JPH07221566A - カレントミラー装置 - Google Patents

カレントミラー装置

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JPH07221566A
JPH07221566A JP6311851A JP31185194A JPH07221566A JP H07221566 A JPH07221566 A JP H07221566A JP 6311851 A JP6311851 A JP 6311851A JP 31185194 A JP31185194 A JP 31185194A JP H07221566 A JPH07221566 A JP H07221566A
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JP
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transistor
transistors
current
terminal
current mirror
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Withdrawn
Application number
JP6311851A
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English (en)
Inventor
Carlin D Cabler
カーリン・ドゥル・ケーブラー
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Advanced Micro Devices Inc
Original Assignee
Advanced Micro Devices Inc
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F3/00Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
    • G05F3/02Regulating voltage or current
    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is dc
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
    • G05F3/26Current mirrors
    • G05F3/262Current mirrors using field-effect transistors only

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 しきい値電圧の不一致および低周波数ノイズ
を大幅に低減することにより、信号対ノイズ比を著しく
増加させる低ノイズ装置を提供する。 【構成】 この装置は、2つのカスコード型カレントミ
ラーと、第1および第2の電気経路内にそれぞれ形成さ
れて、それぞれ第1および第2のクロックで制御される
複数のスイッチを備えるスイッチングネットワークを含
む。第1のクロックが第1の状態にあり、第2のクロッ
クが第2の状態にあるとき、第1の電気経路内のスイッ
チが閉じ、第1のカスコード型カレントミラーを形成す
る。逆に、第1のクロックが第2の状態にあり、第2の
クロックが第1の状態にあるとき、第2の電気経路内の
スイッチが閉じ、第2のカスコード型カレントミラーを
形成する。この装置はしきい値電圧の不一致のかなりの
部分を、2つのクロックの動作周波数に合わせて調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明はカレントミラーに関し、限定で
はないが特に、入力電流を鏡映する出力電流を発生する
ための低ノイズ装置に関する。
【0002】
【関連技術の説明】オーディオチップは現在、パーソナ
ルコンピュータ、コンパクトディスクプレーヤ、および
その他のポータブルオーディオ装置による、高品質、低
電力オーディオアプリケーションの実行を可能にしてい
る。オーディオチップは通常、オーディオチップのシリ
コン面積のおよそ75−80%を占めるディジタル回路
と、残りの20−25%を占めるアナログ回路とを含
む。典型的には、アナログ回路は、アナログ−ディジタ
ル変換器と、ディジタル−アナログ変換器と、いくつか
の出力増幅器とを含む。アナログ回路は、アナログオー
ディオ入力信号を、ディジタル回路による処理に適した
ディジタル形式に変換する。アナログ回路はまた、その
ディジタル信号をスピーカのような負荷を駆動するのに
適したアナログ形式に変換し戻す。ディジタル回路は、
シリコン領域の大部分を占めており、変換されたそのア
ナログ信号にフィルタ処理、ノイズ成形および音声合成
といったディジタル信号処理を、典型的には行なう。こ
れらのオーディオチップの主な機能は、1つのシリコン
にオーディオシステム全体を実現することである。
【0003】上記のアナログ回路は典型的にはカレント
ミラーを含む。これらのカレントミラーは、基準電流お
よび基準電圧を、アナログ回路内の他の構成要素に提供
するといった、いくつかの重要な機能を果たす。したが
って、これらのカレントミラーは、たとえば、出力増幅
器の出力スイングならびにアナログ回路の全般的な信頼
性および正確性を改良するために、非常に優れた一致特
性および低ノイズ(すなわち大きな信号対ノイズ比)を
有することが必要である。
