JPH0720294Y2 - 自動車のドアロック装置 - Google Patents

自動車のドアロック装置

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JPH0720294Y2
JPH0720294Y2 JP9815788U JP9815788U JPH0720294Y2 JP H0720294 Y2 JPH0720294 Y2 JP H0720294Y2 JP 9815788 U JP9815788 U JP 9815788U JP 9815788 U JP9815788 U JP 9815788U JP H0720294 Y2 JPH0720294 Y2 JP H0720294Y2
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lock mechanism
key cylinder
door
lever
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稔 大田
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のドアロック装置に関する。
(従来の技術) 従来、自動車において、ドアパネル(ドア)の開操作を
規制するドアロック装置としては、上記ドアパネルの室
内側に設けられたロックノブとドアパネルの室外側に設
けられたキーシリンダとによって施錠方向または解錠方
向へ操作されるドアロック機構を有し、上記ロックノブ
による車体内方側(室内側)からのドアロック機構を施
錠操作または解錠操作する動き(以下、ロックノブの施
錠・解錠方向への動きと云う)又は、上記キーシリンダ
による車体外方側(室外側)からのドアロック機構を施
錠操作または解錠操作する動き(以下、キーシリンダの
施錠・解錠方向への動きと云う)がドアロック機構に各
々伝達されることによって、該ドアロック機構の施錠操
作または解錠操作が自在になされるようにしている(実
開昭60−97965号公報参照)。そして、駐車時など乗員
が自動車から離れる場合、キーシリンダによるドアロッ
ク機構の施錠操作によって施錠された自動車のドアは、
通常、施錠時と同様に車体外方側からのキーシリンダへ
のキー操作によってキーシリンダの解錠方向への動きが
ドアロック機構に伝達されて、ドアパネルの室内側に設
けられたアウタハンドルの開操作により開けられる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のドアロック機構は、車体内方
側からのロックノブによるドアロック機構の解錠方向へ
の操作によっても解錠可能である。そのため、例えば夏
季の炎天下に駐車した自動車で換気向上を図るべく僅か
にウインドガラスを開けた場合、ウインドガラス上方の
隙間から手を差込んでロックノブを解錠操作することに
よって、ロックノブの解錠方向への動きがドアロック機
構に伝達されて、該ドアロック機構が解錠された状態と
なる。また、ウインドガラスを壊し、その破砕口から手
を差込んでロックノブを解錠操作することによっても同
様にドアロック機構が解錠されることになる。このた
め、キーがなくても容易にアウタハンドルなどを開操作
してドアが開けられることになり、駐車中などの自動車
内における盗難防止を図る上で不利なものになるという
問題があった。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、キーシリンダおよびロックノブのドアロ
ック機構に対する連結関係に適宜改良を加え、キーシリ
ンダによるドアロック機構の施錠操作によってロックノ
ブの解錠方向への動きが阻止されるようにすることによ
り、駐車中のドアの開閉がキーシリンダによるロック機
構の施錠・解錠方向への操作のみでなされるようにし
て、駐車中などの自動車内における盗難防止を図ろうと
するものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段は、ドアパ
ネルの室内側に設けられたロックノブと上記ドアパネル
の室外側に設けられたキーシリンダとによって施錠方向
または解錠方向へ操作されるドアロック機構を有する自
動車のドアロック装置を前提とする。そして、上記キー
シリンダとドアロック機構との間に介設され、キーシリ
ンダの動きを上記ドアロック機構へ伝達するよう,キー
シリンダの操作に伴い回動する回動レバーと、上記ロッ
クノブとドアロック機構との間に介設され、ロックノブ
の動きを上記ドアロック機構に対して回動により伝達す
る操作レバーと、上記回動レバーと連動するよう,回動
レバーの回動に伴いロッド部材を介して回動可能とさ
れ、キーシリンダの操作によるドアロック機構の施錠
時、上記操作レバーに対して係合部を係合させて操作レ
バーの解錠方向への回動を阻止する阻止部材とを設ける
