JPH0721179U - 浄水器用アダプター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 浄水器の蛇口接続口と径の合わない雄ねじタ
イプや雌ねじタイプの蛇口にも、浄水器を取り付けるこ
とが出来るようにする。 【構成】 アダプター１６は、上部管体１８と下部管体
２０とから成り、これらは互いに雄ねじ２６と雌ねじ３
２によって結合可能である。径の合わない雄ねじ型蛇口
に浄水器を取り付ける場合には、この蛇口から泡沫キャ
ップを外す。一方、下部管体２０から上部管体１８を外
し、下部管体２０の雌ねじ３２を雄ねじ型蛇口の雄ねじ
に捩じ込み、下部管体２０の接続パイプ部２０ｂに浄水
器の接続口を差し込んで、浄水器を雄ねじ型蛇口に取り
付ける。又、径の合わない雌ねじ型蛇口に浄水器を取り
付ける場合には、この蛇口から泡沫キャップを外す。次
に、上部管体１８と下部管体２０とを結合したままの状
態で、上部管体１８の雄ねじ２４を蛇口の雌ねじに捩じ
込み、下部管体２０の接続パイプ部２０ｂに浄水器の接
続口を差し込む。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、水道の蛇口に取り付ける浄水器に用いられるアダプターに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、浄水器は、その接続口を水道の蛇口の先端に差し込み、浄水器を蛇口に 取り付けていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題点】

浄水器の接続口は、第３図Ａに示す先端が膨らんだ丸形蛇口２や、第３図Ｄに 示す先端がストレートなタイプの蛇口４には差し込むことが出来るが、第３図Ｂ に示す、先端の雄ねじ６に泡沫キャップ８が脱着可能に取り付けられている雄ね じ型蛇口１０や、第３図Ｃに示す、先端の雌ねじ１５に泡沫キャップ１２が脱着 可能に取り付けられている雌ねじ型蛇口１４には、接続口の径が合わず、これら に取り付けることが出来なかった。 本考案は上記欠陥を除去することを目的とするものである。

【０００４】

【問題点を解決する手段】

上記目的を達成するため、本考案は、雄ねじタイプの蛇口と、雌ねじタイプの 蛇口のいづれにも浄水器を取り付けることが出来るようにするための浄水器用ア ダプターにおいて、略中央部に回転操作用の鍔部２２が形成され、該鍔部２２を 境として一方の外周面に雌ねじタイプの蛇口の雌ねじに対応する雄ねじ２４が形 成され他方に結合用の雄ねじ２６が形成された上部管体１８と、雄ねじタイプの 蛇口の雄ねじに対応するとともに、前記結合用の雄ねじ２６に螺合可能な雌ねじ ３２が内径部に形成された有底の筒状部２０ａと該筒状部２０ａの底部に連通し て該筒状部２０ａに一体的に形成された浄水器の接続口に接続するための接続パ イプ部２０ｂを有する下部管体２０とから成るものである。

【０００５】

【作用】

径の合わない雄ねじ型蛇口に浄水器を取り付ける場合には、この蛇口から泡沫 キャップを外す。 一方、下部管体２０から上部管体１８を外し、下部管体２０の雌ねじ３２を雄ね じ型蛇口の雄ねじに捩じ込み、下部管体２０の接続パイプ部２０ｂに浄水器の接 続口を差し込んで、浄水器を雄ねじ型蛇口に取り付ける。 又、径の合わない雌ねじ型蛇口に浄水器を取り付ける場合には、この蛇口から泡 沫キャップを外す。 次に、上部管体１８と下部管体２０とを結合したままの状態で、上部管体１８の 雄ねじ２４を雌ねじ型蛇口の雌ねじに捩じ込み、且つ下部管体２０の接続パイプ 部２０ｂに浄水器の接続口を差し込む。

【０００６】

【実施例】

以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例を参照して詳細に説明する。 １６は本考案にかかるアダプターであり、上部管体１８と下部管体２０とから 構成されている。 上部管体１８には、外周面の中間部にスパナ用の鍔部２２が一体的に形成され、 該鍔部２２にスパナと係合し、これの滑りを止めるための嵌合平面が形成されて いる。

【０００７】 前記上部管体１８の外周面には、鍔部２２を境として上下に雄ねじ２４，２６ が形成されている。 前記雄ねじ２４は、図３Ｃに示す、泡沫キャップ１２が雌ねじ１５に脱着可能に 取り付けられている、雌ねじ型蛇口１４の雌ねじ１５に合うように形成されてい る。