【0004】図1は、Nチャネルトランジスタ110、
120、130および140を含む、従来のカスコード
型カレントミラー100を図示する。トランジスタ11
0、120、130および140は、エンハンスメント
型の、金属酸化物シリコン電界効果トランジスタ(すな
わちMOSFET)である。カレントミラー100の出
力電流(すなわちIOUT )が、正確に入力電流(すなわ
ちIIN)に一致(すなわち鏡映)するために、トランジ
スタ110および130は同一のしきい値電圧降下(す
なわちVT )とゲート−ソース電圧降下(すなわち
GS)とを有さねばならない。同様に、トランジスタ1
20および140は、同一のしきい値電圧降下(すなわ
ちVT )とゲート−ソース電圧降下(すなわちVGS)と
を有さねばならない。カレントミラー100に対するこ
れらの要求は、IOUT とIINとを規定する等式(本明細
書で述べられる)により、明らかになるであろう。
【0005】トランジスタ120および140は、ソー
スが基準電圧(たとえば接地)に接続され、ゲートが互
いに接続されているために、同一のVGSを有する。同様
に、トランジスタ110および130は、ゲートが互い
に接続され、同一のドレイン電流を有するためにほぼ同
一のVGSを有する。
【0006】さらに、同一のVGSとVT とを有するため
に、トランジスタ110および130が等しい大きさ
(すなわち幅と長さ)で、トランジスタ120および1
40が等しい大きさでなければならない。したがって、
トランジスタ110および130ならびにトランジスタ
120および140は、大きさができるだけ等しくなる
ように作製される。しかし不幸にも、現在可能な製造技
術に関連する固有の誤差のため、全く等しいサイズの2
つのトランジスタを作製することはできない。したがっ
て、トランジスタ120および140ならびにトランジ
スタ110および130のVT は同一ではない。トラン
ジスタ120と140との間のしきい値電圧のこの不一
致(すなわちΔVT )の一次モデルが、図2に示されて
いる。
【0007】図2を参照して、カレントミラー100の
入力電流IINは以下の等式により近似できる。
【0008】 IIN=(k′)(w/l)(VGS−VT 2 …(1) ここで、k′はプロセスパラメータ、w/lはトランジ
スタ120のサイズ(すなわち幅と長さ)、VT はトラ
ンジスタ120のしきい値電圧、VGSはトランジスタ1
20のゲート−ソース電圧である。
【0009】トランジスタ120および140のゲート
の電圧(すなわちVA )は以下の等式により近似でき
る。
【0010】VA =ΔVT +VGS …(2) したがって、等式(2)を等式(1)に代入してVA
ついて解くと、 IIN=(k′)(w/l)〔VA −ΔVT −VT 2 A =ΔVT +VT +〔IIN/((k′)(w/l))〕1/2 …(3) 同様に、IOUT は以下の等式により近似できるだろう。
【0011】 IOUT =(k′)(w/l)(VGS−VT 2 …(4) ここでk′はプロセスパラメータ、w/lはトランジス
タ140のサイズ(すなわち幅と長さ)、VT はトラン
ジスタ140のしきい値電圧、VGSはトランジスタ14
0のゲート−ソース電圧である。等式(2)を等式
(4)に代入して解く。
【0012】 IOUT =(k′)(w/l)〔VA −VT 2 …(5) 等式(3)を等式(5)に代入して解く。
【0013】
【数1】
【0014】したがって、一次および二次項2(k′)
(w/l)(ΔVT )〔IIN/(k′(w/l))〕
1/2 およびk′(w/l)(ΔVT 2 (等式6参照)
は、しきい値電圧の不一致ΔVT の結果生じる誤差項で
ある。
【0015】たとえば、もし、IIN=50μA,k′=
43×10-6A/V2 ,w/l=100/10,ΔVT
=10mVであれば、以下となる。
【0016】IOUT =50×10-6+2.61×10-6
+.034×10-6OUT =52.644μA したがって、入力電流50μAに対し、カレントミラー
100の出力電流は52.644μAとなる。この入力
電流と出力電流の不一致は、5.3%の誤差率を生む。
この誤差の大部分は、等式6における一次誤差項に起因
する。したがって、もし新規の改良されたカレントミラ
ーが設計できれば、不一致およびノイズを大きく低減
し、したがって、しきい値電圧の不一致ΔVT の結果生
じる誤差率を大きく低減することになり、アナログ回路
の全般的な信頼性および正確性が、大幅に向上するだろ
う。
【0017】
【発明の概要】本発明の第1および第2の実施例は、入
力電流を受取るための入力と、その入力電流を鏡映する
出力電流を発生するための出力とを有する、新規の改良
された低ノイズのカレントミラー装置を含む。この装置
は、低周波数ノイズ(すなわち1/f)と、しきい値電
圧の不一致の結果生じる不一致とを大幅に低減させるこ
とにより、信号対ノイズ比を大いに増大させる。第1の
実施例において、この装置は、制御端子ならびに第1お
よび第2の端子を各々が有する4つのトランジスタと、
第1または第2の電気経路内に形成された複数のスイッ
チを備えるスイッチングネットワークとを含む。第2の
実施例において、この装置は、1)制御端子ならびに第
1および第2の端子を各々が有する4つのトランジスタ
と、2)第1および第2のトランジスタのゲートをバイ
アスする2つのバイアストランジスタと、3)第1また
は第2の電気経路内に形成された複数のスイッチを備え
るスイッチングネットワークとを含む。
