JPH07194911A - ろ紙及びこれを利用したエアーフィルタ - Google Patents

ろ紙及びこれを利用したエアーフィルタ

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JPH07194911A
JPH07194911A JP6283181A JP28318194A JPH07194911A JP H07194911 A JPH07194911 A JP H07194911A JP 6283181 A JP6283181 A JP 6283181A JP 28318194 A JP28318194 A JP 28318194A JP H07194911 A JPH07194911 A JP H07194911A
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JP
Japan
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filter paper
boron
filter
paper
air
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JP6283181A
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English (en)
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Masayuki Sumioka
將行 住岡
Kazuhiko Otsuka
一彦 大塚
Tsukasa Asahi
司 朝日
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Nitta Corp
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Nitta Corp
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  • Treating Waste Gases (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粒子を捕集でき且つホウ素濃度を10ng/
3 に抑えることができるエアーフィルタを提供するこ
と。 【構成】 繊維径が0.2〜12μmガラス繊維を使用
して湿式法により抄紙したものに、紙重量の1〜23%
の不斉炭素を2個以上持った多価アルコールまたはその
誘導体を添着して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、気体中の粒子及びガ
ス状ホウ素の捕集に利用されるろ紙、及びこれを使用し
たエアーフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエアーフィルタとしては、例え
ば、ホウ珪酸ガラス繊維を湿式抄紙し、バインダー及び
撥水剤を添加したろ紙を使用したものがあり、これは塵
埃粒子を高い効率で捕集(0.3μm粒子を99.97
%以上)することができることから、LSI等電子デバ
イス製造用クリーンルームの空気浄化用として広く使わ
れている。
【0003】しかしながら、電子デバイスの集積度の向
上に伴い、電子デバイスのクリーンルーム内の空気への
暴露時間が長くなるにつれ、電子デバイスの特性が劣化
する現象がしられるようになってきた。この劣化の原因
の一つとして、エアーフィルタに使用されているホウ珪
酸ガラス繊維からのホウ素の放出がある。即ち、クリー
ンルーム内の空気は大部分が再循環されており、エアー
フィルタから発生したホウ素はガス状でクリーンルーム
内に浮遊し、これが製造途中の電子デバイスに付着しそ
の特性を劣化させているのである。
【0004】尚、近年、1GのLSIを製造するための
クリーンルームが必要となってきており、このクリーン
ルームではホウ素濃度を10ng/m3 以下に抑える必
要があるといわれるようになってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、粒子及びガス状ホウ素の両方を捕集できるろ材及び
