JPH07254545A - 半導体基板の熱処理方法及びそのための装置 - Google Patents

半導体基板の熱処理方法及びそのための装置

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JPH07254545A
JPH07254545A JP4368494A JP4368494A JPH07254545A JP H07254545 A JPH07254545 A JP H07254545A JP 4368494 A JP4368494 A JP 4368494A JP 4368494 A JP4368494 A JP 4368494A JP H07254545 A JPH07254545 A JP H07254545A
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semiconductor wafer
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heating
cooling
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Isao Sato
功 佐藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体基板(半導体ウエハ)を加熱又は冷却
する場合において、高精度に温度の制御を行うことがで
きる半導体基板の熱処理方法及びそのための装置を提供
する。 【構成】 半導体基板を加熱または冷却する熱処理方法
において、半導体ウエハ12を長尺状の半導体基板支持
ピン13aに載置する工程と、その半導体基板支持ピン
13aを昇降させて加熱または冷却プレート部に接近又
は離間させ、その半導体基板支持ピン13aの昇降速度
を調整することにより、半導体ウエハ12の加熱または
冷却温度を制御可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板(半導体ウ
エハ)の熱処理方法及びそのための装置に係り、特に、
半導体製造における半導体ウエハの加熱・冷却方法及び
そのための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の製造に広く用いられ
ている装置として、レジスト塗布後の半導体ウエハの熱
処理装置がある。以下、一般的に用いられている半導体
ウエハの熱処理装置の概要について図2及び図3を用い
て説明する。
【0003】図2は従来の半導体ウエハの熱処理装置の
加熱プレート部の概略構成図、図3は従来の半導体ウエ
ハの熱処理装置の加熱プレート、冷却プレート及び搬送
系から構成された半導体ウエハの熱処理システムの上方
からの概略投影図である。これらの図において、1は加
熱ヒータ、2は半導体ウエハ加熱プレート、3,10は
半導体ウエハ支持ピン、4は半導体ウエハ支持ピンの上
下動作用シリンダ、5は保温カバー、6は不活性ガス導
入口、7は排気口、8は半導体ウエハ搬送系である。ま
た、9は冷却水等の媒体によって低温保持された半導体
ウエハ冷却プレートである。
【0004】ここで、加熱ヒータ1に電流を流し、加熱
プレート2を加熱させることによって、所望の温度の加
熱プレートを得ることができ、この加熱プレート2に半
導体ウエハを接触させることによって、半導体ウエハを
所望の温度に加熱させることができる。また、加熱の場
合と同様に、半導体ウエハを半導体ウエハ冷却プレート
9に接触させることによって、半導体ウエハを冷却させ
ることができる。
【0005】半導体ウエハを加熱してからその後冷却す
る場合の半導体ウエハの流れとしては、まず、半導体ウ
エハは半導体ウエハ搬送系8によって、加熱プレート2
における半導体ウエハの受け渡し場所である半導体ウエ
ハ支持ピン3上に置かれ、その後、その半導体ウエハ支
持ピン3が、半導体ウエハ支持ピンの上下動作用シリン
ダ4によって下降することによって、半導体ウエハが下
降し、加熱プレート2に接触することによって裏面から
加熱される。設定された所望の時間加熱された後、半導
体ウエハ支持ピン3が再び半導体ウエハ支持ピンの上下
動作用シリンダ4によって上昇することにより、半導体
ウエハは加熱プレート2から離され、加熱が終了するこ
とになる。
【0006】その後、半導体ウエハは半導体ウエハ搬送
系8によって、その加熱プレート2外の半導体ウエハ冷
却プレート9に搬送され、その後、加熱の場合と同様
に、半導体ウエハは冷却プレート9に接触することによ
って冷却されることになる。この半導体ウエハ受け渡し
場所となる半導体ウエハ支持ピン3,10は、熱処理プ
レート部及び冷却プレート部での半導体ウエハの出入り
の際に、半導体ウエハを加熱プレートあるいは冷却プレ
ートから1cm程上昇させる働きをしており、半導体ウ
エハ搬送系8による半導体ウエハの支持・搬出入が容易
になるようにしている。
【0007】加熱プレート2及び冷却プレート9は、加
熱部及び冷却部の温度保持効率を上げるため、プレート
上に保温カバー5を有し、しかも、半導体ウエハ加熱プ
