JPH0723890Y2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JPH0723890Y2
JPH0723890Y2 JP1988034911U JP3491188U JPH0723890Y2 JP H0723890 Y2 JPH0723890 Y2 JP H0723890Y2 JP 1988034911 U JP1988034911 U JP 1988034911U JP 3491188 U JP3491188 U JP 3491188U JP H0723890 Y2 JPH0723890 Y2 JP H0723890Y2
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movable iron
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美清 今井
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電磁継電器、特に、可動鉄片とカードとの取り
付け構造に関する。
(従来技術) 従来、電磁継電器としては、例えば、第12図および第13
図に示すような断面略L字形状の可動鉄片1を有するも
のがある。可動鉄片1は水平先端部に樹脂製カード2を
カシメ固定したもので、カード2は上面先端縁部に突条
3を巾方向に設けてある。
そして、このものでは、2接点を同時に開閉するため、
並設した可動接触片4,4を同一平面上に位置するように
セッテイングしている。
したがって、図示しない電磁石部の励磁,消磁に基づ
き、前記可動鉄片1をその内側面角部を支点として回動
させることにより、並設した一対の可動接触片4,4をカ
ード2の突条3が押し上げ、2接点(図示せず)を同時
に開閉する。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来例にかかる電磁継電器では、部品精
度,位置決め精度のバラツキにより、例えば、可動接触
片4,4が同一平面上に位置しない場合がある(第13
図)。このような場合には、カード2の突条3が一方の
可動接触片4に当接しても、残る他方の可動接触片4に
当接していないので、可動接触片4,4の開閉時間にバラ
ツキが生じ、開閉動作にずれが生じるという問題点があ
った。
本考案は、前記問題点を解決するため、並設した一対の
可動接触片が同一平面上に位置決めされていなくても、
接点の開閉動作にずれが生じない電磁継電器を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案にかかる電磁継電器は、前記目的を達成するた
め、電磁石部の励磁,消磁に基づいて回動する可動鉄片
の先端部から中心線に沿って延在した軸部にカードを回
動可能に抜け止めし、前記可動鉄片の回動に伴って回動
する前記カードの両側端部で、並設した一対の前記可動
接触片をそれぞれ板厚方向に押圧し、接点を開閉する構
成としている。
(作用と考案の効果) したがって、本考案によれば、可動鉄片の先端部から中
心線に沿って延在した軸部にカードを回動可能に抜け止
めしてあるので、並設した一対の可動接触片が同一平面
上に位置決めされていない場合に、前記カードの一端部
が一方の可動接触片に当接すると、カードが前記軸部を
中心に回動し、カードの他端部が他方の可動接触片に当
接することになる。
このため、電磁石部の励磁,消磁に基づいて可動鉄片が
回動すると、これに伴って回動するカードの両側端部が
並設した一対の可動接触片を常に同時に押圧するので、
接点の開閉動作にずれが生じないという効果がある。
なお、このような効果は、可動鉄片に傾いて位置決めさ
れている場合においても同様に得られる。
(実施例) 以下、本考案にかかる一実施例を第1図ないし第11図の
添付図面に従って説明する。
本実施例にかかる電磁継電器は、大略、箱形ベース10、
接点機構部20,20、電磁石部30、可動鉄片40、ヒンジば
ね50およびケース60から構成されている。
箱形ベース10は、断面略C字形状に有するもので、対向
する側壁11,12に上下方向に貫通する端子孔13a,13b,13c
をそれぞれ有し、上方開口部14の両側縁部14a,14bと、
対向する内側面に突設したリブ部15a,15bとで、側方開
口部16に連通するガイド溝16a,16b形成するとともに、
突き当たり面17に貫通孔17aを設けてある(第6図)。
この貫通孔17aは後述する鉄芯35の端部35bの投影面積よ
りも大きな直径を有している。
なお、リブ部15a,15bの側方開口部16に面する端部の一
部を切り欠き、縁部14a,14bよりも短くして段差を設け
てあるので、縁部14a,14bの端部下面16cが露出している
