JPH07243856A - 固着用治具 - Google Patents

固着用治具

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Publication number
JPH07243856A
JPH07243856A JP6034761A JP3476194A JPH07243856A JP H07243856 A JPH07243856 A JP H07243856A JP 6034761 A JP6034761 A JP 6034761A JP 3476194 A JP3476194 A JP 3476194A JP H07243856 A JPH07243856 A JP H07243856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
triangular prism
elastic material
plate materials
plate
regular triangular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6034761A
Other languages
English (en)
Inventor
Michihiko Takenaka
道彦 竹中
Koji Okamoto
好司 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP6034761A priority Critical patent/JPH07243856A/ja
Publication of JPH07243856A publication Critical patent/JPH07243856A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】板材を確実に三角柱の側面の指定された位置に
固着させることにより、特性的に良好な電子部品を製造
できる固着用治具を提供する。 【構成】三角柱5の側面5a,5b,5cに板材6a,
6b,6cを固着するときに用いられる固着用治具10
であって、基板3を含み、該基板3の一方の主面には、
各々平行に三角柱保持部4がV字状の溝により形成さ
れ、該三角柱保持部4を形成する両斜面4a,4bに
は、弾性材8が取り付けられることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動ジャイロなどの電
子部品に使用される三角柱の振動体に、圧電素子等の板
材を接着材で固着するときに用いられる固着用治具に関
する。
【0002】
【従来の技術】図2(A)および図2(B)で示すよう
に、固着用治具1は正方形の金属板2からなり、金属板
2の内周面には断面凸状に正方形の基板3が形成され
る。基板3には、その一辺に平行に一端から他端に達す
るように、複数の三角柱保持部4が、60°の角度を有
するV字状の溝により形成される。三角柱保持部4に
は、図3に示すように、振動ジャイロなどの電子部品の
振動体として使用される正三角柱5が収納される。この
とき、正三角柱5の側面5a,5b,5cには、圧電セ
ラミックの両面に電極を形成した圧電素子からなる板材
6a,6b,6cが接着材7などで取り付けられてお
り、正三角柱5は、板材6b,6cを介して三角柱保持
部4内に保持される。
【0003】正三角柱5が三角柱保持部4に収納、保持
された状態から、基板3の一方主面に対向して設けられ
た押圧手段(図示せず)により板材6aを上方から加圧
することで、正三角柱5が三角柱保持部4を形成する斜
面4a,4bに圧接され、その反作用で板材6b,6c
も斜面4a,4bによって加圧される。加圧と同時に全
体を加熱することで、正三角柱5の側面5a,5b,5
cと板材6a,6b,6cの間の接着材7が軟化、圧延
され、その後、硬化する。硬化した接着材7によって、
板材6a,6b,6cは正三角柱5の側面5a,5b,
5cに強固に固着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の固着用治具1においては、加工精度のバラツキに
より、三角柱保持部4の斜面4a,4bの互いになす角
度が正確に60°でなかったり、正三角柱5の側面5
a,5b,5cの互いになす角度が正確に60°になっ
ていないことなどにより、三角柱保持部4の斜面4a,
4bと正三角柱5の側面5b,5cに取り付けられた板
材6b,6cが平行になっていない場合があった。
【0005】それにより、図4に示すように、正三角柱
5を加圧、加熱する際、板材6b,6cの一縁部9の付
近だけが三角柱保持部4の斜面4a,4bに圧接される
ことになる。つまり板材6b,6cは、その一縁部9の
付近に片寄って三角柱保持部4の斜面4a,4bから加
圧されることになり、板材6b,6cと正三角柱5の側
面5b,5cは十分に密接しないまま、接着材7が硬化
して固着されてしまう。
【0006】また、図5に示すように、板材6b,6c
は三角柱保持部4の斜面4b,4cと接する一縁部9付
近にのみ加圧、加熱されることにより、正三角柱5の側
面5b,5cに沿って上方に移動し、指定された位置か
らずれたまま、接着材7が硬化して固着されることもあ
った。
【0007】このように、正三角柱5の側面5b,5c
と板材6b,6cが十分に密着していないことや、板材
6b,6cが側面5b,5cの指定された位置からずれ
ることは、この正三角柱5が使用される電子部品の特性
不良へとつながった。
【0008】また、上述した場合以外にも、正三角柱5
の側面5b,5cの側面に板材6b,6cを固着した
際、はみ出した接着材が三角柱保持部4の斜面4a,4
bに付着して硬化し、斜面4a,4bが板材6b,6c
を加圧する妨げとなり、これにより、正三角柱5の側面
5b,5cと板材6b,6cが十分に密着していないこ
とや、板材6b,6cが側面5b,5cの指定された位
置からずれることの原因となった。
【0009】それゆえ、本発明の主たる目的は、板材を
確実に三角柱の側面の指定された位置に固着させること
により、特性的に良好な電子部品を製造できる固着用治
具を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、三角柱の側面に板材を固着す
るときに用いられる固着用治具であって、基板を含み、
該基板の一方の主面には、各々平行に三角柱保持部がV
字状の溝により形成され、該三角柱保持部を形成する両
斜面には、弾性材が取り付けられることを特徴とする。
【0011】そして、前記弾性材は、その厚みが、前記
三角柱の側面に固着される前記板材よりも薄く、前記三
角柱保持部を形成する両斜面から脱着できることを特徴
とする。
