JPH0720059Y2 - 断熱ケース - Google Patents
断熱ケースInfo
- Publication number
- JPH0720059Y2 JPH0720059Y2 JP1988031913U JP3191388U JPH0720059Y2 JP H0720059 Y2 JPH0720059 Y2 JP H0720059Y2 JP 1988031913 U JP1988031913 U JP 1988031913U JP 3191388 U JP3191388 U JP 3191388U JP H0720059 Y2 JPH0720059 Y2 JP H0720059Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- insulating material
- plate
- box
- side wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cartons (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、外気によって温まると困るような食料品或
いは冷えるといけない商品等の包装に有用な断熱ケース
に関するものである。
いは冷えるといけない商品等の包装に有用な断熱ケース
に関するものである。
従来、冷やしておかなければならない食料品等は、店頭
において冷凍ショーケース等の中に収納されており、こ
れが販売された場合、品物によっても相違するが、発泡
合成樹脂製容器に入れたり、又は少し大きなサイズの紙
箱に入れその側壁との隙間にドライアイス片を詰合せる
ようにして保冷されていた。
において冷凍ショーケース等の中に収納されており、こ
れが販売された場合、品物によっても相違するが、発泡
合成樹脂製容器に入れたり、又は少し大きなサイズの紙
箱に入れその側壁との隙間にドライアイス片を詰合せる
ようにして保冷されていた。
一方冷えるといけない商品に対しても発泡合成樹脂製容
器を用いることが多かった。
器を用いることが多かった。
ところが、発泡合成樹脂製容器では、表面に凹凸があっ
て汚なく且つ印刷が容易にできず、強度的にも脆くてコ
ーナが破損しやすい等の問題点があった。
て汚なく且つ印刷が容易にできず、強度的にも脆くてコ
ーナが破損しやすい等の問題点があった。
この考案は、従来のこのような問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、発泡合成樹脂製
容器の断熱効果を利用すると共に表面に印刷が容易な断
熱ケースを提供しようとするものである。
ものであり、その目的とするところは、発泡合成樹脂製
容器の断熱効果を利用すると共に表面に印刷が容易な断
熱ケースを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、この考案における断熱ケー
スは、底壁の周縁に側壁を連設したトレイ形発泡合成樹
脂製断熱材と、この断熱材を被覆する厚紙製外包体とか
ら身箱及び蓋箱をそれぞれ形成し、身箱の側壁上面に蓋
箱側壁の下面を突合させて封緘するものであり、前記身
箱と蓋箱を形成する前記断熱材の側壁の突き合せ面に互
に嵌まり合う凹所と凸所を形成し、前記外包体は、平板
の四辺に延長して外側板、頂板及び内側板を順次連設
し、この頂板上に、前記断熱材の凹所と凸所に対応する
貫孔を形成してなるものである。
スは、底壁の周縁に側壁を連設したトレイ形発泡合成樹
脂製断熱材と、この断熱材を被覆する厚紙製外包体とか
ら身箱及び蓋箱をそれぞれ形成し、身箱の側壁上面に蓋
箱側壁の下面を突合させて封緘するものであり、前記身
箱と蓋箱を形成する前記断熱材の側壁の突き合せ面に互
に嵌まり合う凹所と凸所を形成し、前記外包体は、平板
の四辺に延長して外側板、頂板及び内側板を順次連設
し、この頂板上に、前記断熱材の凹所と凸所に対応する
貫孔を形成してなるものである。
この考案によると、発泡合成樹脂製断熱材が一枚の型紙
状抜ブランクで全表面が完全に被覆され、補強されると
共に印刷が可能であり、身箱と蓋箱とを同一形状にする
と成形金型が一個ですむ。
状抜ブランクで全表面が完全に被覆され、補強されると
共に印刷が可能であり、身箱と蓋箱とを同一形状にする
と成形金型が一個ですむ。
厚紙製外包体によって被覆された断熱材に形成された凹
所と凸所が外包体の貫孔を介して直接嵌まり合うため、
身箱と蓋箱とががたつくことなくぴったりと嵌まり合
う。
所と凸所が外包体の貫孔を介して直接嵌まり合うため、
身箱と蓋箱とががたつくことなくぴったりと嵌まり合
う。
この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。この
断熱ケースは、比較的肉厚の方形状底壁１の周縁に対向
