JPH0733858Y2 - エレメントクリーナーの集塵排出装置 - Google Patents

エレメントクリーナーの集塵排出装置

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JPH0733858Y2
JPH0733858Y2 JP1992013672U JP1367292U JPH0733858Y2 JP H0733858 Y2 JPH0733858 Y2 JP H0733858Y2 JP 1992013672 U JP1992013672 U JP 1992013672U JP 1367292 U JP1367292 U JP 1367292U JP H0733858 Y2 JPH0733858 Y2 JP H0733858Y2
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JP
Japan
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dust
chamber
air
pipe
drainage
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JP1992013672U
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JPH0567315U (ja
Inventor
祥光 高須
Original Assignee
株式会社共和製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、機枠内の清掃室で自動
車のフィルターエレメント(以下,単にエレメントと称
する。)をエア吹掃にて清掃し除去された塵埃をその下
方の集塵室下面の排水管を介して排出するエレメントク
リーナーにおいて,その清掃時および集塵排出時に大気
中に塵埃やカーボン等の微細な粉塵が放散されるのを防
止するエレメントクリーナーの集塵排出装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のエレメントクリーナー(例えば,
実開平3−115021号公報)においては、第2図に
示す装置にて清掃作業により除去された塵埃の集塵排出
を図っていた。
【0003】即ち図2において,1は機枠(図示せず)
内下側部に位置する集塵室で,この集塵室の下面に開口
する排水管2の排水口3上部にエアブロー用ノズル4と
散水ノズル5が配設されており、排水管2の集塵室の下
面からの導出端部内にはフィルター6が配設されてい
る。図中,7はエア供給源に接続するエア接続口、8は
給気管、9は水道等の給水源に接続する給水口、10は
給水管、11,12は夫々給気及び給水制御用電磁弁で
ある。
【0004】しかして従来は同装置にて,機枠内でエレ
メントをエア吹掃によりその内外両面に付着している塵
埃を清掃除去した後或は清掃工程の途中において,エア
ブロー用ノズル4によるエアブローと散水ノズル5によ
る散水にて塵埃を集塵し、排水管2内のフイルター6に
て濾過して排水とともに排水管2を介して排水溝へ排出
していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしこの場合には、
除去された塵埃のうち粒子の大きいものはフィルターに
て濾過分離されるが粒子の小さいカーボン等の微細な粉
塵は排水とともに排水管2を介して排出され、その際そ
の微細な粉塵が排水中に溶けずに排水とともに排出され
て排水溝より大気中へ放散されていたまた,排水管
内にフィルターが配設されている関係で排水管の断面積
が狭窄となり排水管内の目詰りが生じ、そのため機枠内
の異常な圧力上昇の危険や集塵の排出効率の低下を招く
おそれもあった。本考案は斯かる難点の防止を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するために、「機枠内に上下方向に清掃室と集塵室を接
続して設け,清掃室で自動車のフィルターエレメントを
エア吹掃にて清掃し除去された塵埃を集塵室下面の排水
管を介して排出するエレメントクリーナーにおいて、
掃室上方部にエアブロー用ノズルを,集塵室上方部に
水ノズルを,集塵室下方部に洗剤液滴下噴霧用吐出管を
夫々集塵室下面の排水口に向けて配設しし、集塵室下面
の排水口上面にすのこ台を介して大型フィルターを載置
