JPH07229437A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御装置

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JPH07229437A
JPH07229437A JP6021179A JP2117994A JPH07229437A JP H07229437 A JPH07229437 A JP H07229437A JP 6021179 A JP6021179 A JP 6021179A JP 2117994 A JP2117994 A JP 2117994A JP H07229437 A JPH07229437 A JP H07229437A
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JP
Japan
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zone
fuel injection
engine
fuel
cylinder
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Application number
JP6021179A
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English (en)
Inventor
Hisashi Kadowaki
寿 門脇
Takashi Arimura
孝士 有村
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】燃料の気化、霧化を十分に促進し、かつ、プラ
グかぶりを防止して内燃機関の始動性能を向上させる。 【構成】エンジン回転数検出手段により検出されたエン
ジン回転数に応じて通常ゾーン、始動ゾーンおよびエン
ストと判定するゾーン判定手段(ステップ202)を有
し、ゾーン判定手段(ステップ202)により通常ゾー
ンと判定された場合は、各気筒毎に独立して燃料を噴射
する(ステップ204〜210)。ゾーン判定手段(ス
テップ202)により始動ゾーンと判定された場合は、
各気筒毎に独立してかつ所定回に分割して、さらにエン
ジンの吸気行程以外の行程で燃料を噴射する(ステップ
212〜218)。ゾーン判定手段(ステップ202)
によりエンストと判定された場合は、燃料噴射を停止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の燃料噴射装
置に係り、特に、その始動時の燃料噴射の制御に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の始動時の燃料噴射方法
として、毎回転同時噴射、毎点火同時噴射が一般的であ
り、例えば、特公昭47−10895号公報が知られて
いる。この公報に記載された燃料噴射方法は、各気筒グ
ループの気筒に対し、該気筒の吸気行程を含む噴射タイ
ミングで同時噴射するようになされているので、噴射さ
れた燃料が気化、霧化の不十分なまま燃焼室に吸入され
ることとなり、点火プラグにこの気化、霧化の不十分な
燃料が付着して、点火不良を起こす、いわゆる点火プラ
グのかぶりが生じ易く、内燃機関の始動不良を起こす問
題があった。
【0003】このような問題を解決するために、特開平
1−116267号公報に示されるような燃料噴射方法
が提案された。この公報に記載された燃料噴射方法は、
噴射は2グループ噴射でかつ、1吸気行程で吸入される
噴射量を3回に分けて噴射し、かつ、吸気行程以外で噴
射を行うものである。このように、1吸気行程で吸入さ
れる噴射量を3回に分けて噴射し、かつ、吸気行程以外
で噴射を行うことにより、燃料が気化、霧化が十分に行
われ、プラグのかぶりが防止できるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開平1−116267号公報に示されるような燃料
噴射方法では、2グループに分けて噴射するため、各グ
ループ毎の分割回数に制限を受け、1サイクルでの分割
噴射噴射の回数が3回となるため、燃料の気化、霧化が
十分ではなく、内燃機関の始動性能が良くないという問
題が生じる。そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、燃料の気化、霧化を十分に促進し、か
つ、プラグかぶりを防止し、内燃機関の始動性能を向上
させた内燃機関の燃料噴射制御装置を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の構成上の特徴
は、請求項1記載の発明においては、複数の気筒と、エ
ンジン回転数検出手段とを有する内燃機関の燃料噴射制
御装置において、前記エンジン回転数検出手段により検
出されたエンジン回転数に応じて通常ゾーン、始動ゾー
ンおよびエンストゾーンのいずれのゾーンであるかを判
定するゾーン判定手段と、前記ゾーン判定手段により通
常ゾーンと判定された場合は、各気筒毎に独立して燃料
を噴射する第1の燃料噴射制御手段と、前記ゾーン判定
手段により始動ゾーンと判定された場合は、各気筒毎に
