JPH07214760A

JPH07214760A - 多色印刷機において見当合せを行うための装置

Info

Publication number: JPH07214760A
Application number: JP6227673A
Authority: JP
Inventors: Richard D Lasken; ディーラスケンリチャード
Original assignee: Rockwell International Corp
Current assignee: Boeing North American Inc
Priority date: 1993-09-22
Filing date: 1994-09-22
Publication date: 1995-08-15
Also published as: GB9419119D0; GB2282565A; GB2282565B; DE4433905A1

Abstract

(57)【要約】【目的】多色印刷機において、簡単な方法で迅速に且
つより正確に見当合せを行うとともに、印刷の停止時間
を少なくし紙の浪費を最小にする見当合せ装置を提供す
ることである。【構成】印刷したシートから第１の色を有するインキ
の第１画像を形成するための手段と、印刷したシートか
ら第２の色を有する少なくとも一つの他のインキの第２
画像を形成するための手段と、第１画像と第２画像とを
比較するための手段と、比較手段に応答して、第１画像
と第２画像とを印刷したシート上において見当合せして
多色印刷機を調整するための調整手段とを有することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、多色印刷機において見
当合せを行なうための装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、異なる色のインキを印刷機のウエ
ブに印刷するための複数の胴を備え、これらの胴が別々
に異なる色のインキを紙ウエブに次々と付ける印刷機が
知られている。しかしながら、異なる色のインキのウエ
ブへの見当合せを維持することが必要であり、さもなけ
れば、印刷機は不鮮明な画像を印刷することになる。最
新の見当合せのシステムにおいては、印刷機のオペレー
タが印刷したウエブを調べ、そして、印刷機で胴の見当
合せを行なおうとする際、印刷機を試行錯誤で調整す
る。このやり方では、紙ウエブは印刷機に通され、オペ
レータは、印刷機をゆっくりした速度で作動させながら
印刷機を調整し、そして、オペレータは、印刷機の正確
な見当合せを行なうために、印刷機をさらに調整する。
このやり方は極めて時間がかかり、かくして、始動時間
が過剰になるとともに、見当合せの際に消費する紙が多
くなる。また、最新の自動見当合せシステムは、０．０
０７インチのような、正確な見当合せに極めて接近した
範囲内に４色の画像を見当合せするものであるにすぎ
ず、これは満足のゆくものではない。このやり方は、オ
ペレータが印刷機の最終調整を行なうので、紙の浪費を
もたらす。さらに、このようなシステムは、頁に印刷さ
れる好ましくない又は廃棄物の発生を除去する目標を必
要としている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の主な特徴は、
多色印刷機において見当合せを行なう装置を提供するこ
とである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の装置は、印刷し
たシートから第１の色を有するインキの第１画像を形成
するための手段と、印刷したシートから第２の色を有す
る少なくとも１つの他のインキの第２画像を形成するた
めの手段と、第１画像と第２画像とを比較するための手
段とを含む。本発明の特徴によれば、印刷機が、印刷機
の第１画像と第２画像とが見当合せをされるように、前
記比較手段に応答して調整される。本発明の別の特徴に
よれば、画像が形成される際、印刷機のウエブが停止さ
れる。本発明のさらに別の特徴によれば、４色のインキ
が、４色印刷機を調整して４色のインキを印刷機の印刷
したウエブ又はシート上で見当合わせするように、処理
される。本発明のさらに別の特徴によれば、本発明の装
置は又、各成分のデジタル化された要素を得るために、
カラーフィルターおよび異なる光源の使用によって４色
を分離するための手段と、これらの画像から描かれるア
ウトラインを作り出し各画像同士を比較するための手段
とを有する。

