JPH07235835A - 全デジタルif−ベースバンド信号変換器 - Google Patents

全デジタルif−ベースバンド信号変換器

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JPH07235835A
JPH07235835A JP6288514A JP28851494A JPH07235835A JP H07235835 A JPH07235835 A JP H07235835A JP 6288514 A JP6288514 A JP 6288514A JP 28851494 A JP28851494 A JP 28851494A JP H07235835 A JPH07235835 A JP H07235835A
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JP
Japan
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signal
frequency
bit count
count value
phase
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JP6288514A
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Ravi Subramanian
サブラマニアン ラヴィ
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American Telephone and Telegraph Co Inc
AT&T Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
    • H03D7/16Multiple-frequency-changing
    • H03D7/161Multiple-frequency-changing all the frequency changers being connected in cascade
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    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
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    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D13/00Circuits for comparing the phase or frequency of two mutually-independent oscillations
    • H03D13/001Circuits for comparing the phase or frequency of two mutually-independent oscillations in which a pulse counter is used followed by a conversion into an analog signal
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03D2200/00Indexing scheme relating to details of demodulation or transference of modulation from one carrier to another covered by H03D
    • H03D2200/0041Functional aspects of demodulators
    • H03D2200/005Analog to digital conversion
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    • H03D2200/00Indexing scheme relating to details of demodulation or transference of modulation from one carrier to another covered by H03D
    • H03D2200/0041Functional aspects of demodulators
    • H03D2200/006Signal sampling
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    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D2200/00Indexing scheme relating to details of demodulation or transference of modulation from one carrier to another covered by H03D