レート部及び冷却プレート部を不活性雰囲気化するた
め、不活性ガス導入口6から窒素等の不活性ガスを流入
させることによって、常時不活性ガスによって置換され
ており、流出ガスは排気口7から排出されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の半導体ウエハの加熱・冷却方法では、 (1)半導体ウエハを加熱しようとして、加熱部に半導
体ウエハが搬送された場合、半導体ウエハ支持ピン上に
半導体ウエハが支持されると同時に、加熱プレートから
の影響を受けて、半導体ウエハが加熱されてしまい、半
導体ウエハの加熱速度及び加熱時間を正確には制御でき
なくなってしまう。
【0009】(2)半導体ウエハ支持ピンに置かれた半
導体ウエハは、シリンダの急激な下降動作に伴って、急
激に加熱プレートに接触されることになり、急激に加熱
プレートの設定温度により加熱されることになり、熱的
応力を急激に受けると共に、加熱に伴う発生ガス等によ
り、加熱部雰囲気は急激に悪化することになる。 (3)半導体ウエハ支持ピンは、加熱プレートを貫通し
て半導体ウエハを下から支持しようとしているため、そ
の半導体ウエハ支持ピン自体が高温になり易く、半導体
ウエハを支持しようとして、半導体ウエハと接触する際
に、半導体ウエハと半導体ウエハ支持ピンとの接触部
が、局所的に昇温・加熱されてしまうため、高精度な温
度制御が困難である。
【0010】(4)半導体ウエハ面内の熱処理温度均一
性は、主に熱処理プレートの温度均一性によって決まる
ため、熱処理プレートの精度以上の熱処理精度は得られ
ない。 (5)実際に半導体ウエハが加熱されている温度を計測
することが困難であるため、高精度な半導体ウエハの熱
処理温度制御が困難である。
【0011】(6)半導体ウエハの加熱後、半導体ウエ
ハの冷却を連続して行うような場合には、半導体ウエハ
搬送系によって、他の半導体ウエハ冷却プレート部へ半
導体ウエハを搬送し、冷却しなければならず、搬送過程
で加熱された半導体ウエハが搬送系を加熱してしまい、
半導体ウエハ搬送系自体さらには後続半導体ウエハに悪
影響を与える、更には、半導体ウエハが搬送されている
過程で、自然冷却されてしまうので、半導体ウエハの冷
却速度を正確には制御できない。
【0012】等の問題がある。本発明は、上記問題点を
除去し、半導体基板(半導体ウエハ)を加熱又は冷却す
る場合において、高精度に温度の制御を行うことができ
る半導体基板の熱処理方法及びそのための装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、半導体基板を加熱または冷却する熱処理
方法において、半導体基板を長尺状の半導体基板支持ピ
ンに載置する工程と、この半導体基板支持ピンを昇降さ
せて加熱または冷却プレート部に接近又は離間させ、前
記半導体基板支持ピンの昇降速度を調整することによ
り、前記半導体基板の加熱または冷却温度を制御可能に
するようにしたものである。
【0014】また、半導体基板を加熱または冷却する熱
処理装置において、半導体基板を載置する長尺状の半導
体基板支持ピンと、この半導体基板支持ピンを昇降する
昇降装置と、この昇降装置を駆動する駆動モータと、こ
の駆動モータを制御する制御装置とを具備する。更に、
半導体基板を加熱または冷却する熱処理装置において、
半導体基板を載置する長尺状の半導体基板支持ピンと、
前記半導体基板を挟んで上下に配置される加熱プレート
と冷却プレートと、前記半導体基板支持ピンの昇降を行
う昇降装置と、この昇降装置を駆動する駆動モータと、
この駆動モータを制御する制御装置とを備え、半導体基
板の昇降により加熱と冷却を連続で行うようにしたもの
である。
【0015】
【作用】本発明によれば、上記したように、 (1)長尺状の半導体ウエハ支持ピンを用い、半導体ウ
エハ搬送系との半導体ウエハ受け渡しの際の、半導体ウ
エハと加熱プレートあるいは冷却プレートとの間隔を、
加熱プレートあるいは冷却プレートからの放射伝熱及び
対流熱伝達の影響のない間隔となるようにし、半導体ウ
エハ支持ピンの昇降動作は昇降装置により行い、その昇
降装置の駆動は、駆動モータ(例えば、パルスモータ)
で行う。その駆動モータはモータ制御装置により精確に
制御し、半導体ウエハの昇降速度を任意に設定すること
ができる。ここで、半導体ウエハの熱処理装置とは、半
導体ウエハを加熱したり、冷却するための装置をさす。
つまり、熱処理とは、加熱のみではなく、冷却を含むも
のとして用いる。
【0016】(2)半導体ウエハ支持ピンの昇降を駆動
モータにより行い、半導体ウエハの昇降速度を高精度に
調整できるようにしているため、半導体ウエハを加熱プ
レートあるいは冷却プレートに対して適切な間隔で保持
し、熱処理することが可能となり、少ない熱処理プレー
トで多岐にわたる熱処理を行うことができる。また、同
一の熱処理プレートを用いて、半導体ウエハ毎に異なる
温度での熱処理が可能となる。
【0017】(3)半導体ウエハの搬送系との受け渡し
を、所望の温度に保持するようにした半導体ウエハ支持
ピンによって行い、この半導体ウエハ支持ピンを上昇さ