【０００５】本発明のさらに別の特徴によれば、画像が
適当なカメラによって形成される。本発明のさらに別の
特徴によれば、カメラが、印刷した複数のシートの複数
の位置で光強さを決定する。本発明のさらに別の特徴に
よれば、シートが光源と赤外線源によって照明される。
本発明のさらに別の特徴によれば、カメラが、印刷した
シート上のインキの少なくとも３色を測定するのに適当
なフィルターを有する。本発明のさらに別の特徴によれ
ば、黒色のインキを測定するため赤外線が利用される。
本発明のさらに別の特徴によれば、カメラが、複数の位
置の画像の強さを決定するために、印刷したシートの各
測定位置に複数のグレースケールを有する。本発明のさ
らに別の特徴によれば、インキの異なる色の画像のアウ
トラインが形成される。本発明のさらに別の特徴によれ
ば、アウトライン画像が、各アウトライン画像の差異を
決定するために比較される。

【０００６】本発明のさらに別の特徴によれば、比較さ
れたアウトライン画像が、１つの基準画像に対して複数
の側方かつ長さ方向に変位した位置において異なる色の
インキによって形成される。本発明のさらに別の特徴に
よれば、異なる色のインキのアウトライン画像が、僅か
な明度差を決定するために、異なる位置において比較さ
れる。本発明のさらに別の特徴によれば、僅かな明度の
アウトライン画像の相対位置は、画像の最良の適合を表
す。本発明のさらに別の特徴によれば、比較した異なる
インキに対する僅かな明度差が、印刷機を調整するのに
利用される。本発明のさらに別の特徴によれば、異なる
色のインキの種々の画像が、印刷機の見当合せを行なう
ために、僅かな明度差の位置で重ね合せられる。本発明
のさらに別の特徴によれば、異なる色のインキに対応す
る異なる色の画像が、印刷したシートからカメラによっ
て決定される。本発明のさらに別の特徴によれば、光の
平均強さあるいはグレースケールの平均値が各画像に対
して決定される。

【０００７】本発明のさらに他の特徴によれば、インキ
の異なる色に対応する画像が、それぞれ、その画像と関
連する光の平均強さと比較される。本発明の特徴によれ
ば、それぞれの位置における画像の強さが平均強さより
小さいときは、最小の強さが、画像のこの位置に割り当
てられる。本発明のさらに別の特徴によれば、それぞれ
の位置における画像の強さが平均強さより大きいとき
は、最大の強さが、画像のこの位置に割り当てられる。
本発明のさらに他の特徴によれば、カメラにより決定さ
れた種々の位置に対する強さの最小値および最大値がア
ウトライン画像を形成するのに利用される。本発明の別
の特徴によれば、アウトライン画像の一つが、他のアウ
トライン画像に重ね合わされる。本発明のさらに別の特
徴によれば、重ね合わされた２つの画像の差が決定され
る。本発明のさらに他の特徴によれば、印刷されたシー
トの側方および長さ方向に変位した複数の位置におい
て、２つの画像の差が決定される。本発明のさらに他の
特徴によれば、差の最小値の位置を決定するため、アウ
トライン画像が、変位した複数の位置において比較され
る。

【０００８】本発明の特徴によれば、変位した複数の位
置における画像の最も近いマッチングが、印刷機および
印刷されたウエブあるいはシート上の異なった色の重ね
合わされた画像を補正するのに用いられ、印刷機の見当
合わせを行う。本発明のさらに別の特徴によれば、異な
った色のアウトライン画像が、異なった色のインキのす
べてに対して、見当合せを行うために、それぞれ、複数
の位置における最小の差に対してチエックされる。本発
明の別の特徴によれば、装置が、種々のアウトライン比
較から算出された最も適合した情報に基づいて、胴を水
平方向および／または鉛直方向に動かすことにより、印
刷機の胴を自動的に見当合わせする。本発明のさらに他
の特徴によれば、印刷機が、簡単な方法で、見当合わせ
される。本発明の別の特徴によれば、印刷機が、より早
く見当合わせされる。本発明のさらに別の特徴によれ
ば、装置が、印刷機をより正確に見当合わせする。本発
明のさらに他の特徴によれば、装置が、印刷機の正しい
見当合わせを得ながら、印刷の停止時間を最小化し、紙
の浪費を最小化する。

