JPH07255747A - 歯科用ハンドピース - Google Patents

歯科用ハンドピース

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Publication number
JPH07255747A
JPH07255747A JP5023994A JP5023994A JPH07255747A JP H07255747 A JPH07255747 A JP H07255747A JP 5023994 A JP5023994 A JP 5023994A JP 5023994 A JP5023994 A JP 5023994A JP H07255747 A JPH07255747 A JP H07255747A
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JP
Japan
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head
chuck
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diameter
chuck member
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JP5023994A
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English (en)
Inventor
Takayuki Nakamoto
高行 中本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IWATA DENKO KK
IWATA ELECTRIC WORKS
Original Assignee
IWATA DENKO KK
IWATA ELECTRIC WORKS
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯科用ハンドピースにおいて、歯治療工具を
押し出し可能に保持して回転する駆動部とキャップヘッ
ドを一体状にユニット化して、ハンドピースーヘッドに
対する交換を一度に簡単且つ容易に行えるようにする。 【構成】 ハンドピースヘッド3内の開口縁に螺子部5
を形成してある取付部4に、頭部27が押し下げられると
縮径状態から拡径状態に且つ頭部の復動にともない拡径
状態から縮径状態に可動可能なチャック部材25等の駆動
部およびこの駆動部と一体状で且つ頭部27を押し下げ可
能なプッシュボタン12を備えると共に螺子部5に螺着可
能なヘッドキャップ9からなる駆動ユニット8を交換可
能に螺着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯科医による歯の治療に
用いられる歯科用ハンドピースに関し、ハンドピースー
ヘッドにおける歯治療工具を押し出し可能に保持して回
転する駆動部の交換をキャップヘッドごと一度に簡単且
つ容易に行えるものである。
【0002】
【従来の技術】歯科用ハンドピースでは、特に要求され
る性能特性として、空気圧を受けて回転する駆動部の回
転軸心精度がある。この回転軸心精度については、駆動
部の高速回転を支えているベアリングが磨滅して損耗す
るのにともない回転軸心精度が甘くなり、歯治療工具の
回転ブレを招いて、医師と患者双方に余計な負担を掛け
ることになる。
【0003】この回転軸心精度の回復について、従来の
歯科用ハンドピースは、例えば特公平5-49294 号公報に
記載されている構成のもののように、 a.ハンドピースヘッドからヘッドキャップをねじ回し
て外す。 b.ヘッドキャップにおける一体状の駆動部すなわち羽
根付き駆動軸そしてベアリングさらに歯治療工具の頻繁
な押し込み・押し出しによって損傷しやすいチャック部
材を交換する。 c.新品の駆動部を備えたヘッドキャップをハンドピー
スヘッドに螺着して取り付ける。ところの三工程の取換
え作業を要して回転軸心精度を回復させている。しか
も、駆動部の長さは大人用のハンドピースの場合で約14
mm程度、子供用の場合には約12mm程度しかない極めて小
形のものであるため、特に前記bのヘッドキャップに対
する駆動部の交換作業が面倒である。
【0004】また、歯科用ハンドピースに要求される性
能特性として、チャック部の保持力がある。このチャッ
ク部の保持力については、保持力が不足すると、歯治療
工具との間に滑りが発生して、歯治療工具を確実に回転
させることが困難になる。
【0005】このチャック部の保持力について、前記ハ
ンドピースではチャック部材が、チャックスリーブの下
端部の外側を円錐台形に下方に向かって拡大して形成さ
れ、この下端まで達するスリットによって形成されたチ
ャック舌片を有しており、押し下げられた場合にチャッ
ク舌片が外方へ弾性的に拡開して歯治療工具を抜き差し
可能にすると共に、差し込まれた歯治療工具によって押
し上げられた場合にはチャック舌片が駆動軸下端に案内
されて縮径して歯治療工具を保持可能にしてある。とこ
ろが、その保持力は歯治療工具の押し込み力に比例して
得られる構成のものであり、押し込み力が不足していれ
ば保持力も不足することになる。この点、力が弱い歯科
医や助手にとっては取扱い難く問題である。
【0006】また、チャック部材が同一体で、歯治療工
具の保持を押し込み口側で行うものであるため、チャッ
ク部材の奥側で歯治療工具の軸部が遊びやすく、同心度
を得にくいという構造上の問題がある。
【0007】さらに、チャック舌片による歯治療工具の
保持状態が、スリット基部を支点としたチャック舌片の
揺動による線接触状になりがちであり、前記したチャッ
ク部材の奥側における歯治療工具軸部の遊びと相舞って
