JPH0724099Y2 - 使いすておむつ - Google Patents
使いすておむつInfo
- Publication number
- JPH0724099Y2 JPH0724099Y2 JP1989005465U JP546589U JPH0724099Y2 JP H0724099 Y2 JPH0724099 Y2 JP H0724099Y2 JP 1989005465 U JP1989005465 U JP 1989005465U JP 546589 U JP546589 U JP 546589U JP H0724099 Y2 JPH0724099 Y2 JP H0724099Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- liquid
- wall
- diaper
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は使いすておむつに関する。更に詳しくは股下部
からの排せつ物の漏れ出し防止構造に関して改良された
使いすておむつに関する。
からの排せつ物の漏れ出し防止構造に関して改良された
使いすておむつに関する。
周知の通り、使いすておむつはポリエステル、ボリプロ
ピレンあるいはレーヨン等の不織布からなる液透過性の
表面シートとポリエチレンなどのフイルムから成る液不
透過性の裏面シートとの間にはさんだ綿状パルプ、吸水
紙、高吸水性高分子物質などからなる吸収体を有し、股
下側縁部に弾性部材を付け、ギヤザーを設けたエラスチ
ツクパンツ型と称される使いすておむつが一般的であ
る。
ピレンあるいはレーヨン等の不織布からなる液透過性の
表面シートとポリエチレンなどのフイルムから成る液不
透過性の裏面シートとの間にはさんだ綿状パルプ、吸水
紙、高吸水性高分子物質などからなる吸収体を有し、股
下側縁部に弾性部材を付け、ギヤザーを設けたエラスチ
ツクパンツ型と称される使いすておむつが一般的であ
る。
上記のおむつでは、おむつ側縁部を弾性部材で脚回りに
圧接し排せつ物の漏れ出しを防止している。しかしなが
ら、漏れ出し防止効果を高めるためには、側縁部を脚回
りに強く圧接しなければならず、着用者の脚回りを強く
圧迫することになり、痛みを与えたり、むれによるおむ
つかぶれ、あるいはただれをおこしたりすることがあ
る。
圧接し排せつ物の漏れ出しを防止している。しかしなが
ら、漏れ出し防止効果を高めるためには、側縁部を脚回
りに強く圧接しなければならず、着用者の脚回りを強く
圧迫することになり、痛みを与えたり、むれによるおむ
つかぶれ、あるいはただれをおこしたりすることがあ
る。
これに対し、おむつ側縁部を圧接する方法に他の方法を
併用して排せつ物の漏れ出しを防止しようとする試みが
なされている。これには、おむつの側縁部を疎水化処理
したり、側縁部の表面シートと裏面シートの間にプラス
チツクフイルムを介在させたり、側縁部に高さのある弾
性体を配置する等の方法が提案されているが充分ではな
い。
併用して排せつ物の漏れ出しを防止しようとする試みが
なされている。これには、おむつの側縁部を疎水化処理
したり、側縁部の表面シートと裏面シートの間にプラス
チツクフイルムを介在させたり、側縁部に高さのある弾
性体を配置する等の方法が提案されているが充分ではな
い。
一般に使いすておむつは、排せつ液を吸収するために、
綿状パルプ、吸水紙、高吸水性高分子物質などからなる
吸収体を有しているが、吸収体の排せつ液を吸収する速
度は排せつ液が放出されたとたんにこれを吸収してしま
うほど速くはないので、四方に広がる様相を呈する。し
たがつて、特に着用者が脚を動かしたり、横向きに寝て
いる場合には、股下部から漏れ出しやすくなる。
綿状パルプ、吸水紙、高吸水性高分子物質などからなる
吸収体を有しているが、吸収体の排せつ液を吸収する速
度は排せつ液が放出されたとたんにこれを吸収してしま
うほど速くはないので、四方に広がる様相を呈する。し
たがつて、特に着用者が脚を動かしたり、横向きに寝て
いる場合には、股下部から漏れ出しやすくなる。
本考案の主たる目的は、おむつの長手方向側縁部に沿つ
て高吸水性高分子物質を含む吸水性のある防漏壁を配置
することによつて、放出された排せい液が吸収体に吸収
されずに横方向へ広がつた場合に、これを吸収すること
によつて漏れ出しを防止することができる使いすておむ
