JPH0719956Y2 - 車両の車体構造 - Google Patents

車両の車体構造

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JPH0719956Y2
JPH0719956Y2 JP1989018541U JP1854189U JPH0719956Y2 JP H0719956 Y2 JPH0719956 Y2 JP H0719956Y2 JP 1989018541 U JP1989018541 U JP 1989018541U JP 1854189 U JP1854189 U JP 1854189U JP H0719956 Y2 JPH0719956 Y2 JP H0719956Y2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/088Details of structures as upper supports for springs or dampers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/12Mounting of springs or dampers
    • B60G2204/124Mounting of coil springs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/12Mounting of springs or dampers
    • B60G2204/128Damper mount on vehicle body or chassis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60G2206/00Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
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    • B60G2206/60Subframe construction

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両のメインボデーとフロントボデー又はリヤ
ボデーとを結合する部分の車体構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、車両の車体構造においては、第20図及び第21図に
示される如く、フロントボデー下部には、車両前後方向
に沿ってフロントサイドメンバ80が配置されており、そ
の後端部80Aは、メインボデー下部に車両前後方向に沿
って配置されたロツカ82に結合されている。
一方、リヤボデー下部には、車両前後方向に沿ってリヤ
フロアサイドメンバ88が配置されており、その前端部88
Aは、ロツカ82に結合されている。
しかしながら、このフロントボデーにおいては、フロン
トサイドメンバ80の後部80Aに車両上下方向下側及び車
幅方向外側への曲がり部が有るため、車体にねじり変形
が生じ易い。
一方、リヤボデーにおいては、リヤフロアサイドメンバ
88の前部88Aに、車両上下方向下側及び車幅方向外側へ
の曲がり部が有るため、車体にねじり変形が生じ易い。
従って、上記従来の車体構造においては、メインボデー
とフロントボデーとの結合部98及びメインボデーとリヤ
ボデーとの結合部100を中心とする各部の剛性が不十分
であるため、高速走行時の車体振動等が発生することが
ある。
なお、上記と関連する従来技術としては、実開昭63-112
79号公報及び米国特許番号4,440,435号公報が開示され
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記事実を考慮し、メインボデーとフロントボ
デーとの結合剛性又はメインボデーとリヤボデーとの結
合剛性を向上させることができる車両の車体構造を得る
ことが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案は、車両の車幅方向両
端下部に車両前後方向に沿って配設されたロツカと、こ
のロツカの前方に配設されたフロントスプリングサポー
トと、前記ロツカに後端部が継合され前端部が前記フロ
ントスプリングサポートに結合されており平面視におい
て軸線が直線となったフロントストラツトメンバと、上
部が車体後側上方へ傾斜した傾斜部とされたフロントピ
ラーと、前記傾斜部の下方延長線上に有り前記フロント
ピラーと前記フロントストラツトメンバとを連結するカ
ウルサイドリインフォースと、を備えたことを特徴とし
ている。
〔作用〕
本考案では、ロツカ前端部とフロントスプリングサポー
トとを平面視において軸線が直線となったフロントスト
ラツトメンバで連結したので、フロントストラツトメン
バのねじり変形を受ける部分を少なくすることができ、
ロツカとフロントスプリングサポートとの結合剛性を向
上することができるため、メインボデーとフロントボデ
ーとの結合剛性が向上する。
さらに、フロントピラーの傾斜部の下方延長線上に有り
フロントピラーとフロントストラツトメンバとを連結す
るカウルサイドリインフォースにより、フロントストラ
ツトメンバの受ける曲げ力をフロントピラーの傾斜部の
軸方向力として受けるため、少ない部品点数でメインボ