【０００９】本発明のさらに別の特徴によれば、印刷機
の版のゆがみが決定され得、関連する胴が補正されて、
版のゆがみが除去される。本発明の別の特徴によれば、
この方法を継続することによって、印刷機が作動してい
る時も、装置がまた、正しい見当合わせを維持する。本
発明の他の特徴によれば、印刷機を運転する前に、装置
が、自動的に見当合わせを得、印刷機が運転中にも、装
置が、見当合わせを保持することにより、時間および紙
の浪費を大幅に低減する。本発明のその他の特徴は、本
発明の実施例についての以下の記載および添付の特許請
求の範囲から、より十分に明らかとなろう。

【００１０】

【実施例】図１を参照すると、全体を、参照番号１０で
示された多色印刷機が示されており、多色印刷機１０
は、見当合わせを得るための参照番号１２で示された装
置を備えている。図示のように、印刷機１０は、青緑色
（シアン、Ｃ）、赤紫色（マゼンタ、Ｍ）、黄色（Ｙ）
および黒色（Ｋ）などの色を有するインキを印刷するた
めの複数の印刷ユニット１４、１６、１８および２０を
備えている。印刷ユニット１４ないし２０は、それぞ
れ、印刷機１０を通過するウエブあるいはシート２６の
両側に、ブランケット胴２２、２４を備えており、異な
った色のインキをウエブ２６に供給するように構成され
ている。図５に示されるように、一対の版胴２３、２５
が、それぞれ、ブランケット胴２２、２４に関連づけら
れており、版胴２３、２５は、インキを移す外版を備え
ている。別の態様では、印刷機１０は、印刷機１０の印
刷胴上に、画像を直接形成するために、版胴に代えて、
複数の印刷胴を備えていてもよい。図２及び図３に示さ
れるように、ｘ軸及びｙ軸に沿った調整システムはシー
ト２６と関連するのがよく、ｘ軸はウエブ２６に沿って
長さ方向に延び、ｙ軸はウエブ２６を横切って側方に延
びる。印刷機１０の見当合せを行う間、この調整システ
ムを基準として利用するのがよい。

【００１１】図１に示されるように、装置１２は、印刷
したウエブ即ちシート２６の両面３０、３２に面する一
対のカメラ２８を有し、このカメラの両方が関連したフ
ード３４を有する。図示するように、装置１２は、カメ
ラ２８の領域でウエブ２６を安定させるために、ウエブ
２６の両面でカメラ２８の視野の両側に隣接して配置さ
れた複数の遊びローラ３６を有するのがよい。各カメラ
２８は、ウエブ２６に差し向けられ、約４００乃至７０
０ナノメートルの範囲の波長を有する電磁波の可視領域
の光線を発生させるための蛍光灯のような関連する光線
源２８と、ウエブ２６に差し向けられた電磁波の赤外領
域の赤外線の線源４０とを備え、且つ、これらの線源３
８、４０がシート２６を照射し、光及び赤外線が印刷し
たシート２６からそれぞれのカメラ２８に反射されるよ
うになっているのが良い。この方法で、後述するように
印刷機１０の見当合せを行うために、カメラ２８が、印
刷したシート２６上のインキの４色と対応する４つのカ
ラー画像を眺めることができる。好ましい形態では、カ
メラ２８はＣＣＤ（荷電結合素子）カメラからなり、こ
のＣＣＤカメラは、カメラ２８の画素に対応する印刷し
たシート２６上の複数の位置の光及び赤外線の強さを決
定するために複数のセンサをカメラ２８内に有する。複
数の位置の画素の各々は、相対的な光の強さ即ちグレー
レベルを決定し、このグレースケールは、カメラ２８の
画素の各々について光或いは赤外線の強さに依存する２
５６のグレースケールを有するＣＣＤカメラ内で、値０
から２５５まで変化するのがよい。必要ならば、図３に
示されるように、カメラ２８内の画素の各々に対応する
信号を適当なＡ／Ｄコンバータ４２でデジタル化し、次
いで、リードオンリメモリ（ＲＯＭ）及びランダムアク
セスメモリ（ＲＡＭ）を有する適当なコンピュータ４４
即ち集中処理ユニット（ＣＰＵ）に送り、そこでグレー
スケールに対応するデータを、引き続く処理のためにコ
ンピュータ４４のメモリーに記憶させるのがよい。

