JPH0720250U - 竪形研磨機に於ける板ガラスの搬出装置 - Google Patents

竪形研磨機に於ける板ガラスの搬出装置

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JPH0720250U
JPH0720250U JP5211493U JP5211493U JPH0720250U JP H0720250 U JPH0720250 U JP H0720250U JP 5211493 U JP5211493 U JP 5211493U JP 5211493 U JP5211493 U JP 5211493U JP H0720250 U JPH0720250 U JP H0720250U
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glass
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明 白井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下位辺縁の研磨ずみ板ガラスを自動的に往行
側搬送路の基端に戻すようにした竪形研磨機に於ける板
ガラス搬出装置を提供する。 【構成】 往行側搬送路1により立てかけた姿勢の板ガ
ラスを搬送すると共に、搬送途中に回転砥石5により板
ガラスの下位辺縁を研磨し、往行側搬送路の至端に到達
した板ガラスを受け渡し装置11により復行側搬送路9
の基端上に立てかけた姿勢で受け渡す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、板ガラスの四辺縁を研磨する竪形研磨機に於ける板ガラスの搬出 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、竪形研磨機で板ガラスの四辺の縁を研磨する場合、入れ込みパレットに 搭載してある板ガラスを入手により竪形研磨機の左端に入れ込む。
【0003】 竪形研磨機の左端に入れ込んだ板ガラスは、コンベヤにより右端方向に走行す ると共に、走行途中に回転砥石により下位の辺縁を研磨する。
【0004】 研磨後の板ガラスが竪形研磨機の右端に到着すると、人手により取り上げて9 0度旋回し、そして竪形研磨機の左端に供給する。
【0005】 以上の繰り返しにより板ガラスの四辺の縁を研磨し、竪形研磨機の右端に到着 した研磨ずみの板ガラスを人手により取り上げて取り上げパレットに搭載する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような研磨手順によると、竪形研磨機の右端に到達した板ガラスを入手 により竪形研磨機の左端迄運ぶので、入れ込み側と取り上げ側とに二人の作業者 が必要になる。 このため、人件費が著しくアップする問題があった。
【0007】 そこで、この考案の課題は、取り上げ側に作業者を必要としない板ガラスの搬 出装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するために、この考案は、往行側搬送路により立てかけた姿 勢の板ガラスを搬送すると共に、上記往行側搬送路の片側の滑走案内装置により 板ガラスの裏面を受け止め、また上記往行側搬送路の途中の回転砥石により板ガ ラスの下位辺縁を研磨する竪形研磨機において、上記往行側搬送路の板ガラスの 表面に対向する側に立てかけた姿勢の板ガラスの表面側を滑走案内装置により受 け止めて搬送する復行側搬送路を並設し、また、上記往行側搬送路の至端手前に 前記往行側搬送路上の板ガラスを上記復行側搬送路上に供給するような受け渡し 装置を設けた構成を採用する。
【0009】
【作用】
往行側搬送路の基端部に人手により立てかけた姿勢の板ガラスを供給する。
【0010】 往行側搬送路上の立てかけた姿勢の板ガラスは、滑走案内装置により裏面を受 け止めて搬送され、搬送途中の板ガラスの下辺縁を回転砥石により研磨する。
【0011】 研磨後の板ガラスは、往行側搬送路の至端に向う。
【0012】 往行側搬送路の至端手前に板ガラスが到達すると、待機している受け渡し装置 により板ガラスを受け取り、そして復行側搬送路の基端部に板ガラスを受け渡す 。
【0013】 復行側搬送路の基端部上に受け渡した立てかけた姿勢の板ガラスは、滑走案内 装置により表面を受け止めて搬送され、復行側搬送路の至端に到達した板ガラス を人手により取り下ろすと共に、90度旋回(次の研磨縁が下位になるように) し、そして、往行側搬送路の基端上に供給する。
【0014】
【実施例】
以下、この考案に係る実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0015】 図1及び図2に示すAは周知の竪形研磨機である。
【0016】 上記竪形研磨機Aによる立てかけた姿勢に供給した板ガラスaの下位辺縁の研 磨は、往行側搬送路1を形成する上流ローラコンベヤ2(それぞれのローラを駆 動する)上に板ガラスaを供給すると、次の往行側を対向させた二条の中流ベル トコンベヤ3により板ガラス3aの表裏両面の下部を挾み込んで荷受けすると共 に、搬送し、その後に下流ローラコンベヤ4(それぞれのローラを駆動する)に 荷受けして搬送し、上記中流ベルトコンベヤ3により挾み込んで搬送する間にお いて、板ガラスaの下位辺の縁を直列状に並ぶ回転砥石5により研磨する。
【0017】 また、立てかけた姿勢で搬送する板ガラスaは、往行側搬送路1の片側、すな わち、板ガラスaの裏面を滑走案内装置6により受け止めるようになっている。
【0018】 上記の滑走案内装置6は、衝立て状のフレーム7と、このフレーム7に多段状 で、かつフレーム7の全長に所定の間隔を存して軸承した回転子8とで構成され ている。
