JPH07256264A - 浴槽湯の清浄化装置 - Google Patents

浴槽湯の清浄化装置

Info

Publication number
JPH07256264A
JPH07256264A JP6079642A JP7964294A JPH07256264A JP H07256264 A JPH07256264 A JP H07256264A JP 6079642 A JP6079642 A JP 6079642A JP 7964294 A JP7964294 A JP 7964294A JP H07256264 A JPH07256264 A JP H07256264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
sterilization
pipe
electrolytic
pipeline
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6079642A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3574677B2 (ja
Inventor
Koji Ginyama
孝司 銀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Janome Corp
Original Assignee
Janome Sewing Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Janome Sewing Machine Co Ltd filed Critical Janome Sewing Machine Co Ltd
Priority to JP07964294A priority Critical patent/JP3574677B2/ja
Publication of JPH07256264A publication Critical patent/JPH07256264A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3574677B2 publication Critical patent/JP3574677B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bathtub Accessories (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡便で人体に全く無害に効果的に殺菌を行える
な殺菌装置を持つ浴槽湯の清浄化装置。 【構成】吸湯管3で汲み上げた浴槽1内の湯2を濾過タ
ンク5による濾過等の清浄化処理をし噴湯管9から浴槽
1に再び戻する濾過を主体とする主清浄化管路14から
独立して、浴槽1内の湯2を殺菌吸湯管16から殺菌循
環ポンプ17で汲み上げ電解殺菌タンク18に溜め、電
極21に電解電源22から所定時間通電して散気板23
から噴出する空気で攪拌しながら電解殺菌した後殺菌噴
湯管19から浴槽1に再び噴出する電解殺菌管路15を
設ける。 【効果】湯は、主清浄化管路での清浄化とは無関係に、
電解殺菌管路で湯の汚れ具合に応じた電解の強度と時間
で電解殺菌処理できるので、入浴者に対する湯中の有害
ガスによる健康への害や感電の心配もなく殺菌できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浴槽湯の清浄化装置に係
り、特にこの装置におけるれ殺菌装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】浴槽内の湯を循環ポンプを利用して強制的
に循環させ、循環路に配備された濾過装置で湯中の汚れ
を取り除いた後、活性石タンクで活性化するような浴槽
湯の清浄化装置が従来より開発されていた。
【0003】さらに最近は、単に湯中の汚れを取り除い
たり活性化するだけでなく、ヒータにより加熱し常に適
温を保ち、24時間いつでも好みの時間に入浴できるよ
うにしている。
