JPH07194430A - 保湿フェースマスク - Google Patents

保湿フェースマスク

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JPH07194430A
JPH07194430A JP22235394A JP22235394A JPH07194430A JP H07194430 A JPH07194430 A JP H07194430A JP 22235394 A JP22235394 A JP 22235394A JP 22235394 A JP22235394 A JP 22235394A JP H07194430 A JPH07194430 A JP H07194430A
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face
mask
neck
covering
face covering
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JP22235394A
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Fumi Kurimoto
ふみ 栗本
Yuko Takahashi
祐子 高橋
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 肌の乾燥および低温化を回避することによ
り、化粧品との相乗的な作用により、皮膚の老化による
肌荒れを防止 【構成】 基本的に、通気性と吸湿性と保温性にも富ん
だ素材によって製作した表面マスクと吸湿性に富んだ素
材によって製作した裏マスクとによってマスク本体を構
成し、該表マスクの裏面に分離し得るようにして裏マス
クを密着重合させ且つホック等の適宜の手段を介して密
着重合状態を保持せしめ、更に前記表マスクは、顔面形
状に合わせて立体的に縫製すると共に目と口の部分に開
口部を設けた顔面覆い部と、該顔面覆い部の下縁に縫着
して一体化した帯状の頸部覆い部とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は夜間就寝中に着用する保
温マスクに関する。
【0002】
【従来の技術】乾燥は皮膚の老化を早める原因の一つと
されている。そして近年は冷暖房の普及により、更に皮
膚が乾燥しやすい環境になってきている。
【0003】そしてまた、夜間における室内温度の低下
による乾燥は血行を悪くし、新陳代謝を不活発にさせ
る。そして皮膚が老化すると肌荒れが生じたり、小じわ
が出来たりして若々しさが失なわれる。
【0004】したがって、皮膚の乾燥を防止すれば、皮
膚の老化を防ぐことができる。これは例えば、手の荒れ
が激しいときに、バンドクリームを手にすりこんで軍手
をはめて寝ると、翌朝には荒れが治ってみずみずしさが
取り戻すことができる経験上からも裏着けられることで
ある。
【0005】そして、乾燥から皮膚をまもるには、皮膚
を寒さからまもることが大切である。顔の筋肉のストレ
スは肌荒れの原因となるが、適度な温かさのときは顔の
筋肉にストレスがたまらない。即ち、あたためると気持
ちよく感じるときには、温めてやることが一番である。
【0006】現在の化粧品は、化学の粋を象徴するよう
に最高の品質で、甲乙つけがたいほど品質が向上してい
る。本発明はこのようなすぐれた化粧品の効果を、最大
に効率よく機能的に吸収してしまおうとするものであ
る。
【0007】「美しい素肌は夜つくられる」と云われて
いる。そして、それには油分と水分と安定した温度が必
要であると云われている。よって、従来これを実践する
ための手段の出現が望まれていたが、現在までそのよう
なものは提案されていなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みなされたものであって、夜の間にも新陳代謝を行って
いる皮膚の生理作用を利用した美容目的の保温マスクを
提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】而して、本発明は次の構
成を要旨とするものである。 (1)通気性と吸湿性に富んだ春期秋期用素材と、冬期
用として保温性の加わった素材によって製作した表マス
クと、吸湿性に富んだ素材によって製作した裏マスクに
よってマスク本体を構成し、該表マスクの裏面に分離し