する２対の側壁２及び側壁３が連設されたトレイ形発泡
合成樹脂製断熱材４と、この断熱材４を被覆する段ボー
ル等の厚紙製外包体５とから身箱Ａが形成されると共に
同じようにして同形状の蓋箱Ｂが形成され、身箱Ａの四
角筒形側壁の上面に蓋箱Ｂの四角筒形側壁の下面を突合
せて（第３図参照）封緘されるものである。
断熱ケースは、比較的肉厚の方形状底壁１の周縁に対向
する２対の側壁２及び側壁３が連設されたトレイ形発泡
合成樹脂製断熱材４と、この断熱材４を被覆する段ボー
ル等の厚紙製外包体５とから身箱Ａが形成されると共に
同じようにして同形状の蓋箱Ｂが形成され、身箱Ａの四
角筒形側壁の上面に蓋箱Ｂの四角筒形側壁の下面を突合
せて（第３図参照）封緘されるものである。
断熱材４には、対の側壁３の一方の上面中央に角形凹所
６が設けられると共に他方の側壁３の上面中央に凹所６
に対応する大きさの角形凸所７が設けられている。この
凹所６及び凸所７は蓋箱Ｂにも同じように設けられてお
り、相互に凹所へ凸所を噛合せると身箱Ａと蓋箱Ｂとが
がたつくことなくぴったりと嵌まり合うようになる（第
３図参照）。
６が設けられると共に他方の側壁３の上面中央に凹所６
に対応する大きさの角形凸所７が設けられている。この
凹所６及び凸所７は蓋箱Ｂにも同じように設けられてお
り、相互に凹所へ凸所を噛合せると身箱Ａと蓋箱Ｂとが
がたつくことなくぴったりと嵌まり合うようになる（第
３図参照）。
外包体５は、第２図に示す展開図の抜ブランクＸから形
成される。この抜ブランクＸは、身箱では底面板となり
蓋箱では天面板となる方形状平板８の一方の対向する端
縁に折目線９を介して外側板10、頂板11、及び内側板12
が順次連設され、平板８の他方の対向する端縁に折目線
13を介して外側板14、頂板15及び内側板16が順次連設さ
れ、外側板14の両端縁に外折込片17が、また内側板16の
両端縁に内折込片18がそれぞれ連設されたものである。
成される。この抜ブランクＸは、身箱では底面板となり
蓋箱では天面板となる方形状平板８の一方の対向する端
縁に折目線９を介して外側板10、頂板11、及び内側板12
が順次連設され、平板８の他方の対向する端縁に折目線
13を介して外側板14、頂板15及び内側板16が順次連設さ
れ、外側板14の両端縁に外折込片17が、また内側板16の
両端縁に内折込片18がそれぞれ連設されたものである。
内側板16の自由端両コーナには組立時切欠き（第１図参
照）となる切込線19が設けられ、他方の内側板12の自由
端両コーナには上記切欠きに嵌入する小さい係止片20が
突設されている。
照）となる切込線19が設けられ、他方の内側板12の自由
端両コーナには上記切欠きに嵌入する小さい係止片20が
突設されている。
更に頂板15の中央部には、断熱材の側壁３の凹所６又は
凸所７に対応する方形状貫孔21が設けられている。
凸所７に対応する方形状貫孔21が設けられている。
上述の抜ブランクＸで断熱材４を被覆する場合は、平板
８上に断熱材４を載置し、先ず外側板14、頂板15及び内
側板16を屈曲させて断熱材の側壁３を包みながら側壁２
の外側に外折込片17を、また内側に内折込片18をそれぞ
れ折り重ね、次に外側板10、頂板11及び内側板12を屈曲
させて断熱材の側壁２及び両折込片17、18を包むと共に
切込線19からなる切欠きに係止片20を指先で押込み係止
させる。この際予め断熱材４の底壁１上に段ボール等の
厚紙からなる方形状中板22を嵌入しておくことができ、
この中板は、各内側板の下端で押圧抜止め状態となる。
８上に断熱材４を載置し、先ず外側板14、頂板15及び内
側板16を屈曲させて断熱材の側壁３を包みながら側壁２
の外側に外折込片17を、また内側に内折込片18をそれぞ
れ折り重ね、次に外側板10、頂板11及び内側板12を屈曲
させて断熱材の側壁２及び両折込片17、18を包むと共に
切込線19からなる切欠きに係止片20を指先で押込み係止
させる。この際予め断熱材４の底壁１上に段ボール等の
厚紙からなる方形状中板22を嵌入しておくことができ、
この中板は、各内側板の下端で押圧抜止め状態となる。
なお、断熱材４における側壁３上面の対称形凹所及び凸
所は他の形状のものでもよく、また外包体５における外
折込片17及び内折込片18は無くてもよい。
所は他の形状のものでもよく、また外包体５における外
折込片17及び内折込片18は無くてもよい。
前記断熱ケースを使用する際には、身箱Ａの中に例えば
冷凍ショーケースから出した食料品を収納し、凹所６に
凸所７が対向するようにして蓋箱Ｂを突合せて封緘がな
される。身箱及び蓋箱は凹所と凸所とがぴったりと噛合
っておりがたつくことがなく且つ比較的広幅の側壁上面
で当接しており断熱効果が大きい。
冷凍ショーケースから出した食料品を収納し、凹所６に
凸所７が対向するようにして蓋箱Ｂを突合せて封緘がな
される。身箱及び蓋箱は凹所と凸所とがぴったりと噛合