【0004】この場合は、湯を常に清浄にしておかなけ
ればならないのは勿論であるが、悪臭が発生したり大腸
菌のような細菌が繁殖するのをも防ぐため殺菌も必要に
なる。
【0005】湯の殺菌は、従来は化学薬品での塩素殺菌
が多く行われていたが、最近は、小型の高圧放電型のオ
ゾン発生装置いわゆるオゾナイザーが開発されたので、
図8に示すようにオゾナイザーを用いて簡便に殺菌する
ようにした装置が殆どである。
【0006】この装置では、浴槽1内の湯2を循環ポン
プ6の作用で先端にプレフイルター10が取り付けられ
た吸湯管3から各種清浄化処理機器をまとめて収納した
装置本体4に吸い上げて清浄化処理をし、清浄化処理の
終わった湯は先端にジエツトノズル11が取り付けられ
た噴湯管9から再び浴槽1内に噴出させるように構成し
ている。
【0007】装置本体4には、活性炭、麦飯石、ゼオラ
イト等の各種粒状濾材が充填される濾過装置5、湯を強
制循環するための循環ポンプ6、湯を適温に保持する保
温用のヒータ7等が連結管で直列に連結しされて配備さ
れ、前記吸湯管3の一端が濾過装置5の入湯口に、噴湯
管9の一端が循環ポンプ7の吐出口にそれぞれ接続して
浴槽1内の湯2に対する直列の清浄化循環路を形成して
いる。
【0008】噴湯管9の先端に取り付けられたジエツト
ノズル11には湯の流速を速めて形成した負圧を利用し
て吸気し湯中に空気を混入するためのエジエクタ部が設
けられ、このエジエクタ部には吸気口に電磁弁13を設
けた吸気管12が接続し、さらに吸気管12には吸い込
まれた空気をオゾン化するためのオゾナイザ8が取り付
けられている。
【0009】前記装置では、浴槽1内の湯2は、循環ポ
ンプ6の作動によりプレフイルター10で大きな汚れを
取り除かれつつ吸湯管3から吸い上げられて装置本体4
に入り、先ず濾過装置5で濾過され、続いてヒータ7で
保温された後、噴湯管9の先端に取り付けられたジエツ
トノズルから浴槽1に再び噴出される。
【0010】この際、吸気管12には、吸気口部に設け
た電磁弁13が開いていると空気が吸い込まれ、ジエツ
トノズル11からは空気が混入したジエツト流が浴槽1
内に噴出されいわゆる泡風呂となり、さらにオゾナイザ
8が作動していると吸い込まれた空気がオゾン化され、
浴槽1内の湯2がオゾン殺菌される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たように清浄化管路内を循環する湯にオゾンを直接混入
してオゾン殺菌する場合には、湯の循環速度に合わせて
短い反応時間で完全に殺菌しなければならないので、ど
うしても過剰のオゾンを湯中に混入するようになる。
【0012】この結果、湯中には未反応のオゾンがかな
り残ることになり、このように多量の未反応オゾンを含
んだ湯が浴槽内に噴出されると、浴槽内から多量のオゾ
ンが浴室内に放出され、入浴者は特有のオゾン臭を嗅い
で不快になるだけでなく、これを吸い込んだ場合の健康
への害も心配される。
【0013】このように浴室内にオゾンが放出され入浴
者に害を与えるのを防ぐためには、浴槽より上流の管路
で湯中にオゾンを混入し、湯が浴槽に入る前に湯中から
未反応オゾンを気液分離装置で分離し、分離されたオゾ
ンを分解装置で分解し無害にしてから排気することも考
えられる。
【0014】しかしながら、気液分離装置を設けるため
に清浄化装置自体が複雑で高価になり、さらに湯中から
分離されたオゾンは湿気を帯びているので容易には分解
できず、分解を完全にするにはかなり大規模で高価な分
解装置が必要になり、浴槽湯の清浄化装置としては実用
性がない。
【0015】このようにオゾナイザーで発生したオゾン
を清浄化管路を循環する湯に直接混入するするオゾン殺
菌法の欠点を解消するため最近では紫外線殺菌が利用さ
れることも多くなった。
【0016】この殺菌法は、浴槽湯の清浄化管路に紫外
線放射ランプを配備した紫外線照射装置を濾過装置等の
他の清浄化処理機器と共に直列に配備し、この清浄化管
路を循環する湯に紫外線を照射して殺菌する方法であ
る。
【0017】このように清浄化管路に直列に紫外線殺菌