得るようにして裏マスクを密着重合させ且つホック等の
適宜の手段を介して密着重合状態を保持せしめ、更に前
記表マスクは、顔面形状に合わせて立体的に縫製すると
共に目と口の部分に開口部を設けた顔面覆い部と、該顔
面覆い部の下縁に縫着して一体化した帯状の頸部覆い部
とからなり、該顔面覆い部の下部を除いた周縁部に袋状
のゴム紐挿通部を設け、該ゴム紐挿通部に顔面覆い部の
頂部側の開口から締めつけ用ゴム紐を挿通して端部を止
着し、また顔面覆い部の下縁部に袋状のゴム紐挿通部を
設け、該ゴム挿通部に顔面覆い部の顎の部分の開口から
締めつけ用ゴム紐を挿通して端部を止着し、更に前記頸
部覆い部の上縁部に袋状のゴム紐挿通部を設け、該ゴム
紐挿通部に締めつけ用ゴム紐を挿通すると共に該締めつ
け用ゴム紐の一部を裏面中央の開口から引き出す。手編
み、機械編みは、前記縫製品の形状に合わせ編みあげ
る。また一方、前記裏マスクは、顔面形状に合わせて立
体的に縫製すると共に目と口の部分に開口部を設けた顔
面覆い部と、該顔面覆い部の下縁に縫着して一体化した
帯状の頸部覆い部とからなったものと、顔面覆い部分
と、該頸部覆い部分を一枚の布で裁断し、目と口の部分
に開口部を設けた左右の布を顔面中央部で縫合したもの
がある。共に該頸部覆い部の中央上端部に前記表マスク
の締めつけ用ゴム紐の一部を引き出すためのゴム紐引き
出し口を設け、更に前記表マスクの顔面覆い部の左右い
ずれかの側部の表側に面ファスナーを固着し、また頸部
覆い部のうなじ寄りの位置の外側に面ファスナーを固着
すると共に左右両端部の表又は裏側に合わせ目固定用の
面ファスナーを固着し、更に前記裏マスクの左右側の端
部の裏側に合わせ目固定用の面ファスナーを固着し、更
に前記表マスクの顔面覆い部の頂部側に一端部を接続し
てX字状に交差させた2本のテープの反対側の各端部
に、前記表マスクの頸部覆い部のうなじ寄りの位置に固
着した面ファスナーに貼り合わせる面ファスナーを固着
し、また前記表マスクの顔面覆い部の左右いずれかの側
部に一端部を接続したテープの他端部に、前記表マスク
の顔面覆い部の側部に固着した面ファスナーに貼り合わ
せる面ファスナーを固着してなる保温マスク。 (2)保温性と吸湿性に富んだ素材と通気性と吸湿性に
富んだ素材とを、後者を裏側にして重合縫着してなる素
材をもって製作し、顔面形状に合わせて立体的に縫製す
ると共に目と口の部分に開口部を設けた顔面覆い部と、
顔面覆い部と同様の素材によって製作し、該顔面覆い部
の下縁に縫着して一体化した帯状の頸部覆い部とによっ
てマスク本体を構成し、前記顔面覆い部の下部を除いた
周縁部に袋状のゴム紐挿通部を設け、該ゴム紐挿通部に
顔面覆い部の頂部側の開口から締めつけ用ゴム紐を挿通
して端部を止着し、また頸部覆い部の上縁部に袋状のゴ
ム紐挿通部を設け、該ゴム紐挿通部に顔面覆い部の顎の
部分の開口から締めつけ用ゴム紐を挿通して端部を止着
し、更に前記顔面覆い部の左右いずれかの側部の表面に
面ファスナーに固着し、また頸部覆い部のうなじ寄りの
位置の外側に面ファスナーを固着すると共に左右両端部
の表又は裏側に合わせ目固定用の面ファスナーを固着
し、更に前記顔面覆い部の頂部側に一端部を接続してX
字状に交差させた二本のテープの反対側に各端部に、前
記頸部覆い部のうなじ寄りの位置に固着した面ファスナ
ーに貼り合わせる面ファスナーを固着し、また前記顔面
覆い部の左右いずれかの側部に一端部を接続したテープ
の他端部に、前記顔面覆い部の側部に固着した面ファス
ナーに貼り合わせる面ファスナーを固着してなる保温マ
スク。
【0010】
【作用】次に、本発明の作用について説明する。着用す
るには、先ず顔面覆い部を被り、頸部覆い部の端部をう
なじ側で重ねて止める。次に、顔面覆い部の頂部に、一
端側を接続した二本のX字状に交差させたテープの他端
部を、頸部覆いのうなじ側に止める。次に、顔面覆い部
の左右いずれかの側部に一端側を接続したテープを、頭
部を横に巻いて反対側に止める。
【0011】そして次に、顔面覆い部の頂部から出てい
る締めつけ用ゴム紐を引っ張って顔面覆い部の周縁部を
窄め、使用者の顔面の大きさに合わせる。そして最後に
顔面覆い部と頸部覆い部との境目に設けた締めつけ用ゴ
ム紐を引っ張って顎の下の部分を窄めるものである。
【0012】これによって顔面は顔面覆い部によって、
また頸部はうなじも含めて全体が頸部覆い部によって完
