JPH07232603A - 車両内ネットワーク制御装置 - Google Patents

車両内ネットワーク制御装置

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Publication number
JPH07232603A
JPH07232603A JP6123752A JP12375294A JPH07232603A JP H07232603 A JPH07232603 A JP H07232603A JP 6123752 A JP6123752 A JP 6123752A JP 12375294 A JP12375294 A JP 12375294A JP H07232603 A JPH07232603 A JP H07232603A
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JP
Japan
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ecu
microcomputer
headlight
signal
analog signal
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JP6123752A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kuretake
健 呉竹
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の電子制御装置(ECU)を接続してな
る車両用ネットワークにおいて、通信用バスの断線時に
おいても確実に負荷を作動させる。 【構成】 送信側ECU500、700と受信側ヘッド
ライトECU600が通信用バス及び電源供給線で相互
に接続される。ECU500内のヘッドライトSW50
1をONすると、マイクロコンピュータ505からヘッ
ドライトONのデジタル通信データがヘッドライトEC
U600に供給されると共に、発振回路503から20
0HzのヘッドライトONのアナログ信号が電源供給線
を介してヘッドライトECU600に供給される。通信
用バスが断線した場合にも200Hzのアナログ信号に
よりヘッドライトバルブ609を点灯することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用ネットワーク制御
装置、特にその故障対策に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の高機能化等に伴い各種電子
制御装置(以下、ECUという)が車両に搭載され、こ
れら複数のECU間が相互に接続されてネットワークを
構成している。このような車両内ネットワークにおいて
は、イグニッションスイッチをオフとした場合、消費電
力を低減させるためにECUをスリープ状態に設定し、
起動信号到来によりスリープ状態を解除して動作させる
方式が採用されている。すなわち、スリープ状態にある
ECUに起動信号が入力されると、ECU内のマイクロ
コンピュータが動作し、このマイクロコンピュータの制
御下においてECU内の各種スイッチの制御が行われ
る。例えば、ヘッドライトスイッチを有するECUと負
荷としてヘッドライトを有するヘッドライトECUの間
で通信を行う場合、ヘッドライトスイッチのONにより
送信側のECUのマイクロコンピュータから通信バスを
介してデジタル信号がヘッドライトECU内のマイクロ
コンピュータに供給され、ヘッドライトECU内のマイ
クロコンピュータがヘッドライトをONとする。
【0003】ここで、ヘッドライトECU内のマイクロ
コンピュータが暴走したり、ECU内の通信バスが断線
する等の故障を防止すべく、マイクロコンピュータにウ
ォッチドッグタイマを接続する、あるいは通信用バスを
二重とする等の対策が施されている。例えば、特開平4
−70234号公報に開示されたデータ伝送方式では、
通信バスを二重化する構成が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに通信用バスを二重化する構成では、各通信用バス毎
に受信用のマイクロコンピュータを設ける必要があり、
また、二本の通信用バスが共に断線した場合には通信不
能となり、例えば、ヘッドライトやストップランプ、ハ
ザードランプ等の重要信号を処理するECUを制御でき
ない等の問題が生じる。また、ウオッチドッグタイマに
よりマイクロコンピュータの暴走を防止する構成におい
ても、ウオッチドッグタイマ自体が故障した場合にはマ
イクロコンピュータをリセットすることができず、同様
に重要な信号を処理することができなくなる問題が生じ
得る。