エアーフィルタを提供することを課題とし、更に、粒子
を捕集でき且つホウ素濃度を10ng/m3 に抑えるこ
とができるエアーフィルタを提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のろ紙やエアー
フィルタは、多価アルコール又はその誘導体を添着して
成るものとしている。尚、多価アルコール又はその誘導
体の添着量を、紙重量の0.2〜23%にすることが好
ましく、また、ろ紙の繊維径を0.2〜12μmとする
ことが好ましく、更に、多価アルコール又はその誘導体
が、シス位に水酸基を持った化合物であることが好まし
い。
【0007】他方、この発明のろ紙やエアーフィルタ
は、繊維径が0.2〜12μmのガラス繊維を使用して
湿式法により抄紙したものに、紙重量の1〜23%の不
斉炭素を2個以上持った多価アルコールまたはその誘導
体を添着して成るものとしている。尚、スチームドライ
ヤーの乾燥温度を115℃以下にして製作することが好
ましい。
【0008】
【作用】この発明は次のように作用する。
【0009】このろ紙及びエアーフィルタでは、多価
アルコール又はその誘導体を添着してあるから、前記添
着物とホウ素が化学的に結合することになり、その結
果、粒子を捕集するのは勿論のこと、ガス状ホウ素をも
捕集できる。
【0010】そして、多価アルコール又はその誘導体
の添着量を、紙重量の0.2〜23%にした場合には、
ホウ素の飽和吸着量が大きく且つろ紙としての圧力損失
の上昇を抑えられる。
【0011】上記については、以下に示した実験結
果(表1、表2、図2)より明らかである。 〔実験1/ホウ素捕集試験〕図1に示す装置(図1中、
符号10a,10bは流量計、符号11はメンブレンフ
ィルタ、符号12はホウ酸水溶液、符号13はメンブレ
ンフィルタ、符号14は供試ろ紙、15a,15b,1
5c,15dは純水、16a,16bは流量計を示す)
により、ろ紙1cm2 当たり3.5×103ng のホウ素
(クリーンルム内の使用時間2.5×104 時間に相当
する)を負荷し、ろ材のホウ素捕集率の比較を行った。
結果を表1に示す。
【0012】 上記表1から、繊維の種類にかかわらずN-メチル-D- グ
ルカミンを添着したものは添着しないものと比較してホ
ウ素捕集率は非常に優れていることが判る。 〔実験2/添着量を変化させた場合のホウ素捕集試験及
びろ紙の圧力損失試験〕先ず、ホウ珪酸繊維に対するN-
メチル-D- グルカミンの添着量を変え、実験1と同じ装
置にて、ホウ素捕集率及びろ紙の圧力損失(通風速度
5.3cm/s時)の変化を比較した。その結果を図2に示
す。
【0013】この図2より、ホウ素の捕集率を高く(捕
集率を80%以上)し、且つろ紙の圧力損失の上昇を小
さく(圧力損失上昇率25%以下)抑えるためには、N-
メチル-D- グルカミンの紙重量当たりの添着量は0.2
〜23%が好ましいことが判る。
【0014】また、多価アルコール又はその誘導体をN-
メチル-D- グルカミン以外のものとし、その添着量をろ
紙重量の7%とした場合には、ホウ素捕集率及びろ紙の
圧力損失は以下の表2に示したものとなる。尚、ろ紙の
圧力損失測定に採用した通風速度は5.3cm/sである。 上記表2より、N-メチル-D- グルカミン以外であって
も、多価アルコール又はその誘導体を添着すればホウ素
捕集率は優れたもの(ショ糖、D-グルコサミン塩酸塩を
添着した場合の捕集率は80%に至っていないが、全く
何も添着していないものと比較するとその効果を有する
ことは明らかである)となり、また、ろ紙の圧力損失の
上昇もほとんど無いことが判る。
【0015】尚、実際の通風速度は1.0cm/s程度であ
り、ろ紙の圧力損失の上昇に関してほとんど影響しな
い。 〔実験3/添着量を変化させた場合におけるろ紙からの
ホウ素発生試験〕ホウ珪酸繊維に対するL−酒石酸の添
着量を変え、図3の装置(符号20は供試ろ紙、符号2
1a,21bは純水入りバブラ、符号22は流量計、符
号23はエアーポンプを示す)にてホウ素発生量の試験
(条件:温度22〜24℃、湿度35〜40%RH)を
行った。その結果を図4に示す。
【0016】この図4より、ホウ素の発生量を低く抑え
るためには、L−酒石酸の紙重量当たりの添着量は1%
