JPH02206263A - 遅延検波回路 - Google Patents

遅延検波回路

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JPH02206263A
JPH02206263A JP1026202A JP2620289A JPH02206263A JP H02206263 A JPH02206263 A JP H02206263A JP 1026202 A JP1026202 A JP 1026202A JP 2620289 A JP2620289 A JP 2620289A JP H02206263 A JPH02206263 A JP H02206263A
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JP1026202A
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Yasuyuki Oishi
泰之 大石
Satoshi Nakamura
聡 中村
Eisuke Fukuda
英輔 福田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 PSK変澗のディジタル移動無線の受信装置におけるP
SK復調器の遅延検波回路に関し、移動無線で避けられ
ない受信機の局部発振器の発振周波数ωLの変動に対し
、遅延検波出力のアイパターン開口が劣化しない遅延検
波回路を提供することを目的とし、 受信信号Rinの位相と遅延用のシフトレジスタの途中
段の出力にの位相とを比較する位相比較器の出力誤差に
よりシフトレジスタへのサンプルクロック供給の電圧制
御発振器の発振周波数fsを制御するPLL回路2を構
成する(第1発明)か、又は前記受信信号Rinと遅延
用シフトレジスタの出力とを乗算し低域フィルタで取出
した低周波成分を、^/D変換して演算器CPUに読込
み、タイミング再生回路で得られる最適タイミングでN
回サンプリングし、得られたN個のサンプルデータの累
積分布の2つのピーク値の差の絶対値を求め該絶対値の
前回サンプリング時の値との差の正負により出力値の加
減算を繰り返す信号処理回路のD/A変換出力により、
復調出力のアイパターン開口が最大となるようにシフト
レジスタへのサンプルクロック供給の電圧制御発振器の
発振周波数fsを制御するサンプルクロック制御ループ
3を構成する(第2発明)か、前記信号処理回路と同じ
信号処理回路の演算器cpuの出力により、前記復調出
力のアイパターン開口が最大となるようにm段のシフト
レジスタの途中段のシフト出力を選択する選択回路から
なる段数選択ループ4を構成する(第3発明)ことによ
り、常に所定の遅延検波の条件を満たすように遅延用シ
フトレジスタの遅延IT(・m/fs)を可変するよう
に構成する。
〔産業上の利用分野] 本発明はディジタル変調の移動無線通信に係り特にPS
K変調の移動無線通信の受信装置におけるPSK変調信
号を復調するPSK復調器の遅延検波回路に関する。
移動前vAii11信では受信波の途切れる高速フェー
ジング等を伴う劣悪な電波伝播の環境下でも機能する必
要があるため、移動無線に用いるPSK復調器には移動
無線に適した技術の開発が要求されて、固定無線おける
同期検波によるPSK復調の如く受信入力に同期した搬
送波信号を再生する事の不要な遅延検波回路が有望と考
えられている。
(従来の技術〕 従来の遅延検波回路の構成を2相PSK信号を復調する
場合について説明すると、第5図に示す如く、図示しな
い送信側のPSK変調では、送りたいデータ列X、に1
ビツト前の送信データY、−1との和をとって出力ビッ
トとする和分変換を施す。
その変換後の送信データ列をY□とすると、Yム= y
i−+ + X、          (1)と表され
る。このY、をPSKの変調信号として、Yiの符号1
,0に対応して搬送波の位相を0.πと変化させた2相
PSK変調波を図示した受信側へ送信するが、このPS
K変調波1?(t)は次式で表される。
R(t)=CO5(ωLt+y、π)(2)ここで、ω
Lは搬送波周波数である。受信側ではこの無線周波数ω
。のPSX変調波をアンテナ10で受信し周波数ωLの
