JPH072469B2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

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JPH072469B2
JPH072469B2 JP60091593A JP9159385A JPH072469B2 JP H072469 B2 JPH072469 B2 JP H072469B2 JP 60091593 A JP60091593 A JP 60091593A JP 9159385 A JP9159385 A JP 9159385A JP H072469 B2 JPH072469 B2 JP H072469B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車の前部車体構造に関し、より詳しくは
エンジンルーム後壁を構成するダッシュパネル部分の構
造に関するものである。
(従来技術) 車室の前方にエンジンルームが構成される自動車におい
ては、エンジンルームと車室とがダッシュパネルにより
仕切られて、このダッシュパネルがエンジンルーム後壁
を構成することになる。
このようなダッシュパネルの上部には、フロントウイン
ドガラスが取付けられるが、このため従来は、ダッシュ
パネルの上部前面あるいは後面に、車幅方向全長に渡っ
てほぼ一直線状に伸びる閉断面状のカウル構造を構成
し、このカウル構造の上にフロントウインドガラスの下
端縁部を装着するようにしていた。
ところで、フロントウインドガラスは、全体的に、車幅
方向中央部が最も前方へ位置して、この中央部から左右
両側部へ向けて徐々に後方に向かうように湾曲されて、
すなわち前方へ向けて凸となるようなほぼ円弧状とされ
ている。このため、前述したカウル構造は、必然的に、
このフロントウインドガラスの湾曲に応じて、少なくと
も上記車幅方向中央部と左右両側端部との前後方向位置
の差分に応じた前後長を有するものとされていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来のようなものにあっては、フロ
ントウインドガラス取付用のカウル構造が、前後方向に
かなり長いものとなっていたため、エンジンルームおよ
び車室のスペースがかなり犠牲になり、この点において
の改善が望まれることになる。すなわち、上記カウル構
造のうち、左右両側部における前方部分の大半はフロン
トウインドガラス装着のためには不用な部分であって、
この不用部分がエンジンルームスペースを狭めるものと
なる。また、上記カウル構造のうち、車幅方向中央部に
おける後方部分の大半はフロントウインドガラス装着の
ためには不用な部分であって、この不用な部分が車室を
狭めるものとなる。
したがって、本発明は、上述のような事情を勘案して、
エンジンルームおよび車室のスペースを極力狭めること
なく、前方に凸となるフロントウインドガラスをダッシ
ュパネル上部に装着し得るようにした自動車の前部車体
構造を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段、作用) 前述の目的を達成するために本考案にあっては、 エンジンルーム後壁を構成するダッシュパネルが、ロア
パネルと、該ロアパネルの上端部に接合されるアッパパ
ネルとからなり、 前記ロアパネルと前記アッパパネルとの接合部が車幅方
向に略直線状に延び、 前記アッパパネルは、車幅方向中央部では、該アッパパ
ネルの上端部が前記接合部よりも車体前方側に位置する
ようにして車体前方へ傾斜されると共に、左右両側部で
は、該アッパパネルの上端部が前記接合部よりも車体後
方側に位置するようにして車体後方へ傾斜されて、該ア
ッパパネルの上端部は、上方から見たときに車体前方に
凸となるように滑らかに湾曲され、 前記アッパパネルの上端部にフロントウインドガラスの
下端部が接合されている、 ことを特徴とする自動車の前部車体構造とした構成とし
てある。
上述の構成により、ロアパネルとアッパパネルとの接合
部を基準として、アッパパネルそのものが、フロントウ
インドガラスの湾曲形状に応じて湾曲されるため、前後
方向に大きなカウル構造を形成することなく、アッパパ
ネルの上端部に当該フロントウインドガラス(の下端
部)を装着することが可能になる。
その一方、上述のアッパパネルの湾曲を得るための車体
前方および車体後方への傾斜の組合せによって全体的に
車体剛性を確保できることになる。
このため、従来の車体剛性を確保しつつ、上記アッパパ
ネルの湾曲形状に基づき、エンジンルーム側においては