せることによって、対向した加熱プレートまたは冷却プ
レートと半導体ウエハを接近または接触させ、半導体ウ
エハを加熱・冷却するようにしているため、半導体ウエ
ハ支持ピンが局所的に加熱・冷却されることがなく、そ
の半導体ウエハ支持ピンの半導体ウエハへの接触に伴
う、半導体ウエハの局所的加熱・冷却を防ぐことができ
る。
【0018】更には、加熱プレートまたは冷却プレート
を、半導体ウエハ表面に対向するように下向きに設置し
ているため、加熱プレートへの塵等の落下の悪影響を避
けることができ、半導体ウエハの加熱・冷却を清浄な雰
囲気下で行うことができる。 (4)半導体ウエハ支持ピンを熱処理プレートから分離
させて設け、半導体ウエハ支持ピンに回転装置(回転機
構)を取り付けるようにしたので、半導体ウエハを回転
させながら熱処理することが可能となり、大口径半導体
ウエハに対しても、熱処理プレートの面内温度均一性に
左右されることなく、半導体ウエハ面内で均一に熱処理
することが可能となる。
【0019】(5)半導体ウエハ支持ピンの先端に、半
導体ウエハ温度計測用の熱電対を備えるようにしたの
で、半導体ウエハ支持ピンによる半導体ウエハ移動中及
び保持加熱中の半導体ウエハ温度の変化を、直に高精度
で計測することが可能となり、半導体ウエハの熱処理を
高精度に行うことが可能となる。 (6)2枚の熱処理プレートを対向させて設け、半導体
ウエハ支持ピンの上昇下降のみの移動によって、熱処理
プレート間の移動を行うようにしているため、半導体ウ
エハ加熱と半導体ウエハ冷却のような、異なる2種類の
熱処理を高精度に連続処理することができる。
【0020】したがって、半導体ウエハ搬送系による半
導体ウエハの移動等による半導体ウエハの自然昇温また
は自然冷却がなくなり、半導体ウエハの昇温速度及び冷
却速度を高精度に制御することができ、半導体ウエハの
処理速度の向上及び信頼性の向上を図ることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示す半導体ウエハの熱処理装置の概略構成図である。図
1において、11は半導体ウエハを加熱するための加熱
プレート、12は半導体ウエハ(半導体基板)、13は
加熱プレート11を貫通して半導体ウエハ12を持ち上
げる半導体ウエハ支持ピン13aを有する昇降装置、1
4はこの昇降装置の駆動モータ、15は駆動モータ制御
装置、16は保温カバー、17は不活性ガス導入口、1
8は排気口である。
【0022】ここで、半導体ウエハ支持ピン13aは長
尺のものを用い、昇降装置、例えば、ピニオン歯車(駆
動モータ側に固定)とラック(半導体ウエハ支持ピン側
に固定)による機構等により、駆動モータ14の回転を
半導体ウエハ支持ピン13aの昇降移動に変換する。こ
こで、半導体ウエハ12は、例えば、図3に示されるよ
うに、3本の半導体ウエハ支持ピンで支持するが、これ
に限定されるものではなく、それ以上の本数の半導体ウ
エハ支持ピンを用いてもよい。しかし、半導体ウエハに
与える影響(外乱、汚損)などを考えると、できるだけ
半導体ウエハ支持ピン数を低減することが望ましい。
【0023】そこで、半導体ウエハ12を加熱する場
合、半導体ウエハ12を半導体ウエハ搬送系(図示な
し)によって、半導体ウエハ12表面を上向きにして、
半導体ウエハ支持ピン13aの上に置き、この半導体ウ
エハ支持ピン13aを有する昇降装置13を駆動する駆
動モータ14を動作させ、昇降装置13を操作して半導
体ウエハ支持ピン13aを下降させることにより、半導
体ウエハ12を加熱プレート11に近づけることによっ
て、半導体ウエハ12を裏面から加熱させることができ
る。
【0024】ここで、半導体ウエハ支持ピン13aが、
半導体ウエハ搬送系から半導体ウエハ12を受け取る際
には、この半導体ウエハ支持ピン13aは、加熱プレー
ト11からの半導体ウエハ12への熱的な影響のないよ
うに、半導体ウエハ12を加熱プレート11から十分離
しておく必要があり、加熱プレート11の設定温度等に
よっても、その離す間隔は左右されるが、200℃程の
温度設定であれば、10cm程の間隔で十分である。
【0025】また、その半導体ウエハ支持ピン13aの
下降は、昇降装置13の駆動モータ14による駆動であ
り、所望の温度に設定保持されている加熱プレート11
への半導体ウエハ12の接近速度を、任意に高精度に設
定することができ、接近に伴う半導体ウエハ12の加熱
速度を任意に設定することができる。例えば、レジスト
塗布後の室温の半導体ウエハ12を、加熱プレート11
との間隔が10cmの位置から下降させ、加熱プレート
11の温度が200℃で半導体ウエハ支持ピン13aの
下降速度を1cm/min程度の一定速度とした場合、
半導体ウエハ12の昇温速度は、加熱プレート11から
の放射伝熱係数、対流による熱伝達係数及び半導体ウエ
ハ12と加熱プレート11との温度勾配等によって決ま
り、加熱プレート11へ接近する程大きくなる。
【0026】そして、下降開始後の9分後の加熱プレー
ト11との間隔が1cmの位置では、半導体ウエハ12
は概ね80℃程にまで加熱される。半導体ウエハ12が