    • H03D2200/0041Functional aspects of demodulators
    • H03D2200/0066Mixing
    • H03D2200/007Mixing by using a logic circuit, e.g. flipflop, XOR

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログ−デジタル変換器あるいは他の関連
したアナログ回路構成を採用しない全デジタルIF−ベ
ースバンド信号変換器を提供する。 【構成】 IF信号に含まれた位相情報を使用してアナ
ログIF信号を復号するためのIF周波数−ベースバン
ド周波数信号変換器(118)であり、IF信号からア
ナログ方形波信号(124)を発生させるための第1の
信号発生器(122)を有している。また、信号変換器
(118)は、局部位相基準信号(134)を発生させ
るための第2の信号発生器(139)と、アナログ方形
波の位相と局部位相基準信号との間の位相差を特定のサ
ンプリング周期で決定するための位相差決定器(13
2)とを有しており、位相差は信号変換器(118)が
IF信号(116)から復号した符号を表すものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的には通信用の受信
機に関し、特に通信用の受信機に使用される中間周波数
(IF)−ベースバンド周波数信号変換器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】処理能力の増大および電力消費の低減を
達成するために、デジタルVLSI(超大規模集積)技
術の最近の進歩が通信用の受信機において採用されてき
ている。よく認識されているように、処理能力が高く、
電力消費が低い受信機はセルラー電話システムのよう
な、多くのタイプの通信方式に効率的かつ効果的に実施
するために必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の無線
通信用の受信機および、特にその内部に使用されるIF
−ベースバンド信号変換器は、受信したアナログ信号を
デジタル信号に変換するアナログ−デジタル(A/D)
変換器を採用している。不幸なことに、低コスト、低出
力のアナログ−デジタル信号変換技術は、デジタルVL
SI技術の進歩の恩恵をゆっくりと被っている。これ
は、混合信号CMOSおよびBiCMOS技術が低出力
のアナログ信号変換を低コストで許さないことによるも
のである。このため、従来の通信用の受信機に採用され
たA/D変換器および関連したアナログI/Q(同相/
4分割相)混合器は電力消費を増大させ、設計工程を複
雑にし(アナログ設計物はデジタル設計物に比べて一般
的にはテストが困難である)、および製造コストを増大
させる(アナログ機器は調整および/または整合しなけ
ればならない)。
【0004】従って、アナログ−デジタル(A/D)変
換器あるいは他の関連したアナログ回路構成を採用する
ことがない、全デジタルIF−ベースバンド信号変換器
が必要とされている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、IF信号に含
まれる位相情報を用いてアナログIF信号を復号するた
めの中間周波数(IF)−ベースバンド周波数信号変換
器に関するものである。信号変換器は、IF信号からア
ナログ方形波を発生させるための第1の手段、局部位相
基準信号を発生させるための第2の手段、第1の手段と
第2の手段に接続され、特定のサンプリング周期で、ア
ナログ方形波信号の位相と局部位相基準信号との間の位
相差を決定するための第3の手段とを有してなり、位相
差は信号変換器がIF信号から復号した符号を表すもの
である。
【0006】本発明のその他の特色および特徴、並びに
本発明の種々の実施例の構成と動作は、添付した図面を
用いて以下に詳細に説明されている。図面においては、
同じ参照数字は、同じあるいは機能的に同じ構成部分を
示している。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の好ましい実施例による通信用の
受信機102のブロック図である。受信機102は、送
信機装置(図示せず)から送信されたRF(無線周波
数)信号を受信するアンテナ104を有している。アン
テナ104は公知のいずれのRFアンテナでも良い。R
F信号の周波数は略900MHzから1GHzである
が、本発明の受信機102は他の周波数のRF信号でも
動作させることができるものである。図1において、受
信したRF信号を105で示した。受信したRF信号1
05は、RF/IFダウン変換器106により、IF
(中間周波数)信号116に公知の方法でダウン変換さ
れる(図2にIF信号116の一例を例示目的で示し
た。)。IF信号116の周波数は略79MHzである
が、これは特定の装置および技術により変わる。RF/
IFダウン変換器106の構成および動作は公知であ