同心度および強力な保持力を得にくいものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、回転軸心精度を回復するのに、ヘッドキャップを着
脱する作業に加えて、このヘッドキャップに駆動部を交
換する作業を必須としている点。チャック部の保持力を
歯治療工具の押し込み力に比例して得るようにしてある
ことによって、押し込み力の不足が保持力の不足を招い
てしまう点。そして、同心度および強力な保持力を得ら
れ難い点である。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、ハンドピースヘッド内の開口縁に螺子部を形成し
てある取付部に、頭部が押し下げられると縮径状態から
拡径状態に且つ頭部の復動にともない拡径状態から縮径
状態に可動可能なチャック部で下端の挿入口から押し込
まれる歯治療工具を着脱可能なチャック部材と、チャッ
ク部材を同軸心状に備えて、空気圧を受ける羽根を一体
に有すると共にこの羽根の上側と下側にそれぞれベアリ
ングを配設してある回転管と、前記チャック部材頭部を
押し下げ可能なプッシュボタンを備えると共に上側ベア
リングを保持して回転管と一体状で、前記ヘッドの螺子
部に螺着可能なヘッドキャップとからなる駆動ユニット
を交換可能に螺着したことを特徴とする。
【0010】また本発明では、ハンドピースヘッド内の
開口縁に螺子部を形成してある取付部に、頭部が押し下
げられると縮径状態から拡径状態に且つ頭部の復動にと
もない拡径状態から縮径状態に可動可能なチャック部で
下端の挿入口から押し込まれる歯治療工具を着脱可能な
チャック部材と、チャック部材を同軸心状に備えて、空
気圧を受ける羽根を一体に有すると共にこの羽根の上側
と下側にそれぞれベアリングを配設してある回転管と、
前記チャック部材頭部を押し下げ可能なプッシュボタン
を備えると共に前記ヘッドの螺子部に螺着可能なヘッド
キャップと、ヘッドキャップとヘッドキャップが回転可
能に一体的に接続していて、ヘッドキャップとの間に回
転体を配設すると共に前記取付部に開口している空気供
給路側から前記羽根側に至る空気の入気口を有している
ケースとからなる駆動ユニットを交換可能に螺着したこ
とを特徴とする。
【0011】また本発明では、チャック部材は、上端に
前記頭部を有していて、下端まで達するスリットで分離
されて且つ頭部の押し下げ時に外側の突部が回転管内側
のガイド部に接触して案内されることにより縮径状態か
ら弾性的に拡開して拡径状態に可動可能なチャック片部
を有するチャック部と、チャック部と挿入口側との間に
配設されていて、チャック部をバネ力で押し上げて縮径
状態に可動可能に付勢するコイル状バネを有しているこ
とを特徴とする。
【0012】また本発明では、チャック部材は、前記頭
部を有する可動体と、回転管側に固定状の外輪帯部およ
び同外輪帯部からそれぞれ継ぎ部を経て一体に連成して
いて且つ拡径状態と縮径状態に可動可能な間欠状内輪帯
部からなるチャック部と、前記内輪帯部をバネ力で押し
上げて拡径状態から縮径状態に付勢するバネを有してい
ることを特徴とする。
【0013】また本発明では、チャック部材は、前記頭
部を有する可動体と、回転管側に固定状の外輪帯部およ
び同外輪帯部からそれぞれ継ぎ部を経て一体に連成して
いて且つ可動体に押されて拡径状態に弾性可動可能およ
び弾性回復力により可動体を押し上げて縮径状態に弾性
可動可能な間欠状内輪帯部からなる弾性部材製チャック
部を有していることを特徴とする。
【0014】また本発明におけるヘッドキャップは金属
製のものであっても良いが、駆動ユニットとして交換す
るのであるから、樹脂製のものとすることにより経済的
に有利である。また、チャック部が外輪帯部と継ぎ部と
内輪帯部からなる態様のものでは、このチャック部を挿
入口側と可動体側に隔てて配設することにより、さらに
優れた同心度と一層強力な保持力を得ることができる。
【0015】
【作用】ハンドピースヘッド内の開口縁に螺子部を形成
してある取付部に、頭部が押し下げられると縮径状態か
ら拡径状態に且つ頭部の復動にともない拡径状態から縮
径状態に可動可能なチャック部で下端の挿入口から押し
込まれる歯治療工具を着脱可能なチャック部材と、チャ
ック部材を同軸心状に備えて、空気圧を受ける羽根を一
体に有すると共にこの羽根の上側と下側にそれぞれベア
リングを配設してある回転管と、前記チャック部材頭部
を押し下げ可能なプッシュボタンを備えると共に上側ベ
アリングを保持して回転管と一体状で、前記ヘッドの螺
子部に螺着可能なヘッドキャップとからなる駆動ユニッ
トを交換可能に螺着してあるため、回転軸心精度を回復
するのに、損耗した駆動ユニットをハンドピースヘッド
から外す作業と、同ヘッドに新品の駆動ユニットを取り
付ける作業との二工程で、迅速且つ容易に行うことがで
きる。
【0016】また本発明では、ハンドピースヘッド内の
開口縁に螺子部を形成してある取付部に、頭部が押し下
げられると縮径状態から拡径状態に且つ頭部の復動にと
もない拡径状態から縮径状態に可動可能なチャック部で
下端の挿入口から押し込まれる歯治療工具を着脱可能な
チャック部材と、チャック部材を同軸心状に備えて、空
気圧を受ける羽根を一体に有すると共にこの羽根の上側
と下側にそれぞれベアリングを配設してある回転管と、
前記チャック部材頭部を押し下げ可能なプッシュボタン
を備えると共に前記ヘッドの螺子部に螺着可能なヘッド
キャップと、ヘッドキャップとヘッドキャップが回転可
能に一体的に接続していて、ヘッドキャップとの間に回
転体を配設すると共に前記取付部に開口している空気供
給路側から前記羽根側に至る空気の入気口を有している
ケースとからなる駆動ユニットを交換可能に螺着してあ