装置を配備した場合、殺菌時間は湯の循環速度と紫外線
照射装置の大きさとにより定まってしまい、濾過等の他
の清浄化処理の効果を考えると湯の循環速度はそれほど
遅くできず、又装置の大きさを考えると紫外線照射装置
をそれほど大きくできないので、殺菌時間は自ずと短く
なって湯を完全に殺菌するのは難しかった。
【0018】さらに紫外線殺菌においても湯中に混入し
ている空気中の酸素がオゾン化されるので湯中にオゾン
が混入する問題も生じる。
【0019】本発明は、前記したような従来技術の欠点
を解消し、未反応オゾンによる人体への害の心配が全く
なく、しかも簡便で湯を完全に殺菌できる浴槽湯の清浄
化装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、浴槽
内の湯を循環ポンプにより各種清浄化装置の配備された
循環路を強制的に循環させ湯の清浄化を行う浴槽湯の清
浄化装置において、浴槽内の湯を吸湯管から吸い上げ濾
過装置での濾過し、さらにヒータで加熱してから噴湯管
から浴槽内に再び噴出させる濾過を主体とする主清浄化
管路から独立して、浴槽内の湯を殺菌吸湯管から吸い上
げて電解殺菌タンクに貯溜して電解殺菌した後殺菌噴湯
管から浴槽内に噴出させる電解殺菌管路を設けたことを
特徴とする浴槽湯の清浄化装置であり、また、電解殺菌
管路が殺菌後の湯を噴出する殺菌噴湯管を介して主清浄
化管路に接続したことを特徴とする前記した浴槽湯の清
浄化装置である。
【0021】
【発明の作用】本発明は前記したように構成され、電解
殺菌管路が濾過を主体とする主清浄化管路からは独立し
ているので主清浄化管路の湯の処理速度に影響されない
で、湯の汚れ具合に応じて必要な時間を掛けて十分な電
解殺菌ができる。
【0022】また電解殺菌管路が主清浄化管路から独立
しているので電解殺菌中の湯を浴槽を介して循環させる
必要はなく、電解殺菌タンクに溜められた湯は電解殺菌
を終わり電解電源を切ってから浴槽中に噴出させれば良
い。
【0023】したがって、電解殺菌タンクの絶縁を完全
にしておけば入浴中に電解殺菌しても入浴者が感電する
心配が全くない。
【0024】また電解殺菌管路の殺菌噴湯管を主清浄化
管路に接続すると、接続位置が循環ポンプの吸込み側管
路の場合はそのまま循環ポンプの吸引力を利用し、接続
位置が循環ポンプの吐出側管路の場合は管径を細くして
湯の流速を速めるエジエクタ部の吸引力を利用して、殺
菌管路には特別に循環ポンプを配備しなくても主清浄化
管路の循環ポンプの作用で十分湯の循環ができる。
【0025】
【実施例】次に本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。
【0026】まず図1の基本ブロツク図により本発明の
基本的構成を説明する。
【0027】本発明においては浴槽1内の湯2の循環路
は濾過装置5による濾過を主体とする主清浄化管路14
と、電解殺菌をする電解殺菌タンク18が配備された電
解殺菌管路15との独立した二つの管路からなってい
る。
【0028】主清浄化管路14は、前記従来例の清浄化
管路から殺菌機能を取り除いた管路であるので説明は省
略するが、電解殺菌管路15は、浴槽1内の湯2を汲み
上げる途中に循環ポンプ17を配備した殺菌吸湯管16
と、殺菌用の湯を溜め電解殺菌する電解殺菌タンク18
と、電解殺菌タンク18で電解殺菌された湯を再び浴槽
1に噴出させる途中に濾過装置20を配備した殺菌噴湯
管19とが直列に連結された管路である。
【0029】電解殺菌タンク18には電解電源22が接
続する電解用の電極21と、電解時に湯を空気攪拌する
ためのエアーポンプ25並びに電磁弁26が配備された
送気管24が接続する散気板23とが配備されている。
【0030】27は装置をマイクロコンピユータを利用
して装置を全体的に制御する制御装置であり、この制御
装置27により、電解殺菌タンク18へ湯を溜めたり、
或いは殺菌の終わった溜められた湯を浴槽1へ噴出させ
るための殺菌循環ポンプ17の駆動、溜められた湯を電
解殺菌するため電解電源22から電極21への通電、電
解用の湯を空気攪拌するために散気板23から空気を噴