200℃の加熱プレート11へ一定の接近速度で接近す
る場合について説明したが、接近速度及び加熱プレート
11の設定温度を任意に設定することにより、所望のウ
エハ加熱速度を得ることができる。
【0027】本実施例では半導体ウエハを加熱する場合
について説明したが、冷却プレート(図示なし)を配置
し、この冷却プレートに半導体ウエハを接近させること
により、半導体ウエハを冷却する場合についても、同様
に適用できることは明白である。次に、本発明の第2の
実施例について説明する。
【0028】図4は本発明の第2の実施例を示す半導体
ウエハの熱処理装置の概略構成図である。この図に示す
ように、21は加熱プレート、22は半導体ウエハ、2
3は加熱プレートを貫通して半導体ウエハ22を持ち上
げる半導体ウエハ支持ピン23aを有する昇降装置、2
4はこの昇降装置23の駆動モータ、25は駆動モータ
24の制御装置、26は保温カバー、27は不活性ガス
導入口、28は排気口である。
【0029】複数の半導体ウエハを同一の加熱プレート
21で半導体ウエハ毎に異なる温度で熱処理する場合
は、半導体ウエハ22を半導体ウエハ搬送系によって、
半導体ウエハ22表面を上向きにして、半導体ウエハ支
持ピン23a上に置き、昇降装置23を駆動する駆動モ
ータ24を動作させることにより、半導体ウエハ支持ピ
ン23aを下降させ、半導体ウエハ22を図4のAの位
置まで下降させることによって、位置Aと加熱プレート
21との間隔aに応じた温度に、半導体ウエハ22を裏
面から加熱させることができる。
【0030】ここで、半導体ウエハ支持ピン23aの下
降は、昇降装置23の駆動モータ24による駆動によっ
て行われ、任意の位置Aで半導体ウエハ22を保持する
ことが可能であると共に、Aの位置への半導体ウエハ2
2の接近速度を任意に高精度に設定することができ、接
近に伴う半導体ウエハ22の加熱速度を任意に設定する
ことができる。
【0031】その後、他の半導体ウエハ22を異なる温
度で熱処理する場合は、位置Aとは異なる位置Bで、そ
の位置Bと加熱プレート21との間隔bに応じた温度に
半導体ウエハ22を保持して熱処理することによって、
位置Aで熱処理を行ったのとは異なる温度で熱処理する
ことができる。また、同一の半導体ウエハを異なる温度
で2段階に熱処理する場合は、1段階目の熱処理を行う
際の半導体ウエハ22と加熱プレート21との間隔は、
1段階目の所望熱処理温度によって決まるが、まず所望
の位置Aで所望の時間保持熱処理し、その後、半導体ウ
エハ支持ピン23aによって、さらに半導体ウエハ22
を移動させ、所望の位置Bで保持して熱処理することに
より、位置Aで行った熱処理温度とは異なる温度で熱処
理させることができる。
【0032】このように、本発明の方法の適用によっ
て、少ない加熱プレートで種々の多岐な半導体ウエハの
熱処理シーケンスを実施することができる。また、本実
施例では半導体ウエハを加熱する場合について説明した
が、冷却する場合についても、同様に適用できることは
明白である。次に、本発明の第3の実施例について説明
する。
【0033】図5は本発明の第3の実施例を示す半導体
ウエハの熱処理装置の概略構成図である。この図に示す
ように、31は半導体ウエハ、32は半導体ウエハ31
を持ち上げる半導体ウエハ支持ピン32aを有する昇降
装置、33は半導体ウエハ支持ピン32aに対向して下
向きに設置された加熱プレート、34は昇降装置32を
駆動する駆動モータ、35は駆動モータ制御装置、36
は保温カバー、37は不活性ガス導入口、38は排気口
である。更に、39は半導体ウエハ支持ピン温度調整装
置であり、その半導体ウエハ支持ピン32aを、所望の
温度に保持することができる。例えば、空調装置によ
り、半導体ウエハ支持ピン32aを所望の温度に保持す
る。
【0034】そこで、半導体ウエハ31を加熱する場
合、半導体ウエハ31は駆動モータ制御装置35によっ
て、この半導体ウエハ31の表面を上向きにして、半導
体ウエハ支持ピン32a上に置かれ、その後、駆動モー
タ制御装置35によって制御された駆動モータ34の駆
動により、昇降装置は駆動されて、半導体ウエハ支持ピ
ン32aの上昇によって、半導体ウエハ31は上昇し、
この上昇に伴い加熱プレート33に接近することによっ
て、表面から加熱されることになる。
【0035】ここで、半導体ウエハ支持ピン32aの上
昇動作は、駆動モータ34による駆動であり、所望の温
度に設定保持されている加熱プレート33への半導体ウ
エハ31の接近速度を任意に設定することができ、接近
に伴う半導体ウエハ31の加熱速度を任意に設定するこ
とができる。例えば、レジスト塗布後の室温の半導体ウ
エハ31を、加熱プレート33との間隔が10cmの位
置から上昇させ、加熱プレート33の温度が200℃で
半導体ウエハ支持ピン32aの上昇速度を1cm/mi
n程度の一定速度とした場合、半導体ウエハ31の昇温
速度は、加熱プレート33からの放射伝熱係数、対流に
よる熱伝達係数及び半導体ウエハ31と加熱プレート3
3との温度勾配等によって決まり、加熱プレート33へ
接近する程大きくなるが、9分後の加熱プレート33と
