JP7342601B2 - 車両のカウルグリル構造 - Google Patents
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Description
製造工程を複雑すれば可能であるが、そのような構造をとったとしても、今度は屈曲部真横の側面部が側端における上方から荷重入力時の突っ張りとして作用し、側端の屈曲部の折れの妨げとなり、やはり、上方からの荷重入力時に充分な初期荷重の低減を図ることができないという問題点があった。
詳述すると、水平方向に延びる側面視で前方に向かって凸状に屈曲する屈曲形状断面となる屈曲部が形成されたカウルグリルの側端を側壁部との合い沿いから直線形状にすると側壁部の影響を受け、上方からの荷重入力時における側端部の初期荷重が高くなる懸念がある。これに対し、該屈曲部は、前記カウルグリルの車幅方向の両側端まで形成されているため、上方からの荷重入力時に側壁部が支障することなく、屈曲部を起点とする変形によって荷重吸収が可能になり、側端部における初期荷重を低減することができる。
なお、側壁部は、カウルグリルに対して別体構成された他の部位と一体で構成されてもよいし、別体で構成されてもよい。
上記構成によれば、部品点数及び組付け工数を増加させることなく、カウルグリルの側端部における荷重吸収性能と水等の異物混入防止の両立を図ることができる。
上記構成によれば、側壁部における下端の形状安定性を向上することができる。したがって、カウルグリルの側端に形成された開口からの異物の混入をより防止することができる。
図面は車両のカウルグリル構造を示し、図1は当該カウルグリル構造を備えた前部車体構造の斜視図、図2はカウルグリル構造の車両右側部を示す正面図、図3(a)はカウルグリル構造の側面図、図3(b)はウェザーストリップを取り外した状態のカウルグリル構造の側面図を図示している。また、図4(a)はカウルグリル構造の後方斜視図、図4(b)はウェザーストリップを取り外したカウルグリル構造の後方斜視図、図5は図4(a)における要部拡大図を図示している。さらに、図6は図1のA-A線矢視断面図、図7は図2のB-B線矢視断面図、図8は図3(a)のC-C線矢視断面図である。なお、図5においてウェザーストリップ30を透過状態で図示している。
図1に示すように、前部車体構造は、エンジンルームEと車室とを車両前後方向に仕切るダッシュロアパネル1を設け、ダッシュロアパネル1の車幅方向中央下部には、フロントフロアパネル側のフロアトンネルと連続するトンネル部2が形成されている。
図6に示すように、上述のダッシュロアパネル1の上端には、上端から車両前方に延びる折曲げ部1aが一体形成されており、折曲げ部1a上には、側面視で略S字形状のダッシュアッパパネル16が取付けられている。
このカウルクロス18は、下壁部181と、下壁部181の前端から上方に延びる前側縦壁部182と、前側縦壁部182の上端から車両前方に延びる前側上面部183と、上述の下壁部181の後端から後上方向に延びる後側縦壁部184と、後側縦壁部184の上端から車両後方に延びる後側上面部185とを一体に折曲げ形成したものである。
このカウルクロスレイン19は、縦壁部191と、縦壁部191の上端から車両前方に延びる上面部192と、上述の縦壁部191の下端から車両後方に延びる下面部193とを一体に折曲げ形成したものである。カウルクロスレイン19の上面部192をカウルクロス18の前側上面部183にスポット溶接手段にて接合固定するとともに、カウルクロスレイン19の下面部193をカウルクロス18の下壁部181にスポット溶接手段にて接合固定している。これにより、カウルクロスレイン19とカウルクロス18との間には、車幅方向に延びるカウルクロス閉断面部20が形成されている。
このカウルグリル22は、カウルボックス21の上方を覆う上面部23と、上面部23の前端から下方に向けて延び下端が車体(カウルクロスレイン19参照)に取付けられる前面部24と、図3及び図4に示すようにカウルボックス21の側方を覆うとともに、上述の上面部23と一体的に形成された側面部27とを備えている。
車両右側の上面部23Rと、車両左側の上面部23Lとは、異なる構造に形成されている。
上述のカウルグリル22の前面部24は、左右略対称形状に構成されているため、以下、車両右側の構造について説明し、車両左側には同一符号を付す。
ここで、上述の取付け座241は、ボンネットの後端部に対するウェザーストリップ30を配置するための取付け座であって、取付け座241には車幅方向に延びるウェザーストリップ30が取付けられている。
また、上述のカウルグリル22は、前面部24の車幅方向における左右両端部から車両後方に延びる側面部27を有している(図3、図4参照)。
ウェザーストリップ30は、図4(b)に示すように、車幅方向に延びる筒状のストリップ本体31と、ストリップ本体31の両端に設けた型成形部32とで構成している。
このように構成されたストリップ本体31の両端には、ストリップ本体31から下方に突出するように型成形部32が一体構成されている。
