JPH07206514A - 耐摩耗性アルミナ質セラミックス - Google Patents

耐摩耗性アルミナ質セラミックス

Info

Publication number
JPH07206514A
JPH07206514A JP6002909A JP290994A JPH07206514A JP H07206514 A JPH07206514 A JP H07206514A JP 6002909 A JP6002909 A JP 6002909A JP 290994 A JP290994 A JP 290994A JP H07206514 A JPH07206514 A JP H07206514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
alumina
volume
wear
sintered body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6002909A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2900118B2 (ja
Inventor
Koji Onishi
宏司 大西
Tsuguhiro Oonuma
継浩 大沼
Toshio Kawanami
利夫 河波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkato Corp
Original Assignee
Nikkato Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikkato Corp filed Critical Nikkato Corp
Priority to JP6002909A priority Critical patent/JP2900118B2/ja
Publication of JPH07206514A publication Critical patent/JPH07206514A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2900118B2 publication Critical patent/JP2900118B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、安価な原料を用いて、優れた耐摩耗
性を有するアルミナ質セラミックスを得ることを主な目
的とする。 【構成】本発明は、i)a)Al2 3 を95〜98重量
%、及び b)SiO2 40〜85重量%、MgO10〜55重量%
及びCaO5〜50重量%の三成分からなる焼結助剤を
2〜5重量%、 含有するアルミナ焼結体からなり、 ii) 結晶粒径(D)がD(25容積%)≧0.8μm、
1.0μm≦D(50容積%)≦3.0μm、D(80
容積%)≦4.5μmであり、 iii)ビッカース硬さが1350以上、 iv) かさ密度が3.70g/cm3 以上 であることを特徴とする耐摩耗性アルミナ質セラミック
ス、並びに、上記成分に加えて、更にZrO2 成分を含
有する耐摩耗性アルミナ質セラミックスを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐摩耗性アルミナ質セラ
ミックスに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】セラミックスは、金属と比
べて耐食性及び耐摩耗性に優れたものであり、従来、金
属が使用されていた耐摩耗部材として、セラミックスが
使用されるようになってきた。この様な耐摩耗部材とし
て用いるセラミックスとしては、アルミナ、ジルコニ
ア、窒化珪素、炭化珪素等が使用されているが、その中
でもアルミナは硬度が高く、耐食性に優れ、他のセラミ
ックスに比べて安価であることから広く使用されるよう
になってきた。しかしながら従来の耐摩耗性アルミナセ
ラミックスとしては、アルミナ含有量が90〜92重量
%程度ものが用いられており、不純物を多く含有するた