【0005】本発明は上記従来技術の有する課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、通信用バスが断線等
した場合、あるいは、マイクロコンピュータの暴走を防
止するためのウオッチドッグ回路等が故障した場合にお
いても、ヘッドライトやストップランプ等の重要な信号
を確実に負荷に供給して車両の走行を維持できると共
に、マイクロコンピュータの暴走状態を確実に防止でき
る車両用ネットワーク制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の車両用ネットワーク制御装置は、送
信側マイクロコンピュータ及びスイッチを含んで構成さ
れる送信側電子制御装置と受信側マイクロコンピュータ
及び負荷を含んで構成される受信側電子制御装置相互間
を接続してなる車両用ネットワークを制御する車両用ネ
ットワーク制御装置であって、前記送信側電子制御装置
と受信側電子制御装置間は通信用バス及びアナログ信号
線で接続され、前記送信側電子制御装置内には前記アナ
ログ信号線を介して前記受信側電子制御装置にアナログ
信号を供給する送信側発振手段が設けられ、前記スイッ
チのON作動に対応して前記送信側マイクロコンピュー
タから前記受信側マイクロコンピュータに前記通信バス
を介してデジタル信号を供給するとともに、前記発信手
段から前記受信側電子制御装置内の負荷にアナログ信号
線を介してアナログ信号を供給することを特徴とする。
【0007】また、上記目的を達成するために、請求項
2記載の車両用ネットワーク制御装置は、請求項1記載
の車両用ネットワーク制御装置において、前記アナログ
信号線は電源供給線であることを特徴とする。
【0008】さらに、上記目的を達成するために、請求
項3記載の車両用ネットワーク制御装置は、請求項1ま
たは請求項2記載の車両用ネットワーク制御装置におい
て、前記送信側マイクロコンピュータには第2送信側発
振手段が接続され、前記受信側マイクロコンピュータに
はリセット用ウオッチドッグ回路及び受信側発振手段が
接続され、前記受信側発振手段は前記アナログ信号線を
介して前記受信側マイクロコンピュータからのウオッチ
ドッグ出力信号に基づき前記送信側マイクロコンピュー
タにアナログ異常信号を供給し、前記第2送信側発振手
段は前記送信側マイクロコンピュータからの異常信号に
基づき前記受信側マイクロコンピュータをリセットする
ためのリセット信号を前記アナログ信号線を介して前記
受信側マイクロコンピュータに供給することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】請求項1記載の車両用ネットワーク制御装置で
は、送信側ECUと受信側ECUが通信用バス及びアナ
ログ信号線で接続されている。そして、送信側ECUか
ら受信側ECUに信号を供給する場合、通信用バスを介
して供給すると共にアナログ信号線を介してアナログ信
号を供給することにより、通信用バスが断線、あるいは
受信側ECUが暴走等した場合にもアナログ信号により
負荷を直接駆動することが可能となる。
【0010】請求項2記載の車両用ネットワーク制御装
置では、アナログ信号線として各ECUを駆動するため
の電源供給線を用いる。これにより、各ECU間に新た
なアナログ信号線を配設する必要なく、従来から用いら
れている電源供給線をアナログ信号線として兼用するこ
とにより、ネットワークの複雑化をもたらすことなく、
通信用バスの断線及びマイクロコンピュータの暴走とい
う異常事態に対処することができる。
【0011】請求項3記載の車両用ネットワーク制御装
置では、受信側ECU内のマイクロコンピュータにはリ
セット用ウオッチドッグ回路が接続され、このリセット
用ウオッチドッグ回路によりマイクロコンピュータの暴
走を防止する。さらに、このリセット用ウオッチドッグ
回路が故障した場合に対処すべく、マイクロコンピュー
タには受信側発信手段が接続されており、受信側マイク
ロコンピュータからのウオッチドッグ出力信号に基づき
受信側発信手段が送信側ECUのマイクロコンピュータ
にアナログ信号線(電源供給線)を介して異常信号を供
給し、これを受けた送信側ECU内の第2送信側発信手
段が同様にアナログ信号線(電源供給線)を介してリセ
ット信号を受信側ECU内のマイクロコンピュータに供
給する。これにより、受信側マイクロコンピュータに接
続されたリセット用ウオッチドッグ回路を経由すること
なく、アナログ信号線(電源供給線)を用いて受信側E
CU内のマイクロコンピュータをリセットすることがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、図面を用いながら本発明の車両内ネッ
トワーク制御装置の好適な実施例について説明する。