このように構成された横リブ327は、縦リブ325,326の高さ方向中央付近を跨ぐ態様で車幅方向に延びており、縦リブ325,326と連結されている。
また、型成形部32の下壁部323は、前面部24の下端部に設けられた延出壁部249の上に載置されることとなる。
この発明のフロントウインドパネルはフロントウインドパネル15に対応し、以下同様に、
ダッシュパネルはダッシュロアパネル1に対応し、
カウルボックスはカウルボックス21に対応し、
カウルグリルはカウルグリル22に対応し、
前面部は前面部24に対応し、
屈曲部は屈曲部bに対応し、
側壁部は側壁部322に対応し、
カウルグリルの前面部の上面はカウルグリルの前面部の取付け座241に対応し、
ウェザーストリップはウェザーストリップ30に対応し、
型成形部は型成形部32に対応し、
下壁部は下壁部323に対応し、
縦リブは縦リブ325,326に対応し、
横リブは横リブ327に対応し、
延出壁部は延出壁部249に対応し、
側壁部の下端は側面部248の下端に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
また、側壁部322は、カウルグリル22に対して別体構成されたウェザーストリップ30に設けたが、ウェザーストリップ30とは異なる部材で構成してもよい。
15…フロントウインドパネル
21…カウルボックス
22…カウルグリル
24…前面部
30…ウェザーストリップ
32…型成形部
241…取付け座
249…延出壁部
322…側壁
323…下壁部
325,326…縦リブ
327…横リブ
b…屈曲部
Claims (7)
- フロントウインドパネルの下端部と、ボンネットの後端部と、ダッシュパネルの上端部との間にカウルボックスが配設され、
該カウルボックスの上部を形成するカウルグリルの前面部に、水平方向に延びる側面視で前方に向かって凸状に屈曲する屈曲形状断面の屈曲部が形成され、
該屈曲部は、前記カウルグリルの車幅方向の両側端まで形成され、
前記屈曲部の車幅方向の外側に側壁部が設けられ、
前記側壁部は、上下方向の剛性が前記前面部より低く設定された
車両のカウルグリル構造。 - 前記屈曲部を中間屈曲部とし、
前記前面部に、前記側面視で後方に向かって凸状に屈曲する屈曲形状断面の上部屈曲部と下部屈曲部とが形成され、
前記上部屈曲部、前記中間屈曲部及び前記下部屈曲部が上方から下方に向かってこの順で配置された
請求項1に記載の車両のカウルグリル構造。 - 前記カウルグリルの前面部の上面に、上記ボンネットの後端部に対するウェザーストリップが配置され、
該ウェザーストリップに、上記カウルグリルの両端部に配置される型成形部が一体形成されており、
該型成形部に、前記側壁部が形成された
請求項1又は請求項2に記載の車両のカウルグリル構造。 - 前記型成形部の下端に、後方に延びる下壁部が形成され、
該下壁部の車幅方向の内側端が前記側壁部の下端と連結された
請求項3に記載の車両のカウルグリル構造。 - 前記型成形部の後面側に、上端から前記下壁部まで上下方向に延びる縦リブが設けられ、
前記側壁部における上下方向の中間部と前記縦リブとを連結する横リブが設けられた
請求項4に記載の車両のカウルグリル構造。 - 前記型成形部の後面側のみに、上端から前記下壁部まで上下方向に延びる縦リブが設けられ、
前記側壁部における上下方向の中間部と前記縦リブとを連結する横リブが設けられた
請求項4に記載の車両のカウルグリル構造。 - 前記カウルグリルの前記前面部の側端に、下端から後方に延びる延出壁部が備えられ、
前記延出壁部に、前記型成形部の下端及び前記カウルグリルの側壁部の下端が取り付けられた
請求項3乃至6のうちいずれかに記載の車両のカウルグリル構造。
Priority Applications (1)
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JP2019189842A JP7342601B2 (ja) | 2019-10-17 | 2019-10-17 | 車両のカウルグリル構造 |
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Family Cites Families (1)
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JP5758233B2 (ja) * | 2011-08-31 | 2015-08-05 | マツダ株式会社 | 自動車の前部構造 |
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2019
- 2019-10-17 JP JP2019189842A patent/JP7342601B2/ja active Active
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