デーとフロントボデーとの結合剛性を向上することがで
きる。
〔実施例〕
本考案の第1実施例を第1図〜第12図に従って説明す
る。
第1図及び第2図に示される如く、車両10の車幅方向
(第1図上下方向)両端下部には、各々車両前後方向に
沿ってロツカ12が配置されている。
第3図及び第4図に示される如く、このロツカ12はロツ
カアウタ12A及びロツカインナ12Bで構成されている。こ
のロツカアウタ12Aは垂直断面形状が略コ字形先端から
垂直上フランジ部12D及び垂直下フランジ部12Eが突出さ
れ、開口部を車幅方向内側へ向けたハツト形とされてい
る。
また、ロツカアウタ12Aの車幅方向内側には、ロツカア
ウタ12Aに沿ってロツカインナ12Bが配置されている。こ
のロツカインナ12Bは、垂直断面形状がコ字形先端から
垂直上フランジ部12F及び垂直下フランジ部12Gが突出さ
れ、開口部を車幅方向外側へ向けたハツト形とされてい
る。この垂直上フランジ部12F及び垂直下フランジ部12G
は、ロツカアウタ12Aの垂直上フランジ部12D及び垂直下
フランジ部12Eに車幅方向内側から溶着されている。
ロツカ12の前端部にはフロントピラー14が車両上方へ向
けて立設されている。このフロントピラー14は、フロン
トピラーアウタ18、フロントピラーインナ20、フロント
ピラーロアインナ21、フロントピラーリインフオース22
で構成されている。
フロントピラーアウタ18は、基部18Aが三角形状に前方
へ突出しており、基部18Aの上端には、長手方向が車両
後上方へ延長された傾斜部18Bが形成されている。この
傾斜部18Bは、フロントウインドの車幅方向両端部を支
持している。
この傾斜部18Bの延長部となる基部18Aの前上縁部は、車
幅方向外側へ直角に折り曲げられ、フランジ部18Cとな
っている。また、基部18Aの後端部は、車幅方向内側へ
直角に折り曲げられ、フランジ部18Dとなっており、そ
の先端部は、車両後方へ直角に折り曲げられフランジ部
18Eとなっている。
フロントピラーアウタ18の傾斜部1Bは、長手方向から見
た断面形状が、開口を車幅方向内側へ向けた略コ字形を
している。この傾斜部18Bの車両後方脚部17の先端部
は、車両後方へ直角に折り曲げられフランジ部17Aとな
っている。一方、傾斜部18Bの車両前方脚部19の先端部
は、車両内側方向へ延長されフランジ部19Aとなってい
る。
さらに、フロントピラーアウタ18の基部18Aの下端部
は、車両後方向へ延長されており、突出部18Fとなって
いる。この突出部18Fの水平部18Jはロツカアウタ12Aの
上面12Hに車両上下方向上側から溶着されている。また
突出部18Fは、水平部18Jが車幅方向外側端部が下方へ直
角に折り曲げられ垂直フランジ部18Gとなっており、こ
の垂直フランジ部18Gは、ロツカアウタ12Aの車幅方向外
側面12Jに車幅方向外側から溶着されている。
また、突出部18Fは水平部18Jの車幅方向内側端部が上方
へ直角に折り曲げられ垂直フランジ部18Hとなってお
り、この垂直フランジ部18Hは、ロツカアウタ12Aの垂直
フランジ部12Dに車幅方向外側から溶着されている。
フロントピラーインナ20は、下部が車両上下方向に沿っ
た板材となっており、上部がフロントピラーアウタ18の
傾斜部18Bに沿った傾斜部20Bとなっている。この傾斜部
20Bの長手方向から見た断面形状はL字状となってお
り、車幅方向内側へ向けてフランジ部20Aが形成されて
いる。このフランジ部20Aは、略車両後方からフロント
ピラーアウタ18のフランジ部19Aに溶着されている。
また、フロントピラーインナ20の長手方向に沿った後縁
部20Cは、車幅方向内側からフロントピラーアウタ18の
フランジ部17Aに溶着されている。従って、フロントピ
ラー14の傾斜部14Bは閉断面構造となっている。
フロントピラーインナ20の車両上下方向下側には、フロ
ントピラーロアインナ21が配置さている。このフロント
ピラーロアインナ21は、水平断面形状がL字状をしてお
り、車両前方が車幅方向外側へ直角に折り曲げられ折曲
部21Aとなっている。さらに、折曲部21Aの先端は車両前
方に直角に折り曲げられフランジ部21Bとなっている。
このフランジ部21Bは、フロントピラーアウタ18の基部1
8Aの中央部に車幅方向内側から溶着されている。
また、フロントピラーロアインナ21の後縁部21Cは、フ
ロントピラーアウタ18のフランジ部18Eに溶着されてお
り、フロントピラー14の基部14Aの後部は、フロントピ
ラーアウタ18とフロントピラーロアインナ21とによっ
て、車両上下方向に沿った閉断面となっている。
さらに、フロントピラーアウタ18とフロントピラーイン
ナ20との間及びフロントピラーアウタ18とフロントピラ
ーロアインナ21との間には、フロントピラーリインフオ
ース22がフロントピラーアウタ18の後方脚部17及びフラ
ンジ部18Dに沿って配置されている。このフロントピラ
ーリインフオース22は、水平断面形状がコ字形先端から
垂直前フランジ部22A及び垂直後フランジ部22Bが突出さ
れ、開口部を車幅方向内側へ向けたハツト形とされてい
る。
この垂直前フランジ部22A及び垂直後フランジ部22Bは、
各々フロントピラーインナ20及びフロントピラーロアイ
ンナ21に車幅方向外側から溶着されている。
フロントピラーリインフオース22の下端部22Cは、車両