構成としたものである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、駐車時など乗員が自動
車から離れる場合、キー操作によってキーシリンダの動
きが回動レバーに伝達された後、この動きが回動レバー
を介してドアロック機構に伝達され、キーシリンダによ
るドアパネル外方側からのドアロック機構の施錠操作に
よってドアが施錠された状態となり、アウタハンドル
(又はインナハンドル)によるドアの開操作が規制され
る。
一方、駐車していた自動車に乗員が戻った場合、施錠時
と同様にキー操作によるキーシリンダの解錠方向への動
きが回動レバーを介してドアロック機構に伝達されて解
錠された状態となり、アウタハンドルなどによるドアの
開操作が自在となる。
その場合、キーシリンダによるドアロック機構の施錠
(操作)時には、ドアパネルの室内側のロックノブとド
アロック機構との間に介設されてロックノブの動きをド
アロック機構へ伝達する操作レバーの解錠方向への回動
(動き)が、回動レバーと連動する阻止部材により、操
作レバーに対して係合部を係合させて阻止されているの
で、僅かに開けたウインドガラス上方の隙間や、不法に
壊したウインドガラスの破砕口から手を差込むことなど
によって、ロックノブによるドア内方側からのドアロッ
ク機構の解錠方向への操作を試みてもロックノブの解錠
方向への動きが阻止部材により阻まれて操作レバーに伝
達されることはない。
また、キーシリンダによる施解錠操作は、回動レバーを
介して連動する阻止部材の回動のみに依存されるので、
キーシリンダの施解錠操作時には、阻止部材を回動させ
る操作力だけで済み、キーシリンダの施解錠時の操作力
が非常に軽い感触のものとなる。
さらに、操作レバーが阻止部材の係合部に係合すること
から、キーシリンダ施錠時の操作レバーの係止が確実に
行える。その上、キーシリンダにより施錠した場合の操
作レバーの保持状態が、阻止部材の係合部に対する単純
な係止により得られて、操作レバーおよび阻止部材に制
作誤差などがあっても、操作レバーの保持状態およびド
アロック機構の施解錠操作に影響を受けることのない簡
単なものとなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例に係るドアロック装置を用いた
自動車の助手席側のサイドドアを示し、1はドアパネル
であって、該ドアパネル1はインナパネル2とアウタパ
ネル3とを一体に接合してなり、この上縁部にはドアパ
ネル1内外を連通する開口部4が形成され、その開口部
4を介してウインドガラス5を昇降移動させてウインド
を開閉するようになされている。
上記インナパネル2の内面側(車室側)にはトリム材
(図示せず)が貼着されており、このトリム材の上下方
向略中間部には、前後方向に延びるアームレスト6が取
付けられている。上記アームレスト6の前端部には、押
込スイッチタイプのロックノブ7が設けられているとと
もに、インナハンドル8が設けられている。また、上記
アウタパネル3の上縁部後端には、アウタハンドル9が
設けられているとともに、キーシリンダ10が設けられて
いる。上記キーシリンダ10内には、第8図に示すよう
に、該キーシリンダ10のキー溝(図示せず)を挿通した
キー(図示せず)の回転操作により回動する回動軸11が
設けられている。上記回動軸11の内端部(第8図では右
側)には、共に略カム形状に形成された第1回動レバー
12および第2回動レバー13の各一端部がそれぞれ固設さ
れている。上記各回動レバー12,13の各他端部は、互い
に対向する前後方向(第8図では上下方向)にそれぞれ
突出していて、キーシリンダ10の操作に伴い回動して、
キーシリンダ10の動きをドアロック機構20に伝達するよ
うにしている。
また、上記ドアパネル1内のインナパネル2の後端部略
中央には、ドアロック機構20が設けられている。該ドア
ロック機構20は、第3図ないし第7図に拡大詳示するよ
うに、略L字状に形成された取付部材21の前面部側に位
置する連結系統22と、後面部側(ドアパネル1の後面
側)に位置するロック系統23とで構成されている。上記
連結系統22は、上記取付部材21の上部を貫通して取付部
材21の前面部側および後面部側に突出するとともに、取
付部材21に回転自在に支持された第1ピン品部材24と、
該第1ピン部材24に略中間部が固着された略L字状の第
1揺動部材25と、該第1揺動部材25の上端部を取付部材
21の内端面部21a側に付勢するスプリング26と、上記取
付部材21の内端面部21aの上端に設けられ、上記第1揺
動部材25の左側端部(インナパネル2側の端部)の所定
範囲内における上下方向への摺動を可能とする略長方形
状の第1切欠穴27と、上記第1揺動部材25の右側端部
(アウタパネル3側の端部)に回転自在に設けられた第
