JPH0725581B2 - 着色セメント板の製造方法 - Google Patents

着色セメント板の製造方法

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JPH0725581B2
JPH0725581B2 JP2316305A JP31630590A JPH0725581B2 JP H0725581 B2 JPH0725581 B2 JP H0725581B2 JP 2316305 A JP2316305 A JP 2316305A JP 31630590 A JP31630590 A JP 31630590A JP H0725581 B2 JPH0725581 B2 JP H0725581B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば屋根材等の外装材として用いられる着色
セメント板の製造方法に関するものである。
〔発明の背景〕
屋根材等の外装材にはセメント板が用いられているが、
該セメント板は着色されることが多い。
従来、着色セメント板を製造する方法としてはセメント
板表面に塗料を塗布する方法(特開平2−212379号)が
提供されているが、この方法ではセメント板表面の塗料
層が外的要因または経時的劣化により剥離し易く、また
セメント板の表面のみが着色され、切断すると着色され
ていない小口が露出して外観上問題となっている。
〔従来の技術〕
そこで最近ではセメントスラリー中に顔料を混合した上
で成形硬化させる方法が提案されている(特開平2−22
5753号)。この方法によればセメント板は全体的に着色
されるので、塗料層の剥離と云う問題は解決され、また
切断により露出する小口にも表面と同様な着色が施され
ているので外観上望ましいものとなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上記従来の方法では顔料がセメントスラリ
ー中へ均一に分散しにくいために色むらを生じ、また着
色度が低いと云う重大な問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、
顔料を界面活性剤とともに分散させたセメントスラリー
を抄造脱水成形した後硬化せしめる着色セメント板の製
造方法を提供するものである。
本発明を以下に詳細に説明する。
[セメントスラリー] 本発明に用いられるセメントスラリーは、セメントにケ
イ砂、膨張頁岩、膨張粘土、焼フライアッシュ、硬質火
山れき、軟質火山れき等の骨材、パルプ、木片等の木質
繊維、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、アルミ
ン酸ソーダ等の硬化促進剤等を混合して水と混練して調
製される。通常該セメントと該骨材との混合比率は重量
比で70:30〜30:70、望ましくは60:40〜40:60程度とさ
れ、木質繊維を添加する場合は該木質繊維をセメントと
骨材との混合物中に4〜7重量%、望ましくは5〜6重
量%程度添加する。
[顔料] 本発明に用いられる顔料は塗料、インキ等に用いられる
通常のものでよく、例えばカーボン、あるいは該カーボ
ンを造粒したカーボンブラック、クロムイエロー、ベン
ガラ等が例示され、特に屋根材としては黒色のカーボン
あるいはカーボンブラックが多用せられ、望ましくは造
粒剤等が添加されていないカーボンブラック造粒前のカ
ーボンが黒色顔料として用いられる。
上記顔料は通常上記セメントと骨材との混合物中に0.02
5〜2.250重量%程度添加される。
[界面活性剤] 本発明に用いられる界面活性剤は例えばアニオン性のも
の、ノニオン性のもの、カチオン性のもののいずれも用
いられ、例えばアニオン性のものとして高級アルコール
サルフェート(Na塩またはアミン塩)、アルキルアリル
スルフォン酸塩(Na塩)、アルキルナフタレンスルフォ
ン酸塩、ナフタレンスルフォン酸縮合物、アルキルフォ
スフェート、ジアルキルスルフォサクシネート、ロジン
石けん、ノニオン性のものとしてポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノー
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン
アルキルアマイド、ソルビタンアルキルエステル、ポリ
オキシエチレンソルビタンアルキルエステル、カチオン
性のものとしてトリメチルアミノエチルアルキルアミド
ハロゲニド、アルキルピリジニウム硫酸塩、アルキルト
リメチルアンモニウムハロゲニド等がある。上記例示も
また本発明を限定するものではない。
上記界面活性剤は通常上記顔料に対して2〜25重量%程
度添加される。
[調合] 本発明においては上記セメントスラリーに上記顔料を界
面活性剤とともに添加分散する場合の望ましい方法とし
ては、上記顔料を上記界面活性剤を溶解した水中に分散
させてまず顔料分散液を調製し、次いで該顔料分散液を
上記セメントスラリーに添加する。この場合上記顔料分
散液は通常顔料含有量を5〜15重量%程度とする。しか
しながら本発明においては上記界面活性剤と顔料とをセ
メントスラリーに直接添加してもよい。
[着色セメント板の製造] 本発明の着色セメント板を製造するには、上記のように
して調製した顔料添加セメントスラリーをハチェック抄
造機等の抄造機により抄造しかつ脱水し、その後所望な
ればプレス成形した後養生硬化させる。養生を完全かつ
短時間に行うにはオートクレーブ養生が推奨される。上
記オートクレーブ養生は通常150〜200℃で5〜15時間程
度行われる。
〔作用〕
本発明においては、セメントスラリー中に界面活性剤が
存在するから、顔料は該セメントスラリー中に均一に分
散する。そして該界面活性剤は該セメントスラリーの抄
造脱水成形工程において殆ど流出するからセメントの硬
化を殆ど妨害しない。
〔発明の効果〕
したがって本発明においては、内部まで均一に着色した
セメント板が得られ、該セメント板の硬化は円滑に行わ
れるから強度も大きいものとなる。
〔実施例〕
下記の処方の顔料分散液を調製した。
カーボン(抄造前) 10重量% ラウリルナフタレンスルフォン酸ソーダ8重量%/カー
ボン 水 残余 下記の処方のセメントスラリーを調製した。
ポルトランドセメント 42.5重量% ケイ砂 42.5重量% パルプ 4.5重量% 水酸化マグネシウム 10.5重量% スラリー濃度 10 重量% 上記顔料分散液1重量部を上記セメントスラリー100重
量部に添加し充分混合してからハチェック式抄造機にて
抄造脱水してシート状に予備成形する。上記抄造中にラ
ウリルナフタレンスルフォン酸ソーダは殆ど流出する。
上記シート状の予備成形物は150kg/cm2の圧力で所定の
屋根材形状にプレス成形し、次いで180℃、10時間のオ
ートクレーブ養生を行なって内部まで均一に黒色に着色
された屋根材を得た。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 16:02 Z 22:06) Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顔料を界面活性剤とともに分散させたセメ
    ントスラリーを抄造脱水成形した後硬化せしめることを
    特徴とする着色セメント板の製造方法
JP2316305A 1990-11-20 1990-11-20 着色セメント板の製造方法 Expired - Fee Related JPH0725581B2 (ja)

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