前後方向に広幅となっており、垂直断面形状が車幅方向
内側へ開口部を向けたコ字形とされている。フロントピ
ラーリインフオース22の下面22Dの車幅方向内側端部は
車両下方へ直角に折り曲げられ、フランジ部22Eとなっ
ており、ロツカアウタ12Aの垂直フランジ部12Eの前端部
に、車幅方向内側から溶着されている。
ロツカ12とフロントピラー14との結合部には、平面視に
おいて軸線が直線となったフロントストラツトメンバ24
の後端部24Bが車幅方向内側から溶着されており、この
フロントストラツトメンバ24の先端部24Aは、フロント
ピラー14より車両前方へ一定距離隔たったところに配置
された、フロントスプリングサポート16に結合されてい
る。
このフロントスプリングサポート16は、水平断面形状が
車幅方向内側へ円弧状に膨出した形状をしており、車両
上下方向に軸線を向けて配置されている。
フロントストラツトメンバ24は、フロントストラツトメ
ンバリインフオース26、フロントストラツトメンバイン
ナ27、フロントストラツトメンバアウタ28とで構成され
ている。
このフロントストラツトメンバリインフオース26は板材
であり、中央部が車両後上方へ膨張し、円弧状とされて
いる。フロントストラツトメンバリインフオース26の上
端部26Aは車幅方向外側から、フロントスプリングサポ
ート16の車幅方向外側面16Cに溶着されている。
フロントストラツトメンバインナ27は、フロントストラ
ツトメンバリインフオース26の車幅方向内側に、フロン
トストラツトメンバリインフオース26に沿って配置され
ている。このフロントストラツトメンバインナ27の長手
方向垂直断面形状は、コ字形先端から垂直上フランジ部
27A及び垂直下フランジ部27Bが突出され、車幅方向外側
へ開口を向けたハツト形とされている。この垂直上フラ
ンジ部27A及び垂直下フランジ部27Bは、フロントストラ
ツトメンバリインフオース26の周縁部26Bに溶着されて
いる。
また、フロントストラツトメンバインナ27の前端部は、
車幅方向内側へフロントスプリングサポート16の外周に
沿って膨出し膨出部27Cとなっている。この膨出部27Cの
上面27Dはフロントスプリングサポート16の上面16Aの周
縁部に車両上下方向上側から溶着されている。
また、この膨出部27Cの下面27Eの前端部は車両下方へ直
角に折り曲げられフランジ部27Fとなっている。このフ
ランジ部27Fは、フロントスプリングサポート16の車幅
方向内側外周16Bの後半分に溶着されている。
すなわち、膨出部27Cは、フロントスプリングサポート1
6の後半分を抱き込むようになっている。
フロントストラツトメンバアウタ28は、フロントストラ
ツトメンバリインフオース26の車幅方向外側に、フロン
トストラツトメンバリインフオース26に沿って配置され
ている。
このフロントストラツトメンバアウタ28は長手直角断面
形状がコ字形先端から車両上下方向へフランジ部28Aが
突出されており、このフランジ部28Aは、フロントスト
ラツトメンバアウタ28の前端部及び後端部にも車両上下
方向に沿って形成されている。フランジ部28Aは、フロ
ントストラツトメンバリインフオース26の周縁部26Bに
車幅方向外側から溶着されている。
また、フロントストラツトメンバアウタ28の後端部28B
は、コ字形断面の深さが徐々に浅くなっており、その車
幅方向外側面28Dには、フロントピラーリインフオース2
2のフランジ部22Eが溶着されている。またフランジ部28
Aの後端上部は、ロツカアウタ12Aの垂直上フランジ部12
Dへ車幅方向内側から溶着されており、フランジ部28Aの
後端下部は、ロツカアウタ12Aの垂直下フランジ部12Eへ
車幅方向内側から溶着されている。
フロントピラー14の傾斜部14Bの下方延長線上には、カ
ウルサウドリインフオース32が配置されている。
このカウルサウドリインフオース32は板材33及び突出部
材34で構成されている。板材33は後部33Aが広幅となっ
ており、フロントピラーインナ20の下部20Dに車幅方向
外側から溶着されている。また板材33は前部33Bの幅が
狭くなっており、車両上辺33Cは前方が車幅下方へ傾斜
した傾斜辺となっている。
突出部材34は、長手方向から見た断面形状が車幅方向内
側に開口34Bを向けたコ字形をしており、この前部34Aは
コ字形断面の深さが徐々に浅くなっている。また開口34
Bの周縁部には垂直フランジ部34Cが形成されており、板
材33に車幅方向外側から溶着されていいる。
フロントストラツトメンバアウタ28の中央部の後上側面
28Cには、コ字形をした切欠部30が形成されている。こ
の切欠部30には、カウルサイドリインフオース32の前端
部32Aが挿入されている。また、切欠部30の周縁部には
フランジ部30Aがフランジ部28Aと連続的に形成されてお
り、カウルサイドリインフオース32の突出部材34に溶着
されている。さらに、カウルサイドリインフオース32の
板材33の前端部33Bは、フロントストラツトメンバリイ
ンフオース26に溶着されている。
フロントスプリングサポート16の車両前後方向前側に
は、フロントサイドメンバ40が結合されている。このフ
ロントサイドメンバ40は、フロントサイドメンバインナ
42とエプロン44とで構成されている。エプロン44の後端
部44Aの垂直断面形状は車幅方向内側に垂直片44Bを備