出するために送気管24に配備されたエアーポンプ25
の作動並びに電磁弁26の開閉等電解殺菌管路15を介
しての浴槽1中の湯2の電解殺菌の全ての操作が制御さ
れる。
【0031】次に配管図に基づいて本発明の具体的な構
成を説明する。
【0032】図2には本発明の第1の実施例が示され、
濾過を主体とする主清浄化管路14は前記従来例の清浄
化管路から殺菌機能を取り除いた管路で、ジエツトノズ
ル11に接続する吸気管12からはオゾナイザー8が取
り除かれている。
【0033】15が主清浄化管路14から全く独立した
電解殺菌管路であり、この電解殺菌管路15は、浴槽1
内の湯2を汲み上げる先端にプレフイルター28が取り
付けられ途中に殺菌循環ポンプ17及び逆止弁29が配
備された殺菌吸湯管16と、殺菌用の湯を溜め電解殺菌
する電解殺菌タンク18と、電解殺菌タンク18に溜め
られて殺菌された湯を再び浴槽1に噴出させる途中に濾
過装置20を配備した殺菌噴湯管19とが直列に連結さ
れている。
【0034】電解殺菌タンク18には、電極21とし
て、中央に板或いは棒状の陰極30を配備し、この陰極
30の周囲に複数の板状の陽極31が配備してあり、こ
の陰極30並びに陽極31は電解電源22の−極並びに
+極に各々接続している。
【0035】前記した電極21としては、陰極32には
水素過電圧の低い亜鉛や鉛電極を用いるか、黒鉛、ステ
ンレス、フエライト、或いはチタンの表面を白金で被覆
した白金被覆板のような不溶性電極を用い、陽極には勿
論前記したような白金被覆板のような不溶性電極を用
い、酸化面積を広くして殺菌効率を上げるため陰極30
に対して陽極31の面積を大きくするのが好ましい。
【0036】また電解殺菌タンク18底部には、電解の
ために溜められた湯を均一に攪拌し、同時に電解に際し
て発生する水素ガスを危険性のない濃度に希釈して排気
するための空気を噴出する散気板23が配備され、この
散気板23には、先端部にエアーポンプ25、続いて電
磁弁26を配備した送気管24が接続している。
【0037】さらに電解殺菌タンク18の上面には、電
解の際に発生する水素ガスを前記した散気板23から噴
出された空気で薄めて排気するための途中に電磁弁33
を配備した排気管32が接続している。
【0038】以上のように構成される本実施例の装置に
おいては、浴槽1内の湯2は、まず循環ポンプ6の作動
により、吸湯管3からプレフイルター10で大きな汚れ
を濾過しつつ汲み上げられ、濾過装置5で濾過し、ヒー
タ7で適温に保温した後噴湯管9から再び浴槽1内に噴
出される濾過を主体とする主清浄化管路14を循環す
る。
【0039】この主清浄化管路14の循環において噴湯
管9の先端に負圧部に吸気管12が接続するジエツトノ
ズル11が取り付けてあるので、電磁弁13を開いて吸
気管12から吸気することによりジエツトノズル11か
らは空気を含んだジエツト流が噴出し泡風呂が形成でき
る。
【0040】浴槽1内の湯2は、前記した循環ポンプ6
の作動による主清浄化管路14の循環とは別に、殺菌循
環ポンプ17の作動により殺菌吸湯管16でプレフイル
ター28で大きな汚れを取り除きつつ汲み上げられ電解
殺菌管路15で電解殺菌される。
【0041】すなわち殺菌循環ポンプ17は、浴槽1内
の湯2が電解殺菌タンク18に所定水位まで溜められる
だけの時間まず作動され、電解殺菌タンク18内に所定
水位まで湯が溜められたなら自動的に止まる。
【0042】電解殺菌タンク18内に湯が所定水位まで
溜められ殺菌循環ポンプ17が止まったなら、電磁弁2
6が開くと同時にエアーポンプ25を作動し送気管24
から送られた空気を散気板23から噴出し湯2を攪拌
し、同時に電解電源22を電極21に所定の時間通電し
て電解殺菌する。
【0043】電解の方法としては、電流を一定とする定
電流電解、電圧を一定とする定電圧電解、直流を用いる
直流電解、交流を用いる交流電解、交流と直流とを併用
する交直併用電解、高周波を用いる高周波電解等様々な
方法が利用できるが、設備の簡便な直流定電流電解で
も、後に説明するように、十分な殺菌効果が得られる。
