JPH07215049A - 車両用空調制御方法 - Google Patents

車両用空調制御方法

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JPH07215049A
JPH07215049A JP1091394A JP1091394A JPH07215049A JP H07215049 A JPH07215049 A JP H07215049A JP 1091394 A JP1091394 A JP 1091394A JP 1091394 A JP1091394 A JP 1091394A JP H07215049 A JPH07215049 A JP H07215049A
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JP
Japan
Prior art keywords
evaporator
compressor
freezing
blower
detected
Prior art date
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Pending
Application number
JP1091394A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kondo
博 近藤
Akira Ishihara
亮 石原
Fumio Sugawa
文生 須川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON CLIMATE SYST KK
Original Assignee
NIPPON CLIMATE SYST KK
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Publication date
Application filed by NIPPON CLIMATE SYST KK filed Critical NIPPON CLIMATE SYST KK
Priority to JP1091394A priority Critical patent/JPH07215049A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エバセンサが故障した場合でも所望の空調制
御を行なう。 【構成】 エバセンサ8の故障が検出されれば、ブロア
モータ4に印加される電圧値及びそのときの通電電流値
に基づいてエバポレータ6の凍結度合を推測し、前記コ
ンプレッサ7を駆動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用空調制御方法、具
体的にはエバセンサが故障した場合でも適切な空調制御
を行なうことのできる車両用空調制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の空調制御では、エバポレー
タの近傍に設けたエバセンサでの検出温度が所定値以下
になれば、コンプレッサを停止してエバポレータの凍結
を防止するようにしている。
【0003】このような空調制御では、前記エバセンサ
が故障した場合、エバポレータでの冷却が過剰となり、
エバポレータ表面の凝縮水が凍結して空気の通過を妨げ
る結果、所望の送風量が得られない恐れがある。このた
め、エバセンサが故障すれば、どのような空調状態であ
ろうとも、一様にコンプレッサの駆動を停止し、エバポ
レータの凍結を防止することが一般に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エバセ
ンサが故障した場合、前述のように、コンプレッサを停
止する対応では、エバセンサを修理するまでの間、適切
な空調を行なうことができないという問題がある。本発
明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、エバセ
ンサが故障した場合でも所望の空調制御を行なうことの
できる車両用空調制御方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、ブロアモータを駆動してシロッコファンを
回転させることにより送風ユニット内に吸引した内気又
は外気を、コンプレッサを駆動して冷媒を循環させたエ
バポレータに送風することにより冷却・除湿するに際
し、前記エバポレータに取り付けたエバセンサでの検出
温度に基づいて前記コンプレッサの駆動制御を行ない、
前記エバポレータの凍結を防止する車両用空調制御方法
において、前記エバセンサの故障が検出されれば、前記
ブロアモータへの印加電圧値と、そのときの通電電流値
との比に基づいてエバポレータでの凍結度合を推測し、
この凍結度合に基づいてコンプレッサを駆動制御するよ
うにしたものである。
【0006】また、エバセンサの故障が検出されれば、
ブロアモータへの通電電流値に基づいてエバポレータで
の凍結度合を推測し、この凍結度合に基づいてコンプレ
ッサを駆動制御するようにしてもよい。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は車内前方部に設けた送風ユニット1を示
しており、この送風ユニット1の上流側には内気あるい
は外気を選択するためのダンパ2が設けられている。ダ
ンパ2の近傍にはシロッコファン3が設けられ、前記ダ
ンパ2の位置によって内気あるいは外気を送風ユニット
1内に吸引している。このシロッコファン3はブロアモ
ータ4の駆動により回転するが、ブロアモータ4に印加
される電圧値及びそのときの電流値は制御装置5で検出
されている。
【0008】前記送風ユニット1のシロッコファン3の
下流側にはエバポレータ6が配設されている。エバポレ
ータ6内には、前記制御装置5によって駆動制御される
コンプレッサ7により冷媒が循環するようになってい
る。そして、この冷媒が気化する際に周囲から熱を奪う
ことによりエバポレータ6を通過する空気を冷却・除湿
できるようになっている。
【0009】前記エバポレータ6にはサーミスタ等から
なるエバセンサ8が取り付けられている。エバセンサ8
の抵抗値は周囲温度により変化するので、前記制御装置
5では、この抵抗値の変化を電圧値として検出し、この
検出電圧値に基づいて検出温度を算出している。
【0010】前記制御装置5では、次のようにしてコン
プレッサ7のオン・オフ制御を行う。すなわち、エバセ
ンサ8が故障していない正常な状態であれば、コンプレ
ッサ7をオン・オフ制御してエバポレータ6内に冷媒を
循環させる。この場合、エバポレータ6の凍結度合によ
って前記コンプレッサ7のオン・オフ比を変更するのが
好ましい。例えば、エバポレータ6が凍結していない状
態を凍結度合0%、凍結により空気が通過できない状態