独立して燃料を噴射し、かつ該燃料噴射を所定回に分割
し、さらにエンジンの吸気行程以外の行程で燃料を噴射
する第2の燃料噴射制御手段と、前記ゾーン判定手段に
よりエンストゾーンと判定された場合は、燃料噴射を停
止する第3の燃料噴射制御手段とを備えることにある。
【0006】また、請求項2記載の発明においては、前
記請求項1記載の発明に、始動ゾーンにおいてエンジン
が始動した後、前記ゾーン判定手段により通常ゾーンと
判定された場合は、所定の時間継続して、前記燃料噴射
を各気筒毎に独立して燃料を噴射し、かつ該燃料噴射を
所定回に分割し、さらにエンジンの吸気行程以外の行程
で燃料を噴射する始動時噴射継続制御手段を付加したこ
とにある。
【0007】また、請求項3記載の発明においては、前
記請求項1記載の発明に、エンジンのクランク軸が所定
の角度回転する毎に所定の信号を発する第1の基準信号
発生手段と、エンジンのクランク軸が2回転する毎に所
定の信号を発する第2の基準信号発生手段と、エンジン
冷却水温を検出するエンジン冷却水温検出手段とを付加
し、さらに、前記第2の燃料噴射制御手段を前記第2の
基準信号発生手段による所定の信号が消滅し次の所定の
信号が発生する期間内に前記第1の基準信号発生手段に
よる所定の信号の発生回数をカウントするカウント手段
と、前記カウント手段によるカウント値が所定のカウン
ト値になる毎に該カウント値に対応する気筒に燃料噴射
の開始タイミングを決定する噴射タイミング決定手段
と、前記エンジン冷却水温検出手段によるエンジン冷却
水温に基づいて各気筒毎の総燃料噴射量を決定する燃料
噴射量決定手段と、前記燃料噴射量決定手段による各気
筒毎の総燃料噴射量を所定の回数に分割して噴射する分
割噴射制御手段とにより構成したことにある。
【0008】また、請求項4記載の発明においては、前
記請求項3記載の発明に、各気筒毎の総燃料噴射量を前
記エンジン冷却水温検出手段によるエンジン冷却水温が
低いほど多くする燃料噴射量決定手段を付加したことに
ある。
【0009】
【発明の作用・効果】上記のように構成した本発明にお
いては、ゾーン判定手段により始動ゾーンと判定された
場合は、燃料噴射を各気筒毎に独立して所定回に分割し
てエンジンの吸気行程以外の行程で燃料を噴射するの
で、各気筒毎の分割噴射の回数を多くすることができる
ようになる。そして、各気筒毎の分割噴射の回数を多く
することにより、燃料の気化、霧化を十分に促進するこ
とができるようになり、エンジンの始動性能が向上する
という格別の効果を奏する。また、エンジンの吸気行程
以外の行程で燃料を噴射するので、プラグかぶりを防止
することができ、点火不良を防止することができるの
で、エンジンの始動性能が向上するという格別の効果を
奏する。
【0010】また、ゾーン判定手段により通常ゾーンと
判定されても、始動時噴射継続手段により、所定の時間
継続して各気筒毎に独立および分割して燃料噴射を行う
ので、独立および分割噴射から独立噴射のみに燃料噴射
が切り替わっても、エンジン回転速度がある程度上昇し
てから独立噴射のみに切り替わるので、急激なエンジン
回転速度の変動が防止でき、滑らかなエンジン回転速度
の上昇となる。したがって、始動ゾーンから通常ゾーン
への切り替わりがスムーズとなり、このようなエンジン
を搭載した車両の乗り心地が良好になるという格別の効
果が得られる。さらに、各気筒毎の総燃料噴射量をエン
ジン冷却水温検出手段によるエンジン冷却水温が低いほ
ど多くする燃料噴射量決定手段を備えているので、エン
ジン冷却水温の高低に係わりなく、常に一定の始動性能
が得られるという格別の効果が得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明をV型6気筒エンジンに適用した実施
例の全体構成を示している。図1において、V型6気筒
エンジン10は、V型に配置された一方のバンク10a
と他方のバンク10bとにより構成されており、一方の
バンク10aには、第1気筒11、第3気筒13および
第5気筒15が配置されており、また、他方のバンク1
0bには、第2気筒12、第4気筒14および第6気筒
16が配置されている。これら6つの気筒11〜16の
点火順序は気筒番号どおりに第1気筒、第2気筒、第3
気筒、第4気筒、第5気筒および第6気筒の順に点火さ
れるように設定されている。
【0012】このエンジン10の左右のバンク10a、
10b間には、吸気通路20の一部を構成するサージタ
ンク30が配設されており、該サージタンク30内の吸
気通路20は、各気筒11〜16に独立吸気通路21〜
26を介して接続されている。また、サージタンク30
は、その後端部にて吸気供給通路50と連通され、該吸
気供給通路50の上流端は、エアクリーナ60に接続さ
れている。エアクリーナ60の下流の吸気供給通路50
には、吸入空気量を検出するエアフローメータ70と吸
気通路を絞るスロットル弁80とが配設されている。ま
た、サージタンク30と各気筒11〜16とを連通する
独立吸気通路21〜26には、それぞれ燃料噴射弁(イ
ンジェクタ)91〜96が配設されており、これらの燃
料噴射弁(インジェクタ)91〜96は後記する制御装
置100によって制御される。