以上(ホウ素発生量10ng/m3 以下となる)が好ま
しいことが判る。
【0017】次に、ホウ珪酸繊維にろ紙重量の5%の多
価アルコールまたはその誘導体を添着し、図3に示す装
置により、各供試ろ紙から発生するホウ素の発生量比較
試験(条件:温度22〜24℃、湿度35〜40%R
H)を行った。その結果を表3に示す。 上記表3より、多価アルコールまたはその誘導体を添着
することによりホウ素発生量を1/7以下に抑えること
ができる。
【0018】また、L−酒石酸やD−ソルビトールの如
き不斉炭素を2個以上持つものではホウ素発生量を1/
30以下(10ng/m3 以下)に抑え得ることが明ら
かである。これは、不斉炭素を2個以上持っている方が
ホウ素と安定な結合をする構造になる確率が高いためで
あると考えられる。 〔実験4/ろ紙の乾燥方法とホウ素発生量との関係を調
べる試験〕抄造後のろ紙に、(バインダー)+(撥水
剤)+(L−酒石酸)のエマルジョンを含浸させた後、
エアードライヤーとスチームドライヤーでろ紙を乾燥さ
せ、図3の装置にてホウ素発生試験を行ったところ以下
の表4に示すような結果がでた。
【0019】 〔実験5/ろ紙の乾燥温度とホウ素発生量との関係を調
べる試験〕抄造後のろ紙を、(バインダー)+(撥水
剤)+(L−酒石酸)のエマルジョンに浸漬し、スチー
ムドライヤーにて温度を変えて乾燥させた。このろ紙か
らのホウ素発生量を図3の装置にて測定した。その結果
を図5に示す。
【0020】図5より乾燥温度が低い方が好ましいこと
が判る。これは、スチームドライヤーではドラムにろ紙
を巻き付けて乾燥するため、乾燥時に生じる水蒸気とと
もにバインダーが移行してしまうといわれていることと
同様に添着した薬品が移行し薬品の分布に偏りが生じ、
ホウ素が発生しやすくなったと考えられる。よって、ホ
ウ素発生量を低く(10ng/m3 以下)するためには
スチームドライヤーの温度を115℃以下にすることが
好ましいことが判る。
【0021】
【実施例】以下、この発明の構成を実施例として示した
図面に従って説明する。 (実施例1)この実施例のエアーフィルタは、アルミニ
ウム型材の枠にジグザグ状に折ったろ紙を外周気密状態
に取り付けたものであり、前記ろ紙は、基礎材料として
ホウ珪酸ガラス繊維から成る細径繊維(繊維径分布0.
2〜2.65μm 、平均径0.85μm )と、前記細径
繊維相互の結合を補強するための少量の太径繊維(Eガ
ラス繊維:酸化珪素55%、酸化ホウ素8%、酸化カル
シウム17%、他 繊維径分布8〜24μm )と、これ
らに添着された紙重量の7%のN-メチル-D- グルカミン
(化学式 CH3NHCH2(HCOH)4CH2OH )とから構成されてい
る。
【0022】このエアーフィルタは、以下の〜の作
業により製作できる。 先ず、基礎材料としてホウ珪酸ガラス繊維からなる細
径繊維(繊維径分布0.2〜2.65μm 、平均径0.
85μm )と、前記細径繊維相互の結合を補強するため
の少量の太径繊維(Eガラス繊維:酸化珪素55%、酸
化ホウ素8%、酸化カルシウム17%、他 繊維径分布
8〜24μm )とを硫酸溶液にてpH2にした水中に分
散させ抄造する。
【0023】前記抄造後、バインダーとして溶液重量
当たり2%のアクリル樹脂、撥水剤として溶液重量当た
り0.3%のフッ素樹脂、及び溶液重量当たり1%のN-
メチル-D- グルカミンを添加したエマルジョンに浸漬
し、シート状にして乾燥させてろ紙を製造する。
【0024】そして、上記ろ紙をジグザグ状に折り、
ウレタン系樹脂にてアルミニウム型材の枠に密封して取
付けると、上記エアーフィルタ(以下、このエアーフィ
ルタの付記号をAFとする)は製作できる。
【0025】ここで、上記のようにして製作したエアー
フィルタAFを使用して実際のクリーンルームCR内で
ホウ素捕集率の測定を行った。図6にクリーンルームC
R及びホウ素濃度測定装置5,5’を示す。
【0026】クリーンルームCRは、図6に示すよう
に、天井部を多数のULPAフィルタ3aにより構成してあ
ると共に床部を空気通過孔を有する床板材4aにより構
成してある。そして、同図に示すように、前記ULPAフィ
ルタ3aの上方部に空気供給室3を、前記床板材4aの
下方部に空気排出室4を、それぞれ設けると共に前記空
