JPH07234737A - シンク形成回路 - Google Patents

シンク形成回路

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JPH07234737A
JPH07234737A JP24640294A JP24640294A JPH07234737A JP H07234737 A JPH07234737 A JP H07234737A JP 24640294 A JP24640294 A JP 24640294A JP 24640294 A JP24640294 A JP 24640294A JP H07234737 A JPH07234737 A JP H07234737A
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circuit
coupled
current
electrode
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JP24640294A
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Neil C Bird
クリストファー バード ニール
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Koninklijke Philips NV
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Philips Electronics NV
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F3/00Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
    • G05F3/02Regulating voltage or current
    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is dc
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
    • G05F3/26Current mirrors
    • G05F3/262Current mirrors using field-effect transistors only

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  • Automation & Control Theory (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CMOS技術を用いる際に制約が課せられる
場合でも多数キャリアに対するシンクを形成できるシン
ク形成回路を提供する。 【構成】 同一極性の第1及び第2のトランジスタ(Q
1,Q2)の第1電極を第1及び第2の給電ライン
(1,2)の一方(1)に結合する。第1トランジスタ
Q1の第2電極を基準電流(Ir )を供給する基準電流
源(3)を介して他方の給電ライン(2)に結合し、第
2トランジスタの第2電極を負荷(RL)を介して他方
の給電ライン(2)に結合して、動作中多数キャリアを
他方の給電ライン(2)から離れる方向に流す。増幅手
段(4)を用いて負帰還を形成して増幅手段の正及び負
の入力部の電圧を等しくし、負荷に基準電流(Ir )に
対して予め定めた関係の電流(Io )を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数電荷キャリアに対
するシンク、すなわち多数電荷キャリアが電子の場合電
流源、多数電荷キャリアが正孔である場合電流シンクを
構成する回路に関するものである。
【0002】
【従来技術の説明】集積回路技術分野では、一定の(す
なわち高出力インピーダンスの)電流源及び電流シンク
が重要な回路素子である。一般に、電流シンクは単一の
nチャネルエンハンスメントモードMOSトランジスタ
又はカスコードのnチャネルMOSトランジスタのよう
なn型装置を用いることにより比較的容易に実現でき、
電流源は同様にpチャネルエンハンスメントモードMO
Sトランジスタのようなp型装置を用いることにより実
現しうる。しかし、nチャネルとpチャネルとの双方の
エンハンスメントモードMOSトランジスタを設けるの
が技術的に困難な幾つかの形態の集積回路があり、従っ
て、nチャネル装置のみが得られる場合に、電流源を形
成するのを困難にし、又、pチャネル装置のみが得られ
る場合に電流シンクを形成するのを困難にする。この場
合は例えば、非晶質又は多結晶半導体材料をガラス又は
プラスチックのような絶縁基板上に堆積することにより
形成した回路の場合である。その理由は、現在製造しう
るpチャネルエンハンスメントモード薄膜トランジスタ
(TFT)は、極めて悪い電荷移動度特性に加えて許容
できない程度に高いしきい値電圧を有している為であ
る。同様に、バーチカルパワー装置を制御回路又は論理
回路と一緒に集積化したスマートパワー集積回路又はパ
ワー集積回路の技術分野においては、制御回路又は論理
回路をパワー半導体装置と同じ基板又は半導体内に集積
化する必要があるという制約が、複雑な処理技術に頼る
ことなく、使用可能なp型装置、例えばバーチカルパワ
ー装置がnpnバイポーラトランジスタ又はnチャネル
MOSFETであるpチャネルエンハンスメントモート
MOSトランジスタを形成するのを、或いは使用可能手
n型装置、例えばパワー装置がpnpバイポーラトラン
ジスタ又はpチャネルバーチカルパワーMOSFETで
あるnチャネルエンハンスメントモードMOSトランジ
スタを形成するのを極めて困難にするおそれがある。
【0003】例えば、論理ゲート又はシフトレジスタに
用いる為に、電流源又は負荷トランジスタを必要とする
現在のnチャネルTFTデジタル回路は一般に図1に示
す形態の回路を用いている。図1から明らかなように、
上記の回路はnチャネルTFT N1を有し、そのドレ
イン電極が第1電圧供給ライン1に結合され、そのゲー
ト電極がゲート電圧供給ラインGに結合され、そのソー
ス電極が、電流を供給すべき装置RLを介して第2電圧
供給ライン2に結合されている。図1に示す装置RLは
電流を供給すべき回路の適切ないかなる構成素子とする
こともできる。例えば装置RLを図示のように他のnチ
ャネルエンハンスメントモードTFTとすることがで
き、その主電流通路、すなわちそのソース電極とドレイ
ン電極との間の通路はTFT N1のソース電極と直列
に結合され、この他のnチャネルエンハンスメントモー
ドTFTの制御電極は入力電圧の入力端子Iに結合さ
れ、2つのTFTが、反転電圧を出力端子Oに生ぜしめ
るインバータ回路を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成は定電流源を必要とする場合に適していない。その理
由は、TFT N1のゲート電圧が当然にゲート電圧供
給ラインGに供給される定電位に保持されている為、T
FT N1のソース電極と装置RLとの間の接続点にあ
る出力端子Oにおける出力電圧V0 のいかなる変化もT