る。好ましくは、RF/IFダウン変換器106は、R
F信号105を受信してフィルタ処理された信号を作る
バンドパスフィルタ108、並びにフィルタ処理された
信号を増幅して増幅された信号を作る増幅器110を有
している。RF信号105の周波数領域に応じて、図3
にそのブロック図を示したような他のダウン変換器を用
いても良い。このダウン変換器306は、2つのバンド
パスフィルタ302、312、並びに2つの局部発振器
310、318からの信号を受信する2つの低雑音増幅
器304、314、並びに2つの混合器308、316
を有している。ダウン変換器306の詳しい構造および
動作は、関連する技術分野の当業者には明らかである。
【0008】混合器112は、増幅された信号(受信し
たRF信号105の周波数と実質的に同じ周波数を持
つ)に局部発信器114により発生された信号を公知の
方法で混合することによりIF信号116を作る。ここ
で、局部発信器114により発生された信号は、受信機
102を実施するために使用される特定の技術のよう
な、多くの要因に依存する周波数を有している。バンド
パスフィルタ108、低雑音増幅器110、混合器11
2、並びに局部発信器114はすべて公知の装置であ
る。
【0009】全デジタルIF−ベースバンド信号変換器
118は、IF信号116を受信して処理する。特に、
信号変換器118は、IF信号116をデジタル化し
て、Nビットサンプリング値148(作られたサンプリ
ング値148の数、並びに作られた速度は後述する)を
作る。信号変換器118は、アナログA/D(アナログ
−デジタル)変換器あるいは他の関連するアナログ回路
(アナログI/Q混合器および/またはアナログベース
バンドフィルタのような)を使用することなく、このデ
ジタル化機能を発揮する。その代わり、信号変換器11
8は、デジタル構成部分(なお、信号変換器118は最
小の機能を発揮するために限られた数のアナログ構成部
分を用いても良い)だけを使用してこのデジタル化機能
を発揮する。デジタル変換器118について以下により
詳細に説明する。
【0010】N−ビット加算器142のような周波数オ
フセット補償器は、Nビットサンプリング値148内の
どんな周波数オフセットも補償する。N−ビット加算器
142は複数の補正されたN−ビットサンプリング値1
50を発生し、これらは決定装置144(これはまた、
「スライサ」と呼ばれる)に伝送される。N−ビット加
算器142については以下に詳細に説明する。
【0011】決定装置144は、補正されたNビットサ
ンプリング値150からデータビット146を発生す
る。データビット146は、受信機102内において、
他の構成部分(図示せず)により、公知の方法で処理さ
れる。
【0012】決定装置144の構成および動作は公知で
ある。好ましくは、決定装置144は、次のように動作
する(決定装置144のこの記述は、N−ビットサンプ
リング値148の特性の簡単な検討から開始される)。
【0013】理想的には、信号変換器118により発生
された各Nビットサンプリング値148は、M離散値の
1つに等しい。Mの値、およびM離散値の値は、実施条
件に依存する。単純なシステムにおいては、例えば、M
は2に等しく、またM離散値は「0」と「1」である。
しかしながら、RF信号が送信機(図示しない)から受
信機102に送信される送信媒体の物理的な欠陥(騒音
のような)により、各Mビットサンプリング値148
(および、従って、各補正されたNビットサンプリング
値150)はM離散値から離れてしまう。
【0014】決定装置144は、補正されたNビットサ
ンプリング値150のそれぞれを分析する。この分析に
基づいて、決定装置144は、M離散値の1つを補正さ
れたNビットサンプリング値150のそれぞれに割り当
てる。この割り当てられた値は決定装置144からデー
タビット146として出力される。
【0015】好ましくは、M離散値のそれぞれに範囲が
関連付けされる。決定装置144は、補正されたNビッ
トサンプリング値150のそれぞれをこれらの範囲と比
較することで、M離散値を補正されたNビットサンプリ
ング値150に割り当てる。
【0016】例えば、Mが2で、M離散値が「0」と
「1」に等しいと仮定する。また、Nが3に等しいと仮
定する。更に、000−100の第1の領域(2進法)
に離散値「0」が割り当てられ、また101−111の
第2の領域(2進法)に離散値「1」が割り当てられる
と仮定する。特定のビットサンプリング値148が01
1に等しい(2進法)場合には、決定装置144は離散
値「0」をそのビットサンプリング値148に割り当て
る。他のビットサンプリング値148が110に等しい
(2進法)場合には、決定装置144は離散値「1」を
そのビットサンプリング値148に割り当てる。
【0017】次に、信号変換器118について詳しく説
明する。上記した通り、信号変換器118は、サンプリ
ング値148を作るためにIF信号116をデジタル化
する。本発明によれば、信号変換器118は、サンプリ
ング値148を作るために、IF信号116からの位相
