JP2003304597A - 圧電振動板の製造方法および製造装置 - Google Patents

圧電振動板の製造方法および製造装置

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Masayuki Fujino
雅幸 藤野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接着剤を排除しやすい形状の加圧子を用いるこ
とで、接着剤の厚みを薄くし、圧電セラミック板と金属
板との導通信頼性を高めることができる圧電振動板の製
造方法および装置を提供する。 【解決手段】電極8aが設けられた圧電セラミック板8
を金属板6に対して接着することにより圧電振動板を製
造する方法であって、金属板6の表面に液状接着剤7を
塗布する工程と、液状接着剤7が塗布された金属板6の
上に圧電セラミック板8を載置する工程と、圧電セラミ
ック板8の背後を、凸面13を持つ弾性体よりなる加圧
子10で加圧することにより圧電セラミック板8を金属
板6に対して接着する工程とを含む。接着工程は、加圧
子10の凸面13の頂部が圧電セラミック板8の中央部
に接触した後、加圧子10を加圧することによって、圧
電セラミック板8の周辺部へと接触領域が拡がるように
凸面13を撓ませ、圧電セラミック板8と金属板6との
間に介在する液状接着剤7を圧電セラミック板8の周辺
部へ押し出すことによって、圧電セラミック板8の電極
8aと金属板6とをオーミックコンタクト状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電振動板の製造方
法および装置、特に圧電セラミック板を金属板に対して
接着する方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器、家電製品、携帯電話機
などにおいて、警報音や動作音を発生する圧電ブザーあ
るいは圧電受話器として、圧電音響部品が広く用いられ
ている。この種の圧電音響部品には、金属板の片面に圧
電セラミック板を貼り付けた圧電振動板が用いられてい
る。圧電振動板は、圧電セラミック板の両面に交番電圧
を印加することにより、圧電セラミック板が平面方向に
伸び縮みすることで全体が屈曲変形し、音を発生するも
のである。
【0003】圧電セラミック板と金属板とは接着剤で接
着固定されるが、圧電セラミック板に設けられた電極と
金属板は電気的に導通していなければならない。接着剤
としては、接着強度とコストとを考慮して絶縁性の接着
剤が使用される。そして、接着剤の膜厚が極めて薄く
(例えば10μm以下)なるよう加圧し、圧電セラミッ
ク板の電極と金属板とをオーミックコンタクト状態とす
ることで、両者を電気的に導通させてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図1は、圧電セラミッ
ク板と金属板とを加圧接着するための従来の製造装置を
示す。図において、1は真空吸引される真空室2と凸部
3とを持つ加圧装置であり、4は加圧装置1の凸部3に
取り付けられた加圧子である。加圧子4の下面は平坦面
であり、この下面には、凸部3に設けられた真空吸引穴
3aと通じるハンドリング用の真空吸引穴4aが設けら
れている。加圧ステージ9の上には金属板6が載置さ
れ、この金属板6の上に液状接着剤7が塗布されてい
る。液状接着剤7の上に加圧子4の真空吸引穴4aによ
って吸着された圧電セラミック板8が載置される。圧電
セラミック板8の金属板6との対向面には、予め電極8
aが形成されている。そして、圧電セラミック板8の背
後から加圧装置1で加圧することにより、圧電セラミッ
ク板8と金属板6とをオーミックコンタクト状態として
いる。
【0005】セラミック板8の割れや欠けを防止するた
め、加圧子4にはシリコーンゴムなどの弾性体が用いら
れる。しかし、従来の製造装置では、加圧子4の加圧力
がセラミック板8の外周部に集中して、接着剤7が閉じ
込められて接着剤7の厚みが厚くなってしまうという不
具合があった。図2は、加圧子4を加圧した時の圧力分
布を示す。実線で示す形状の加圧子4は、加圧すること
で二点鎖線で示すように変形する。この変形によって、
加圧子4の外周部の圧力が中央部の圧力より高くなり、
図2に示すような圧力分布となる。その結果、セラミッ
ク板8の電極8aと金属板6との電気的導通が不十分に
なり、圧電振動板としての特性に悪影響を及ぼすという
問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、接着剤を排除し
やすい形状の加圧子を用いることで、接着剤の厚みを薄
くかつ均一化し、圧電セラミック板と金属板との導通信
頼性を高めることができる圧電振動板の製造方法および
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、電極が設けられた圧電セラ