【0018】第1の実施例において、第1のクロック
は、第1の電気経路内に形成されたスイッチを制御し、
第2のクロックは、第2の電気経路内に形成されたスイ
ッチを制御する。第1のクロックが第1の状態にあり、
第2のクロックが第2の状態にあるとき、第1の電気経
路内に形成されたスイッチが閉じ、第1および第2のト
ランジスタの第2の端子は、それぞれ第3および第4の
トランジスタの第2の端子に接続する。さらに、第3の
トランジスタの第2の端子は、第3および第4のトラン
ジスタの制御端子に接続する。しかし、第2の電気経路
内に形成されたスイッチは開いたままである。
【0019】反対に、第1のクロックが第2の状態にあ
り、第2のクロックが第1の状態にあるとき、第2の電
気経路内に形成されたスイッチが閉じ、第1および第2
のトランジスタの第2の端子は、それぞれ第4および第
3のトランジスタの第2の端子に接続する。さらに、第
4のトランジスタの第2の端子は、第3および第4のト
ランジスタの制御端子に接続する。しかし、第1の電気
経路内に形成されたスイッチは開いたままである。
【0020】第2の実施例において、第1のクロック
は、第1の電気経路内に形成されたスイッチを制御し、
第2のクロックは、第2の電気経路内に形成されたスイ
ッチを制御する。第1のクロックが第1の状態にあり、
第2のクロックが第2の状態にあるとき、第1の電気経
路内に形成されたスイッチが閉じ、第1のトランジスタ
の第1の端子は、第3および第4のトランジスタの入力
と制御端子とに接続する。さらに、第2のトランジスタ
の第1の端子は出力に接続する。しかし、第2の電気経
路内に形成されたスイッチは開いたままである。
【0021】反対に、第1のクロックが第2の状態にあ
り、第2のクロックが第1の状態にあるとき、第2の電
気経路内に形成されたスイッチが閉じ、第1のトランジ
スタの第1の端子は出力に接続する。さらに、第2のト
ランジスタの第1の端子は、第3および第4のトランジ
スタの入力と制御端子とに接続する。しかし、第1の電
気経路内に形成されたスイッチは開いたままである。
【0022】したがって、この装置の2つの実施例は、
しきい値電圧の不一致のかなりの部分を、2つのクロッ
クの動作周波数に合わせて調整する。したがって、しき
い値電圧の不一致ΔVT の結果生じる一次誤差項は消去
される。
【0023】ゆえに、本発明の目的は、大きな信号対ノ
イズ比を有するカレントミラーを提供することである。
【0024】本発明の他の目的は、しきい値電圧の不一
致の結果生じる一次誤差項を消去できる、カレントミラ
ー装置を提供することである。
【0025】本発明のさらに他の目的は、スイッチング
ネットワークを用いて、複数のトランジスタの接続をス
イッチするカレントミラー装置を提供することである。
【0026】本発明のさらに他の目的は、しきい値電圧
の不一致の悪影響を軽減する、カレントミラー装置を提
供することである。
【0027】本発明のこれらおよびその他の目的、特徴
および利点は、添付の図面および好ましい実施例の詳細
な説明から、当業者には明らかになるであろう。
【0028】
【好ましい実施例の詳細な説明】本発明の好ましい実施
例におけるすべてのトランジスタは、エンハンスメント
型の、金属酸化物シリコン電界効果トランジスタ(すな
わちMOSFET)である。直流電力が電源VDDA およ
び基準電位VSSA (たとえば接地)より供給される。好
ましい実施例の出力経路IOUT (後に述べる)は、基準
電圧VSSA とその他のアナログ回路(図示せず)とを接
続する。
【0029】図3は本発明の第1の実施例を図示する。
装置300は、1)入力電流IINを受取るための入力ノ
ード360と、2)IINを鏡映する出力電流IOUT を発
生するための出力ノード350と、3)Nチャネル吸い
込みトランジスタ310および330と、4)Nチャネ
ルトランジスタ320および340と、5)電気経路φ
1およびφ2(ここでは経路と呼ばれる)内にそれぞれ
形成されたスイッチ335および345を備えるスイッ
チングネットワークとを含む。発振器のような、発振信
号を発生できる適切な装置ならどれでも、スイッチ33
5および345を活性化/不活性化するだろう。たとえ
ば、信号が第1の状態の間は、スイッチ335は活性
化、スイッチ345は不活性化され、一方信号が第2の
状態の間は、スイッチ335は不活性化、スイッチ34
5は活性化される。しかし、この好ましい実施例では、
クロックφ1(図示せず)はスイッチ335を制御し、
クロックφ2(図示せず)はスイッチ345を制御す
る。図4は互いに逆のクロックφ1およびφ2のタイミ
ング図を示す。
【0030】再び図3を参照して、CMOS伝送ゲート
または電界効果トランジスタといった、適切なスイッチ
ならどれでも、スイッチ335および345を実現する
だろう。しかし、この好ましい実施例では、スイッチ3
35および345はNチャネルMOSFET(図示せ
ず)を用いて実現される。スイッチ335および345
を実現するMOSFETのゲート(図示せず)は、それ
ぞれクロックφ1およびφ2に接続する。
【0031】クロックφ1のどの正のサイクルおよびク
ロックφ2のどの負のサイクル(たとえば、クロックφ
1が第1の状態にあり、クロックφ2が第2の状態にあ
る)に対しても、スイッチ335は閉じ、スイッチ34
5は開いたままである。スイッチ335を閉じ、スイッ
チ345を開くことにより、トランジスタ310はトラ
ンジスタ320に接続し、トランジスタ320のゲート
はそのドレインに接続し、トランジスタ330はトラン