および周波数情報を抽出する。好ましくは、信号変換器
118は、IF信号116の位相と局部位相基準信号
(これについては以下に説明する)の位相との間の差を
計算することで、IF信号116からの位相および周波
数情報を抽出する。
【0018】信号変換器118は、サンプリング値14
8を作るためにはIF信号116内に含まれる振幅情報
は使用しない(これは、アナログ信号をその中に含まれ
る振幅情報に基づいてデジタル化するA/Dコンバータ
とは対照的である)。結果的に、本発明の信号変換器1
48は、情報が信号の位相および/または周波数内に含
まれている時には、ほぼ最高性能を発揮する。信号変換
器148は、情報が信号の振幅と位相とを結合させて含
まれている時には、準最高性能を発揮する。しかしなが
ら、本発明の多くの利点により、性能ロスがオフセット
よりも大きいため、信号変換器148はこの後者のよう
な場合でも有利である(本明細書のいずれかの個所に述
べられている)。
【0019】バンドパスフィルタ120は、十分な信号
選択性および低い信号のダイナミックレンジを達成する
ために、公知の方法でIF信号をフィルタ処理する。フ
ィルタ処理されたIF信号は、ハードリミッタ増幅器1
22に送信され、ここで公知の方法でフィルター処理さ
れたIF信号は、方形波信号であるハードリミット化さ
れたIF信号124に変換される(図2に、ハードリミ
ット化されたIF信号124の一例を例示のために示し
た)。PSK(位相シフトキーイング)およびFSK
(周波数シフトキーイング)変調された信号のような、
信号の多くの形式のために、決定のために必要な関連す
る情報は、ハードリミット化された信号124のゼロ交
差内に含まれる。バンドバスフィルタ120およびハー
ドリミッタ増幅器122の構成と動作は公知である。
【0020】N−ビットカウンタ139は、バンドパス
フィルタ120およびハードリミッタ増幅器122と並
行して動作する。N−ビットカウンタ139は、N−ビ
ットカウント値を0から2N −1まで増加させる(すな
わち、カウンタ139は、2N ステップで、カウント値
を0から2πラジアンまで増加させる)。この動的な値
の変化が図1に位相カウンタ出力信号134として示さ
れている(位相カウンタ出力信号134の一例が図2に
例示的に示されている)。換言すれば、いつでも、カウ
ンタ139に保持されたN−ビットカウント値は、位相
カウンタ出力信号134の一例を表している。
【0021】N−ビットカウンタ139は、基準発振器
136およびバンドパスフィルタ138によりそれぞれ
発生されおよびフィルタ処理される、刻時基準信号によ
り刻時される。基準発振器136により発生された刻時
基準信号の周波数fref は、好ましくは、2N fIFに等
しい。ここで、fIFはIF信号116の周波数である。
結果的に、カウンタ139のカウント値(これは、上記
のように、位相カウンタ出力信号134に等しい)は、
時間とともに直線的に増加し、また1/fIF秒毎にオー
バーフローする。
【0022】N−ビットラッチ132は、カウンタ13
9により発生されたN−ビットカウント値を、再同期化
回路126(再同期化回路126および同期信号130
については以下に説明する)により発生される「同期」
信号130により、指定された時間毎に記憶(またはラ
ッチ)する。これらのラッチされたカウント値は、上記
のようにN−ビット加算器142と決定装置144によ
り処理される、複数のN−ビットサンプリング値148
を表している。同期化信号130の一例が、図2に例示
のために示されている。
【0023】N−ビットカウンタ139、基準発振器1
36、バンドパスフィルタ138、並びにラッチ132
の構成および動作は、関連分野における当業者には自明
である。
【0024】上記した通り、信号変換器118は、IF
信号116の位相と局部位相基準信号の位相との間の差
を計算するために、IF信号116から位相および周波
数情報を抽出する。本発明によれば、この計算におい
て、IF信号116はハードリミット化されたIF信号
124によって表わされ、また局部位相基準信号は位相
カウンタ出力信号134によって表される。よって、信
号変換器118は、ハードリミット化されたIF信号1
24の位相と位相カウンタ出力信号134の位相との間
の差を計算することで、IF信号116から位相と周波
数の情報を抽出する。
【0025】位相カウンタ出力信号134の下降端(つ
まり、カウンタ139により保持されたカウント値がオ
ーバーフローした時)およびこれに続くハードリミット
化されたIF信号124の上昇端との間の時間差は、位
相カウンタ出力信号134の位相とハードリミット化さ
れたIF信号124の位相との間の差を直接的に測定し
たものである。本発明によれば、この位相差は、位相カ
ウンタ出力信号134の特定の下降端に続くハードリミ
ット化されたIF信号124の上昇端におけるカウンタ
139のカウント値をラッチ132によってサンプリン
グすることで、測定される。ここで、位相カウンタ出力
信号134のそのような特定の下降端は、再同期化回路
126により選択される。