(第8図)。これは、後述する電磁石部30の位置決めを
容易にするためである。
さらに、箱形ベース10は対向する側壁11,12の外側面の
うち、側方開口部16の近傍に位置する部分に、後述する
ヒンジばね50を係合する突起18a,18bをそれぞれ突設し
てある。
接点機構部20,20は前記箱形ベース10の端子孔13a,13b,1
3cに、常閉固定接点端子21、可動接点端子22および常閉
固定接点端子23をそれぞれ圧入することにより、前記ベ
ース10の上面両側縁部に並設されている。
特に、可動接点端子22はその上方部に可動接触片24の一
端部を溶着したものであり、前記可動接触片24は、その
自由端部の表裏面に、常閉固定接点端子21の常閉固定接
点21aおよび常閉固定接点端子23の常閉固定接点23aに交
互に接離する可動接点22a,22bをそれぞれ設けてある
(第3図)。
なお、接点機構部20を構成する端子のうち、常閉固定接
点端子21を予めインサート成形で箱形ベース10に設けて
おいてもよく、また、常閉固定接点端子21、可動接点端
子22および常閉固定接点端子23を樹脂で一体に成形して
接点ブロックを構成し、これをベース10に圧入,固定し
てもよい。
電磁石部30は、第8図に示すように、両端部に鍔部31,3
2を有するスプール33にコイル34を巻回するとともに、
スプール33の中心孔33aに断面略T字形状の鉄芯35を挿
入し、突出する一端部を磁極部35aとする一方、突出す
る他端部35bを、断面略L字形状に屈曲してなるヨーク3
6の垂直部にカシメ固定したものである。
前記スプール33は鍔部31の両側縁部に、コイル端子37a,
37bをインサート成形した台座部38a,38bを延在してい
る。
また、ヨーク36の水平部の両側縁部には突き出し加工で
突部36a,36aを設けてある。
したがって、ベース10の側方開口部16に面する縁部14a,
14bの端部下面16cに、ヨーク36の外側面角部を斜め下方
から当接させて位置決めした後、ガイド溝16a,16bにヨ
ーク36の両側縁部を挿入し、ヨーク36の突部36a,36aを
ガイド溝16a,16bに圧接させて圧入すると、ヨーク36に
カシメた鉄芯35の他端部35bが貫通孔17aに嵌合し、ベー
ス10の突き当たり面17にヨーク36の垂直部が密接する。
このため、デードスペースが生じないという利点があ
る。
また、本実施例によれば、リブ部15a,15bの端部の一部
を切り欠き、リブ部15a,15bと縁部14a,14bとの間に段差
を設けてあるので、縁部14a,14bの端部下面16cが露出す
る。このため、電磁石部30を位置決めする際に、ヨーク
36の外側面角部を縁部14a,14bの端部下面16cに当接させ
れば、正確に位置決めできて組み立てが容易になるとと
もに、コイル34がベース10の側方開口部16の縁部にひっ
かかることがなく、断線しにくいという利点がある。
さらに、ヨーク36の突部36a,36aを介し、ベース10のガ
イド溝16a,16bに電磁石部30のヨーク36を圧入,固定す
るので、電磁石部30をベース10にガタツキなく、強固に
装着できるという利点がある。
なお、ベース10から電磁石部30を取り外す場合には、貫
通孔17aから鉄芯35を押し出すだけで簡単に分解できる
ので、スプール33の台座部38a,38b等を引っ張る必要が
なく、スプール33等が破損しにくいという利点がある。
可動鉄片40は打ち抜いた金属板を断面略L字形状に屈曲
してなるもので、その水平先端部から中心線に沿って延
在した軸部41にカード42をストップリング43で抜け止め
し、回動可能に支持してある(第9図)。そして、前記
カード42は、その上面に、可動接触片24,24の幅方向の
略中央部に当接可能な突起44a,44bを突設している。
なお、抜け止めはストップリング43による場合に限ら
ず、カシメ,割り止めであってもよい。
したがって、可動鉄片40のカード42を可動接触片24,24
とベース10の縁部14a,14bとの間に挿入すると、可動鉄
片40が縁部14a,14b間に位置決めされ、その内側面角部
がヨーク36の先端角部に当接してヒンジ支持されるとと
もに、可動鉄片40の垂直部が鉄芯35の磁極部35aに接離
可能となる。
ヒンジばね50は前記可動鉄片40の垂直部と略同一の平面
形状を有し、両側部上方に一対の腕部51,52を対向する
ように切り起こしてあるとともに、両側部下方に一対の
舌片53,54を対向するように切り起こしてある(第10
図)。さらに、ヒンジばね50は、その中央部を打ち抜い
て屈曲してなる一対の爪部55,55を有している。
したがって、前記腕部51,52に設けた係合孔51a,52aをベ
ース10の突起18a,18bにそれぞれ係合することにより、
爪部55,55が可動鉄片40の外側面角部に圧接し、可動鉄
