JPH07214605A - 樹脂成形機 - Google Patents

樹脂成形機

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JPH07214605A
JPH07214605A JP1458394A JP1458394A JPH07214605A JP H07214605 A JPH07214605 A JP H07214605A JP 1458394 A JP1458394 A JP 1458394A JP 1458394 A JP1458394 A JP 1458394A JP H07214605 A JPH07214605 A JP H07214605A
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JP
Japan
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sprue
resin
injection
runner
push
Prior art date
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Pending
Application number
JP1458394A
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English (en)
Inventor
Chuzo Shimizu
忠三 清水
Osamu Nakazawa
修 中沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Kasei Co Ltd
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 異なる形状(内径)のスプルー部2Aに容易
に変換でき、そのため樹脂押し戻し体5を排出ロッド26
に変換することと合わせて簡易に従来法を行う金型7に
もスプルーレス方法を実施する金型7にも転換できる秀
れた樹脂成形機を提供する。 【構成】 湯道部2のスプルー部2A内へ突出して樹脂
注入部1へ向けてスプルー部2A内を移動させた際、ス
プルー部2A内の溶融状態若しくは固化状態の不要成形
物6を樹脂注入部1の熱により樹脂注入部1内へ押し戻
す棒状の樹脂押し戻し体5をスプルー部2Aに移動自在
に配設し、金型のスプルー部2A部分ににスプルー部2
Aを形成したスプルーブロック体20を着脱自在に装置し
て前記スプルー部2Aが形成されるように構成すると共
に、樹脂押し戻し体5を着脱自在に構成して、スプルー
ブロック体20を取り外すか若しくは所定形状のスプルー
部2Aを有するスプルーブロック体20に交換し得るよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂注入部からスプル
ー部やランナー部などの湯道部を介してキャビティー内
に溶融した樹脂を送り込み樹脂成形する樹脂成形機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
樹脂成形においては、シリンダの先端に射出ノズル(樹
脂注入部)を設け、例えばこの射出ノズルから、スプル
ー部、ゲート部、ランナー部などからなる湯道部を介し
て、シリンダ内の溶融した樹脂を射出ノズルよりキャビ
ティー内に注入し、このキャビティー内を所定温度まで
冷却し、キャビティー内の樹脂を固化若しくは硬化させ
て成形品を成形し、金型を離型してキャビティーを開い
て成形品をキャビティーから離脱排出させるものであ
る。
【0003】その際、従来法においては、成形品の成形
排出と同時に、湯道部で成形されてしまうランナー(ス
プルーランナー)と称される不要成形物が排出される。
【0004】従来、このランナーは材料の無駄であるた
め、材料を無駄にしないために、ランナーを粉砕し、再
び樹脂バージン材に混合して再利用するように工夫され
ている。
【0005】しかしながら、このようなランナーの排出
あるいはランナーと成形品との振り分け並びにランナー
の再利用(リサイクル)システムは非常に厄介である。
【0006】そのため、成形に際し湯道部を常時加熱
し、強制的にランナーは冷却固化させずにランナーを排
出させないホットランナーシステムなども開発されてい
る。
【0007】しかし、このホットランナーシステムによ
るランナーレス方法は、本来冷却させなければならない
キャビティー付近に加熱装置を設ける方法のため、断熱
構造をキャビティーとの間に施さなければならず、非常
