JPH07196627A - 新規なベンズイミダゾール誘導体 - Google Patents

新規なベンズイミダゾール誘導体

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JPH07196627A
JPH07196627A JP5352259A JP35225993A JPH07196627A JP H07196627 A JPH07196627 A JP H07196627A JP 5352259 A JP5352259 A JP 5352259A JP 35225993 A JP35225993 A JP 35225993A JP H07196627 A JPH07196627 A JP H07196627A
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JP
Japan
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group
carbon atoms
carbamoyl
formula
benzimidazole derivative
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Pending
Application number
JP5352259A
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English (en)
Inventor
Masuo Akaha
増夫 赤羽
Kazuaki Sato
和明 佐藤
Masaru Saito
勝 斉藤
Nobuyuki Tanaka
信之 田中
Tetsuo Tamai
哲郎 玉井
Kenji Akaha
健司 赤羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kissei Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kissei Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07196627A publication Critical patent/JPH07196627A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 過敏性大腸炎、胆道ジスキネジー、急性膵炎
等の疾患の予防および治療剤として有用なベンズイミダ
ゾール誘導体およびその塩を提供する。 【構成】CCK受容体拮抗作用を有している、 【化1】 (式中のRはハロゲン原子であり、R1はカルボキシル基
またはアルコキシカルボニル基であり、R2は水素原子ま
たはアルキル基であり、Aはカルボキシル基、アルコキ
シカルボニル基、カルバモイル基、置換基としてアルキ
ル基を1個ないし2個有するカルバモイル基またはヒド
ロキシアルキル基であり、mは1〜2の整数である)で
表されるベンズイミダゾール誘導体およびこれらの薬理
学的に許容される塩。例えば2−〔3−カルボキシ−1
−〔N−(1R)−1−エトキシカルボニルペンチル〕
カルバモイル〕プロピル〕−5,6−ジクロロベンズイ
ミダゾール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬品として有用なベン
ズイミダゾール誘導体に関するものである。
【0002】さらに詳しく述べれば、本発明は、コレシ
ストキニン(cholecystokinin、以下CCKという)受容
体拮抗作用を示し、過敏性大腸炎、胆道ジスキネジー、
急性膵炎などの疾患の予防および治療剤として有用な、
一般式
【0003】
【化6】
【0004】(式中のRはハロゲン原子であり、R1はカ
ルボキシル基または炭素数2〜5 のアルコキシカルボニ
ル基であり、R2は水素原子または炭素数1〜9のアルキ
ル基であり、Aはカルボキシル基、炭素数2〜5のアル
コキシカルボニル基、カルバモイル基、窒素原子に1個
または2個の炭素数1〜5のアルキル基が置換したカル
バモイル基または炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基
であり、mは1〜2の整数である)で表されるベンズイ
ミダゾール誘導体およびこれらの薬理学的に許容される
塩に関するものである。
【0005】
【従来の技術】CCKはガストリン(gastri
n)、セクレチン(secretin)と並ぶ代表的な
消化管ホルモンで、特に膵外分泌刺激、胆嚢収縮等に関
与するホルモンであることが知られている。
【0006】近年、CCKに関する研究が進められ、各
種疾患におけるCCKの関与について解明されてきた。
【0007】その結果、特異的、競合的かつ可逆的なC
CK受容体拮抗剤が過敏性大腸炎、胆道ジスキネジー、
急性膵炎などの疾患の予防および治療剤として期待され
るようになり、注目を集めている。
【0008】消化性潰瘍治療剤として用いられている、
【0009】
【化7】
【0010】で表されるプログルミド(Proglum
ide)がCCK受容体拮抗作用を示すことが報告され
て以来、プログルミド誘導体に関する研究が進められ、
これまでにいくつかのCCK受容体拮抗作用を有する化
合物が製造され、報告されている(特開昭61−448
55、同62−181246、同63−27468、同
63−165352、同63−201156、EP−A
1−0308885、EP−A2−0272228、W
O 87/03869、同88/05774、同89/
02431)。
【0011】これらの化合物はすべてグルタミン酸ある
いはアスパラギン酸などのアミノ酸の誘導体であり、本
発明の化合物はこれらの化合物とは全く構造を異にする
ものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はCCK
受容体拮抗作用を有し、過敏性大腸炎、胆道ジスキネジ
ー、急性膵炎などの疾患の予防および治療剤として有用
なベンズイミダゾール誘導体を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、CCK受
容体拮抗作用を有する新しい化合物を見出すべく鋭意研
究した結果、ある種のベンズイミダゾール誘導体が強力
なCCK受容体拮抗作用を有し、過敏性大腸炎、胆道ジ
スキネジー、急性膵炎などの疾患の予防および治療剤と
して有用であることを見出し本発明を成すに至った。
【0014】本発明の前記一般式(I)で表されるベン
ズイミダゾール誘導体は、CCK受容体へのCCK−8
の結合に対して競合的に拮抗し、しかもCCK−8によ
る胆嚢収縮作用、アミラーゼ分泌作用に対する抑制効果
を有しており、過敏性大腸炎、胆道ジスキネジー、急性
膵炎などの疾患の予防および治療剤として有用である。
【0015】本発明の前記一般式(I)の化合物におい
て、ハロゲン原子とはフッ素原子、塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子を意味し、炭素数2〜5のアルコキシカ
ルボニル基とはメトキシカルボニル基のような炭素数2
〜5の直鎖状または分枝状のアルコキシカルボニル基を
意味し、炭素数1〜9または炭素数1〜5のアルキル基
とは炭素数1〜9または炭素数1〜5の直鎖状または分
枝状のアルキル基を意味し、炭素数1〜3のヒドロキシ
アルキル基とはヒドロキシメチル基、2−(ヒドロキ
シ)エチル基のような炭素数1〜3の直鎖状または分枝
状のヒドロキシアルキル基を意味する。
【0016】本発明の一般式(I)で表されるベンズイ
ミダゾール誘導体は新規な化合物であり、以下のように
製造することができる。
【0017】すなわち、一般式
【0018】
【化8】
【0019】(式中のR4は2−(トリメチルシリル)エ
トキシメチル基などの保護基であり、R、R2、Aおよび
mは前記と同じ意味をもつ)で表されるベンズイミダゾ
ール誘導体をトリフルオロ酢酸のような酸で処理し、必
要に応じ、一般式
【0020】
【化9】
【0021】(式中のR5は炭素数1〜3のアルキル基で
ある)で表されるアルコールと常法によりエステル化
し、さらに必要に応じ水酸化ナトリウムのようなアルカ
リ条件下に加水分解することにより製造することができ
る。
【0022】本発明の一般式(I)の化合物の製造方法
において出発原料として用いられる前記一般式(III)の
化合物は新規物質であり、以下のように製造することが
できる。
【0023】すなわち、式
【0024】
【化10】
【0025】で表されるマロン酸誘導体またはその反応
性官能的誘導体と、一般式
【0026】
【化11】
【0027】(式中のRおよびmは前記と同じ意味をも
つ)で表されるフェニレンジアミン誘導体とを塩基性物
質の存在下または非存在下、必要に応じて縮合剤の存在
下に反応し、一般式
【0028】
【化12】
【0029】(式中のRおよびmは前記と同じ意味をも
つ)で表されるアミド誘導体を製し、ついで例えばp−
トルエンスルホン酸のような酸触媒の存在下、生成する
水を除去しながら加熱することにより、一般式
【0030】
【化13】
【0031】(式中のRおよびmは前記と同じ意味をも
つ)で表されるベンズイミダゾール誘導体を製する。
【0032】このように製造した前記一般式(VIII)で
表されるベンズイミダゾール誘導体のイミダゾール環の
窒素原子を、水素化ナトリウムのような塩基の存在下、
一般式
【0033】
【化14】
【0034】(式中のXはハロゲン原子または酸残基で
あり、R4は前記と同じ意味をもつ)で表される化合物で
保護し、一般式
【0035】
【化15】
【0036】(式中のR、R4、およびmは前記と同じ意
味をもつ)で表されるベンズイミダゾール誘導体を製
し、ついで、式
【0037】
【化16】
【0038】で表されるアクリル酸tert−ブチルエ
ステルを水素化ナトリウムのような塩基の存在下に反応
し、一般式
【0039】
【化17】
【0040】(式中のR、R4およびmは前記と同じ意味
をもつ)で表されるベンズイミダゾール誘導体を製し、
水酸化ナトリウムのようなアルカリ条件下で加水分解し
て、一般式
【0041】
【化18】
【0042】(式中のR、R4およびmは前記と同じ意味
をもつ)で表されるベンズイミダゾール誘導体を製す
る。
【0043】ついで前記一般式(XIII)で表されるベン
ズイミダゾール誘導体またはその反応性官能的誘導体
と、一般式
【0044】
【化19】
【0045】(式中のR2およびAは前記と同じ意味をも
つ)で表されるアミン誘導体とを塩基性物質の存在下ま
たは非存在下、必要に応じ縮合剤の存在下に反応して、
前記一般式(III)で表されるベンズイミダゾール誘導体
を製造することができる。
【0046】本製造方法においてカルボン酸の反応性官
能的誘導体としては、酸ハライド、酸無水物、混合酸無
水物、活性エステルなどをあげることができ、縮合剤と
しては1−エチル−3−(ジメチルアミノプロピル) カ
ルボジイミド塩酸塩またはヨウ化2−クロロ−1−メチ
ルピリジニウムなどをあげることができる。
【0047】本発明の一般式(III)の化合物の製造方法
において出発原料の一般式(VI) 、(IX)および(XIV) で
表される化合物は、市販品として容易に入手できるかま
たは公知の方法で容易に製造できる。
【0048】本発明の一般式(I)で表されるベンズイ
ミダゾール誘導体は不斉炭素を有しており、光学活性体
が存在するが、本発明においてはR体、S体またはその
混合物のいずれをも用いることができる。
【0049】また、本発明の一般式(I)で表されるベ
ンズイミダゾール誘導体は常法に従い、薬理学的に許容
される塩とすることができる。このようなものとして
は、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩などの無機酸、メタ
ンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエン
スルホン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、酒石
2酸塩、フマル酸塩などの有機酸塩の酸付加塩をあげる
ことができる。さらに、Rがカルボキシル基である化合
物については、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム
塩等のような無機塩基との塩、モルホリン、ピペリジン
などの有機アミン、アミノ酸とのアミン塩をあげること
ができる。これらの薬理学的に許容される塩もフリー体
と同様にCCK受容体拮抗作用を有し、過敏性大腸炎、
胆道ジスキネジー、急性膵炎などの疾患の予防および治
療剤として有用である。
【0050】本発明の一般式(I)で表されるベンズイ
ミダゾール誘導体の中で好ましい化合物としては、2−
〔3−カルボキシ−1−〔N−(1−エトキシカルボニ
ルペンチル)カルバモイル〕プロピル〕−5,6−ジク
ロロベンズイミダゾール、2−〔3−カルボキシ−1−
〔N−〔(1S)−1−エトキシカルボニルペンチル〕
カルバモイル〕プロピル〕−5,6−ジクロロベンズイ
ミダゾール、2−〔3−カルボキシ−1−〔N−〔(1
R)−1−エトキシカルボニルペンチル〕カルバモイ
ル〕プロピル〕−5,6−ジクロロベンズイミダゾー
ル、2−〔3−カルボキシ−1−(N−ペンチルカルバ
モイル) プロピル〕−5,6−ジクロロベンズイミダゾ
ールおよびこれらの薬理学的に許容される塩をあげるこ
とができるが、より好ましい化合物としては2−〔3−
カルボキシ−1−〔N−〔(1R)−1−エトキシカル
ボニルペンチル〕カルバモイル〕プロピル〕−5,6−
ジクロロベンズイミダゾールおよびこの薬理学的に許容
される塩をあげることができる。
【0051】本発明の一般式(I)で表されるベンズイ
ミダゾール誘導体を実際の治療剤として用いる場合、適
当な医薬品組成物、例えば錠剤、散剤、顆粒剤、カプセ
ル剤、注射剤などとして経口的あるいは非経口的に投与
される。これらの医薬品組成物は通常行われる製剤学的
手法により調製される。
【0052】投与量は対象となる患者の性別、年齢、体
重、疾患の種類、症状の度合などによって適宜決定され
るが、経口投与の場合概ね成人1日当たり1〜1000mg、
非経口投与の場合概ね1日当たり 0.1〜100 mgの範囲内
で投与される。
【0053】
【実施例】本発明の内容を以下の参考例および実施例で
さらに詳細に説明する。なお、各参考例および実施例中
の化合物の融点はすべて未補正である。
【0054】参考例 1 2−〔3−tert−ブトキシカルボニル−1−〔N−
(1−エトキシカルボニルペンチル)カルバモイル〕プ
ロピル〕−5,6−ジクロロ−1−〔2−(トリメチル
シリル)エトキシメチル〕ベンズイミダゾール
【0055】イミダゾール 4.52gをテトラヒドロフラン
60mlに溶かし、氷冷攪拌下にエチルマロニルクロリド5.
00g を加えたのち、30分間攪拌した。反応液に4, 5−
ジクロロ−1, 2−フェニレンジアミン 5.88gを加え、
室温で一晩攪拌した。反応液の不溶物をろ去し、減圧下
に濃縮したのち、残留物を酢酸エチルに溶かし、水洗し
たのち無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒
を留去し、残留物をトルエン400ml に溶かし、p−トル
エンスルホン酸6.30g を加え、共沸する水を除きながら
1時間還流した。減圧下に溶媒を留去し、残留物を酢酸
エチルに溶かし、水、炭酸水素ナトリウム水溶液、水で
順次洗浄したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下に溶媒を留去し、5, 6−ジクロロ−2−エトキ
シカルボニルメチルベンズイミダゾール 7.50gを得た。
【0056】NMR (DMSO-d6) δ: 1.19(3H, t, J=7.1Hz), 3.99(2H, s), 4.12(2H,
q, J=7.1Hz),7.80(2H, br-s), 12.68(1H, br-s)
【0057】5, 6−ジクロロ−2−エトキシカルボニ
ルメチルベンズイミダゾール7.50gをN, N−ジメチル
ホルムアミド50mlに溶かし、氷冷攪拌下に60%油中水素
化ナトリウム 1.32gを加え、室温で30分間攪拌したの
ち、氷冷下に2−(トリメチルシリル)エトキシメチル
クロリド4.86mlを加え室温で一晩攪拌した。反応液に塩
化アンモニウム水溶液を加え酢酸エチルで抽出し、水洗
したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に
溶媒を留去したのち、残留物をシリカゲルフラッシュカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エ
チル=3/1)で精製し、5, 6−ジクロロ−2−エト
キシカルボニルメチル−1−〔2−(トリメチルシリ
ル)エトキシメチル〕ベンズイミダゾール6.36g を得
た。
【0058】NMR (CDCl3) σ: −0.04(9H, s), 0.88 〜0.92(2H, m), 1.26 〜1.
29(3H, m),3.48〜3.52(2H, m), 4.05(2H, s), 4.18〜4.
26(2H, m),5.48(2H, m), 7.56(1H, s), 7.82(1H, s)
【0059】5, 6−ジクロロ−2−エトキシカルボニ
ルメチル−1−〔2−(トリメチルシリル)エトキシメ
チル〕ベンズイミダゾール 940mgとアクリル酸tert
−ブチル 470μlをエタノール10mlに溶かし、室温で60
%油中水素化ナトリウム10mgを加え1時間攪拌した。反
応液に塩化アンモニウム水溶液を加え酢酸エチルで抽出
し、水洗したのち無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下に溶媒を留去したのち、残留物をシリカゲルフラッ
シュカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/
ジエチルエーテル=2/1)で精製し2−〔3−ter
t−ブトキシカルボニル−1−〔N−(1−エトキシカ
ルボニルペンチル)カルバモイル〕プロピル〕−5, 6
−ジクロロ−1−〔2−(トリメチルシリル)エトキシ
メチル〕ベンズイミダゾール 104.1mgを得た。
【0060】NMR (CDCl3) σ: −0.02(9H, s), 0.90 〜0.94(2H, m), 1.21(3H,
t, J=7.1Hz),1.42(9H, s), 2.25 〜2.60(4H, m), 3.51
〜3.55(2H, m), 4.15 〜4.25(3H, m), 5.48 〜5.56(2H,
m), 7.57(1H, s), 7.84(1H, s)
【0061】参考例 2 2−〔3−tert−ブトキシカルボニル−1−〔N−
(1−エトキシカルボニルペンチル)カルバモイル〕プ
ロピル〕−5, 6−ジクロロ−1−〔2−(トリメチル
シリル)エトキシメチル〕ベンズイミダゾール
【0062】2−〔3−tert−ブトキシカルボニル
−1−〔N−(1−エトキシカルボニルペンチル)カル
バモイル〕プロピル〕−5, 6−ジクロロ−1−〔2−
(トリメチルシリル)エトキシメチル〕ベンズイミダゾ
ール100mg をエタノール 0.5ml に溶かし、1規定水酸
化ナトリウム水溶液0.2ml を加え室温で2時間撹拌した
のち、減圧下に溶媒を留去した。残留物とN, N−ジイ
ソプロピルエチルアミンを塩化メチレン7ml に懸濁し、
1−エチル−3−(ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミド塩酸塩 76mgとノルロイシンエチルエステル塩酸
塩40mgを加え、続いて1−ヒドロキシ−1H−ベンゾト
リアゾール1水和物 32mg を加えた。室温で一晩撹拌
し、減圧下に溶媒を留去した。残留物を酢酸エチルに溶
かし、クエン酸水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液、塩
化ナトリウム水溶液で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残留物を分取薄層
クロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル
=3/1)で精製し、2−〔3−tert−ブトキシカ
ルボニル−〔N−(1−エトキシカルボニルペンチル)
カルバモイル〕プロピル〕−5, 6−ジクロロ−1−
〔2−(トリメチルシリル)エトキシメチル〕ベンズイ
ミダゾール80mgを得た。
【0063】NMR (CDCl3) σ: −0.02(9H, s), 0.78 〜0.95(5H, m), 1.15 〜1.
42(7H, m), 1.43(9H, s), 1.63 〜1.90(2H, m), 2.28
〜2.45(4H,m), 3.53〜3.58(2H, m), 4.05 〜4.10(2H,
m), 4.18 〜4.35(1H, m), 4.45 〜4.52(1H, m), 5.52(2
H, s), 7.57(1H, s), 7.83 〜7.91(2H, m)
【0064】参考例 3 参考例2と同様にして以下の化合物を合成した。
【0065】2−〔3−tert−ブトキシカルボニル
−1−〔N−(1−カルバモイルペンチル)カルバモイ
ル〕プロピル〕−5, 6−ジクロロ−1−〔2−(トリ
メチルシリル)エトキシメチル〕ベンズイミダゾール
【0066】NMR(CDCl3) σ: −0.02(9H, s), 0.70 〜0.98(5H, m), 1.43(9H,
s), 1.11〜1.45(4H, m), 1.52 〜1.70(1H, m), 1.79 〜
1.98(1H, m), 2.25 〜2.46(4H, m), 3.50 〜3.63 (2H,
m), 4.06〜4.14(1H, m), 4.29 〜4.42(1H, m), 5.27 〜
5.40(1H, m), 5.45 〜5.59(2H, m), 6.29 〜6.55(1H,
m), 7.56 (1H, s), 7.69 〜7.78(1H, m), 7.80(1H, s)
【0067】2−〔3−tert−ブトキシカルボニル
−1−〔N−〔(1S)−1−エトキシカルボニルペン
チル〕カルバモイル〕プロピル〕−5, 6−ジクロロ−
1−〔2−(トリメチルシリル)エトキシメチル〕ベン
ズイミダゾール
【0068】NMR(CDCl3) σ:参考例2の化合物と一致した。
【0069】2−〔3−tert−ブトキシカルボニル
−1−〔N−〔(1R)−1−エトキシカルボニルペン
チル〕カルバモイル〕プロピル〕−5, 6−ジクロロ−
1−〔2−(トリメチルシリル)エトキシメチル〕ベン
ズイミダゾール
【0070】NMR(CDCl3) σ:参考例2の化合物と一致した。
【0071】2−〔3−tert−ブトキシカルボニル
−1−(N−ペンチルカルバモイル)プロピル〕−5,
6−ジクロロ−1−〔2−(トリメチルシリル)エトキ
シメチル〕ベンズイミダゾール
【0072】NMR(CDCl3) σ: −0.02 (9H, s), 0.84〜0.94(5H, m), 1.21 〜1.
32(4H, m), 1.41(9H, s), 1.43 〜1.51(2H, m), 2.21
〜2.43(4H, m), 3.10 〜3.32(2H, m), 3.53(2H, t, J=
8.2Hz), 3.98 〜4.04(1H, m), 5.47 〜5.55(2H, m), 7.
30 〜7.36(1H, m), 7.58(1H, s), 7.83(1H, s)
【0073】2−〔3−tert−ブトキシカルボニル
−1−〔N−(N−プロピルカルバモイル)ペンチルカ
ルバモイル〕プロピル〕−5, 6−ジクロロ−1−〔2
−(トリメチルシリル)エトキシメチル〕ベンズイミダ
ゾール
【0074】NMR(CDCl3) σ: 0.00(9H, s), 0.80(3H, t, J=7.1Hz), 0.90(3H,
t, J=7.4Hz),0.95(2H, t, J=7.5Hz), 1.12〜1.30(4H,
m), 1.43(9H, s), 1.49〜1.65(3H, m), 1.82 〜1.92(1
H, m), 2.28 〜2.47(4H, m), 3.22(2H, dd, J=1.4 and
5.9Hz), 3.58(2H, t, J=7.5Hz), 3.89 〜4.21(1H, m),
4.27 〜4.34(1H, m), 5.30(2H, s), 6.36(1H, br-s),7.
58(1H, s), 7.70(1H, br-d), 7.83(1H, s)
【0075】2−〔3−tert−ブトキシカルボニル
−1−〔N−(エトキシカルボニルメチル)カルバモイ
ル〕プロピル〕−5, 6−ジクロロ−1−〔2−(トリ
メチルシリル)エトキシメチル〕ベンズイミダゾール
【0076】NMR(CDCl3) σ: −0.03(9H, s), 0.88 〜0.96(2H, m), 1.27(3H,
t, J=7.1Hz),1.41(9H, s), 2.27 〜2.48(4H, m), 3.49
〜3.58(2H, m), 3.91 〜4.24(5H, m), 5.53(2H, m), 7.
59(1H, s), 7.86(1H, m), 7.93(1H, br-s)
【0077】2−〔3−tert−ブトキシカルボニル
−1−〔N−〔(1S)−1−ヒドロキシメチルペンチ
ル〕カルバモイル〕プロピル〕−5, 6−ジクロロ−1
−〔2−(トリメチルシリル)エトキシメチル〕ベンズ
イミダゾール
【0078】NMR(CDCl3) σ: −0.02(9H,s), 0.74〜0.97(5H, m), 1.09 〜1.58
(6H, m), 1.42(9H, s), 2.27 〜2.47(4H, m), 2.78 〜
3.03(1H, m), 3.41 〜4.09(6H, m), 5.48 〜5.56(2H,
m), 7.30 〜7.40(1H, m), 7.57(1H,s),7.81(1H, s)
【0079】参考例 4 膵臓CCKレセプター結合試験
【0080】チャン(Chang)等の方法[モレキュ
ラ・ファーマコロジー(Molecular Phar
macology)30巻、212ページ、1986
年]に準じて膵臓組織膜標本を作成した。ウィスター
(Wistar)系雄性ラットより膵臓を摘出し、脂肪
組織を取り除き、湿重量の50倍量の氷冷50mMトリ
ス(Tris)HCl緩衝液(pH7. 4、37℃)中
で細断したのちに、ウルトラディスパーサーを用いてホ
モジナイズした。ホモジネートを50, 000 xgにて
10分間遠心分離し、その沈殿をトリスHCl緩衝液に
懸濁して再度50, 000 x gで10分間遠心分離し
た。分析用緩衝液(50mMトリスHCl、5mM M
gCl2 、5mMジチオスレイトール、2mg/ml牛
血清アルブミン、0. 14mg/mlバシトラシン)に
沈殿を再懸濁してCCK結合試験材料とした。
【0081】膵臓組織膜懸濁液(通常 0.5mg原組織重
量/ml)、30pM〔125I〕CCK−8および被験薬
物あるいはその溶媒(全結合用)、10-6M CCK−
8(非特異的結合用)を分析用緩衝液に加えて全量1m
lとした。37℃にて30分間インキュベート後試料を
吸引ろ過し、フィルターを氷冷トリスHCl緩衝液で洗
浄してγ−カウンター(Packard 5650)に
より、その放射活性を測定した。
【0082】CCKレセプターへの特異的結合量は全結
合量と非特異的結合量の差より求め、被験薬物による特
異的結合量の阻害率からIC50値を算定した。
【0083】
【表1】
【0084】実施例 1 2−〔3−カルボキシ−1−〔N−(1−エトキシカル
ボニルペンチル)カルバモイル〕プロピル〕−5, 6−
ジクロロベンズイミダゾール (化合物1)
【0085】2−〔3−tert−ブトキシカルボニル
−1−〔N−(1−エトキシカルボニルペンチル)カル
バモイル〕プロピル〕−5, 6−ジクロロ−1−〔2−
(トリメチルシリル)エトキシメチル〕ベンズイミダゾ
ール87mgを塩化メチレン0.5ml に溶かし、トリフルオロ
酢酸1ml を加えて、室温で一晩撹拌した。減圧下に溶媒
を留去し、残留物をエタノールに溶かし水を加え、析出
した結晶をろ取し、減圧下に乾燥し、2−〔3−カルボ
キシ−1−〔N−(1−エトキシカルボニルペンチル)
カルバモイル〕プロピル〕−5, 6−ジクロロベンズイ
ミダゾールを37mg得た。
【0086】融点: 213〜216 ℃ IR (KBr):νC=O 1735 cm-1, 1660 cm-1 NMR (DMSO-d6) σ: 0.78(1.6H, t, J=6.9Hz), 0.84(1.4H, t, J=6.9H
z), 1.03(1.4H,t, J=7.1Hz), 1.17(1.6H, t, J=7.1Hz),
1.22 〜1.27(4H, m),1.62〜1.71(2H, m), 2.08 〜2.49
(4H, m), 3.94 〜4.28(4H, m),7.74(2H, br-s), 8.66〜
8.69(1H, m), 12.1 〜12.4(2H, m)
【0087】実施例 2 実施例1と同様の方法で以下の化合物を合成した。
【0088】2−〔3−カルボキシ−1−〔N−(1−
カルバモイルペンチル)カルバモイル〕プロピル〕−
5, 6−ジクロロベンズイミダゾール (化合物2A)
【0089】IR (KBr):νC=O 1675 cm-1 NMR (DMSO-d6) σ: 0.69〜0.98(3H, m), 1.00 〜1.27(4H, m), 1.46
〜1.74(2H, m),2.13〜2.20(4H, m), 3.97 〜4.23(2H,
m), 7.05(1H, d,J=20.5Hz), 7.51(0.5H, s), 7.70〜7.8
2(2.5H, m), 8.30(0.5H,d, J=8.0Hz), 8.47(0.5H, d, J
=8.0Hz), 12.1(1H, br-s), 12.5〜12.6(1H, m)
【0090】2−〔3−カルボキシ−1−〔N−〔(1
S)−1−エトキシカルボニルペンチル〕カルバモイ
ル〕プロピル〕−5, 6−ジクロロベンズイミダゾール
(化合物2B)
【0091】融点: 213〜215 ℃ IR, NMR は実施例1の化合物と一致した。
【0092】2−〔3−カルボキシ−1−〔N−〔(1
R)−1−エトキシカルボニルペンチル〕カルバモイ
ル〕プロピル〕−5, 6−ジクロロベンズイミダゾール
(化合物2C)
【0093】融点: 213〜 215℃ IR, NMR は実施例1の化合物と一致した。
【0094】2−〔3−カルボキシ−1−(N−ペンチ
ルカルバモイル)プロピル〕−5,6−ジクロロベンズ
イミダゾール(化合物2D)
【0095】融点: 235〜 238℃ IR (KBr) :νC=O 1653 cm-1, 1645 cm-1, 1634 cm-1 NMR (DMSO-d6) σ: 0.81(3H, t, J=6.9Hz), 1.15〜1.39 (4H, m), 1.
41〜1.43(2H, m),2.11 〜2.25(4H, m), 2.97 〜3.16(2
H, m), 3.85 〜3.89(1H, m),7.68 〜7.79(2H, m), 8.21
(1H, t, J=5.4Hz), 12.0(1H, br-s),12.4(1H, br-s)
【0096】2−〔3−カルボキシ−1−〔N−〔1−
(N−プロピルカルバモイルペンチル)〕カルバモイ
ル〕プロピル〕−5, 6−ジクロロベンズイミダゾール
(化合物2E)
【0097】IR (KBr):νC=O 1653 cm-1, 1645 c
m-1, 1634 cm-1 NMR (DMSO-d6) σ: 0.74〜0.91(6H, m), 1.17 〜1.84(8H, m), 2.31
〜2.63(4H, m),3.07〜3.33(2H, m), 4.45 〜4.59(1H,
m), 4.66 〜4.82(1H, m),7.54(1H, br-s), 7.75(1H, s)
and 7.81 (1H, s), 8.86(1H,br-s), 9.80(2H, br-s)
【0098】2−〔3−カルボキシ−1−〔N−(エト
キシカルボニルメチル) カルバモイル〕プロピル〕−
5, 6−ジクロロベンズイミダゾール (化合物2
F)
【0099】融点: 185〜189 ℃ IR (KBr):νC=O 1743 cm-1, 1665 cm -1 NMR (DMSO-d6) σ: 1.14(3H, t, J=7.1Hz), 2.10〜2.38(4H, m), 3.7
8 〜4.12(6H, m),7.75(2H, s), 8.67(1H, t, J=5.7Hz),
11.8 〜12.4(1H, br)
【0100】2−〔3−カルボキシ−1−〔N−〔(1
R)−1−ヒドロキシメチル〕ペンチルカルバモイル〕
プロピル〕−5, 6−ジクロロベンズイミダゾール(化
合物2G)
【0101】融点: 170〜173 ℃ IR (KBr):νC=O 1707 cm-1, 1658 cm-1 NMR (DMSO-d6) σ: 0.65〜0.70(1.5H, m), 0.83 〜0.86(1.5H, m),
1.02 〜1.56(6H,m), 2.06〜2.32 (4H, m), 3.66〜4.67
(4H, m), 7.65 〜7.80(2H,m), 7.91〜8.05(0.6H, m),
8.21(1H, t, J=5.4Hz), 8.31(0.4H, t,J=7.0Hz), 12.0
(1H, br-s), 12.4(1H, br-s)
【0102】実施例 3 5, 6−ジクロロ−2−〔1−〔N−(1−エトキシカ
ルボニルペンチル)カルバモイル〕−3−エトキシカル
ボニルプロピル〕ベンズイミダゾール(化合物3)
【0103】2−〔3−カルボキシ−1−〔N−(1−
エトキシカルボニルペンチル)カルバモイル〕プロピ
ル〕−5, 6−ジクロロベンズイミダゾール80mgをエタ
ノール2ml に溶かし、濃塩酸0.7ml を加えて、2時間還
流した。減圧下に溶媒を留去し、残留物をエタノールに
溶かし水を加え、結晶化した。得られた結晶を分取薄層
クロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム:エタノ
ール=20:1)で精製し、5, 6−ジクロロ−2−
〔1−〔N−(1−エトキシカルボニルペンチル)カル
バモイル〕−3−エトキシカルボニルプロピル〕ベンズ
イミダゾール34mgを得た。
【0104】融点: 182〜183 ℃ IR (KBr):νC=O 1740 cm-1, 1655 cm-1 NMR (CDCl3) σ: 0.82〜0.91(3H, m), 1.20 〜1.38(10H, m), 1.68
〜1.89(2H, m),2.23〜2.55(4H, m), 4.01 〜4.19(3H,
m), 4.20 〜4.26(2H, m),4.49〜 4.56(1H, m), 4.23(0.
5H, d, J=7.4Hz), 7.42(0.5H, d,J=7.4Hz), 7.64(2H,
br-s), 10.3〜11.0 (1H, br)
【0105】実施例 4 2−〔1−〔N−(1−カルボキシペンチル)カルバモ
イル〕−3−カルボキシプロピル〕−5, 6−ジクロロ
ベンズイミダゾール (化合物4)
【0106】5, 6−ジクロロ−2−〔1−〔N−(1
−エトキシカルボニルペンチル)カルバモイル〕−3−
エトキシカルボニルプロピル〕ベンズイミダゾール77mg
をエタノール2ml に溶かし、濃塩酸0.7ml を加え、2時
間還流した。減圧下に溶媒を留去し、残留物をエタノー
ル1ml に溶かし、1規定水酸化ナトリウム水溶液0.6ml
を加え、室温で2時間撹拌した。1規定塩酸0.6ml を加
え、析出した結晶をろ取したのち、減圧下に乾燥し、2
−〔3−カルボキシ−1−〔N−(1−カルボキシペン
チル)カルバモイル〕プロピル〕−5, 6−ジクロロベ
ンズイミダゾール36mgを得た。
【0107】融点: 133〜140 ℃ IR (KBr):νC=O 1720 cm-1, 1665 cm-1 NMR (DMSO-d6) σ: 0.88(1.5H, t, J=6.9Hz), 0.97(1.5H, t, J=6.9H
z), 1.19〜1.41(4H, m), 1.69 〜1.86(2H, m), 2.24 〜
2.44(4H, m), 4.11 〜4.37(2H, m), 7.87(2H, br-s),
8.64 〜8.71(1H, m), 12.2 〜12.5(2H,m)
フロントページの続き (72)発明者 玉井 哲郎 長野県東筑摩郡麻績村麻3868 (72)発明者 赤羽 健司 長野県南安曇郡豊科町大字豊科1160−4

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中のRはハロゲン原子であり、R1はカルボキシル基
    または炭素数2〜5 のアルコキシカルボニル基であり、
    R2は水素原子または炭素数1〜9のアルキル基であり、
    Aはカルボキシル基、炭素数2〜5のアルコキシカルボ
    ニル基、カルバモイル基、置換基として炭素数1〜5の
    アルキル基を1個ないし2個有するカルバモイル基また
    は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基であり、mは1
    〜2の整数である)で表されるベンズイミダゾール誘導
    体およびこれらの薬理学的に許容される塩。
  2. 【請求項2】 一般式 【化2】 (式中のRはハロゲン原子であり、R1はカルボキシル基
    または炭素数2〜5 のアルコキシカルボニル基であり、
    R3は水素原子または炭素数1〜6のアルキル基であり、
    Aはカルボキシル基、炭素数2〜5のアルコキシカルボ
    ニル基、カルバモイル基、置換基として炭素数1〜5の
    アルキル基を1個ないし2個有するカルバモイル基また
    は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基であり、mは1
    〜2の整数である)で表される請求項1記載のベンズイ
    ミダゾール誘導体およびこれらの薬理学的に許容される
    塩。
  3. 【請求項3】 一般式 【化3】 (式中のR1はカルボキシル基または炭素数2〜5 のアル
    コキシカルボニル基であり、R3は水素原子または炭素数
    1〜6のアルキル基であり、Aはカルボキシル基、炭素
    数2〜5のアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、
    置換基として炭素数1〜5のアルキル基を1個ないし2
    個有するカルバモイル基または炭素数1〜3のヒドロキ
    シアルキル基である)で表される請求項2記載のベンズ
    イミダゾール誘導体およびこれらの薬理学的に許容され
    る塩。 【請求項3】 一般式 【化4】 (式中のR3は水素原子または炭素数1〜6のアルキル基
    であり、Aはカルボキシル基、炭素数2〜5のアルコキ
    シカルボニル基、カルバモイル基、置換基として炭素数
    1〜5のアルキル基を1個ないし2個有するカルバモイ
    ル基または炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基であ
    る)で表される請求項3記載のベンズイミダゾール誘導
    体およびこれらの薬理学的に許容される塩。
  4. 【請求項4】 式 【化5】 で表される請求項4記載のベンズイミダゾール誘導体お
    よび薬理学的に許容される塩。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100415721C (zh) * 2005-11-10 2008-09-03 上海大学 含氟硝基苯并咪唑的制备方法

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CN100415721C (zh) * 2005-11-10 2008-09-03 上海大学 含氟硝基苯并咪唑的制备方法

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