2ピン部材28と、該第2ピン部材28に上端が回転自在に
連結され、下端部が略二又状に左右に分岐する左側分岐
部29aおよび右側分岐部29bを有する第2揺動部材29と、
上記取付部材21の下部に回転自在に支持された第3ピン
部材30に左側上端部が固着され、上記第2揺動部材29の
左側分岐部29aの下端部に設けた第2切欠部31に摺動自
在に保持されたフランジ32aを下端部に有する第3揺動
部材32とからなる。また、上記取付部材21の内端面部21
aの上端には、略中間部が第4ピン部材33によって揺動
自在に支持された略L字状の第4揺動部材34が設けられ
ている。上記第4揺動部材34の上端部には、図示しない
ロッド部材を介して上記インナハンドル8に連結された
インナハンドル取付部34aが設けられていて、上記イン
ナハンドル8の操作(ドアパネル1の開操作)による第
4揺動部材34の下端部の上方への揺動によって、上記第
1切欠穴27の下端部側にスプリング26の付勢力により付
勢された第1揺動部材25の左側端部を上方へ揺動させる
ようになっている。さらに、上記第2ピン部材28は、上
記アウタハンドル9に上端が連結されて上下方向へ延び
る第1ロッド部材35の下端部の長穴開口部35aに遊嵌状
態で嵌合されていて、アウタハンドル9の操作(ドアパ
ネル1の開操作)による長穴開口部35aを介した第2ピ
ン部材28の下方への移動によって、上記第1揺動部材25
の右側端部を下方へ揺動させるようになっている。そし
て、上記第3揺動部材32の右側上端部には、第2ロッド
部材36を介して上記第1回動レバー12の他端部(第8図
では左側)に連結された第1回動レバー取付部32bが設
けられていて、キーシリンダ10の操作(ドアロック機構
20の施錠・解錠操作)による第3揺動部材32の左右への
揺動によって、上記第2揺動部材29を左右に揺動させる
ようになっている。
一方、上記ドアロック機構20のロック系統23は、車体側
に設けられたループ状のストライカ40に噛合い、かつ略
中心部が上記取付部材21の前面側に突出する第1ピン部
材24に固着されたフォークタイプのロック部材41と、上
記取付部材21の前面側に突出する第3ピン部材30に固着
され、上記ロック部材41を係合保持するディテントレバ
ー42とからなる。上記ディテントレバー42の下端部には
ロック解除レバー部42aが設けられており、該ロック解
除レバー部42aは、上記取付部材21の下端部に設けられ
た第3切欠穴43を介して取付部材21の前面側、つまり連
結系統22側に突出している。そして、上記ドアロック機
構20の解錠時には、上記ロック解除レバー部42aは、第
5図に示すように、上記インナハンドル8およびアウタ
ハンドル9の操作(ドアパネル1の開操作)による第2
揺動部材29の右側分岐部29bの下方への移動によって押
し下げられ、上記ディテントレバー42とロック部材41と
の係合が外れて、第3ピン部材30を介したスプリング26
の付勢力によってディテントレバー42が回転可能とな
り、インナハンドル8およびアウタハンドル9によるド
アパネル1の開操作がなされるようになっている。ま
た、上記キーシリンダ10のキー操作による第1回動レバ
ー12および第2ロッド部材36を介したドアロック機構20
の施錠時には、第6図に示すように、第3ピン部材30を
支点にした第3揺動部材32の右側端部の上方への移動に
よって第2揺動部材29が右方向に移動し、上記インナハ
ンドル8およびアウタハンドル9の開操作による第2揺
動部材29の右側分岐部29bの下方への移動が空振り状態
(ディテントレバー42のロック解除レバー部42aに当接
しない状態)となって、インナハンドル8およびアウタ
ハンドル9によるドアパネル1の開操作がキャンセルさ
れるようになっている。
さらに、第2図に拡大詳示するように、上記インナパネ
ル2の後端部略中央(ドアロック機構20の前部上方)に
は、略長方形状のプレート部材50が設けられている。上
記プレート部材50の下端部には、略中心部が第5ピン部
材51を介して回動自在に支持された略T字状の操作プレ
ート52(操作レバー)が設けられている。上記操作プレ
ート52の下端部は、上記ロックノブ7に第5ロッド部材
53を介して連結されている。また、上記操作プレート52
の後端部には、第9図にも示すように、上記ドアロック
機構20の第3揺動部材32の左側端部に設けた操作プレー
ト取付部32cに下端部が連結された第6ロッド部材54の
上端部が第1連結手段55によって連結されている。上記
第1連結手段55は、上記操作プレート52に設けられた上
下方向に延びる長穴状の開孔部52aと、一端が操作プレ
ート52の後端部に固着された板バネ56とからなり、該板
バネ56の他端にクリップ57によって連結された第6ロッ
ド部材54は、上記開孔部52a内に板バネ56に付勢されつ
つ摺動自在に支持されている。そして、上記操作プレー