に高価なシステムであり、汎用できるシステムではな
い。
【0008】そのため、一般には前記ランナーを排出
し、このランナーを無駄なく再利用するように工夫する
発想が以前主流である。
【0009】このような現状に鑑み、従来とは全く発想
の転換を図り、ホットランナーシステムなどのような加
熱手段のみに依ることなく、極めて簡易な手段で、スプ
ルーランナーを排出させない秀れた樹脂成形法並びに樹
脂成形機を発明した(特願平5−84732号)。本発
明は更にこの発明に係る成形法と従来方法との双方が実
施可能となるように改良したものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0011】樹脂注入部1からスプルー部2Aやランナ
ー部2Bなどの湯道部2を介してキャビティー3内に溶
融した樹脂4を送り込み樹脂成形する樹脂成形機におい
て、湯道部2のスプルー部2A内へ突出して樹脂注入部
1へ向けてスプルー部2A内を移動させた際、スプルー
部2A内の溶融状態若しくは固化状態の不要成形物6を
樹脂注入部1の熱により樹脂注入部1内へ押し戻す棒状
の樹脂押し戻し体5をスプルー部2Aに移動自在に配設
し、金型のスプルー部2A部分に内部にスプルー部2A
を形成したスプルーブロック体20を着脱自在に装着して
前記スプルー部2Aが形成されるように構成したことを
特徴とする樹脂成形機に係るものである。
【0012】また、前記樹脂押し戻し体5を着脱自在に
構成したことを特徴とする請求項1記載の樹脂成形機に
係るものである。
【0013】また、樹脂注入部1の射出注入口1Aに径
小なノズル部を設けず樹脂注入部1の射出注入口1Aを
スプルー部2Aとほぼ同径に設定したことを特徴とする
請求項1記載の樹脂成形機に係るものである。
【0014】また、前記樹脂注入部1の前記樹脂押し戻
し体5が挿入される少なくとも先端部の径を、樹脂押し
戻し体5より径大に設定したことを特徴とする請求項1
記載の樹脂成形機に係るものである。
【0015】また、前記スプルーブロック体20の外周に
キャビティー3とスプルー部2Aとを断熱せしめる断熱
部22を設けたことを特徴とする請求項1記載の樹脂成形
機に係るものである。
【0016】また、前記スプルーブロック体20を取り外
すか若しくは所定形状のスプルー部2Aを有するスプル
ーブロック体20に交換し得るように構成し、且つ樹脂押
し戻し体5と、スプルー部2A内で成形される固化した
不要成形物6を突き出し排出する排出ロッド26とを交換
し得るように構成したことを特徴とする請求項2記載の
樹脂成形機に係るものである。
【0017】
【作用】樹脂注入部1から湯道部2を介してキャビティ
ー3内に溶融した樹脂4を送り込んだ後、樹脂押し戻し
体5が湯道部2内へ突出し更に樹脂注入部1へ向けて移
動し、湯道部2内の不要成形物6を樹脂注入部1へ押し
戻す。押し戻される不要成形物6は樹脂注入部1の熱に
より溶融状態で樹脂注入部1内へ押し戻される。
【0018】
【実施例】本実施例は、請求項1〜6記載の発明のいず
れにも属するもので、次のような手法に基づいて構成さ
れている。
【0019】樹脂注入部1からスプルー部2Aから成る
湯道部2を介しキャビティー3内にゲート部9を介して
溶融した樹脂4を送り込み樹脂成形する樹脂成形法にお
いて、キャビティー3内に溶融樹脂4を図示していない
スクリューの可動により送り込んでキャビティー3内の
成形品8が硬化した後、棒状ロッドの樹脂押し戻し体5
をスプルー部2A内へ突出させ更に樹脂注入部1に向け
て移動させ、半固化状態の不要成形物6を樹脂注入部1
へ押し戻し、不要成形物6を樹脂注入部1での熱により
樹脂注入部1内へ溶融状態で押し戻す。この際、樹脂押
し戻し体5の移動により樹脂押し戻し体5の側部のゲー
ト閉塞部5Aでキャビティー3内へのゲート部9を閉塞
し、樹脂押し戻し体5の移動先端部の注入閉塞部5Bで
樹脂注入部1の射出注入口1Aを閉塞するように構成し
ている。
【0020】また、金型7を離型してキャビティー3を
開いてキャビティー3内の成形品8をエジェクタロッド
10Aで押し出し排出するように構成し、このエジェクタ
ロッド10Aを前進駆動する排出エジエクタ装置10の駆動
源を樹脂押し戻し体5を移動する押し戻し用エジエクタ
装置11としている。この押し戻し用エジエクタ装置11の
移動棒状ロッド11Aに樹脂押し戻し体5として基端側押
し戻しロッド5Cを連設し、この押し戻しロッド5Cに
先端側押し戻しロッドとして分断シャトルロッド5Dを
継ぎ当ててスプルー部2Aに向けて突設する樹脂押し戻
し体5を構成している。