え、車両上下方向上側に水平片44Cを備えたL字形とさ
れており、この垂直片44Bがフロントスプリングサポー
ト16の車幅方向外側面16Cに車幅方向外側から溶着され
ている。
また、エプロン44の車両前後方向前側下方へかけては車
幅方向内側へ膨出しており、膨出部44Dとなっている。
この膨出部44Dの車幅方向内側端部は下方へ垂直に折り
曲げられており、垂直片44Bと連続した垂直フランジ部4
4Eとなっている。
フロントサイドメンバインナ42は、エプロン44の膨出部
44Dの車幅方向内側に沿って配置されており、長手方向
から見た断面形状はコ字形先端から垂直上フランジ部42
A及び垂直下フランジ部42Bが突出され、開口部を車幅方
向外側へ向けたハツト形状とされている。こ垂直上フラ
ンジ部42A及び垂直下フランジ部42Bは、エプロン44の垂
直フランジ部44Eへ車幅方向内側から溶着されて閉断面
を構成している。
また、フロントサイドメンバインナ42の後端部は車幅方
向外側へ膨出した幅広部42Cとなっており、上面42Dの縁
部がフロントスプリングサポート16の上面16Aの縁部に
車両上下方向上側から溶着されている。
この幅広部42Cの下面42Eの後端部は、車両上下方向下側
へ直角に折り曲げられ垂直下フランジ部42Fとなってお
り、フロントスプリングサポート16に溶着されている。
すなわち、幅広部42Cはフロントスプリングサポート16
の前半分を抱き込むようになっている。
さらに、車幅方向両端部に配置された各々のフロントス
トラツトメンバ24の後端部24Bは、車幅方向に沿って配
置されたフロアクロスメンバ46によって互に結合されて
いる。また、フロントサイドメンバインナ42の前端下部
には、ブレース48が配置されており、このブレース48の
車両上下方向上端部に形成された水平上フランジ部48A
は、フロントサイドメンバインナ42の下面42Eに溶着さ
れている。
ブレース48の車両上下方向下端部48Bは、閉断面メンバ
により矩形状に構成され、フロントボデー下部に水平に
配置されたサブフレーム50に結合されており、このサブ
フレーム50の後部50Aは、フロアクロスメンバ46と結合
されている。
次に、後部車体構造を説明する。
第5図〜第7図に示される如く、ロツカ12の車両前後方
向後側には、リヤホイルハウス55の一部を構成している
リヤホイルハウスアウタ56が配置されている。
このリヤホイルハウスアウタ56の車両前後方向前側へ延
長された垂直フランジ部56Aは、その車幅方向内側面が
ロツカアウタ12Aの垂直上フランジ部12Dの後端部に車幅
方向外側から溶着されている。
リヤホイルハウスアウタ56の車両幅方向内側には、リヤ
ホイルハウス55の他の一部を構成しているリヤホイルハ
ウスインナ60が配置されている。リヤホイルハウスイン
ナ60の車両前方へ延長された垂直フランジ部60Aは、そ
の車幅方向外側面がロツカインナ12Bの垂直上フランジ
部12Fの後端部に車幅方向内側から溶着されている。
また、リヤホイルハウスインナ60の前端部は車両上下方
向下側へ突出し、突出部60Fとなっている。この突出部6
0Fには、リヤホイルハウスアウタ56の前端部に車幅方向
内側へ向けて突出された垂直フランジ部56Fが車両前後
方向前側から溶着されている。
さらに、垂直フランジ部60Aに連続して、リヤホイルハ
ウスインナ60の車両上下方向上側周縁部には、垂直フラ
ンジ部60Bが形成されており、この垂直フランジ部60B
は、リヤホイルハウスアウタ56の車両上下方向上側周縁
部に垂直フランジ部56Aに連続して、形成された垂直フ
ランジ部56Bに車幅方向内側から溶着されている。
リヤホイルハウスインナ60の車両前後方向の中央部は車
両上下方向に沿って車幅方向内側へ膨出しており、リヤ
スプリングサポートメンバ62となっている。このリヤス
プリングサポートメンバ62の上端部には、リヤスプリン
グサポート63が溶着されている。
ロツカ12及びリヤホイルハウス66の車幅方向内側には、
車両前後方向に沿って前リヤフロアサイドメンバ66が配
置されている。この前リヤフロアサイドメンバ66の前端
部の垂直断面形状は、開口部を車幅方向外側へ向けたコ
字形とされており、上面66Eの車幅方向外側端部66Dは、
ロツカインナ12Bの上面12Kに溶着されている。また下面
66Fの車幅方向外側端部は、下側へ直角に折り曲げられ
フランジ部66Gとなっており、ロツカインナ12Bの車幅方
向内側面12Lに溶着されている。
また、前リヤフロアサイドメンバ66の前端部には、車両
前方へ向けて垂直フランジ部60Cが形成されており、こ
の垂直フランジ部60Cは、幅方向内側から、ロツカイン
ナ12Bの車幅方向内側面12Lに溶着されている。
前リヤフラアサイドメンバ66の中央部及び後端部の垂直
断面形状は、コ字形先端から垂直上フランジ部66A及び
垂直下フランジ部66B突出され、開口部を車幅方向外側
へ向けたハツト形とされている。
前リヤフロアサイドメンバ66の後端部の垂直上フランジ
部66A及び垂直下フランジ部66Bは、各々リヤスプリング
サポート62に車幅方向内側から溶着されている。
前リヤフロアサイドメンバ66の後端部66Hには、後リヤ
フロアサイドメンバ67の前端部67Cが車両上下方向下側
から溶着されている。この後リヤフロアサイドメンバ67
の垂直断面形状は、コ字形先端から水平外フランジ部67