【0013】第1実施例 図1には本実施例の構成ブロック図が示されている。受
信側ECUとしてメータECU100、送信側ECUと
してハイビームECU200、ドアECU300、ハザ
ードECU400が設けられ、バスにより相互に接続さ
れている。各ECU200、300、400はECU内
を制御するマイクロコンピュータ(CPU)及び各種ス
イッチを有している。すなわち、ECU200において
は、CPU203、ハイビームスイッチ201を有し、
ECU300はCPU(図示せず)及びドアスイッチ3
01を有し、ECU400はCPU(図示せず)及びハ
ザードスイッチ401を有している。また、メータEC
U100はCPU102、及びハイビームバルブ10、
ドアバルブ20、ハザードバルブ30を有している。な
お、各ECU100、200は通信用IC106、20
6により通信データの送受信を行う。ECU300、4
00(通信ICは図示せず)においても同様である。
【0014】また、メータECU100の通信IC10
6の受信端子RXにはゲート103が接続されており、
ゲート103はさらにハードフィルタ101に接続され
ている。ゲート103のオンオフ動作はCPU102か
らのゲート制御信号GATE3により制御される。ハー
ドフィルタ101は4つの周波数フィルタ回路から構成
され、各周波数フィルタ回路はハイビーム用100Hz
の周波数フィルタ回路、ドア用200Hzの周波数フィ
ルタ回路、ハザード用300Hzの周波数フィルタ回
路、及びウエイクアップ用400Hzの周波数フィルタ
回路であり、各周波数が到来するとそれぞれの周波数に
割当てられた制御回路をONするものである。例えばバ
スを介して100Hzの起動信号がメータECU100
に入力された場合には、ハードフィルタ101のうちハ
イビーム用100Hzの周波数フィルタ回路のQ端子の
みから信号が出力される。ハードフィルタ101の各周
波数フィルタ回路はそれぞれの周波数に割り当てられた
制御回路107に接続されており、その制御回路は駆動
用トランジスタで構成される。駆動用トランジスタはさ
らに、前述したハイビームバルブ10、ドアバルブ2
0、ハザードバルブ30の各バルブに接続される。な
お、ハードフィルタ101のウエイクアップ用周波数フ
ィルタ回路のQ出力はラッチ回路104を介してCPU
102のVDDに接続され、ウエイクアップ信号入力によ
りCPU102が立ち上がる。駆動用トランジスタを含
む回路104、回路107はハードフィルタ101内の
周波数フィルタ回路の各々に接続されており、ゲート1
03、ハードフィルタ101、回路107により本実施
例の駆動回路が構成される。
【0015】一方、ECU200は前述したようにハイ
ビームスイッチ201を有しており、ハイビームスイッ
チ201は100Hzの発振回路202に接続されてい
る。100Hzの発振回路202はさらにゲート204
を介して通信IC206の送信端子TXに接続されてい
る。ゲート204のオンオフ制御はCPU203からの
ゲート信号GATE2により行われる。また、通信IC
206の受信端子RXはCPU203に出力されるとと
もに、ハードフィルタ208に出力される。ハードフィ
ルタ208はウエイクアップ用400Hzの周波数フィ
ルタ回路を有しており、ウエイクアップ用周波数フィル
タ回路のQ端子はさらにラッチ回路207の入力端子に
接続されている。そして、ラッチ回路207の出力はメ
ータECU100と同様にCPU203のVDDに接続さ
れており、ウエイクアップ信号入力によりCPU203
が立ち上がる。ECU300もECU200とほぼ同様
の構成であり、異なる点はドアスイッチ301が設けら
れ、このドアスイッチ301が200Hzの発振回路に
接続されている点である。また、ECU400はハザー
ドスイッチ401が設けられ、このハザードスイッチ4
01は発振周波数300Hzの発振回路に接続されてい
る。尚、本実施例の発振周波数以外の発振周波数を適宜
用いてもよいことはいうまでもない。
【0016】また、各ECUに電力を供給するための電
源線(+B)が各ECUに接続されており、この電源線
はECU200のゲート204とメータECU100の
ゲート103間にコンデンサを介して接続されている。
ECU300、400(ゲートは図示せず)においても
同様である。
【0017】本実施例の車両内ネットワークは以上のよ
うな構成であり、以下、その動作を詳細に説明する。
【0018】通常動作時 イグニッションスイッチオン時においては、まず、ウエ
イクアップ信号(400Hz)が到来したか否かが判定
される。この判定は、各ECU内のハードフィルタ10
1、208内のウエイクアップ用周波数フィルタ回路の
Q端子から信号が出力されたか否かで判定される。すな