した」ことを特徴とする。
【0007】
【作用】エア吹掃により除去された塵埃はエアブロー
により集塵室へ送られ,集塵室 にて散水と洗剤液の滴下
噴霧による水と洗剤液の膜の放射状のカーテンによって
集塵捕集され,大型フィルターにより大粒子のものが濾
過分離されて,カーボン等の微細な粉塵は排水とともに
排水管より排出される。その際排水管中には洗剤液によ
る泡が満ちあふれているので,前記カーボン等の微細な
粉塵はこの洗剤液の泡に付着ないし包み込まれた状態で
排水とともに排出されることとなり、これらが排水溝よ
り大気中へ放散されることはない。 また,排水管内に
おける集塵の排出も円滑になされる。
【0008】
【実施例】別紙図面,図1について本考案の1実施例を
説明する。20は脚付きのエレメントクリーナーの箱形
機枠で、その内部は上側部が駆動部材等の収納室21,
中間部がエレメントを収容しその清掃を図る清掃室2
2,下側部が集塵室23に夫々区画形成されている。
24は制御ボックスであり,これは清掃室22内に区画
形成する場合もある。清掃室22の前面には、耐圧ガラ
ス製の内部確認窓をはめ込んだ開閉扉(図示せず)が取
り付けられている。清掃室22内には、図示していない
が,ドーナツ形のエレメントが磁気吸着等により回転可
能にセットされ、その内外両面をエアノズルより噴出さ
れるエアにて吹掃し清掃するようになっている。前記清
掃用エアノズルは、セットされたエレメントの高さ方向
に沿って昇降する。 この一対の清掃用エアノズルの上
昇時にはエレメントの外側に配置されているエアノズル
からエアが噴出されて塵埃が多く付着されているエレメ
ントの外面が清掃され、下降時には内側に配置されてい
るエアノズルからエアが噴出されてエレメントの内面が
清掃される。
【0009】集塵室23の下面には排水管25が接続さ
れており、その排水口26が集塵室23内に開口してい
る。 排水管25の先端部は排水溝に接続される。
【0010】清掃室22内の天井面には、適宜数のエア
ブロー用ノズル27が下方の排水口26に向けて配置さ
れており、このノズル27は外部のエア供給源に接続さ
れているエア接続口28に給気管29を介して配管接続
されている。一方集塵室23内上方中央部には、散水用
ノズル30が下方の排水口26に向けて配置されてお
り、このノズル30は水道等の給水源に接続されている
給水口31に給水管32を介して配管接続されている。
これら給気管29や給水管32には図示していないが夫
々電磁弁が介在されており、エアブローや散水のタイミ
ング,動作時間が制御される。
【0011】そして集塵室23内下面の排水口26の上
面には、すのこ台33を介して大型のフィルター34が
載置されており、その上方中央部には、洗剤液滴下噴霧
用吐出管35の先端部が対向配置されている。この洗剤
液滴下噴霧用吐出管の他端部は機枠外に配置されている
洗剤タンク36に接続している。 洗剤液滴下噴霧用吐
出管35の先端部は洗剤タンク36より上方に位置して
いる。洗剤タンク36にはエア供給源に接続するエア注
入管37が配管接続されており、洗剤タンク36内への
エア注入により洗剤液滴下噴霧用吐出管35から大型
ィルター34へ向かって洗剤液が滴下噴霧される。この
場合洗剤液滴下噴霧用吐出管35の内径は細径であるた
め,吐出された洗剤液はほぼ噴霧状態となり放射状に広
がって滴下噴霧される。洗剤液の滴下噴霧のタイミング
や動作時間も前記エアブローや散水と同様に電磁弁を介
して制御される。
【0012】前記一対の清掃用ノズルの昇降移動が開始
すると散水用ノズル30からの散水が開始される。 清
掃作業が終了し清掃用ノズルの昇降移動が停止すると,
清掃室22内上方に配置しているエアブロー用ノズル2
7から下方に向かってエア(圧縮空気)が所定時間(約
15秒間)噴出されてエレメントから除去された塵埃が
集塵室23に圧送される。そしてこのとき散水用ノズル
30から集塵室23内下方に向かって水が放射状に散水
されており,また清掃用ノズルの上昇時及びエアブロー
用ノズル27の動作時に洗剤タンク36内の洗剤液が滴
噴霧されるので、集塵室23に送られた塵埃はこの散
水と洗剤液の滴下噴霧による放射状に広がった水及び洗
剤液の膜のカーテンによって捕集された状態で大型フィ
ルター34を介して排水口26に送り込まれる。
【0013】排水口26へ向かって送られた塵埃は大型