【0019】 さらに、往行側搬送路1の片側、すなわち、板ガラスa表面側には、往行側搬 送路1の全長にわたって平行する復行側搬送路9が設けられており、前記復行側 搬送路9は、図示の場合、それぞれのローラを駆動する形式のローラコンベヤ1 0を用いたが、ベルトコンベヤを用いることもある。
【0020】 また、復行側搬送路9の片側全長には、板ガラスaの表面を受け止める往行側 搬送路1の滑走案内装置6と同様の滑走案内装置6が設けてある。
【0021】 さらに、往行側搬送路1の至端手前には、往行側搬送路1上の板ガラスaを復 行側搬送路9の基端部上に供給する受け渡し装置11が設けてある。
【0022】 上記の受け渡し装置11は、図示の場合、往行側搬送路1と復行側搬送路9と の間の下方にピン12を介し下端を回動自在に支持した左右二本の揺動体13と 、この両揺動体13の上端にピン14を介し両端を回動自在に連結した連結部材 15と、支持部材16に据え付けると共に、片方の揺動体13に先端を回動自在 に連結した第1シリンダ17と、復行側搬送路9側のピン14を介し下端を回動 自在に支持した柱材18と、この柱材18の板ガラスaの裏面に対向する前面の 上下間に設けた複数段の吸盤19と、連結部材15上から起立するスタンド20 に据え付けると共に、柱材18に先端を回動自在に連結した第2シリンダ21と 、後退待機位置に戻る柱材18が納まるようにフレーム7に設けた欠除部22と で構成し、往行側搬送路1の至端部に下位辺縁の研磨ずみ板ガラスaが到達する と、第1シリンダ17が収縮作用して、図3反時計方向に揺動体13を回動する 。 すると、図3左方向に柱材18が前進する。
【0023】 このとき、柱材18の前進直後に板ガラスaの裏面に当接する各吸盤19内を 接続ホース(図示省略)などを介して吸引するので、板ガラスaを吸着する。
【0024】 しかして、吸盤19を介し柱材18に保持した板ガラスaは、柱材18の前進 にともない往行側搬送路1から受け取り、復行側搬送路9上に向け移送すると、 共に、第2シリンダ21の伸長作用により復行側搬送路9のフレーム7の方向に 柱材18を倒して、回転子8に板ガラスaの表面をもたせかける。
【0025】 その後に各吸盤19内の吸引を解除して、復行側搬送路9上に板ガラスaを受 け渡す。
【0026】 板ガラスaの受け渡し後の柱材18は、第2シリンダ21の収縮作用により引 きおこし、また、第1シリンダ17の伸長作用により待機位置迄後退させるよう にしたが、昇降並びに左右方向にスライドするクランプ装置(図示省略)などに より受け渡すようにしてもよい。
【0027】 なお、吸盤19による板ガラスaの吸引は、例えば板ガラスaの搬送速度を検 出すると共に板ガラスaの搬送方向前後縁間の二等分線と吸盤19のセンタとが 合致し、かつ吸着するように第1シリンダ17を収縮作用させるとよい。
【0028】 上記復行側搬送路9上に受け渡した板ガラスaは、搬送され、復行側搬送路9 の至端側に到達した板ガラスaは、人手により取り下ろすと共に、90度旋回し て往行側搬送路1の基端部に供給する。
【0029】 なお、図4に示すように、柱材18の下部に回動支軸31を有するアーム32 を突出させて、このアーム32の先端に受けローラ33を設けると共に、据え付 けた第3シリンダ34の先端をアーム32に回動自在に連結しておくと、第3シ リンダ34の伸長作用により上昇停止している受けローラ33によって受け渡す 迄の板ガラスaの下端を受架し、板ガラスaの受け渡し後第3シリンダ34を収 縮作用させてアーム32と共に受けローラ33を降下すると、柱材18の後退時 板ガラスaの下縁と受けローラ33との引っかかりを回避することができる。
【0030】
【効果】
この考案に係る竪形研磨機に於ける板ガラスの搬出装置は、以上のように構成 してあるので、下位辺縁を研磨して往行側搬送路の至端に到達した板ガラスを受 け渡し装置により復行側搬送路に受け渡し、復行側搬送路の至端に到達した板ガ ラスを人手により往行側搬送路に供給するのみでよい。
【0031】 このため作業者の人員を減少すると共に、能率よく研磨することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る実施例の側面図
【図2】同上の平面図
【図3】同正面図
【図4】同上の要部を示す拡大正面図
【符号の説明】
A 竪形研磨機 a 板ガラス 1 往行側搬送路 2 上流ローラコンベヤ 3 中流ベルトコンベヤ 4 下流ローラコンベヤ 5 回転砥石 6 滑走案内装置 7 フレーム 8 回転子 9 復行側搬送路 10 ローラコンベヤ 11 受け渡し装置 12 ピン 13 揺動体 14 ピン 15 連結部材 16 支持部材 17 第1シリンダ 18 柱材 19 吸盤 20 スタンド 21 第2シリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往行側搬送路により立てかけた姿勢の板
    ガラスを搬送すると共に、上記往行側搬送路の片側の滑
    走案内装置により板ガラスの裏面を受け止め、また上記
    往行側搬送路の途中の回転砥石により板ガラスの下位辺
    縁を研磨する竪形研磨機において、上記往行側搬送路の
    板ガラスの表面に対向する側に立てかけた姿勢の板ガラ
    スの表面側を滑走案内装置により受け止めて搬送する復
    行側搬送路を並設し、また、上記往行側搬送路の至端手
    前に前記往行側搬送路上の板ガラスを上記復行側搬送路
    上に供給するような受け渡し装置を設けたことを特徴と
    する竪形研磨機に於ける板ガラスの搬出装置。
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