JPH0719886A - 自動車の走行情報提供装置 - Google Patents

自動車の走行情報提供装置

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Publication number
JPH0719886A
JPH0719886A JP16676393A JP16676393A JPH0719886A JP H0719886 A JPH0719886 A JP H0719886A JP 16676393 A JP16676393 A JP 16676393A JP 16676393 A JP16676393 A JP 16676393A JP H0719886 A JPH0719886 A JP H0719886A
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JP
Japan
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data
vehicle
road
traveling
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP16676393A
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English (en)
Inventor
Tatsuaki Taniguchi
龍昭 谷口
Shigeyuki Satomura
成行 里村
Yutaka Tagawa
裕 田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】燃料残量に依るものとなる自動車の走行可能距
離を実際の走行可能距離から懸け離れないものとして算
出でき、かつ、走行可能距離に対応する走行可能域を自
動車の乗員が容易かつ的確に認識できるものとなす。 【構成】走行経路データ,燃料残量データ,走行距離デ
ータ及び道路状況情報供給部(14)からの自動車が走
行する予定の経路あるいは走行する可能性がある経路に
ついての道路状況情報をあらわすデータに基づいて、自
動車が走行する予定の経路あるいは走行する可能性があ
る経路についての、その経路における道路状況が考慮さ
れたもとでの走行可能距離を算出する走行可能距離設定
部(15)と、走行可能距離に対応する自動車の走行可
能域に関する表示もしくは報知を行う情報提供部(1
6)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の乗員に対し
て、その自動車に装備された燃料タンク内に残留する燃
料量及び他の条件に応じて設定される、自動車が走行可
能とされる範囲に関する情報を提供する自動車の走行情
報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車を目的地まで走行させるにあた
り、自動車に装備された燃料タンク内に残留している燃
料量、即ち、燃料残量を、通常、インスツルメント・パ
ネル部に配されたものとされる燃料計によって確認する
ことに加えて、その後燃料を補給することなく実際に自
動車を走行させることができる距離、即ち、走行可能距
離を把握できるようにされることが、その自動車の乗員
にとって望まれる。特に、目的地までの途中において、
高速道路を走行する際、あるいは、燃料補給所(所謂、
ガソリン・スタンド等)の所在数が比較的少とされた地
域における道路を走行する際にはおいては、その要望度
合いは一層大とされる。
【0003】それゆえ、例えば、実開昭 58-120923号公
報にも示される如くに、自動車に備えられる燃料計と走
行距離計との相互配置関係及び燃料計と走行距離計との
夫々の目盛りを工夫し、自動車の乗員にとって自動車が
予め設定された標準燃費をもって走行すると仮定された
もとでの走行可能距離を把握し易くなるようになすこと
が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動車
は、一般に、その走行時において、渋滞に巻き込まれ
る,勾配が比較的大である上り坂あるいは下り坂が繰り
返される等々の燃費が比較的短い期間のうちに大幅に変
化せしめられる状況のもとにおかれることが多く、むし
ろ、予め設定された標準燃費をもっての走行状態が比較
的長い期間に亙って継続されるのは極めて稀れである。
それゆえ、上述の如くに、乗員による、燃料残量に応じ
ての自動車が予め設定された標準燃費をもって走行する
と仮定されたもとでの走行可能距離の把握が容易となる
ようにされても、実際に自動車が走行するもとにおい
て、乗員により把握される走行可能距離が、自動車の実
際の走行可能距離とは懸け離れたものとなってしまうこ
とが考えられる。
【0005】そして、乗員により把握される走行可能距
離が自動車の実際の走行可能距離から懸け離れたものと
なる場合には、例えば、乗員が自動車を目的地に向けて
走行させるにあたり、実際の走行可能距離が乗員により
把握された走行可能距離より相当短く、その結果、目的
地に至る途中において“燃料切れ”状態が生じてしま
い、自動車を目的地まで走行させることができなくなる
という事態がまねかれる虞がある。
【0006】斯かる点に鑑み、本発明は、自動車に装備
された燃料タンクにおける燃料残量に依るものとなるそ
の自動車の走行可能距離を、その後に自動車が実際に走
行状態におかれて決められることになる実際の走行可能
距離から懸け離れないものとして求めることができると
ともに、求められた走行可能距離に対応する自動車の走
行可能域を自動車の乗員が容易かつ的確に認識できるも
のとなすことができる自動車の走行情報提供装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る自動車の走行情報提供装置は、自動車
が走行する予定の経路あるいは走行する可能性がある経