わち、バスを介して各ECUに400Hzのウエイクア
ップ信号が入力されると、ハードフィルタ101、20
8内のウエイクアップ用周波数フィルタ回路から信号が
出力され、ラッチ回路104、107の入力端子に入力
される。ラッチ回路207は制御回路を介してそれぞれ
のECU102、203のVDDに接続されており、CP
U102、203はこれにより立ち上がる。CPU10
2、203が立ち上がると、次にCPU102、203
はそれぞれゲート103、204を無効とし、ゲート2
05を有効とする。ゲート103は通信IC106とハ
ードフィルタ101間に接続されたゲートであり、従っ
てゲート103を無効とすることにより通信IC106
を介してバスから入力された通信データはハードフィル
タ101に入力されることなく、CPU102のみに入
力される。一方、ゲート204は発振回路202と通信
IC206間に設けられたゲートであり、ゲート204
を無効とすることにより発振回路からの各起動信号は通
信IC206に入力されず、CPU203の送信制御端
子TXからゲート205を介して通信IC206に入力
される。このように、ゲート103、204を無効とす
ることにより、バスから入力された通信データはハード
フィルタ101に入力されることなくCPU102にの
みに入力されるとともに、ハイビームスイッチ201は
CPU203の入力端子と接続されていることから、C
PU203からの出力が通信IC206を介して他のE
CUに通信データが出力される(ドアスイッチ301、
ハザードスイッチ401についても同様である)。
【0019】また、イグニッションスイッチがオフとな
った場合には、各ECU内のCPU102、203はゲ
ート103、204を有効とし、ゲート205を無効と
する。また、イグニッションスイッチがオフとなると電
源は通常電源からバックアップ電源(VCC)となり、C
PU102、203はVCCオフ信号によりウエイクアッ
プ用ラッチ回路104、207へリセット信号を出力す
る。ウエイクアップ用ラッチ回路104、207がリセ
ットされると、VDDが0ボルトとなり、CPU102、
203は完全にオフ状態となる。イグニッションスイッ
チがオフ状態であり、ウエイクアップが入力されない場
合、他の入力信号(例えばハイビーム信号、ドア信号、
ハザード信号)が到来したか否かを判定する。例えば、
ECU200内のハイビームスイッチ201がオンされ
ると、このハイビームスイッチ201に接続された10
0Hzの発振回路202から100Hzの起動信号が出
力される。ゲート204は有効状態に設定されているの
で、発振回路から出力された100Hzの起動信号は通
信IC206及びバスを介してメータECU100に出
力される。通信IC106は入力された起動信号をCP
U102及びゲート103に出力するが、CPU102
は動作を停止しているので、なんら処理は行われない。
一方、ゲート103は有効状態とされているので、10
0Hzの起動信号は更にハードフィルタ101に出力さ
れる。ハードフィルタ101ではハイビーム用周波数フ
ィルタ回路のQ端子のみから出力され、これによりバス
を介して入力された起動信号が100Hzの信号、すな
わちハイビームスイッチ201からの信号であることが
認識される。ハイビーム用周波数フィルタ回路からの出
力(Q端子)は制御回路107の入力端子に向けて出力
され、駆動トランジスタがオンされてハイビームバルブ
10が点灯する。また、ハイビームスイッチ201がオ
フされると、発振回路202から出力された100Hz
の起動信号がオフとなり、ハイビーム用周波数フィルタ
回路のQ端子から信号がオフ出力されて制御回路107
の駆動トランジスタがオフとなる。これにより、ハイビ
ームバルブ10がオフされる。
【0020】一方、ECU300内のドアスイッチ30
1がオンされた場合には、200Hzの周波数を有する
起動信号がバスを介してメータECU100に入力され
る。そして、前述した100Hzの起動信号と同様に、
ゲート103を介して200Hzの起動信号はハードフ
ィルタ101に入力され、ドア用周波数フィルタ回路の
Q端子のみから信号が出力されて制御回路107の入力
端子に出力され、駆動トランジスタをオンしてドアバル
ブ20を点灯させる。また、ECU400内のハザード
スイッチ401がオンされた場合には、同様にして40
0Hzの起動信号がメータECU100内のハードフィ
ルタ101に入力され、ハザード用周波数フィルタ回路
のQ端子のみから信号が出力されてハザードバルブ30
を点灯させる。
【0021】このように、イグニッションスイッチオフ
時において、ゲート103、204を有効とし、ハイビ
ームスイッチ201、ドアスイッチ301、ハザードス
イッチ401のオンオフによりメータECU100のC