【００１２】カメラ２８は、青緑色、赤紫色、黄色の各
色について複数のフィルタを備えるのが好ましい。使用
中、かかる３つの可視色は、カメラ２８によって異なっ
た色のインキの各々について眺められ且つ決定され、そ
して、上述したように、色インキの各々に対応する情報
がＣＰＵに送られ、そこでこの情報が記憶される。赤外
線の線源４０を、印刷したシート２６を照射するために
利用し、カメラによって決定された対応する信号はコン
ピュータのメモリーに記憶させるためにコンピュータ２
８に送られるのが良い。印刷ユニット２０で黒色を印刷
するほうが他の３色を混合して黒色を作るより安価であ
るので、赤外線を印刷したシート２６上の画像内で黒色
を決定するために利用し、且つ、赤外線を別の黒色を印
刷するにあたって印刷機１０を制御するために利用す
る。好ましい形態では、図３に示されるように、印刷し
たシート２６をカメラ２８の下で極めてゆっくりと動か
すために、ＣＰＵが印刷機１０を制御するのに利用され
る。カメラ２８は、印刷した画像がいつカメラ２８の視
野内に配置されるかを決定するのに利用され、このと
き、ＣＰＵは、カメラ２８によって印刷したシート２６
の明瞭な視野を得るために、印刷機１０の胴を停止させ
る。

【００１３】眺めて且つ異なった色のインキについての
データを記憶した後、後述するように、この情報は処理
される。まず第１に、ＣＰＵは、ＣＰＵのメモリーに記
憶された異なった画像の各々について平均グレースケー
ル即ち強度を決定し、その結果、４つの異なったインキ
の色に対応する４つの異なったグレースケールの平均が
生じる。次いで、異なった画像の平均グレースケール値
を、異なった色の異なった画像についての域値として利
用する。もし、データの各画素即ち位置で、所定の色と
関連した画像のグレースケール即ち強度が、その色の平
均のグレースケール即ち強度より低いなら、次いで、最
小値即ちグレースケールゼロを画素に与える。しかしな
がら、もし、強度即ちグレースケールが所定の色のイン
キの平均の強度即ちグレースケールより大きいならば、
最大値を画素即ち位置データに与える。この手順は、イ
ンキの異なった色に対応して形成された画像の各々に対
して、所定の画像に対応するデータポイント即ち画素の
各々で繰り返される。この方法で、コダリス画像(Kodal
ith image)を印刷したシート２６の記録画像に対応して
形成する。次に、印刷したシート２６上に印刷された画
像に対応するインキの各色について画像のアウトライン
を形成するために、最大値及び最小値のデータをＣＰＵ
で処理する。アウトライン画像は、以下の理由から、更
なるデータ処理のために選ばれる。すなわち、第１に、
正確な見当合せがコントラストの高い点で広く気づかれ
るからであり、第２に、後述するように、アウトライン
が重要な情報を提供し、他の全ての不要な情報を捨て
て、Ｓ／Ｎ比を劇的に増加させ一層正確な比較を行うか
らである。

