加熱空気を繊維質基材の
    表面側から送風して前記マイカシート中の有機溶剤を蒸
    発させる工程とを含むことを特徴とする請求項1記載の
    硬化促進剤処理絶縁シートの製造方法。
  3. 【請求項3】結合剤としてのエポキシ樹脂を含む繊維質
    基材が、鉱物油を溶媒とするナフテン酸亜鉛を硬化促進
    剤として含むマイカシートの両面に貼り合わされてなる
    ことを特徴とする請求項1記載の硬化促進剤処理絶縁シ
    ート。
  4. 【請求項4】一方の面からエポキシ樹脂を塗布した繊維
    質基材のエポキシ樹脂を塗布した面側にマイカシートを
    貼り合わせた後、鉱物油に溶解したナフテン酸亜鉛溶液
    を有機溶剤で希釈した硬化促進剤処理液をマイカシート
    の表面側から散布する工程と、加熱空気を繊維質基材の
    表面側から送風して前記マイカシート中の有機溶剤を蒸
    発させる工程と、有機溶剤を蒸発させたマイカシートの
    表面にエポキシ樹脂を塗布した繊維質基材をそのエポキ
    シ樹脂を塗布した面をマイカシート側にして貼り合わせ
    る工程とを含むことを特徴とする請求項3記載の硬化促
    進剤処理絶縁シートの製造方法。
JP5425594A 1994-03-25 1994-03-25 硬化促進剤処理絶縁シートおよびその製造方法 Pending JPH07256814A (ja)

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