PU102を介することなくメータECU100内のハ
イビームバルブ10、ドアバルブ20、ハザードバルブ
30を直接起動することができ、ウエイクアップ信号が
入力されるまでは各ECUのCPUは動作停止状態のま
ま維持されて消費電力が低減されるとともに、各ECU
内のCPUが故障した場合でもハザードスイッチ等の緊
急スイッチを確実に動作させることができる。
【0022】異常時 図1に示した実施例の構成において、通信用バスに断線
が生じた場合について説明する。本実施例においては、
各スイッチから所定周波数のアナログ信号をメータEC
U100に送信し、マイクロコンピュータを介すること
なく所望のバルブを直接駆動する構成であるので、通信
用バス線が断線するなどの異常事態の場合には、各スイ
ッチからの所定周波数のアナログ信号を電源線を介して
メータECU100に出力することが可能である。上述
したように、電源線(+B)はECU200のゲート2
04とメータEUC100のゲート103間にコンデン
サを介して接続されている。ECU300、400(ゲ
ートは図示せず)においても同様である。従って、例え
ばハイビームスイッチ201をオンした場合には発振回
路202からの100Hzの起動信号がゲート204を
介して電源線に出力され、この電源線を介してゲート1
03からハードフィルタ101に100Hzの起動信号
が出力される。これにより、通信用バスが断線した場合
においても、例えば緊急用のハザードスイッチを動作さ
せることが可能となる。
【0023】また、本実施例では特にメータECUの場
合について示したが、他のECU、例えば送信ECUと
してコラムECU、受信ECUとしてヘッドランプEC
U等とした場合でも同様である。
【0024】第2実施例 図2には本発明の第2実施例の構成ブロック図が示され
ている。本実施例においては、送信側ECUとしてEC
U500、700が設けられ、受信側ECUとしてヘッ
ドライトECU600が設けられており、これらECU
が通信用バス及び電源供給線で相互に接続されている。
各ECU内の構成は図1のECUとほぼ同様であるが、
ECU500においては、ヘッドライトSW501が設
けられている。ヘッドライトSW501はマイクロコン
ピュータ505にON信号を供給すると共に、駆動回路
502内のトランジスタをONする。駆動回路502の
トランジスタにはヘッドライト信号用の200Hzの信
号を出力する発振回路503が接続されており、発振回
路503から出力された200Hzの信号は電源供給線
を介してヘッドライトECU600に供給される。ま
た、ECU500内のマイクロコンピュータ505には
マイクロコンピュータ505が暴走した場合にこのマイ
クロコンピュータのリセットを行うべくハードウオッチ
ドッグタイマ507が接続されている。このハードウオ
ッチドッグタイマ507にはマイクロコンピュータ50
5からウオッチドッグ出力信号WDCが出力され、所定
時間出力信号WDCが出力されない場合には、ハードウ
オッチドッグタイマ507からマイクロコンピュータ5
05のリセット端子にリセット信号が出力される。さら
に、マイクロコンピュータ505にはもう一つの駆動回
路502が接続され、この駆動回路502にはリセット
用100Hzの信号を出力する発振回路504が接続さ
れている。この発振回路504から出力された100H
zのリセット信号は電源供給線を介してヘッドライトE
CU600に供給される。さらに、ECU500内に
は、400Hzのウオッチドッグ出力信号を受信する周
波数フィルタ回路508及び300Hzのリセット信号
を受信する周波数フィルタ回路(RS1)509から構
成されるハードフィルタが設けられており、各周波数フ
ィルタ回路のQ端子はマイクロコンピュータ505に接
続されている。
【0025】一方、受信側のヘッドライトECU600
には、送信側ECU500から電源供給線を介して供給
された100Hzのリセット信号及び200Hzのヘッ
ドライト信号を受信するリセット用周波数フィルタ回路
及びHEAD用周波数フィルタ回路から構成されるハー
ドフィルタ605が設けられており、リセット用周波数
フィルタ回路(RS2)のQ端子は駆動用トランジスタ
を介してマイクロコンピュータ602のリセット端子に
接続され、HEAD用周波数フィルタ回路のQ端子は駆
動用トランジスタを介してヘッドライトリレー608、
ヘッドライトバルブ609に接続されている。また、マ
イクロコンピュータ602にはマイクロコンピュータ6
02が暴走した場合にこれをリセットするためのハード
ウオッチドッグタイマ607が接続されている。このハ
ードウオッチドッグタイマ607にはマイクロコンピュ
ータ602からウオッチドッグ出力WDCが出力され、
マイクロコンピュータ602が暴走してWDC出力が一