つを提供することにある。
て高吸水性高分子物質を含む吸水性のある防漏壁を配置
することによつて、放出された排せい液が吸収体に吸収
されずに横方向へ広がつた場合に、これを吸収すること
によつて漏れ出しを防止することができる使いすておむ
つを提供することにある。
本考案は、液透過性の表面シート及び液不透過性の裏面
シートの間に吸収体を有する使いすておむつにおいて、
該おねつの長手方向側縁部に沿つて、少なくとも高吸水
性高分子物質を含む防漏壁を備え、該防漏壁は前記吸収
体とは別体からなり、かつ該防漏壁の内側が液透過性シ
ートからなり、外側及び上部が液不透過性シートからな
ることを特徴とする使いすておむつである。
シートの間に吸収体を有する使いすておむつにおいて、
該おねつの長手方向側縁部に沿つて、少なくとも高吸水
性高分子物質を含む防漏壁を備え、該防漏壁は前記吸収
体とは別体からなり、かつ該防漏壁の内側が液透過性シ
ートからなり、外側及び上部が液不透過性シートからな
ることを特徴とする使いすておむつである。
すなわち、おむつの長手方向側縁部に沿つて、上記のよ
うな高吸水性高分子物質を含む防漏壁を配置することに
よつて、排せつ液が横方向へ広がつた場合にこれを確実
に吸収することによつて股下部からの漏れ出しを防止す
ることが可能となる。
うな高吸水性高分子物質を含む防漏壁を配置することに
よつて、排せつ液が横方向へ広がつた場合にこれを確実
に吸収することによつて股下部からの漏れ出しを防止す
ることが可能となる。
本考案の吸水性の防漏壁は、少なくとも内部に高吸水性
高分子物質を含むことを特徴とする。
高分子物質を含むことを特徴とする。
高吸水性高分子物質としては、ポリアクリル酸塩系、酢
ビ・アクルリ酸塩共重合体、ポリエチレンオキサイド
系、デンプン・アクリロニトリル共重合体、デンプン・
アクリル酸グラフト重合体、カルボキシメチル架橋体等
を使用することができる。ただし、これらの限定される
ものではなく、吸水量が自重の10倍以上の高吸水性高分
子物質であれば、どのようなものでも使用することがで
きる。
ビ・アクルリ酸塩共重合体、ポリエチレンオキサイド
系、デンプン・アクリロニトリル共重合体、デンプン・
アクリル酸グラフト重合体、カルボキシメチル架橋体等
を使用することができる。ただし、これらの限定される
ものではなく、吸水量が自重の10倍以上の高吸水性高分
子物質であれば、どのようなものでも使用することがで
きる。
高吸水性高分子物質は、吸水紙やパルプシートや不織布
等に固定されているのが好ましく、例えば、高吸水性高
分子物質を、吸水紙と吸水紙の間に挟み込みプレス処理
したシート、綿状パルプの間に層状に挟み込みプレス処
理したもの、綿状パルプ中に均一に分散させプレス処理
したものを等を用いることができる。
等に固定されているのが好ましく、例えば、高吸水性高
分子物質を、吸水紙と吸水紙の間に挟み込みプレス処理
したシート、綿状パルプの間に層状に挟み込みプレス処
理したもの、綿状パルプ中に均一に分散させプレス処理
したものを等を用いることができる。
防漏壁の少なくとも内側は液透過性のシートからなるこ
とが必要である。液透過性のシートとしては、不織布や
織布を使用することができる。防漏壁の外側及び上部
は、液不透過性であることが好ましく、不織布や織布を
はつ水処理したものを用いることができる。防漏壁の内
部は、高吸水性高分子物質を固定しシート状としたもの
がホツトメルト接着剤等で、防漏壁の外層のシートに接
着されていることが好ましい。
とが必要である。液透過性のシートとしては、不織布や
織布を使用することができる。防漏壁の外側及び上部
は、液不透過性であることが好ましく、不織布や織布を
はつ水処理したものを用いることができる。防漏壁の内
部は、高吸水性高分子物質を固定しシート状としたもの
がホツトメルト接着剤等で、防漏壁の外層のシートに接
着されていることが好ましい。
また、防漏壁の底部はホツトメルト接着剤等で表面シー
トに接着したり、または、防漏壁の外側及び上部をはつ
水処理した表面シートで防漏壁を形成することもでき
る。
トに接着したり、または、防漏壁の外側及び上部をはつ
水処理した表面シートで防漏壁を形成することもでき
る。
また、防漏壁の位置は、おむつの長手方向側縁部に沿つ
ている必要があるが、股部弾性部材の外側でなければ、