ジスタ340に接続し、こうして第1のカスコード型カ
レントミラーを形成する。第1のカスコード型カレント
ミラーは入力電流IINを入力ノード360で受取る。入
力電流IINは、基準電流経路(すなわちトランジスタ3
10および320)を流れ、IOUT (φ1)は、出力経
路(すなわちトランジスタ330および340)を流れ
る。このような態様で、出力ノード350の出力電流I
OUT (φ1)は、入力ノード360の入力電流IINを鏡
映する。
【0032】逆に、クロックφ2のどの正のサイクルお
よびクロックφ1のどの負のサイクル(たとえば、クロ
ックφ2が第1の状態にあり、クロックφ1が第2の状
態にある)に対しても、スイッチ345は閉じ、スイッ
チ335は開いたままである。スイッチ345を閉じ、
スイッチ335を開くことにより、トランジスタ310
はトランジスタ340に接続し、トランジスタ340の
ゲートはそのドレインに接続し、トランジスタ330は
トランジスタ320に接続し、こうして第2のカスコー
ド型カレントミラーを形成する。第2のカスコード型カ
レントミラーは入力電流IINを入力ノード360で受取
る。入力電流IINは、基準電流経路(すなわちトランジ
スタ310および340)を流れ、IOUT (φ2)は出
力経路(すなわちトランジスタ330および320)を
流れる。このような態様で、出力ノード360の出力電
流IOUT (φ2)は、入力ノード360の入力電流IIN
を鏡映する。
【0033】しかし、装置300の出力電流IOUT が正
確に入力電流IINを鏡映するために、トランジスタ31
0および330は同一のしきい値電圧降下(すなわちV
T )を有さねばならない。同様に、トランジスタ320
および340は同一のしきい値電圧降下(すなわち
T )を有さねばならない。これを達成するためには、
トランジスタ310および330が等しい大きさで、ト
ランジスタ320および340が等しい大きさでなけれ
ばならない。したがって、トランジスタ310および3
30ならびにトランジスタ320および340は、大き
さができるだけ等しくなるように作製される。不幸に
も、前述のように、現在可能な製造技術に伴なう本質的
な誤差のため、全く等しい大きさの2つのトランジスタ
を作製することはできない。したがって、トランジスタ
320および340ならびにトランジスタ310および
330のVT は同一ではない。トランジスタ320と3
40との間のしきい値電圧のこの不一致ΔVT の一次項
モデルが、図3に示されている。
【0034】スイッチ335および345を開閉し、ト
ランジスタ320および340を、トランジスタ310
および330に接続またはトランジスタ310および3
30から切断する繰返しのサイクルは、トランジスタ3
20および340を交互にチョッピングするものとして
考えることができる。交互にトランジスタ320および
340をチョッピングすることにより、しきい値電圧の
不一致ΔVT を持つトランジスタ(たとえばトランジス
タ320)は、基準電流経路から出力電流経路に、出力
ノード350での平均出力電流が、入力ノード360で
の入力電流を正確に示すに充分な周波数で、交互にスイ
ッチされる。(以下に等式により説明される。) 図5は、クロックφ1が正のサイクルである間に形成さ
れる、装置300の第1のカスコード型カレントミラー
を示す。図5はまた、トランジスタ320と340との
間のしきい値電圧の不一致ΔVT の一次項モデルを示
す。図1および5に示されるように、クロックφ1が正
のサイクルである間の装置300の構造は、先行技術に
よるカレントミラー100の構造と同一である。したが
って、装置300のIOUT (φ1)は、先行技術による
カレントミラー100のIOUT と一致する。
【0035】
【数2】
【0036】ここで、k′はプロセスパラメータ、w/
lはトランジスタ340の大きさ、ΔVT はトランジス
タ320と340との間のしきい値電圧の不一致であ
る。
【0037】図6はクロックφ2が正のサイクルである
間の、装置300の第2のカスコード型カレントミラー
を示す。図6はまた、トランジスタ320と340との
間のしきい値電圧の不一致ΔVT の一次項モデルを示
す。φ2が正のサイクルの間、装置300の入力電流I
INおよび出力電流IOUT (φ2)は、以下の等式を解く
ことにより近似できる。
【0038】IIN=k′(w/l)〔VA −VT 2 ここでk′はプロセスパラメータ、w/lはトランジス
タ340の大きさ、V T はトランジスタ340のしきい
値電圧、VA はトランジスタ320および340のゲー
トの電圧である。VA について解く。
【0039】 VA =〔IIN/(k′(w/l))〕1/2 +VT …(8) φ2が正のサイクルの間、装置300の出力電流IOUT
(φ2)は、以下の等式を解くことにより近似できる。
【0040】VGS1 =VA −ΔVTOUT (φ2)=k′(w/l)〔VGS1 −VT 2 ここでk′はプロセスパラメータ、w/lはトランジス
タ320の大きさ、V GS1 はトランジスタ320のゲー
ト−ソース電圧、VT はトランジスタ320のしきい値
電圧、VA はトランジスタ320および340のゲート
の電圧である。したがって以下となる。
【0041】 IOUT (φ2)=k′(w/l)〔VA −ΔVT −VT 2 …(9) 式8を9に代入する。
【0042】
【数3】
【0043】したがって、装置300の平均直流電流I
AVG は以下となる。