【００１４】次に、アウトライン画像の１つ、例えば青
緑色のインキに対応する画像を、基準画像として使用
し、そして、他のアウトライン画像、例えば赤紫色、黄
色および黒色の画像を、この場合は青緑色である基準画
像上に順次重ねる。基準画像の上に画像を別々に重ね合
わせた後、各画素即ち位置で、第１の色のアウトライン
値を他の色の第２の画像の各々から引くことによって、
重ね合わせ画像の各々を基準画像と比較し、そして、比
較画像の各々についてグレースケール即ち強度の合計値
を得るために、差を合計する。それ故に、青緑色のアウ
トライン画像との画像の３つの比較について３つの異な
った合計を得るために、ＣＰＵは、赤紫色、黄色および
黒色のアウトライン画像を青緑色の基準画像から引くこ
とによって得られた合計のグレースケールを決定する。
次に、３つの色、すなわち赤紫色、黄色、黒色に対する
更なる比較が、ｘ軸およびｙ軸にそれぞれ対応する、紙
ウエブ２６に沿った長手方向および紙ウエブ２６を横断
する側方の異なる変位すなわち間隔で行われる。一つの
態様では、ｘ軸に沿ってプラス・マイナス方向で0.2 イ
ンチ（0.508cm)の合計距離に達し、かつ、ｙ軸に沿って
プラス・マイナス方向で0.1 インチ（0.254cm)の合計距
離に達するまで、その位置が連続して、ｘ軸およびｙ置
に沿って0.001 インチ(0.0025cm)の距離変位させられ
る。したがって、ｘ軸およびｙ軸に沿った各間隔におい
て、赤紫色、黄色および黒色のインキの画像が形成さ
れ、これらの追加の画像は、ＣＰＵ（集中処理ユニッ
ト）のメモリーに記憶される。これらのアウトライン画
像は、上述のように、ｘ軸およびｙ軸に沿った各変位に
おいて、異なる色のインキに対応して形成される。ｘ軸
およびｙ軸に沿った各アウトライン画像は、上述のよう
に、ｘ軸およびｙ軸に沿った各変位において異なるイン
キの色に対して異なる画像を形成するために、基準アウ
トライン画像(cyan)と比較される。

【００１５】ｘ軸およびｙ軸に沿って各インキの比較が
行なわれると、ＣＰＵは、異なるインキの各々について
ｘ軸およびｙ軸に沿って比較した最小差分を決定し、こ
の最小差分の絶対値は保持され、この間、色付き基準画
像(cyan)と、他の色付き画像（紅色、黄色、黒色）の各
々との間の最も接近した適合を示し且つ比較から決定し
たグレースケール又は強さの最も低い合計を示す赤紫色
インキ、黄色インキ、黒色インキ間の比較の各々の最小
差分値の絶対値を作るために、比較を行う。このように
して、異なる色のインキの比較画像の各々について見当
合せを達成するために、胴を変位させるのにｘ軸および
ｙ軸に沿った最小絶対値のシフトの最良の適合が決定さ
れる。図３に示されるように、ＣＰＵは、例えば、側方
および円周方向のシフトすなわち異なる色のインキの印
刷した画像と関連した胴の適当な調整により各胴を別々
に修正することによって印刷機１０の胴を調整するため
に、最良の適合を示すこのデータを利用する。このよう
にして、ＣＰＵすなわちコンピュータ４４によって制御
されるので、印刷機１０の調整によって異なるインキの
重ね合された画像の見当合せが行なわれる。

【００１６】このとき、印刷機１０は、ウエブ２６がカ
メラ２８の視野を通過すると、調整された印刷機１０で
ウエブ２６を印刷するために、始動される。所望なら
ば、カメラ２８による紙ウエブ２６の監視および印刷機
１０の調整は、印刷機１０によるウエブ２６の移動およ
び印刷中、継続される。このようにして、本発明の装置
１２は、異なる色のインキを有する印刷した画像の全て
の見当合せを自動的に行い且つ維持する。この見当合せ
は、印刷機１０の近似的な見当合せのために、従来必要
とされていた印刷機１０の作業者による退屈な調整をす
ることなしに行なうことができる。印刷機１０は、本発
明によって一層正確に見当合せが行われ、また、従来の
見当合せで生じていた紙の浪費を除去する。本発明の別
の実施例が図４に示されており、図４において、同じ参
照符号は同じ部材を示している。この実施例において
は、傾斜角Θは、所望のｘ、ｙ軸と、印刷機１０での各
色のインキについて印刷機の胴の１つ以上の版の傾斜に
より回転したｘ′、ｙ′軸との間で決定されるが、角度
Θは、図４では明確化のため拡大して示されている。こ
の移動された軸ｘ′、ｙ′は、次の関係式に従って決定
される。