路に関する情報をあらわす走行経路データを送出する走
行経路情報供給部と、自動車に装備された燃料タンクに
残留している燃料量を検出し、検出された燃料量をあら
わす燃料残量データを送出する燃料残量検出部と、自動
車の走行距離を検出し、検出された走行距離をあらわす
走行距離データを送出する走行距離検出部と、自動車に
関する走行領域における道路状況情報を得て、得られた
道路状況情報をあらわす道路状況データを送出する道路
状況情報供給部とが備えられたもとで、走行経路情報供
給部から得られる走行経路データ,燃料残量検出部から
得られる燃料残量データ,走行距離検出部から得られる
走行距離データ、及び、道路状況情報供給部から得られ
る道路状況データ中の自動車が走行する予定の経路ある
いは走行する可能性がある経路についての道路状況情報
をあらわすデータに基づいて、自動車が走行する予定の
経路あるいは上記自動車が走行する可能性がある経路に
ついての、その経路における道路状況が考慮されたもと
での走行可能距離を算出する走行可能距離設定部が設け
られ、さらに、走行可能距離設定部により得られた走行
可能距離に対応する自動車の走行可能域に関する表示も
しくは報知を行う情報提供部が設けられて構成される。
【0008】
【作用】上述の如くに構成される本発明に係る自動車の
走行情報提供装置にあっては、走行可能距離設定部にお
いて、走行経路情報供給部から得られる走行経路デー
タ,燃料残量検出部から得られる燃料残量データ,走行
距離検出部から得られる走行距離データ、及び、道路状
況情報供給部から得られる道路状況データ中の自動車が
走行する予定の経路あるいは走行する可能性がある経路
についての道路状況情報をあらわすデータに基づいて、
自動車が走行する予定の経路あるいは自動車が走行する
可能性がある経路についての走行可能距離が算出される
が、その際、例えば、燃料残量データの変化及び走行距
離データの変化から単位距離(例えば、1km)当たり
の平均燃料消費量が求められ、その単位距離当たりの平
均燃料消費量に、走行経路データによってあらわされる
自動車が走行する予定の経路あるいは自動車が走行する
可能性がある経路についての道路状況情報をあらわす道
路状況データに基づく補正が加えられて、自動車が実際
に走行する道路の状況に応じた単位距離当たりの補正燃
料消費量が求められ、そして、求められた補正燃料消費
量によって燃料残量データによりあらわされる燃料残量
が除されて、走行可能距離が算出される。
【0009】斯かる際において、走行経路データは、例
えば、自動車がその現在位置から目的地に至るまでに通
過することになる通過予定道路、あるいは、自動車が通
過する可能性がある主要道路をあらわすものとされ、ま
た、道路状況データは、例えば、走行経路データにより
あらわされる通過予定道路あるいは主要道路の夫々につ
いての渋滞状況及び標高状況を含んだ、自動車について
の走行領域内における各道路に関する渋滞状況及び標高
状況をあらわすものとされ、それにより、走行可能距離
設定部において算出される走行可能距離は、例えば、自
動車がその現在位置から目的地に至るまでの通過予定道
路、あるいは、自動車が通過する可能性がある主要道路
の夫々に関して、それらについての渋滞の様子,上り坂
/下り坂の様子等が考慮されて求められた走行可能距離
とされる、その後に自動車が実際に通過予定道路あるい
は主要道路等を走行するときにおける実際の走行可能距
離から懸け離れないものとして求められることになる。
【0010】そして、このようにして走行可能距離設定
部により求められた走行可能距離に基づき、それに対応
する自動車の走行可能域に関する表示もしくは報知が情
報提供部によって行われ、自動車の乗員が容易かつ的確
に走行可能域を認識することができることになる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係る自動車の走行情報提供
装置の一例を示す。この例は、走行経路情報供給部1
1,走行距離センサ12,燃料残量センサ13及び道路
状況情報供給部14の夫々からの出力が供給される走行
可能距離設定部15が備えられ、さらに、走行経路情報
供給部11及び走行可能距離設定部15の夫々からの出
力が供給される情報提供部16が備えられて構成され、
自動車に搭載されたものとなされている。
【0012】走行経路情報供給部11は、図1の例が搭
載された自動車が走行する予定の経路あるいは走行する
可能性がある経路に関する情報をあらわす走行経路デー
タを出力として送出するものとされている。斯かる走行
経路情報供給部11にあっては、図1の例が搭載された
自動車の現在位置を検出する現在位置検出部21が設け
られている。
【0013】現在位置検出部21には、人工衛星が用い
られた電波航法システムであるグローバル・ポジショニ
ング・システム(GPS)における人工衛星からのGP
S信号をアンテナ22を通じて受信するGPS信号受信
部23,自動車の方向を検出する方向センサとしての役
割を果たす地磁気センサ24,自動車の走行速度を検出
する車速センサ25,自動車の基準位置についてのデー
タ入力を行う基準位置データ入力部26、及び、自動車
の走行領域内における自動車走行路網を示す地図データ
が格納された地図データ格納メモリ部27が接続されて
いる。そして、現在位置検出部21は、地図データ格納
メモリ部27から読み出された地図データDM,GPS
信号受信部23により受信されたGPS信号SG,地磁
気センサ24からの検出出力Dd,車速センサ25から
の検出出力Ds、及び、基準位置データ入力部26から
の基準位置データDiに基づいて、自動車の現在位置を
地図データDMがあらわす自動車走行路網上の位置とし
て検出し、検出された現在位置をあらわす現在位置デー
タDPを送出する。
【0014】現在位置検出部21から送出される現在位
置データDPは、走行経路設定部28に供給される。走
行経路設定部28には、地図データ格納メモリ部27か