受信局部発振器20の発振波とミキサ30で混合し周波
数変換して次式の受信信号L(t) =C0S  ((
ω。−ωL)t+ V 、π〕(3)を得る。この受信
信号L(t)を例えばシフトレジスタの遅延回路1で、
伝送データの1シンボル時間Tだけ遅延させた信号は、 L(t −T) = COS ((ω。−ωL Xt  T) 十Y =
−+π〕(4)となる。従って受信信号を遅延検波する
為、式(3)と式(4)の信号を乗算器5にて掛合せる
と、D= L(t)χL(L −T) =172  ・COS  ((ω。−ωL)T+(Y 
y t−1)  π〕 =1/2 −CO3((ω。−<IJL )T十Xs 
 x ) (5)が得られ、低域フィルタ6でその低周
波成分のみを取出す。ここで (ωL−ωL)T=2ng  (nは自然数)、(6)
を満たすようにωLETを設定すると、式(5)はD工
172  ・CO5(X i π)(7)となり復調出
力が得られる。この乗算器5の出力を識別器7にて、デ
ータのタイミング再生回路8の出力の識別に最適なタイ
ミングにより、その極性の正を符号1.負を符号0と符
号化することにより、元のデータ列xiが誤り無く再生
されFSX復調が行われる。そして送信側で伝送帯域幅
の制限を施した場合の、式(7)の出力が識別器7にて
識別される余裕を表す復調出力のアイパターン開口が第
6図Aに示される。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の遅延検波回路は、上述の如く、受信機の局部発振
器20の発振周波数ωLが変動した場合(移動無線機の
場合、周囲条件の変化により局発周波数ωLは変動し易
い)、弐(6)の所定の遅延検波の条件が満たされなく
なるため、PSK復調出力のアイパターン開口が減少し
、復調特性が第6図Bの如く劣化する。特に遅延回路1
で受信信号L(1)を遅延させる伝送データの1シンボ
ル時間′rが大きい場合(データ速度が遅い場合)は、
受信機の局部発振器20の発振周波数ωLの変動による
ミキサ30出力の周波数変換後の周波数(ω。−ωL)
の変動Δωと時間Tの積Δω・Tが2nπに近づき、復
調出力のアイパターン開口の許容される劣化度がクリテ
ィカルとなり、移動無線の実用上問題となる。本発明は
、移動無線で避けられない受信機の局部発振器20の発
振周波数ωLが成る程度変動した場合でも、識別器7で
許容される低域フィルタ6の出力のアイパターン開口が
劣化しない遅延検波回路を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
この課題は、第1図の原理図に示す如く、アンテナ10
で受信した無線周波数ωゎのPSK変調の信号R(t)
を、発振周波数ωLの局部発振器20の出力とミキサ3
0にて混合して周波数変換した受信信号11inを、伝
送データの1シンボル時間の整数倍だけ遅延させるサン
プルクロック周波数がfsでありシフト段数がm段の、
遅延時間Tが式T=m /f、で与えられる遅延用シフ
トレジスタ(1)の出力と乗算器5で乗算し、その低周
波数成分のみを低域フィルタ(6)で取出し、データの
タイミング再生回路(8)で再生した最適タイミングで
識別(7)シデータを再生するPSK復調器の遅延検波
回路において、入力の受信信号Rinと遅延用のシフト
レジスタ1の途中段の出力にの位相を比較する位相比較
器21の出力誤差によりシフトレジスタlへのサンプル
クロック供給の電圧制御発振器22の発振周波数fsを
制御するPLL回路2を構成する(第1発明)か、又は
前記低域フィルタ6で取出した低周波成分を、A/D変
換し符号化して演算器CPUに読込み、タイミング再生
回路8で得られる最適タイミングでN回ザンプリングし
、得られたN個のサンプルデータの累積分布の2つのピ
ーク値の差の絶対値を求め該絶対値の前回サンプリング
時の値との差の正負によりD/A変換器への出力値の加
減算を繰り返す信号処理回路31のD/A変換出力によ
り、低域フィルタ6の出力の復調アイパターンの開口が
最大となるように、シフトレジスタ1へのサンプルクロ
ック供給の電圧制御発振器12の発振周波数fsを制御
するサンプルクロック制御ループ3を構成する(第2発
明)か、前記信号処理回路31と同じ信号処理回路41
の演算器cpυの出力により、前記低域フィルタ6で取