【００１７】１．ｘ′＝ｘ（ｃｏｓ（Θ））−ｙ（ｓｉｎ（Θ））２．ｙ′＝ｘ（ｓｉｎ（Θ））＋ｙ（ｃｏｓ（Θ））ここに、ｘ、ｙは元の軸であり、ｘ′、ｙ′は移動され
た軸である。モータ作動式コック調整装置が印刷機１０
に加えられてもよく、版を調節して異なる色の各インキ
について胴の傾斜を調整するために、印刷機１０の調整
は、上式１および２に従って行なわれる。上述の詳細な
説明は、理解を明確にするためのものであり、この説明
から不要な限定が解釈されるべきではなく、当業者にと
っては種々の変形が明らかであろう。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明の多色印刷機において見当合わ
せを行なうための装置の概略図である。

【図２】図２は、印刷機の印刷されたシートあるいはウ
エブの概略図である。

【図３】図３は、本発明に係る見当合わせ装置のブロッ
クダイアグラムである。

【図４】図４は、印刷されたシートの概略図であり、角
度がゆがんだシート上の画像を示している。

【図５】図５は、図１の印刷機のための胴の概略図であ
る。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】印刷したシートから第１の色を有するイ
ンキの第１画像を形成するための手段と、印刷したシートから第２の色を有する少なくとも一つの
他のインキの第２画像を形成するための手段と、前記第１画像と前記第２画像とを比較するための手段
と、前記比較手段に応答して、前記第１画像と前記第２画像
とを前記印刷したシート上において見当合せして多色印
刷機を調整するための調整手段と、を有することを特徴
とする多色印刷機において見当合せを行うための装置。
【請求項２】前記第２画像形成手段が、４色印刷機に
おける４色画像を形成することを特徴とする請求項１記
載の装置。
【請求項３】前記４色が、青緑色、赤紫色、黄色、黒
色からなることを特徴とする請求項２記載の装置。
【請求項４】前記見当合せ装置が、前記印刷したシー
トを照明するための手段を包含することを特徴とする請
求項１記載の装置。
【請求項５】前記照明手段が、光と赤外線とによって
別々に前記印刷したシートを照明することを特徴とする
請求項４記載の装置。
【請求項６】前記画像形成手段が、ビデオカメラを包
含し、該ビデオカメラがインキの色を決定することを特
徴とする請求項５記載の装置。
【請求項７】前記ビデオカメラが、インキの種々の色
を決定するために複数のフィルターを有することを特徴
とする請求項６記載の装置。
【請求項８】前記調整手段が、前記多色印刷機の複数
の胴の位置を変えるための手段を有することを特徴とす
る請求項１記載の装置。
【請求項９】印刷したシートから第１色のインキの画
像の第１アウトラインを決定するための手段と、前記印刷したシートから別の第２色のインキの画像の第
２アウトラインを決定するための手段と、前記第１色のインキの画像の第１アウトラインと前記第
２色のインキの画像の第２アウトラインとを比較するた
めの比較手段と、前記比較手段に応答して、前記第１色のインキの像と前
記第２色のインキの像との見当合せして前記多色印刷機
を調整するための手段とを有することを特徴とする多色
印刷機の見当合せ装置。
【請求項１０】多色印刷機の印刷したシートから第１
色のインキの第１アウトライン画像を決定するための決
定手段と、多色印刷機の前記印刷したシートから別の第２色のイン
キの第２アウトライン画像を決定するための決定手段
と、前記印刷したシート上の第１アウトライン画像及び第２
アウトライン画像の複数の相対的位置において第１アウ
トライン画像と第２アウトライン画像とを比較するため
の比較手段と、前記比較手段に応答して前記第１アウトライン画像と前
記第２アウトライン画像との間の最も接近した位置を探
知するための探知手段と、前記探知手段に応答して、前記第１アウトライン画像と
前記第２アウトライン画像とを最も接近した位置に重ね
合せて前記多色印刷機を見当合せして前記多色印刷機を
調整するための調整手段とを有することを特徴とする多
色印刷機の見当合せ装置。
【請求項１１】前記探知手段が、前記印刷したシート
から種々の色の複数のインキのアウトライン画像の間の