を凍結度合100%とし、凍結度合0%〜100%の間
でコンプレッサ7のオン・オフ比をリニアに変化させれ
ばよい。
【0011】ここで、前記エバセンサ8の故障が検出さ
れれば、次のようにしてエバポレータ6での凍結度合を
推測し、コンプレッサ7のオン・オフ制御を行なう。こ
の場合、エバセンサ8の故障は、検出電圧が断線により
一定の高い値に維持されるところから容易に検出でき
る。
【0012】エバポレータ6での凍結度合の推測は、ブ
ロアモータ4に印加される電圧値(ブロア電圧値V)及
びそのとき検出される電流値(ブロア電流値I)とに基
づいて行なう。この場合、ブロアモータ4がロック状態
にあるかどうかについても推測する。
【0013】これらの推測は、例えば、図2のグラフに
示すように、V=5/4I(V;ブロア電圧値、I;ブロ
ア電流値)及びV=19/12Iを境界線として分割される
3つの領域のうち、検出されるブロア電圧値及びブロア
電流値がいずれの領域(図中第1、第2異常領域、正常
領域で示す。)に位置するかによって行なうことができ
る。
【0014】すなわち、両検出値の比a=I/Vがa>
19/12の場合には、例えば、ブロアモータ4がロック状
態にあると推測し(第1異常領域)、5/4<a<19/12の
場合には正常状態にあると推測し(正常領域)、a<5/
4の場合には、例えば、エバポレータ6が凍結して送風
できない状態であると推測する(第2異常領域)。
【0015】このようにしてエバポレータ6の凍結度合
が推測されれば、その推測値に基づいて前記エバセンサ
8が正常に作動している場合と同様にしてコンプレッサ
7の駆動制御を行なう。
【0016】具体的に、例えば、ブロア電圧値が12V
である場合、ブロア電流値が15Aまでは第2異常であ
ると判断し、コンプレッサ7をオフ状態に維持する。そ
して、ブロア電流値が15Aを越えれば、徐々にコンプ
レッサ7のオン時間を長くし、17Aに達した時点で1
00%オン状態とする。この15Aから17Aまでの間
は、コンプレッサ7のオン・オフ比が50%であれば、
1分間オン状態とした後、1分間オフ状態とすることに
より2分間のサイクルでオン・オフ制御する。その後、
17Aを越えれば、コンプレッサ7を100%オン状態
に維持する。
【0017】なお、前記実施例では、ブロアモータ4へ
の印加電圧値V及びそのときの電流値Iの比I/Vが5
/4〜19/12の間で正常、5/4以下では第2異
常、19/12以上では第1異常と判断してコンプレッ
サ7のオン・オフ制御を行なうようにしたが、これらの
値は使用するブロアモータ4の定格等によって自由に設
定すればよい。
【0018】また、前記実施例では、図2のグラフによ
り、ブロアモータ4に印加されるブロア電圧値及びその
ときのブロア電流値との関係に基づいてエバポレータ6
での凍結度合を検出し、コンプレッサ7のオン・オフ制
御を行なうようにしたが、図4のグラフによりブロア電
流値のみに基づいて行なうようにしてもよい。
【0019】さらに、前記実施例では、コンプレッサ7
のオン・オフ制御をリニアに変化させるようにしたが、
段階的に行なうようにしてもよい。具体的には、図3に
示すように、ブロア電流値が15Aから17Aまでの間
はコンプレッサ7のオン・オフ比を50%に維持し、1
7Aよりも高くなれば100%に維持するようにすれば
よい。
【0020】さらにまた、前記実施例では、エバセンサ
8が故障した場合にのみブロアモータ4のロックをも検
出可能としたが、これはエバセンサ8が正常な時でも検
出するのが好ましい。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る車両用空調制御方法によれば、ブロアモータへの
印加電圧値及び通電電流値の関係からエバポレータの凍
結度合を検出可能としたので、エバセンサが故障した場
合でも所望の空調制御を行なうことができ、乗員が不快
感を受けることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る車両用空調装置の概略図であ
る。
【図2】 ブロア電圧値とブロア電流値との関係を示す
グラフである。
【図3】 コンプレッサのオン・オフ制御を示すグラフ
である。
【図4】 他の実施例に係るエバポレータ凍結状態とブ
ロア電流値との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
4…ブロアモータ、5…制御装置、6…エバポレータ、
7…コンプレッサ、8…エバセンサ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロアモータを駆動してシロッコファン
    を回転させることにより送風ユニット内に吸引した内気
    又は外気を、コンプレッサを駆動して冷媒を循環させた
    エバポレータに送風することにより冷却・除湿するに際
    し、前記エバポレータに取り付けたエバセンサでの検出
    温度に基づいて前記コンプレッサの駆動制御を行ない、
    前記エバポレータの凍結を防止する車両用空調制御方法
    において、 前記エバセンサの故障が検出されれば、前記ブロアモー
    タへの印加電圧値と、そのときの通電電流値との比に基
    づいてエバポレータでの凍結度合を推測し、この凍結度
    合に基づいてコンプレッサを駆動制御することを特徴と
    する車両用空調制御方法。
  2. 【請求項2】 ブロアモータを駆動してシロッコファン
    を回転させることにより送風ユニット内に吸引した内気
    又は外気を、コンプレッサを駆動して冷媒を循環させた
    エバポレータに送風することにより冷却・除湿するに際
    し、前記エバポレータに取り付けたエバセンサでの検出
    温度に基づいて前記コンプレッサの駆動制御を行ない、
    前記エバポレータの凍結を防止する車両用空調制御方法
    において、 前記エバセンサの故障が検出されれば、ブロアモータへ
    の通電電流値に基づいてエバポレータでの凍結度合を推
    測し、この凍結度合に基づいてコンプレッサを駆動制御
    することを特徴とする車両用空調制御方法。
JP1091394A 1994-02-02 1994-02-02 車両用空調制御方法 Pending JPH07215049A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110966797A (zh) * 2019-12-10 2020-04-07 珠海格力电器股份有限公司 一种车辆热泵空调***及其控制方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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