ミック板を金属板に対して接着することにより圧電振動
板を製造する方法において、上記金属板の表面に液状接
着剤を塗布する工程と、上記液状接着剤が塗布された金
属板の上に圧電セラミック板を載置する工程と、上記圧
電セラミック板の背後を、凸面を持つ弾性体よりなる加
圧子で加圧することにより圧電セラミック板を金属板に
対して接着する工程とを含み、上記接着工程は、上記加
圧子の凸面の頂部が上記圧電セラミック板の中央部に接
触した後、上記加圧子を加圧することによって、圧電セ
ラミック板の周辺部へと接触領域が拡がるように凸面を
撓ませ、圧電セラミック板と金属板との間に介在する液
状接着剤を圧電セラミック板の周辺部へ押し出すことに
よって、圧電セラミック板の電極と金属板とをオーミッ
クコンタクト状態とすることを特徴とする圧電振動板の
製造方法を提供する。
【0008】また、請求項3に係る発明は、電極が設け
られた圧電セラミック板を金属板に対して接着剤を介し
て接着することにより圧電振動板を製造する装置であっ
て、中央部に頂部を持ち、周辺部に到るに従い高さが低
くなる凸面を持つ弾性体よりなる加圧子を備え、上記金
属板の上に液状接着剤を間にして載置された圧電セラミ
ック板の背後を上記加圧子で加圧することにより、加圧
子の凸面の接触領域が圧電セラミック板の中央部から周
辺部へと拡がるように撓み、圧電セラミック板と金属板
との間に介在する液状接着剤を圧電セラミック板の周辺
部へ押し出すことによって、圧電セラミック板の電極と
金属板とをオーミックコンタクト状態とすることを特徴
とする圧電振動板の製造装置を提供する。
【0009】金属板の表面に液状接着剤を塗布した後、
金属板の上に圧電セラミック板を載置し、その背後を凸
面を持つ弾性体よりなる加圧子で加圧する。まず最初に
加圧子の凸面の頂部が圧電セラミック板の中央部に接触
し、加圧子を加圧することで、加圧子は凸面の頂部から
周辺部へと接触領域が拡がるように弾性変形する。この
とき、圧電セラミック板と金属板との間に介在する液状
接着剤は、中央部から周辺部へと押し出され、接着剤の
膜厚を極薄な厚みにできる。このように、加圧子の接触
面外周部で発生していた加圧力の集中が緩和され、接着
剤の排除が行いやすくなる。そのため、圧電セラミック
板の電極と金属板とをオーミックコンタクト状態とする
ことができ、圧電セラミック板と金属板との導通信頼性
を高めることができる。
【0010】接着剤としては絶縁性の接着剤が使用され
る。例えば、アクリル系,エポキシ系などの熱硬化性接
着剤や、UV硬化接着剤などが使用されるが、望ましく
は嫌気性接着剤を使用するのがよい。圧電セラミック板
と金属板との間に介在する接着剤は、加圧状態のまま硬
化させるのが望ましいが、熱硬化性接着剤やUV硬化樹
脂の場合、加圧力を保持したまま硬化処理を行うことが
難しい。これに対し、嫌気性接着剤の場合は、加圧と同
時に硬化するので、金属板と圧電セラミック板との間の
接着剤の膜厚を極薄状態としたまま硬化させることがで
きる。
【0011】請求項2,4のように、加圧子の凸面の頂
部に平面部が設けられ、この平面部に圧電セラミック板
を吸着するための真空吸引穴が設けられており、上記金
属板の上に圧電セラミック板を載置する工程は、上記加
圧子の真空吸引穴によって圧電セラミック板の背面を吸
着した状態で行うのがよい。すなわち、加圧子を圧電セ
ラミック板をハンドリングする手段として用いることに
より、圧電セラミック板を金属板に対して所定の位置に
正確に位置決めして接着することができる。
【0012】本発明の加圧子の凸面形状は、球面R、円
筒状R、円錐形状、角錐形状、V形状など如何なる形状
でもよい。なお、R面とは真円の円弧面である必要はな
く、2次曲線的な変形した円弧面を含むものである。円
形の圧電セラミック板を金属板に接着する場合には、球
面Rが望ましく、方形の圧電セラミック板を金属板に接
着する場合には、円筒状Rが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】図3,図4は本発明にかかる圧電
振動板の製造装置の第1実施例を示す。加圧子10を除
き、他の構成は図1と同様であるため、図1と同一部分
には同一符号を付して重複説明を省略する。加圧子10
はシリコーンゴムなどの弾性体で形成されており、加圧
装置1の円柱形凸部3に嵌合する嵌合部11と、圧電セ
ラミック板8を加圧する厚肉な加圧部12とを備えてい
る。図4に示すように、加圧部12の下面には球面R状
の凸面13が形成されており、凸面13の頂部には平面
部14が設けられ、この平面部14にハンドリング用の
真空吸引穴15が複数個設けられている。真空吸引穴1
5は、凸部3に設けられた真空吸引穴3aを介して真空
室2に接続され、さらに真空吸引装置へと接続されてい
る。この実施例の加圧子10は、円板状の圧電セラミッ