A及び水平内フランジ部67Bが突出され、開口部を車幅方
向上側へ向けたハツト形とされている。
この水平外フランジ部67A及び水平内フランジ部67Bは、
各々第5図仮想線で示される、リヤフロアパン68に車両
上下方向下側から溶着されている。
ロツカインナ12Bの後端部には、平面視において軸線が
直線となったリヤサイドメンバリインフオース70が配置
されている。このリヤサイドメンバリインフオース70が
前部及び中央部の垂直断面形状は、コ字形先端から垂直
上フランジ部70A及び垂直下フランジ部70Bが突出され、
開口部を車幅方向外側へ向けたハツト形とされている。
また、リヤサイドメンバリインフオース70の前端部は、
ハツト形の深さが徐々に浅くなっており、ロツカインナ
12Bのコ字形内に挿入されている。
リヤサイドメンバリインフオース70の垂直上フランジ部
70Aはロツカアウタ12Aの垂直上フランジ部12Dとロツカ
インナ12Bの垂直上フランジ部12Fとの間に溶着されてい
る。はた、リヤサイドメンバリインフオース70の垂直下
フランジ部70Bはロツカアウタ12Aの垂直下フランジ部12
Eとロツカインナ12Bの垂直下フランジ部12Gとの間に溶
着されている。
リヤサイドメンバリインフオース70の車幅方向内側面70
Fの前部には、前リヤフロアサイドメンバ66の中央部の
垂直上フランジ部66A及び垂直下フランジ部66Bが車幅方
向内側から溶着されている。
リヤサイドメンバリインフオース70の中央部の垂直上フ
ランジ部70A及び垂直下フランジ部70Bは、リヤホイルハ
ウスインナ20の車幅方向内側面60Cに車幅方向内側から
溶着されている。
リヤサイドメンバリインフオース70の後端部には、リヤ
スプリングサポートメンバ62の上部を抱き込むように切
欠れた、切欠部70Cが形成されている。この切欠部70Cの
上面内周には、車両上下方向上側へ向けて垂直上フラン
ジ部70Dが形成されており、この垂直上フランジ部70D
は、リヤスプリングサポートメンバ62の上部に溶着され
ている。
また、この切欠部70Cの下面内周には、車両上下方向下
側へ向けて垂直下フランジ部70Eが形成されており、こ
の垂直下フランジ部70Eは、リヤスプリングサポートメ
ンバ62の上部に溶着されている。
リヤホイルハウスアウタ56の車両上下方向上側には、リ
ヤピラー58が配置されており、このリヤピラー58の下端
部58Aは、リヤホイルハウスアウタ56の上端部56Cに車幅
方向外側から溶着されている。
リヤピラー58の車両方向外側には、リヤピラー58の後部
に沿ってリヤピラーリインフオース64が配置されてい
る。このリヤピラーリインフオース64は水平断面がコ字
形先端から垂直前フランジ部64A及び垂直後フランジ部6
4Bが突出され、車幅方向内側へ開口を向けたハツト形と
されている。この垂直前フランジ部64A及び垂直後フラ
ンジ部64Bは、リヤピラー58の車幅方向外側面に溶着さ
れている。
リヤピラーリインフオース64の下端部には、コ字形フラ
ンジ部64Cが形成されており、このフランジ部64Cは、リ
ヤホイルハウスアウタ56に形成された車幅方向外側への
膨出部56Dへ車両上下方向上側から溶着されている。
リヤピラーリインフオース64の下部には、車両上下方向
に沿って、ホイルハウスリインフオース72が配置されて
おり、このホイルハウスリインフオース72の上端部72A
の垂直断面形状は、車両上下方向上側へ開口部を向けた
コ字形となっている。この上端部72Aは、車幅方向内側
からリヤホイルハウスアウタ56の上部56Cに穿設された
貫通孔56Eを貫通しており、上端部72Aの車両前後方向前
側脚部72Bは、リヤピラーリインフオース64の車両前後
方向前側脚部64Eに溶着されている。また上端部72Aの車
両前後方向後側脚部72Cは、リヤピラーリインフオース6
4の車両前後方向後側脚部64Fに溶着されている。
ホイルハウスリインフオース72の中央部及び下部の水平
断面形状は、コ字形先端から前側垂直フランジ部72D及
び後側フランジ部72Eが突出され、開口部を車幅方向外
側へ向けたハツト形とされている。この前側垂直フラン
ジ部72D及び後側フランジ部72Eはホイルハウスインナ60
の後部車幅方向内側面60Eに車幅方向外側から溶着され
ている。
また、ホイルハウスリインフオース72の下端部はコ字形
の深さが徐々に浅くなっており、前側垂直フランジ部72
Dの下端部と後側フランジ部72Eの下端部とは、フランジ
部72Fで連結されている。このフランジ部72Fは、ホイル
ハウスインナ60の後部車幅方向内側面60Eに車両幅方向
外側から溶着されている。
従って、第1実施例の車両の車体構造のフロントボデー
では、フロントストラツトメンバ24とフロントサイドメ
ンバ40とにより、平面視において軸線が直線となった骨
格によりロツカ12とフロントスプリングサポート16とが
連結されている。さらに、サブフレーム50によりロツカ
12に対して車両上下方向にオフセツトが無い骨格が形成
されている。
また、リヤボデーでは、リヤサイドメンバリインフオー
ス70により、平面視において軸線が直線となった骨格に
よりロツカ12とリヤスプリングサポート62とが連結され
ている。
このため、フロントボデー及びリヤボデー双方のねじり
変形を受ける部分が少なくなり、メインボデーとフロン
トボデーとの結合剛性及びメインボデーとリヤボデーと