めに、アルミナ結晶以外にガラス相を多く含むものとな
り、耐摩耗部材としては十分な特性を有するものではな
かった。そこで、例えば、特開昭62−187157号
公報に示されているように、アルミナ含有量を99.9
%以上とすることで、ガラス相等のアルミナ結晶以外の
第2相量をほとんど含有しない高強度、高硬度としたア
ルミナ質セラミックスが開発されているが、高純度のア
ルミナ原料を使用するためコストが非常に高くなるとい
う問題点を有している。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記した如
き従来技術の問題点に鑑みて、安価な原料を用いて優れ
た耐摩耗性を有するアルミナ質セラミックスを得るべく
鋭意研究を重ねてきた。その結果、アルミナ質セラミッ
クスにおいて、アルミナ純度を一定の範囲とすると共
に、特定の配合の焼結助剤を一定量用い、更に、焼結体
の結晶粒径、硬さ及び密度を一定の範囲の値となるよう
に制御したアルミナ質セラミックスは、極めて優れた耐
摩耗性を有するものとなることを見出し、ここに本発明
を完成するに至った。
【0004】即ち、本発明は、下記の耐摩耗性アルミナ
質セラミックスを提供するものである。
【0005】1. i)a)Al2 3 を95〜98重量%、及び b)SiO2 40〜85重量%、MgO10〜55重量%
及びCaO5〜50重量%の三成分からなる焼結助剤を
2〜5重量%、 含有するアルミナ焼結体からなり、 ii) 結晶粒径(D)がD(25容積%)≧0.8μm、
1.0μm≦D(50容積%)≦3.0μm、D(80
容積%)≦4.5μmであり、 iii)ビッカース硬さが1350以上、 iv) かさ密度が3.70g/cm3 以上 であることを特徴とする耐摩耗性アルミナ質セラミック
ス。
【0006】2. i)a)Al2 3 、b)SiO2 40〜85重量%、MgO
10〜55重量%及びCaO5〜50重量%の三成分か
らなる焼結助剤の各成分、並びにc)ZrO2を含み、Z
rO2 分を除いた成分中のAl2 3 量が95〜98重
量%、焼結助剤の各成分の合計量が2〜5重量%であっ
て、ZrO2 分を除いた焼結体の合計量100重量部に
対して、ZrO2 を20重量部以下含有するアルミナ焼
結体からなり、 ii) 結晶粒径(D)がD(25容積%)≧0.8μm、
1.0μm≦D(50容積%)≦3.0μm、D(80
容積%)≦4.5μmであり、 iii)ビッカース硬さが1350以上、 iv) かさ密度が3.70g/cm3 以上 であることを特徴とする耐摩耗性アルミナ質セラミック
ス。
【0007】以下に、本発明耐摩耗性アルミナ質セラミ
ックスが満足すべき要件について、具体的に示す。
【0008】a)Al2 3 の含有量を95〜98重量
%とする。
【0009】焼結体中のアルミナ含有量は95〜98重
量%とすることが必要であり、これによって、高い耐摩
耗性を有する焼結体が得られる。アルミナ含有量が95
重量%未満の場合には、焼結体中の不純物量が増加し、
アルミナ結晶以外の結晶やガラス相がアルミナ結晶粒界
に多く生成して硬さの低下をきたし、耐摩耗性が低下す
るので好ましくない。また、アルミナ含有量が98重量
%を越えると、焼結性が悪くなり、緻密に焼結させるた
めに高温での焼成が必要となり、その結果、結晶粒径が
大きくなって耐摩耗性が低下するので好ましくない。従
って焼結体中のアルミナ含有量は95〜98重量%と
し、好ましくは95.5〜97.5重量%とする。
【0010】b)SiO2 40〜85重量%、MgO1
0〜55重量%及びCaO5〜50重量%の三成分から
なる焼結助剤の各成分を合計量として2〜5重量%含有
する。
【0011】SiO2 40〜85重量%、MgO10〜
55重量%及びCaO5〜50重量%の三成分からなる
焼結助剤を用いることによって、焼結性が向上し、粒成
長が抑制される。また、アルミナ結晶粒界に適度なガラ
ス相が形成され、靭性の向上にも効果がある。使用する
焼結助剤は、上記組成のSiO2 、MgO及びCaOの
三成分からなることが必要であり、組成がこの範囲から