ク板8を接着するのに適したものであり、加圧部12お
よび平面部14が円形に形成され、凸面13は球面R状
に形成されている。
【0014】圧電セラミック板8を金属板6に接着する
工程は次の通りである。まず、金属板6の表面に液状接
着剤7を塗布する。液状接着剤7の塗布方法は、スクリ
ーン印刷、ディスペンス、転写などの公知の方法を用い
ることができる。塗布位置は、圧電セラミック板8の接
着領域全域でもよいし、圧電セラミック板8の接着位置
の中央部のみでもよい。次に、圧電セラミック板8の背
面中央部を、加圧子10の平面部14で吸着し、液状接
着剤7が塗布された金属板6の上に載置する。圧電セラ
ミック板8の下面には予め電極8aが設けられている。
次に、圧電セラミック板8の背後を、加圧子10で加圧
することにより圧電セラミック板8を金属板6に対して
接着する。このとき、まず加圧子10の凸面13の頂部
である平面部14が圧電セラミック板8の中央部を加圧
し、さらに加圧子10を加圧することによって、圧電セ
ラミック板8の周辺部へと接触領域が拡がるように凸面
13が撓む。そのため、圧電セラミック板8と金属板6
との間に介在する液状接着剤7は圧電セラミック板8の
中央部から周辺部へと押し出され、接着剤7の厚みが極
薄状態となるため、圧電セラミック板8の電極8aと金
属板6とをオーミックコンタクト状態とすることができ
る。オーミックコンタクトとは、電極8aの表面に存在
する微小な凹凸が薄い接着剤層7を介して金属板6と接
触することによって、電気的に導通状態となることをい
う。
【0015】接着剤7としてUV硬化型の嫌気性接着剤
を使用するのがよい。すなわち、嫌気性接着剤を使用し
た場合には、加圧子10で圧電セラミック板8を加圧す
ると同時に接着剤7が硬化するので、加圧子10の加圧
力を解除した後も、オーミックコンタクト状態が変化せ
ず、極めて簡単でかつ信頼性の高い接着方法を実現でき
るからである。なお、圧電セラミック板8の外周部に漏
れ出た接着剤7は硬化しないので、UVを照射すること
で簡単に硬化させることができる。
【0016】図5は、加圧子10の変形と圧力分布とを
示す。従来のように加圧子の加圧面が平面である場合に
は、図2に示すように、加圧子の変形に伴ってその外周
部に加圧力が集中し、圧力分布が一様でないという問題
があったが、本発明のように加圧子10の加圧面が凸面
13で構成されている場合には、加圧子10が変形して
も、その外周部の加圧力の集中を緩和でき、圧力分布を
ほぼ一様にすることができる。しかも、上述のように中
央部から外周部に向かって加圧力が付与されるので、接
着剤7の排除が円滑に行われ、高品質の接着構造を得る
ことができる。
【0017】図4において、加圧子10の硬度50°
(JIS−A)、加圧部の直径φ20mm、平面部の直
径φ10mm、加圧力10kg、凸面13の曲率半径1
25mmとした場合、圧電セラミック板8の電極8aと
金属板6との導通不良の発生率を1ppm以下とするこ
とができた。従来構造の加圧子(硬度50°、加圧径φ
20mm、加圧力10kg)を用いた場合には、導通不
良の発生率が10000ppmであった。つまり、本発
明では不良発生率を1/10000以下にすることがで
きた。また、従来の平坦状の加圧子を用いた場合、接着
剤の厚みが8〜15μm程度であったのに対し、本発明
にかかる凸面状の加圧子を用いた場合、接着剤の厚みを
8〜10μmとすることができた。すなわち、接着剤の
厚みを薄くできるだけでなく、厚みばらつきを小さくで
きたことにより、導通不良を大幅に低減できた。
【0018】図6は加圧子10の第2実施例を示す。こ
の実施例の加圧子10Aは、嵌合部11と、圧電セラミ
ック板8を加圧する厚肉な加圧部12とを備え、加圧部
12の下面には凸面13が形成されている。凸面13の
頂部には平面部14が設けられ、この平面部14にハン
ドリング用の真空吸引穴15が複数個設けられている。
この実施例の加圧子10Aは、方形の圧電セラミック板
8を接着するのに適したものであり、加圧部12および
平面部14が平面視方形状に形成され、凸面13は円筒
R状に形成されている。
【0019】図7〜図9はそれぞれ加圧子の第3〜第5
実施例を示す。第3実施例の加圧子10Bは円形の圧電
セラミック板8を接着するのに適したものであり、凸面
13の形状のみが第1実施例(図4参照)と異なる。す
なわち、凸面13は四角錐状に形成され、その頂部に四
角形状の平面部14が形成されている。第4実施例の加
圧子10Cも、円形の圧電セラミック板8を接着するの
に適したものであり、凸面13は三角錐状に形成され、
その頂部に三角形状の平面部14が形成されている。第
5実施例の加圧子10Dは、方形の圧電セラミック板8
を接着するのに適したものであり、凸面13が勾配をも
った平面に形成されている点を除き、第2実施例(図6