の間隔が1cmの位置では、半導体ウエハ31は概ね8
0℃程にまで加熱され、例えば、塗布されたレジストの
溶剤の除去を行う。
【0036】半導体ウエハ31が200℃の加熱プレー
ト33へ一定の接近速度で接近する場合について説明し
たが、接近速度及び加熱プレート33の設定温度を任意
に設定することにより、所望の半導体ウエハ加熱速度を
得ることができる。速度を任意に設定することにより、
所望の半導体ウエハ加熱速度を得ることができ、加熱に
伴う熱応力や雰囲気の悪化を最小限度に抑えることがで
きる。半導体ウエハ支持ピン32aは加熱プレート33
からの熱的影響を受けないように、加熱プレート33か
ら離れて独立して設けられており、半導体ウエハ支持ピ
ン温度調整装置39により、所望の温度に保たれてい
る。そのため、半導体ウエハ31が加熱された半導体ウ
エハ支持ピン32aに接触するようなことがなく、半導
体ウエハ31の局所的昇温を防ぐことができる。
【0037】このように、半導体ウエハ31の搬送系と
の受け渡しを、所望の温度に保持するようにした半導体
ウエハ支持ピン32aによって行い、この半導体ウエハ
支持ピン32aを上昇させることによって、対向した加
熱プレート33または冷却プレートと半導体ウエハ31
を接近または接触させ、半導体ウエハ31を加熱・冷却
するようにしているため、半導体ウエハ支持ピン32a
が、局所的に加熱・冷却されることがなく、その半導体
ウエハ支持ピン32aの半導体ウエハ31への接触に伴
う、半導体ウエハ31の局所的加熱・冷却を防ぐことが
できる。
【0038】更に、加熱プレート33が下向きに半導体
ウエハ支持ピン32aに対向して設けられているため、
半導体ウエハ搬送系等により加熱プレート33が汚染さ
れるのを防ぐことができ、清浄な雰囲気下で加熱処理を
施すことができる。本実施例では半導体ウエハを加熱す
る場合について説明したが、冷却する場合についても同
様に適用できることは明白である。
【0039】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。図6は本発明の第4の実施例を示す半導体ウエハ
の熱処理装置の概略構成図である。図6に示すように、
41は半導体ウエハ、42は半導体ウエハを持ち上げる
半導体ウエハ支持ピン42aを有する昇降装置、43は
半導体ウエハ支持ピン42aに対向して下向きに設置さ
れた加熱プレート、44は昇降装置42の駆動モータ、
45は駆動モータ制御装置、46は保温カバー、47は
不活性ガス導入口、48は排気口である。
【0040】この実施例では、更に、半導体ウエハ支持
ピン42aの回転装置(回転機構)49が設けられてお
り、半導体ウエハ支持ピン42aを、半導体ウエハ41
の中心点を中心にして回転できるように構成されてい
る。すなわち、半導体ウエハ支持ピン42aを昇降させ
る場合には、駆動モータ44の駆動により、クラッチ4
4aを連結して昇降装置42が駆動される。この場合に
は、クラッチ44bは開放しておく。
【0041】一方、半導体ウエハ支持ピン42aの回転
時には、クラッチ44aを開放して、駆動モータ44の
駆動により、クラッチ44bを連結して、回転装置(回
転機構)49を駆動する。この回転装置(回転機構)4
9としては、例えば、ウォーム歯車やプーリにより、半
導体ウエハ支持ピン42aの共通軸を回転させる機構を
用いることができる。
【0042】したがって、回転装置(回転機構)49の
駆動により、半導体ウエハ支持ピン42aが回転し、半
導体ウエハ41を所望の回転数に回転させることができ
る。半導体ウエハ41を加熱する場合、半導体ウエハ4
1は半導体ウエハ搬送系(図示なし)によって、半導体
ウエハ41の表面を上向きにして半導体ウエハ支持ピン
42aの上に置かれ、その後、駆動モータ制御装置45
によって制御される駆動モータ44の駆動により、昇降
装置42の半導体ウエハ支持ピン42aは上昇し、これ
に伴い半導体ウエハ41も上昇し、半導体ウエハ41は
加熱プレート43に接近することによって、表面から加
熱されることになる。
【0043】ここで、半導体ウエハ支持ピン42aの上
昇動作は、モータ駆動であり、所望の温度に設定保持さ
れている加熱プレート43への半導体ウエハ41の接近
速度を任意に設定することができ、接近に伴う半導体ウ
エハ41の加熱速度を任意に設定することができる。例
えば、レジスト塗布後の室温の半導体ウエハ41を、加
熱プレート43との間隔が10cmの位置から上昇さ
せ、加熱プレート43の温度が200℃で半導体ウエハ
支持ピン42aの上昇速度を1cm/min程度の一定
速度とした場合、半導体ウエハ41の昇温速度は、加熱
プレート43からの放射伝熱係数、対流による熱伝達係
数及び半導体ウエハ41と加熱プレート43との温度勾
配等によって決まり、加熱プレート43へ接近する程大
きくなるが、9分後の加熱プレート43との間隔が1c
mの位置では、半導体ウエハは概ね80℃程にまで加熱
される。
【0044】ここでは、半導体ウエハ41が200℃の
加熱プレート43へ一定の接近速度で接近する場合につ
いて説明したが、接近速度及び加熱プレート43の設定