るため、回転軸心精度を回復するのに、損耗した駆動ユ
ニットをハンドピースヘッドから外す作業と、同ヘッド
に新品の駆動ユニットを取り付ける作業との二工程で、
迅速且つ容易に行うことができる。
【0017】しかも、ヘッドキャップとヘッドキャップ
が回転可能に一体的に接続しているケース内に、空気圧
を受ける羽根を一体に有して且つこの羽根の上側と下側
にそれぞれベアリングを配設してある回転管を内蔵して
いるため、羽根、ベアリング、回転管が保護されていて
堅固である。
【0018】また本発明では、チャック部材は、上端に
前記頭部を有していて、下端まで達するスリットで分離
されて且つ頭部の押し下げ時に外側の突部が回転管内側
のガイド部に接触して案内されることにより縮径状態か
ら弾性的に拡開して拡径状態に可動可能なチャック片部
を有するチャック部と、チャック部と挿入口側との間に
配設されていて、チャック部をバネ力で押し上げて縮径
状態に可動可能に付勢するコイル状バネを有しているた
め、小径で限られた長さの回転管内に、同長さを有効に
活用して強力なバネ力のコイル状バネを内蔵することが
でき、この強力なバネ力でチャック部の保持力を高め
て、歯治療工具を確実に保持できる。
【0019】また、歯治療工具の保持力を、歯治療工具
の押し込み力に頼らずに、バネ力で得ているため、取扱
い者の力に関係なく常に強力な保持力で歯治療工具を保
持でき、力が弱い歯科医や助手にとっても取扱い容易で
ある。さらに、チャック部材におけるチャック部を挿入
口と分離・分割して配設してあるため、挿入口とチャッ
ク部が同一体であるものに比べて、歯治療工具の差し込
み不足による不完全チャック時のチャック部の変形・折
損を防止できると共に、挿入口が歯治療工具の挿脱ガイ
ド孔として働いて変形しないので、変形にともなう劣化
が生じない。
【0020】また本発明では、チャック部材は、前記頭
部を有する可動体と、回転管側に固定状の外輪帯部およ
び同外輪帯部からそれぞれ継ぎ部を経て一体に連成して
いて且つ拡径状態と縮径状態に可動可能な間欠状内輪帯
部からなるチャック部と、前記内輪帯部をバネ力で押し
上げて拡径状態から縮径状態に付勢するバネを有してい
るため、内輪帯部による歯治療工具の保持状態が、継ぎ
部を経た平行移動状の面接触になることにより、同心度
および強力な保持力を得ることができる。
【0021】また本発明では、チャック部材は、前記頭
部を有する可動体と、回転管側に固定状の外輪帯部およ
び同外輪帯部からそれぞれ継ぎ部を経て一体に連成して
いて且つ可動体に押されて拡径状態に弾性可動可能およ
び弾性回復力により可動体を押し上げて縮径状態に弾性
可動可能な間欠状内輪帯部からなる弾性部材製チャック
部を有しているため、内輪帯部による歯治療工具の保持
状態が、継ぎ部を経た平行移動状の面接触になることに
より、同心度および強力な保持力を得ることができる。
また、チャック部自体が弾性部材製のものであるため、
このチャック部を縮径状態に付勢するバネが不用であ
り、部品数が少なくて製作上および経済的にも有利であ
る。
【0022】
【実施例】図1乃至図4には本発明の歯科用ハンドピー
スの第1実施例を例示しており、ハンドピース1は空気
供給路2と連通状のハンドピースヘッド3内に取付部4
を有しており、この取付部4の開口縁に雌螺子部5を形
成すると共に、底部中央に口部6を形成してある。そし
て、取付部4内には駆動ユニット8を、そのヘッドキャ
ップ9の雄螺子部10を雌螺子部5に螺着して着脱可能に
装着してある。
【0023】駆動ユニット8は、樹脂製ヘッドキャップ
9における雄螺子部10下側の環状被係合溝部11に樹脂製
ケース14上縁の環状係合部15を係合することにより、ケ
ース14に対してヘッドキャップ9を回転可能に一体的に
接続してあり、取付部4への装着に際して、ケース14上
端の突部16がヘッド開口縁のガイド溝部7に案内され
て、ケース14側面の入気口17と空気供給路2が連通状に
一致した状態に装着されるようにしてある。
【0024】そして、ヘッドキャップ9とケース14との
間には、空気圧を受ける羽根20を一体に有する回転管18
を上下のベアリング21,22 で回転可能に支持して配設し
てある。回転管18は管内下端の口部18a を逆円錐台形状
に窄め形成しており、この口部18a でチャック部33下端
外側面の前記口部18a に対応する逆円錐台形状に形成し
てある先部33a を案内することにより、管内にチャック
部材25を同軸心状に備えると共に、チャック部材25が管
上端から抜けでないようにスナップリング24で規制し且
つ管上端を内側にカシメて二重に抜け止め規制してあ
る。
【0025】チャック部材25は、回転管18内の上側に上
下動可能に納められていて、回転管18上端から突出状の
上端に頭部27を形成すると共に管内の筒部28における上
下三方に筒部28厚さよりも大径状のボール32をそれぞれ
自転可能に備えている可動体26と、この筒部28内から回
転管18下端までの間に在って、上端から下端の挿入口34
近くまで達するスリット35で三方に隔てられて且つ歯治
療工具51を保持可能な縮径状態から保持解除した拡径状
態に弾性復帰可能なチャック片部36を有すると共に、各
チャック片部36の外側面に前記ボール32がそれぞれ転動
可能に遊合するテーパー状の凹溝38を上側が浅くて下側
が深くなるように形成した弾性部材製チャック部33と、
このチャック部33下端外側の顎部33b と筒部28下端との
間に配設されていて、バネ力で可動体26を上方へ押し上
げてボール32を通じてチャック片部36を縮径状態に付勢
可能なコイル状バネ47とで構成してある。
【0026】そして、ヘッドキャップ9には樹脂製プッ
シュボタン12を皿バネ13のバネ力に抗して押し下げ可能