FT N1のゲート−ソース電圧を変えてしまう為であ
る。TFT N1の相互コンダクタンスをgm とし、装
置RLを流れる電流をi0 とすると、出力インピーダン
スは
【数1】 によって与えられ、代表的に105 〜106 オームのオ
ーダとなりうる。更に、出力インピーダンスRout は出
力電圧V0 (すなわちTFT N1のソース電圧)に依
存する。その理由は、相互コンダクタンスがドレイン電
流の関数である為である。更に、出力電圧V0 に対する
出力電流i0 の依存性は、正確な電流源を提供するのに
この回路を用いることができないということを意味す
る。更に、このような構成の回路の利得は
【数2】 によって与えられる。ここに、W及びLは導通チャネル
の幅及び長さをそれぞれ示し、従って利得が高い場合、
TFT N1を極めて小さくするか或いはTFTRLを
極めて大きくする必要があり、これによりキャパシタン
ス問題を生ぜしめるおそれがあり、又、回路が占める面
積が大きくなること勿論である。
【0005】本発明の目的は、相補技術、例えばCMO
S技術を用いる際に制約がある状況の下で構成しうる、
多数電荷キャリアに対するシンクを得る回路を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段並びに作用】本発明の第1
の見地では、多数電荷キャリヤ用のシンクを形成する回
路であって、第1及び第2の給電ラインと、各々が制御
電極並びに第1及び第2の主電極を有する同一極性の第
1及び第2のトランジスタと、主及び負の入力部並びに
出力部を有する増幅手段とを具え、前記第2トランジス
タが第1トランジスタの対応する寸法に対して予め定め
た比の寸法を有し、第1及び第2のトランジスタの第1
主電極を前記第1及び第2の給電ラインの一方の給電ラ
インに結合し、第1トランジスタの主電極をこの第1ト
ランジスタを経て基準電流を供給する基準電流源を介し
て他方の給電ラインに結合し、並びに第2トランジスタ
の第2主電極を負荷を介して前記他方の給電ラインに結
合されるように配置し、回路の動作中多数キャリヤを第
1及び第2のトランジスタを経て前記他方の給電ライン
から離れる方向に流し、前記増幅手段の負の入力部を第
1トランジスタの第2の主電極に結合し、正の入力部を
第2トランジスタの第2の主電極に結合し、並びに出力
部を第1及び第2のトランジスタの制御電極に結合して
増幅手段の正の入力部の電圧及び負の入力部の電圧を等
しくする負帰還を形成し、第2トランジスタがこの第2
トランジスタの第2主電極と前記他方の給電ラインとの
間に結合した負荷に前記基準電流に対して予め定めた比
の電流を供給するように構成したシンク形成回路を提供
する。
【0007】本発明による回路を用いれば、負帰還によ
り出力電流が基準電流に対して予じめ定めた比で関係を
有し、すなわちこの回路は電流ミラーのように作用し、
さらに出力インピダンスは増幅手段の利得によって決定
されるファクタだけ増大する(上述した既知の回路に比
べて)。従って、この回路により極めて高い出力インピ
ダンスの一定の出力電流が得られる。また、本発明によ
り、多段電荷キャリヤ用のシンクを相補MOS又はバイ
ポーラ技術を用いることなく形成することができる。例
えば、本発明により、nチャネルエンハンスメントMO
Sトランジスタだけしか用いられない場においても電流
源を形成することができる。第1及び第2のトランジス
タは、バイポーラトランジスタやエンハンスメント型M
OSトランジスタのように第1の主電極と第2の主電極
との間に適切な電圧が印加され制御電極に適当な電圧が
印加されない限り導通しないノーマリオフ型の装置とす
る。
【0008】好適実施例において、第1及び第2のトラ
ンジスタをnチャネルエンハンスメントMOSトランジ
スタとし、第1のnチャネルMOSトランジスタのソー
ス電極を増幅手段の負の入力部に結合し、第2のnチャ
ネルMOSトランジスタのソース電極を増幅手段の正の
入力部に結合する。この場合、本発明により、nチャネ
ルエンハンスメント型MOSトランジスタだけを用いて
電流源を形成することができる。勿論、所望の場合に
は、nチャネルエンハンスメント型MOSトランジスタ
の代わりにバイポーラのn形装置すなわちnpnバイポ
ーラトランジスタを用いることもできる。
【0009】ここで、“n形”又は“n形装置”とは、
装置の導通期間中多数電荷キャリヤが電子であるnpn
バイポーラトランジスタ又はnチャネルMOSトランジ
スタのような装置を意味し、“P形”又は“P形装置”
は装置の導通期間中多数電荷キャリヤがホールであるp
npバイポーラトランジスタやPチャネルMOSトラン
ジスタを意味する。
【0010】第1及び第2のトランジスタは互いに同様
のものとすることができるが、好ましくは第1及び第2
のトランジスタを互いに整合させて出力電流を基準電流
に等しくする。ここで、“整合させる”とは、第1及び
第2のトランジスタを同一のプロセスで製造して同一の
寸法を有すること、従ってできるだけ同一の動作特性を
有し所定の電圧の場合同一の電流を流すことを意味す
る。一方、“同様な”とは、図第1及び第2のトランジ
スタが同一のプロセスで製造されて互いに等しくはない
予じめ定めた比の寸法を有し、第1のトランジスタによ
って流れる電流と第2のトランジスタによって流れる電
流が予じめ定めた比にあることを意味する。MOS又は
TFTトランジスタの場合、重要な寸法はチャネル長L
及びチャネル幅Wである。
【0011】前記増幅手段が、前記正の入力部及び負の
入力部に結合した入力トランジスタ回路を有する反転回
路と、この反転回路の動作中に照明される光感知素子を
有する負荷装置とを有することができる。
【0012】例えば、増幅手段が第3,第4及び第5ト
ランジスタを有し、核トランジスタが第1及び第2の主
電極と制御電極とを具え、第3トランジスタの制御電極
を前記正の入力部に結合し、第4トランジスタの制御電
極を前記負の入力部に結合し、第5トランジスタの制御
電極をバイアス電圧源に結合し、第3及び第5トランジ
スタを前記第1の給電ラインと第2の給電ラインとの間
に直列に接続し、第5トランジスタを第4トランジスタ
及び前記光感知素子に直列に結合し、光感知素子を増幅
手段の出力部に結合することもできる。このように構成
することにより、相補型トランジスタを用いることなく
高出力インピダンスの増幅手段を構成することができ
る。
【0013】一例として、光感知ダイオードは、第4ト
ランジスタの第1の主電極と第1の給電ラインとの間に
結合した光感知性非線形抵抗装置で構成することができ
る。この回路において、光感知素子への光照射によって
生じたフォト電流を光感知ダイオード両端間の反転バイ
アス電圧に依存しないようにすることができ、この結果
増幅手段は極めて高い出力インピダンスを有することに
なる。増幅手段の利得は出力インピダンスにより決定さ
れ、30程度とすることができる。
【0014】第2実施例において、光感知素子が、前記
第4トランジスタに直列に結合した別のトランジスタの
第2の主電極と制御電極との間に結合した少なくとも1
個の光感知装置を有し、光が入射したとき、前記別のト
ランジスタの第2の主電極と制御電極との間に電圧が生
ずるように構成することができる。この実施例では、別