全に被覆されるものである。そして、各ゴム紐とテープ
とによって締めつけられるから、顔面覆い部と頸部覆い
部は肌に密着し、完壁な保温を行うことができる。ま
た、同時に肌の乾燥も防止される。
【0013】以下、本発明の実施例について図面を参照
しつつ説明する。先ず、請求項1の発明の実施例につい
て、図1乃至図12を参照しつつ説明する。図中、1は
マスク本体である。
【0014】また、該マスク本体1は、通気性と吸湿性
に富んだ春期秋期用素材と、冬期用として保温性の加わ
った素材によって製作した表マスクと、吸湿性に富んだ
素材によって製作した裏マスクによってマスク本体が構
成されておりそしてまた、本実施例ではこれら表マスク
と裏マスクは分離可能に密着重合されている。尚、重合
した状態はホック等の適宜の手段をもって保持される。
【0015】2は表マスクであり、顔面形状に合わせて
立体的に縫製すると共に目と口の部分に開口部3,4を
設けた顔面覆い部5と、該顔面覆い部5の下縁に縫着し
て一体化した帯状の頸部覆い部6とからなるものであ
る。また、顔面覆い部5の額と鼻筋の部分に芯地(図示
せず)を入れている。
【0016】また、該表マスク2の顔面覆い部5の下部
を除いた周縁部には袋状のゴム紐挿通部7を設け、顔面
覆い部5の頂部側を開口7aさせている。8は締めつけ
用ゴム紐であり、二つに折り返して前記袋状のゴム紐挿
通部7に挿通し、夫々の端部を該袋状のゴム紐挿通部7
内の端部に接続している。更にまた、該締めつけ用ゴム
紐8の中央部は、前記開口7aから出してリング9と緊
締調節用嵌着体10を取り付けている。
【0017】また、該表マスク2の顔面覆い部5の下縁
部には袋状のゴム紐挿通部11を設け、顔面覆い部5の
顎の部分で開口11aさせている。12は締めつけ用ゴ
ム紐であり、二つに折り返して前記袋状のゴム紐挿通部
11に挿通し、夫々の端部を該袋状のゴム紐挿通部11
内の端部に接続している。更にまた、該締めつけ用ゴム
紐12の中央部は、前記開口11aから出してリング1
3と緊締調節用嵌着体14を取り付けている。
【0018】15,15は前記顔面覆い部5の頂部に設
けた輪状の掛止部である。16は前記顔面覆い部5の左
右いずれかの側部に設けた輪状の掛止部である。17は
前記顔面覆い部5の前記輪状の掛止部16と反対側の側
部に取りつけた面ファスナーである。
【0019】18,19は前記頸部覆い部6のうなじ寄
りの位置に取りつけた面ファスナーである。20,2
1,22,23は前記頸部覆い部6の左右両端部の表側
と裏側に夫々取りつけた面ファスナーである。24,2
4,24…は前記顔面覆い部5と頸部覆い部6の周縁部
及び目と口の部分の開口部3,4に取りつけた雌ホック
である。
【0020】25は前記頸部覆い部6の上縁部に設けた
袋状のゴム紐挿通部であり、中央部で裏側に開口25a
させている。26はゴム紐であり、二つに折り返して前
記袋状のゴム紐挿通部25に挿通し、夫々の端部を該袋
状のゴム紐挿通部25内の端部に接続している。更にま
た、該ゴム紐26の中央部は、前記開口25aから出し
てリング27と緊締調節用嵌着体28を取りつけてい
る。
【0021】29は裏マスクAであり、顔面形状に合わ
せて立体的に縫着すると共に目と口の部分に開口部3
0,31を設けた顔面覆い部32と、該顔面覆い部32
の下縁に縫着して一体化した帯状の頸部覆い部33とか
らなる。69は裏マスクBであり顔面覆い部と該頸部覆
い部分とを一枚の布で裁断し、目と口の部分に開口部7
0,71を設けたものである。
【0022】34,35は前記頸部覆い部33の端部の
裏側に取りつけた面ファスナーである。73,74も顔
面覆い部分と該頸部覆い部分を一枚の布で裁断した裏マ
スクB69の裏側に取りつけた面ファスナーである。3
6,36,36…は前記顔面覆い部32と頸部覆い部3
3の周縁部及び目と口の部分の開口部30,31と、裏
マスクB69の周縁部及び目と口の開口部70,71に
取りつけた雄ホックであり、夫々細片37,37,37
…を介して取りつけている。該雄ホック36を前記表マ
スク2の雌ホック24,24,24…に夫々嵌めて、表
マスク2と裏マスクA29と又表マスク2と裏マスクB
69の重合状態を保持するものである。
【0023】38は前記頸部覆い部33の中央上端部に
設けたゴム紐引き出し口であり、72はB69の顎下に
設けたゴム紐引き出し口であり、共に表マスク2のゴム