定時間ハードウオッチドッグタイマ607に出力されな
い場合には、マイクロコンピュータ602のリセット端
子にリセット信号を出力する。また、マイクロコンピュ
ータ602には、さらに駆動回路604を介して400
Hzの信号を発振する発振回路603が接続されてお
り、ハードウオッチドッグタイマ607に出力されるウ
オッチドッグ出力WDCが駆動回路604にも供給され
る。発振回路603の出力は電源供給線を介して上述し
たECU500の周波数フィルタ回路(HWDC)50
8に供給される。
【0026】また、ECU700にはECU500のマ
イクロコンピュータ505をリセットするための300
Hzの信号を供給する発振回路703が設けられてお
り、発振回路703からの300Hzの信号は電源供給
線を介してECU500内のリセット用周波数フィルタ
回路(RS1)に供給される構成である。
【0027】本実施例の構成は以上のようであり、以下
その動作を詳細に説明する。
【0028】通常動作時 ECU500内のヘッドライトSW501をONする
と、マイクロコンピュータ505の入力端子HSWにヘ
ッドライトスイッチ信号が入力される。すると、マイク
ロコンピュータ505はヘッドライトを点灯させるため
に通信用バスを介してヘッドライトONの通信信号をヘ
ッドライトECU600へ供給する。また、ヘッドライ
トスイッチSW501のON信号は、駆動回路502の
トランジスタをONとして200Hzのアナログ信号
(ヘッドライトON信号)を発振回路503から電源供
給線を介してヘッドライトECUに供給する。従って、
ヘッドライトECU600はECU500の通信IC5
06からのデジタル通信データ及び電源供給線を介した
200Hzのアナログ信号を受信することになる。通信
用バスを介して供給されたデジタル通信データはマイク
ロコンピュータ602の受信端子RXから入力され、マ
イクロコンピュータ602はこの通信データによりヘッ
ドライトリレー608をONしてヘッドライトバルブ6
09を点灯させる。一方、電源供給線を介して供給され
た200Hzのアナログ信号はハードフィルタ605の
HEAD用周波数フィルタ回路に入力され、同様にヘッ
ドライトリレー608をONしてヘッドライトバルブ6
09を点灯させる。すなわち、通常動作時においては、
通信用バスからのデジタル通信データと電源供給線から
のアナログ信号のOR(論理和)によりヘッドライトバ
ルブ609が点灯することになる。
【0029】異常時 通信用バスが断線した場合には、ECU500のマイク
ロコンピュータ505から送信されたデジタル通信デー
タはヘッドライトECU600のマイクロコンピュータ
602には供給されない。しかしながら、上述したよう
にヘッドライトSW501をONすると、電源供給線を
介してヘッドライト信号である200Hzのアナログ信
号も供給されるため、このアナログ信号によりヘッドラ
イトバルブ609が点灯することになる。従って、通信
用バスが断線している場合でも、ヘッドライトSWをO
Nすることにより、確実にヘッドライトを点灯すること
が可能となる。
【0030】また、ヘッドライトECU600のマイク
ロコンピュータ602が暴走した場合には、このマイク
ロコンピュータ602に接続されているハードウオッチ
ドッグタイマ607からリセット信号が出力され、マイ
クロコンピュータ602の暴走が防止される。さらに、
このハードウオッチドッグタイマ607が故障した場合
においても、以下に述べるようにマイクロコンピュータ
602のリセットが行われることになる。すなわち、マ
イクロコンピュータ602のWDC端子からはウオッチ
ドッグ出力が駆動回路604を介して発振回路603に
供給される。発振回路603からは電源供給線を介して
400Hzのアナログ信号がECU500のハードフィ
ルタに供給される。ECU500のハードフィルタ内の
HWDC周波数フィルタ回路(508)はこの400H
zのアナログ信号を受信し、その受信信号をマイクロコ
ンピュータ505に供給する。マイクロコンピュータ5
05はヘッドライトECU600のウオッチドッグ信号
を監視する。ウオッチドッグ信号から異常判定がなされ
れば、リセット端子HRESからリセット信号を駆動回
路502に供給する。駆動回路502は発振回路504
を駆動して100Hzのアナログ信号を電源供給線を介
してヘッドライトECU600内のハードフィルタ60
5に供給する。すると、ハードフィルタ605内のリセ
ット周波数フィルタ回路(RS2)からは駆動トランジ
スタ回路を介してリセット信号がマイクロコンピュータ
602のリセット端子に供給され、マイクロコンピュー
タ602がリセットされる。
【0031】このように、マイクロコンピュータ602