【0013】また、図示しないエンジンのクランク軸の
所定の場所にマグネットが配置されており、このクラン
ク軸の近傍には、例えば、ホール素子、マグネットピッ
クアップ等からなるクランク軸の回転角度検出用の第1
の磁気センサが12個配置されている。そして、この第
1の磁気センサにより、クランク軸が30度回転する毎
に1パルスの基準信号、即ち、第1の基準信号であるN
信号(図5参照)が出力される。また、図示しないエン
ジンのカム軸の所定の場所にマグネットが配置されてお
り、このカム軸の近傍には、例えば、ホール素子、マグ
ネットピックアップ等からなるカム軸の回転角度検出用
の第2の磁気センサが1個配置されている。そして、こ
の第2の磁気センサにより、カム軸が1回転(クランク
軸は2回転)する毎に1パルスの基準信号、即ち、第2
の基準信号であるG信号(図5参照)が出力される。
【0014】制御装置100は、CPU、ROM、RA
M、A/Dコンバータおよび各種入出力インターフェー
スよりなる周知のマイクロコンピュータ(図示せず)よ
り構成されており、この制御装置100には、エアフロ
ーメータ、吸気温センサ、水温センサ、O2センサ、エ
ンジン回転速度センサ等の各種センサ出力が入力され
る。また、この制御装置100には、上述したように、
各気筒11〜16に対する30℃A(クランク角度が3
0度)毎の基準信号、即ち、第1の基準信号であるN信
号、エンジン10のクランク軸(図示せず)が2回転毎
に1回のタイミングで信号を出力する基準信号、即ち、
第2の基準信号であるG信号、スタータ信号等の各種信
号が入力される。
【0015】ここで、上記制御装置100が各燃料噴射
弁91〜96を制御する処理手順を図2のフローチャー
トに基づいて説明する。図2において、ステップ200
において各燃料噴射弁91〜96を制御する処理動作を
開始する。このステップ200において、この処理フロ
ーを開始すると、ステップ202に進み、このステップ
202において、燃料噴射をどのゾーンで行うか、即
ち、通常ゾーンであるか、始動ゾーンであるか、あるい
はエンスト状態であるかのゾーン判定を行う。このゾー
ン判定は、後述する図5のゾーン判定の処理フローに基
づいて行う。
【0016】ステップ202において通常ゾーンと判定
すると、次のステップ204にて通常ゾーンの処理フロ
ーを開始する。通常ゾーンの処理を開始するとステップ
206に進み、このステップ206にてエンジン回転速
度および吸気量を読み込む。ついで、ステップ208に
進み、ステップ206にて読み込んだエンジン回転速度
および吸気量に基づいて燃料噴射量を演算し、噴射パル
ス幅を決定する。ついでステップ210に進み、このス
テップ210において、通常ゾーンの噴射方法である、
各気筒独立に噴射する独立噴射を実施する。この独立噴
射は公知の噴射方法であるので、その詳細な説明は省略
する。
【0017】また、ステップ202において始動ゾーン
と判定すると、次のステップ212にて始動ゾーンの処
理フローを開始する。始動ゾーンの処理を開始するとス
テップ214に進み、このステップ214にて噴射タイ
ミングを決定する。この噴射タイミングの決定の仕方は
後述する図6、図7の噴射タイミング決定の処理フロー
に基づいて説明する。ついでステップ216に進み、こ
のステップ216においてエンジン冷却水温を読み込
む。エンジン冷却水温を読み込んだ後、ステップ218
に進み、このステップ218において、始動ゾーンの噴
射方法である、各気筒独立に噴射する独立噴射および分
割噴射を実施する。ステップ218にて独立噴射および
分割噴射を実施すると、ステップ220に進む。このス
テップ220にて、エンジン回転速度が通常ゾーンの回
転速度となっても、所定時間継続して独立噴射および分
割噴射を継続する。
【0018】また、ステップ202においてエンストゾ
ーンと判定すると、次のステップ222にてエンストゾ
ーンの処理フローを開始する。エンストゾーンの処理を
開始するとステップ224に進み、このステップ224
にて燃料噴射を停止する。これらのステップ200〜2
26を繰り返して実行する。
【0019】図3は、エンジン回転速度とゾーン判定の
関係が示されており、この図において、エンジン回転速
度が500(rpm)以下では始動ゾーンであり、それ
以上になると通常ゾーンとなることを示している。ま
た、始動ゾーンにおいては独立噴射および分割噴射を行
い、通常ゾーンにおいては、独立噴射を行うことを模式
的に示している。さらに、通常ゾーンのエンジン回転速
度となっても、始動時噴射継続カウンターが動作してい
る間は、独立噴射および分割噴射を継続して行うことを
模式的に示している。以下に、本発明の実施例のゾーン
判定の方法を図4に基づいて詳細に説明する。
【0020】図4は、本発明の実施例のゾーン判定の処
理フローを示しており、ステップ300において、本実
施例のゾーン判定の処理フローを開始する。ステップ3
00で処理フローを開始すると、ステップ302に進
み、エンジン回転速度Neが所定の回転速度(例えば、
500rpm)以上であるか否かを判定する。
【0021】このステップ302で「YES」と判定さ
れたときは、即ち、エンジン回転速度Neが所定の回転