外れると焼結性が低下したり、焼結体中にアルミナ以外
の結晶やガラス相が多く生成して、硬さ、強度、靭性等
の低下をきたすので好ましくない。
【0012】得られる焼結体中では、上記焼結剤の各成
分を上記した焼結助剤と同様の組成比率の範囲内で含有
すると共に、各成分の合計量が焼結体中の2〜5重量%
であることが必要である。この合計量が2重量%未満の
場合には、焼結性が悪くなり、硬さ、強度等が低下する
ので好ましくなく、5重量%を越えると、アルミナ結晶
以外の結晶やガラス相が多く生成するので好ましくな
い。各成分の合計量は、好ましくは焼結体中の2.5〜
4.5重量%とする。
【0013】また、アルカリ金属酸化物は、焼結体中に
0.5重量%以下であることが好ましく、これを上回る
とSiO2 等とガラス相を多く形成するので好ましくな
い。
【0014】c)結晶粒径(D)がD(25容積%)≧
0.8μm、1.0μm≦D(50容積%)≦3.0μ
m、D(80容積%)≦4.5μmである。
【0015】本発明耐摩耗性アルミナ質セラミックスで
は、結晶粒径を小さくし、かつ結晶粒径分布を狭くする
ことが必要であり、これによってアルミナ質セラミック
スは耐摩耗性に優れたものとなる。即ち、本発明では、
焼結体における平均結晶粒径のみでなく、その分布幅が
狭いことが重要である。尚、上記規定において、D(2
5容積%)とは、結晶粒子の容積を基準として粒度分布
を求めた場合の、容積基準の粒度分布の積算値が25%
となる点における結晶粒径である。同様に、D(50容
積%)とは積算値が50%となる点における結晶粒径で
あり、D(80容積%)とは積算値が80%となる点に
おける結晶粒径である。
【0016】結晶粒径D(50容積%)が1.0μmを
下回る場合には、靭性の低下が起こり、結果的に耐摩耗
の低下につながるので好ましくない。また、結晶粒径D
(50容積%)が3.0μmを越えると、硬さが低下し
て耐摩耗性が低下するので好ましくない。また、1.0
μm≦D(50容積%)≦3.0μmであっても、D
(80容積%)≧4.5μmであると、大きい結晶粒子
が多く存在することになり、これらの粒子により摩耗が
優先的に起こり、粒離脱摩耗による損耗が大きくなっ
て、耐摩耗性の低下をきたすので好ましくない。さらに
D(25容積%)<0.8μmであると、靭性の低下が
起こり、耐摩耗性が低下するので好ましくない。好まし
くは、結晶粒径(D)は、D(25容積%)≧0.9μ
m、1.2μm≦D(50容積%)≦2.5μm、D
(80容積%)≦4.0μmとする。
【0017】尚、本発明のセラミックスにおいて、上記
した結晶粒径としては、以下の方法によって測定した値
を用いる。即ち、焼結体を研削、研磨し、鏡面に仕上
げ、得られた鏡面に熱エッチングもしくは化学エッチン
グを施し、電子顕微鏡にて視野に100個以上の結晶粒
子が観察できる倍率で観察して、写真撮影する。得られ
た写真から画像解析により1 個の結晶の面積を測定し、
等価円直径に換算し、結晶粒径とする。この様にして任
意の100個の結晶の結晶粒径を測定し、この値に基づ
いて結晶の容積を算出し、D(25容積%)、D(50
容積%)及びD(80容積%)を求める。
【0018】d)ビッカース硬さが1350以上であ
る。
【0019】本発明のアルミナ質セラミックスは、JI
S 1610に従って測定したビッカース硬さ(HV)
が1350以上であることが必要であり、これを下回る
と粒界強度が低くなるために粒脱離が顕著に起こり、耐
摩耗性が低下し易い。本発明では、ビッカース硬さは、
好ましくは1400以上とする。
【0020】f)かさ密度を3.70g/cm3 以上と
する。
【0021】かさ密度が3.70g/cm3 未満の場合
には、ポアーが多く存在することになり、このポアーが
起点となって摩耗が促進され、耐摩耗性が低下するので
好ましくない。従って、かさ密度は3.70g/cm3
以上とし、好ましくは3.75g/cm3 以上とする。
【0022】本発明の耐摩耗性アルミナ質セラミックス
は、上記した条件を満足するものであるが、上記成分に