に備えてあり、このプッシュボタン12でチャック部材25
における可動体26の頭部27を押し下げて、ボール32が転
動して凹溝38の深い部分側に下動して遊びができるのに
ともない、チャック部33を縮径状態から拡径状態に弾性
可動可能にしてある。
【0027】したがって、図3に示す通り、ハンドピー
スヘッド3に対してヘッドキャップ9を装着脱操作する
だけで、駆動ユニット8全体を交換することができる。
そして、図4に示す通り、プッシュボタン12を押して可
動体26を押し下げることにより、チャック部33を縮径状
態から拡径状態に可動させて、歯治療工具51の保持を解
除できる。また、この拡径状態で歯治療工具51を挿入し
て、プッシュボタン12を離せば、コイル状バネ47の強力
なバネ力を受けてチャック片部36が縮径状態に可動する
ことにより、チャック部33で歯治療工具51を強力に保持
できる。
【0028】これにより、回転軸心精度を回復するの
に、損耗した駆動ユニット8をハンドピースヘッド3か
ら外す作業と、同ヘッド3に新品の駆動ユニット8を取
り付ける作業との二工程で、迅速且つ容易に行うことが
できる。しかも、ヘッドキャップ9と同ヘッドキャップ
9が回転可能に一体的に接続しているケース14内に、空
気圧を受ける羽根20を一体に有して且つこの羽根20の上
側と下側にそれぞれベアリング21,22 を配設してある回
転管18を内蔵しているため、羽根20、ベアリング21,22
、回転管18が保護されていて堅固である。さらに、ヘ
ッドキャップ9、ケース14、プッシュボタン12を樹脂製
にしてあるため、経済的にも有利である。もとより、こ
れらのヘッドキャップ9、ケース14、プッシュボタン12
を金属製にすることも任意である。
【0029】また、小径で限られた長さの回転管18内に
おける可動体26下端とチャック部33の顎部33b との間を
有効に活用して強力なバネ力のコイル状バネ47を内蔵す
ることができ、この強力なバネ力でチャック部33の保持
力を高めて、歯治療工具51を確実に保持できる。
【0030】また、歯治療工具51の保持力を、歯治療工
具51の押し込み力に頼らずに、強力なコイル状バネ47に
よるバネ力で得ているため、取扱い者の力に関係なく常
に強力な保持力で歯治療工具51を保持でき、力が弱い歯
科医や助手にとっても取扱い容易である。
【0031】また、強力なバネ力のコイル状バネ47でチ
ャック部33を押し下げて、このチャック部33下端の逆円
錐台形状先部33a が回転管18下端の逆円錐台形状口部18
a に案内されて芯出しされるようにしてあるため、一つ
のバネ47により、チャック片部36を縮径させることと、
回転管18に対してチャック部材25を同軸心状に備えるこ
とができる。
【0032】図5および図6には本発明の歯科用ハンド
ピースの第2実施例を例示しており、構成は前記第1実
施例のものと基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
【0033】駆動ユニット8はケース14を除いて構成し
てあり、ヘッドキャップ9下端の鍔部9aで同キャップ9
内の上側ベアリング21を保持して、ヘッドキャップ9側
と回転管18等の駆動部側とを一体状にしてある。この態
様のものでは、羽根20が取付部4内に臨み出ていて、空
気供給路2からの空気圧を受けて回転する。
【0034】したがって、図6に示す通り、ハンドピー
スヘッド3に対してヘッドキャップ9を装着脱操作する
だけで、駆動ユニット8全体を交換することができる。
【0035】これにより、羽根20、ベアリング21,22 、
回転管18がケース14で保護されていない点を除いて前記
第1実施例のものと同様の効果がある。
【0036】図7および図8には本発明の歯科用ハンド
ピースにおけるチャック部材の他の実施例を例示してお
り、構成は前記第1実施例のチャック部材と基本的に同
一であるため、共通している構成の説明を省略して、相
違する構成について説明する。
【0037】チャック片部36の凹溝38は上側が浅くて下
側が深い二段溝状に形成してあり、可動体26の非押し下
げ時ではボール32が浅溝部38a に位置して、チャック部
33を縮径状態に保持する(図7参照)一方、可動体26の
押し下げ時にはボール32が移動して深溝部38b に位置し
て、チャック部33が拡径状態に弾性復帰する(図8参
照)ようにしてある。
【0038】また、可動体26における筒部28と回転管18
には双方のガイド孔29,19 に跨がるボール48を備えるこ
とにより、回転管18に対する可動体26の回り止めを補強
している。
【0039】これにより、前記第1実施例のチャック部
材と同様の効果があり、さらに、筒部28と回転管18のガ
イド孔29,19 に跨がるボール48によって、回転管18に対
する可動体26の回り止めが強化されている。
【0040】図9および図10にはチャック部材の他の実
施例を例示しており、構成は前記第1実施例のチャック
部材と基本的に同一であるため、共通している構成の説
明を省略して、相違する構成について説明する。
【0041】チャック部33は回転管18上縁から突出状の
上端に頭部27を形成していて、回転管18内を上下動可能
にしてあり、ヘッドキャップ9におけるプッシュボタン
12で直接押し下げられるようにしてある。また、チャッ
ク部33は、頭部27から下端近くまで達するスリット35に
より隔てられている各チャック片部36外側面の基部にお
ける間欠環状突部37と回転管18の顎部18b との間にコイ
ル状バネ47を配設すると共に、このバネ47に押し上げら
れたチャック部33が回転管18上縁から抜け出ないように
スナップリング24で規制してある。
【0042】そして、各チャック片部36外側面には、上
側が深くて下側が浅い二段溝状の凹溝38を上中下の各位