速度(例えば、500rpm)以上であると判定された
ときは、ステップ304に進み、始動時噴射継続カウン
タ(A)をデクリメント、即ち、始動時噴射継続カウン
タ(A)を1づつ減算し、次のステップ306で始動時
噴射継続カウンタ(A)が「0」であるか否かを判定す
る。このステップ306にて「YES」と判定されたと
き、即ち、A=0のときはステップ308に進み、通常
ゾーンと判定してFLG1をセットする。このステップ
306で「NO」と判定されたときは、即ち、A≠0の
ときは、ステップ314に進み、始動ゾーンと判定して
FLG2をセットする。
【0022】一方、ステップ302で「NO」と判定さ
れたときは、即ち、エンジン回転速度Neが所定の回転
速度(例えば、500rpm)以下のときは、ステップ
310に進み、FLG1がセットされているか否か、即
ち、通常ゾーンと判定されているか否かを判定する。こ
のステップ310で「NO」と判定されたときは、ステ
ップ312において始動時噴射継続カウンタ(A)をn
回にセットし、次のステップ314に進む。このステッ
プ314において、始動ゾーンの噴射方法であると判定
して、FLG2をセットする。
【0023】また、ステップ302にてエンジン回転速
度Neが所定の回転速度(例えば、500rpm)以下
であると判定されてFLG1がセットされているとき、
即ち、通常ゾーンにいてエンジン回転速度Neが所定の
回転速度(例えば、500rpm)以下となったときは
ステップ316に進む。ステップ316にてエンジン回
転速度Neが所定の回転速度(例えば、300rpm)
以下であると判定されたときは、ステップ318に進
み、エンジンはエンストしていると判定して、FLG3
をセットする。また、ステップ316にて、エンジン回
転速度Neが所定の回転速度(例えば、300rpm)
以上であると判定されたときは、ステップ312に進
み、前述したように始動時噴射継続カウンタ(A)をn
回にセットして、ステップ314で始動ゾーンと判定し
てFLG2をセットする。以上のようにして、通常ゾー
ンであるか、始動ゾーンであるか、あるいはエンスト状
態であるかが判定される。
【0024】次に、始動ゾーンと判定された場合の燃料
噴射方法について説明する。図5は各気筒毎の吸入、圧
縮、爆発および排気の各行程と燃料噴射のタイミングを
模式的に示した図であり、まず、図5に基づいて始動ゾ
ーンの燃料噴射について説明する。
【0025】図5において、エンジン10の各気筒11
〜16(図1参照)は、吸入、圧縮、爆発および排気の
各行程を独立に行っている。このとき、エンジンのクラ
ンク軸に配置されたマグネットおよびこのクランク軸の
近傍に配置された第1の磁気センサにより、エンジンの
クランク軸が30度回転する毎に1回のタイミングで第
1の基準信号であるN信号を発生する。また、このとき
同時に、エンジンのカム軸に配置されたマグネットおよ
びこのカム軸の近傍に配置された第2の磁気センサによ
り、カム軸が1回転する毎に、即ち、クランク軸が2回
転(720度回転)する毎に1回のタイミングで第2の
基準信号であるG信号を発生する。
【0026】ここで、G信号が「ハイ」から「ロー」に
切り替わる毎に、各気筒11〜16(図1参照)は、吸
入、圧縮、爆発および排気の各行程を繰り返す。また、
制御装置100(図1参照)には、噴射タイミングカウ
ンター(図示せず)が設けられており、N信号が「ハ
イ」から「ロー」に切り替わる毎に、噴射タイミングカ
ウンターは1づつカウントアップし、即ち、0から11
までカウントアップし、このカウント値が11になると
噴射タイミングカウンターはリセットされる。
【0027】図5において、各気筒11〜16(図1参
照)は、吸入行程以外の行程において噴射されることを
示している。例えば、第1気筒に着目して説明すると、
第1気筒の吸入行程が終了したタイミング、即ち、噴射
タイミングカウンタが2から3に切り替わったタイミン
グで燃料の噴射を開始する。燃料の噴射を開始すると、
後述する図8のフローチャートに基づいて、分割噴射を
実施する。同様にして、第2気筒においては、第2気筒
の吸入行程が終了したタイミング、即ち、噴射タイミン
グカウンタが4から5に切り替わったタイミングで燃料
の噴射を開始するとともに分割噴射を実施する。また、
第3気筒においては、第3気筒の吸入行程が終了したタ
イミング、即ち、噴射タイミングカウンタが6から7に
切り替わったタイミングで燃料の噴射を開始するととも
に分割噴射を実施する。また、第4気筒においては、第
4気筒の吸入行程が終了したタイミング、即ち、噴射タ
イミングカウンタが8から9に切り替わったタイミング
で燃料の噴射を開始するとともに分割噴射を実施する。
また、第5気筒においては、第5気筒の吸入行程が終了
したタイミング、即ち、噴射タイミングカウンタが10
から11に切り替わったタイミングで燃料の噴射を開始
するとともに分割噴射を実施する。さらに、第6気筒に
おいては、第6気筒の吸入行程が終了したタイミング、
即ち、噴射タイミングカウンタが0から1に切り替わっ
たタイミングで燃料の噴射を開始するとともに分割噴射
を実施する。
【0028】以下に、本発明の実施例の始動ゾーンの燃