左右両側部のスペースを、また車室側においては車幅方
向中央部のスペースをそれぞれ効果的に広げることがで
きることになる。
(実施例) 以下本発明の実施例を添付した図面に基づいて説明す
る。
第1図において、1はダッシュパネルで、このダッシュ
パネル1を境として、前方がエンジンルームAとされ、
後方が車室Bとされる。
上記ダッシュパネル1の左右側端部からは、それぞれ左
右一対のホイールエプロン2が前方へ延設され、このホ
イールエプロン2の前端部にはラジエタシュラウド3が
位置されている。これによりダッシュパネル1と左右一
対のホイールエプロン2とラジエタシュラウド3とによ
り、前記エンジンルームAが構成されている。
前記ホイールエプロン2には、エンジンルームA側に膨
出するホイールアーチ部4が形成され、このホイールア
ーチ部4の直下方において、ホイールエプロン2にはフ
ロントフレーム5が接合されている。そして、ホイール
アーチ部4とこのホイールアーチ部4上方のホイールエ
プロン2に渡っては、サスペンションタワー部6が接合
されている。
前記ホイールエプロン2の後方およびダッシュパネル1
の側方には、第3図にも示すように、上下方向に伸び
て、インナパネル7Aとアウタパネル7Bとにより閉断面を
構成するフロントピラー(フロントピラーロアでヒンジ
ピラーとも呼ばれる)7が配置されている。そして、こ
のフロントピラー7に対して、上記ホイールエプロン2
の後端およびダッシュパネル1の側端が、例えば第3図
に示すようにして接合(溶接接合)されており、この接
合箇所を同図一点鎖線で示してある。
前記ダッシュパネル1は、実施例では、アッパパネル8
とロアパネル9とから構成されている。この両パネル8
と9との分割ラインは、ほぼ水平方向に伸びて、アッパ
パネル8の下端縁部8aの高さ位置が、図示を略すエンジ
ン(エンジン本体)よりも若干高い位置とされている
(このエンジン高さ位置を第4図Eで示し、サスペンシ
ョンタワー部6とほぼ同一の高さ位置となる)。そし
て、第2図にも示すように、アッパパネル8の下端縁部
8aの後面に、ロアパネル9の上端縁部9aを重ね合せた状
態で、該両縁部8aと9aとが接合されている。
上記ロアパネル9は、全体的に平板状のままとして構成
されている一方、アッパパネル8は、所定形状となるよ
うに湾曲されている。すなわち、アッパパネル8の車幅
方向中央部は、第1図矢印Xで示すように前方へ傾斜さ
れ、またアッパパネル8の左右両側部は第1図矢印Yで
示すように後方へ傾斜されている。これにより、アッパ
パネル8の上端縁部8bの形状は、上方から見た場合に、
フロントウインドガラス10(第4図参照、第1図では図
示略)の下端縁部の湾曲形状と合致して、前方へ向けて
凸となるようなほぼ円弧状として構成されている。
上記アッパパネル8の後面、すなわち車室B側の面に
は、第2図、第4図にも示すように、補強部材11が接合
されている。この補強部材11は、断面略コ字状とされ
て、アッパパネル8の車幅方向全長に渡って伸び、該ア
ッパパネル8と協働して閉断面を構成している。勿論、
補強部材11のアッパパネル8に対する接合面は、アッパ
パネル8の前述した湾曲形状に合せて湾曲されているも
のであり、このような補強部材11を設けることにより、
アッパパネル8の剛性が向上されて、アッパパネル8が
前述した所定の湾曲形状を強固に維持し得るようになっ
ている。そして、補強部材11内には、第2図、第4図、
第5図に示すように、車幅方向に間隔をあけて複数個の
節部材12が配設、接合されており、このような節部材12
によって、補強部材11による補強作用がより向上され
る。
なお、このような補強部材11は、アッパパネル8の補強
のみを考慮すればよいので、この補強部材11により構成
される閉断面の前後長さは、従来のフロントウインドガ
ラス取付用のカウル構造に比してはるかに小さいもので
ある。また、実施例のように、この補強部材11をアッパ
パネル8の下部分、すなわち傾斜X、Yに伴って形成さ
れる湾曲の度合が比較的に小さい部位に接合しておけ
ば、その形成も容易である。
前記補強部材11は、アッパパネル8のほぼ下半分部分に
位置されていて、この補強部材11の上方に位置するアッ
パパネル8の上端縁部8bは、若干後方へ屈曲されてい
る。そして、補強部材11上には、第2図、第4図に示す
ように、車幅方向に間隔をあけて複数個のボックス状の
補強部材13が着座、配設されている。この補強部材13
は、補強部材11およびアッパパネル8に接合されて、上
記後方へ屈曲されたアッパパネル8の上端縁部8b内にき