のトランジスタのゲート−ソース間電圧は出力電圧の関
数ではないので、より高い利得を与えれば増幅手段は一
層増大した出力インピダンスをとることになる。この回
路の動作中、光感知素子への光照射により、光感知素子
両端間に微小電圧、すなわちフォト電流に等しい順方向
電流を与えるのに必要な順方向バイアスに等しい電圧が
生ずる。
【0015】第2の実施例において、一般的に光感知ダ
イオードの特性に応じて、光感知素子を光感知素子列で
構成し、光感知素子が照明されたとき別のトランジスタ
をターンオンさせるのに十分な電圧を与えることができ
る。この第2実施例において、第4トランジスタ、光感
知素子及び別のトランジスタによって形成されるインバ
ータ回路を流れる電流、すなわち負荷容量を充電する電
流は、このインバータ回路の出力電圧が増大する場合に
光感知素子を流れる電流によって決定されない。従っ
て、第2実施例において、別のトランジスタのチャネル
長対チャネル幅の比W/Lを増大させることにより又は
別のトランジスタすなわち負荷トランジスタの制御電極
と第1の主電極との間に結合した光感知素子列に光感知
素子を加えることにより、一層大きな容量性負荷を同一
の所定の速度で駆動することができる。一方、必ずしも
光感知ダイオードの大きさすなわち表面積を増大させる
必要はない。この理由は、光感知ダイオードは出力電流
を発生しないからである。
【0016】本発明には回路は例えばスイッチド電流回
路のように定電流が必要ないかなる状況にも用いること
ができ、特に例えばスマートパワー装置やインテリジェ
ントパワー装置或いは行及び列に配置された記憶素子の
2次元アレイを行導体及び列導体により個別にアクセス
する際の記憶素子のアクセスを制御する制御回路のよう
な薄膜装置のように相補的トランジスタを用いることが
困難な場合に用いることができる。
【0017】本発明は、少なくとも1個の光感知素子
と、請求項1から7までのいずれか1項に記載のシンク
形成回路と、第1及び第2の主電極並びに絶縁ゲート電
極を有し、第1の給電ラインと第2の給電ラインとの間
で第1のトランジスタに直列に接続されて基準電流源を
形成する別のトランジスタと、前記第1の給電ラインと
第2の給電ラインとの間で第2のトランジスタに直列に
結合され、回路の負荷に対して第2のトランジスタと前
記別のトランジスタとの間の接続部に生ずる出力を与え
る付加的なトランジスタと、スイッチング手段とを具
え、前記スイッチング手段が、前記光感知素子を給電ラ
インと前記別のトランジスタの制御電極との間に結合し
て前記別のトランジスタが前記光感知素子が照明されな
い場合に光感知素子によって生じた第1信号を表わす第
1の電流を発生すると共に、前記光感知素子を給電ライ
ンと前記付加的なトランジスタの制御電極との間に結合
して前記付加的な前記光感知素子が照明された場合にこ
の光感知素子により生ずる第2の信号を表わす第2の電
流を発生し、前記出力部に生ずべき第1の信号と第2の
信号との間の差を表わす第3の電流を発生するように構
成したイメージセンサを提供する。
【0018】本発明による回路はバルク半導体技術を用
いて製造することができるが、本発明は、光感知素子が
例えばp−i−nダイオード、ショットキーダイオード
又は金属−絶縁体−金属(M−I−M)装置のような少
なくとも1個の薄膜ダイオードを有し、1個のトランジ
スタ又は各トランジスタがnチャネルの薄膜トランジス
タで構成される薄膜技術に用いることができる。
【0019】勿論、通常の電流ミラー回路の精度を改善
するに試みとしてダイオード接続した第1のトランジス
タと第2のトランジスタとが結合された制御ゲートを有
し、第1トランジスタを流れる電流を第2トランジスタ
により増幅手段を介してダイオードのフィードバック経
路に反射させて入力インピダンスを減少させ出力インピ
ダンスを増大させることが知られている。周知のよう
に、ダイオード接続とは、MOSトランジスタの場合ゲ
ートとドレインとを結合すること、バイポーラトランジ
スタの場合コレクタとベースとを結合することを意味す
る。このような回路において、例えば米国特許第464
2551号明細書又は欧州特許出願公開第523266
号明細書に示されているように、増幅手段の正の入力部
と出力部との間の経路にダイオード結合が挿入され増幅
手段の負の入力部が第2トランジスタのドレイン又はコ
レクタに接続されている。一方、この回路ではシンクを
形成できず又は多数キャリヤを供給することができず、
すなわちnチャネルの場合電流源を形成することができ
ない。従って、この回路では、一導電型トランジスタし
か利用できず高利得インバータを形成することができな
い。この理由は、この状況ではアクティブ負荷が必要で
あり、米国特許第4642551号明細書又は欧州特許
出願公開第523266号明細書に記載された回路の出
力部に結合されたアクティブ負荷は必ずソース(エミッ
ター)フロワー形態を有することにより所望の高利得を
達成することができないためである。
【0020】
【実施例】図面はスケール通りに図示されておらず、全
図面を通して同一の構成要素には同一符号を付して説明
する。図2、図3又は図4を参照するに、多数キャリア
用のシンクを形成する回路10,10a,10bを示
す。図示の実施例の各々において、電流源を構成する回
路は第1及び第2の給電ライン並びに同一極性の第1及
び第2のトランジスタQ1及びQ2を具える。各トラン
ジスタは制御電極g1及びg2と、第1及び第2の主電
極d1及びs1並びにd2及びs2とを有し、第2のト
ランジスタQ2は第1のトランジスタQ1の対応する寸
法に対して予め定めた比の寸法を有する。第1及び第2
のトランジスタQ1及びQ2の第1電極d1及びd2は
第1及び第2の給電ライン1及び2の一方の給電ライン
1に結合し、第1トランジスタQ1の第2の電極s1は
第1のトランジスタQ1を介して基準電流Ir を供給す
る基準電流源3を経て他方の給電ライン2に結合する。
第2のトランジスタの第2の電極s2は負荷RLを介し
て第2の給電ライン2に結合して回路の動作中多数キャ
リアを第1及び第2のトランジスタQ1及びQ2を介し
て第2の給電ラインから離れる方向に流す。増幅手段4
は正及び負の入力部4a及び4b並びに出力部4cを有
し、負の入力部4bを第1のトランジスタQ1の第2の
主電極s1に結合し、正の入力部4aを第2のトランジ
スタQ2の第2の主電極s2に結合し、出力部4cは第
1及び第2のトランジスタQ1及びQ2の制御電極g1
及びg2に結合して負帰還を形成する。これにより、回
路の動作中増幅手段4の正及び負の入力部4a及び4b
の電圧を等しくし第2のトランジスタQ2から第2のト
ランジスタの第2の主電極s2と第2の給電ライン2と
の間に結合した負荷RLに基準電流Ir に対して予め定
めた比例関係にある電流Io を供給する。
【0021】これらの回路10,10a及び10bにお
いて、負帰還により出力電流Io は基準電流Ir に対し
て予め定めた比に設定される。この結果、これらの回路
は電流ミラー回路のように作動すると共に、出力インピ
ダンスは増幅手段4によって定められるファクタだけ増
大する。従って、相補的MOSやバイポーラ技術を用い
ることなく多数キャリア用のシンクを形成することがで