っておりがたつくことがなく且つ比較的広幅の側壁上面
で当接しており断熱効果が大きい。
また身箱Ａと蓋箱Ｂの側面の突合せ箇所に合成樹脂テー
プ等を貼着すると更に断熱効果が上がる。
プ等を貼着すると更に断熱効果が上がる。
この考案は、上述の通り構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
する効果を奏する。
発泡合成樹脂製断熱材が厚紙製外方包体で被覆されてい
て外観上体裁がよく且つ印刷が容易で販売促進上効果的
であり、また断熱材の脆いコーナが補強されて取扱上安
全である。また厚紙製外包体を用いたので吸湿性があり
結露による弊害も防止できる。
て外観上体裁がよく且つ印刷が容易で販売促進上効果的
であり、また断熱材の脆いコーナが補強されて取扱上安
全である。また厚紙製外包体を用いたので吸湿性があり
結露による弊害も防止できる。
厚紙製外包体によって被覆された断熱材に形成された凹
所と凸所が外包体の貫孔を介して直接嵌まり合うため、
身箱と蓋箱とががたつくことなくぴったりと嵌まり合う
という効果がある。
所と凸所が外包体の貫孔を介して直接嵌まり合うため、
身箱と蓋箱とががたつくことなくぴったりと嵌まり合う
という効果がある。
第１図は、この考案の実施例を示す分解斜視図、第２図
は同上の外包体の展開図、第３図は同上の組立状態を示
す縦断面図である。 Ａ……身箱、Ｂ……蓋箱、Ｘ……抜ブランク、１……底
壁、２、３……側壁、４……断熱材、５……外包体、８
……平板、10、14……外側板、11、15……頂板、12、16
……内側板、22……中板。
は同上の外包体の展開図、第３図は同上の組立状態を示
す縦断面図である。 Ａ……身箱、Ｂ……蓋箱、Ｘ……抜ブランク、１……底
壁、２、３……側壁、４……断熱材、５……外包体、８
……平板、10、14……外側板、11、15……頂板、12、16
……内側板、22……中板。
Claims (1)
- 【請求項１】底壁の周縁に側壁を連設したトレイ形発泡
合成樹脂製断熱材と、この断熱材を被覆する厚紙製外包
体とから身箱及び蓋箱をそれぞれ形成し、身箱の側壁上
面に蓋箱側壁の下面を突合せて封緘するものであり、前
記身箱と蓋箱を形成する前記断熱材の側壁の突き合せ面
に互に嵌まり合う凹所と凸所を形成し、前記外包体は、
平板の四辺に延長して外側板、頂板及び内側板を順次連
設し、この頂板上に、前記断熱材の凹所と凸所に対応す
る貫孔を形成してなる断熱ケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988031913U JPH0720059Y2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | 断熱ケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988031913U JPH0720059Y2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | 断熱ケース |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01134085U JPH01134085U (ja) | 1989-09-12 |
| JPH0720059Y2 true JPH0720059Y2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=31258132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988031913U Expired - Lifetime JPH0720059Y2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | 断熱ケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0720059Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6033081U (ja) * | 1983-08-11 | 1985-03-06 | 積水化成品工業株式会社 | 断熱容器 |
| JPS62113017U (ja) * | 1985-12-30 | 1987-07-18 |
-
1988
- 1988-03-09 JP JP1988031913U patent/JPH0720059Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01134085U (ja) | 1989-09-12 |
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