置に三段状に配設して形成すると共に、これらのチャッ
ク片部36外周にボール32を自転可能に備えたリテーナ49
を配設してあり、チャック部33の非押し下げ時では浅溝
部38a にボール32が位置して、チャック部33を縮径状状
態に保持する(図9参照)一方、チャック部33の押し下
げ時には深溝部38b にボール32が位置して、チャック部
33が拡径状態に弾性復帰する(図10参照)ようにしてあ
る。
【0043】これにより、前記第1実施例のチャック部
材と、回転管18下端の口部18a とチャック部33下端の先
部33a によるところの芯出し機能を有しない点を除い
て、同様の効果がある。
【0044】図11および図12にはチャック部材の他の実
施例を例示しており、構成は前記第1実施例のチャック
部材と基本的に同一であるため、共通している構成の説
明を省略して、相違する構成について説明する。
【0045】可動体26には筒部28内面に環状ガイド突部
30を突設する一方、各チャック片部36外側面には前記ガ
イド突部30に対応する緩やかなテーパ面の略V状ガイド
溝面部39を周方向にそれぞれ凹設してあり、可動体26の
非押し下げ時ではガイド突部30がガイド溝面部39に浅く
噛合位置して、チャック部33を縮径状態に保持する(図
11参照)一方、可動体26の押し下げ時にはガイド突部30
が移動してガイド溝面部39に深く噛合状に位置して、チ
ャック部33が拡径状態に弾性復帰する(図12参照)よう
にしてある。
【0046】これにより、前記第1実施例のチャック部
材と同様の効果があり、さらに、チャック片部36を縮径
状態に作用する可動体26側の環状ガイド突部30と各チャ
ック片部36側のガイド溝面部39の圧接状態が線接触乃至
面接触になるため、ボール32による点接触のものと比べ
て、締め付け具合が良好である。また、ボール32が除か
れているため、部品数が少なくて製作上および経済的に
も有利である。
【0047】図13および図14にはチャック部材の他の実
施例を例示しており、構成は前記図11に示したチャック
部材と基本的に同一であるため、共通している構成の説
明を省略して、相違する構成について説明する。
【0048】可動体26には筒部28内面に環状ガイド溝部
31を上側が深くて下側が浅いテーパ状に凹設する一方、
各チャック片部36外側面には前記ガイド溝部31に対応す
る相似形状のガイド突面部40をそれぞれ凹設してあり、
可動体26の非押し下げ時ではガイド溝部31がガイド突面
部40に浅く噛合位置して、チャック部33を縮径状態に保
持する(図13参照)一方、可動体26の押し下げ時にはガ
イド溝部31が移動してガイド突面部40に深く噛合状に位
置して、チャック部33が拡径状態に弾性復帰する(図14
参照)ようにしてある。
【0049】これにより、前記図11のチャック部材と同
様の効果がある。図15および図16にはチャック部材の他
の実施例を例示しており、構成は前記第1実施例のチャ
ック部材と基本的に同一であるため、共通している構成
の説明を省略して、相違する構成について説明する。
【0050】チャック部材25は、回転管18内の上側に上
下動可能に納められていて、回転管18上端から突出状の
上端に頭部27を形成すると共に外側面の環状溝41位置か
ら下端まで達するスリット35で三方に隔てられて且つ歯
治療工具51を保持可能な縮径状態から保持解除した拡径
状態に弾性復帰可能なチャック片部36を有するチャック
部33と、このチャック部33の下側に納められていて、下
端外側面を逆円錐台形状に形成してある先部50a が回転
管18下端の口部18a に案内されて同軸心状に備えられて
いるガイド筒部50と、前記チャック片部36下端と先部50
a 外側面の顎部50b との間に配設されていて、チャック
部33をバネ力で押し上げているコイル状バネ47とで構成
してある。
【0051】そして、チャック片部36は下端外側面にガ
イド溝面部39を回転管18の円錐台形状の環状ガイド突部
23と対応させて形成してあり、チャック部33の非押し下
げ時では、チャック部33がバネ47に押し上げられて、チ
ャック片部36がガイド突部23に導かれて縮径状態に保持
される(図15参照)一方、チャック部33の押し下げ時に
はガイド溝面部39が移動してガイド突部23に対して深く
噛合状に位置して、チャック片部36が拡径状態に弾性復
帰する(図16参照)ようにしてある。
【0052】これにより、前記第1実施例のチャック部
材と同様の効果があり、さらに、チャック部材25におけ
るチャック部33を歯治療工具51の押し込み方向の奥側
に、挿入口34があるガイド筒部50を入り口側に、分離・
分割して配設してあるため、挿入口34があるガイド筒部
50とチャック部33が同一体であるものに比べて、歯治療
工具51の差し込み不足による不完全チャック時のチャッ
ク片部36の変形・折損を防止できる。この点、挿入口34
とチャック部33が同一体ものでは、差し込み不足による
チャック片部36の変形が一度発生すると、歯治療工具51
を差し込む際に引っ掛かり易くなり、着脱を繰り返すう
ちに引っ掛かり現象が激しくなって折損してしまう。
【0053】また、チャック部33を歯治療工具51の押し
込み方向の奥側に、挿入口34があるガイド筒部50を入り
口側に、分離・分割して配設してあるため、挿入口34と
チャック部33が同一体であるものに比べて、奥側での歯
治療工具51の遊びがなくなり、同心度を得やすい。そし
て、ガイド筒部50の挿入口34が歯治療工具51の挿脱ガイ
ド孔として働いて変形しないので、変形にともなう劣化
が生じない。
【0054】図17および図18にはチャック部材の他の実
施例を例示しており、構成は前記図15のチャック部材と
基本的に同一であるため、共通している構成の説明を省