きる。この結果、例えば、電流源はnチャネルエンファ
ンスメントMOSトランジスタが必要な部分だけに形成
することができる。第1及び第2のトランジスタはノー
マリオフ型のデバイス、すなわちバイポーラトランジス
タ又は制御電極及び第1及び第2の主電極に適切な電圧
が印加されるまで導通しないエンハンスメント型MOS
トランジスタとする。
【0022】図2を参照するに、この実施例では第1及
び第2のトランジスタはチャネル領域がアモルファスシ
リコン又は多結晶シリコンのような適当な半導体材料で
構成され例えばコープレナTFT、インバーテッドTF
T又はインバーテッドスタッガードTFTのような適切
な型式のnチャネル薄膜トランジスタ(TFT)で構成
する。これらTFTの構造は当業者にとって周知の事項
であるから、詳細な説明は省略する。
【0023】第1及び第2のトランジスタのドレイン電
極d1及びd2を第1の給電ライン1に結合し、ゲート
電極g1及びg2は共に増幅手段4の出力部4cに結合
する。第1のTFTQ1のソース電極s1は適切な基準
電流源3を介して第2の給電ライン2に結合する。この
基準電流源は適切ないかなる電流源で構成することがで
きる。従って、例えばこの基準電源は通常の個別の定電
流源(例えば、外部の精密な抵抗体)を用いて既知の方
法で構成でき、或いは回路10がより大きな回路の一部
を構成する場合この回路の別の回路部分として形成する
ことができる。ある用途において、2個又はそれ以上の
回路10を同一のより大きな回路中に配置し、2個の回
路10の一方の回路に対する基準電流を他方の回路10
の出力電流により形成することができる。第2のトラン
ジスタQ2のソース電極s2は負荷インピダンスRLを
介して第2の給電ラインに結合する。この負荷は定電流
o が望まれるいかなる素子又は回路とすることもでき
る。
【0024】第1のトランジスタQ1のソース電極s1
は増幅手段4の負の入力部4bに結合し、第2のトラン
ジスタQ2のソース電極も増幅手段4の正の入力部4a
に結合する。増幅手段の出力部は第1及び第2のトラン
ジスタQ1及びQ2のゲート電極g1及びg2にそれぞ
れ結合する。
【0025】増幅手段4は十分な利得を有する適切な型
式のものとし、その例については図3及び図4を参照し
て説明する。
【0026】第1及び第2のトランジスタQ1及びQ2
は本回路の基準装置及び出力装置をそれぞれ構成し、本
例ではこれらトランジスタを互いに同一のチャネル長及
びチャネル幅を有するように、従って図2の回路におい
て同一の電流を流すように整合させる。
【0027】図2の回路の動作中、基準電流源3は、ゲ
ート電圧Vg 及びソース電圧Vsrを有する基準トランジ
スタQ1を経て基準電流Ir を流すように作用する。増
幅手段4によって形成される負帰還により、増幅手段4
の正及び負の入力部4a及び4bの電圧は互いに等しく
され、第1及び第2のトランジスタは同一の動作条件と
なり、従ってこれらトランジスタのソース電圧Vsr及び
soは互いに等しくなる。従ってIr に等しい電流Io
が第2のトランジスタすなわち出力トランジスタQ2を
経て負荷RLに流れる。出力電圧の変化すなわち出力ト
ランジスタQ2のソース電圧の変化は増幅手段4の作用
により基準トランジスタ即ち第1のトランジスタのソー
ス電圧Vsrに生ずるので、基準トランジスタQ1及び出
力トランジスタQ2は同一の動作条件を有することにな
る。従って、出力電流Io は基準電流Ir と常時同一に
なり、この回路は電流ミラー回路として作用する。
【0028】さらに、この回路10の出力インピダンス
は増幅手段の利得に等しいファクタだけ増大する。この
出力インピダンスは微小信号分析により計算することが
できる。従って、第1及び第2のトランジスタのゲート
電圧は次式で与えられる。
【0029】
【数3】 ここで、Ao は増幅手段4の高いオープンループ利得で
あり、Δは微小変化量を表わす。出力インピダンスR
out は以下の式で与えられる。
【0030】
【数4】 出力電流Io は出力トランジスタQ2の相互コンダクタ
ンスgm により決定され、従ってゲート−ソース間電圧
は次式で与えられる。
【0031】
【数5】 上式から以下の式が得られる。
【0032】
【数6】
【0033】基準電流Ir は定電流源3により規定さ
れ、従って一定になる。すなわち、基準トランジスタす
なわち第1のトランジスタのゲートソース電圧は変化せ
ず、ΔVg =ΔVsrとなる。これにより、次式が成立す
る。
【0034】
【数7】
【0035】電圧Vg は増幅手段4の出力部4cの電圧
であり、出力インピダンスは次式で与えられる。
【0036】
【数8】 (6)式は大きな増幅利得に対して次式により表され
る。
【0037】
【数9】
【0038】従って、上述したように、本回路10は所
定の入力電流Ir を反射する高出力インピダンスの電流
源として作用する。
【0039】図3及び図4は図2に示す回路10の好適
形態10a及び10bを示す回路図であり、増幅手段
4′及び4″(図3及び図4)において破線の内側に示
す回路)の好適な形態を示す。
【0040】図3及び図4に示す実施例において、増幅
手段4はインバータ回路5を一例として用いるロングテ
ィルド ペェアの形態をなし、このインバータ回路は入
力トランジスタ回路及び負荷装置を含み、負荷はインバ
ータ回路の動作中に受光する光感知素子で構成される。
このインバータ回路は本願人から出願された欧州特許出
願第94201881.3号に開示されている。図3及
び図4に示すように、入力トランジスタ回路は第3、第
4及び第5のトランジスタQ3,Q4及びQ5を有し、
各トランジスタは第1及び第2の主電極と制御電極を有
している。第3のトランジスタの制御電極g3は増幅手
段4の正の入力部4aに結合し、第4のトランジスタの
制御電極g4は増幅手段4の負の入力部4bに結合す
る。第3及び第5のトランジスタQ3及びQ5は第1及
び第2の給電ライン1及び2の間に直列に結合し、第3
のトランジスタは第4のトランジスタ及びフォトダイオ
ードD1に直列に結合する。フォトダイオードD1も増
幅手段4の出力部4cに結合する。図3示す実施例にお
いて、トランジスタQ3〜Q5は全てnチャネルエンハ
ンスメントTFTとする。第3のトランジスタQ3のド
レイン電極d3は第1の給電ライン1に結合し、ソース
電極s3は第4のトランジスタのソース電極s4及び第
5トランジスタのドレイン電極d5に接続する。第5ト
ランジスタのソース電極s5は第2の給電ライン2に結
合し、第4トランジスタQ4のドレイン電極d4はフォ
トダイオードD1のアノードに結合する。フォトダイオ
ードD1のカソードは第1の給電ライン1に結合する。
【0041】第3及び第4トランジスタQ3及びQ4の
制御電極g3及びg4は増幅手段4′の正及び負の入力
部4a及び4bを構成し、フォトダイオードD1のアノ
ードと第4トランジスタQ4のドレイン電極d4との間
の接続部を増幅手段4の出力部4cに結合する。バイア
ス電圧Vb を第5トランジスタの制御電極g5に印加す
る。バイアス電圧Vb は適切な方法で取り出すことがで
き、例えば適当な分圧器を用いて第1の給電ラインと第
2の給電ラインとの間の電圧から取り出すことができ