【0044】なおこの電解殺菌の際には、陰極30で発
生する水素ガスを散気板23から濃度分極が生じないよ
う湯を攪拌するために噴出される空気で危険のない濃度
に薄めつつ排気するため排気管32の電磁弁33は開い
て置く。
【0045】所定時間の殺菌が終わったなら電磁弁26
を閉じると同時にエアーポンプ25の作動を止めて散気
板23からの空気の噴出を止め、また電解電源22から
電極21への通電を止め、さらに排気管32の電磁弁3
3も閉じる。
【0046】その後再び循環ポンプ17を所定時間作動
し、電解殺菌タンク18内の電解殺菌された湯を殺菌噴
湯管19から浴槽1内に噴出し、同時に浴槽1から次の
殺菌のための湯2を汲み上げる。
【0047】なおこの電解殺菌の終わった湯には電解酸
化によって生じた金属イオン等の酸化物が汚れとして混
入しているので、殺菌噴湯管19の途中に配備した濾過
装置20でこの汚れを濾過する。
【0048】前記した動作が制御装置27の制御の下に
繰り返し行われ、浴槽1内の湯2は電解殺菌管路15を
循環し、主清浄化管路14での濾過を主体とする連続的
な清浄化処理とは無関係にバツチ処理により電解殺菌処
理される。
【0049】したがって電解殺菌処理の時間は、濾過を
主体とする連続的な清浄化処理をするための主清浄化管
路14での湯の循環速度とは全く無関係に、湯の汚れ具
合に応じて自由に定められ、これにより十分な電解殺菌
時間が取れるので、如何に湯が汚れていても完全に殺菌
できるようになる。
【0050】なおこの電解殺菌処理の時間及び電流量
は、手動により調節できることは勿論であるが、例えば
予め実験により求めたデータに基づいて殺菌時間間隔、
湯の濁度、入浴人数等を指標として制御装置27により
自動的に制御することもできる。
【0051】また電解殺菌の際には、有害ガスは全く発
生せず、また殺菌される湯は浴槽に対して循環していな
いので、入浴中に電解殺菌を行っても入浴者に健康への
害や感電の恐れを全く感じさせない。
【0052】次に図3により第2の実施例を説明する。
【0053】この実施例の基本的な構成は第1実施例と
同様であり、主清浄化管路14の噴湯管9に管径を細く
して湯の流速を速め負圧を形成するエジエクタ部34を
設け、このエジエクタ部34に電解殺菌管路15の殺菌
噴湯管19の先端を接続してある。
【0054】この実施例では電解殺菌管路15への浴槽
1内の湯2の循環はエジエクタ部34の吸引力で行われ
るので、電解殺菌循環路15には第1実施例の場合のよ
うに殺菌循環ポンプ17を設ける必要がなく、代わって
殺菌吸湯管16には吸湯路を開閉するための電磁弁35
が設けられている。
【0055】したがって本実施例では、主清浄化管路1
4に湯が循環している際に制御装置27の制御の下に、
電磁弁35を所定時間開き電解殺菌タンク18に所定水
位まで浴槽1内の湯2を溜め、エアーポンプ25を作動
すると同時に電磁弁26を開いて散気板23から空気を
噴出させ、また所定時間電解電源22から電極21に所
定の電流を供給し、さらに電磁弁33を開いて排気しつ
つ電解殺菌する。
【0056】次に第3実施例について図4に基づいて説
明する。
【0057】本実施例では第2実施例において主清浄化
管路14の噴湯管9の途中に設けたエジエクタ部34を
先端に取り付けたジエツトノズル11が兼ね、電解殺菌
管路15の殺菌噴湯管19の先端がジエツトノズル11
のエジエクタ部に接続していおり、本実施例のでの殺菌
の操作は第2実施例と全く同一である。
【0058】本実施例では、殺菌吸湯管16の電磁弁3
5を閉じて電解殺菌タンク18には湯を溜めずかつ電極
21には電解電源22から通電しない状態とし、また電
磁弁33を閉じ、必要に応じて送気管24の電磁弁26
を開きエアーポンプ25を作動すれば、噴湯管9の先端
のジエツトノズル11からは空気が混入したジエツト流
が噴出して泡風呂となる。
【0059】次に第4実施例について図6に基づいて説
明する。
【0060】本実施例は、第2及び第3実施例が電解殺
菌管路15の殺菌噴湯管16を主清浄化管路14の循環
ポンプ6の吐出側である噴湯管9に接続していたのに対