料噴射について、図6、図7および図8のフローチャー
トに基づいて詳細に説明する。図6および図7におい
て、まず、ステップ400において始動ゾーンの処理フ
ローは開始する。ついで、ステップ402において、F
LG2がセットされているか否か、即ち、始動ゾーンの
噴射方法であるか否かの判定を行う。ステップ402に
て「YES」と判定された場合は、始動時の噴射方法で
あるので、つぎのステップ404に進む。ステップ40
2にて「NO」と判定された場合は、始動時の噴射方法
ではないので、ステップ460に進み、この処理フロー
を繰り返す。ステップ404において、G信号(エンジ
ンのクランク軸が2回転毎に1回のタイミングで信号を
出す基準信号(図5参照))のレベルが「ハイ」から
「ロー」に切り替わったか否かの判定を行う。このステ
ップ404において、「YES」と判定されると、即
ち、G信号のレベルが「ハイ」から「ロー」に切り替わ
ったと判定して、次のステップ406に進む。ステップ
404において、「NO」と判定されると、ステップ4
08に進む。
【0029】ステップ406に進むと、このステップ4
06において噴射タイミングカウンタ(B)のカウント
値Bを0(B←0)とセットする。噴射タイミングカウ
ンタ(B)のカウント値を0とセットした後、つぎのス
テップ408に進む。このステップ408において、N
信号(クランク角度が30度毎の基準信号(図5参
照))のレベルが「ハイ」から「ロー」に切り替わった
か否かの判定を行う。このステップ408において、
「YES」と判定されると、即ち、N信号のレベルが
「ハイ」から「ロー」に切り替わったと判定して、次の
ステップ410に進む。このステップ408において、
「NO」と判定されると、ステップ460に進み、この
処理フローを繰り返す。
【0030】ステップ410において、噴射タイミング
カウンタ(B)のカウント値Bを(B←B+1)とセッ
トアップする。ここで、前述のステップ406で噴射タ
イミングカウンタ(B)のカウント値Bが0であれば、
このステップ410においてはそのカウント値Bは1と
なる。ついで、ステップ412〜422に進み、このス
テップ412〜422において、噴射タイミングカウン
タ(B)のカウント値の判定を行う。ステップ412に
おいて、「YES」と判定されると、即ち、噴射タイミ
ングカウンタ(B)のカウント値Bが0から1(1←
0)に変化したと判定されると、ステップ424に進
み、このステップ424において、6気筒目の噴射を開
始するためのFLGをセット(FLG(j)=6)す
る。FLGをセット(FLG(j)=6)すると、次の
ステップ426に進み、エンジン冷却水温度を読み込
む。エンジン冷却水温度を読み込んだ後、次のステップ
428に進み、図10のエンジン冷却水温度と燃料噴射
量のマップに基づいて、燃料噴射量を算出する。
【0031】燃料噴射量を算出すると、次のステップ4
60に進み、前述したステップを繰り返し、ステップ4
06にて噴射タイミングカウンタ(B)のカウント値B
を1(B←1)とセットし、ステップ410にて、噴射
タイミングカウンタ(B)のカウント値Bをセットアッ
プし、そのカウント値Bを2とする。ついでステップ4
12〜422に進むが、ここで、噴射タイミングカウン
タ(B)のカウント値Bは2であるので、ステップ41
2〜422の全てのステップで「NO」と判定され、次
のステップ460に進み、前述したステップを繰り返
す。ついで、ステップ406にて噴射タイミングカウン
タ(B)のカウント値Bを2(B←2)とセットし、ス
テップ410にて、噴射タイミングカウンタ(B)のカ
ウント値Bをセットアップし、そのカウント値Bを3と
する。
【0032】ついでステップ412に進むが、ここで、
噴射タイミングカウンタ(B)のカウント値Bは3であ
るので、ステップ412にて「NO」と判定され、ステ
ップ414に進む。このステップ414において、噴射
タイミングカウンタ(B)のカウント値Bが2から3
(3←2)に変化したと判定されて、「YES」と判定
され、次のステップ430に進む。このステップ430
において、1気筒目の噴射を開始するためのFLGをセ
ット(FLG(j)=1)する。FLGをセット(FL
G(j)=1)すると、次のステップ432に進み、エ
ンジン冷却水温度を読み込む。エンジン冷却水温度を読
み込んだ後、次のステップ434に進み、図10のエン
ジン冷却水温度と燃料噴射量のマップに基づいて、燃料
噴射量を算出する。燃料噴射量を算出すると、次のステ
ップ460に進み、前述したステップを繰り返す。
【0033】以下、同様にして、ステップ416にて、
「YES」と判定されると、即ち、噴射タイミングカウ
ンタ(B)のカウント値Bが4から5(5←4)に変化
したと判定されると、次のステップ436に進む。この
ステップ436において、2気筒目の噴射を開始するた
めのFLGをセット(FLG(j)=2)する。FLG
をセット(FLG(j)=2)すると、次のステップ4
38に進み、エンジン冷却水温度を読み込む。エンジン
冷却水温度を読み込んだ後、次のステップ440に進
み、図10のエンジン冷却水温度と燃料噴射量のマップ
に基づいて、燃料噴射量を算出する。
【0034】また、ステップ418にて、「YES」と