る。この分圧器はダイオード接続したnチャネルTFT
列に第5TFTQ5の制御ゲートへのタップオフ接続を
設けて必要なバイアス電圧を供給する。ダイオード接続
したnチャネルTFTを用いることは、金属処理用のマ
スクにわずかな変更を加えただけで同一のプロセスを用
いてTFTQ1〜Q5で製造できる利点がある。
【0042】インバータ回路5はフォトダイオードD1
が照明されるまで非動作状態にある。フォトダイオード
D1が受光すると、フォトダイオードD1の反転バイア
スに依存しないフォト電流が発生する。従って、フォト
ダイオードD1は印加される電圧に依存しないフォト電
流を発生し、このフォトダイオードD1は極めて高いイ
ンピダンスを有しインバータ回路5の利得はトランジス
タQ3の出力インピダンスにより決定される。
【0043】図3に示す増幅手段4′は30程度の利得
を与える高い出力を発生する。この利得の実際の値は、
第4トランジスタQ4の性能及びフォトダイオードD1
の特性を含む多数の因子による影響を受けるため良好に
規定することができない。一方、本例では増幅器として
より高い利得が要求されるが、増幅器の利得を良好に規
定する必要はない。
【0044】図4に示す増幅手段4″も同様にロングテ
ィルド ペェアの形態であるが、光感知素子すなわちダ
イオードD1を別のトランジスタである負荷で置換す
る。尚、この別のトランジスタはnチャネルエンハンス
メントTFTQ6として示す。別のTFTQ6のドレイ
ン電極d6を第1の給電ライン1に結合し、ソース電極
s6は第4トランジスタQ4のドレイン電極d4に結合
する。
【0045】光感知非線形抵抗装置D2、本例では光応
答性P−i−nダイオードの列をトランジスタQ6の制
御(ゲート)電極g6と第1の主電極(ソース電極)s
6との間に各光感知ダイオードD2が隣接するダイオー
ドのカソードに結合され、ダイオード列の最初のダイオ
ードのアノードが制御電極g6に結合され、ダイオード
列の最後段のダイオードのカソードが負荷トランジスタ
Q6の第1の主電極及び接続部J3を介して増幅段
4′′′の出力部4cに結合されるように結合する。
【0046】本例では、インバータ回路5′の動作中、
負荷トランジスタQ6のゲートソース間電圧は光感知ダ
イオードD2に光が入射したときの光感知ダイオード列
により印加される。トランジスタQ6のゲートソース間
電圧はインバータ回路の出力電圧の関数ではないので、
このインバータ回路の出力電圧は増加する。
【0047】各光応答性ダイオードD2の微小電圧降下
は、フォト電流の大きさに等しい順方向電流を与えるの
に必要な順方向バイアスに等しい。必要な光感知ダイオ
ードD2の数は、この光感知ダイオードの特性及び要求
されるインバータ回路の特性に依存するが(例えば1個
とすることができる)、負荷トランジスタQ6をターン
オンされるための十分なゲート−ソース間電圧を与える
ものでなければならない。
【0048】より大きな利得が必要な場合、図3及び図
4に示す増幅手段4′及び4″はインバータ出力段をロ
ンダティルド ペェアに付加することにより変更でき
る。このインバータ出力段はインバータ回路5又は5′
のうちの1個の回路で構成できる。
【0049】勿論、いかなる他の適切な増幅手段を用い
ることもできる。一方、図3及び図4に示す実施例は、
トランジスタQ1及びQ2と同一極性のトランジスタだ
けを用いるだけで高利得及び高出力インピダンスを得る
ことができる利点があり、この利点は本例では極めて有
益である。この理由は、現在では許容できる閾値電圧及
び作動特性を有するPチャネルTFTが利用できないた
めである。
【0050】本発明による電流源回路は定電流源を構成
する必要があるいかなる状況においても用いることがで
きる。特に、本発明の電流源回路は、相補形のトランジ
スタを用いることができず、例えば前述した薄膜回路間
は又はスマートパワー集積回路を構成するために用いる
処理技術が極めて複雑化してしまう状況下において有用
である。
【0051】定電流源又はバイアス電流源が必要となる
分野は、刊行物“スイッチド−カーレンツ アン アナ
ログ テクニーク フォー ディジタル テクノロジー
(Switched-currents an analogue for digital technol
ogy)" に記載されているスイッチド電流技術の分野であ
る。簡単に説明すると、このスイッチド電流技術はMO
Sトランジスタ(TFTとすることができる)の性能を
利用してゲート酸化膜ノキャパシタに蓄えられた電荷を
用いてドレイン電流を維持する電流モード信号処理技術
である。
【0052】この技術を利用することにより、積分器や
遅延線等のバイアス素子を上述した刊行物に記載されて
いるように形成することがてきる。本発明による回路
は、一定のバイアス電流が必要ないかなるスイッチド電
流回路の適切な部分に用いることができる。図5は損失
のない非反転積分器20の一例を示す。こ回路では、2
個の電流源21及び20は適切なバイアス電流を供給す
るようにそれぞれ構成した本発明の回路によって構成さ
れ、この回路の実効負荷RLはnチャネルエンハンスメ
ント型MOSトランジスタQ7及びQ8並び値nチャネ
ルエンハンスメント型MOSトランジスタQ9で構成す
る。これらトランジスタQ7〜Q9の各々はTFTとす
る。トランジスタQ7及びQ8は互いに同一のものと
し、トランジスタQ9はそのチャネルの幅/長さの比が
トランジスタQ7の比のα1 倍の比を有している。図5
に示す回路20の動作は上述した刊行物の第39頁〜第
41頁に記載されているが、ここで簡単に説明すると、
クロック期間(n−1)の位相φ2において、スイッチ
23及び24(これらスイッチはいかなる適切な形態の
スイッチとすることができ、例えばMOSトランジスタ
とする)が閉成しスイッチ25が開放するので、トラン
ジスタQ7はダイオード接続され、このトランジスタQ
7は入力部からのi(n−1)の電流と、バスアス電流
源21からの電流2Jと、トランジスタQ8からの電流
−(J−io (n−1)/α1 )とを加算した電流を受
け取る。クロック期間(n)の次の位相φ2において、
スイッチ23及び24が開放しスイッチ25が閉成する
ので、トランジスタQ8がダイオード接続され、このト
ランジスタQ8はL2=2J−L1を通過させ、出力電
流i out (n)はα1 (J−L1)となる。
【0053】勿論、このような積分器は例えばビデオ信
号処理回路のようないかなる関連する回路にも用いるこ
とができる。
【0054】本発明による回路及び上記積分回路を用い
るスイッチド電流回路は、薄膜技術を用いて形成される
2次元アクティブマトリックスアドレスアレイ10との
関連において特に重要である。図6はこのようなアレイ
30の一例を示す。このアレイ30はn行m列に配置し
た記憶素子31のアレイを具える。各記憶素子31はア
レイ30が例えば液晶表示装置を構成する場合表示素子
とすることができ、アレイ30がイメージセンサを構成
する場合トランジスタ又はp−i−nダイオードのよう
な光感知素子とすることができる。勿論、アレイ30は
種々の型式の記憶素子31を設けることによりこれらを
2個又はそれ以上組み合せることもできる。
【0055】図6において、記憶素子31は単にキャパ