して、吸込み側である吸湯管3に三方切換弁36を介し
て接続している。
【0061】このため、電解殺菌管路15への浴槽1内
の湯2の循環は、主清浄化管路14の循環ポンプ6の吸
引力を利用して行えるので、第2及び第3実施例のよう
に、電解殺菌管路15の殺菌噴湯管19を主清浄化管路
14の接続部にエジエクタ部を設ける必要がない。
【0062】したがって本実施例においては、制御装置
27の制御の下に主清浄化管路14の吸湯管3の三方切
換弁36を所定時間だけ電解殺菌管路15の殺菌吸湯管
19方向にも通じるように切り換えておけば、浴槽1内
の湯2を主清浄化管路14を循環させると同時に電解殺
菌タンク18に所定水位まで汲み上げられ、エアーポン
プ25を作動すると同時に電磁弁26を開いて散気板2
3から空気を噴出させ、また所定時間電解電源22から
電極21に所定の電流を供給し、電磁弁33を開いて排
気しつつ電解殺菌する。
【0063】また本実施例では、殺菌噴湯管19が主清
浄化管路の吸湯管3に接続され、電解殺菌タンク18で
電解殺菌された湯は濾過装置5で濾過されるので、殺菌
噴湯管19の途中には濾過装置20を配備する必要がな
い。
【0064】以上の第2から第4の実施例に示すよう
に、電解殺菌管路15は、殺菌噴湯管19を主清浄化管
路14の如何なる位置で接続しても、主清浄化管路14
での濾過を主体とした清浄化とは独立して電解殺菌管路
15で電解殺菌でき、しかも電解殺菌管路15には特別
に循環ポンプを設けなくても浴槽1内の湯2を電解殺菌
管路15に必要に応じて循環させられ好都合である。
【0065】以上のように構成される本発明の装置の制
御装置27の電解殺菌に関する制御について図6の制御
ブロツク図により説明する。
【0066】制御装置27は基本的には中央演算処理装
置であるCPU37、制御のプログラムを記憶したプロ
グラムROM38、及び演算処理のためデータを一時的
に記憶するRAM39からなるマイクロコンピユータで
ある。
【0067】入力装置には殺菌の条件を設定するための
殺菌条件設定キー40が配備され、これには、自動/手
動切換キーや、電解の強さを電流或いは電圧で設定する
電解強度設定キー、電解の時間を設定する電解時間設定
キー、電解殺菌の間隔や、電解強度並びに電解時間を湯
の汚れ具合により自動的に定めるために、湯の汚れ度を
により定めるための湯汚れ度設定キー、或いは入浴人数
により定めるための一日の入浴人数を設定する入浴人数
設定キー等が配備されている。
【0068】また殺菌間隔や殺菌時間を湯の汚れ具合で
ある濁度に応じても自動的に定められるよう、例えば湯
の透視度を発光素子と受光素子との組み合わせで光学的
に検知するような濁度センサー41を浴槽1に配備し、
さらに殺菌間隔や殺菌時間を設定し、この経過時間を計
測するためのタイマー42も配備する。
【0069】43は殺菌制御データ記憶装置であり、こ
の装置には湯の汚れ具合と殺菌条件との関係を予め実験
等により求めプログラムしたデータが記憶され、このデ
ータに基づいて電解殺菌管路15全体が自動的に制御で
きるようになっている。
【0070】すなわち殺菌制御デー記憶装置43には、
湯の汚れ具合に応じての殺菌時間間隔、電解殺菌タンク
18の容量に応じた吸湯量とするため殺菌吸湯管16の
殺菌循環ポンプ17又は電磁弁35、或いは吸湯管3の
三方切換弁36を作動させての吸湯時間、電解の強度並
びに時間等の各種の殺菌制御データが記憶されている。
【0071】以上のように構成される制御装置において
は、CPU37は、殺菌条件設定キー40で設定された
湯の汚れ度合いの大、中、小、入浴人数等の殺菌条件や
濁度センサー41からの濁度等の殺菌条件に応じた殺菌
制御データを殺菌制御データ記憶装置43から呼び出
し、このデータに基づいて電解殺菌管路15に湯を循環
させるために殺菌吸湯管16の殺菌循環ポンプ17又は
電磁弁35、或いは吸湯管3の三方切換弁36の作動を
まず制御する。
【0072】またCPU33は、設定された殺菌条件に
応じて電解電源22の電流或いは電圧並びに通電時間を
制御し、さらに送気用のエアーポンプ25の作動並びに