出した復調アイパターンの開口が最大となるようにm段
のシフトレジスタ1の途中段のシフト出力を選択する選
択回路42により段数選択ループ4を構成する(第3発
明)ことにより、乗算器5にて常に遅延検波の所定の条
件式(6)を満たすようにシフトレジスタ1の遅延量T
=m/fsを可変する本発明の構成によって解決される
本発明の遅延検波回路の構成を示す第1図の原理図にお
いて、 1は、アンテナ10で受信したPSK変調の無線周波数
ω。の受信信号R(t)を局部発振器20の発振周波数
ωLとミクサ30にて混合し周波数変換した受信信号R
inを入力とし、伝送データの1シンボル時間の整数倍
だけ遅延させる遅延回路素子であって、ビットシフトの
為のサンプルクロックの周波数がfsでシフト段数がm
段の、遅延時間Tが式T=m/fSで表せる遅延用シフ
トレジスタである。
2は、第1発明に対するもので、受信信号Rinとm段
のシフトレジスタlの途中段の出力にとの位相比較器2
1の出力誤差により、シフトレジスタ1へのサンプルク
ロック供給の電圧制御発振器22の発振周波数fsを制
御するPLL回路であって、受信信号Rinと乗算する
乗算器5にて遅延検波の所定の関係式(6)を満たすよ
うに、シフトレジスタ1の遅延量T(・m/fs)を可
変する。
3は、第2発明に対するもので、受信信号Rinと遅延
用のシフトレジスタ1の出力とを乗算器5にて乗算した
出力から低域フィルタ6で取出した低周波成分を、A/
D変換し符号化して演算器CPUに読込み、タイミング
再生回路8で得られる最適タイミングでN回サンプリン
グし、得られたN個のサンプルデータの累積分布の2つ
のピーク値の差の絶対値を求め該絶対値の前回サンプリ
ング時の値との差の正負によりD/A変換器への出力値
の加減算を繰り返す信号処理回路31のD/A変換出力
により、低域フィルタ6の出力の復調アイパターンの開
口が最大となるように、シフトレジスタ1へのサンプル
クロック供給の電圧制御発振器32の発振周波数fsを
制御するサンプルクロック制御ループである。
4は、第3発明に対するもので、前記信号処理回路31
ど同じ信号処理回路41の演算器CPUの出力により、
前記低域フィルタ6で取出した復調出力のアイパターン
開口が最大となるように1段のシフトレジスタ1の途中
段のシフト出力を選択する選択回路43により構成され
た段数選択ループである。
そしてPLL回路2.サンプルクロック制御卸ループ3
、又は段数選択ループ4の何れかにより、受信信号Ri
nと受信信号Rinを伝送データの1シンボル時間の整
数倍だけ遅延させるシフトレジスタ1の出力との乗積出
力の低周波数成分を誤り無く識別する遅延検波の所定の
関係式(6)を満たすようにシフトレジスタ1の遅延M
Tを可変し設定する。
〔作用〕
遅延用シフトレジスタ1は、アンテナ10で受信した無
線周波数ω。のPSK変調の受信信号列R(t)を発振
周波数ωLの局部発振器20の出力とミクサ30にて混
合し周波数変換された受信信号Rinを入力し、伝送デ
ータの1シンボル時間の整数倍だけ遅延させる。そして
ビットシフトの為のサンプルクロックの周波数がfsで
ありシフト段数がm段であるので、その遅延時間Tは式
T=m/fsで表せる。 本発明の第1発明では、PL
L回路2が、受信信号Rinの位相とシフトレジスタl
の途中段の出力にの位相を比較する位相比較器21の出
力誤差により、シフトレジスタ1のサンプルクロックの
電圧制御発振器22の周波数fsを制御し、受信信号R
1nとシフトレジスタ1の最終段lのシフト出力との積
の低周波数成分を誤り無く識別する遅延検波の所定の関
係式(6)を満たすシフトレジスタ1の遅延量T=m/
fs  を設定する。従って無線周波数ω。の受信信号
R(t)を周波数変換する受信の局部発振器20の発振
周波数ωLが変動しても、上記のPLL回路2が遅延検
波の所定の関係式(6)を満たすようにシフトレジスタ
1の遅延、ITを設定するので、乗算器5の出力の復調
アイパターン開口の劣化は生ぜず、常に最適のPSK復
調の復調特性を得ることができるので問題が解決される
本発明の第2発明では、サンプルクロック制御ループ3
が、人力信号Rinとm段のシフトレジスタ1の最終段
出力mとの積の低周波数成分を、信号処理回路31で、