【0044】 IAVG =〔IOUT (φ1)+IOUT (φ2)〕/2 …(11) しかし、IOUT (φ1)をIOUT (φ2)と比較すると
以下が導かれる。
【0045】
【数4】
【0046】こうして、式11においてIOUT (φ1)
とIOUT (φ2)とを加算すると、一次誤差項2
(k′)(w/l)(ΔVT )〔IIN/(k′)(w/l)〕
1/2 は消去される。したがって以下となる。
【0047】IAVG =〔2IIN+2(k′)(w/l)(Δ
T 2 〕/2 IAVG =IIN+k′(w/l)ΔVT 2 関連技術の説明において与えられたものと同一のパラメ
ータ、すなわち、IIN=50μA,k′=43×10-6
A/V2 ,w/l=100/10,ΔVT =10mVを
用いると、以下が導かれる。
【0048】IOUT =50×10-6+.034×10-6OUT =50.034μA したがって、入力電流50μAに対し、装置300の出
力電流は50.034μAで、誤差率は0.068%で
ある。この誤差率は、従来のカレントミラーと比べて著
しい改良である。この著しい改良の達成の理由は、トラ
ンジスタ320および340がチョッピングされると、
一次誤差項が消えるからである。事実、装置300は、
しきい値電圧の不一致ΔVT と低周波数ノイズ(すなわ
ち1/f)とのかなりの部分をクロックφ1およびφ2
の動作周波数に合わせて調整する。結果として生じた高
周波数ノイズは、次に、何か適切なローパスフィルタを
用いてフィルタ処理される。
【0049】本発明は、関連技術における制限を克服
し、またここに述べられたように構成され、使用される
と特に効果的である。しかしながら、数多くの変形や代
替形が本発明に考案され、実質的には、好ましい実施例
で得られたものと同じ結果を得ることもあることを、当
業者は簡単に認識するであろう。たとえば、カスコード
型トランジスタ310および330は、二次誤差項のみ
に関わるが、同じようにチョッピングされてもよい。図
7は2対のチョッピングされたトランジスタ、すなわち
トランジスタ310および330ならびにトランジスタ
320および340を示す。スイッチ335および43
5はクロックφ1により制御され、スイッチ345およ
び445はクロックφ2により制御される。トランジス
タ310および330をチョッピングする動作は、トラ
ンジスタ320および340をチョッピングする動作と
同じである。
【0050】図8は本発明の第2の実施例を示す。装置
200は、1)入力電流を受取るための入力ノード26
0と、2)その入力電流を鏡映する出力電流を発生する
ための出力ノード250と、3)Nチャネルカスコード
型トランジスタ210および230ならびにNチャネル
吸い込みトランジスタ220および240と、4)Nチ
ャネルバイアストランジスタ215および225と、
5)電気経路φ1およびφ2(ここでは経路と呼ばれ
る)内にそれぞれ形成されたスイッチ235および24
5を備えるスイッチングネットワークとを含む。バイア
ストランジスタ215はその飽和領域で動作し、バイア
ストランジスタ225はその三極管領域で動作する。バ
イアストランジスタ215および225はともに、出力
ノード250での電圧がほぼ両電源電圧間で振れるよう
な振幅を取ることかできるようにカスコード型トランジ
スタ210および230にバイアス電圧を加える。さら
に、トランジスタ225は、トランジスタ220および
240のドレイン−ソース電圧降下(すなわちVDS)が
トランジスタ220および240がその飽和領域で動作
するのに必要な電圧降下よりもわずかに上回るような大
きさになっている。トランジスタ220および240
は、ソースが基準電圧(たとえば接地)に接続され、ゲ
ートが互いに接続されているために、同一のVGSを有す
る。同様に、トランジスタ210および230は、ゲー
トが互いに接続され、ほぼ同一のドレイン電流(後に述
べられる)を有するためにほぼ同一のVGSを有する。発
振器のような、発振信号を発生できる適切な装置ならど
れでも、スイッチ235および245を活性化/不活性
化するだろう。たとえば、信号が第1の状態の間は、ス
イッチ235は活性化され、スイッチ245は不活性化
され、一方信号が第2の状態の間は、スイッチ235は
不活性化され、スイッチ245は活性化される。しか
し、この好ましい実施例では、クロックφ1(図示せ
ず)はスイッチ235を制御し、クロックφ2(図示せ
ず)はスイッチ245を制御する。図4は互いに逆のク
ロックφ1およびφ2のタイミング図を示す。
【0051】再び図8を参照して、CMOS伝送ゲート
または電界効果トランジスタといった、適切なスイッチ
ならどれでも、スイッチ235および245を実現する
だろう。しかし、この好ましい実施例では、スイッチ2
35および245はNチャネルMOSFET(図示せ
ず)を用いて実現される。スイッチ235および245
を実現するMOSFETのゲート(図示せず)は、それ
ぞれクロックφ1およびφ2に接続する。
【0052】クロックφ1のどの正のサイクルおよびク
ロックφ2のどの負のサイクル(たとえば、クロックφ
1が第1の状態にあり、クロックφ2が第2の状態にあ
る)に対しても、スイッチ235は閉じ、スイッチ24
5は開いたままである。スイッチ235を閉じ、スイッ
チ245を開くことにより、トランジスタ210のドレ
インは入力ノード260とトランジスタ220および2
40のゲートとに接続し、トランジスタ230のドレイ
ンは出力ノード250に接続し、こうして第1のカスコ
ード型カレントミラーを形成する。第1のカスコード型
カレントミラーは入力電流IINを入力ノード260で受