っちりと嵌合され、これにより、当該上端縁部8bが、補
強部材13を介して補強部材11にしっかりと支持されて、
前述した所定の湾曲形状を強固に支持し得るようにされ
ている。
前記アッパパネル8の上端縁部8b上には、ブラケット14
が固定されている(第4図参照、第1図では図示略)。
このブラケット14は、アッパパネル8より前方側へ伸び
ると共に、車幅方向ほぼ全長に渡って伸び、このブラケ
ット14の後端部すなわちアッパパネル8の上端縁部8b直
上部位置において、ブラケット14に接合された補助ブラ
ケット15をも利用して、フロントウインドガラス10(の
下端縁部10a)が取付け、支持されている。
勿論、上記両ブラケット14、15も、アッパパネル8上端
縁部8bの湾曲形状に沿うような形状とされているもので
あり、そのブラケット14の前端部は、レインレール部16
が形成される一方、その前端が、エンジンルームAの上
方を覆うボンネット17のシール部18を構成している。な
お、このブラケット14には、図示を略すがレインレール
部16よりも後方位置でかつ車幅方向所定位置において、
ワイパアーム(のピボット軸)が取付けられるものであ
る。
前述した補強部材11内に設けた複数個の節部材12のう
ち、車幅方向中央部分に位置する2つの節部材12によっ
て仕切られる当該補強部材11内の空間Cは、第4図、第
5図に示すように、車室Bへの外気等入用のダクトを構
成している。すなわち、アッパパネル8には、この空間
Cに開口する入口19が形成されると共に、補強部材11の
底壁にはこの空間Cに開口する出口20が形成されてい
る。そして、上記入口19が、前記ブラケット14に形成し
た外気導入口21に対してダクト22によって接続されてい
る。これにより外気導入口21からダクト22を介して空間
C内に導入された外気は、出口20によりこれに接続され
たダクト23より流出して、空調装置を介してあるいは直
接に車室Bに導入されるようになっている。
なお、第1図中24はホイールレインフォースメント、25
は補強部材であり、この補強部材25は、ホイールエプロ
ン2がサスペンションタワー部6よりもかなり高くなっ
ている関係上、この高くなった部分の補強を行うための
ものである。
以上実施例では、ダッシュパネル1をアッパパネル8と
ロアパネル9との上下2分別構成とした場合を示した
が、一枚板で構成することもできる。また、節部材12
は、空間Cを画成するものを除いて軽量化等のため適宜
孔あけされたものでもよく、またボックス状のものであ
ってもよい。
(発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、従来の車
体剛性を確保しつつ、アッパパネルの湾曲形状に基づ
き、エンジンルーム側においては左右両側部のスペース
を、また車体側においては車幅方向中央部のスペースを
それぞれ効果的に広げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すもので、エンジンルー
ム側からの上方斜視図。 第2図はダッシュパネルの一側端部を車室側からみた上
方斜視図。 第3図はダッシュパネルとホイールエプロンとフロント
ピラーとの接合関係の一例を示す平面断面図。 第4図は車室への外気導入部分を示す側面断面図。 第5図は第4図のV−V線断面図。 A:エンジンルーム B:車室 X:前方傾斜 Y:後方傾斜 1:ダッシュパネル 8:アッパパネル 9:ロアパネル 10:フロントウインドガラス 10a:下端縁部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンルーム後壁を構成するダッシュパ
    ネルが、ロアパネルと、該ロアパネルの上端部に接合さ
    れるアッパパネルとからなり、 前記ロアパネルと前記アッパパネルとの接合部が車幅方
    向に略直線状に延び、 前記アッパパネルは、車幅方向中央部では、該アッパパ
    ネルの上端部が前記接合部よりも車体前方側に位置する
    ようにして車体前方へ傾斜されると共に、左右両側部で
    は、該アッパパネルの上端部が前記接合部よりも車体後
    方側に位置するようにして車体後方へ傾斜されて、該ア
    ッパパネルの上端部は、上方から見たときに車体前方に
    凸となるように滑らかに湾曲され、 前記アッパパネルの上端部にフロントウインドガラスの
    下端部が接合されている、 ことを特徴とする自動車の前部車体構造。
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