先ずA/D変換して符号化し、演算器CPυに読込み、
タイミング再生回路8で得られる最適タイミングでN回
サンプリングし、得られたN個のサンプルデータの累積
分布の2つのピーク値の差の絶対値を求め該絶対値の前
回サンプリング時の値との差の正負によりD/A変換器
への出力値の加減算を繰り返し、最後にD/A変換した
出力電圧により、低域フィルタ6の出力の復調アイパタ
ーン開口が最大となるように、シフトレジスタ1へのサ
ンプルクロック供給の電圧制御発振器32の発振周波数
fsを制御するので、前記低周波数成分が遅延検波の所
定の関係式(6)を満たすようにシフトレジスタ1の遅
延量T(・m/fs)を設定する。
本発明の第3発明では、段数選択ループ4が、その前記
信号処理回路31と同じ信号処理回路41の演算器cp
uの出力により、前記低域フィルタ6で取出した復調出
力のアイパターンの開口が最大となるようにm段のシフ
トレジスタ1の途中段のシフト出力を選択回路42によ
り選択するので、前記低周波数成分が遅延検波の所定の
関係式(6)を満たすシフトレジスタ1の遅延量T (
=m/fs)を設定する。従って本発明の第1発明、第
2発明、第3発明の何れでも、無線周波数ω。の受信信
号R(t)を周波数変換する受信の局部発振器20の発
振周波数ωLが変動しても、上記のPLL回路2.サン
プルクロツク制御ループ39段数選択ループ4の何れか
により、乗算器5にて遅延検波の所定の関係式(6)を
満たすようにシフトレジスタ1の遅延IJTを設定する
ので、復調出力のアイパターンの開口は劣化せず、常に
最適のPSK復調の復調特性を得ることができて問題が
解決される。
〔実施例〕
第2図は本発明の第1発明の実施例の遅延検波回路の構
成を示すブロック図であり、第7図の(a)。
(b)、 (C)、 (d)が、その動作を説明するた
めの説明図である。そして第3図、第4図は第2発明、
第3発明の実施例の遅延検波回路の構成を示すブロック
図である。何れも2相PSK遅延検波器に適用した場合
であり、遅延回路素子は、サンプルクロックがfs(I
lz)であり、シフト段数がm段のシフトレジスタ1で
構成され、その遅延時間Tは次式で定まる。
T = m/fs           (8)遅延検
波のPSK復調器では、アンテナ10で受信した無線周
波数ω。のPSK変調の受信信号R(t)を局部発振器
20の出力ωLで周波数変換した受信信号Rinと、遅
延用の段数mのシフトレジスタ1の出力とを乗算器5に
て乗積し、低域通過フィルタ6によりその低周波数成分
のみを取り出し、前記の式(5)で表される復調出力を
得る。この復調出力を識別器7にて、データのタイミン
グ再生回路8からのアイパターン開口が最大となる識別
に最適のタイミングで識別してデータを再生する。
第2図の第1発明の実施例では、遅延素子のシフト段数
がm段のシフI・レジスタ1の入力Rinと、m段の途
中段のシフト出力にとを、PLL回路2の位相比較器2
1の入力端a、bへ入力し、その位相誤差の誤差電圧o
utを、電圧制御発振器22(自動発振器vCO1又は
水晶発振器VCXO)の制御電圧として印加し、電圧制
御発振器22の発振周波数fsを可変する。ここでkは
、 (m−k)/fs−π/2/(ω0−ωL)(9)で与
えられる。この人力Rinとに段遅延後の出力との位相
差は、入力の2相PSK信号Rinの位相0゜πによっ
て、±π/2となる。このPLL回路20位相比較器2
1の入力端a、bの位相誤差と、出力電圧Voutの関
係を説明図の第7図の(a) PLL回路の特性に、電
圧制御発振器22の制御電圧Vcと発振周波数fの関係
を第7図の(b)電圧′制御発振器の特性に示す。これ
より、I’LL回路2の位相安定点は、第7図の(a)
 PLL回路の特性の位相誤差が±π/2の2点であり
、これは遅延素子のシフトレジスタ1の入力Rinとm
段シフト後の出力の位相差帆πに対応している。
よってPLL回路2は、2相PSK変調波に対して常に
次式を満たすように収束する。
(ω。−ωL)xT=nπ (nは自然数>  (10
)ただし式(10)においてnが奇数に収束した場合は
、式(5)の出力の正負が反転し、再生データにビット
符号の逆転が起きてしまうので、これに対しては、復調