シタとして図示する。このキャパシタは、表示装置の場
合には表示素子のキャパシタとすることができ、イメー
ジセンサの場合には真性フォトダイオード(又はこれに
別のキャパシタを付加したもの)をキャパシタとし、薄
膜メモリの場合メモリ素子の記憶キャパシタとすること
ができる。
【0056】図6に示す実施例において、各キャパシタ
31の一方の電極は基準電位(本例の場合アース)に維
持されている共通の電極に結合し、他方のプレートはn
チャネルエンハンスメント型TFTスイッチング素子3
2の一方の主電極に結合し、このスイッチング素子32
は記憶素子31と共にアレイ素子すなわち画素を構成す
る。n行の記憶素子31と関連する全てのTFT32の
ゲート電極すなわち、制御電極は同一行の導体部33に
結合し、m列の記憶素子32と関連する全てのTFTの
他方の主電極は同一列の導体部34に結合する。行アド
レス回路35及び列アドレス回路36を設けて各記憶素
子をスイッチング素子TFT32を介して個別にアクセ
スさせることができる。行アドレス回路及び列アドレス
回路の実際の性能はアレイの精度に応じて定められ、例
えば表示装置とするか又はイメージセンサとするかに応
じて定められ、表示装置の場合列アドレス回路はアレイ
にビデオ信号情報を供給する必要があり、イメージセン
サの場合光感知素子に蓄積された電荷を読み出すことが
できる必要がある。これら2個の装置に用いる行アドレ
ス回路及び列アドレス回路の例は多くの刊行物に見い出
すことができる。従って、例えば液晶表示装置の駆動方
法については欧州特許出願公開第391655号又は英
国特許出願公開第2186414号を参照でき、イメー
ジセンサの駆動方法については例えば米国特許第500
3167号、米国特許第4382187号、米国特許第
4945243号明細書を参照することができる。勿
論、他の型式のスイッチング素子(ダイオード、TFT
等)を用いること(例えば、米国特許第4945243
号又は欧州特許出願公開第233104号明細書を参
照)並びに他の回路構成をとることも可能であることは
当業者にとって自明のことである。また、記憶素子31
のマトリックスアレイとして3×3のアクティブ領域3
0aだけを図4に図示したが、実際にはアレイはより多
くの記憶素子で構成することができ、実際の素子数は所
望の用途に応じて定める。
【0057】このようなアレイ装置の行アドレス回路及
び列アドレス回路はシフトレジスタ等を一般に用い、こ
れらシフトレシズタ等は図2〜図4に示す形態の電流源
回路を通常用いる必要はないが、アレイ30と同様に行
駆動回路及び列駆動回路の両方を同一基板(一般にはガ
ラス又はプラスチック基)上に集積化する必要があり、
特にイメージセンサの場合付加的な機能をイメージセン
サアレイに組み込む必要もある。この付加的な機能は、
例えば画素レベル利得、A/D変換、及び最接***均化
処理のような画像処理を含むことができる。これらの画
素レベル信号処理機能の多くは、定電流源(高出力イン
ピダンス)を必要とする画素から生ずる信号を処理する
手段を必要とし、この定電流源は本発明による回路を用
いて有益に実現することができる。
【0058】図7は本発明による回路10をイメージセ
ンサ中に用いた一例を示す。本例では、回路10を用い
て、光感知素子に光が入射した場合に生ずる信号から光
が照射されない場合にイメージセンサの光感知素子に生
ずる信号すなわち“黒”信号を除去して出力信号が感知
された光を正確に表わすように構成する。
【0059】図7に示すように、回路10は図2に示す
回路とするが、本例では基準電流源3をnチャネルエン
ハンスメント型TFTQ7で構成し負荷抵抗RLを別の
nチャネルエンハンスメントTFTQ8で構成する。キ
ャパシタC1 及びC2 をそれぞれTFTQ7及びQ8の
ソース電極とゲート電極との間に結合する。TFTQ7
及びQ8のゲート電極すなわち制御電極をそれぞれスイ
ッチSW1及びSW2を経てイメージセンサ40の画素
すなわち撮像素子41の光感知素子D3に結合する。本
例では、各スィッチSW1及びSW2はそれぞれTFT
Q7及びQ8のゲート電極を光感知ダイオードD3のア
ノードに結合し、このダイオードD3のカソードを基準
電位Vref に結合する。光感知ダイオードD3のアノー
ドも第3のスイッチSW3を介してリセット電圧Vrst
に結合する。スイッチSW1〜SW3はnチャネルTF
Tとすることができ、各ゲート電極に既知の方法で適切
な電圧を印加することにより制御する。
【0060】図7に示す“黒”信号取出回路の動作を理
解するため、光感知ダイオードD3がスイッチSW3を
閉成(導通させる)することによりリセットされた状態
を想定する。最初光感知ダイオードD3は光に対して遮
光されスイッチSW3は開放(非導通状態)されてい
る。次に、スイッチSW1が予め定めた時間に亘って閉
成(導通状態)されて光感知ダイオードD3をTFTQ
7の制御電極に結合し、光照射されていない光感知ダイ
オードに生じた電荷(“黒”信号)をキャパシタC1に
蓄積させる。次に、スイッチSW1が開放する。望まし
い場合を考慮すれば、光感知ダイオードに光照射する前
に再びリセットすることもできる。次に、光感知ダイオ
ードD3に光を入射させ、スイッチSW2を予め定めた
時間に亘って閉成して光感知ダイオードへの光照射中に
生じた電荷をTFTQ8の絶縁ゲートに転送する。TF
TQ8は、光照射中に光感知ダイオードによって感知さ
れた光による信号と“黒”信号との和を表わす電流I
s+d を通過させる。TFTQ7は、キャパシタC1に蓄
積された電荷により“黒”信号を表わす電流Id を通過
させ、この電流Id は回路10に対する基準電流を与え
る。回路10の作用効果は、TFTQ1及びQ2に同一
の電流Id を流すことができることである。勿論、TF
TQ8は電流Is+d を流すので、出力部Oにおいて電流
を連続させるためにはキルフィホッフの法則により電流
s を接続部J1に流す必要がある。従って、出力部O
は光感知ダイオードによって感知された実際の光を表わ
す電流信号Is すなわち“黒”信号が除去された電流信
号Is を発生する。
【0061】回路10の増幅器4の光感知ダイオードD
1及びD2は“黒”信号を表わす電荷をキャパシタC2
に蓄積する期間中必ずしも光照射する必要はないが、勿
論光感知ダイオードD3の光照射中には光照射を行なっ
て回路10を動作させる。光感知ダイオードD3を照射
する光を用いて光感知ダイオードD1又はD2を照射す
ることも可能ではあるが、イメージセンサに入射する光
は変化するので個別の一定の光を発生する光源を光感知
ダイオードD1又はD2用に用いることが望ましい。こ
のような構成は、光感知ダイオードD3がダイオードの
上側表面に入射した光だけを受光し光感知ダイオードD
1又はD2がダイオードの底面に入射した光だけを受光
するように光感知ダイオードを金属化処理設計すること
により達成できる。
【0062】図8は絶縁性基板42(一般にはガラス)
上に薄膜技術により形成したイメージセンサを一部を除
いて示す線図的断面図であり、異なる光感知ダイオード
が異なる方向からの光を受光できる構成を示す。
【0063】特に、図8は光感知ダイオードD1及び関
連するnチャネルエンハンスメントTFT(例えばTF