判定されると、即ち、噴射タイミングカウンタ(B)の
カウント値Bが6から7(7←6)に変化したと判定さ
れると、次のステップ442に進む。このステップ44
2において、3気筒目の噴射を開始するためのFLGを
セット(FLG(j)=3)する。FLGをセット(F
LG(j)=3)すると、次のステップ444に進み、
エンジン冷却水温度を読み込む。エンジン冷却水温度を
読み込んだ後、次のステップ446に進み、図10のエ
ンジン冷却水温度と燃料噴射量のマップに基づいて、燃
料噴射量を算出する。
【0035】また、ステップ420にて、「YES」と
判定されると、即ち、噴射タイミングカウンタ(B)の
カウント値Bが8から9(9←8)に変化したと判定さ
れると、次のステップ448に進む。このステップ44
8において、4気筒目の噴射を開始するためのFLGを
セット(FLG(j)=4)する。FLGをセット(F
LG(j)=4)すると、次のステップ450に進み、
エンジン冷却水温度を読み込む。エンジン冷却水温度を
読み込んだ後、次のステップ452に進み、図10のエ
ンジン冷却水温度と燃料噴射量のマップに基づいて、燃
料噴射量を算出する。
【0036】また、ステップ422にて、「YES」と
判定されると、即ち、噴射タイミングカウンタ(B)の
カウント値Bが10から11(11←10)に変化した
と判定されると、次のステップ454に進む。このステ
ップ454において、5気筒目の噴射を開始するための
FLGをセット(FLG(j)=5)する。FLGをセ
ット(FLG(j)=5)すると、次のステップ456
に進み、エンジン冷却水温度を読み込む。エンジン冷却
水温度を読み込んだ後、次のステップ458に進み、図
10のエンジン冷却水温度と燃料噴射量のマップに基づ
いて、燃料噴射量を算出する。
【0037】次いで、分割噴射について図8のフローチ
ャートに基づいて説明する。まず、ステップ500にお
いて、分割噴射処理を開始すると、ステップ502に進
む。このステップ502において、噴射弁オン処理を行
う。ここで、噴射弁オン処理は、前述の図7のステップ
424、430、436、442、448および454
においてFLG(j)=jがセットされていることを条
件に、FLG(j)=jにセットされている気筒の噴射
弁を所定時間(Ta時間(図9参照)、例えば8ms)オ
ンにする(噴射弁を開にする)処理を意味する。つい
で、ステップ504に進み、噴射弁オフ処理を行う。こ
こで、噴射弁オフ処理は、ステップ502においてオン
にされた噴射弁、即ち、FLG(j)=jにセットされ
ている気筒の噴射弁を所定時間(Tc時間(図9参
照)、例えば4ms)オフにする(噴射弁を閉にする)処
理を意味する。
【0038】ついで、ステップ506に進み、次の数1
の計算式に基づいて燃料噴射量の積算する。
【0039】
【数1】Tb(i)=Tb(i−1)+Ta ここで、Tb(i)は今回(i回)までに噴射した燃料
の積算量であり、Tb(i−1)F前回((i−1)
回)までに噴射した燃料の積算量である。また、Taは
今回(i回)の噴射量である。
【0040】ついで、ステップ508に進み、燃料残量
が有るか否かの判定を行う。即ち、図7のステップ42
8、434、440、446、452および458にお
いて求めた総燃料噴射量Tsと今回(i回)までに噴射
した燃料の積算量Tbとの差(Ts−Tb)が1回の燃
料噴射量Taより大きいか否かの判定を行う。このステ
ップ508において「Yes」と判定されると、即ち、
総燃料噴射量Tsと今回(i回)までに噴射した燃料の
積算量Tbとの差(Ts−Tb)が1回の燃料噴射量T
aより小さい(Ts−Tb<Ta)と、燃料残量が有り
と判定され、次のステップ510に進む。
【0041】ステップ510においては、前述のステッ
プ508にて燃料残量が有りと判定されたので、燃料残
量噴射の処理を行うため、分割噴射開始のためのフラグ
を消し(FLG(j)=0)、次のステップ512に進
む。このステップ512において、燃料残量噴射の処理
を行うための予備フラグをセット(YFLG(j)=
j)する。予備フラグをセット(YFLG(j)=j)
した後、次のステップ514に進み、このステップ51
4において、燃料残量噴射の噴射弁オン処理を行う。こ
こで、ステップ514の燃料残量噴射の噴射弁オン処理
は、前述のステップ512において予備フラグ(YFL
G(j)=j)がセットされていることを条件に、YF
LG(j)=jにセットされている気筒の噴射弁を(T
s−Tb)時間(図9の端数)だけオン(噴射弁を開に
する)にする処理を意味する。
【0042】ついで、ステップ516に進み、燃料残量
噴射の噴射弁オフ処理を行う。ここで、燃料残量噴射の
噴射弁オフ処理は、ステップ514においてオンにされ
た噴射弁、即ち、YFLG(j)=jにセットされてい
る気筒の噴射弁をオフ(噴射弁を閉にする)にするとと
もに、予備フラグを消し(YFLG(j)=0)、さら
に、燃料積算量Tbのデータを消去する処理を意味す
る。ついで、ステップ518に進み、前述のステップ5
00〜516を繰り返す。
【0043】ステップ508において「NO」と判定さ
れると、即ち、総燃料噴射量Tsと今回(i回)までに