電磁弁26の開閉や、排気用の電磁弁33の開閉をも殺
菌制御データ記憶装置39から呼び出した殺菌制御デー
タに基づいて湯の汚れ具合に応じて完全な電解殺菌が行
えるよう制御する。
【0073】次に浴槽湯を電解殺菌した場合の処理条件
と殺菌効果の関係を表で示す図7によると、陽極1平方
dmあたり1.5A程度の電流密度で5〜10分程度直
流電解すれば浴槽湯中の一般細菌は殆ど取り除けられ、
浴槽湯は電解殺菌により完全に殺菌できることが解る。
【0074】
【発明の効果】本発明は以上のような構成及び作用のも
のであり、濾過を主体とする主清浄化管路とは独立して
電解殺菌タンクを設けた電解殺菌管路を設けられている
ので、殺菌は主清浄化管路での清浄化とは無関係に湯の
汚れに応じて十分時間を掛けてバツチ処理として殺菌を
完全に行える。
【0075】しかもこの電解殺菌は浴槽湯を浴槽に対し
循環させない状態で行われるので、入浴中に行っても入
浴者が感電する心配は全くなく、勿論有害ガスの発生等
もないので入浴者は健康に対する害を全く心配する必要
がない。
【0076】また装置の構成も、電解殺菌管路の殺菌噴
湯管を主清浄化管路に接続することにより、電解殺菌管
路に特別に循環ポンプを設ける必要のない極めて安価で
簡便なものにできる。
【0077】またこの装置では、殺菌処理の時間を湯の
濁度或いは入浴者数等を指標としたマイクロコンピユー
タによる制御装置を利用して調節すると、湯の汚れに応
じた最適時間の殺菌処理が自動的に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基本ブロツク図、
【図2】 第1実施例、
【図3】 第2実施例、
【図4】 第3実施例、
【図5】 第4実施例、
【図6】 制御ブロツク図、
【図7】 電解殺菌効果の表、
【図8】 従来例。
【符号の説明】
1 浴槽 2 湯 3 吸湯管 4 装置本体 5 濾過装置 6 循環ポンプ 7 ヒータ 8 オゾナイザー 9 吸湯管 11 ジエツトノズル 14 主清浄化管路 15 電解殺菌管路 16 殺菌吸湯管 17 殺菌循環ポンプ 18 電解殺菌タンク 19 殺菌噴湯管 21 電極 22 電解電源 23 散気板 24 送気管 27 制御装置 30 陰極 31 陽極 34 エジエクタ部 36 三方切換弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽内の湯を循環ポンプにより各種清浄化
    装置の配備された循環路を強制的に循環させ湯の清浄化
    を行う浴槽湯の清浄化装置において、浴槽内の湯を吸湯
    管から吸い上げ濾過装置での濾過し、さらにヒータで加
    熱してから噴湯管から浴槽内に再び噴出させる濾過を主
    体とする主清浄化管路から独立して、浴槽内の湯を殺菌
    吸湯管から吸い上げて電解殺菌タンクに貯溜して電解殺
    菌した後殺菌噴湯管から浴槽内に噴出させる電解殺菌管
    路を設けたことを特徴とする浴槽湯の清浄化装置。
  2. 【請求項2】電解殺菌管路が殺菌後の湯を噴出する殺菌
    噴湯管を介して主清浄化管路に接続したことを特徴とす
    る請求項1記載の浴槽湯の清浄化装置。
JP07964294A 1994-03-25 1994-03-25 浴槽湯の清浄化装置 Expired - Fee Related JP3574677B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07964294A JP3574677B2 (ja) 1994-03-25 1994-03-25 浴槽湯の清浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07964294A JP3574677B2 (ja) 1994-03-25 1994-03-25 浴槽湯の清浄化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07256264A true JPH07256264A (ja) 1995-10-09