最も接近した組み合せを形成し、前記調整手段が前記多
色印刷機を修正して種々の色で印刷した複数の画像の間
の見当合せを行うことを特徴とする請求項１０記載の装
置。
【請求項１２】前記カメラが、印刷したシート上の画
像を観察するためのカメラを包含することを特徴とする
請求項１０記載の装置。
【請求項１３】前記決定手段が、印刷したシート上の
複数の位置の光強さを決定することを特徴とする請求項
１２記載の装置。
【請求項１４】前記比較手段が、印刷したシート上の
画像の複数の位置における前記アウトライン画像と関連
した値を減ずるための手段を包含することを特徴とする
請求項１０記載の装置。
【請求項１５】前記比較手段が、印刷したシート上の
画像の複数の位置における前記第１アウトライン画像と
前記第２アウトライン画像とを比較することを特徴とす
る請求項１０記載の装置。
【請求項１６】前記比較手段は、前記印刷したシート
に沿って側方及び長さ方向に間隔を隔てた複数の位置
で、第１画像と第２画像とを比較する請求項１５に記載
の装置。
【請求項１７】前記調整手段が、複数の胴の位置を多
色印刷機内で変えるための手段を有する請求項１０に記
載の装置。
【請求項１８】前記多色印刷機内の印刷したウェブを
観察するための観察手段と、前記観察手段によってウェブ上の画像を覗くために、前
記ウェブを所定の位置に停止させるための停止手段と、前記観察手段と前記停止手段に応答して前記多色印刷機
を調整するための調整手段とを有することを特徴とする
多色印刷機の見当合せ装置。
【請求項１９】前記多色印刷機内の印刷したウェブを
観察するための観察手段と、前記多色印刷機の胴上の版のゆがみを決定するための決
定手段と、前記多色印刷機内の前記版のゆがみを調整するための調
整手段と、を有することを特徴とする多色印刷機の見当
合せ装置。
【請求項２０】前記多色印刷機内の印刷したシート上
の画像を観察し、さらに印刷したシート上の画像の複数
の位置で異なる色を有する複数のインキに対して、画像
の光強さに比例した信号を形成するための形成手段と、前記印刷したシート上の複数の位置で観察した画像の平
均光強さを決定するための決定手段と、複数の位置における画像の光強さを決定するための決定
手段と、前記印刷したシート上の複数の位置における複数の色に
対する光強さを前記平均強さと比較し、最小強さを前記
平均強さ以下の光強さの値に割当て、最大強さを前記平
均強さ以上の光強さの値に割当てるための比較手段と、前記比較手段に応答して前記色の各々に対してアウトラ
イン画像を形成するための形成手段と、前記印刷したシート上の２つの画像の、複数の側方及び
長さ方向に変位した位置で、アウトライン画像の１つを
アウトライン基準画像と比較し、比較した画像の間で最
小値の位置を決定するための比較手段と、前記比較手段と前記決定手段とに応答して、前記比較し
た画像の間で決定された最小値から、比較した画像の相
対的な位置を調整するための調整手段と、前記調整手段に応答して前記印刷したシート上の異なる
色の画像の見当合わせを得て、前記多色印刷機の調整を
行うための調整手段とを有することを特徴とする多色印
刷機の見当合せ装置。
【請求項２１】前記観察手段はカメラを有する請求項
２０に記載の装置。
【請求項２２】前記光強さは、前記カメラの複数の位
置でグレースケールを有する請求項２１に記載の装置。
【請求項２３】前記多色印刷機の印刷したシートから
第１色のインクの第１アウトライン画像を決定するため
の決定手段と、前記多色印刷機の前記印刷したシートから複数の異なる
第２色を有する複数ののインクの複数の第２のアウトラ
イン画像を決定するための決定手段と、前記シート上の画像の複数の異なる相対的位置におい
て、第１アウトライン画像と複数の第２アウトライン画
像とを比較するための比較手段と、前記比較手段に応答して前記第１アウトライン画像と前
記複数の第２アウトライン画像との間の最も接近した位
置を探知するための探知手段と、前記探知手段に応答して、前記第１アウトライン画像と
前記複数の第２アウトライン画像とを最も接近した位置
に重ね合わせて、前記多色印刷機を見当合わせして前記
多色印刷機を調整するための調整手段とを有することを
特徴とする多色印刷機の見当合わせ装置。