略して、相違する構成について説明する。
【0055】挿入口34を回転管18下端に同一体に形成し
てある。また、回転管18における環状ガイド突部23は、
図19に示す通り、絞り成形して形成しても良い。
【0056】これにより、前記図15のチャック部材と同
様の効果があり、さらに、挿入口34を回転管18下端に同
一体に形成してあるため、部品点数が少なく製作上およ
び経済的にも有利であると共に、同心度を得やすい。ま
た、この態様のものでは、挿入口34側を縮めて短尺化す
ることにより、長さ12mm程度の子供用のものに対応する
ことが容易にできる。
【0057】図20乃至図22にはチャック部材の他の実施
例を例示しており、構成は前記第1実施例のチャック部
材と基本的に同一であるため、共通している構成の説明
を省略して、相違する構成について説明する。
【0058】チャック部材25は、回転管18内の上側に上
下動可能に納められていて、回転管18上端から突出状の
上端に頭部27を形成している可動体26と、外輪帯部42か
らそれぞれ継ぎ部43を経て一体に連成していて且つ拡径
状態と縮径状態に可動可能な間欠状内輪帯部44を有する
上下のチャック部33と、この上側のチャック部33におけ
る外輪帯部42とスナップリング24間、上下のチャック部
33における外輪帯部42間、下側のチャック部における外
輪帯部42と回転管18下端の顎部18b 間にそれぞれ介在し
ていて、上下の外輪帯部42を回転管18側と一体状に固定
する各外ブッシュ45と、上下のチャック部33における内
輪帯部44間に歯治療工具51の抜き差しを妨げることなく
介在して、上下の内輪帯部44を一体連動状にしてある内
ブッシュ46と、下側のチャック部33における内輪帯部44
と顎部18b との間に介在して、上下の内輪帯部44をバネ
力で押し上げて拡径状態から縮径状態に付勢するバネ47
とで構成してある。
【0059】そして、チャック部33は、可動体26の非押
し下げ時では、内ブッシュ46を経て一体連動状の上下の
内輪帯部44がバネ47に押し上げられて、同時に縮径状態
に可動する(図20参照)一方、可動体26の押し下げ時に
は、上下の内輪帯部44が縮径状態から拡径状態に同時に
可動する(図22参照)ようにしてある。
【0060】これにより、前記第1実施例のチャック部
材と同様の効果があり、さらに、内輪帯部44による歯治
療工具51の保持状態が、継ぎ部43を経た平行移動状の面
接触になることにより、同心度および強力な保持力を得
ることができる。また、上下のチャック部33を回転管18
の奥側と挿入口34側に隔てて、上下の内輪帯部44で歯治
療工具51を保持するようにしてあるため、同心度を得や
すいと共に、保持力が高く優れている。
【0061】図23および図24にはチャック部材の他の実
施例を例示しており、構成は前記図20のチャック部材と
基本的に同一であるため、共通している構成の説明を省
略して、相違する構成について説明する。
【0062】上下のチャック部33は弾性を有する部材、
たとえばベリリウムカッパー、SUS420やSUS304等のステ
ンレス、その他の弾性部材で形成してあり、可動体26に
押されて拡径状態に弾性可動可能(図24参照)および弾
性回復力により可動体26を押し上げて縮径状態に弾性可
動可能(図23参照)にしてある。
【0063】これにより、前記図20のチャック部材と同
様の効果があり、さらに、チャック部33自体が弾性部材
製のものであるため、このチャック部33を縮径状態に付
勢するバネ47が不用であり、部品数が少なくて製作上お
よび経済的にも有利である。
【0064】
【発明の効果】A.請求項1により、ハンドピースヘッ
ド内の開口縁に螺子部を形成してある取付部に、頭部が
押し下げられると縮径状態から拡径状態に且つ頭部の復
動にともない拡径状態から縮径状態に可動可能なチャッ
ク部で下端の挿入口から押し込まれる歯治療工具を着脱
可能なチャック部材と、チャック部材を同軸心状に備え
て、空気圧を受ける羽根を一体に有すると共にこの羽根
の上側と下側にそれぞれベアリングを配設してある回転
管と、前記チャック部材頭部を押し下げ可能なプッシュ
ボタンを備えると共に上側ベアリングを保持して回転管
と一体状で、前記ヘッドの螺子部に螺着可能なヘッドキ
ャップとからなる駆動ユニットを交換可能に螺着してあ
るため、回転軸心精度を回復するのに、損耗した駆動ユ
ニットをハンドピースヘッドから外す作業と、同ヘッド
に新品の駆動ユニットを取り付ける作業との二工程で、
迅速且つ容易に行うことができる。
【0065】B.請求項2により、ハンドピースヘッド
内の開口縁に螺子部を形成してある取付部に、頭部が押
し下げられると縮径状態から拡径状態に且つ頭部の復動
にともない拡径状態から縮径状態に可動可能なチャック
部で下端の挿入口から押し込まれる歯治療工具を着脱可
能なチャック部材と、チャック部材を同軸心状に備え
て、空気圧を受ける羽根を一体に有すると共にこの羽根
の上側と下側にそれぞれベアリングを配設してある回転
管と、前記チャック部材頭部を押し下げ可能なプッシュ
ボタンを備えると共に前記ヘッドの螺子部に螺着可能な
ヘッドキャップと、ヘッドキャップとヘッドキャップが
回転可能に一体的に接続していて、ヘッドキャップとの
間に回転体を配設すると共に前記取付部に開口している
空気供給路側から前記羽根側に至る空気の入気口を有し
ているケースとからなる駆動ユニットを交換可能に螺着
してあるため、回転軸心精度を回復するのに、損耗した
駆動ユニットをハンドピースヘッドから外す作業と、同
ヘッドに新品の駆動ユニットを取り付ける作業との二工
程で、迅速且つ容易に行うことができる。
【0066】C.同項により、ヘッドキャップとヘッド
キャップが回転可能に一体的に接続しているケース内