【0026】一例として、位相カウンタ出力信号134
の降下端を202として図2に示した。これに続くハー
ドリミット化されたIF信号124の上昇端は、204
として示した。ハードリミット化されたIF信号124
のこの上昇端204においてカウンタ139により保持
されたカウント値は、図2に206として示した。この
カウント値は、時刻TA における、位相カウンタ出力信
号134の位相とハードリミット化されたIF信号12
4の位相との間の位相差を表している。
【0027】上記に示した通り、再同期化回路126
は、位相カウンタ出力信号134がラッチ132により
サンプリングされた時(つまり、ラッチ132がカウン
タ139により発生されたカウント値をラッチする時)
に、決定を行うものである。再同期化回路126を次に
説明する。
【0028】再同期化回路126は、ハードリミット化
されたIF信号124および符号速度クロック信号12
8から同期信号130を発生するものであり、符号速度
クロック信号128は、再発生された送信機クロック信
号を表す(受信機102によって符号速度クロック信号
128が発生される手順は以下に説明する)。従って、
符号速度クロック信号128は、IF信号116内の符
号が受信機102により復号される時の速度を表してい
る(図2に、符号速度クロック信号128の一例を例示
のために示した)。特に、符号速度クロック信号128
の上昇端は、好ましくは、IF信号116の符号が受信
機102によって復号されなければならない時の時間を
示している。
【0029】符号速度クロック信号128を受信する代
わりに、再同期化回路126は、符号速度クロック信号
128の周波数を倍(2、4、8、…)にした周波数を
持った信号を受信する(ハードリミット化されたIF信
号124に加えて)ようにしても良い。この信号をどの
ように発生するのかは、関連分野における当業者には自
明である。
【0030】再同期化回路126は、符号速度クロック
信号128における上昇端(ここで、符号速度クロック
信号128の上昇端は、IF信号116内の符号が受信
機102により復号されなければならない時間を示す)
をモニタすることで、同期信号130を発生する。符号
速度クロック信号128が上昇した場合には、再同期化
回路126は、ハードリミット化されたIF信号124
の次の上昇端に一致した上昇端を持った同期信号を発生
する。
【0031】ラッチ132は、同期信号130の各上昇
端毎に、信号134を出力する。よって、ラッチ132
内にラッチされたカウント値は、符号速度クロック信号
128の上昇端の後の、位相カウンタ出力信号134の
下降端とこれに続くハードリミット化されたIF信号1
24の上昇端との間の時間差(基準発振器136の周波
数および同様に、カウンタ139がそのカウント値を増
加させる速度に対応する)に等しい。
【0032】再同期化回路126は、ラッチ132がカ
ウンタ139からのカウント値を正しくラッチするため
に十分である予め定められた時間だけ、同期信号130
を高レベルに保持する。この予め定められた時間後、再
同期化回路126は同期信号130を低レベルに落と
す。
【0033】符号速度クロック信号128は、すべての
公知の工程を用いて発生することができる。例えば、符
号速度クロック信号128は、位相同期ループ回路(図
示せず)に、ハードリミッタ増幅器122により発生さ
れる受信信号強度信号を供給することで、発生すること
ができる。選択的には、符号速度クロック信号128
は、位相カウンタ出力信号134のTS またはTS /2
−離間サンプリング値を公知のデジタル符号−タイミン
グ復元回路に供給することで、発生することもできる。
ここで、TS は符号期間である。例えば、符号が200
符号/秒で送出された場合には、TS =(1/120
0)秒となる。符号速度クロック信号128を発生させ
るための他の方法は、関連分野における当業者には自明
である。
【0034】他の実施例においては、位相カウンタ出力
信号134は、多数の符号速度クロック信号128にお
いサンプリングされる。この他の実施例は、受信機10
2が符号に対して2つ以上のサンプリング値を処理する
場合に有用である。
【0035】上記したように、周波数オフセット補償器
(これは、好ましくは、N−ビット加算器142により
実施される)は、N−ビットサンプリング値におけるい
かなる周波数オフセットを補償する。N−ビット加算器
142について次に説明する。
【0036】N−ビット加算器142は、各サンプリン
グ値148に対して、周波数オフセット補正項目14
0、ΔfTsamp、を加えることで、周波数オフセットを
補正する。Δfは周波数オフセットの評価値であり、受
信機102により公知の方法で発生される。好ましく
は、Δfは、決定装置144の入力と出力を用いる公知
のAFC(自動周波数制御)技術を用いて発生される。
Tsampは、サンプリング値がラッチ132から出力され
て作られる速度を表す。N−ビット加算器142により
発生された補正されたNビットサンプリング値150
は、上記のように、決定装置144により処理される。