噴射した燃料の積算量Tbとの差(Ts−Tb)が1回
の燃料噴射量Taより大きい(Ts−Tb>Ta)と燃
料残量処理がないと判定され、ステップ518にジャン
プし、前述のステップ500〜508を繰り返す。
【0044】上述したように、本実施例においては、エ
ンジン回転速度に基づき始動ゾーンと判定された場合
は、図5に示されるように、各気筒11〜16の吸入行
程以外の行程で、各気筒11〜16毎に独立して所定回
に分割して燃料を噴射するので、各気筒11〜16毎の
分割噴射の回数を多くすることができるようになる。そ
して、各気筒11〜16毎の分割噴射の回数を多くする
ことにより、燃料の気化、霧化を十分に促進することが
できるようになり、エンジンの始動性能が向上するとい
う格別の効果を奏する。また、エンジンの吸気行程以外
の行程で燃料を噴射するので、プラグかぶりを防止する
ことができ、点火不良を防止することができるので、エ
ンジンの始動性能が向上するという格別の効果を奏す
る。
【0045】また、エンジン回転速度に基づき通常ゾー
ンと判定されても、図3に示されるように、始動時噴射
継続カウターが作動している所定の時間、継続して各気
筒11〜16毎に独立および分割して燃料噴射を行うの
で、独立および分割噴射から独立噴射のみに燃料噴射が
切り替わっても、エンジン回転速度がある程度上昇して
から独立噴射のみに切り替わるので、急激なエンジン回
転速度の変動が防止でき、滑らかなエンジン回転速度の
上昇となる。したがって、始動ゾーンから通常ゾーンへ
の切り替わりがスムーズとなり、このようなエンジンを
搭載した車両の乗り心地が良好になるという格別の効果
が得られる。さらに、図10のマップに示されるよう
に、エンジン冷却水温が低いほど各気筒11〜16毎の
総燃料噴射量を多くするので、エンジン冷却水温の高低
に係わりなく、常に一定の始動性能が得られるという格
別の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のエンジンの全体構成を示す図
である。
【図2】本発明の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】本発明の実施例のエンジンの回転挙動と噴射方
式の関係を示す図である。
【図4】本発明の実施例のゾーン判定の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の実施例のエンジンの各気筒毎の吸入、
圧縮、爆発および排気の各行程と噴射タイミングの関係
を示す図である。
【図6】本発明の実施例の始動ゾーンにおける燃料噴射
の動作を示すフローチャートの前半部である。
【図7】本発明の実施例の始動ゾーンにおける燃料噴射
の動作を示すフローチャートの後半部である。
【図8】本発明の実施例の各気筒毎の分割噴射量演算の
動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施例の噴射弁のオン時間とオフ時間
の関係を示す図である。
【図10】エンジン冷却水温度と燃料噴射量の関係を示
すマップである。
【符号の説明】
10…エンジン、10a、10b…バンク、11〜16
…気筒、20…吸気通路 21〜26…独立吸気通路、30…サージタンク、50
…吸気供給通路、60…エアクリーナ、70…エアフロ
ーメータ、80…スロットル弁、91〜96…燃料噴射
弁(インジェクタ)、100…制御装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 41/36 B 45/00 312 Q

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の気筒と、エンジン回転数検出手段
    とを有する内燃機関の燃料噴射制御装置において、 前記エンジン回転数検出手段により検出されたエンジン
    回転数に応じて通常ゾーン、始動ゾーンおよびエンスト
    ゾーンのいずれのゾーンであるかを判定するゾーン判定
    手段と、 前記ゾーン判定手段により通常ゾーンと判定された場合
    は、各気筒毎に独立して燃料を噴射する第1の燃料噴射
    制御手段と、 前記ゾーン判定手段により始動ゾーンと判定された場合
    は、各気筒毎に独立して燃料を噴射し、かつ該燃料噴射
    を所定回に分割し、さらにエンジンの吸気行程以外の行
    程で燃料を噴射する第2の燃料噴射制御手段と、 前記ゾーン判定手段によりエンストゾーンと判定された
    場合は、燃料噴射を停止する第3の燃料噴射制御手段
    と、を備えたことを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御
    装置。
  2. 【請求項2】 複数の気筒と、エンジン回転数検出手段
    とを有する内燃機関の燃料噴射制御装置において、 前記エンジン回転数検出手段により検出されたエンジン
    回転数に応じて通常ゾーン、始動ゾーンおよびエンスト
    ゾーンのいずれのゾーンであるかを判定するゾーン判定
    手段と、 前記ゾーン判定手段により通常ゾーンと判定された場合
    は、各気筒毎に独立して燃料を噴射する第1の燃料噴射