内側でも上側でもよく、また防漏壁の内部に弾性部材を
含んでいてもよい。弾性部材は、糸状またはテープ状の
プラスチツクフオーム、熱処理で伸縮性を示すプラスチ
ツクフイルムなどが用いられる。
ている必要があるが、股部弾性部材の外側でなければ、
内側でも上側でもよく、また防漏壁の内部に弾性部材を
含んでいてもよい。弾性部材は、糸状またはテープ状の
プラスチツクフオーム、熱処理で伸縮性を示すプラスチ
ツクフイルムなどが用いられる。
防漏壁の高さは、少なくとも1mm、好ましくは２〜40m
m、幅は一般に１〜20mm、好ましくは１〜10mmのものが
適当である。
m、幅は一般に１〜20mm、好ましくは１〜10mmのものが
適当である。
以下、本考案の実施例を図面を参照して更に詳細に説明
するが、下記の実施例は本考案を制限するものではな
い。
するが、下記の実施例は本考案を制限するものではな
い。
第１図及び第２図は、本考案の使いすておむつの一例を
説明するためのもので、表面シートの一部を切除したお
むつの展開平面図であり、吸収体３は第１図に示すよう
に矩型でも、第２図に示すように砂時計型でも良い。
説明するためのもので、表面シートの一部を切除したお
むつの展開平面図であり、吸収体３は第１図に示すよう
に矩型でも、第２図に示すように砂時計型でも良い。
第３図及び第４図は、夫々第１図または第２図に示すお
むつのＸ−Ｘ′線における断面図であり、液透過性の表
面シート１と液不透過性の裏面シート２の間に吸収体３
を有し、側縁部に弾性部材４が配置されている。
むつのＸ−Ｘ′線における断面図であり、液透過性の表
面シート１と液不透過性の裏面シート２の間に吸収体３
を有し、側縁部に弾性部材４が配置されている。
股下部では吸収体３と弾性部材４の間に高吸水性高分子
物質を固定したシート５を内蔵する防漏壁６が配置さ
れ、防漏壁の内側6aは液透過性のシート、防漏壁の上部
6b及び防漏壁の外側6cは液不透過性のシートから形成さ
れている。
物質を固定したシート５を内蔵する防漏壁６が配置さ
れ、防漏壁の内側6aは液透過性のシート、防漏壁の上部
6b及び防漏壁の外側6cは液不透過性のシートから形成さ
れている。
第４図においては、更に防漏壁６の内部の頂部に弾性部
材４が取り付けられ、着用者の脚回りへの密着性が高め
られるようになつている。
材４が取り付けられ、着用者の脚回りへの密着性が高め
られるようになつている。
第５図及び第６図は、本考案の使いすておむつの他に態
様の実施例で、第３図及び第４図に相当する断面図であ
り、第５図では防漏壁６は弾性部材４の上に位置してい
て、第６図では弾性部材は防漏壁６の内部に頂部にのみ
位置している。
様の実施例で、第３図及び第４図に相当する断面図であ
り、第５図では防漏壁６は弾性部材４の上に位置してい
て、第６図では弾性部材は防漏壁６の内部に頂部にのみ
位置している。
第７図は、第３図の部分拡大図で防漏壁部分の図であ
る。防漏壁の内部には、高吸水性高分子物質を固定した
シート５がホツトメルト接着剤８で外層のシートに取り
付けられている。また、防漏壁の底部は、ホツトメルト
接着剤８で表面シートに接着されている。
る。防漏壁の内部には、高吸水性高分子物質を固定した
シート５がホツトメルト接着剤８で外層のシートに取り
付けられている。また、防漏壁の底部は、ホツトメルト
接着剤８で表面シートに接着されている。
本考案によれば、放出された排せつ液が吸収体に吸収さ
れずに横方向に流れ出した場合でも吸水性の防漏壁がこ
れを確実に堰止め吸収するので漏れ出すことがない。
れずに横方向に流れ出した場合でも吸水性の防漏壁がこ
れを確実に堰止め吸収するので漏れ出すことがない。
第１図及び第２図は、本考案の使いすておむつの一例を
説明するためのもので表面シートを切除したおむつの展
開平面図、第３図及び第４図は、第１図または第２図に
示すおむつのＸ−Ｘ′線における断面図、第５図及び第
６図は別の態様の実施例を示す断面図、第７図は第１図
のY1−Y1線における断面図、第８図は第１図のY2−Y2線
における断面図を示す。 １……表面シート、２……裏面シート、３……吸収体、
４……弾性部材、５……高吸水性高分子物質を固定した
シート、６……防漏壁、6a……防漏壁の内側（透水性シ
ート）、6b……防漏壁の上部（不透水性シート）、6c…
…防漏壁の外側（不透水性シート）、７……フアスニン
グテープ、８……ホツトメルト接着剤