【0037】以上、アナログ−デジタル(A/D)変換
器あるいは他の関連するアナログ回路を使用しない、本
発明の全デジタルIF−ベースバンド信号変換器につい
て説明した。そして、本発明によれば、A/D変換器あ
るいは他の関連するアナログ回路を使用しないので、電
力消費を低減でき、設計処理を能率化でき(デジタル設
計物はアナログ設計物に比べて一般的にはテストが容易
である)、また製造コストを低減することができる(調
整または整合しなければならないアナログ機器がないの
で)。
【0038】本発明の信号変換器は、周波数変調(F
M)、多重位相シフトキーイング(MFSK)、多重周
波数シフトキーイング(MPSK)のような、どんな周
波数あるいは位相変調においても動作するものである。
よって、本発明は、多くの通信応用技術によく適合して
使用できる。例えば、本発明の信号変換器は、MPSK
やMFSKの変形が使用されている、デジタルセルラー
電話およびコードレス電話等に実施して使用できる。こ
の種の可搬式電話は、米国(IS−54)、日本(JD
C)、欧州(GSM)等のデジタルセルラーシステム、
並びにCT−2、DECT、およびPHP等のコードレ
ス電話に使用されている。
【0039】以上、本発明の様々な実施例を説明した
が、これらは例示的なものであり、本発明はこれらに限
定されるものではない。よって、本発明の広さおよび範
囲は、上記した例示的な実施例に限定されるものではな
く、添付した請求の範囲およびその均等の範囲に従って
のみ限定されるものである。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、アナログ−デジタル変
換器あるいは他の関連したアナログ回路構成を採用しな
い、全デジタルIF−ベースバンド信号変換器を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施例による通信用の受信機
のブロック図である。
【図2】本発明の動作を例示するために使用した信号例
を示した波形図である。
【図3】本発明の実施例による通信用の受信機に使用さ
れるRF/IFダウン変換器のブロック図である。
【符号の説明】
102 受信機 104 アンテナ 105 RF信号 106 RF/IFダウン変換器 108、120、138 バンドパスフィルタ 110 増幅器 112 混合器 116 IF信号 114 局部発信器 118 信号変換器 122 ハードリミッタ増幅器 126 ハードリミット化されたIF信号 132 N−ビットラッチ 136 基準発振器 142 N−ビット加算器 144 決定装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IF信号に含まれる位相情報を用いてア
    ナログIF信号を復号するためのIF−ベースバンド周
    波数信号変換器であって、 IF信号からアナログ方形波を発生させるための第1の
    手段と、 局部位相基準信号を発生させるための第2の手段と、 前記第1の手段と前記第2の手段に接続され、特定のサ
    ンプリング周期で、前記アナログ方形波の位相と前記局
    部位相基準信号との間の位相差を決定するための第3の
    手段とを有してなり、前記位相差は前記信号変換器がI
    F信号から復号した符号を表すものである、ことを特徴
    とする信号変換器。
  2. 【請求項2】 前記第1の手段が、ハードリミッタ増幅
    器であることを特徴とする請求項1記載の信号変換器。
  3. 【請求項3】 前記第2の手段が、 IF信号の周波数の関数である周波数を有する刻時基準
    信号を発生させるための基準発振器と、 前記基準発信器に接続されて、前記刻時基準信号に応答
    してN−ビットカウントを増加するためのカウンタとを
    含み、前記N−ビットカウント値がいつでも前記局部位
    相基準信号のサンプリング値を表す、ことを特徴とする
    請求項1記載の信号変換器。
  4. 【請求項4】 前記刻時基準信号の前記周波数が、2N
    fIFに等しく(但し、fIFは前記IF信号の周波数に等
    しい)、前記カウンタが前記N−ビットカウント値を0
    から2N −1まで増加させ、前記N−ビットカウント値
    が1/fIF毎に零にオーバーフローする、ことを特徴と
    する請求項3記載の信号変換器。
  5. 【請求項5】 前記第3の手段が、 IF信号を復号するための速度に対応する周波数を持つ
    符号速度クロック信号を発生させるための符号速度クロ
    ック回路と、 前記第1の手段と前記符号速度クロック回路に接続さ
    れ、前記方形波と前記符号速度クロック信号の関数とし
    ての同期化時間信号を発生させるための再同期化回路
    と、 前記カウンタおよび前記再同期化回路に接続されて、前
    記カウンタに保持された前記N−ビットカウント値を、
    前記同期化時間信号により指定されたサンプリング間隔
    で、サンプリングするためのラッチとを有し、前記N−