後のデータタイミング再生回路5にて同期信号の検出時
に確定するか、周波数変換用局部発振器20にて±π/
2を超える位相誤差を生じる発振周波数ωLの変動が無
いようにすることで、正しい再生データ列を得ることが
出来る。
第7図の(C)は位相比較器21の構成例を示し、第7
図の(d)はその動作タイムチャートを示す。第7図の
(C)の位相比較器の構成は、エツジ検出器211゜エ
ツジ検出器212. RSフリップフロップ213.差
動増幅器214.低域フィルタ215で構成され、エツ
ジ検出器211 とエツジ検出器212は、第7図の(
d)タイムチャートの如く、位相比較する2つの入力信
号a、bの立上りと立下りを検出してパルスc、dを発
生してRSフリップフロップ213へ入力し、a入力の
立上り又は立下りエツジでRSフリップフロップ213
をセットし、b入力の立上り又は立下りエツジでリセッ
トする。これより、l?sフリップフロップ213の出
力口には、第7図(d)タイムチャートのeの如く、2
つのディジタル信号入力a、bの位相差−に対応したパ
ルス幅−の矩形信号が得られる。
このRSフリップフロップ213の出力口とその反転出
力Qを差動増幅器214のオペアンプを用いて、第7図
(d)のfの如く、電圧Oνを中心に変化する波形に変
換した後、低域フィルタ215をループフィルタとして
、パルス幅−に比例した値の直流電圧を得る。この直流
電圧を誤差電圧VcとしてPLL回路2の電圧制御発振
器22の発振周波数fを制御し、第7図の(ハ)の如く
、誤差電圧Vc=Oの発振周波数f。
になるように制御する。PLL回路2のループフィルタ
215の時定数は、高速フェーディングによるPLL回
路2の入力信号a、bの変動により電圧制御発振器22
の発振周波数fが振られない程度に長く、且つPLL回
路2が適当な引込み時間を得るように設定する。
第3図の第2発明の実施例では、入力信号Rinと、m
段のシフトレジスタ1のシフト後の出力mとを乗算器5
にて乗算し、低域フィルタ6によりその低周波数成分の
みを取り出し、前記の式(5)で表される復調出力を得
、この復調出力を識別器7にてアイパターン開口が最も
大きくなる識別に最適のタイミングで識別してデータを
再生するが、この低域フィルタ6の出力を、サンプルク
ロック制御ループ3の信号処理回路31のA/D変換器
311にてA/D変喚してCF’U 312に読込み、
後述のアイパターン開口を最大とするアルゴリズムに従
って演算し、得られた値をD/A変換器313でD/A
変換して電圧制御発振器32のVCO(可変)の制御電
圧として印加し、その発振周波数fsを可変しシフトレ
ジスタ1のサンプルクロックfsを設定する。
以下にサンプルクロック制御ループ3の信号処理回路3
1のCPU 312の演算アルゴリズムを示す。■D/
A変換器313へOを出力し初期設定する。 ■A/D
変換器311からの入力値νiを、タイミング再生回路
8で得られる最適タイミングでN回すンプルする。
■得られたN個のデータ値Vに対する累積分布を求める
■累積分布にはアイパターン開口に対応した2つのピー
ク値が生じる。これを夫々、V o 、V tとして、
差の絶対値Δν0=  vH−vL を求める。
■D/A変換器313への出力値ΔvOをインクリメン
ト、またはデクリメントする。
■ ■〜■を繰り返し、値ΔVK=VM−VLを求める
■ 前回サンプリング時の値ΔV K−1との差が正Δ
VK−ΔV K−1> 0の場合は、■に戻り同じ操作
を続け、負ΔvK−ΔV X−1< 0の場合は、■に
戻り反対の操作を行う。
CPU312は、以上の演算を繰り返して、アイパター
ンのση口が最・大となるように電圧制御発振器22の
発振周波数fを制御する。そして■のA/D変換器31
1からの入力4fl V iをサンプルするサンプル数
Nは、高速フェーディングによってCPU 312から
D/A変換器313への出力値が変動して電圧制御発振
器32のVCO発振周波数fが振られない程度に大きく
、且つ適当な収束時間が得られるような数に設定する。
第4図の第3発明の実施例は、段数選択ループ4が、前
記信号処理回路31と同じ信号処理回路41とm段シフ
トレジスタlの途中段のシフト出力を選択する選択回路
42と乗算器5と低域フィルタ6で構成され、信号処理