温度を任意に設定することにより、所望の半導体ウエハ
41の加熱速度を得ることができる。ここで半導体ウエ
ハ支持ピン42aが上昇し、半導体ウエハ41が加熱プ
レート43へ接近している間、あるいは所望の位置で半
導体ウエハ41を保持している間、半導体ウエハ41は
回転装置49によって自転回転させられる。回転速度
は、熱処理条件及び加熱プレート43の面内温度均一性
等によって決まるが、20〜30rpm程度で十分であ
り、回転をしながら熱処理されることによって、半導体
ウエハ41は加熱プレート43の面内温度均一性の悪影
響を受けず、半導体ウエハ41の面内で均一に熱処理さ
れることになる。半導体ウエハ41の大口径化に伴っ
て、高精度な大型加熱プレートの製造が困難となってき
ているが、本発明により、大口径ウエハに対しても高精
度な熱処理を施すことが可能となる。
【0045】このように、半導体ウエハ支持ピンを熱処
理プレートから分離させて設け、半導体ウエハ支持ピン
に回転装置(回転機構)を取り付けるようにしたので、
半導体ウエハを回転させながら熱処理することが可能と
なり、大口径半導体ウエハに対しても、熱処理プレート
の面内温度均一性に左右されることなく、半導体ウエハ
面内で均一に熱処理することが可能となる。
【0046】なお、この実施例では、半導体ウエハを加
熱する場合について説明したが、冷却する場合について
も同様に適用できることは明白である。次に、本発明の
第5の実施例について説明する。図7は本発明の第5の
実施例を示す半導体ウエハの熱処理装置の概略構成図で
ある。
【0047】図7に示すように、51は半導体ウエハ、
52は半導体ウエハを持ち上げる半導体ウエハ支持ピン
52aを有する昇降装置、53は半導体ウエハ支持ピン
に対向して下向きに設置された加熱プレート、54は昇
降装置52の駆動モータ、55は駆動モータ制御装置、
56は保温カバー、57は不活性ガス導入口、58は排
気口、59は熱電対であり、この熱電対59は半導体ウ
エハ51の温度を計測することができる。
【0048】そこで、半導体ウエハ51を加熱する場
合、半導体ウエハ51は半導体ウエハ搬送系(図示な
し)によって、半導体ウエハ51の表面を上向きにし
て、半導体ウエハ支持ピン52a上に置かれ、その後、
駆動モータ制御装置55によって制御された駆動モータ
54により駆動される昇降装置52の半導体ウエハ支持
ピン52aによって上昇させられ、半導体ウエハ51は
この上昇に伴い加熱プレート53に接近することによっ
て、表面から加熱されることになる。ここで、半導体ウ
エハ支持ピン52aの上昇動作はモータ駆動であり、所
望の温度に設定保持されている加熱プレート53への半
導体ウエハ51の接近速度を任意に設定することがで
き、接近に伴う半導体ウエハ51の加熱速度を任意に設
定することができる。
【0049】例えば、レジスト塗布後の室温の半導体ウ
エハ51を加熱プレート53との間隔が10cmの位置
から上昇させ、加熱プレート53の温度が200℃で半
導体ウエハ支持ピン52aの上昇速度を1cm/min
程度の一定速度とした場合、半導体ウエハ51の昇温速
度は、加熱プレート53からの放射伝熱係数、対流によ
る熱伝達係数及び半導体ウエハ51と加熱プレート53
との温度勾配等によって決まり、加熱プレート53へ接
近する程大きくなるが、9分後の加熱プレート53との
間隔が1cmの位置では、半導体ウエハ51は概ね80
℃程にまで加熱される。
【0050】ここでは、半導体ウエハ51が200℃の
加熱プレート53へ一定の接近速度で接近する場合につ
いて説明したが、接近速度及び加熱プレート53の設定
温度を任意に設定することにより、所望の半導体ウエハ
加熱速度を得ることができる。ここで、半導体ウエハ5
1が、半導体ウエハ支持ピン52aによって支持されて
いる間、つまり、半導体ウエハ支持ピン52aが上昇
し、半導体ウエハ51が加熱プレート53へ接近してい
る間、あるいは所望の位置で半導体ウエハ51を保持し
ている間、この半導体ウエハ支持ピン52aの先端に取
り付けられた熱電対59が、半導体ウエハ51の裏面に
接触することになり、半導体ウエハ51の温度変化を裏
面から計測できることになる。半導体ウエハ支持ピン5
2a先端に取り付ける熱電対59としては、安価で感度
のよい銅コンスタンタン熱電対が好適であり、半導体ウ
エハ51が熱処理される際に、半導体ウエハ51の温度
を直に計測できるため、高精度な熱処理が可能となる。
また、半導体ウエハ支持ピン52aを複数設け、その全
てに熱電対59を設け、半導体ウエハ51の面内温度分
布を計測することにより、半導体ウエハ51の熱処理の
際の熱処理面内均一性をモニタすることも可能となる。
【0051】このように、半導体ウエハ支持ピンの先端
に、半導体ウエハ温度計測用の熱電対を備えるようにし
たので、半導体ウエハ支持ピンによる半導体ウエハ移動
中及び保持加熱中の半導体ウエハ温度の変化を、直に高
精度で計測することが可能となり、半導体ウエハ熱処理
を高精度に行うことが可能となる。なお、この実施例で
は半導体ウエハを加熱する場合について説明したが、冷