    ビットカウント値のサンプリング値が、各サンプリング
    間隔における前記アナログ方形波と前記局部位相基準信
    号との間の位相の差を表す、ことを特徴とする請求項3
    記載の信号変換器。
  6. 【請求項6】 前記再同期化回路が、 前記符号速度クロック信号中の特定の信号遷移を検知す
    るための第1の検知手段と、 前記符号速度クロック信号中において前記検知された信
    号遷移にすぐ続いて、前記方形波信号の特定の信号遷移
    を検知するための第2の検知手段と、 前記第1および第2緒検知手段に接続され、前記第1お
    よび第2の検知手段による前記検知に応答して前記同期
    化信号中の特定の信号遷移を発生させるための手段とを
    有し、前記ラッチが、前記同期化時間信号中の各前記特
    定の信号遷移に応答して、前記カウンタに保持された前
    記N−ビットカウント値をサンプリングする、ことを特
    徴とする請求項5記載の信号変換器。
  7. 【請求項7】 IF信号に含まれる位相情報を用いてア
    ナログIF信号を復号する方法であって、 (a)IF信号からアナログ方形波を発生させる工程
    と、 (b)局部位相基準信号を発生させる工程と、 (c)特定のサンプリング周期で、前記アナログ方形波
    の位相と前記局部位相基準信号との間の位相差を決定す
    る工程とを有してなり、前記位相差がIF信号から復号
    された符号を表すものである、ことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 前記工程(b)が、 IF信号の周波数の関数である周波数を有する刻時基準
    信号を発生させる工程と、 前記刻時基準信号に応答してN−ビットカウント値を増
    加させる工程とを含み、前記N−ビットカウント値がい
    つでも前記局部位相基準信号のサンプリング値を表す、
    ことを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記刻時基準信号の前記周波数が、2N
    fIFに等しく(但し、fIFは前記IF信号の周波数に等
    しい)、前記N−ビットカウント値が0から2N −1ま
    で増加し、前記N−ビットカウント値が1/fIF毎に零
    にオーバーフローする、ことを特徴とする請求項8記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 前記(c)の工程が、 (1)IF信号を復号するための速度に対応する周波数
    を持つ符号速度クロック信号を発生させる工程と、 (2)前記方形波と前記符号速度クロック信号の関数と
    しての同期化時間信号を発生させる工程と、 (3)前記N−ビットカウント値を前記同期化時間信号
    により指定されたサンプリング間隔でサンプリングする
    工程とを含み、前記N−ビットカウント値のサンプリン
    グ値が、各サンプリング間隔における前記アナログ方形
    波と前記局部位相基準信号との間の位相の差を表す、こ
    とを特徴とする請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記工程(1)が、 前記符号速度クロック信号中の特定の信号遷移を検知す
    る工程と、 前記符号速度クロック信号中において前記検知された信
    号遷移にすぐ続いて、前記方形波信号の特定の信号遷移
    を検知する工程と、 前記検知に応答して前記同期化信号中の特定の信号遷移
    を発生させる工程とを含み、前記N−ビットカウント値
    が、前記同期化時間信号中の各前記特定の信号遷移に応
    答してサンプリングされる、ことを特徴とする請求項1
    0記載の方法。
JP6288514A 1993-11-24 1994-11-24 全デジタルif−ベースバンド信号変換器 Pending JPH07235835A (ja)

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US08/158,118 US5539776A (en) 1993-11-24 1993-11-24 All digital if-to-baseband signal converter
US158118 2002-05-30

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JPH07235835A true JPH07235835A (ja) 1995-09-05

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US5539776A (en) 1996-07-23
EP0654895A2 (en) 1995-05-24
CA2117935A1 (en) 1995-05-25
EP0654895A3 (en) 1996-10-09

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