に、空気圧を受ける羽根を一体に有して且つこの羽根の
上側と下側にそれぞれベアリングを配設してある回転管
を内蔵しているため、羽根、ベアリング、回転管が保護
されていて堅固である。
【0067】D.請求項3により、チャック部材は、上
端に前記頭部を有していて、下端まで達するスリットで
分離されて且つ頭部の押し下げ時に外側の突部が回転管
内側のガイド部に接触して案内されることにより縮径状
態から弾性的に拡開して拡径状態に可動可能なチャック
片部を有するチャック部と、チャック部と挿入口側との
間に配設されていて、チャック部をバネ力で押し上げて
縮径状態に可動可能に付勢するコイル状バネを有してい
るため、小径で限られた長さの回転管内に、同長さを有
効に活用して強力なバネ力のコイル状バネを内蔵するこ
とができ、この強力なバネ力でチャック部の保持力を高
めて、歯治療工具を確実に保持できる。
【0068】E.同項により、歯治療工具の保持力を、
歯治療工具の押し込み力に頼らずに、バネ力で得ている
ため、取扱い者の力に関係なく常に強力な保持力で歯治
療工具を保持でき、力が弱い歯科医や助手にとっても取
扱い容易である。さらに、チャック部材におけるチャッ
ク部を挿入口と分離・分割して配設してあるため、挿入
口とチャック部が同一体であるものに比べて、歯治療工
具の差し込み不足による不完全チャック時のチャック部
の変形・折損を防止できると共に、挿入口が歯治療工具
の挿脱ガイド孔として働いて変形しないので、変形にと
もなう劣化が生じない。
【0069】F.請求項4により、チャック部材は、前
記頭部を有する可動体と、回転管側に固定状の外輪帯部
および同外輪帯部からそれぞれ継ぎ部を経て一体に連成
していて且つ拡径状態と縮径状態に可動可能な間欠状内
輪帯部からなるチャック部と、前記内輪帯部をバネ力で
押し上げて拡径状態から縮径状態に付勢するバネを有し
ているため、内輪帯部による歯治療工具の保持状態が、
継ぎ部を経た平行移動状の面接触になることにより、同
心度および強力な保持力を得ることができる。
【0070】G.請求項5により、チャック部材は、前
記頭部を有する可動体と、回転管側に固定状の外輪帯部
および同外輪帯部からそれぞれ継ぎ部を経て一体に連成
していて且つ可動体に押されて拡径状態に弾性可動可能
および弾性回復力により可動体を押し上げて縮径状態に
弾性可動可能な間欠状内輪帯部からなる弾性部材製チャ
ック部を有しているため、内輪帯部による歯治療工具の
保持状態が、継ぎ部を経た平行移動状の面接触になるこ
とにより、同心度および強力な保持力を得ることができ
る。また、チャック部自体が弾性部材製のものであるた
め、このチャック部を縮径状態に付勢するバネが不用で
あり、部品数が少なくて製作上および経済的にも有利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の歯科用ハンドピースの第1実施例を
例示している部分拡大縦断面図。
【図2】 図1のA−A拡大横断面図。
【図3】 ハンドピースヘッドに駆動ユニットを交換す
る状態の縮小正面図で一部断面している。
【図4】 歯治療工具を抜き差し可能な状態を示す部分
拡大縦断面図。
【図5】 本発明の歯科用ハンドピースの第2実施例を
例示している部分拡大縦断面図。
【図6】 ハンドピースヘッドに駆動ユニットを交換す
る状態の縮小正面図で一部断面している。
【図7】 本発明の歯科用ハンドピースにおけるチャッ
ク部材の他の実施例を例示している拡大縦断面図。
【図8】 歯治療工具を抜き差し可能な状態を示す拡大
縦断面図。
【図9】 本発明の歯科用ハンドピースにおけるチャッ
ク部材の他の実施例を例示している拡大縦断面図。
【図10】 歯治療工具を抜き差し可能な状態を示す拡大
縦断面図。
【図11】 本発明の歯科用ハンドピースにおけるチャッ
ク部材の他の実施例を例示している拡大縦断面図。
【図12】 歯治療工具を抜き差し可能な状態を示す拡大
縦断面図。
【図13】 本発明の歯科用ハンドピースにおけるチャッ
ク部材の他の実施例を例示している拡大縦断面図。
【図14】 歯治療工具を抜き差し可能な状態を示す拡大
縦断面図。
【図15】 本発明の歯科用ハンドピースにおけるチャッ
ク部材の他の実施例を例示している拡大縦断面図。
【図16】 歯治療工具を抜き差し可能な状態を示す拡大
縦断面図。
【図17】 本発明の歯科用ハンドピースにおけるチャッ
ク部材の他の実施例を例示している拡大縦断面図。
【図18】 歯治療工具を抜き差し可能な状態を示す拡大
縦断面図。
【図19】 本発明の歯科用ハンドピースにおけるチャッ
ク部材の他の実施例を例示している拡大縦断面図。
【図20】 本発明の歯科用ハンドピースにおけるチャッ
ク部材の他の実施例を例示している拡大縦断面図。
【図21】 図20のB−B横断面図。
【図22】 歯治療工具を抜き差し可能な状態を示す拡大
縦断面図。
【図23】 本発明の歯科用ハンドピースにおけるチャッ
ク部材の他の実施例を例示している拡大縦断面図。
【図24】 歯治療工具を抜き差し可能な状態を示す拡大
縦断面図。
【符号の説明】
1 ハンドピース 2 空気供給
路 3 ハンドピースヘッド 4 ハンドピ
ースヘッドの取付部 5 取付部の雌螺子部 6 取付部の
口部 7 取付部のガイド溝部 8 駆動ユニ
ット 9 駆動ユニットのヘッドキャップ 9a ヘッドキ
ャップの鍔部 10 ヘッドキャップの雄螺子部 11 ヘッドキ
ャップの被係合溝部 12 プッシュボタン 13 ヘッドキ
ャップの皿バネ 14 駆動ユニットのケース 15 ケースの
係合部 16 ケースの突部 17 ケースの
入気口 18 回転管 18a 回転管
の口部 18b 回転管の顎部 19 回転管の
ガイド孔 20 回転管の羽根 21,22 回転