が暴走し、かつ、ハードウオッチドッグタイマ607が
故障した場合でも、通信用バスを介することなくECU
500にアナログリセット信号を供給し、これを受信し
たECU500が電源供給線を介してリセット信号をヘ
ッドライトECU600に供給するので、マイクロコン
ピュータ602を確実にリセットすることができる。
【0032】なお、送信側ECU500のマイクロコン
ピュータ505が暴走した場合には、ハードウオッチド
ッグタイマ507によりリセットされるが、さらにこの
ハードウオッチドッグタイマ507が故障した場合に
は、同様の構成によりECU700の発振回路703か
ら300Hzのアナログ信号が電源供給線を介してハー
ドフィルタのリセット周波数フィルタ回路509に供給
され、マイクロコンピュータ505のリセットが行われ
る。このように、電源供給線を介して相互に接続されて
いるECUが相互に監視する構成となっているため、い
ずれのマイクロコンピュータが暴走しても確実にその暴
走を停止させることができ、マイクロコンピュータの以
上によりヘッドライトバルブ609が勝手にON/OF
Fする事態を有効に防止することができる。
【0033】なお、本実施例において電源供給線をアナ
ログ信号線に兼用する場合を示したが、アナログ信号線
を別途ECU間に配設することも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
項3記載の車両用ネットワーク制御装置によれば、通信
用バスが断線し、さらにはマイクロコンピュータが暴走
するなどの異常事態が発生しても、確実にその暴走を停
止させることができるとともに、制御すべき負荷を確実
に動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成ブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例の構成ブロック図である。
【符号の説明】
100、200、300、400、500、600、7
00 ECU 102、203、505、602、701 CPU(マ
イクロコンピュータ) 10 ハイビームバルブ 20 ドアバルブ 30 ハザードバルブ 101 ハードフィルタ 201 ハイビームスイッチ 301 ドアスイッチ 401 ハザードスイッチ 501 ヘッドライトスイッチ 609 ヘッドライトバルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側マイクロコンピュータ及びスイッ
    チを含んで構成される送信側電子制御装置と受信側マイ
    クロコンピュータ及び負荷を含んで構成される受信側電
    子制御装置相互間を接続してなる車両用ネットワークを
    制御する車両用ネットワーク制御装置であって、 前記送信側電子制御装置と受信側電子制御装置間は通信
    用バス及びアナログ信号線で接続され、 前記送信側電子制御装置内には前記アナログ信号線を介
    して前記受信側電子制御装置にアナログ信号を供給する
    送信側発振手段が設けられ、 前記スイッチのON作動に対応して前記送信側マイクロ
    コンピュータから前記受信側マイクロコンピュータに前
    記通信バスを介してデジタル信号を供給するとともに、
    前記発信手段から前記受信側電子制御装置内の負荷にア
    ナログ信号線を介してアナログ信号を供給することを特
    徴とする車両用ネットワーク制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用ネットワーク制御
    装置において、 前記アナログ信号線は電源供給線であることを特徴とす
    る車両用ネットワーク制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の車両用ネ
    ットワーク制御装置において、 前記送信側マイクロコンピュータには第2送信側発振手
    段が接続され、 前記受信側マイクロコンピュータにはリセット用ウオッ
    チドッグ回路及び受信側発振手段が接続され、 前記受信側発振手段は前記アナログ信号線を介して前記
    受信側マイクロコンピュータからのウオッチドッグ出力
    信号に基づき前記送信側マイクロコンピュータにアナロ
    グ異常信号を供給し、 前記第2送信側発振手段は前記送信側マイクロコンピュ
    ータからの異常信号に基づき前記受信側マイクロコンピ
    ュータをリセットするためのリセット信号を前記アナロ
    グ信号線を介して前記受信側マイクロコンピュータに供
    給することを特徴とする車両用ネットワーク制御装置。
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