取る。入力電流IINは、基準電流経路(すなわちトラン
ジスタ210および220)を流れ、IOUT (φ1)
は、出力経路(すなわちトランジスタ230および24
0)を流れる。このような態様で、出力ノード250の
出力電流IOUT (φ1)は、入力ノード260の入力電
流I INを鏡映する。
【0053】逆に、クロックφ2のどの正のサイクルお
よびクロックφ1のどの負のサイクル(たとえば、クロ
ックφ2が第1の状態にあり、クロックφ1が第2の状
態にある)に対しても、スイッチ245は閉じ、スイッ
チ235は開いたままである。スイッチ245を閉じ、
スイッチ235を開くことにより、トランジスタ210
のドレインは出力ノード250に接続し、トランジスタ
230のドレインは入力ノード260とトランジスタ2
20および240のゲートとに接続し、こうして第2の
カスコード型カレントミラーを形成する。第2のカスコ
ード型カレントミラーは入力電流IINを入力ノード26
0で受取る。入力電流IINは、基準電流経路(すなわち
トランジスタ230および240)を流れ、IOUT (φ
2)は出力経路(すなわちトランジスタ210および2
20)を流れる。このような態様で、出力ノード250
の出力電流IOUT (φ2)は、入力ノード260の入力
電流IINを鏡映する。
【0054】しかし、装置200の出力電流IOUT が正
確に入力電流IINを鏡映するために、トランジスタ21
0、215および230は同一のしきい値電圧降下(す
なわちVT )を有さねばならない。同様にトランジスタ
220および240は同一のしきい値電圧降下(すなわ
ちVT )を有さねばならない。これを達成するために
は、トランジスタ210、215および230が等しい
大きさで、トランジスタ220および240が等しい大
きさでなければならない。したがって、トランジスタ2
10および230ならびにトランジスタ220および2
40は、大きさができるだけ等しくなるように作製され
る。不幸にも、前述のように、現在可能な製造技術に関
連する本質的な誤差のため、全く等しい大きさ(サイ
ズ)の2つのトランジスタを作製することはできない。
したがって、トランジスタ220および240ならびに
トランジスタ210、215および230のVT は同一
ではない。図8はトランジスタ220と240のしきい
値電圧のこの不一致ΔVT の一次項モデルを図示する。
【0055】スイッチ235および245を開閉し、ト
ランジスタ210および230を、入力ノード260お
よび出力ノード250に接続または入力ノード260お
よび出力ノード250から切断する繰返しのサイクル
は、トランジスタ210および220をトランジスタ2
30および240とともに、交互にチョッピングするも
のとして考えることができる。交互にこれらのトランジ
スタをチョッピングすることにより、しきい値電圧の不
一致ΔVT を持つトランジスタ(たとえばトランジスタ
220)は、基準電流経路から出力電流経路に、出力ノ
ード250での平均出力電流が、入力ノード260での
入力電流を正確に示すに充分な周波数で、交互にスイッ
チされる。(以下に等式により説明される。) 図9は、クロックφ1が正のサイクルである間に形成さ
れる、装置200の第1のカスコード型カレントミラー
を示す。図9はまた、トランジスタ220と240との
間のしきい値電圧の不一致ΔVT の一次項モデルを示
す。クロックφ1が正のサイクルである間、第2の実施
例のIOUT (φ1)は、第1の実施例のI OUT と一致す
る。
【0056】
【数5】
【0057】ここで、k′はプロセスパラメータ、w/
lはトランジスタ240の大きさ、ΔVT はトランジス
タ220と240との間のしきい値電圧の不一致であ
る。
【0058】図10はクロックφ2が正のサイクルであ
る間の、装置200の第2のカスコード型カレントミラ
ーを示す。図10はまた、トランジスタ220と240
との間のしきい値電圧の不一致ΔVT を示す。φ2が正
のサイクルの間、装置200の入力電流IINおよび出力
電流IOUT (φ2)は、以下の等式を解くことにより近
似できる。
【0059】IIN=(k′)(w/l)〔VA −VT 2 ここでk′はプロセスパラメータ、w/lはトランジス
タ240の大きさ、V T はトランジスタ240のしきい
値電圧、VA はトランジスタ220および240のゲー
トの電圧である。VA について解く。
【0060】 VA =〔IIN/(k′(w/l))〕1/2 +VT …(8) φ2が正のサイクルの間、装置200の出力電流IOUT
(φ2)は、以下の等式を解くことにより近似できる。
【0061】VGS1 =VA −ΔVTOUT (φ2)=k′(w/l)〔VGS1 −VT 2 ここでk′はプロセスパラメータ、w/lはトランジス
タ220の大きさ、V GS1 はトランジスタ220のゲー
ト−ソース電圧、VT はトランジスタ220のしきい値
電圧、VT はトランジスタ220のしきい値電圧、VA
はトランジスタ220および240のゲートの電圧であ
る。したがって以下となる。
【0062】 IOUT (φ2)=k′(w/l)〔VA −ΔVT −VT 2 …(9) 等式8を9に代入する。
【0063】
【数6】
【0064】したがって、装置300の平均直流電流I
AVG は以下となる。
【0065】 IAVG =〔IOUT (φ1)+IOUT (φ2)〕/2 …(11) しかし、IOUT (φ1)をIOUT (φ2)と比較すると
以下が導かれる。
【0066】
【数7】
【0067】こうして、等式11においてIOUT (φ
1)とIOUT (φ2)とが合計されると、一次誤差項2
(k′)(w/l)(ΔVT )〔IIN/(k′)(w/l)〕
1/2 は消去される。したがって以下となる。
【0068】IAVG =〔2IIN+2(k′)(w/l)(Δ
T 2 〕/2 IAVG =IIN+k′(w/l)ΔVT 2 関連技術の説明において与えられたものと同一のパラメ
ータ、すなわち、IIN=50μA,k′=43×10-6
A/V2 ,w/l=100/10,ΔVT =10mVを
用い、以下が導かれる。
【0069】IOUT =50×10-6+.034×10-6OUT =50.034μA したがって、入力電流50μAに対し、装置200の出
力電流は50.034μAで、誤差率は0.068%で
ある。この誤差率は、従来のカレントミラーと比べて著
しい改良である。この著しい改良の達成の理由は、トラ
ンジスタ210および220ならびにトランジスタ23
0および240がチョッピングされると、一次誤差項が
消えるからである。事実、装置200は、しきい値電圧
の不一致ΔVT と低周波数ノイズ(すなわち1/f)と
のかなりの部分をクロックφ1およびφ2の動作周波数
に合わせて調整する。結果として生じた高周波数ノイズ
は、次に、何か適切なローパスフィルタを用いてフィル
タ処理される。
【0070】本発明は、関連技術における制限を克服
し、またここに述べられたように構成され、使用される
と特に効果的である。しかしながら、数多くの変形や代
替形が本発明に考案され、実質的には、好ましい実施例
で得られたものと同じ結果を得ることもあることを、当
業者は簡単に認識するであろう。
【0071】本発明は、好ましい実施例で前述されてき
たが、この詳述は説明のためにのみ提示されたものであ
り、必ずしも本発明を限定するものとして構成されたも
のではない。たとえば、好ましい実施例はP−ウェルプ
ロセスで実現されるが、ツインタブおよびN−ウェルプ
ロセスを含む数多くのCMOSプロセスにも同様に適し
ている。さらに、CMOS技術は、示された実施例にお
いて有利に用いられたが、同様またはさらに有利な特徴
を示すどの半導体回路にも代替され得る。たとえば、シ
リコン・オン絶縁体構造のような、改良された論理構造
および革新的な集積回路技術を、回路の動作速度を改良
し、電力消費を低減させるために、代わりに用いること
もできる。したがって、ここには述べられていないさま
ざまなその他の実施例、修正および改良は、前掲の特許
請求の範囲に規定された本発明の精神と範囲内のもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の、先行技術によるカレントミラーの概略
図である。
【図2】しきい値電圧の不一致をさらに図示する、従来
の、先行技術による図1のカレントミラーの概略図であ
る。
【図3】入力電流を受取り、その入力電流を鏡映する出
力電流を発生する低ノイズ装置の第1の実施例を示す概
略図である。
【図4】図3、5、6、7、8、9および10の低ノイ
ズ装置に利用される、2つのクロックのタイミング図で
ある。
【図5】一方のクロックが正のサイクルのときの、図3
の低ノイズ装置の概略図である。
【図6】他方のクロックが正のサイクルのときの、図3
の低ノイズ装置の概略図である。
【図7】チョッピングされた2対のトランジスタを有す
る図3の低ノイズ装置を図示する概略図である。
【図8】入力電流を受取り、その入力電流を鏡映する出
力電流を発生する低ノイズ装置の第2の実施例を示す概
略図である。
【図9】一方のクロックが正のサイクルのときの、図8
の低ノイズ装置の概略図である。
【図10】他方のクロックが正のサイクルのときの、図
8の低ノイズ装置の概略図である。
【符号の説明】
310 Nチャネルカスコード型トランジスタ 320 Nチャネルトランジスタ 350 出力ノード 360 入力ノード

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電流を受取り、入力電流を鏡映する
    出力電流を発生するためのカレントミラー装置であっ
    て、 入力電流を受取るための入力、および出力を有する第1
    のカスコード型カレントミラーと、 入力電流を受取るための入力、および前記第1のカレン
    トミラーの前記出力に接続される出力を有する第2のカ
    スコード型カレントミラーと、 前記第1および第2のカスコード型カレントミラーを交
    互に活性化し、入力電流を鏡映する電流を、共通の出力
    に発生するための手段とを含む、カレントミラー装置。
  2. 【請求項2】 前記交互に活性化する手段は、 第1の状態と第2の状態とを有する信号を発生するため
    の手段と、 前記信号の第1の状態の間は前記第1のカスコード型カ
    レントミラーを活性化し、前記信号の第2の状態の間は
    前記第2のカスコード型カレントミラーを活性化するた
    めの、スイッチングネットワークとを含む、請求項1に
    記載の装置。
  3. 【請求項3】 信号発生のための前記手段はクロックを
    含む、請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記交互に活性化する手段は、 第1および第2の状態を有する第2のクロックと、 前記第2のクロックの第1の状態の間は前記第1のカス
    コード型カレントミラーを不活性化し、前記第2のクロ
    ックの第2の状態の間は前記第2のカスコード型カレン
    トミラーを不活性化するための、前記スイッチングネッ
    トワークとをさらに含む、請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチングネットワークは、 第1の複数個のトランジスタを含み、これらのトランジ
    スタの各々は前記信号が第1および第2の状態にあると
    き前記トランジスタをそれぞれ活性化および不活性化
    し、それにより前記信号が第1および第2の状態にある
    とき前記第1のカスコード型カレントミラーをそれぞれ
    活性化および不活性化するための制御端子を有し、前記
    スイッチングネットワークはさらに、 第2の複数個のトランジスタを含み、これらのトランジ
    スタの各々は前記信号が第2および第1の状態にあると
    き前記トランジスタをそれぞれ活性化および不活性化
    し、それにより前記信号が第2および第1の状態にある
    とき前記第2のカスコード型カレントミラーをそれぞれ
    活性化および不活性化するための制御端子を有する、請
    求項2に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2のカスコード型カレ
    ントミラーは、各々が、 第1および第2のトランジスタを含み、各トランジスタ
    は、第1の端子と、互いに接続する制御端子と、第2の
    端子とを有し、前記第1および第2のカレントミラーは
    さらに、 第3および第4のトランジスタを含み、各トランジスタ
    は、基準電圧に接続された第1の端子と、互いに接続す
    る制御端子と、第2の端子とを有する、請求項2に記載
    の装置。
  7. 【請求項7】 前記交互に活性化する手段は、 前記信号が第1の状態にあるとき、前記第1および第2
    のトランジスタの前記第2の端子を、それぞれ前記第3
    および第4のトランジスタの前記第2の端子に接続する
    ための、前記スイッチングネットワークと、 前記信号が第2の状態にあるとき、前記第1および第2
    のトランジスタの前記第2の端子を、それぞれ前記第4
    および第3のトランジスタの前記第2の端子に接続する
    ための、前記スイッチングネットワークと、 前記信号が第1の状態にあるとき、前記第3のトランジ
    スタの前記第2の端子を、前記第3のトランジスタの前
    記制御端子に接続し、前記信号が第2の状態にあると
    き、前記第4のトランジスタの前記第2の端子を、前記
    第4のトランジスタの前記制御端子に接続するための、
    前記スイッチングネットワークとをさらに含む、請求項
    6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2のカスコード型カレ
    ントミラーは、各々が、 第1および第2のトランジスタを含み、各トランジスタ
    は、第1の端子と、互いに接続する制御端子と、第2の
    端子とを有し、さらに、 第3および第4のトランジスタを含み、各トランジスタ
    は、基準電圧に接続された第1の端子と、互いに接続す
    る制御端子と、第2の端子とを有し、さらに、 第5および第6のトランジスタを含み、前記第5のトラ
    ンジスタは前記第1および第2のトランジスタの前記制
    御端子に接続された制御端子と、第1の端子と、第2の
    端子とを有し、さらに、 前記第6のトランジスタは前記第5のトランジスタの前
    記制御端子に接続された制御端子と、前記基準電圧に接
    続された第1の端子と、前記第5のトランジスタの前記
    第2の端子に接続された第2の端子とを有する、請求項
    2に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記交互に活性化する手段はさらに、 前記第1のトランジスタの前記第1の端子を前記第1の
    カスコード型カレントミラーの前記入力と前記第3およ
    び第4のトランジスタの前記制御端子とに接続し、前記
    信号が第1の状態にあるとき、前記第2のトランジスタ
    の前記第1の端子を前記第1のカスコード型カレントミ
    ラーの前記出力に接続するための、前記スイッチングネ
    ットワークと、 前記第2のトランジスタの前記第1の端子を前記第2の
    カスコード型カレントミラーの前記入力と前記第3およ
    び第4のトランジスタの前記制御端子とに接続し、前記
    信号が第2の状態にあるとき、前記第1のトランジスタ
    の前記第1の端子を前記第2のカスコード型カレントミ
    ラーの前記出力に接続するための前記スイッチングネッ
    トワークとを含む、請求項8に記載の装置。
JP6311851A 1993-12-16 1994-12-15 カレントミラー装置 Withdrawn JPH07221566A (ja)

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US08/168,628 US5444363A (en) 1993-12-16 1993-12-16 Low noise apparatus for receiving an input current and producing an output current which mirrors the input current

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