の結合剛性が向上する。
また、第20図及び第21図に示される如く、従来技術にお
いては、フロントボデー部の2本の骨格を構成するフロ
ントサイドメンバ80とエプロンアツパメンバ84とを結合
しているエプロン86が、パネル部材である。このため、
エプロン86に対して直角方向(車幅方向)の変形が生じ
易くフロントボデー全体の剛性が低い。
これに対して第1実施例の車両の車体構造のフロントボ
デーでは、カウルサイドリインフオース32により、フロ
ントストラツトメンバー24の受ける曲げ力をフロントピ
ラー14の傾斜部14Bの軸方向力として受ける。このた
め、メインボデーとフロントボデーとの結合剛性が向上
する。
また、第1実施例の車両の車体構造のリヤボデーでは、
リヤピラーリンフオース64及びホイルハウスリインフオ
ース72が、リヤピラー58、リヤホイルハウスアウタ56及
びリヤホイルハウスインナ60に結合している。このた
め、メインボデーとリヤアンダボデーとの結合剛性が向
上する。
さらに、第20図及び第21図に示される如く、従来技術に
おいては、ルーフサイドメンバ94とリヤフロアサイドメ
ンバ88とを結合しているホイルハウスインナ96が、パネ
ル部材である。このため、ホイルハウスインナ96に対し
て、直角方向(車幅方向)の変形が生じ易くリヤボデー
全体の剛性が低い。
これに対して第1実施例の車両の車体構造のリヤボデー
では、前リヤフロアサイドメンバ66、ホイルハウスリイ
ンフオース72及びリヤサイドメンバリインフオース70と
によってリヤスプリングサポートメンバ62の周辺に三角
形の骨格が形成されている。このためリヤボデーの結合
剛性がさらに向上する。
従って、第1実施例の車体構造に、ロツカ12へ車両上方
向(第2図及び第20図の矢印A方向)から荷重を加えた
場合には、第1実施例の車体構造のたわみ(第8図破
線)は第20図及び第21図に示される従来構造のたわみ
(第8図破線)と比較して、車両後端部を除いて少なく
なる。
また、第1実施例の車体構造に、フロントボデーへ車両
上下方向(第2図及び第21図の矢印B、C方向)から荷
重を加えた場合には、第1実施例の車体構造のねじれ角
(第9図実線)は、第20図及び第21図に示される従来構
造のねじれ角(第9図破線)と比較して少なくなる。
また、第1実施例の車体構造の車両前後方向中央(セン
ターピラ近傍)を固定した場合のフロントサスペンシヨ
ンの上下剛性(第10図D1)は、第20図及び第21図に示さ
れる従来構造のフロントサスペンシヨンの上下剛性(第
10図D2)と比較して大きくなる。かつ、第1実施例の車
体構造のセンターピラ近傍を固定した場合のリヤサスペ
ンシヨンの左右剛性(第10図E1)は、第20図及び第21図
に示される従来構造のリヤサスペンシヨンの左右剛性
(第10図E2)と比較して大きくなる。
また、第1実施例の車体構造の場合、最も低いピーク値
を示す周波数における振動モード(第11図実線)は、第
20図及び第21図に示される従来構造の前記振動モード
(第11図破線)の如く、メインボデーとフロントボデー
との結合部F及びリヤボデーとフロントボデーとの結合
部Gが大きく変形する3節曲げモードとならない。従っ
て、高速走行時のボデー振動が少ない。
また、第1実施例の車体構造の着力点モビリテイ(第12
図実線)は、第20図及び第21図に示される従来構造の着
力点モビリテイ(第12図破線)と比較して、周波数が50
Hz〜100Hzの近傍の場合を除いて小さくなる。
従って、第1実施例の車両の車体構造においては、操安
性能、高速走行時の車体振動性能、粗面路走行時の騒音
性能が向上する。
次に、本考案の第2実施例について第13図〜第15図に従
って説明する。
なお、第1実施例と同一部材については、同一符号を付
して説明を省略する。
第13図〜第15図に示される如く、リヤサイドメンバリイ
ンフオース110の前端の垂直断面形状は、コ字形先端か
ら垂直上フランジ部110A及び垂直下フランジ部110Bが突
出され開口部を車幅方向外側へ向けたハツト形とされて
いる。
またこのリヤサイドメンバリインフオース110前端部
は、車両前後方向前側上方から後側下方にかけて斜めに
切断されており、同様に切断された、ロツカインナ12B
の車両前後方向後端部に連続的に配置されている。ま
た、垂直上フランジ部110Aは、ロツカアウタ12Aの垂直
上フランジ部12Dに車幅方向内側から溶着されており、
垂直下フランジ部110Bは、ロツカアウタ12Aの垂直下フ
ランジ部12Eに車幅方向内側から溶着されている。
また、ロツカアウタ12Aの後端部には、車幅方向内側へ
フランジ部12Mが突出されており、このフランジ部12M
は、リヤホイルハウスアウタ56の垂直フランジ部56Fに
溶着されている。
リヤサイドメンバリインフオース110の中央部及び後端
部は、リヤホイルハウスインナ60の前端部60Gの下側か
らリヤホイルハウスインナ60の車幅方向内側へ挿入され
ている。このリヤサイドメンバリインフオース110の中
央部及び後端部の垂直断面形状は、コ字形先端から垂直
上フランジ部112A及び垂直下フランジ部112Bが突出され
開口部を車幅方向内側へ向けたハツト形とされている。
この垂直上フランジ部112A及び垂直下フランジ部112B
は、リヤホイルハウスインナ60の前部車幅方向内側面60
C及びリヤスプリングサポートメンバ62の上端内側面に
車幅方向外側から溶着されている。
従って、第2実施例においても、第1実施例と同様にリ
ヤボデーでは、前リヤサイドメンバ66、ホイルハウスリ
インフオース72及びリヤサイドメンバリインフオース11
0とによってリヤスプリングサポートメンバ62の周辺に
三角形の骨格が形成されている。このためリヤボデーの
結合剛性がさらに向上する。
なお、第1実施例及び第2実施例においては、平面視に
おいて軸線が直線となったサイドメンバをメインボデー
とフロントドデーとの結合部及びメインボデーとリヤボ
デーとの結合部の双方に設けたが、これに代えて、平面
視において軸線が直線となったサイドメンバをメインボ
デーとフロントドデーとの結合部又はメインボデーとリ
ヤボデーとの結合部のどちらか一方に設けてもよい。例
えば、メインボデーとフロントドデーとの結合部のみに
平面視において軸線が直線となったサイドメンバ設け、
後部車体構造を以下のようにしてもよい。
すなわち、第16図〜第18図に示される如く、リヤホイル
ハウスインナ60の前側車幅方向内側面60Cには、リヤス
プリングサポートメンバ62の上端部近傍から前下部にか
けて車幅方向内側に膨出した段部60Gが形成されてい
る。
この段部60Gの車両前後方向前側には、段部60Gに沿って
フロントリインフオース116が溶着されている。このフ
ロントリインフオース116の長手方向に沿った垂直断面
形状はL字形とされており、車両前後方向前側面116Aの
車幅方向外側端部は車両前後方向前側へ直角に折り曲げ
られフランジ部116Bとなっている。このフランジ部116B
は、リヤホイルハウスインナ60の前側車幅方向内側面60
Cに車幅方向内側から溶着されている。
また、フロントリインフオース116の車幅方向内側面116
Cの車両前後方向後端は車幅方向内側へ直角に折り曲げ
られ、フランジ部116Dとなっている。このフランジ部11
6Dは、リヤホイルハウスインナ60の段部60Gの車両前後
方向前面60Hに溶着されている。
さらに、フロントリインフオース116の上端部は、L字
形の深さが徐々に浅くなっており、フランジ部116B及び
フランジ部116Dに連続的にフランジ部116Eが形成されて
いる。このフランジ部116Eは、リヤスプリングサポート
メンバ62の車両前後方向前側面62Cに溶着されている。
また、フロントリインフオース116の下端部は、L字形
の深さが徐々に浅くなっており、フランジ部116B及びフ
ランジ部116Dに連続的にフランジ部116Fが形成されてい
る。このフランジ部116Fはリヤホイルハウスインナ60の
車両前後方向前側面60Hの下端部に溶着されている。
リヤスプリングサポートメンバ62の車両前後方向後側に
は、車両上下方向に沿ってリヤリインフオース118が溶
着されている。このリヤリインフオース118の長手方向
に沿った垂直断面形状はL字形とされており、車両前後
方向後側面118Aの車幅方向外側端部は車両前後方向後側
へ直角に折り曲げられフランジ部118Bとなっている。こ
のフランジ部118Bは、リヤホイルハウスインナ60の後側
車幅方向内側面60Eに車幅方向内側から溶着されてい
る。
また、リヤリインフオース118の車幅方向内側面118Cの
車両前後方向前端は車幅方向内側へ直角に折り曲げら
れ、フランジ部118Dとなっている。このフランジ部118D
は、リヤスプリングサポートメンバ62の車両前後方向後
面62Aに溶着されている。
さらに、リヤリインフオース118の上端部は、L字形の
深さが徐々に浅くなっており、フランジ部118B及びフラ
ンジ部118Dと連続的にフランジ部118Eが形成され、この
フランジ部118Eは、リヤスプリングサポートメンバ62の
車両前後方向後側面62Aの上端部に溶着されている。
また、リヤリインフオース118の下端部は、L字形の深
さが徐々に浅くなっており、フランジ部118B及びフラン
ジ部118D連続的にフランジ部118Fが形成され、このフラ
ンジ部118Fはリヤホイルハウスインナ60の後側車幅方向
内側面60Eの下端部に車幅方向内側から溶着されてい
る。
車幅方向両端部に配置された各々のリヤスプリングサポ
ートメンバ62の間にはクロスメンバ120が配置されてい
る。このクロスメンバ120は、クロスメンバアツパ122及
びクロスメンバロア124で構成されている。このクロス
メンバアツパ122の車幅方向に沿った垂直断面形状は車
両上下方向下側に開口部を向けたコ字形とされており、
車幅方向両端部は車両前後方向へ膨出した広幅部122Aと
なっている。
この広幅部122Aには車幅方向外側から切欠部122Bが形成
され、この切欠部122Bの周縁部は、リヤスプリングサポ
ートメンバ62の上面62Bに溶着されている。また、クロ
スメンバアウタ122の上面122Cの車幅方向両端部は、上
方へ直角に折り曲げられ、フランジ部112Dとなってお
り、このフランジ部112Dは、リヤホイルハウスインナ60
のフランジ部60Bに溶着されている。
さらに、クロスメンバアウタ122の車両前後方向前側面1
22Eの車幅方向両端部は、リヤスプリングサポートメン
バ62の前側面62C及びフロントリインフオース116の上端
部に溶着され、閉断面を形成している。またこの前側面
122Eの車幅方向両端は車両前後方向前側へ直角に折り曲
げられフランジ部112Fとなっており、このフランジ部11
2Fはリヤホイルハウスインナ60のフランジ部60Bに溶着
されている。
また、クロスメンバアウタ122の車両前後方向後側面122
Gの車幅方向両端部は、リヤスプリングサポートメンバ6
2の後側面62A及びリヤリインフオース118の上端部に溶
着され、閉断面を形成している。また後側面122Gの車幅
方向両端は車両前後方向後側へ直角に折り曲げられフラ
ンジ部112Hとなっており、このフランジ部112Hは、リヤ
ホイルハウスインナ60のフランジ部60Bに溶着されてい
る。
クロスメンバアウタ122の車両上下方向下側には、クロ
スメンバロア124が溶着されている。このクロスメンバ
ロア124の車幅方向に沿った断面形状は、基部124Aの両
端から垂直前フランジ部124B及び垂直後フランジ部124C
が突出され、開口部を車両上下方向下側へ向けたコ字形
とされている。この垂直前フランジ部124B及び垂直後フ
ランジ部124Cは、クロスメンバアウタ122の車両前後方
向前側面122Eの下端部及び車両前後方向後側面122Gの下
端部にそれぞれ溶着されている。
また、クロスメンバロア124の基部124Aの車幅方向両端
は車両上下方向下側に折り曲げられ、フランジ部124Dと
なっており、このフランジ部124Dは、リヤスプリングサ
ポートメンバ62の車幅方向内側面62Eに溶着され、閉断
面を形成している。
従って、この後部車体構造においては、車幅方向両端部
に配置されたリヤスプリングサポートが閉断面を形成す
るクロスメンバ120によって互に連結されている。ま
た、リヤホイルハウス部に、フロントリインフオース11
6とリヤホイルハウスインナ60とによって略車両上下方
向に沿って閉断面が形成されており、リヤリインフオー
ス118とリヤホイルハウスインナ60とによって車両上下
方向に沿って閉断面が形成されている。さらに、クロス
メンバ120、フロントリインフオース116及びリヤリイン
フオース118とのよって、リヤホイルハウス55及びリヤ
スプリングサポートメンバ62の上部外周に閉断面部が形
成されている。
このため、この後部車体構造においては、着力点近傍の
局部変形が防止され、着力点剛性が向上する。例えば、
第19図に示される如く、この後部車体構造の着力点剛性
(第19図実線)は、クロスメンバ120、フロントリイン
フオース116及びリヤリインフオース118を設けない場合
(第19図破線)と比較して、左右剛性が1.3倍程度向上
すると共に、上下剛性が1.5倍程度向上する。
〔考案の効果〕
本考案は上記構成としたため、メインボデーとフロント
ボデーとの結合剛性を向上させることができる優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の車両の車体構造を示す概略斜平面
図、第2図は第1図II-II線断面図、第3図は第1実施
例の車両の前部車体構造を示す概略斜視図、第4図は第
3図の分解斜視図、第5図は第1実施例の車両の後部車
体構造を示す車両前後方向前側から見た概略斜視図、第
6図は第1実施例の車両の後部車体構造を示す車両前後
方向後側から見た概略斜視図、第7図は第6図の分解斜
視図、第8図は車体とたわみとの関係を示すグラフ、第
9図は車体とねじれとの関係を示すグラフ、第10図は車
体の上下剛性及び左右剛性を示すグラフ、第11図は車体
と振幅との関係を示すグラフ、第12図はスプリングサポ
ート上下加振時の周波数とモビリテイとの関係を示すグ
ラフ、第13図は第2実施例の車両の後部車体構造を示す
車両前後方向前側から見た概略斜視図、第14図は第2実
施例の車両の後部車体構造を示す車両前後方向後側から
見た概略斜視図、第15図は第13図の分解斜視図、第16図
はリヤサスペンシヨン部の結合剛性を向上する構成を示
す車両前後方向前側から見た概略斜視図、第17図はリヤ
サスペンシヨン部の結合剛性を向上する構成を示す車両
前後方向後側から見た概略斜視図、第18図は第16図の分
解斜視図、第19図は左右方向及び上下方向の剛性比を示
すグラフ、第20図は従来の車両の車体構造を示す概略斜
平面図、第21図は従来の車両の車体構造を示す概略側断
面面図である。 12……ロツカ、16……フロントスプリングサポート、24
……フロントストラツトメンバ、40……フロントサイド
メンバ、62……リヤスプリングサポートメンバ、63……
リヤスプリングサポート、66……前リヤフロアサイドメ
ンバ、70……リヤサイドメンバリインフオース、110…
…リヤサイドメンバリインフオース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の車幅方向両端下部に車両前後方向に
    沿って配設されたロツカと、このロツカの前方に配設さ
    れたフロントスプリングサポートと、前記ロツカに後端
    部が継合され前端部が前記フロントスプリングサポート
    に結合されており平面視において軸線が直線となったフ
    ロントストラツトメンバと、上部が車体後側上方へ傾斜
    した傾斜部とされたフロントピラーと、前記傾斜部の下
    方延長線上に有り前記フロントピラーと前記フロントス
    トラツトメンバとを連結するカウルサイドリインフォー
    スと、を備えたことを特徴とする車両の車体構造。
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