【0021】この樹脂押し戻し体5はスプルー部2A並
びに樹脂注入部1の射出注入口1Aの径とほぼ合致する
直棒状ロッドに形成している。
【0022】従って、この樹脂押し戻し体5は、図1に
示すように可動前においては樹脂押し戻し体5の分断シ
ャトルロッド5Dの可動先端部がスプルー部2Aの先端
部を閉塞するように構成し、キャビティー3内への溶融
樹脂4の注入が完了し、キャビティー3内の成形品8が
硬化した後、樹脂押し戻し体5を押し戻し用エジエクタ
装置11によりスプルー部2A内へ突出させ、更に樹脂注
入部1に向けて移動させ、半固化状態のスプルー部2A
内の不要成形物6を樹脂注入部1へ押し戻すように構成
している。このスプルーブ2A内の不要成形物6を押し
戻した可動後は樹脂押し戻し体5周面をゲート閉塞部5
Aとして、このゲート閉塞部5Aがキャビティー3内の
注入導入部である左右のゲート部9を閉塞し、分断シャ
トルロッド5Dの可動先端部に形成した注入閉塞部5B
が樹脂注入部1へ向けて直進して樹脂注入部1を閉塞す
るように構成している。
【0023】このようにして樹脂押し戻し体5の可動に
より湯道部2内の不要成形物6を押し戻し、樹脂注入部
1の熱により溶融状態で樹脂注入部1に不要成形物6を
押し戻すと共に、樹脂注入部1を閉塞する。尚、樹脂押
し戻し体5の先端の注入閉塞部5Bが樹脂注入部1の射
出注入口内の奥まで挿入されるように構成している。そ
の後、金型7が離型してキャビティー3が離型し、排出
エジエクタ装置10のエジェクタロッド10Aが突出可動
し、キャビティー3に付着する成形品8を押出排出させ
る。
【0024】また、本実施例では従来のような先細り
(径小)な射出ノズル部を有さず、シリンダー12の径と
ほぼ同径のまま湯道部2(スプルー部2A)が形成さ
れ、湯道部2と樹脂注入部1との明確な区別ができない
構造となっている。従って、従来のスプルー部より径大
なスプルー部2Aとなっている。
【0025】即ち、本実施例のように成形時には樹脂押
し戻し体5の注入閉塞部5Bにより樹脂注入部1は閉塞
され、湯道部2が冷却硬化しても、半溶融状態でも或い
は溶融状態でも成形可能であるので、従来のような径小
な射出ノズル部を要しない。そのため、従来のようなノ
ズル部による注入抵抗がなく、溶融樹脂4の低圧射出が
可能となるので、成形品8のそりや変形が低減でき、毎
回の成形ショット毎に成形品8の善し悪しのばらつきも
低減される効果をも発揮する。
【0026】即ち、樹脂押し戻し体5の注入閉塞部5B
により樹脂注入部1を閉塞するため、樹脂注入部1及び
湯道部2(スプルー部2A)が径大でも樹脂もれを確実
に防止でき、径大としてスプルー部2Aでの不要成形物
6が半溶融状態でも全く成形品8の成形には支障がない
ため、前述のような秀れた効果を発揮する径小な射出ノ
ズル部を有しない構造に設計できる。
【0027】また、本実施例では前述のように樹脂押し
戻し体5の先端部を分断して先端分断部(分断シャトル
ロッド5D)を形成し、樹脂押し戻し体5を可動してこ
の分断シャトルロッド5Dを樹脂注入部1内に挿入し、
スプルー部2A内の不要成形物6を樹脂注入部1内に押
し戻し、樹脂押し戻し体5が戻り可動(後退)する際に
はこの分断シャトルロッド5Dは移動せず樹脂注入部1
内に挿入したまま残り、この置き去りにされた分断シャ
トルロッド5Dは次ぎの樹脂射出時に射出圧によりスプ
ルー部2A内を戻り可動するように構成している。
【0028】従って、本実施例は極めて簡易な構成にし
て低コストでランナーレスシステム(スプルーレスシス
テム)を構成できる秀れた樹脂成形機となり、また、樹
脂注入部1から不要時に樹脂4が自然射出する所謂ハナ
タレ現象も確実に防止できる。
【0029】また、本実施例は樹脂押し戻し体5(分断
シャトルロッド5D)が挿入される樹脂注入部1の径を
樹脂押し戻し体5の径よりやや径大としている。従っ
て、たとえ押し戻される不要成形物6が半固化状態でも
この不要成形物6は樹脂注入部1内で溶融樹脂4により
回りを完全に覆われ、この溶融樹脂4の熱により瞬時に
溶融することとなり次の射出が瞬時に可能となり、成形
サイクルの高速化が図られる。
【0030】また、本実施例では、金型7を型締め機構
によりパーティングライン17から割ってキャビティー3
を開閉し得るように構成し、この金型7の可動側にキャ
ビティー3の一部を構成する成形ブロック体18を離形移
動自在に配設し、この成形ブロック体18を移動駆動機構
により後退させることによってパーティングライン17か
らキャビティー3を開いてキャビティー3内の成形品8