気供給室3と空気排出室4相互を配管接続し、クリーン
ルームCR内の空気を循環すると共に空気の循環途中に
おいて一部の循環空気を排出し且つ外気を取入れるよう
にしている。
【0027】ホウ素濃度測定装置5は、図6に示すよう
に、エアーフィルタAFを通過直後の空気のホウ素濃度
を測定するものであり、純水バブラ51,51と、エア
ーフィルタAFを通過した空気を前記純水バブラ51,
51を介して吸引するエアーポンプ52と、前記エアー
ポンプ52の空気吸引量を調整する流量計53とから構
成されている。尚、前記エアーフィルタAFの近傍に
は、これにクリーンルームCR内の空気を強制的に通過
させるためのファン50を設けてある。
【0028】ホウ素濃度測定装置5’は、図6に示すよ
うに、クリーンルームCR内の空気のホウ素濃度を測定
するものであり、その構成は上記ホウ素濃度測定装置5
と同様としてある。
【0029】尚、これらホウ素濃度測定装置5,5’に
よるホウ素濃度測定値は、前記純水バブラ51の回収液
中のホウ素の濃度をICP-MS(高周波誘導結合プラズマ質
量分析装置)にて測定して得られたものであり、これら
濃度測定装置5,5’によるホウ素濃度の測定値からエ
アーフィルタAFのホウ素捕集率を求めた。また、上記
と同様に、N-メチル-D- グルカミンを添着していないホ
ウ珪酸繊維からなるろ紙を使用したエアーフィルタAF
も製作し、ホウ素の捕集率を測定した。そして、クリー
ンルーム内の空気をそれぞれのエアーフィルタAFに連
続して二箇月通風した後、再度、両者のエアーフィルタ
AFのホウ素捕集率を測定した。これらの結果を図7に
示す。
【0030】他方、N-メチル-D- グルカミンを添着した
石英繊維から成るろ紙と、N-メチル-D- グルカミンを添
着していない石英繊維のみから成るろ紙についても上記
と同様の試験を行った。その結果を図8に示す。 〔N-メチル-D- グルカミンの添着処理方法の態様につい
て〕N-メチル-D- グルカミンの添着処理は以下の〜
により行える。 .抄造後のろ紙に、(バインダー)+(撥水剤)+
(N-メチル-D- グルカミン)のエマルジョンをスプレー
または浸漬により含浸させる。 .抄造後のろ紙に、バインダーを含浸させた後、撥水
剤とN-メチル-D- グルカミンの溶液をスプレーまたは浸
漬によりろ紙に含浸させる。 .抄造後のろ紙に、(バインダー)+(N-メチル-D-
グルカミン)のエマ ルジョンをスプレーまたは浸漬に
より含浸させ、撥水剤の溶液スプレーまたは 浸漬によ
りろ紙に含浸させる。
【0031】 表5から、N-メチル-D- グルカミンの添着は、方法A,
B,Cのようにバインダーと同時またはバインダー添加
の後工程でおこなうのが好ましく、方法Dのように抄造
後のろ紙に、N-メチル-D- グルカミン溶液をスプレーま
たは、浸漬により含浸させた後、(バインダー)+(撥
水剤)のエマルジョンをスプレーまたは、浸漬によりろ
紙に含浸すると高い効果が得られにくいことが判った。
【0032】したがって、この実施例の添着方法にかえ
て、方法B,Cが採用できる。 (実施例2)この実施例はL−酒石酸を添着したろ紙で
あり、ろ紙を構成する細径繊維及び太径繊維については
上記実施例1と同様のものである。また、ろ紙の製造方
法は実施例1とほぼ同様であり、抄造後のろ紙に、(バ
インダー)+(撥水剤)+(L−酒石酸)のエマルジョ
ンを含浸させた後、スチームドライヤー(115℃×6
min)で乾燥させてある。
【0033】このろ紙からのホウ素発生量を図3に示し
た装置にて測定すると、作用の欄に示した図5から明ら
かなように10ng/m3 であった。即ち、このろ紙を
使用したエアーフィルタを採用すると、1GのLSIを
製造するためのクリーンルーム(エアー1m3 当たりの
ホウ素濃度10ng/m3 以下)をつくることができ、
スチームドライヤーの温度を115℃未満にすることに
より更にホウ素濃度が低いクリーンルームをつくること
もできる。
【0034】尚、D−ソルビトールを添着したろ紙の場
合も、作用の欄に記載したようにこの実施例2とほぼ同
様の効果を奏する。
【0035】また、繊維径が0.2〜12μmのガラス
繊維を使用して湿式法により抄紙したものに、紙重量の
1〜23%の不斉炭素を2個以上持った多価アルコール