ト52は、第2図中の仮想線(二点鎖線)で示すように、
上記ロックノブ7の押込操作により後方へ押された第5
ロッド部材53によって回動し、この回動に伴って上記第
6ロッド部材54を介して第3揺動部材32の左側端部を第
3ピン部材30に対して上方に揺動させ、施錠状態となっ
ていたドアロック機構20の解錠方向への操作を可能にし
ている。一方、上記操作プレート52は、上記ロックノブ
7の再度押込んだ引上操作により前方へ引張られた第5
ロッド部材53によって回動し、この回動に伴って上記第
6ロッド部材54を介して第3揺動部材32の左側端部を第
3ピン部材30に対して下方に揺動させ、解錠状態となっ
ていたドアロック機構20の施錠方向への操作を可能にし
ている。
そして、上記プレート部材50の上端部には、前端が第6
ピン部材60によって回転自在に支持されたプレート状の
阻止部材61が設けられている。該阻止部材61の後端に
は、上記第2回動レバー13の他端(後端)に上端が連結
された第7ロッド部材62の下端が第2連結手段63(第1
連結手段55と同一の構造となるためその説明を省略す
る)を介して連動するよう連結されて、第2回動レバー
13の回動に伴い第7ロッド部材62を介して回動可能とさ
れている。上記阻止部材61の下端部には、略L字状に切
欠いた係合部61aが設けられている。上記阻止部材61
は、上記キーシリンダ10のキー操作によるドアロック機
構20の施錠時、第2回動レバー13および第7ロッド部材
62を介した下方への揺動によって係合部61aが上記操作
プレート52の上端部に係合し、操作プレート52の第5ピ
ン部材51を支点とする左方向への揺動、つまり操作プレ
ート52の解錠方向への伝達動作(回動)が阻止されるよ
うになっている。一方、上記阻止部材61は、第2図の仮
想線で示すように、上記キーシリンダ10のキー操作によ
る第2回動レバー13および第7ロッド部材62を介した上
方への揺動によって、上記操作プレート52の伝達動作
(揺動)が自由になされるようになっている。
次に、上記実施例の作用・効果について説明するが、駐
車時など乗員が自動車から離れる場合、キー操作によっ
て、ドアパネル1のアウタパネル3に設けたキーシリン
ダ10の動きが第1回動レバー12および第2回動レバー13
に伝達される。しかる後、この動きが第1回動レバー12
側から第2ロッド部材23を介してドアロック機構20に伝
達され、第3ピン部材30を支点にした第3揺動部材32の
右側端部の上方への移動によって第2揺動部材29が左方
向に移動し、キーシリンダ10によるドアパネル1外方側
からのドアロック機構20の施錠操作によってドアパネル
1が施錠された状態となる。この場合、インナハンドル
8およびアウタハンドル9の開操作による第2揺動部材
29の右側分岐部29bの下方への移動が空振り状態(ディ
テントレバー42のロック解除レバー部42aに当接しない
状態)となって、インナハンドル8およびアウタハンド
ル9によるドアパネル1の開操作が規制される。
一方、駐車していた自動車に乗員が戻った場合、施錠時
と同様にキー操作によるキーシリンダ10の解錠方向への
動きが第1回動レバー12側から第2ロッド部材23を介し
てドアロック機構20に伝達され、第3ピン部材30を支点
にした第3揺動部材32の右側端部の下方への移動によっ
て第2揺動部材29が右方向に移動し、キーシリンダ10に
よるドアパネル1外方側からのドアロック機構20の解錠
操作によってドアパネル1が解錠された状態となる。こ
の場合、インナハンドル8およびアウタハンドル9の開
操作による第2揺動部材29の右側分岐部29bの下方への
移動によってディテントレバー42のロック解除レバー部
42aが下方に押し下げられ、ディテントレバー42による
ロック部材41の係合が外れて、アウタハンドル9などに
よるドアパネル1の開操作が自在となる。
その場合、キーシリンダ10によるドアロック機構20の施
錠(操作)時には、ドアパネル1の室内側のロックノブ
7とドアロック機構20との間に介設されてロックノブ7
の動きをドアロック機構20へ伝達する操作プレート52の
解錠方向への伝達動作(回動)が、上記第2回動レバー
13と連動する阻止部材61により、操作プレート52の上端
部に対して係合部61aを係合させて阻止されている。こ
のことによって、僅かに開けたウインドガラス上方の隙
間や、不法に壊したウインドガラスの破砕口から手を差
込むことなどによって、ロックノブ7によるドアパネル
1内方側からのドアロック機構20の解錠方向への操作を
試みてもロックノブ7の解錠方向への動きが阻止部材61
により阻まれて操作プレート52に伝達されることがな
い。この結果、駐車中のドアパネル1の開閉がキーによ
るロック機構20の施錠・解錠操作のみでなされることに
なり、駐車中などの自動車内における盗難防止を図るこ
とができる。