片40を回動自在にヒンジ支持するとともに、舌片53,54
が可動鉄片40の両側端面を位置規制し、幅方向のガタツ
キを防止してベース10との摩擦による摩耗粉の発生を防
止する。
さらに、ヒンジばね50の舌片53,54が鍔部31の外側面に
当接し、ヒンジぱね50と可動鉄片40の垂直部背面との間
に隙間が生じる。このため、可動鉄片40の外側面角部を
押圧する爪部55,55の反力に基づき、ヒンジばね50に曲
げモーメントが生じても、この曲げモーメントは舌片5
3,54にかかって可動鉄片40の動作に影響を与えないの
で、可動鉄片40に動作不良が生じないという利点があ
る。
ケース60はベース10に嵌合可能な略箱体形状を有するも
ので、ベース10に嵌合した後、シール剤61を注入,固化
してシールしてある。
次に、本実施例にかかる電磁継電器の動作について説明
する。
無励磁の場合には、可動接触片24,24のばね力により、
カード42が押し下げられ、可動鉄片40の垂直部が鉄芯35
の磁極部35aから開離している一方、可動接点22bが常閉
固定接点21aを閉成している。
そして、コイル34を励磁すると、鉄芯35の磁極部35aに
可動鉄芯40の垂直部が吸引され、可動接触片24,24のば
ね力に抗して可動鉄片40がヨーク36の先端角部を支点と
して回動し、カード42の突起44a,44bが可動接触片24,24
を押し上げ、可動接点22bが常閉固定接点21aから開離し
た後、可動接点22aが常開固定接点23aを閉成する。
ついで、コイル34の励磁を解くと、可動接触片24,24の
ばね力により、可動鉄片40が回動して元の状態に復帰す
る。
本実施例によれば、カード42の突起44a,44bが可動接触
片24,24の幅方向の略中央部をほぼ点接触状態で押し上
げるので、可動接触片24,24がねじれた状態で取り付け
られていたり、カード42が傾いた状態で当接しても、可
動接触片24,24の側端部がカード42に片当たりせず、摩
耗粉が発生しない。
また、カード42は可動鉄片40の軸部41に回動可能に支持
されているので、可動接触片24,24が同一平面上に位置
決めされていなくても、カード42の一端部が一方の可動
接触片24に当接すると、カード42が軸部41を中心に回動
し、カード42の他端部が他方の可動接触片24に当接す
る。このため、可動鉄片40の回動に伴って回動するカー
ド42の両側端部が可動接触片24,24を常に同時に押し上
げるので、接点の開閉動作にずれが生じないという利点
がある。
このような利点は、可動鉄片40が傾いて位置決めされて
いる場合においても、同様に得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は本考案にかかる電磁継電器の一実
施例を示し、第1図は分解斜視図、第2図は平面断面
図、第3図は側面断面図、第4図は正面断面図、第5図
はベースの平面図、第6図は第5図のVI−VI線断面図、
第7図は第5図のVII−VII線断面図、第8図はベースお
よび電磁石部の組立説明図、第9図は可動鉄片の分解斜
視図、第10図はヒンジばねの拡大斜視図、第11図は可動
鉄片の正面図、第12図および第13図は従来例にかかる電
磁継電器の要部を示す斜視図および正面図である。 24…可動接触片、30…電磁石部、40…可動鉄片、41…軸
部、42…カード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁石部の励磁,消磁に基づいて回動する
    可動鉄片の先端部から中心線に沿って延在した軸部にカ
    ードを回動可能に抜け止めし、前記可動鉄片の回動に伴
    って回動する前記カードの両側端部で、並設した一対の
    前記可動接触片をそれぞれ板厚方向に押圧し、接点を開
    閉することを特徴とする電磁継電器。
JP1988034911U 1988-03-16 1988-03-16 電磁継電器 Expired - Lifetime JPH0723890Y2 (ja)

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JPH01139338U JPH01139338U (ja) 1989-09-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61220234A (ja) * 1985-03-26 1986-09-30 三菱電機株式会社 電磁接触器

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JPH01139338U (ja) 1989-09-22

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