紐26の引き出し口である。これにより表マスク2と裏
マスク29と又は表マスク2と裏マスク69はゴム紐2
6を介してその中心部で繋げられ、密着させらると共に
相互のズレが防止される。
【0024】39,40はテープであり、X字状に交差
させ、一端側には前記表マスク2の顔面覆い部5に設け
た輪状の掛止部15,15に掛止させるフック金具4
1,42を取り付けると共に、他端側には前記表マスク
2の頸部覆い部6に取り付けた面ファスナー18,19
に貼り合わされる面ファスナー43,44を取り付けて
いる。該テープ39,40をもって上下方向の安定を保
持するもでのある。
【0025】45はテープであり、一端側には前記表マ
スク2の顔面覆い部5に設けた輪状の掛止部16に掛止
させるフック金具46を取り付けると共に、他端側には
前記表マスク2の顔面覆い部5に取り付けた面ファスナ
ー17に貼り合わされる面ファスナー47を取りつけて
いる。該テープ45をもって左右方向の安定を保持する
ものである。
【0026】次に、請求項2の発明の実施例について、
図10及び図12を参照しつつ説明する。48はマスク
本体である。また、該マスク本体48における後記顔面
覆い部と頸部覆い部は、いずれも保温性と吸湿性に富ん
だ素材、例えばウールニット地と、通気性と吸湿性に富
んだ素材、例えば木綿ニット地とを、後者を裏側にして
分離不能状態に重合縫着した素材によって製作してい
る。
【0027】そしてまた、該マスク本体48は、前記請
求項1の発明と同様に、顔面形状に合わせて立体的に縫
製すると共に目と口の部分に開口部49,50を設けた
顔面覆い部51と、該顔面覆い部51の下縁に縫着して
一体化した帯状の頸部覆い部52とによって構成され
る。
【0028】また、該マスク本体48の顔面覆い部51
の下部を除いた周縁部には袋状のゴム紐挿通部53を設
け、顔面覆い部51の頂部側を開口53aさせている。
54は締めつけ用ゴム紐であり、二つに折り返して前記
袋状のゴム紐挿通部53に挿通し、夫々の端部を該袋状
のゴム紐挿通部53内の端部に接続している。更にま
た、該締めつけ用ゴム紐54の中央部は、前記開口53
aから出してリング55と緊締調節用嵌着体56を取り
つけている。
【0029】また、該マスク本体48の頸部覆い部52
の上縁部には袋状のゴム紐挿通部57を設け、顔面覆い
部51の顎の部分で開口57aさせている。58は締め
つけ用ゴム紐であり、二つに折り返して前記ゴム紐挿通
部57に挿通している。また該締めつけ用ゴム紐58の
中央部は、前記開口57aから出してリング59と緊締
調節用嵌着体60を取りつけている。
【0030】61,62はマスク本体48の顔面覆い部
51に設けた輪状の掛止部、63,64はマスク本体4
8の頸部覆い部52のうなじ寄りの位置に取りつけた面
ファスナー、65,66,67,68はマスク本体48
の頸部覆い部52の左右両端部の表部と裏側に夫々取り
つけた面ファスナーである。また、顔面覆い部51の側
部の表側に取りつけた面ファスナーは図示を省略してい
る。
【0031】尚、本実施例のマスク本体を着用するとき
に前記テープ39,40,45を用いることと、着用の
手順等は、前記請求項1と同様であり、ここではその説
明を省略する。また、本実施例のマスク本体48は、図
示はしないが、場合によっては前記請求項1の実施例に
おける裏マスク29か、裏マスク69を裏に合わせて使
用するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明は上記の如き構成、作用であるか
ら、就寝時に着用すれば夜間における肌の冷えと乾燥を
確実に防止することができる。しかも着脱を簡単に行う
ことができるから億劫にはならない。
【0033】また、前夜洗顔した後で油性クリーム類を
顔面、頸部、うなじに塗り、この状態で本発明に係る保
温マスクを着用すると、就寝中の皮膚呼吸によって油分
が皮膚の角質層内に浸透し、うるおいたっぷりでしなや
かな透明度の高い素肌を得ることができる。
【0034】そして、皮膚の老化を防止して肌荒れを防
ぐから、化粧品の乗りを非常に良くすることができる。
したがって、現在の高品質の化粧品の効果を充分に発揮
させることができ、本発明に係る保温マスクは女性にと
って福音となるものである。
【0035】また、マスク本体を表マスクと裏マスクと
で構成し、分離可能とした場合は、気温の変化に合わせ
て、非常に寒く感じるときには重合一体化して使用し、