回路41の演算器CPU 412の出力により、前記低
域フィルタ6で取出した復調出力の低周波成分のアイパ
ターン開口が最大となるようにm段のシフトレジスタ1
の途中段のシフト出力を選択回路42のm対lセレクタ
により選択するので、前記低域フィルタ6の出力の低周
波成分が常に遅延検波の所定の関係式(6)を満たすよ
うにシフトレジスタ1の遅延WT (、・m/fs)を
設定する。
信号処理回路41の演算器CPU 412の出力により
選択口842を制御してシフトレジスタlの途中段のシ
フト出力を選択しアイパターン開口が最大となるように
切り換えるアルゴリズムは、前述の第3図の第2発明の
実施例と同様である。
以上、第2図の第1発明の実施例、第3図の第2発明の
実施例、第4図の第3発明の実施例の何れでも、無線周
波数ω。の受信信号R(t)を周波数変換する受信の局
部発振器20の発振周波数ωLが周囲温度や振動や電源
電圧変動などで変動しても、上記のPLL回路2.サン
プルクロック制御ループ3゜段数選択ループ4の何れか
により、遅延検波の所定の関係式(6)を満たすように
シフトレジスタ1の遅延量Tを可変し設定するので、乗
算器5の出力の復調アイパターンの開口は劣化せず、常
に最適のPSK復調の復調特性を得ることができて問題
が無い。
なお、以上の実施例は、2相PSK復調について説明し
たが、多相psに復調においても本発明を適用できるこ
とは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明によれば、PSK復調に用い
る受信機の遅延検波器において、受信機の周波数変換の
為の局部発振器の発振周波数が変動した場合でも復調出
力のアイパターンの劣化が生じないため、PSK変調の
移動無線の受信機が常に最適の復調特性を有する効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の遅延検波回路の構成を示す原理図、 第2図は本発明の第1発明の実施例の遅延検波回路の構
成を示すブロック図、 第3図は本発明の第2発明の実施例の遅延検波回路の構
成を示すブロック図、 第4図は本発明の第3発明の実施例の遅延検波回路の構
成を示すブロック図、 第5図は従来の遅延検波回路のブロック図、第6図は従
来の遅延検波回路の動作を説明するための復調アイパタ
ーン、 第7図の(a)、 (b)、 (C)、 (d)は第1
発明の詳細な説明するための説明図である。 図において、 1は遅延用シフトレジスタ、2はPLL回路、21は位
相比較器、22は電圧制御発振器、3はサンプルクロッ
ク制御ループ、31は信号処理回路、311はへ/D変
換器、312はCPU 、313はD/A変換器、32
は電圧制御発振器、4は段数選択ループ、41は信号処
理回路、411はA/D変換器、412はCPU 、4
2はシフト段数の選択回路、5は乗算器、6は低域フィ
ルタ、7は識別器、8はタイミング再生回路、10はア
ンテナ、20は局部発振器、30はミキサである。 \0 (d)クイムチv−) 本命明の第1売明の大梵4J’lの説明図第7図 (イの2)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、受信した無線周波数のPSK変調の信号を発振周波
    数ω_Lの局部発振器(20)の出力と混合して周波数
    変換した受信信号(Rin)を、伝送データの1シンボ
    ル時間の整数倍だけ遅延させた信号と乗算(5)しその
    低周波数成分のみを低域フィルタ(6)で取出し、デー
    タのタイミング再生回路(8)で再生した最適のタイミ
    ングで識別(7)しデータを再生するPSK復調器の遅
    延検波回路において、伝送データを遅延させる手段とし
    てシフトレジスタ(1)を用い、該シフトレジスタの入
    力(Rin)と途中段の出力(k)の位相を比較する位
    相比較器(21)の出力誤差により該シフトレジスタへ
    サンプルクロックを供給する電圧制御発振器(22)の
    発振周波数fsを制御するPLL回路(2)を備え、該
    PLL回路(2)の電圧制御発振器(22)の発振周波
    数fsの出力を前記遅延用のシフトレジスタ(1)のサ
    ンプルクロックとすることにより前記局部発振器(20