    制御手段と、 前記ゾーン判定手段により始動ゾーンと判定された場合
    は、各気筒毎に独立して燃料を噴射し、かつ該燃料噴射
    を所定回に分割し、さらにエンジンの吸気行程以外の行
    程で燃料を噴射する第2の燃料噴射制御手段と、 前記ゾーン判定手段によりエンストゾーンと判定された
    場合は、燃料噴射を停止する第3の燃料噴射制御手段
    と、を備え、 前記第2の燃料噴射制御手段により燃料噴射を所定回に
    分割して噴射してエンジンが始動した後、前記ゾーン判
    定手段により通常ゾーンと判定された場合は、所定の時
    間継続して、各気筒毎に独立して燃料を噴射し、かつ該
    燃料噴射を所定回に分割し、さらにエンジンの吸気行程
    以外の行程で燃料を噴射する始動時噴射継続制御手段を
    備えたことを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の気筒と、エンジン回転数検出手段
    を有する内燃機関の燃料噴射制御装置において、 前記エンジン回転数検出手段により検出されたエンジン
    回転数に応じて通常ゾーン、始動ゾーンおよびエンスト
    ゾーンのいずれのゾーンであるかを判定するゾーン判定
    手段と、 前記ゾーン判定手段により通常ゾーンと判定された場合
    は、各気筒毎に独立して燃料を噴射する第1の燃料噴射
    制御手段と、 前記ゾーン判定手段により始動ゾーンと判定された場合
    は、各気筒毎に独立して燃料を噴射し、かつ該燃料噴射
    を所定回に分割し、さらにエンジンの吸気行程以外の行
    程で燃料を噴射する第2の燃料噴射制御手段と、 前記ゾーン判定手段によりエンストゾーンと判定された
    場合は、燃料噴射を停止する第3の燃料噴射制御手段
    と、 エンジンのクランク軸が所定の角度回転する毎に所定の
    信号を発する第1の基準信号発生手段と、 エンジンのクランク軸が2回転する毎に所定の信号を発
    する第2の基準信号発生手段と、 エンジン冷却水温を検出するエンジン冷却水温検出手段
    と、を備え、 前記第2の燃料噴射制御手段は、 前記第2の基準信号発生手段による所定の信号が消滅し
    次の所定の信号が発生する期間内に前記第1の基準信号
    発生手段による所定の信号の発生回数をカウントするカ
    ウント手段と、 前記カウント手段によるカウント値が所定のカウント値
    なる毎に該カウント値に対応する気筒に燃料噴射の開始
    タイミングを決定する噴射タイミング決定手段と、 前記エンジン冷却水温検出手段によるエンジン冷却水温
    に基づいて各気筒毎の総燃料噴射量を決定する燃料噴射
    量決定手段と、 前記燃料噴射量決定手段による各気筒毎の総燃料噴射量
    を所定の回数に分割して噴射する分割噴射制御手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載の内燃機関の燃料噴射
    制御装置において、 前記各気筒毎の総燃料噴射量を前記エンジン冷却水温検
    出手段によるエンジン冷却水温が低いほど多くする燃料
    噴射量決定手段を備えたことを特徴とする内燃機関の燃
    料噴射制御装置。
JP6021179A 1994-02-18 1994-02-18 内燃機関の燃料噴射制御装置 Pending JPH07229437A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10315398A1 (de) * 2003-04-04 2004-10-14 Volkswagen Ag Verfahren zum Betreiben einer Brennkraftmaschine
CN102644516A (zh) * 2011-02-18 2012-08-22 光阳工业股份有限公司 单缸四行程引擎的启动方法
JP2014020211A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Hitachi Automotive Systems Ltd 筒内噴射式エンジンの燃料噴射制御装置
US20140107902A1 (en) * 2011-06-14 2014-04-17 Tsuguhiro Shiono Guidance device, guidance method

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US9199587B2 (en) * 2011-06-14 2015-12-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Guidance device, guidance method
JP2014020211A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Hitachi Automotive Systems Ltd 筒内噴射式エンジンの燃料噴射制御装置

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