管のベアリング 23 回転管のガイド突部 24 スナップ
リング 25 チャック部材 26 チャック
部材の可動体 27 頭部 28 可動体の
筒部 29 筒部のガイド孔 30 筒部のガ
イド突部 31 筒部のガイド溝部 32 可動体の
ボール 33 チャック部 33a チャッ
ク部の先部 33b チャック部の顎部 34 挿入口 35 チャック部のスリット 36 チャック
部のチャック片部 37 チャック片部の突部 38 チャック
片部の凹溝 38a 凹溝の浅溝部 38b 凹溝の
深溝部 39 チャック片部のガイド溝面部 40 チャック
片部のガイド突面部 41 チャック部の環状溝 42 チャック
部の外輪帯部 43 チャック部の継ぎ部 44 チャック
部の内輪帯部 45 チャック部材の外ブッシュ 46 チャック
部材の内ブッシュ 47 バネ 48 ボール 49 リテーナ 50 ガイド筒
部 50a ガイド筒部の先部 50b ガイド
筒部の顎部 51 歯治療工具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドピースヘッド内の開口縁に螺子部
    を形成してある取付部に、頭部が押し下げられると縮径
    状態から拡径状態に且つ頭部の復動にともない拡径状態
    から縮径状態に可動可能なチャック部で下端の挿入口か
    ら押し込まれる歯治療工具を着脱可能なチャック部材
    と、チャック部材を同軸心状に備えて、空気圧を受ける
    羽根を一体に有すると共にこの羽根の上側と下側にそれ
    ぞれベアリングを配設してある回転管と、前記チャック
    部材頭部を押し下げ可能なプッシュボタンを備えると共
    に上側ベアリングを保持して回転管と一体状で、前記ヘ
    ッドの螺子部に螺着可能なヘッドキャップとからなる駆
    動ユニットを交換可能に螺着したことを特徴とする歯科
    用ハンドピース。
  2. 【請求項2】 ハンドピースヘッド内の開口縁に螺子部
    を形成してある取付部に、頭部が押し下げられると縮径
    状態から拡径状態に且つ頭部の復動にともない拡径状態
    から縮径状態に可動可能なチャック部で下端の挿入口か
    ら押し込まれる歯治療工具を着脱可能なチャック部材
    と、チャック部材を同軸心状に備えて、空気圧を受ける
    羽根を一体に有すると共にこの羽根の上側と下側にそれ
    ぞれベアリングを配設してある回転管と、前記チャック
    部材頭部を押し下げ可能なプッシュボタンを備えると共
    に前記ヘッドの螺子部に螺着可能なヘッドキャップと、
    ヘッドキャップとヘッドキャップが回転可能に一体的に
    接続していて、ヘッドキャップとの間に回転体を配設す
    ると共に前記取付部に開口している空気供給路側から前
    記羽根側に至る空気の入気口を有しているケースとから
    なる駆動ユニットを交換可能に螺着したことを特徴とす
    る歯科用ハンドピース。
  3. 【請求項3】 チャック部材は、上端に前記頭部を有し
    ていて、下端まで達するスリットで分離されて且つ頭部
    の押し下げ時に外側の突部が回転管内側のガイド部に接
    触して案内されることにより縮径状態から弾性的に拡開
    して拡径状態に可動可能なチャック片部を有するチャッ
    ク部と、チャック部と挿入口側との間に配設されてい
    て、チャック部をバネ力で押し上げて縮径状態に可動可
    能に付勢するコイル状バネを有していることを特徴とす
    る請求項1、2いずれかに記載の歯科用ハンドピース。
  4. 【請求項4】 チャック部材は、前記頭部を有する可動
    体と、回転管側に固定状の外輪帯部および同外輪帯部か
    らそれぞれ継ぎ部を経て一体に連成していて且つ拡径状
    態と縮径状態に可動可能な間欠状内輪帯部からなるチャ
    ック部と、前記内輪帯部をバネ力で押し上げて拡径状態
    から縮径状態に付勢するバネを有していることを特徴と
    する請求項1、2いずれかに記載の歯科用ハンドピー
    ス。
  5. 【請求項5】 チャック部材は、前記頭部を有する可動
    体と、回転管側に固定状の外輪帯部および同外輪帯部か
    らそれぞれ継ぎ部を経て一体に連成していて且つ可動体
    に押されて拡径状態に弾性可動可能および弾性回復力に
    より可動体を押し上げて縮径状態に弾性可動可能な間欠
    状内輪帯部からなる弾性部材製チャック部を有している
    ことを特徴とする請求項1、2いずれかに記載の歯科用
    ハンドピース。
JP5023994A 1994-03-22 1994-03-22 歯科用ハンドピース Pending JPH07255747A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012525182A (ja) * 2009-05-07 2012-10-22 ヴェー ウント ハー デンタルヴェルク ビュールモース ゲーエムベーハー 医療用ハンドピース
US8870570B2 (en) 2009-03-26 2014-10-28 W&H Dentalwerk Bürmoos GmbH Chucking device for a medical or dental handpiece

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JP2012525182A (ja) * 2009-05-07 2012-10-22 ヴェー ウント ハー デンタルヴェルク ビュールモース ゲーエムベーハー 医療用ハンドピース

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