    )の発振周波数ω_Lが変動しても常に該シフトレジス
    タ(1)が所定時間Tだけ受信信号(Rin)を遅延す
    ることを特徴とした遅延検波回路。 2、受信した無線周波数のPSK変調の信号を発振周波
    数ω_Lの局部発振器(20)の出力と混合して周波数
    変換した受信信号(Rin)を、伝送データの1シンボ
    ル時間の整数倍だけ遅延させた信号と乗算(5)し、そ
    の低周波数成分のみを低域フィルタ(6)で取出し、デ
    ータのタイミング再生回路(8)で再生したアイパター
    ン開口が最大となる最適のタイミングで識別(7)しデ
    ータを再生するPSK復調器の遅延検波回路において、 伝送データを遅延させる手段としてシフトレジスタ(1
    )を用い、該低域フィルタ(6)で取出した低周波数成
    分を符号化し演算器CPUに読込み前記タイミング再生
    回路(8)で得られる最適タイミングでN回サンプリン
    グし、得られたN個のサンプルデータの累積分布の2つ
    のピーク値の差の絶対値を求め該絶対値の前回サンプリ
    ング時の値との差の正負により出力値の加減算を繰り返
    す信号処理回路(31)のD/A変換出力により前記ア
    イパターン開口が最大となるように該シフトレジスタ(
    1)へサンプルクロックを供給する電圧制御発振器(3
    2)の発振周波数fsを制御するサンプルクロック制御
    ループ(3)を備え、 該サンプルクロック制御ループ(3)の電圧制御発振器
    (32)の出力fsを該シフトレジスタ(1)のサンプ
    ルクロックとすることにより前記局部発振器(20)の
    発振周波数ω_Lが変動しても常に該シフトレジスタ(
    1)が所定時間Tだけ受信信号(Rin)を遅延するこ
    とを特徴とした遅延検波回路。 3、受信した無線周波数のPSK変調の信号を発振周波
    数ω_Lの局部発振器(20)の出力と混合して周波数
    変換した受信信号(Rin)を、伝送データの1シンボ
    ル時間の整数倍だけ遅延させた信号と乗算(5)し、そ
    の低周波数成分のみを低域フィルタ(6)で取出し、デ
    ータのタイミング再生回路(8)で再生したアイパター
    ン開口が最大となる最適のタイミングで識別(9)しデ
    ータを再生するPSK復調器の遅延検波回路において、 該低域フィルタ(6)で取出した低周波数成分を符号化
    し演算器CPUに読込み前記タイミング再生回路(8)
    で得られる最適タイミングでN回サンプリングし、得ら
    れたN個のサンプルデータの累積分布の2つのピーク値
    の差の絶対値を求め該絶対値の前回サンプリング時の値
    との差の正負により出力値の加減算を繰り返す信号処理
    回路(41)の出力により前記アイパターン開口が最大
    となるように該シフトレジスタ(1)の途中段のシフト
    出力を選択する選択回路(42)からなる段数選択ルー
    プ(4)を備え、 該段数選択ループ(4)の選択回路(42)が選択した
    シフト出力により前記局部発振器(20)の発振周波数
    ω_Lが変動しても常に該シフトレジスタ(1)が所定
    時間Tだけ受信信号(Rin)を遅延することを特徴と
    した遅延検波回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015095744A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 日本電信電話株式会社 無線通信システム
JP2016076751A (ja) * 2014-10-02 2016-05-12 富士通株式会社 受信回路及びその制御方法

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JP2015095744A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 日本電信電話株式会社 無線通信システム
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