フィルター34にて大きな粒子のものが濾過分離され,
カーボン等の微細な粉塵は排水や洗剤液とともに排水管
25中に排出される。 排水管25内では滴下噴霧され
た洗剤液が泡立ってその泡が管内一杯に、立ち込めてい
るので、前記カーボン等の微細な粉塵は排水中に溶ける
一方溶けないものは洗剤液の泡に付着ないし包み込ま
れて排水溝へと導かれる。 そのため、排水中に溶けず
に排出されたカーボン等の微細な粉塵が排水溝から大気
中へ放散されるといういことはない。
【0014】大型フィルター34は従来と異なり排水管
25の排水口26内に充填されておらず,排水管25の
断面積が狭窄となることはないので、フィルターによる
排水管内の目詰りが生じたり、それが原因で機枠内の異
常な圧力上昇の危険や集塵の排出効率の低下を招くとい
おそれがない。
【0015】
【考案の効果】本考案は上記の構成となしたので、上述
の従来技術の難点を解消し次の効果を有する。 a.清掃室で清掃用エアノズルによる吹掃にて除去され
た自動車用エレメントの塵埃はエアブロー用ノズルの動
作によって機枠下側部の集塵室に圧送され,この圧送さ
れてきた塵埃は集塵室内にて放射状に広がった散水によ
る水のカーテンと滴下噴霧された洗剤液による膜のカー
テンによって集塵捕集されて排水管へ排出されるので、
清掃作業中に機枠内で塵埃が舞い上がり機枠外へ放散さ
れるおそれは全くない。 b.排水管内では滴下噴霧された洗剤液による泡が管内
一杯に立ち込めた状態となるので、カーボン等の微細な
粉塵が排水中に溶けないで排出される場合があったとし
ても,これらは洗剤液の泡によって付着ないし包み込ま
れた状態で排水とともに排出されることとなる。したが
って従来と異なり排水中に溶けずに排水とともに排出さ
れたカーボン等の微細な粉塵は完全に捕獲されるので,
これら 排水溝より大気中へ放散されおそれは全くな
い。c.大きな粒子の塵埃の除去を図るフィルターとし
ては、従来と異なり排水管内に充填せず,集塵室下面の
排水口上面にすのこ台を介して大型のものを載置したの
で、その塵埃の除去の効率が良好であるとともに、フィ
ルターによる排水管内の目詰りが原因で機枠内の異常な
圧力上昇の危険や集塵の排出効率の低下を招くというお
それは全くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例に係るエレメントクリーナー
の集塵排出装置の一部を断面とした正面図である。
【図2】従来装置の説明図である。
【符合の説明】
20 機枠22 清掃室 23 集塵室 25 排水管 26 排水口 27 エアブロー用ノズル 30 散水用ノズル33 すのこ台 34 大型フィルター 35 洗剤液滴下噴霧用吐出管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠内に上下方向に清掃室と集塵室を接
    続して設け,清掃室で自動車のフィルターエレメントを
    エア吹掃にて清掃し除去された塵埃を集塵室下面の排水
    管を介して排出するエレメントクリーナーにおいて、
    掃室上方部にエアブロー用ノズルを,集塵室上方部に
    水ノズルを,集塵室下方部に洗剤液滴下噴霧用吐出管を
    夫々集塵室下面の排水口に向けて配設し、集塵室下面の
    排水口上面にすのこ台を介して大型フィルターを載置し
    ことを特徴とするエレメントクリーナーの集塵排出装
    置。
JP1992013672U 1992-02-13 1992-02-13 エレメントクリーナーの集塵排出装置 Expired - Lifetime JPH0733858Y2 (ja)

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JPH0567315U JPH0567315U (ja) 1993-09-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11319453A (ja) * 1998-05-08 1999-11-24 Shigenori Yamazaki エアフィルタ用エレメントの清掃装置
JP6381885B2 (ja) * 2013-10-18 2018-08-29 株式会社大丸テクノ フィルタの洗浄装置および洗浄方法

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