を排出し得るように構成して、成形後成形品8を離形排
出する際には、型締め機構はそのままとして型締め状態
を保持させ、この状態で成形ブロック体18を離形移動さ
せて排出エジェクタ装置10により突き出し排出するもの
である。
【0031】また、再び次の成形を行う際には、成形ブ
ロック体18を戻り移動させてキャビティー3を閉じる。
【0032】キャビティー3のメンテナンス時などにお
いては型締め機構を作動させてキャビティー3を開く
が、通常の成形ショットにおけるキャビティー3の開閉
は、ブロック体18のみをスライド移動(開閉可動)する
ことにより行う。
【0033】従って、キャビティー3の離形開閉は成形
ブロック体18を、成形品8が排出できるだけの少許な距
離だけ移動させれば十分となる。そのため成形ショット
毎に大掛りな型締め機構を作動させる必要がなく、この
作動に伴う狂いがキャビティー3に生じにくく、それ故
金型7並びに型締め機構の耐久性が向上し、ランニング
コストが著しく低下する。
【0034】本実施例は、出願人の開発したこのような
所謂無開閉金型方式(特願平5−178725号)に本
発明を適用したものである。
【0035】次に本実施例の要旨である改良構造につい
て更に詳述する。
【0036】本実施例ではこの金型7の固定側にスプル
ー部2Aを設けるが、このスプルー部2Aをスプルーブ
ロック体20を装着することで形成する所謂ユニット方式
に構成している。
【0037】このスプルーブロック体20はその内部にス
プルー部2Aが形成されて、その外周面に図5に示すよ
うに所定間隔を置いて突出条部21を形成し、スプルーブ
ロック体20を金型7の固定側に装着した際に、この突出
条部21間の空隙によりスプルー部2Aの周囲にキャビテ
ィー3と断熱する断熱部22としての空気断熱層22が形成
されるようにしている。
【0038】本発明は、スプルー部2A間の溶融樹脂4
を成形して排出するのではなく、樹脂注入部1内へ押し
戻すのであるから、従来方法と異なりスプルー部2A内
の溶融樹脂4を冷却固化する必要がない。
【0039】また、押し戻しに際しては、樹脂注入部1
の熱により溶融しながら押し戻すのであるから、逆に固
化しているよりは溶融状態の方が押し戻しが瞬時に或い
はスムーズに行える。
【0040】そこで、本実施例は冷却固化させる必要が
あるキャビティー3とスプルー部2Aを少しでも断熱さ
せてスプルー部2A内の溶融樹脂4が固化しにくくなる
ように断熱作用を施すものである。
【0041】本実施例では、この断熱作用をスプルー部
2Aをユニット方式として、そのスプルーブロック体20
の外周面に単に突出条部21を設けるだけで断熱部22とし
て空気断熱層22がスプルー部2Aを囲むように形成され
るもので、極めて量産性に秀れ、コストのかからない手
法としている。
【0042】更に、この発想に基づいて可動側の樹脂押
し戻し体5並びに、スプルー部2Aと連通し樹脂押し戻
し体5が進退する樹脂押し戻し体5移動用ブロック28並
びに、樹脂押し戻し体5の駆動機構とを夫々ユニット化
し、前記スプルーブロック体20と共にこのユニットを金
型7に着脱自在に装着するだけで、既存の従来金型に本
発明に係るスプルーレス機構を容易に装備できるように
構成している。
【0043】具体的には図1,図2に示すように、前述
したスプルーブロック体20を着脱自在に構成し、樹脂押
し戻し体5を着脱自在に構成し、これらと共に樹脂押し
戻し体5の駆動源(押し戻し用エジェクタ装置)11を取
り外す。
【0044】これらを取り外した状態の金型図を図3に
示す。
【0045】このように外した後に、スプルーレス方法
でなく、従来のようにスプルー部2A内で成形される不
要成形物6をスプルーランナーとして排出するように構
成すべく、図4に示すように径小なスプルー部2Aを有
するスプルーブロック体20に交換装着し、樹脂押し戻し
体5に替えてスプルー部2A内で成形される固化した不
要成形物6を突き出し排出する排出ロッド26を移動用ブ
ロック28をガイドとして介存して装着し、この排出ロッ
ド26を駆動する駆動源27を装着する。(この駆動源27は
駆動源11を利用しても良い。)また、更に樹脂注入部1
も射出注入口1Aが径小でノズルタイプのものに変換す
る。
【0046】このように交換することで、従来通りスプ
ルー部2Aは径大なものから径小なものに交換され、駆
動源27により排出ロッド26を突き出して離形後スプルー
部26内の不要成形物6をスプルーランナーとして金型7
より成形品8と共に落下排出させる。
【0047】以上のように構成すれば、一つの金型で従
来法もスプルーレス方法も実施可能となる。
【0048】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、極
めて簡易な構成にして低コストでランナーレスシステム
(スプルーランナーレスシステム)を構成できる秀れた
樹脂成形機となる。
【0049】しかも、本発明はスプルー部2Aをユニッ
ト方式による取り替え自在構造としたから、スプルー部
2Aの断熱構造も容易に施すことができ、適宜取り替え
によるメンテナンスが可能となると共に、異なる形状
(内径)のスプルー部に容易に変換でき、そのため樹脂
押し戻し体を排出ロッドに変換することと合わせて簡易
に従来法を行う金型にもスプルーレス方法を実施する金
型にも転換できる秀れた樹脂成形機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の樹脂注入時の概略構成断面図であ
る。
【図2】本実施例の樹脂注入完了後樹脂押し戻し体可動
時の概略構成断面図である。
【図3】本実施例のユニット部分を取り外した状態の図
2に対応する概略構成断面図である。
【図4】本実施例のユニット部分を交換し従来法を行う
ように構成された図2,図3に対応した概略構成断面図
である。
【図5】本実施例のスプルーブロック体の拡大斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 樹脂注入部 1A 射出注入口 2 湯道部 2A スプルー部 2B ランナー部 3 キャビティー 4 (溶融)樹脂 5 樹脂押し戻し体 6 不要成形物 20 スプルーブロック体 22 断熱部 26 排出ロッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂注入部からスプルー部やランナー部
    などの湯道部を介してキャビティー内に溶融した樹脂を
    送り込み樹脂成形する樹脂成形機において、湯道部のス
    プルー部内へ突出して樹脂注入部へ向けてスプルー部内
    を移動させた際、スプルー部内の溶融状態若しくは固化
    状態の不要成形物を樹脂注入部の熱により樹脂注入部内
    へ押し戻す棒状の樹脂押し戻し体をスプルー部に移動自
    在に配設し、金型のスプルー部部分に内部にスプルー部
    を形成したスプルーブロック体を着脱自在に装着して前
    記スプルー部が形成されるように構成したことを特徴と
    する樹脂成形機。
  2. 【請求項2】 前記樹脂押し戻し体を着脱自在に構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の樹脂成形機。
  3. 【請求項3】 樹脂注入部の射出注入口に径小なノズル
    部を設けず樹脂注入部の射出注入口をスプルー部とほぼ
    同径に設定したことを特徴とする請求項1記載の樹脂成
    形機。
  4. 【請求項4】 前記樹脂注入部の前記樹脂押し戻し体が
    挿入される少なくとも先端部の径を、樹脂押し戻し体よ
    り径大に設定したことを特徴とする請求項1記載の樹脂
    成形機。
  5. 【請求項5】 前記スプルーブロック体の外周にキャビ
    ティーとスプルー部とを断熱せしめる断熱部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の樹脂成形機。
  6. 【請求項6】 前記スプルーブロック体を取り外すか若
    しくは所定形状のスプルー部を有するスプルーブロック
    体に交換し得るように構成し、且つ樹脂押し戻し体と、
    スプルー部内で成形される固化した不要成形物を突き出
    し排出する排出ロッドとを交換し得るように構成したこ
    とを特徴とする請求項2記載の樹脂成形機。
JP1458394A 1994-02-08 1994-02-08 樹脂成形機 Pending JPH07214605A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011121177A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Kojima Plastics:Kk 射出成形用金型及び射出成形用金型に対するノズルタッチ構造
CN107876703A (zh) * 2017-12-12 2018-04-06 滨州渤海活塞有限公司 一种汽油机铝活塞模具浇注***

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