却する場合についても同様に適用できることは明白であ
る。
【0052】次に、本発明の第6の実施例について説明
する。図8は本発明の第6の実施例を示す半導体ウエハ
の熱処理装置の概略構成図である。図8に示すように、
61は半導体ウエハを加熱する加熱プレート、62は半
導体ウエハ、63は加熱プレート61を貫通して半導体
ウエハ62を持ち上げるウエハ支持ピン63aを有する
昇降装置、64はこの昇降装置63の駆動モータ、65
はこの駆動モータ制御装置、66は加熱プレート61に
対向して設置された冷却プレート、67は保温カバー、
68は不活性ガス導入口、69は排気口である。
【0053】そこで、半導体ウエハ62を加熱してから
連続して冷却する場合、半導体ウエハ62は半導体ウエ
ハ搬送系(図示なし)によって、半導体ウエハ支持ピン
63aの上に置き、半導体ウエハ支持ピン63aを有す
る昇降装置63を駆動する駆動モータ64を動作させる
ことにより、半導体ウエハ支持ピン63aを下降させる
ことにより半導体ウエハ62を下降させ、半導体ウエハ
62を加熱プレート61に近づけることによって、半導
体ウエハ62を裏面から加熱させることができる。
【0054】ここで、半導体ウエハ支持ピン63aの下
降はモータ駆動であり、所望の温度に設定保持されてい
る加熱プレート61への半導体ウエハ62の接近速度を
任意に設定することができ、接近に伴う半導体ウエハ6
2の加熱速度を任意に設定することができる。加熱プレ
ート61での加熱終了後、半導体ウエハ支持ピン63a
は所望の速度で上昇し、半導体ウエハ62は加熱プレー
ト61から離れ、加熱が終了することになる。
【0055】その後、半導体ウエハ支持ピン63aは、
そのまま半導体ウエハ62を持ち上げることによって、
冷却プレート66へ半導体ウエハ62を所望の速度で接
近させることによって、半導体ウエハ62を表面から所
望の速度で冷却させることができる。冷却プレート66
で所望の時間冷却後、半導体ウエハ支持ピン63aは、
加熱プレート61と冷却プレート66の中間位置である
半導体ウエハ搬出入位置に半導体ウエハ62を移動さ
せ、その後、半導体ウエハ搬送系が半導体ウエハ62を
搬出する。加熱プレート61と冷却プレート66が対向
して設置されているため、半導体ウエハ搬送系を介する
ことなく、加熱と冷却の連続処理を高精度で行うことが
できる。
【0056】例えば、半導体ウエハ62表面にレジスト
を塗布する前に、上記した加熱プレート61により、半
導体ウエハ62を200〜250℃で数分加熱して、半
導体ウエハ62の表面の水分等を除去する。その後、半
導体ウエハ62を、冷却プレート66により、常温まで
冷却して、レジストの塗布を行う場合等に用いることが
できる。
【0057】このように、加熱プレートと冷却プレート
との2枚の熱処理プレートを対向させて設け、半導体ウ
エハ支持ピンの上昇下降のみの移動によって熱処理プレ
ート間の移動を行うようにしているため、半導体ウエハ
加熱と半導体ウエハ冷却のような異なる2種類の熱処理
を高精度に連続処理することができる。したがって、半
導体ウエハ搬送系による半導体ウエハの移動等による半
導体ウエハの自然昇温または自然冷却がなくなり、半導
体ウエハの昇温速度及び冷却速度を高精度に制御するこ
とができ、半導体ウエハの処理速度の向上及び信頼性の
向上を図ることができる。
【0058】なお、この実施例では、加熱プレートと冷
却プレートが対向する場合について説明したが、加熱プ
レート同士が対向する場合、及び冷却プレート同士が対
向するような場合についても、同様に適用できることは
明白である。なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0059】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。半導
体ウエハ支持ピンを長くして、かつその半導体ウエハ支
持ピンの昇降を駆動モータにより、高精度に制御できる
ようにしたので、半導体ウエハを加熱プレートまたは冷
却プレートに、接近または離間させて加熱・冷却する際
に、加熱プレートまたは冷却プレートに、所望の任意な
昇降速度で接近または離間させることが可能となり、所
望の任意な加熱・冷却速度で半導体ウエハを加熱・冷却
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す半導体ウエハの熱
処理装置の概略構成図である。
【図2】従来の半導体ウエハの熱処理装置の加熱プレー
ト部の概略構成図である。
【図3】従来の半導体ウエハの熱処理装置の加熱プレー
ト、冷却プレート及び搬送系から構成された半導体ウエ
ハの熱処理システムの上方からの概略投影図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す半導体ウエハの熱
処理装置の概略構成図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す半導体ウエハの熱
処理装置の概略構成図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示す半導体ウエハの熱