参照)と同様である。上記第3〜第5実施例の場合も、
第1実施例と同様な作用効果を有する。
【0020】上記実施例のほか円錐形状や角錐形状など
如何なる形状でもよい。また、上記実施例では、加圧子
の凸面の頂部に平面部を設け、この平面部に真空吸引穴
を設けた例を示したが、これは圧電セラミック板をハン
ドリングするためであり、ハンドリングする必要がない
場合は、平面部および真空吸引穴は必ずしも必要ではな
い。本発明は、金属板の片面に圧電セラミック板を接着
したユニモルフ型振動板に限るものではなく、金属板の
両面に圧電セラミック板を接着したバイモルフ型振動板
にも適用できる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項
1,3に係る発明によれば、金属板の表面に液状接着剤
を塗布した後、金属板の上に圧電セラミック板を載置
し、その背後を凸面を持つ弾性体よりなる加圧子で加圧
するようにしたので、加圧子の接触面外周部で発生して
いた加圧力の集中が緩和され、圧電セラミック板と金属
板との間に介在する液状接着剤は、中央部から周辺部へ
と押し出され、接着剤の膜厚を極薄な厚みにできる。そ
のため、圧電セラミック板の電極と金属板とをオーミッ
クコンタクト状態とすることができ、圧電セラミック板
と金属板との導通信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧電セラミック板と金属板とを加圧接着するた
めの従来の製造装置の断面図である。
【図2】従来の加圧子の変形と圧力分布とを示す図であ
る。
【図3】本発明にかかる製造装置の断面図である。
【図4】図3の製造装置に用いられる加圧子の正面図お
よび底面図である。
【図5】本発明にかかる加圧子の変形と圧力分布とを示
す図である。
【図6】加圧子の第2実施例の正面図および底面図であ
る。
【図7】加圧子の第3実施例の正面図および底面図であ
る。
【図8】加圧子の第4実施例の正面図および底面図であ
る。
【図9】加圧子の第5実施例の正面図および底面図であ
る。
【符号の説明】
6 金属板 7 接着剤 8 圧電セラミック板 10 加圧子 13 凸面 14 平面部 15 真空吸引穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極が設けられた圧電セラミック板を金属
    板に対して接着することにより圧電振動板を製造する方
    法において、 上記金属板の表面に液状接着剤を塗布する工程と、 上記液状接着剤が塗布された金属板の上に圧電セラミッ
    ク板を載置する工程と、 上記圧電セラミック板の背後を、凸面を持つ弾性体より
    なる加圧子で加圧することにより圧電セラミック板を金
    属板に対して接着する工程とを含み、 上記接着工程は、上記加圧子の凸面の頂部が上記圧電セ
    ラミック板の中央部に接触した後、上記加圧子を加圧す
    ることによって、圧電セラミック板の周辺部へと接触領
    域が拡がるように凸面を撓ませ、圧電セラミック板と金
    属板との間に介在する液状接着剤を圧電セラミック板の
    周辺部へ押し出すことによって、圧電セラミック板の電
    極と金属板とをオーミックコンタクト状態とすることを
    特徴とする圧電振動板の製造方法。
  2. 【請求項2】上記加圧子の凸面の頂部に平面部が設けら
    れ、この平面部に圧電セラミック板を吸着するための真
    空吸引穴が設けられており、 上記金属板の上に圧電セラミック板を載置する工程は、 上記加圧子の真空吸引穴によって圧電セラミック板の背
    面を吸着した状態で行うことを特徴とする請求項1に記
    載の圧電振動板の製造方法。
  3. 【請求項3】電極が設けられた圧電セラミック板を金属
    板に対して接着剤を介して接着することにより圧電振動
    板を製造する装置であって、 中央部に頂部を持ち、周辺部に到るに従い高さが低くな
    る凸面を持つ弾性体よりなる加圧子を備え、 上記金属板の上に液状接着剤を間にして載置された圧電
    セラミック板の背後を上記加圧子で加圧することによ
    り、加圧子の凸面の接触領域が圧電セラミック板の中央
    部から周辺部へと拡がるように撓み、圧電セラミック板
    と金属板との間に介在する液状接着剤を圧電セラミック
    板の周辺部へ押し出すことによって、圧電セラミック板
    の電極と金属板とをオーミックコンタクト状態とするこ
    とを特徴とする圧電振動板の製造装置。
  4. 【請求項4】上記加圧子の凸面の頂部に平面部が設けら
    れ、この平面部に圧電セラミック板を吸着するための真
    空吸引穴が設けられていることを特徴とする請求項3に
    記載の圧電振動板の製造装置。
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