【0012】
【作用】上記の構成によれば、弾性材は、その表面が圧
縮、変形されることにより、常に三角柱の側面に固着さ
れる板材の一方主面全体を包囲し、均等な力で加圧す
る。
【0013】また、先に三角柱の側面に板材を固着する
際、はみ出した接着材が弾性材に付着しても、弾性材は
脱着可能であり、容易に交換することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明による固着用治具の実施例を図
面を用いて説明する。ここで、従来例と同一および同等
の部分については、同一番号を付して、その説明を省略
する。
【0015】図1に示すように、固着用治具10は、三
角柱保持部4に正三角柱5を収納、保持した状態で、正
三角柱5を上方から加圧、加熱することで、正三角柱5
の側面5a,5b、5cに板材6a,6b,6cに固着
するために使用される。この固着用治具10では、三角
柱保持部4を形成する斜面4a,4bの表面には、脱着
可能な弾性材8が取り付けられており、弾性材8の表面
は板材6b,6cが圧接されることによって圧縮され、
その反作用で板材6b,6cを加圧する。このとき、耐
熱弾性材8は、厚みが厚すぎると、その板材6b,6c
と接する部分の周辺が正三角柱5の側面5b、5cに接
してしまい、側面5b、5cも同時に加圧してしまうた
め、板材6b,6cよりも厚みが薄くなるように形成さ
れる。
【0016】そして、三角柱保持部4や正三角柱5の加
工精度のバラツキにより、斜面4a,4bと正三角柱5
の側面5b,5cに取り付けられた板材6b,6cとが
平行になっておらず、板材6b,6cの一縁部9の付近
だけが弾性材8に接する場合であっても、弾性材8の表
面は板材6b,6cに加圧されて圧縮変形することによ
り、板材6b,6cの一方主面全体を包囲し、均等な力
で加圧することになる。これにより、板材6b,6cを
正三角柱5の側面5b、5cの指定された位置に確実に
固着することができる。
【0017】なお、弾性材8は脱着可能であり、正三角
柱5の側面5b,5cの側面に板材6b,6cを固着す
る際、はみ出した接着材7が弾性材8に付着しても、容
易に交換することができ、付着した接着材7を除去する
手間が省かれる。また、弾性材8は、固着用治具10全
体を加熱するため、耐熱性を有するもので、板材6b,
6cの圧壊を防ぐ緩衝材としての作用を有するものであ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる固
着用治具によれば、常に弾性材が板材の一方主面全体を
包囲し、均等な力で加圧することにより、板材を三角柱
の側面の指定された位置に完全に固着することができ、
三角柱が使用される電子部品は良好な特性を得ることが
できる。
【0019】また、弾性材は接着材が付着しても、容易
に交換することができ、付着した接着材を除去する手間
が省かれ、作業性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による固着用治具に正三角柱を
圧接した状態を示す要部断面図である。
【図2】(A)は従来の固着用治具の平面図であり、
(B)はそのA−A断面図である。
【図3】従来の固着用治具に正三角柱を圧接した状態を
示す要部断面図である。
【図4】図3に示した固着用治具に正三角柱を圧接した
他の状態を示す要部断面図である。
【図5】図3に示した固着用治具に正三角柱を圧接した
さらに他の状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
3 基板 4 三角柱保持部 4a 斜面 4b 斜面 5 三角柱 5a 側面 5b 側面 5c 側面 6a 板材 6b 板材 6c 板材 8 弾性材 10 固着用治具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三角柱の側面に板材を固着するときに用い
    られる固着用治具であって、 基板を含み、該基板の一方の主面には、各々平行に三角
    柱保持部がV字状の溝により形成され、該三角柱保持部
    を形成する両斜面には、弾性材が取り付けられることを
    特徴とする固着用治具。
  2. 【請求項2】前記弾性材の厚みは、前記三角柱の側面に
    固着される前記板材よりも薄いことを特徴とする請求項
    1記載の固着用治具。
  3. 【請求項3】前記弾性材は、前記三角柱保持部を形成す
    る両斜面から脱着できることを特徴とする請求項2記載
    の固着用治具。
JP6034761A 1994-03-04 1994-03-04 固着用治具 Pending JPH07243856A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6034761A JPH07243856A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 固着用治具

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JP6034761A JPH07243856A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 固着用治具

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Publication Number Publication Date
JPH07243856A true JPH07243856A (ja) 1995-09-19

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ID=12423306

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6034761A Pending JPH07243856A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 固着用治具

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JP (1) JPH07243856A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022097440A1 (ja) * 2020-11-06 2022-05-12 株式会社デンソー 多軸慣性力センサの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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