説明するためのもので表面シートを切除したおむつの展
開平面図、第３図及び第４図は、第１図または第２図に
示すおむつのＸ−Ｘ′線における断面図、第５図及び第
６図は別の態様の実施例を示す断面図、第７図は第１図
のY1−Y1線における断面図、第８図は第１図のY2−Y2線
における断面図を示す。 １……表面シート、２……裏面シート、３……吸収体、
４……弾性部材、５……高吸水性高分子物質を固定した
シート、６……防漏壁、6a……防漏壁の内側（透水性シ
ート）、6b……防漏壁の上部（不透水性シート）、6c…
…防漏壁の外側（不透水性シート）、７……フアスニン
グテープ、８……ホツトメルト接着剤
Claims (1)
- 【請求項１】液透過性の表面シート及び液不透過性の裏
面シートの間に吸収体を有する使いすておむつにおい
て、該おむつの長手方向側縁部に沿つて、少なくとも高
吸水性高分子物質を含む吸水性の防漏壁を備え、該防漏
壁は前記吸収体とは別体からなり、かつ、該防漏壁の内
側が液透過性シートからなり、外側及び上部が液不透過
性シートからなることを特徴とする使いすておむつ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989005465U JPH0724099Y2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | 使いすておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989005465U JPH0724099Y2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | 使いすておむつ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0296120U JPH0296120U (ja) | 1990-07-31 |
| JPH0724099Y2 true JPH0724099Y2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=31208866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989005465U Expired - Fee Related JPH0724099Y2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | 使いすておむつ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0724099Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2603258Y2 (ja) * | 1992-08-11 | 2000-03-06 | ユニ・チャーム株式会社 | 使い捨ておむつ |
| JP5503863B2 (ja) * | 2008-10-17 | 2014-05-28 | 株式会社リブドゥコーポレーション | 使い捨て吸収性物品 |
| JP6920070B2 (ja) * | 2017-02-14 | 2021-08-18 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
| CN216985412U (zh) * | 2020-03-03 | 2022-07-19 | 合同会社Ｉｐ技研 | 尿液吸收垫 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06102068B2 (ja) * | 1986-07-04 | 1994-12-14 | 株式会社クラレ | 吸水収縮材及びそれを用いた使いすておむつ |
| JPH01125311U (ja) * | 1988-02-22 | 1989-08-25 |
-
1989
- 1989-01-23 JP JP1989005465U patent/JPH0724099Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0296120U (ja) | 1990-07-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |