JPH0721861U - タイトフレーム - Google Patents

タイトフレーム

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JPH0721861U
JPH0721861U JP5784693U JP5784693U JPH0721861U JP H0721861 U JPH0721861 U JP H0721861U JP 5784693 U JP5784693 U JP 5784693U JP 5784693 U JP5784693 U JP 5784693U JP H0721861 U JPH0721861 U JP H0721861U
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JP
Japan
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fixed
tight frame
fixing
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main body
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Application number
JP5784693U
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English (en)
Inventor
重一 安本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruichi Co Ltd
Original Assignee
Maruichi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】H鋼の大きさにかかわりなく、溶接作業なしで
固定できるタイトフレームの提供。 【構成】本体の下部に位置し、梁材3の被固定部3aに
固定する固定部4を、上面に前記本体を支持するととも
に先端部を前記被固定部3aの上側に係止する上部材1
6と、先端部を前記被固定部3aの下側に当接する下部
材17とで構成し、該下部材17の後端部に、上記上部
材16に対する回動支点となる支持突起25を立設する
とともに、先端部に圧接部26を形成し、上記上部材1
6と下部材17との相互間を、ボルトナットで緊結して
前記被固定部3aに対する挟持固定を行なう緊結手段2
8,29,30,31を設けたタイトフレーム1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、屋根材の固定のため、H鋼等からなる梁材上に固定する ようなタイトフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】
タイトフレームは通常、下端に支持脚が形成され、梁材に対してはこの支持脚 を溶接することによって固定している。
【0003】 しかし、溶接によって固定するのでは、固定作業が煩雑で作業性が悪く、その うえ、タイトフレームは所定間隔おきに固定する必要があるため、固定位置を間 違えた場合などやり直しが利かず、作業全体が作業者に負担をかけるものである 。
【0004】 そこで、溶接をせずとも固定作業が行なえるタイトフレームが案出された。こ れは梁材としてのH鋼をその幅方向で挟持するもので、H鋼の幅方向に分割した 2つの部材には、H鋼の縁部の厚みに対応する係止部を形成し、これら2つの部 材をボルトナットで緊結する構成を採用している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしH鋼には、建物の規模等に応じて様々なサイズのものを使用するため、 上述したような構成のタイトフレームの場合には、係止部の大きさが異なるもの をH鋼に合せて各種用意しなければ固定作業の行なえない場合があった。
【0006】 そこでこの考案は、どのような大きさのH鋼にも溶接作業なしで固定できるよ うなタイトフレームの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上述した課題を解決するための手段を実施例の図3および図4を用いて説明す ると、その構成は、本体2下部の固定部4を梁材3の被固定部3aに固定すると ともに、本体2上部に屋根材を固定するタイトフレーム1であって、前記固定部 4を、上面に前記本体2を支持するとともに先端部を前記被固定部3aの上側に 係止する上部材16と、先端部を前記被固定部3aの下側に当接する下部材17 とで構成し、該下部材17の後端部に、上記上部材16に対する回動支点を設け るとともに、先端部に圧接部26を形成し、上記上部材16と下部材17との相 互間に、両者を緊結して前記被固定部3aに対する挟持固定を行なう緊結手段2 8,29,30,31を設けたタイトフレーム1であることを特徴とし、前記回 動支点は、上記下部材17の後端に支持突起25を立設して形成するもよい。
【0008】
【作用】
すなわち、上述の構成によれば、梁材に対する固定は、固定部を構成する上部 材と下部材とで、梁材の被固定部を上下方向から挟み、緊結手段を用いて被固定 部を強固に挟持すればよい。下部材の後端に設けた回動支点を中心として下部材 先端部の圧接部が被固定部の下に圧接し、この力を上部材の先端部が受けて強固 な固定が行なわれる。
【0009】
【考案の効果】
上述の結果、この考案によると、梁材に対する固定は、被固定部を上下に挟む ことによって行なわれるので、溶接なしで固定作業を行なうことができる。
【0010】 しかも、上述の固定は、後端部に設けた回動支点を中心として回動する下部材 の圧接部と上部材の先端部とで、被固定部に噛付いたように挟持することで行な うので、どのような大きさのH鋼であっても強固に固定することができる。
【0011】 また、固定作業は、例えばボルトナット等からなる緊結手段を締めるだけでよ いので、溶接の場合に比して極めて簡易迅速に行なえる。
【0012】 回動支点を、下部材の後端に支持突起を立設して形成した場合には、上部材と 下部材とを接合する作業が不要となり、製造が容易に行なえる。
【0013】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図1は、タイトフレーム1を示す斜視図であり、この図に示すように、このタ イトフレーム1は、本体2の下部に梁材としてのH鋼3(図3参照)の被固定部 3aに挟持固定する固定部4を設けて構成している。
【0014】 上述の本体2は、図2の分解斜視図に示すように背中合わせに対向する同一形 状の2つの接合部材5,5を接合することで形成する。 これら2つの接合部材5,5は、金属板をプレス加工して形成するもので、垂 直片6の上端からは外側に向けて受け板7を連接し、下端からは、外側に向けて L字形の取付け板8を連接しており、折曲部分を含めて適宜補強リブ9…を膨出 形成している。
【0015】 また、垂直片6の上部には、これより上側部分を若干外側にずらす折曲線10 を形成し、2つの接合部材5,5を接合したときに両者間に吊子11(図1参照 )を取付けるための隙間を形成できるようにしている。そしてその折曲線10よ りも上側部分には、角孔12を形成しており、吊子取付け用の根角ボルト13が 挿入できるようにしている。 さらに、前述した取付け板8の水平面8aにも同様に角孔14を形成して、固 定部4に対する固定用の根角ボルト15の挿入が行なえるようにしている。
【0016】 前述した固定部4は、上下に分離可能な上部材16と下部材17とで構成して いる。 上部材16は、前面と下面とが開口した薄箱状に形成され、上面には3つの挿 通孔18,18,19を形成している。そのうちの2つの挿通孔18,18は、 前方部分に左右に並べて形成し、上述の根角ボルト15、およびワッシャ20、 スプリングワッシャ21、ナット22によって接合部材5,5を固定できるよう にし、他の1つの挿通孔19は、後方部分の中央位置に形成して、下部材17を 取付けられるようにしている。
【0017】 下部材17は、上面と前面とを開口した薄箱状で、前後方向の長さを上述の上 部材16のそれよりも短く形成するとともに、幅寸法を上部材16のそれよりも 小さくして、上部材16に対して下から嵌合可能なものとしている。
【0018】 そして後端には、補強壁23を立設するとともに、両側壁24,24の後端部 に、上部材16後端部の内面に下から当接する支持突起25,25を立設してい る。この支持突起25,25は、上端を尖鋭に形成するとともに、前方へかけて 湾曲部25aと傾斜部25bとを形成し、この下部材17が上述の上部材16に 対して支持突起25,25の上端を支点として回動するようにしている。
【0019】 また、両側壁24,24の先端部は、その高さを若干低めに形成して、回動し たときにH鋼3の被固定部3aに下から圧接する圧接部26を形成している。
【0020】 そして、上述の下部材17の中央部には、前述した上部材16の挿通孔19に 対応する角孔27を形成し、下から根角ボルト28を挿通できるようにしている 。この角孔27に挿通する根角ボルト28は、緊結手段の一部を構成するもので 、上部材16の挿通孔19から突出した根角ボルト28の先端部にワッシャ29 とスプリングワッシャ30とを挿嵌し、ナット31で締付けることで上部材16 と下部材17とを緊結してH鋼3の被固定部3aに対する挟持固定を行なうよう にしている。
【0021】 このように構成したタイトフレーム1の作用および効果を説明すると、使用は 、H鋼3所定位置の被固定部3aに、図3に示したように固定して行なう。すな わち、被固定部3aに対する固定は、上部材16と下部材17とを緊結する緊結 手段28,29,30,31を緩めてH鋼32の被固定部3aを上下方向から挟 み、緊結手段28,29,30,31を締めればよい。図4に示したように、下 部材17の後端に形成した支持突起25を支点として下部材17が回動し、先端 部の圧接部26が被固定部3aの下に圧接し、この力を上部材16の先端部が受 けて強固な固定が行なわれる。
【0022】 したがって、H鋼3の被固定部3aに対する固定は、被固定部3aを上下に挟 むことによって行なわれるので、溶接なしで固定作業を行なうことができる。
【0023】 しかも、上述の固定は、支持突起25の上端を中心として回動する下部材17 の圧接部26と上部材16の先端部とで、被固定部3aに噛付いたように挟持す ることで行なうので、どのような大きさのH鋼3であっても強固に固定すること ができる。
【0024】 また、固定作業は、ボルトナットからなる緊結手段28,29,30,31を 締めるだけでよいので、溶接の場合に比して極めて簡易迅速に行なえる。
【0025】 さらに、上部材16と下部材17とはそれぞれ別々に形成するだけでよく、改 めて接合する必要はないので、製造が容易に行なえる。
【0026】 なお、他の実施例を説明すれば、前述した接合部材5,5下端部の取付け板8 の下端から、水平方向に翼状の支持片を延設するもよい。この様にした場合には 、この支持片の下面が、H鋼3の上面に当接するので、タイトフレーム1を取付 けた際の安定性を向上することができる。
【0027】 また、図5に示したタイトフレーム41のように、二連式のものとするもよい 。このタイトフレーム41では、各タイトフレーム42,42を構成する接合部 材43,43,44,44のうち対向するもの同士44,44の取付け板45, 45を、タイトフレーム42,42の所定の固定間隔に対応した間隔をあけて連 結している。また、他の接合部材43,43からは、上述の間隔の半分の長さの 延設部46を形成している。このようにして取付け板45,45と延設部46と を含む全長を取付けピッチに形成した場合、タイトフレーム41の固定は、H鋼 の端から順番に並べて行くだけでよく、固定位置を測ったりする作業を省くこと ができ、作業性が向上する。
【0028】 さらに、図6に示したタイトフレーム51のように、本体52を支持する上部 材53に、本体52の左右方向の強度を増大する支持片54を立設するもよい。 上部材53の前端縁から上方へ延設した支持片54は、本体52の中間部に対応 する位置で後方に折曲され、幅方向の中間に形成した溝55内に本体52を挟み 込んでいる。図中、56は、補強リブである。また、本体52の両下端から水平 方向に翼状支持片57,57を延設すると、前述と同様に取付けの際の安定性を 得ることができる。
【0029】 また、固定部を構成する下部材の圧接部を、図7に示したように形成するもよ い。この圧接部は、下部材61先端部の両側壁62,62に、断面コ字状の圧接 板63を傾動可能に枢支して構成している。このようにした場合には、タイトフ レームの固定時に、圧接板63の上面が被固定部の傾きに対応して面で強く密着 するので、強固な固定状態を得ることができる。なお、圧接板63の上面に凹凸 を形成して高い滑り止め効果を期待するもよい。
【0030】 さらにまた、タイトフレームを構成する固定部の上部材と下部材とは、先の実 施例の場合のように下部材の後端に立設した支持突起25の上端を支点として回 動するようにせず、例えば、リベットでカシメるなどしてあらかじめ回動自在に 連結しておくもよい。
【0031】 そしてまた、屋根材は先の実施例のように吊子11を介して固定するようにせ ずともよく、したがって、本体2の形状も他の様々なものを採用できる。 例えば、図8に示すタイトフレーム71のように、屋根材を固定する本体を鍔 付きボルト72で構成するもよい。
【0032】 このタイトフレーム71では、図6に示したタイトフレーム51のように、固 定部73を構成する上部材74の前端縁から上方に向けて逆L字状の支持片75 を立設し、この支持片75の上面76に形成した挿通孔77に、上述の鍔付きボ ルト72の基端側を挿通し、鍔付きボルト72の前後左右における安定を図って いる。挿通した鍔付きボルト72の基端は、上述の上部材74に形成した挿通孔 74aに挿通するとともに、その挿通孔74aの上下を溶接して固定している。
【0033】 屋根材の固定は、鍔付きボルト72上部の鍔72aに屋根材を乗せ、上端のね じ部72bにパッキン、座金、ナット(図示せず)を用いて締付けることによっ て行なう。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイトフレームを示す斜視図。
【図2】タイトフレームの分解斜視図。
【図3】タイトフレームの固定状態を示す斜視図。
【図4】作用状態を示す断面図。
【図5】他の実施例を示す斜視図。
【図6】他の実施例を示す斜視図。
【図7】他の実施例を示す斜視図。
【図8】他の実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…タイトフレーム 2…本体 3…H鋼 3a…被固定部 4…固定部 16…上部材 17…下部材 25…支持突起 26…圧接部 28…根角ボルト 29…ワッシャ 30…スプリングワッシャ 31…ナット 41,42…タイトフレーム 51…タイトフレーム 52…本体 53…上部材 61…下部材 63…圧接板 71…タイトフレーム 72…鍔付きボルト(本体) 73…固定部 74…上部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体下部の固定部を梁材の被固定部に固定
    するとともに、本体上部に屋根材を固定するタイトフレ
    ームであって、 前記固定部を、上面に前記本体を支持するとともに先端
    部を前記被固定部の上側に係止する上部材と、先端部を
    前記被固定部の下側に当接する下部材とで構成し、 該下部材の後端部に、上記上部材に対する回動支点を設
    けるとともに、先端部に圧接部を形成し、 上記上部材と下部材との相互間に、両者を緊結して前記
    被固定部に対する挟持固定を行なう緊結手段を設けたタ
    イトフレーム。
  2. 【請求項2】前記下部材後端の回動支点を、該下部材後
    端に支持突起を立設して形成した請求項1記載のタイト
    フレーム。
JP5784693U 1993-09-29 1993-09-29 タイトフレーム Pending JPH0721861U (ja)

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JP5784693U JPH0721861U (ja) 1993-09-29 1993-09-29 タイトフレーム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5616518B1 (ja) * 2013-12-20 2014-10-29 三晃金属工業株式会社 建築用受具
JP2015158057A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 Jfe鋼板株式会社 屋根板の固定方法および固定構造

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