加えて、焼結体中に一定量のZrO2 が存在する場合に
も、上記したと同様の優れた特性を有するものとなり、
更に、ZrO2 の存在によって焼結性の向上及び靭性、
強度の向上を図ることができる。具体的には、焼結体に
おけるZrO2 分を除いた成分中のAl2 3 量が95
〜98重量%、焼結助剤の各成分の合計量が2〜5重量
%であれば、ZrO2 分を除いた焼結体の合計量100
重量部に対して、ZrO2 を20重量部以下含むことが
できる。ZrO2 量が20重量部を上回ると、靭性等は
向上するものの、硬さの低下が起こるので好ましくな
い。ZrO2 の存在による焼結性の向上及び靭性、強度
の向上の効果を十分に発揮するには、ZrO2 の含有量
は、好ましくは、ZrO2 分を除いた焼結体の合計量1
00重量部に対して、0.05〜15重量部の範囲と
し、より好ましくは0.1〜10重量部の範囲とする。
【0023】本発明の耐摩耗性アルミナ質セラミックス
は、例えば、以下に示す方法で製造できる。
【0024】まず、アルミナ原料に所定量のMgO、C
aO、ZrO2 及びSiO2 の各原料を添加し、水又は
有機溶媒中で湿式によってポットミル、アトリッション
ミル等の粉砕機を用いて粉砕、混合、分散する。アルミ
ナ原料としては、アルミナ純度が99.7重量%以上、
比表面積が2m2 /g以上、平均粒子径が3μm以下の
原料を使用することが好ましい。使用するアルミナ原料
は明ばん法から作られたものでも良いが、バイヤー法ア
ルミナ原料を使用することが好ましく、安価に作ること
ができる利点がある。MgO、CaO及びZrO2 の各
原料としては、平均粒子径0.5μm以下のMgO、C
aO及びZrO2 の各原料、または、水酸化物、炭酸物
等を使用することができる。また、SiO2 原料として
は、珪石、石英、シリカゾル、エチルシリケート等が使
用でき、さらにはカオリン等の粘土鉱物での添加でも良
い。粉砕により得られる粉体の平均粒子径は、1μm以
下、比表面積は5m2 /g以上とすることが好ましい。
次いで、得られたスラリーにバインダーとしてPVA、
アクリル樹脂、パラフィンワックスエマルジョン等を添
加し、スプレードライアーにて乾燥・造粒して成形用粉
体とする。次いでこの粉体を用いてセラミックスの製造
における常法に従って金型プレス、CIP等により所定
の形状に成形する。これらの成形方法以外に鋳込み成
形、押出成形、射出成形等の成形方法によっても成形で
きる。この様にして得られた成形体を1400〜160
0℃、好ましくは1450〜1550℃の温度で焼成す
ることによって、目的とする耐摩耗性アルミナ質セラミ
ックスが得られる。
【0025】
【発明の効果】本発明耐摩耗性アルミナ質セラミックス
は下記の如き優れた性質を有するものである。
【0026】a)硬さ、強度及び耐衝撃抵抗に優れてい
るために、高負荷での耐摩耗性が良好である。
【0027】b)粉砕機用部材として使用した場合に、
耐摩耗性に優れているために、被粉砕物への摩耗粉の混
入が少なく、また摩耗粉が混入する場合にも、摩耗粉が
微細なため被粉砕物の均一性を害することが少ない。
【0028】c)原料として安価なアルミナを使用でき
る。
【0029】本発明の耐摩耗性アルミナ質セラミックス
は、このような特徴を活かして粉砕用メディア、ケージ
ミル用部材、内張材、粉砕用容器、ノズル、ローラ、ゲ
ージ等の耐摩耗部材として最適である。
【0030】
【実施例】以下実施例を示して本発明を更に詳細に説明
する。
【0031】実施例1 焼結体が下記表1に示した組成となるように各原料を配
合し、ポットミルで比表面積が6m2 /g以上となるよ
うに湿式粉砕を行い、次いでPVAを加えた後、スプレ
ードライヤーで乾燥・造粒し、成形用粉体を得た。続い
てこの粉体を2ton・f/cm2 の圧力でCIPによ
り球状に成形し、1350〜1650℃で焼成して、直
径10mmのボールとし、次いでこのボールの表面をバ
レル研磨して粉砕機用ボールを得た。
【0032】アルミナ原料としては、試料No.1〜8
及び10については、平均粒子径2μm、比表面積2.