また、キーシリンダ10による施解錠操作は、第2回動レ
バー13を介して連動する阻止部材61の回動のみに依存さ
れるので、キーシリンダ10の施解錠操作時には、阻止部
材61を回動させる操作力だけで済み、キーシリンダ10の
施解錠時の操作力を非常に軽い感触にして、キーシリン
ダ10の操作性の向上を図ることができる。
さらに、キーシリンダ10の施錠操作時に操作プレート52
が阻止部材61の係合部61aに対して係合することから、
キーシリンダ施錠時の操作プレート52の係止を確実に行
うことができる。その上、キーシリンダ10により施錠し
た場合の操作プレート52の保持状態が、阻止部材61の係
合部61aに対する単純な係止により得られて、操作プレ
ート52および阻止部材61に制作誤差などがあっても、操
作プレート52の保持状態およびドアロック機構20の施解
錠操作に影響を受けることのない簡単なものにすること
ができる。
(考案の効果) 以上の如く、本考案における自動車のドアロック装置に
よれば、室外側のキーシリンダの操作によるドアロック
機構の施錠時、室内側のロックノブとドアロック機構と
の間の操作レバーの解錠方向への伝達動作を阻止部材に
より阻止するので、ウインドガラスの隙間や破砕口から
差込んだ手によってロックノブの解錠方向への動きがド
アロック機構に伝達されて解錠操作されることがなく、
駐車中のドアの開閉がキーによるロック機構の施錠・解
錠操作のみでなされることになり、よって駐車中などの
自動車内における盗難防止を図ることができる。
しかも、キーシリンダによる施解錠操作を回動レバーを
介した阻止部材の回動のみで行えることにより、キーシ
リンダの施解錠時の操作力を非常に軽い感触のものにし
てキーシリンダの操作性の向上を図ることができる。さ
らに、操作レバーと阻止部材の係合部との単純な係合に
より、キーシリンダ施錠時の操作レバーの係止を確実に
行うことができるとともに、操作レバーの保持状態およ
びドアロック機構の施解錠操作に影響を受けない簡単な
ものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は室外側か
ら視たドアパネルの正面図、第2図は第1図の要部拡大
図、第3図はドアロック機構の連結系統側から視た斜視
図、第4図はインナパネル側から視たドアロック機構の
側面図、第5図はドアロック機構の解錠状態を示す連結
系統の正面図、第6図はドアロック機構の施錠状態を示
す連結系統の正面図、第7図はドアロック機構のロック
系統の作動を示す説明図、第8図はキーシリンダの側面
図、第9図は第2図のIX−IX線における断面図である。 1……ドアパネル、2……インナパネル、3……アウタ
パネル、7……ロックノブ、10……キーシリンダ、12…
…第1回動レバー、13……第2回動レバー、20……ドア
ロック機構、52……操作プレート、61……阻止部材、61
a……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアパネルの室内側に設けられたロックノ
    ブと上記ドアパネルの室外側に設けられたキーシリンダ
    とによって施錠方向または解錠方向へ操作されるドアロ
    ック機構を有する自動車のドアロック装置において、上
    記キーシリンダとドアロック機構との間に介設され、キ
    ーシリンダの動きを上記ドアロック機構へ伝達するよ
    う,キーシリンダの操作に伴い回動する回動レバーと、
    上記ロックノブとドアロック機構との間に介設され、ロ
    ックノブの動きを上記ドアロック機構に対して回動によ
    り伝達する操作レバーと、上記回動レバーと連動するよ
    う,回動レバーの回動に伴いロッド部材を介して回動可
    能とされ、キーシリンダの操作によるドアロック機構の
    施錠時、上記操作レバーに対して係合部を係合させて操
    作レバーの解錠方向への回動を阻止する阻止部材とを設
    けたことを特徴とする自動車のドアロック装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010070914A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Honda Lock Mfg Co Ltd 車両用ドアロック装置

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JPS6220619U (ja) * 1985-07-23 1987-02-07

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JPH0218877U (ja) 1990-02-07

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