TQ4)の一例並びに光感知ダイオードD3及びスイッ
チSW1〜SW3のうちの1個のスイッチを構成する関
連するnチャネルエンハンスメントTFTの一例を示
す。全てのTFTは同一構造とすることができる。
【0064】図8はTFTSW1及びQ4について反転
スタガード構造を示す。各TFTは回路の他の部分へ適
切に接続するクロミウムの導体トラック43上に形成し
たクロミウムのゲート電極gを有する。一般に窒化シリ
コンのゲート絶縁層44によりゲート電極gを覆い、ゲ
ート絶縁層上に通常の堆積及びリソグラフィ技術により
一般にポリシリコンの真性半導体層(不純物が添加され
ていない半導体)であるチャネル形成層45を形成す
る。通常のエッチング停止絶縁領域46をチャネル形成
層45の制御区域に形成し、次にn形の半導体領域47
並びにソース及びドレイン電極(通常クロミウム)s及
びdを堆積し画成する。これらソース及びドレイン電極
上に絶縁層48を形成し、この絶縁層にコンタクト窓を
形成してクロミウムとアルミニウムから成る金属層を堆
積しソース及びドレイン電極を画成すると共にこの金属
層により回路の他の部分への接続も行なう。
【0065】ソース電極及びドレイン電極49の一方の
電極を構成する金属層は関連する光感知ダイオードの一
方の電極50a又は50bも形成する。この場合、光感
知ダイオードD1,D2及びD3は、不純物が適切に添
加された半導体材料の層、一般にアモルファスシリコン
の層を堆積してパターニングすることによりn−i−p
ダイオードで構成する。次に、窒化シリコンの別の絶縁
層51を堆積しパターニングして別の金属層を堆積及び
パターニングして光感知ダイオードのための他の電極5
2a及び52bを形成する。図8から明らかなように、
光感知ダイオードD1又はD2の下側電極50aに開口
部Aを形成して適当なバックライトBLからの光を光感
知ダイオードD1又はD2に入射させ、一方光感知ダイ
オードD3の下側電極50bにより光感知ダイオードD
3を遮光してバックライトBLからの直接光が入射しな
いようにする。これとは反対に光感知ダイオードD1又
はD2の上側電極52aは入射光に対してこれらダイオ
ードを遮光し、光感知ダイオードD3の上側電極52b
は該ダイオードD3の上側面に光を入射させるように形
成する。図示のように、このイメージセンサはポリイミ
ドのような材料の保護絶縁層53で被覆し、この保護絶
縁層上に撮像すべき原稿Dを配置することができる。こ
の場合、原稿Dは、イメージセンサ40の光透過性部分
を経て入射する別の光源からの光すなわち別のバックラ
イトからの光で照明することができる。
【0066】勿論、撮像されるべき物体がイメージセン
サに直接接触していない場合、周囲からの光によって物
体を撮像することもできる。一方、“黒”信号を形成す
るためには、例えば機械的シャッタや液晶表示シャッタ
のような適切なシャッタを用いて光感知ダイオードD3
を遮光する必要がある。
【0067】図7は画素41だけを示すが、勿論図7の
回路を画素41のマトリックスアレイを有する2次元ア
クティブマトリックスイメージセンサに適用することも
可能である。この場合行導体54及び列導体55により
各画素をアクセスし、本例では光感知ダイオードD3の
カソードを各行電極54にそれぞれ結合する。また、n
チャネルTFTの付加的なスイッチを用いることによ
り、単一の回路10がアレイの1個の列中の全ての画素
について分担するように構成することもできる。図9は
2次元アレイのm列の一部を一例として示す。各光感知
ダイオードD3はキャパシタC1及びC2とスイッチS
W1〜SW3とを有し、各画素列に対して1個のTFT
Q7及びTFTQ8だけを設ける。各キャパシタC1は
それぞれスイッチSW4を介してTFTQ7の制御電極
に結合した第1の列導体55に結合し、各キャパシタC
2はそれぞれスイッチSW5を介してTFTQ8の制御
電極に結合した第2の列導体55bに結合する。スイッ
チSW1〜SW5の動作を制御する適切なタイミング信
号を用いることにより、N行の光感知ダイオードD3の
キャパシタC2に記憶された電荷を読み出し、その間に
N−1行の光感知ダイオードD3をリセットすると共に
N+1行の光感知ダイオードを照明して関連するキャパ
シタC2に電荷を蓄積することができる。キャパシタC
1が蓄積された電荷を維持できる時間長及びアレイ全体
の光感知ダイオードを読み出すのに必要な時間長に応じ
て、アレイを構成する光感知ダイオードD3が読み出さ
れる前に各光感知ダイオードD3の“黒”信号を得るこ
とができ、或は前述した方法で個々の光感知ダイオード
D3が読み出される前に得ることもできる。各列毎に個
別の回路10を設ける場合m列の光感知ダイオードD3
を同時に読み出すことができ、或は適当なマルチプレク
サ回路を用いればアレイ全体について単一の回路10を
用いることもできる。
【0068】前で指摘したように、本発明により、一極
性トランジスタ(一般には、電流源が必要になるnチャ
ネルエンハンスメント型MOSトランジスタ)で要求さ
れる多数キャリヤ用のシンクを構成する高インピダンス
を構成することができ、本発明は薄膜表示装置、イメー
ジセンサ及びメモリ用の制御回路のような薄膜技術回路
並びに例えばスマートパワーの分野のようなバルク半導
体技術において有用な利点がある。このような多数電荷
キャリヤ用のシンクを用いて電流ミラー回路を実現する
ことができ、勿論既知の電流ミラー技術を用いることに
より出力電流の値を調整することもできる。本発明は、
適当な負荷に定電圧を印加するために用いることもでき
る。
【0069】前述した実施例において、トランジスタQ
1及びQ2は同一電流が流れるように整合しているが、
回路に適切な変更を加えて互いに予め定めた比(互いに
等しくない)の電流を流し出力電流が基準電流Ir に対
して予め定めた比となるように設定することもできる。
【0070】一般に、本発明による回路10の全ての素
子を同一基板に集積化することができる。一方、1又は
それ以上の素子を別体構造とすることもできる。
【0071】原理的に、本発明は、電圧極性等について
適切な変更を行なうことにより用いることができるトラ
ンジスタが例えばpnpバイポーラトランジスタ又はP
チャネルエンハンスメントMOSトランジスタのような
P形の場合にも適用することができ、この結果P形の装
置だけしか用いられない場合に困難な電流シンクを構成
する回路を形成することができる。このようなP形装置
が必要又は望ましい状況は、例えば特別な目的のため電
流源を必要とする論理回路がPチャネルのバーチカルパ
ワー装置と共に集積化した場合にだけ生ずる。
【0072】勿論、特に本発明による回路が薄膜技術で
はなくバルク技術を用いて形成される場合、図4のトラ
ンジスタQ6を除いてエンハスメントMOSトランジス
タは適当な極性のバイポーラトランジスタで置換するこ
とができる(すなわち、nチャネルMOSトランジスタ
をnpnバイポーラトランジスタで置換する)。
【0073】本発明は上述した実施例だけに限定されず
種々の変更や変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】NMOSインバータを構成する既知の回路を示