ら読み出された地図データDM、及び、目的地データ入
力部29から入力される、自動車が到達すべき目的地を
あらわす目的地データDxも供給される。走行経路設定
部28には、動作状態制御スイッチSWrが設けられて
おり、動作状態制御スイッチSWrがオン状態におかれ
るとき、走行経路設定部28が動作状態とされ、また、
動作状態制御スイッチSWrがオフ状態におかれると
き、走行経路設定部28が非動作状態とされる。
【0015】動作状態制御スイッチSWrがオン状態に
おかれて走行経路設定部28が動作状態とされたもとで
は、走行経路設定部28において、目的地データDxが
供給されたときの現在位置データDPがあらわす位置
が、地図データDMがあらわす自動車走行路網上の誘導
走行開始地点とされるとともに、目的地データDxがあ
らわす目的地に対応する地図データDMがあらわす自動
車走行路網上の位置が目的地点とされて、自動車走行路
網上の誘導走行開始地点から目的地点までの最適な走行
経路として通過予定経路が設定される。即ち、走行経路
設定部28により、例えば、図2に示される如くに、地
図データDMがあらわす自動車走行路網上において、目
的地データDxが供給されたときの現在位置データDP
があらわす地点である誘導走行開始地点NSと目的地デ
ータDxがあらわす目的地に対応する目的地点NFとが
設定され、さらに、図2において破線により示されるよ
うな、自動車が誘導走行開始地点NSから目的地点NF
に至るまでに通過することになる通過予定経路ACが設
定される。この図2に示される通過予定経路ACは、誘
導走行開始地点NSから、交叉点X1,X2,X3及び
X4を経て、目的地点NFに達するものとされている。
なお、図2に示される自動車走行路網には、燃料補給所
(ガソリン・スタンド)の所在地GSもあらわされてい
る。
【0016】走行経路設定部28は、設定された通過予
定経路、例えば、通過予定経路AC及び通過予定経路A
C沿いにある燃料補給所の所在地GSに関する通過予定
経路データDCを、走行経路情報供給部11からの出力
とされる走行経路データの一部を成すものとして送出す
る。また、それとともに、現在位置検出部21から送出
される現在位置データDP及び地図データ格納メモリ部
27から読み出された地図データDMも、走行経路情報
供給部11からの出力とされる走行経路データの一部を
成すものとして送出される。
【0017】一方、動作状態制御スイッチSWrがオフ
状態におかれて走行経路設定部28が非動作状態とされ
たもとでは、走行経路設定部28による通過予定経路A
Cの設定はなされず、走行経路設定部28から上述の如
くの通過予定経路データDCが得られない。その結果、
現在位置検出部21から送出される現在位置データDP
及び地図データ格納メモリ部27から読み出された地図
データDMが、走行経路情報供給部11からの出力とさ
れる走行経路データを成すものとして送出される。
【0018】走行経路情報供給部11から送出される走
行経路データ、即ち、走行経路設定部28による通過予
定経路ACの設定がなされるもとでは、通過予定経路デ
ータDC,現在位置データDP及び地図データDM、ま
た、走行経路設定部28による通過予定経路ACの設定
がなされないもとでは、現在位置データDP及び地図デ
ータDMは、走行可能距離設定部15と情報提供部16
における画像表示データ合成部31とに供給される。
【0019】走行可能距離設定部15には、図1に示さ
れる例が搭載された自動車の走行距離を検出し、検出さ
れた走行距離をあらわす走行距離データDtを送出する
走行距離センサ12からの走行距離データDt,図1に
示される例が搭載された自動車に装備された燃料タンク
に残留している燃料量、即ち、図1に示される例が搭載
された自動車における燃料残量を検出し、検出された燃
料残量をあらわす燃料残量データDfを送出する燃料残
量センサ13からの燃料残量データDf、及び、図1に
示される例が搭載された自動車に関する走行領域内にお
ける道路状況情報、例えば、走行領域内における各道路
についての渋滞状況及び標高状況を得て、得られた渋滞
状況及び標高状況を夫々渋滞状況データDj及び標高状
況データDhを道路状況データとして送出する道路状況
情報供給部14からの渋滞状況データDj及び標高状況
データDhが供給される。
【0020】また、走行可能距離設定部15には、動作
状態制御スイッチSWdが設けられており、動作状態制
御スイッチSWdがオン状態におかれるとき、走行可能
距離設定部15が動作状態とされ、また、動作状態制御
スイッチSWdがオフ状態におかれるとき、走行可能距
離設定部15が非動作状態とされる。
【0021】動作状態制御スイッチSWdがオン状態に
おかれて走行可能距離設定部15が動作状態とされたも
とでは、走行可能距離設定部15において、走行距離セ
ンサ12からの走行距離データDtと燃料残量センサ1
3からの燃料残量データDfとに基づいて、過去の所定
の時点、例えば、最も最近の燃料タンクに対する燃料補
給がなされた時点からそのときまでの期間における走行
距離と消費燃料量とから、所定の単位距離、例えば、1
km当たりの平均燃料消費量AFCが算出される。
【0022】そして、走行経路設定部28による通過予
定経路ACの設定がなされ、走行経路設定部28からの
通過予定経路データDCが走行可能距離設定部15に供
給されるもとにあっては、走行可能距離設定部15にお
いて、道路状況情報供給部14からの渋滞状況データD
j及び標高状況データDhのうちの、通過予定経路デー
タDCによりあらわされる通過予定経路ACを形成する
ものとされた道路に関するものが選択され、選択された
渋滞状況データDj及び標高状況データDhに応じて、
1km当たりの平均燃料消費量AFCが補正される。斯
かる1km当たりの平均燃料消費量AFCの補正がなさ
れるにあたっては、選択された渋滞状況データDjによ
りあらわされる渋滞度に対応する補正係数Paが、例え
ば、図3に示される如くの、予め設定された渋滞度と補
正係数Paとの関係に従って設定されるとともに、選択
された標高状況データDhに基づいて算出される所定の
走行距離毎の標高差に対応する補正係数Pbが、例え
ば、図4に示される如くの、予め設定された所定の走行
距離毎の標高差と補正係数Pbとの関係に従って設定さ
れる。続いて、1km当たりの平均燃料消費量AFC
に、補正係数Pa及び補正係数Pbが乗算され、それに
より、通過予定経路データDCによりあらわされる通過
予定経路ACについての補正平均燃料消費量AFC・P
a・Pbが算出される。
【0023】このようにして算出される補正平均燃料消
費量AFC・Pa・Pbは、自動車が、走行経路設定部
28により設定された通過予定経路ACに沿って走行す
る際における燃料消費量を、通過予定経路ACを形成す
る道路における、例えば、渋滞状況及び上り坂あるいは
下り坂の状況等が十分に考慮されたもとであらわすもの
である。従って、通過予定経路ACに沿って走行する自
動車の実際の燃料消費量から懸け離れたものとされる虞
はなく、その実際の燃料消費量に十分に近接したものと
される。
【0024】さらに、走行可能距離設定部15において
は、上述の如くにして算出された補正平均燃料消費量A
FC・Pa・Pbにより、燃料残量センサ13からの燃
料残量データDfによりあらわされる燃料残量FRが除
されて、通過予定経路ACに沿って走行する自動車につ
いての走行可能距離TAが求められる。そして、求めら
れた走行可能距離TAをあらわす走行可能距離データD
DAが形成され、それが、走行可能距離設定部15から
出力として送出される。
【0025】また、走行経路設定部28による通過予定
経路ACの設定がなされていず、走行可能距離設定部1
5に走行経路設定部28からの通過予定経路データDC
が供給されないもとにあっては、走行可能距離設定部1
5において、現在位置検出部21からの現在位置データ
DP及び地図データ格納メモリ部27から読み出された
地図データDMに基づいて、現在位置データDPにより
あらわされる現在位置を基点にして、地図データDMに
よりあらわされる道路のうちの、その後自動車が通過す
る可能性のある主要道路の選出が行われる。斯かる主要
道路の選出は、例えば、図5に示される如くに、現在位
置データDPによりあらわされる現在位置Osにおい
て、目的地に向かう自動車の走行方向が矢印Zにより示
される方向であるとき、現在位置Osを含む道路R1,
道路R1に交叉する道路R2及びR3、及び、道路R2
が突き当たるとともに道路R3に交叉する道路R4が選
出されて行われる。
【0026】さらに、走行可能距離設定部15において
は、このようにして、自動車が通過する可能性のある主
要道路の選出がなされた後、道路状況情報供給部14か
らの渋滞状況データDj及び標高状況データDhのうち
の、選出された主要道路、例えば、図5に示されるR1
〜R4の夫々に関するものが選択され、選出された主要
道路の夫々についてのものとして選択された渋滞状況デ
ータDj及び標高状況データDhに応じて、1km当た
りの平均燃料消費量AFCが補正される。斯かる1km
当たりの平均燃料消費量AFCの補正がなされるにあた
っては、選出された主要道路の各々についてのものとし
て選択された渋滞状況データDjによりあらわされる、
選出された主要道路の各々に関する渋滞度に夫々対応す
る補正係数Qa1 〜Qanが、例えば、図3に示される
如くの、予め設定された渋滞度と補正係数Qa1 〜Qa
nとの関係に従って設定されるとともに、選出された主
要道路の各々に関する標高状況データDhに基づいて算
出される所定の走行距離毎の標高差に対応する補正係数
Qb1 〜Qbnが、例えば、図4に示される如くの、予
め設定された所定の走行距離毎の標高差と補正係数Qb
1 〜Qbnとの関係に従って設定される。続いて、1k
m当たりの平均燃料消費量AFCに、補正係数Qa1
Qanの各々及び補正係数Qb1 〜Qbnの各々が相互
に対応関係をもって乗算され、それにより、選出された
主要道路、例えば、図5に示されるR1〜R4の夫々に
ついての、補正平均燃料消費量AFC・Qa1 ・Qb1
〜AFC・Qan・Qbnが算出される。
【0027】このようにして算出される、選出された主
要道路の夫々についての補正平均燃料消費量AFC・Q
1 ・Qb1 〜AFC・Qan・Qbnは、自動車がそ
れが通過する可能性があるものとして選出された主要道
路の何れかを走行する際における燃料消費量を、その主
要道路における、例えば、渋滞状況及び上り坂あるいは
下り坂の状況等が十分に考慮されたもとであらわすもの
である。従って、選出された主要道路の何れかを走行す
る自動車の実際の燃料消費量から懸け離れたものとされ
る虞はなく、その実際の燃料消費量に十分に近接したも
のとされる。
【0028】そして、走行可能距離設定部15において
は、上述の如くにして算出された補正平均燃料消費量A
FC・Qa1 ・Qb1 〜AFC・Qan・Qbnの夫々
により、燃料残量センサ13からの燃料残量データDf
によりあらわされる燃料残量FRが除されて、選出され
た主要道路を走行する自動車についての走行可能距離T
1 〜TAnが求められる。そして、求められた走行可
能距離TA1 〜TAnをあらわす走行可能距離データD
DBが形成され、それが、走行可能距離設定部15から
出力として送出される。
【0029】なお、道路状況情報供給部14からの渋滞
状況データDj及び標高状況データDhの走行可能距離
設定部15に対する供給がなされない場合には、走行可
能距離設定部15において、平均燃料消費量AFCに対
する補正係数Pa,Pb,Qa1 〜Qan、及び、Qb
1 〜〜Qbの夫々が、値「1」をとるものとして設定さ
れる。
【0030】走行可能距離設定部15から送出される走
行可能距離データDDAもしくはDDBは、情報提供部
16における画像表示データ合成部31と案内文作成部
32とに供給される。従って、情報提供部16における
画像表示データ合成部31には、走行経路情報供給部1
1からの走行経路データを形成する、現在位置検出部2
1から送出される現在位置データDP,地図データ格納
メモリ部27から読み出された地図データDM、さらに
は、走行経路設定部28からの通過予定経路データDC
に加えて、走行可能距離設定部15から送出される走行
可能距離データDDAもしくはDDBが供給されること
になる。
【0031】これに対して、動作状態制御スイッチSW
dがオフ状態におかれて走行可能距離設定部15が非動
作状態とされたもとでは、走行可能距離設定部15から
の走行可能距離データDDAもしくはDDBの送出はな
されない。
【0032】画像表示データ合成部31には、走行経路
設定部28による通過予定経路ACの設定がなされ、走
行経路設定部28からの通過予定経路データDCが供給
されるもとにあっては、走行可能距離設定部15から走
行可能距離データDDAが供給される。斯かるもとにお
いて、画像表示データ合成部31においては、地図デー
タDMがあらわす自動車の走行領域内における自動車走
行路網上に、通過予定経路データDCによりあらわされ
る、誘導走行開始地点NSから目的地点NFに至るまで
の通過予定経路AC、及び、通過予定経路AC沿いにあ
る燃料補給所の所在地GSを画像表示し、さらに、走行
可能距離データDDAがあらわす通過予定経路ACに沿
って走行する自動車についての走行可能距離TAに対応
する自動車の走行可能域に関する画像表示を行うための
画像表示データDLYを形成すべく、現在位置データD
P,地図データDM,通過予定経路データDC及び走行
可能距離データDDAについてのデータ合成が行われ
る。
【0033】そして、画像表示データ合成部31におけ
るデータ合成により得られる画像表示データDLYは、
映像信号形成部33に供給され、映像信号形成部33に
おいては、画像表示データDLYに対応する映像信号S
LYが形成されて、その映像信号SLYが画像表示部3
4に供給される。それにより、画像表示部34におい
て、例えば、図2に示される如くの、地図データDMが
あらわす自動車の走行領域内における自動車走行路網上
に、通過予定経路データDCによりあらわされる、誘導
走行開始地点NSから目的地点NFに至るまでの通過予
定経路AC、及び、通過予定経路AC沿いにある燃料補
給所の所在地GSが示され、さらに、走行可能距離デー
タDDAによりあらわされる通過予定経路ACに沿って
走行する自動車についての走行可能距離TAに対応する
自動車の走行可能域が、通過予定経路ACの基点である
誘導走行開始地点NSからの通過予定経路ACに沿った
距離が走行可能距離TA以下となる範囲(図2において
太い線によりあらわされており、この場合、通過予定経
路ACの全体が含まれる。)として示されることになる
画像表示が行われる。
【0034】また、案内文作成部32には、走行経路設
定部28による通過予定経路ACの設定がなされるもと
にあっては、走行可能距離設定部15から走行可能距離
データDDAが供給される。そして、案内文作成部32
にあっては、走行可能距離データDDAによりあらわさ
れる、通過予定経路ACに沿って走行する自動車につい
ての走行可能距離TAに対応する自動車の走行可能域を
音声報知するための案内文が作成され、その案内文をあ
らわす音声データDAが送出される。
【0035】そして、案内文作成部32により得られた
音声案内データDAは、音声信号形成部35に供給さ
れ、音声信号形成部35においては、音声案内データD
Aに対応する音声信号SAが形成されて、その音声信号
SAが車載スピーカ36に供給される。それにより、車
載スピーカ36から、通過予定経路ACに沿って走行す
る自動車についての走行可能距離TAに対応する自動車
の走行可能域に関する音声案内が発せられる。
【0036】このようにして、走行可能距離データDD
Aによりあらわされる、通過予定経路ACに沿って走行
する自動車についての走行可能距離TAに対応する自動
車の走行可能域が、画像表示部34により、通過予定経
路AC及び通過予定経路AC沿いにある燃料補給所の所
在地GSとともに画像表示され、さらには、車載スピー
カ36による音声案内が行われるものとされるので、自
動車の乗員が、走行可能距離データDDAによりあらわ
される、通過予定経路ACに沿って走行する自動車につ
いての走行可能距離TAに対応する自動車の走行可能域
を容易かつ的確に認識できることになる。
【0037】一方、走行経路設定部28による通過予定
経路ACの設定がなされず、走行経路設定部28から通
過予定経路データDCが送出されないもとにあっては、
画像表示データ合成部31に、走行可能距離設定部15
から走行可能距離データDDBが供給される。斯かるも
とにおいて、画像表示データ合成部31においては、地
図データDMがあらわす自動車の走行領域内における自
動車走行路網上に、自動車が通過する可能性があるもの
として選出された主要道路を画像表示し、さらに、走行
可能距離データDDBがあらわす、選出された主要道路
を走行する自動車についての走行可能距離TA1 〜TA
nに対応する自動車の走行可能域に関する画像表示を行
うための画像表示データDLYを形成すべく、現在位置
データDP,地図データDM及び走行可能距離データD
DBについてのデータ合成が行われる。
【0038】そして、画像表示データ合成部31におけ
るデータ合成により得られる画像表示データDLYは、
映像信号形成部33に供給され、映像信号形成部33に
おいては、画像表示データDLYに対応する映像信号S
LYが形成されて、その映像信号SLYが画像表示部3
4に供給される。それにより、画像表示部34におい
て、例えば、図5に示される如くの、地図データDMが
あらわす自動車の走行領域内における自動車走行路網上
に、自動車が通過する可能性があるものとして選出され
た主要道路R1〜R4が示され、さらに、走行可能距離
データDDBによりあらわされる、選出された主要道路
R1〜R4を走行する自動車についての走行可能距離T
1 〜TAnに対応する自動車の走行可能域が、現在位
置Osからの選出された主要道路R1〜R4の何れかに
沿った距離が走行可能距離TA1 〜TAnの夫々を越え
ない範囲(図5において太い線によりあらわされてい
る。)として示されることになる画像表示が行われる。
【0039】また、案内文作成部32には、走行経路設
定部28による通過予定経路ACの設定がなされないも
とにあっては、走行可能距離設定部15から走行可能距
離データDDBが供給される。そして、案内文作成部3
2にあっては、走行可能距離データDDBによりあらわ
される、選出された主要道路R1〜R4を走行する自動
車についての走行可能距離TA1 〜TAnに対応する自
動車の走行可能域を音声報知するための案内文が作成さ
れ、その案内文をあらわす音声データDAが送出され
る。
【0040】そして、案内文作成部32により得られた
音声案内データDAは、音声信号形成部35に供給さ
れ、音声信号形成部35においては、音声案内データD
Aに対応する音声信号SAが形成されて、その音声信号
SAが車載スピーカ36に供給される。それにより、車
載スピーカ36から、選出された主要道路R1〜R4を
走行する自動車についての走行可能距離TA1 〜TAn
に対応する自動車の走行可能域に関する音声案内が発せ
られる。
【0041】このようにして、走行可能距離データDD
Bによりあらわされる、選出された主要道路R1〜R4
を走行する自動車についての走行可能距離TA1 〜TA
nに対応する自動車の走行可能域が、画像表示部34に
より、選出された主要道路R1〜R4とともに画像表示
され、さらには、車載スピーカ36による音声報知が行
われるものとされるので、自動車の乗員が、走行可能距
離データDDBによりあらわされる、選出された主要道
路R1〜R4の何れかに沿って走行する自動車について
の走行可能距離TA1 〜TAnの夫々に対応する自動車
の走行可能域を容易かつ的確に認識できることになる。
【0042】なお、上述の例においては、走行可能距離
データDDAによりあらわされる、通過予定経路ACに
沿って走行する自動車についての走行可能距離TAに対
応する自動車の走行可能域、及び、走行可能距離データ
DDBによりあらわされる、選出された主要道路R1〜
R4を走行する自動車についての走行可能距離TA1
TAnに対応する自動車の走行可能域について、画像表
示部34による画像表示と車載スピーカ36による音声
報知との両方が行われるようにされているが、それとは
異なり、画像表示部34による画像表示と車載スピーカ
36による音声報知とのうちの一方のみが行われるよう
にされてもよい。
【0043】さらに、上述の例においては、道路状況情
報供給部14が渋滞状況データDj及び標高状況データ
Dhを送出するものとされているが、道路状況情報供給
部14が、図1に示される例が搭載された自動車に関す
る走行領域内における、例えば、天気情報も得られるよ
うにされて、得られた天気情報を天気情報データとして
渋滞状況データDj及び標高状況データDhと共に送出
するものとされてもよい。
【0044】上述の例における走行可能距離設定部15
は、例えば、マイクロコンピュータが用いられて構成さ
れるが、欺かる場合におけるマイクロコンピュータが自
動車についての走行可能距離の設定にあたって実行する
プログラムの一例を、図6に示されるフローチャートを
参照して説明する。
【0045】図6に示されるフローチャートにより示さ
れるプログラムは、スタート後、ステップ41におい
て、動作状態制御スイッチSWdがオン状態にあるか否
かを判断し、動作状態制御スイッチSWdがオフ状態に
あれば、ステップ41での判断を繰り返す。そして、ス
テップ41での判断の結果、動作状態制御スイッチSW
dがオン状態にある場合には、ステップ42において、
現在位置検出部21からの現在位置データDP,地図デ
ータ格納メモリ部27からの地図データDM,走行経路
設定部28からの通過予定経路データDC,走行距離セ
ンサ12からの走行距離データDt,燃料残量センサ1
3からの燃料残量データDf、及び、道路状況情報供給
部14からの渋滞状況データDj及び標高状況データD
hを取り込むための動作を行って、ステップ43に進
む。
【0046】ステップ43においては、走行距離データ
Dtと燃料残量データDfとに基づいて、過去の所定の
時点、例えば、最も最近の燃料タンクに対する燃料補給
がなされた時点からそのときまでの期間における走行距
離と消費燃料量とから、所定の単位距離、例えば、1k
m当たりの平均燃料消費量AFCを算出する。
【0047】次に、ステップ44において、走行経路設
定部28からの通過予定経路データDCが到来していて
取り込まれたか否かを判断し、その結果、通過予定経路
データDCが取り込まれている場合には、ステップ45
において、道路状況情報供給部14からの渋滞状況デー
タDj及び標高状況データDhが到来していて取り込ま
れたか否かを判断する。
【0048】ステップ45での判断の結果、渋滞状況デ
ータDj及び標高状況データDhが取り込まれている場
合には、ステップ46において、渋滞状況データDj及
び標高状況データDhのうちの、通過予定経路データD
Cによりあらわされる通過予定経路ACを形成するもの
とされた道路に関するものを選択し、選択された渋滞状
況データDjによりあらわされる渋滞度に対応する補正
係数Paを、例えば、図3に示される如くの、予め設定
された渋滞度と補正係数Paとの関係に従って設定する
とともに、選択された標高状況データDhに基づいて算
出した所定の走行距離毎の標高差に対応する補正係数P
bを、例えば、図4に示される如くの、予め設定された
所定の走行距離毎の標高差と補正係数Pbとの関係に従
って設定する。
【0049】続いて、ステップ47において、ステップ
46で求められた補正係数Pa及び補正係数Pbを1k
m当たりの平均燃料消費量AFCに乗算し、それによ
り、通過予定経路データDCによりあらわされる通過予
定経路ACについての補正平均燃料消費量AFC・Pa
・Pbを算出するとともに、算出された補正平均燃料消
費量AFC・Pa・Pbによって、燃料残量データDf
によりあらわされる燃料残量FRを除し、通過予定経路
ACに沿って走行する自動車についての走行可能距離T
Aを求める。そして、ステップ48において、ステップ
47で求められた走行可能距離TAをあらわす走行可能
距離データDDAを形成し、それを情報提供部16に送
出して、ステップ41に戻る。
【0050】また、ステップ45での判断の結果、渋滞
状況データDj及び標高状況データDhが到来してい
ず、取り込まれなかった場合には、ステップ49におい
て、補正係数Pa及び補正係数Pbの夫々が値「1」を
とるものか否かを判断する。その結果、補正係数Pa及
び補正係数Pbの夫々が値「1」をとるものでない場合
には、ステップ50において、補正係数Pa及び補正係
数Pbの夫々に値「1」をとらせた後、ステップ47に
進み、ステップ47及びステップ48を上述の如くに実
行して、ステップ41に戻る。また、ステップ49での
判断の結果、補正係数Pa及び補正係数Pbの夫々が値
「1」をとるものである場合には、直接にステップ47
に進む。
【0051】さらに、ステップ44での判断の結果、通
過予定経路データDCが到来していず、取り込まれなか
った場合には、ステップ51において、道路状況情報供
給部14からの渋滞状況データDj及び標高状況データ
Dhが到来していて取り込まれたか否かを判断する。そ
の結果、渋滞状況データDj及び標高状況データDhが
取り込まれている場合には、ステップ52において、現
在位置データDP及び地図データDMから、地図データ
DMによりあらわされる道路のうちの、現在位置データ
DPによりあらわされる現在位置Osにいる自動車がそ
の後通過する可能性のある主要道路を選出し、渋滞状況
データDj及び標高状況データDhのうちの選出された
主要道路に関するものを選択するとともに、選択された
渋滞状況データDjに基づいて、選出された主要道路の
各々に関する渋滞度に夫々対応する補正係数Qa1 〜Q
anを、例えば、図3に示される如くの、予め設定され
た渋滞度と補正係数Qa1 〜Qanとの関係に従って設
定し、さらに、選択された標高状況データDhに基づい
て、選出された主要道路の各々に関する所定の走行距離
毎の標高差と補正係数Qb1 〜Qbnを、例えば、図4
に示される如くの、所定の走行距離毎の標高差と補正係
数Qb1 〜Qbnとの関係に従って設定する。
【0052】続いてステップ53において、1km当た
りの平均燃料消費量AFCに、ステップ52で設定され
た補正係数Qa1 〜Qanの各々及び補正係数Qb1
Qbnの各々を、相互に対応関係を持たせた状態をもっ
て乗算し、それにより、選出された主要道路の夫々につ
いての、補正平均燃料消費量AFC・Qa1 ・Qb1
AFC・Qan・Qbnを算出するとともに、算出され
た補正平均燃料消費量AFC・Qa1 ・Qb1 〜AFC
・Qan・Qbnの夫々によって、燃料残量データDf
によりあらわされる燃料残量FRを除し、選出された主
要道路を走行する自動車についての走行可能距離TA1
〜TAnを求める。そして、ステップ54において、ス
テップ53で求められた走行可能距離TA1 〜TAnを
あらわす走行可能距離データDDBを形成し、それを情
報提供部16に送出して、ステップ41に戻る。
【0053】また、ステップ51での判断の結果、渋滞
状況データDj及び標高状況データDhが到来してい
ず、取り込まれなかった場合には、ステップ55におい
て、補正係数Qa1 〜Qan及び補正係数Qb1 〜Qb
nの夫々が値「1」をとるものか否かを判断する。その
結果、補正係数Qa1 〜Qan及び補正係数Qb1 〜Q
bnの夫々が値「1」をとるものでない場合には、ステ
ップ56において、補正係数Qa1 〜Qan及び補正係
数Qb1 〜Qbnの夫々に値「1」をとらせた後、ステ
ップ53に進み、ステップ53及びステップ54を上述
の如くに実行して、ステップ41に戻る。また、ステッ
プ55での判断の結果、補正係数Qa1 〜Qan及び補
正係数Qb1 〜Qbnの夫々が値「1」をとるものであ
る場合には、直接にステップ53に進む。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如くに、本発明
に係る自動車の走行情報提供装置にあっては、走行可能
距離設定部において、自動車が走行する予定の通過予定
経路あるいは自動車が走行する可能性があるとして選出
された経路についての走行可能距離が算出されるが、そ
の際、平均燃料消費量に通過予定経路あるいは選出され
た経路についての道路状況情報をあらわす道路状況デー
タに基づく補正が加えられて、自動車が実際に走行する
道路の状況に応じた単位距離当たりの補正燃料消費量が
求められ、その補正燃料消費量によって燃料残量データ
によりあらわされる燃料残量が除されて走行可能距離が
算出される。
【0055】斯かるもとで、道路状況データは、例え
ば、通過予定経路あるいは選出された経路についての渋
滞状況及び標高状況等を含んだものとされ、それによ
り、走行可能距離設定部において算出される走行可能距
離は、例えば、自動車が実際に通過予定経路あるいは選
出された経路を走行するときにおける実際の走行可能距
離から懸け離れないものとして求められることになる。
【0056】そして、このようにして走行可能距離設定
部により求められた走行可能距離に基づき、それに対応
する自動車の走行可能域に関する表示もしくは報知が情
報提供部によって行われるので、自動車の乗員が容易か
つ的確に走行可能域を認識することができることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車の走行情報提供装置の一例
を示すブロック図である。
【図2】図1に示される例における動作説明に供される
図である。
【図3】図1に示される例における動作説明に供される
図である。
【図4】図1に示される例における動作説明に供される
図である。
【図5】図1に示される例における動作説明に供される
図である。
【図6】図1における走行可能距離設定部にマイクロコ
ンピュータが用いられた場合において、欺かるマイクロ
コンピュータが実行するプログラムの一例を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
11 走行経路情報供給部 12 走行距離センサ 13 燃料残量センサ 14 道路状況情報供給部 15 走行可能距離設定部 16 情報提供部 21 現在位置検出部 27 地図データ格納メモリ部 28 走行経路設定部 31 画像表示データ合成部 34 画像表示部 36 車載スピーカ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車が走行する予定の経路あるいは走行
    する可能性がある経路に関する情報をあらわす走行経路
    データを送出する走行経路情報供給部と、 上記自動車に装備された燃料タンクに残留している燃料
    量を検出し、検出された燃料量をあらわす燃料残量デー
    タを送出する燃料残量検出部と、 上記自動車の走行距離を検出し、検出された走行距離を
    あらわす走行距離データを送出する走行距離検出部と、 上記自動車に関する走行領域内における道路状況情報を
    得て、得られた道路状況情報をあらわす道路状況データ
    を送出する道路状況情報供給部と、 上記走行経路情報供給部から得られる走行経路データ,
    上記燃料残量検出部から得られる燃料残量データ,上記
    走行距離検出部から得られる走行距離データ、及び、上
    記道路状況情報供給部から得られる道路状況データ中の
    上記自動車が走行する予定の経路あるいは走行する可能
    性がある経路についての道路状況情報をあらわすデータ
    に基づいて、上記自動車が走行する予定の経路あるいは
    上記自動車が走行する可能性がある経路についての、該
    経路における道路状況が考慮されたもとでの走行可能距
    離を算出する走行可能距離設定部と、 該走行可能距離設定部により得られた走行可能距離に対
    応する上記自動車の走行可能域に関する表示もしくは報
    知を行う情報提供部と、を備えて構成される自動車の走
    行情報提供装置。
  2. 【請求項2】走行経路情報供給部が、自動車がその現在
    位置から目的地に至るまでに通過することになる通過予
    定道路を設定するとともに設定された通過予定道路をあ
    らわす走行経路データを送出する状態、及び、自動車が
    通過する可能性がある主要道路をあらわす走行経路デー
    タを送出する状態を選択的にとるものとされ、情報提供
    部が、上記走行経路データによりあらわされる通過予定
    道路もしくは主要道路に関する画像表示に重畳して、走
    行可能距離設定部により得られた走行可能距離に対応す
    る上記自動車の走行可能域に関する画像表示を行うもの
    とされたことを特徴とする請求項1記載の自動車の走行
    情報提供装置。
  3. 【請求項3】走行経路情報供給部が、自動車がその現在
    位置から目的地に至るまでに通過することになる通過予
    定道路を設定するとともに設定された通過予定道路をあ
    らわす走行経路データを送出する状態、及び、自動車が
    通過する可能性がある主要道路をあらわす走行経路デー
    タを送出する状態を選択的にとるものとされ、情報提供
    部が、上記走行経路データによりあらわされる通過予定
    道路もしくは主要道路に関する画像表示を行うととも
    に、走行可能距離設定部により得られた走行可能距離に
    対応する上記自動車の走行可能域に関する音声報知を行
    うものとされたことを特徴とする請求項1記載の自動車
    の走行情報提供装置。
  4. 【請求項4】走行経路情報供給部から送出される走行経
    路データが、通過予定道路もしくは主要道路に加えて自
    動車に対する燃料補給所の所在位置をあらわすものとさ
    れるとともに、情報提供部が、上記走行経路データによ
    りあらわされる通過予定道路もしくは主要道路に関する
    画像表示に加えて上記走行経路データによりあらわされ
    る燃料補給所の所在位置に関する画像表示を行うものと
    されたことを特徴とする請求項2又は3記載の自動車の
    走行情報提供装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0979883A (ja) * 1995-09-11 1997-03-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 航続距離算出装置
JPH09229702A (ja) * 1996-02-12 1997-09-05 Hyundai Motor Co 車両用ナビゲーションシステムとその方法
US5705975A (en) * 1995-03-24 1998-01-06 Clarion Co., Ltd. Anti-theft device for electronic apparatuses
JP2005176741A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Yanmar Co Ltd 農業用作業車

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