【０００８】 前記下部管体２０は有底の筒状部２０ａと、該筒状部２０ａより内外径が小径 な管状の接続パイプ部２０ｂが一体的に形成されている。 前記筒状部２０ａの外周には回転手操作用のローレット目が刻設されている。 前記接続パイプ部２０ｂの上端は、前記筒状部２０ａの軸方向に垂直な底部の中 央に開口している。

【０００９】 前記底部にはゴムパッキング２８が配置されている。 前記接続パイプ部２０ｂは図４に示す浄水器３０の蛇口接続口３０ａに適合する ように形成されている。 前記筒状部２０ａの管壁の内周面には、前記上部管体１８の雄ねじ２６及び雄ね じ型蛇口１０の雄ねじ６に対応する、雌ねじ３２が形成されている。

【００１０】 ３４はゴムパッキングである。 次に本実施例の作用について説明する。 図３Ａに示す先端が膨らんだ丸形蛇口２や、図３Ｄに示す先端がストレートな タイプの蛇口４の場合には、浄水器３０の接続口３０ａを蛇口２，４に差し込み 、浄水器３０を蛇口２，４に直接取り付ける。

【００１１】 図３Ｂに示す、蛇口１０の雄ねじ６に泡沫キャップ８が捩じ込まれている構造 の場合には、先ず泡沫キャップ８を蛇口１０から外す。 次に、上部管体１８と下部管体２０を互いに取り外し、下部管体２０の筒状部２ ０ａの雌ねじ３２を蛇口１０の雄ねじ６に捩じ込んで、下部管体２０を蛇口１０ に結合する。

【００１２】 次に、浄水器３０の接続口３０ａを下部管体２０の接続パイプ部２０ｂに差し 込む。 図３Ｃに示す、先端の泡沫キャップ１２が蛇口１４の雌ねじ１５に捩じ込まれて いる構造の場合には、先ず泡沫キャップ１２を蛇口１０から外す。

【００１３】 次に、上部管体１８の雄ねじ２６に下部管体２０の雌ねじ３２が捩じ込まれ、 両者がゴムパッキング２８によって密封状に結合した状態において、上部管体１ ８の雄ねじ２４を、蛇口１４の雌ねじ１５に捩じ込み、アダプター１６を蛇口１ ４に結合する。 次に、浄水器３０の接続口３０ａを、アダプター１６の接続パイプ部２０ｂに差 し込む。

【００１４】

【効果】

本考案は上述の如く構成したので、先端の雄ねじ又は雌ねじに泡沫キャップが 脱着可能に取り付けられた、浄水器の接続口に合わない径の蛇口に浄水器を取り 付けることが出来る効果が存する。

【図面の簡単な説明】

【図１】アダプターの外観図であり、右半分を断面にし
たものである。

【図２】アダプターの上部と下部とを分離した状態の正
面図である。

【図３】種々の蛇口の構造を示す説明図である。

【図４】浄水器の正面図である。

【符号の説明】

２ 丸型蛇口 ４ 蛇口 ６ 雄ねじ ８ 泡沫キャップ １０ 雄ねじ型蛇口 １２ 泡沫キャップ １４ 雌ねじ型蛇口 １５ 雌ねじ １６ アダプター １８ 上部管体 ２０ 下部管体 ２２ 鍔部 ２４ 雄ねじ ２６ 雄ねじ ２０ａ 筒状部 ２０ｂ 接続パイプ部 ２８ ゴムパッキング ３０ 浄水器 ３２ 雌ねじ ３４ ゴムパッキング

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 雄ねじタイプの蛇口と、雌ねじタイプの
   蛇口のいづれにも浄水器を取り付けることが出来るよう
   にするための浄水器用アダプターにおいて、略中央部に
   回転操作用の鍔部２２が形成され、該鍔部２２を境とし
   て一方の外周面に雌ねじタイプの蛇口の雌ねじに対応す
   る雄ねじ２４が形成され他方に結合用の雄ねじ２６が形
   成された上部管体１８と、雄ねじタイプの蛇口の雄ねじ
   に対応するとともに、前記結合用の雄ねじ２６に螺合可
   能な雌ねじ３２が内径部に形成された有底の筒状部２０
   ａと該筒状部２０ａの底部に連通して該筒状部２０ａに
   一体的に形成された浄水器の接続口に接続するための接
   続パイプ部２０ｂを有する下部管体２０とから成ること
   を特徴とする浄水器用アダプター。