す回路図である。
【図2】本発明による電流源を構成する回路を示す回路
図である。
【図3】本発明による電流源を構成する回路を示す回路
図である。
【図4】本発明による電流源を構成する別の回路を示す
回路図である。
【図5】本発明による電流源回路を有するスイッチド電
流回路の一例を示す回路図である。
【図6】本発明による1個又はそれ以上の回路を有する
2次元記憶素子アレイの構成を示す回路図である。
【図7】本発明による回路を用いたイメージセンサの一
例の構成を示す回路図である。
【図8】図7に示す本発明による回路が組み込まれたイ
メージセンサの一部を示す断面図である。
【図9】本発明による回路が組み込まれた2次元イメー
ジセンサの構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1,2 給電ライン Q1 第1トランジスタ Q2 第2トランジスタ RL 負荷 Q3 第3トランジスタ Q4 第4トランジスタ Q5 第5トランジスタ Q6 別のトランジスタ 4 増幅手段 D1,D2,D3 光感知ダイオード C1,C2 キャパシタ SW1〜SW3 スイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数電荷キャリヤ用のシンクを形成する
    回路であって、第1及び第2の給電ラインと、各々が制
    御電極並びに第1及び第2の主電極を有する同一極性の
    第1及び第2のトランジスタと、主及び負の入力部並び
    に出力部を有する増幅手段とを具え、 前記第2トランジスタが第1トランジスタの対応する寸
    法に対して予め定めた比の寸法を有し、第1及び第2の
    トランジスタの第1主電極を前記第1及び第2の給電ラ
    インの一方の給電ラインに結合し、第1トランジスタの
    主電極をこの第1トランジスタを経て基準電流を供給す
    る基準電流源を介して他方の給電ラインに結合し、並び
    に第2トランジスタの第2主電極を負荷を介して前記他
    方の給電ラインに結合されるように配置し、回路の動作
    中多数キャリヤを第1及び第2のトランジスタを経て前
    記他方の給電ラインから離れる方向に流し、 前記増幅手段の負の入力部を第1トランジスタの第2の
    主電極に結合し、正の入力部を第2トランジスタの第2
    の主電極に結合し、並びに出力部を第1及び第2のトラ
    ンジスタの制御電極に結合して増幅手段の正の入力部の
    電圧及び負の入力部の電圧を等しくする負帰還を形成
    し、第2トランジスタがこの第2トランジスタの第2主
    電極と前記他方の給電ラインとの間に結合した負荷に前
    記基準電流に対して予め定めた比の電流を供給するよう
    に構成したシンク形成回路。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のトランジスタが、前
    記増幅手段の負及び正の入力部にそれぞれ結合したソー
    ス電極を有するnチャネルエンハンスメントMOSトラ
    ンジスタを有し、電流源を形成するように構成した請求
    項1に記載のシンク形成回路。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2のトランジスタが互い
    に整合している請求項1に記載のシンク形成回路。
  4. 【請求項4】 前記増幅手段が、前記正の入力部及び負
    の入力部に結合した入力トランジスタ回路を有する反転
    回路と、この反転回路の動作中に照明される光感知素子
    を有する負荷装置とを有する請求項1,2又は3に記載
    のシンク形成回路。
  5. 【請求項5】 前記入力トランジスタ回路が第3,第4
    及び第5トランジスタを有し、核トランジスタが第1及
    び第2の主電極と制御電極とを具え、第3トランジスタ
    の制御電極を前記正の入力部に結合し、第4トランジス
    タの制御電極を前記負の入力部に結合し、第5トランジ
    スタの制御電極をバイアス電圧源に結合し、第3及び第
    5トランジスタを前記第1の給電ラインと第2の給電ラ
    インとの間に直列に接続し、第5トランジスタを第4ト
    ランジスタ及び前記光感知素子に直列に結合し、光感知
    素子を増幅手段の出力部に結合した請求光4に記載のシ
    ンク形成回路。
  6. 【請求項6】 前記光感知素子を、前記第4トランジス
    タの第1の主電極と第1の給電ラインとの間に結合した
    光感知性非線形抵抗装置で構成した請求項5に記載のシ
    ンク形成回路。
  7. 【請求項7】 前記光感知素子が、前記第4トランジス
    タに直列に結合した別のトランジスタの第2の主電極と
    制御電極との間に結合した少なくとも1個の光感知装置
    を有し、光が入射したとき、前記別のトランジスタの第
    2の主電極と制御電極との間に電圧が生ずるように構成
    した請求項5に記載のシンク形成回路。
  8. 【請求項8】 請求項1から7までのいずれか1項に記
    載のシンク形成回路に基づいて構成された電流源回路を
    有するスイッチド電流回路。
  9. 【請求項9】 行及び列状に配置した記憶素子の2次元
    アレイ装置であって、個々の記憶素子をアクセスする行
    導体及び列導体と、これら行導体及び列導体による記憶
    素子へのアクセスを制御する制御回路とを具え、前記制
    御回路が請求項1から8までのいずれか1項に記載のシ
    ンク形成回路を少なくとも1個有する記憶素子の2次元
    アレイ装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも1個の光感知素子と、請求
    項1から7までのいずれか1項に記載のシンク形成回路
    と、第1及び第2の主電極並びに絶縁ゲート電極を有
    し、第1の給電ラインと第2の給電ラインとの間で第1
    のトランジスタに直列に接続されて基準電流源を形成す
    る別のトランジスタと、前記第1の給電ラインと第2の
    給電ラインとの間で第2のトランジスタに直列に結合さ
    れ、回路の負荷に対して第2のトランジスタと前記別の
    トランジスタとの間の接続部に生ずる出力を与える付加
    的なトランジスタと、スイッチング手段とを具え、前記
    スイッチング手段が、前記光感知素子を給電ラインと前
    記別のトランジスタの制御電極との間に結合して前記別
    のトランジスタが前記光感知素子が照明されない場合に
    光感知素子によって生じた第1信号を表わす第1の電流
    を発生すると共に、前記光感知素子を給電ラインと前記
    付加的なトランジスタの制御電極との間に結合して前記
    付加的な前記光感知素子が照明された場合にこの光感知
    素子により生ずる第2の信号を表わす第2の電流を発生
    し、前記出力部に生ずべき第1の信号と第2の信号との
    間の差を表わす第3の電流を発生するように構成したイ
    メージセンサ。
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