またはその誘導体を添着したものであればこの実施例2
と同様の効果を奏することとなる。
【0036】更に、上記実施例2では、ろ紙の乾燥にス
チームドライヤーを採用したが、これに限定されること
なく、エアードライヤーを採用することもできる。
【0037】
【発明の効果】この発明は上記のような構成であるか
ら、次の効果を有する。
【0038】作用に記載した内容から、粒子及びガス状
ホウ素の両方を捕集できるろ材及びエアーフィルタを提
供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホウ素捕集率評価に使用した装置の概念図。
【図2】N-メチル-D- グルカミンの添着量を変えた場合
におけるホウ素捕集率とろ紙の圧力損失の変化を示した
グラフ。
【図3】供試フィルタからのホウ素発生量評価に使用し
た装置の概念図。
【図4】ろ紙に添着したL−酒石酸の紙重量当りの添着
量とホウ素発生量との関係を示すグラフ。
【図5】ろ紙の乾燥温度とホウ素発生量との関係を示す
グラフ。
【図6】この発明のエアーフィルタのホウ素捕集率評価
に使用した装置の概念図。
【図7】N-メチル-D- グルカミンを添着したホウ珪酸繊
維から成るエアーフィルタと、ホウ珪酸繊維のみで構成
されたエアーフィルタのホウ素捕集率の通風期間による
変化を示すグラフ。
【図8】N-メチル-D- グルカミンを添着した石英繊維か
ら成るエアーフィルタと、石英繊維のみで構成されたエ
アーフィルタにおけるホウ素捕集率の通風期間による変
化を示すグラフ。
【符号の説明】
3 空気供給室 3a ULPAフィルタ 4 空気排出室 4a 床板材 5 ホウ素濃度測定装置 5’ ホウ素濃度測定装置 50 ファン 51 純水バブラ 52 エアーポンプ 53 流量計
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/46

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多価アルコール又はその誘導体を添着し
    て成ることを特徴とするろ紙。
  2. 【請求項2】 紙重量の0.2〜23%の多価アルコー
    ル又はその誘導体を添着して成ることを特徴とするろ
    紙。
  3. 【請求項3】 繊維径が0.2〜12μmのガラス繊維
    を使用して湿式法により抄紙したものに、紙重量の0.
    2〜23%の多価アルコール又はその誘導体を添着して
    成ること特徴とするろ紙。
  4. 【請求項4】 多価アルコール又はその誘導体が、シス
    位に水酸基を持った化合物であることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載のろ紙。
  5. 【請求項5】 繊維径が0.2〜12μmのガラス繊維
    を使用して湿式法により抄紙したものに、紙重量の1〜
    23%の不斉炭素を2個以上持った多価アルコールまた
    はその誘導体を添着して成ることを特徴とするろ紙。
  6. 【請求項6】 スチームドライヤーの乾燥温度を115
    ℃以下にして製作したことを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載のろ紙。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載のろ紙
    を構成部材として成るエアーフィルタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998004334A1 (fr) * 1996-07-25 1998-02-05 Nikki-Universal Co., Ltd. Filtre d'epuration d'air
JPH10192623A (ja) * 1996-12-31 1998-07-28 Takuma Co Ltd ボロン除去用フィルタ及び汚染気体浄化方法
JP2007203295A (ja) * 1996-07-25 2007-08-16 Nikki Universal Co Ltd 空気浄化フィルター

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