JP3574677B2 JP3574677B2 (ja) 2004-10-06

Family

ID=13695764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07964294A Expired - Fee Related JP3574677B2 (ja) 1994-03-25 1994-03-25 浴槽湯の清浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3574677B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003164877A (ja) * 2001-12-03 2003-06-10 Sanyo Electric Co Ltd 窒素処理方法
US6699381B2 (en) 2000-10-27 2004-03-02 Omega Co., Ltd. Water purification/sterilization method and device therefor
KR100475263B1 (ko) * 1997-02-14 2005-07-07 서순기 순환수중의세균살균장치
CN106946338A (zh) * 2017-05-08 2017-07-14 成都联森仪表有限公司 消毒装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100475263B1 (ko) * 1997-02-14 2005-07-07 서순기 순환수중의세균살균장치
US6699381B2 (en) 2000-10-27 2004-03-02 Omega Co., Ltd. Water purification/sterilization method and device therefor
JP2003164877A (ja) * 2001-12-03 2003-06-10 Sanyo Electric Co Ltd 窒素処理方法
CN106946338A (zh) * 2017-05-08 2017-07-14 成都联森仪表有限公司 消毒装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3574677B2 (ja) 2004-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3574677B2 (ja) 浴槽湯の清浄化装置
JPH07284774A (ja) 浴槽湯の清浄化装置
JPH08323307A (ja) 器具洗浄装置
CN211411360U (zh) 一种屠宰场污水气味处理设备
JP3570087B2 (ja) 排水処理装置
JP4467354B2 (ja) 洗浄装置及び除菌装置
JPH027967A (ja) オゾン水手洗装置
JP3523685B2 (ja) 浴槽湯の清浄化装置
JP3438938B2 (ja) 浴槽湯の清浄化装置
JPH08281270A (ja) 電解殺菌装置を有する浴水循環装置
CN2650765Y (zh) 医用器具洗消机
JPH09234238A (ja) 電解消毒装置
JP3761224B2 (ja) 浴槽湯の清浄化装置
JPH0847610A (ja) 浴湯の調整装置
JPH11179152A (ja) 水処理方法とその装置
JP2000084565A (ja) 水処理装置
JP2854247B2 (ja) 循環温浴器
JP4771396B2 (ja) 浴湯の殺菌浄化方法および殺菌浄化装置
JPH0724483A (ja) 浴用循環処理装置
JPH0975625A (ja) 浴槽湯の清浄化装置
JPH07256262A (ja) 風呂用の循環式浄化装置
JP2818950B2 (ja) 浴槽湯の殺菌装置
JP2000042565A (ja) 浴湯の重畳型抗菌装置
JPH10296264A (ja) オープン槽の湯水殺菌装置
JPH06106176A (ja) 浴槽湯の清浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees