JPH0719659Y2 - フラクサー - Google Patents

フラクサー

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JPH0719659Y2
JPH0719659Y2 JP1990033377U JP3337790U JPH0719659Y2 JP H0719659 Y2 JPH0719659 Y2 JP H0719659Y2 JP 1990033377 U JP1990033377 U JP 1990033377U JP 3337790 U JP3337790 U JP 3337790U JP H0719659 Y2 JPH0719659 Y2 JP H0719659Y2
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JP
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flux
atomizer
ultrasonic atomizer
circuit board
printed circuit
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政行 中島
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Koki Co Ltd
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Koki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、超音波アトマイザによりフラックスを煙霧化
しプリント基板にフラックス塗布を行うフラクサーの改
善に関する。
[従来技術とその課題] 近年、フラックスを超音波振動手段によって煙霧化し、
これをプリント基板に塗布するフラクサーが開発されて
いる。その一例として、振幅変換器に機械的に結合され
た圧電変換器素子と、振幅変換器の自由端部に設けられ
たアトマイザディスクとを具備せる超音波アトマイザを
上向き垂直姿勢に保持し、煙霧化フラックスを垂直上方
に向け噴射し、水平姿勢で搬送移動するプリント基板に
フラックスを塗布するフラクサーが知られている。(例
えば、特開昭59−66380号公報参照) 上述のような、超音波アトマイザを上向き垂直姿勢で使
用するフラクサーには、次のような課題がある。
(a)超音波アトマイザが上向き垂直姿勢であることか
ら、水平姿勢となるアトマイザディスク面に煙霧発生に
適したフラックス薄膜を連続的に維持させることに困難
性があり、連続煙霧化のために微妙なフラックス供給手
段が要求されるばかりでなく、フラックスの供給調整が
フラックスの性状に併せて行う必要があることなどを配
慮しなければならないことなどから、高度の調整技術が
要求されるという課題がある。
(b)フラックスを上向き垂直方向に噴霧することか
ら、降下する煙霧状フラックスがアトマイザディスク上
に付着し、メンテナンス頻度が高まるなど保守管理上の
課題がある。
(c)フラックス塗布作業、つまり、プリント基板の半
田付け作業終了時に、フラックス管路やアトマイザディ
スクの洗浄を行うが、アトマイザディスク面の洗浄には
人手による補助が要求されるなど取り扱い性に問題があ
る。
このような技術的課題を解決する手段として、液状フラ
ックスを超音波発振器により霧状フラックスに変換する
超音波アトマイザをハウジングの一側に水平姿勢で取付
け、霧状フラックスをハウジング内に設けた上向き傾斜
姿勢の送風壁内の空気通路を介して吹き出し口より斜め
に噴出させ、被半田付け体に付着させるようにしたフラ
ックス塗布装置が提案されている。(例えば、特開昭55
−120472号公報参照) このような装置では、霧状フラックスの大半が送風壁に
付着して目的とするプリント基板などの被半田付け体へ
の塗布効率が悪く不経済であり、かつ、送風壁内面に付
着したフラックスの清掃に多くの時間と労力を要し、か
つ、メンテナンス繁度が高まることからフラックス塗布
装置の稼働率が大巾に低下するという重大な課題が依然
として残されている。
本考案の目的は、超音波アトマイザを、アトマイザディ
スク表面に対して煙霧化に適したフラックス薄膜が連続
して維持できる上向き傾斜角度範囲内に傾斜させたこ
と、及びこの傾斜角度と略平行するノズル構造の吹き出
し開口を設けたことにより、従来技術の課題を解消せし
め、プリント基板へのフラックス塗布効率の向上が図れ
るとともに、フラックスの経済的効果の大きなフラクサ
ーを提供せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 従来技術の課題を解決する本考案の構成は、振幅変換器
に機械的に結合された圧電変換器素子と、振幅変換器の
自由端部に設けられたアトマイザディスクとを具備せる
超音波アトマイザをプリント基板の搬送面の下側に配設
し、煙霧化フラックスを吹き出し開口を介してプリント
基板に吹きつけ付着するようにしたフラクサーにおい
て、上記超音波アトマイザを、上記アトマイザディスク
表面に対して煙霧化に適したフラックス薄膜が連続的に
形成維持できる上向き傾斜角度範囲内に傾斜させるとと
もに、上記吹き出し開口を超音波アトマイザの傾斜角度
と略平行したノズル構造としたものである。
[実施例] 次に、図面について本考案実施例の詳細を説明する。
第1図は本考案フラクサーの概略説明図,第2図は超音
波アトマイザの一部切欠正面図,第3図は超音波アトマ
イザの有効角度範囲を示す説明図である。
フラクサーAを構成する機枠(図示略)には、プリント
基板1を支持し、これを水平、または、斜め上向きに搬
送する搬送体2が通過するように構成されている。上記
搬送体2の一側下部にはハウジング3を配設し、このハ
ウジング3の内部には、上向き傾斜姿勢の超音波アトマ
イザ4が、煙霧化に適したフラックス薄膜が連続的に形
成維持できる上向き傾斜角度範囲内に調整可能に内蔵斜
設してあって、煙霧化されたフラックスを斜め上向きに
噴出する超音波アトマイザ4の傾斜角度と平行した傾斜
ノズル構造の吹き出し開口5が上記ハウジング3の上壁
部に形成してある。図中6は、上記ハウジング3の一
側、つまり、プリント基板1の進出方向に向け大きく張
り出された余剰フラックスの回収用トレーである。
次に、上記超音波アトマイザ4の構成の概略を説明する
と、7は円筒構造のケースで、該ケース7内には、これ
の中心軸線にそうフラックス供給パイプ8を挿入した保
持パイプ9を配設する。10は、上記保持パイプ9の先端
に設けた圧電変換器部分で、この圧電変換器部分10は、
電気振動エネルギーを機械振動エネルギーに変換する役
割をもち、また、この圧電変換器部分10は2つのセラミ
ックディスクによって構成されている。図中11は変換器
素子,12は振幅変換器,13は上記振幅変換器12の先端部に
形成されたアトマイザディスクで、該アトマイザディス
ク13は、上記ケース7に形成された空気吹き出し口14に
適度の間隙を介して臨設されている。図中15は、高周波
発生器(図示略)に接続されるケーブル,16は、上記ケ
ース7内に空気を吹き込み、上記アトマイザディスク13
の外周から外部に向け噴出させ、アトマイザディスク13
の表面で煙霧化されたフラックスを逆円錐形状に噴射さ
せるためのエアパイプ(図示略)の接続栓である。
上記超音波アトマイザ4は、水を煙霧化する場合には垂
直姿勢を含め全姿勢において煙霧に必要な水薄膜がアト
マイザディスク13の表面に連続して維持され、円滑な煙
霧化が図れるが、フラックスの煙霧化に当たっては、超
音波アトマイザ4の垂直姿勢は勿論のこと、この垂直姿
勢からある角度傾斜させた姿勢では、アトマイザディス
ク13の表面に煙霧に適したフラックス薄膜が連続的に維
持することが困難であることが幾多実験の結果明らかに
された。上述した垂直姿勢を含めたある角度とは、フラ
ックス組成の性状によって明白に特定できないが、超音
波アトマイザ4が略垂直に近い角度に上向き傾斜する
と、フラックスの煙霧に影響を来すことが確認された。
そこで、第3図の矢印で示した角度範囲であれば、フラ
ックス薄膜が有効に、かつ、連続して維持させることが
可能であることが幾多実験の結果得られたことに着目
し、超音波アトマイザ4の上向き傾斜角度を、この超音
波アトマイザ4のアトマイザディスク13の表面に対して
煙霧化に適したフラックス薄膜が連続的に形成維持でき
る上向き傾斜、例えば、約30°〜80°の傾斜姿勢の範囲
にセットするようにしたものである。
図中17は、上記超音波アトマイザ4の配設位置より上位
の機枠部に配置され、超音波アトマイザ4に対して適度
の水頭を保持させるフラックスのプールタンク,18は、
イソブロピルアルコールなどのフラックス溶剤の重力タ
ンク,19は、フラックス槽20内のフラックスを上記プー
ルタンク17へポンプアップするフラクサーポンプであ
り、上記超音波アトマイザ4のフラックス供給パイプ8
には、上記プールタンク17の下底部に上端が接続された
パイプライン21の下端が接続され、また、このパイプラ
イン21の下端部には、上記重力タンク18の底部に上端を
接続したパイプライン22の下端を接続する。上記フラッ
クスのプールタンク17内には、上端開口を略同レベルと
したフラックス補給パイプ23と、オーバーフローパイプ
24を立設し、上記フラックス補給パイプ23は、上記フラ
クサーポンプ19を介して上記フラックス槽20の下底部に
接続されており、補給されるフラックスをオーバーフロ
ーパイプ24からフラックス槽20に戻すことにより、プー
ルタンク17内には常に一定レベルのフラックスが貯留さ
れるように構成し、上記超音波アトマイザ4に対するフ
ラックスの水頭が一定に保持されるようにしたものであ
る。
また、図中25,26は、2つのポートをもつエアオペレー
トバルブで常時は閉成状態にあり、プリント基板1がフ
ラックス塗布ゾーンに介入したときの検知信号により加
圧気体がエアオペレートバルブ25に作用してこれを開と
し、同時に作動する超音波アトマイザ4によってフラッ
クスが煙霧化せしめられるようにしたものである。ま
た、半田付け作業終了時に、上記重力タンク18のパイプ
ライン22に設けたエアオペレートバルブ26を開き、溶剤
をフラックス供給パイプ8、および、超音波アトマイザ
4中に送り込み、残存せるフラックスを溶剤によって洗
浄除去する。
27は、上記余剰フラックスの回収用トレー6の底部下方
に、ミストフィルタ28を介して連通配設したミスト回収
用のボックスで、該ボックス27内には、内面にミスト回
収袋29を着脱可能に設けた回収タンク30を出入自在に配
設せしめる。また、上記ボックス27の一側には、中途部
にシロッコファン31を内蔵し、かつ、正面形状が下向き
コ字形をした吸引ダクト32の一端を接続せしめ、該吸引
ダクト32を形成する外側の垂直ダクト部32aの下端に
は、水、または、アルカリ洗剤液などの溶解液タンク33
を接続するとともに、上記垂直ダクト部32a中に蛇行流
路34を形成する。そして、上記垂直ダクト部32aの上部
にスプレーノズル35を設け、これと上記溶解液タンク33
とをポンプ36をもつパイプライン37にて接続し、スプレ
ーノズル35から噴霧される水、または、アルカリ洗剤液
と排ガス中のアルコール分とを接触させてアルコール分
を吸着溶解し、浄化された空気を排気口38から外部に放
出するようにしたものである。
[考案の効果] 上述のように本考案の構成によれば、次のような効果が
得られる。
(a)振幅変換器に機械的に結合された圧電変換器素子
と、振幅変換器の自由端部に設けられたアトマイザディ
スクとを具備せる超音波アトマイザを、上記アトマイザ
ディスク表面に対して煙霧化に適したフラックス薄膜が
連続的に形成維持できる上向き傾斜角度範囲内に傾斜さ
せたので、従来技術がもつ課題を合理的にら解消しうる
ことは勿論のこと、上記アトマイザディスク表面にフラ
ックスを過剰に停滞させることなく、均一で、かつ、連
続したフラックスの煙霧化が保持され、プリント基板へ
のフラックス塗布効率の向上が図れる。
(b)更に、煙霧化フラックスを噴出する吹き出し開口
を、超音波アトマイザの傾斜角度と略平行したノズル構
造としたので、発振器先端、つまり、アトマイザディス
クで煙霧化されたフラックスが直接プリント基板に到達
するため、塗布効率が高いとともに吹き出し開口部に付
着するフラックス量が少く経済的であり、また、清掃の
手間も少くなることからフラクサーとしての稼働率が大
巾に向上し得られ、延いては半田付効率の向上が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案フラクサーの概略説明図,第2図は超音
波アトマイザの一部切欠正面図,第3図は超音波アトマ
イザの有効角度範囲を示す説明図である。 A…フラクサー,1…プリント基板,2…搬送体,3…ハウジ
ング,4…超音波アトマイザ,5…開口,7…ケース,8…フラ
ックス供給パイプ,9…保持パイプ,10…圧電変換器部分,
11…変換器素子,12…振幅変換器,13…アトマイザディス
ク,14…空気噴き出し口,17…フラックスのプールタン
ク,18…重力タンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】振幅変換器に機械的に結合された圧電変換
    器素子と、振幅変換器の自由端部に設けられたアトマイ
    ザディスクとを具備せる超音波アトマイザをプリント基
    板の搬送面の下側に配設し、煙霧化フラックスを吹き出
    し開口を介してプリント基板に吹きつけ付着するように
    したフラクサーにおいて、 上記超音波アトマイザを、上記アトマイザディスク表面
    に対して煙霧化に適したフラックス薄膜が連続的に形成
    維持できる上向き傾斜角度範囲内に傾斜させるととも
    に、上記吹き出し開口を超音波アトマイザの傾斜角度と
    略平行したノズル構造としたことを特徴とするフラクサ
    ー。
JP1990033377U 1990-03-28 1990-03-28 フラクサー Expired - Lifetime JPH0719659Y2 (ja)

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