5m2 /g、純度99.8%のバイヤー法より得られた
アルミナ原料を用い、試料No.9及び11について
は、平均粒子径5μm、比表面積0.8m2 /g、純度
99.8%のアルミナ原料を用い、試料No.12では
平均粒子径0.8μm、比表面積5m2 /g、純度9
9.8%のリアクティブアルミナ原料を用いた。MgO
及びCaOの原料としては、炭酸塩を使用し、ZrO2
の原料としては、ZrO2 を使用し、SiO2 の原料と
してはカオリンを使用した。尚、表1において、Al2
3 量及び焼結助剤量は、焼結体におけるZrO2 分を
除いた成分量を基準とした重量%の値で表わし、ZrO
2 量は、ZrO2 分を除いた焼結体の合計量100重量
部に対する重量部の値で表わす。
【0033】
【表1】
【0034】得られた粉砕機用ボールのかさ密度、ビッ
カース硬さ、曲げ強さ、平均結晶粒径及び最大粒子径を
下記表2に示す。試料No.1〜6の焼結体は、本発明
の条件を満足するものであり、試料No.7〜12の焼
結体は、本発明において規定する条件を少なくとも1つ
を満たしていないものである これらの粉砕機用ボールを、容量2リットルのアルミナ
製(純度92%)ボールミル中に半分まで入れ、更に水
0.8リットルを入れて、回転数100rpmで48時
間空ずりテストし、テスト前後のボール重量差をテスト
前のボール重量に対する百分率で求め、これを摩耗率と
した。結果を表2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】以上の結果から明らかなように、本発明セ
ラミックスは、摩耗率0.06%以下であり、優れた摩
耗特性を有するものであった。
【0037】また、試料No.3及び8と同様の配合の
原料を用い、焼結体の形状を直径20mm、厚さ3mm
の円板状とする以外は、試料No.3及び8と同様にし
て焼結体を作製した。この焼結体に対して、毎分4gの
量の#30の粒度の電融アルミナを、圧縮空気を用いて
400m/秒の速度で焼結体に対して80度の角度で衝
突させた。電融アルミナを衝突させた前後の焼結体の重
量差を求め、これを焼結体のかさ密度から体積換算し、
電融アルミナの単位体積当りの減量体積を摩耗量として
求めた。その結果、試料No.3の焼結体では、摩耗量
は8.5×10 -5cm3 /cm3 であったのに対し、試
料No.8の焼結体では、摩耗量は9.5×10-4cm
3 /cm3 であり、10倍以上の摩耗量であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】i)a)Al2 3 を95〜98重量%、及び b)SiO2 40〜85重量%、MgO10〜55重量%
    及びCaO5〜50重量%の三成分からなる焼結助剤の
    各成分を合計量として2〜5重量%、 含有するアルミナ焼結体からなり、 ii) 結晶粒径(D)がD(25容積%)≧0.8μm、
    1.0μm≦D(50容積%)≦3.0μm、D(80
    容積%)≦4.5μmであり、 iii)ビッカース硬さが1350以上、 iv) かさ密度が3.70g/cm3 以上 であることを特徴とする耐摩耗性アルミナ質セラミック
    ス。
  2. 【請求項2】i)a)Al2 3 、b)SiO2 40〜85重
    量%、MgO10〜55重量%及びCaO5〜50重量
    %の三成分からなる焼結助剤の各成分、並びにc)ZrO
    2を含み、 ZrO2 分を除いた成分中のAl2 3 量が95〜98
    重量%、焼結助剤の各成分の合計量が2〜5重量%であ
    って、ZrO2 分を除いた焼結体の合計量100重量部
    に対して、ZrO2 を20重量部以下含有するアルミナ
    焼結体からなり、 ii) 結晶粒径(D)がD(25容積%)≧0.8μm、
    1.0μm≦D(50容積%)≦3.0μm、D(80
    容積%)≦4.5μmであり、 iii)ビッカース硬さが1350以上、 iv) かさ密度が3.70g/cm3 以上 であることを特徴とする耐摩耗性アルミナ質セラミック
    ス。
JP6002909A 1994-01-17 1994-01-17 耐摩耗性アルミナ質セラミックス Expired - Lifetime JP2900118B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6002909A JP2900118B2 (ja) 1994-01-17 1994-01-17 耐摩耗性アルミナ質セラミックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6002909A JP2900118B2 (ja) 1994-01-17 1994-01-17 耐摩耗性アルミナ質セラミックス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07206514A true JPH07206514A (ja) 1995-08-08
JP2900118B2 JP2900118B2 (ja) 1999-06-02

Family

ID=11542491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6002909A Expired - Lifetime JP2900118B2 (ja) 1994-01-17 1994-01-17 耐摩耗性アルミナ質セラミックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2900118B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09221354A (ja) * 1996-02-13 1997-08-26 Nitsukatoo:Kk 耐摩耗性アルミナ質セラミックス及びその製造方法
US7148167B2 (en) 2003-08-28 2006-12-12 Kyocera Corporation Alumina/zirconia ceramics and method of producing the same
JP2009091196A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Nitsukatoo:Kk 耐摩耗性にすぐれたアルミナ質セラミックス及びその製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102443377A (zh) * 2011-09-30 2012-05-09 河南金源新材料科技股份有限公司 二次球磨制备中铝研磨球的方法
CN102504762A (zh) * 2011-09-30 2012-06-20 河南金源新材料科技股份有限公司 中铝研磨球及制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09221354A (ja) * 1996-02-13 1997-08-26 Nitsukatoo:Kk 耐摩耗性アルミナ質セラミックス及びその製造方法
US7148167B2 (en) 2003-08-28 2006-12-12 Kyocera Corporation Alumina/zirconia ceramics and method of producing the same
JP2009091196A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Nitsukatoo:Kk 耐摩耗性にすぐれたアルミナ質セラミックス及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2900118B2 (ja) 1999-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3080873B2 (ja) 耐摩耗性アルミナ質セラミックス及びその製造方法
US5502012A (en) Fused ceramic beads
JP4009339B2 (ja) アルミナ−ジルコニア系焼結体、その製造法及びアルミナ−ジルコニア系焼結体を用いた衝撃式粉砕機
CN114206803A (zh) 耐磨性氧化铝质烧结体
JPH07206514A (ja) 耐摩耗性アルミナ質セラミックス
JP2860953B2 (ja) ジルコニア製分散・粉砕機用部材
WO2003033433A1 (fr) Produit fritte a base de zircone presentant une excellente durabilite et element resistant a l'abrasion comprenant ce dernier
JP4927292B2 (ja) 優れた耐摩耗性および耐食性を有するアルミナ質セラミックス
JPH07187774A (ja) 高強度ジルコニア質焼結体及びその製造方法並びに粉砕用部品材料及びセラミックスダイス
JP2004075425A (ja) 部分安定化ジルコニア焼結体
JP2587767B2 (ja) 粉砕機用部材
JPH0544428B2 (ja)
JP5351405B2 (ja) 耐摩耗性にすぐれたアルミナ質セラミックス
JP4576007B2 (ja) 粉砕・分散用メディアとその製造方法
JPH0672767A (ja) 耐摩耗性ジルコニア質焼結体
JP2676008B2 (ja) 耐摩耗性ジルコニア焼結体及びその製造方法
JP2003128461A (ja) 耐久性に優れたジルコニア質焼結体およびそれを用いた粉砕・分散機用部材
JP4597320B2 (ja) 粉砕・分散・混合用メディアおよびその製造方法
JPH0639303A (ja) ジルコニア焼結体を用いた粉砕用部品材料
JPH05301775A (ja) 窒化珪素質焼結体からなる粉砕機用部材
JP2001316178A (ja) 耐久性および耐摩耗性にすぐれたジルコニア質焼結体からなる粉砕・分散用メディア
JPH06239662A (ja) 高強度ジルコニア質焼結体及びその製造方法並びに粉砕用部品材料及びセラミックスダイス
JP2004137128A (ja) 部分安定化ジルコニア焼結体
JP4773709B2 (ja) 粉砕機用部材
JP3566323B2 (ja) 粉砕機用部材

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110319

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term