処理装置の概略構成図である。
【図7】本発明の第5の実施例を示す半導体ウエハの熱
処理装置の概略構成図である。
【図8】本発明の第6の実施例を示す半導体ウエハの熱
処理装置の概略構成図である。
【符号の説明】
11,21,33,43,53,61 加熱プレート 12,22,31,41,51,62 半導体ウエハ
(半導体基板) 13,23,32,42,52,63 昇降装置 13a,23a,32a,42a,52a,63a
半導体ウエハ支持ピン 14,24,34,44,54,64 駆動モータ 15,25,35,45,55,65 駆動モータ制
御装置 16,26,36,46,56,67 保温カバー 17,27,37,47,57,68 不活性ガス導
入口 18,28,38,48,58,69 排気口 39 半導体ウエハ支持ピン温度調整装置 44a,44b クラッチ 49 回転装置 59 熱電対 66 冷却プレート

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板を加熱または冷却する熱処理
    方法において、(a)半導体基板を長尺状の半導体基板
    支持ピンに載置する工程と、(b)前記半導体基板支持
    ピンを昇降させて加熱または冷却プレート部に接近又は
    離間させ、前記半導体基板支持ピンの昇降速度を調整す
    ることにより、前記半導体基板の加熱または冷却温度を
    制御可能にすることを特徴とする半導体基板の熱処理方
    法。
  2. 【請求項2】 前記加熱または冷却プレート部に上下駆
    動制御可能な前記半導体基板支持ピンを設け、該半導体
    基板支持ピンを上下に移動させることにより半導体基板
    を所望の異なる位置で保持させることによって、前記半
    導体基板を所望の異なる温度で加熱または冷却させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体基板の熱処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記半導体基板支持ピンの温度を調整す
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体基板の熱処理
    方法。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板支持ピンを前記半導体基
    板の中心点を中心にして回転可能にしたことを特徴とす
    る請求項1記載の半導体基板の熱処理方法。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板支持ピンの先端に熱電対
    を設けることにより、前記半導体基板支持ピンの移動中
    及び前記加熱または冷却プレートでの熱処理中に半導体
    基板の温度計測を可能にしたことを特徴とする請求項1
    記載の半導体基板の熱処理方法。
  6. 【請求項6】 前記加熱プレートと冷却プレートとを対
    向して配置し、該両プレート間に前記半導体基板支持ピ
    ンを設け、該半導体基板支持ピンを上下に移動させるこ
    とにより半導体基板の加熱と冷却を連続で行うようにし
    たことを特徴とする半導体基板の熱処理方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板を加熱または冷却する熱処理
    装置において、(a)半導体基板を載置する長尺状の半
    導体基板支持ピンと、(b)該半導体基板支持ピンを昇
    降する昇降装置と、(c)該昇降装置を駆動する駆動モ
    ータと、(d)該駆動モータを制御する制御装置とを具
    備することを特徴とする半導体基板の熱処理装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体基板支持ピンの温度を調整す
    る温度調整装置を具備する請求項7記載の半導体基板の
    熱処理装置。
  9. 【請求項9】 前記半導体基板支持ピンを前記半導体基
    板の中心点を中心にして回転させる回転装置を具備する
    請求項7記載の半導体基板の熱処理装置。
  10. 【請求項10】 前記半導体基板支持ピンの先端に熱電
    対を具備する請求項7記載の半導体基板の熱処理装置。
  11. 【請求項11】 半導体基板を加熱または冷却する熱処
    理装置において、(a)半導体基板を載置する長尺状の
    半導体基板支持ピンと、(b)該半導体基板を挟んで上
    下に配置される加熱プレートと冷却プレートと、(c)
    前記半導体基板支持ピンの昇降を行う昇降装置と、
    (d)該昇降装置を駆動する駆動モータと、(e)該駆
    動モータを制御する制御装置とを備え、(f)前記半導
    体基板の昇降により加熱と冷却を連続で行うことを特徴
    とする半導体基板の熱処理装置。
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