またそれ程の寒さではないときには裏マスクを外して表
マスクだけ着用したりすることができる。更にまた、マ
スクは汚れやすいから頻繁に洗濯することが望ましい
が、このとき肌に触れる裏マスクだけを取り外して洗濯
することができ、きわめて便利である。且つまた衛生的
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例の斜め前方からみた使
用状態図である。
【図2】請求項1の発明の実施例の背面側からみた使用
状態図である。
【図3】請求項1の発明の実施例における表マスクの右
側面図である。
【図4】請求項1の発明の実施例における表マスクの頸
部覆い部の裏面側からみた展開状態図である。
【図5】請求項1の発明の実施例における裏マスクA2
9の右側面図である。
【図6】請求項1の発明の実施例における裏マスクA2
9の頸部覆い部の裏面側からみた展開状態図である。
【図7】締めつけ用ゴム紐の部分拡大図である。
【図8】上下方向安定用のテープの平面図である。
【図9】左右方向安定用のテープの平面図である。
【図10】請求項2の発明の実施例におけるマスク本体
の右側面図である。
【図11】請求項2の発明の実施例のマスク本体におけ
る頸部覆い部の裏面側からみた展開状態図である。
【図12】請求項〔1〕の顔面覆い部分と該頸部覆い部
分を一枚の布で裁断し顔面中央部で縫合したものを左右
重ねた状態図である。
【符号の説明】
1 マスク本体 2 表マスク 3,4 開口部 5 顔面覆い部 6 頸部覆い部 7 ゴム紐挿通部 8 締めつけ用ゴム紐 9 リング 10 緊締調節用嵌着体 11 ゴム紐挿通部 12 締めつけ用ゴム紐 13 リング 14 緊締調節用嵌着体 15,16 輪状の掛止部 17 面ファスナー 18,19 面ファスナー 20,21 面ファスナー 22,23 面ファスナー 24 雌ホック 25 ゴム紐挿通部 26 ゴム紐 27 リング 28 緊締調節用嵌着体 29 裏マスクA 30,31 開口部 32 顔面覆い部 33 頸部覆い部 34,35 面ファスナー 36 雄ホック 37 ホックがつけてある細片 38 ゴム紐引き出し口 39,40 テープ 41,42 フック金具 43,44 面ファスナー 45 テープ 46 フック金具 47 面ファスナー 48 マスク本体 49,50 開口部 51 顔面覆い部 52 頸部覆い部 53 ゴム紐挿通部 54 締めつけ用ゴム紐 55 リング 56 緊締調節用嵌着体 57 ゴム紐挿通部 58 締めつけ用ゴム紐 59 リング 60 緊締調節用嵌着体 61,62 輪状の掛止部 63,64 面ファスナー 65,66 面ファスナー 67,68 面ファスナー 69 裏マスクB 70,71 開口部 72 ゴム紐引き出し口 73,74 面ファスナー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 保湿フェースマスク
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は夜間就寝中に着用する保
湿フェースマスクに関する。
【0002】
【従来の技術】乾燥は皮膚の老化を早める原因の一つと
されている。そして近年は冷暖房の普及により、更に皮
膚が乾燥しやすい環境になってきている。特に、夜間に
おける室内温度の低下および乾燥は血行を悪くし、新陳
代謝を不活発にさせる。このため皮膚が老化し、肌荒れ
が生じたり、小じわができたりして若々しさが失われ
る。経験的に、「美しい素肌は夜つくられる」というこ
とが知られており、このためには油分と水分と安定した
温度が必要であるといわれている。
【0003】以前より、皮膚の乾燥を防止することによ
り、皮膚の老化を防ぐことが提案されている。例えば、
手荒れが激しいときに、ハンドクリームを手にすりこん
で軍手をはめて寝ると、乾燥が防止され翌朝には荒れが
治ってみずみずしさを取り戻すことができる経験上から
も裏付けられることである。乾燥の防止と共に、皮膚の
老化を防止するには、皮膚を寒さから守ることが大切で
ある。顔の筋肉のストレスは肌荒れの原因となるが、適
度な温かさのときは顔の筋肉にストレスがたまらないこ
とが経験上知られている。このため、皮膚を温めて気持
ちよく感じる程度に、温めてやることが効果的である。
【0004】現在の化粧品は、甲乙つけがたいほど品質
が向上しており、特に、最近は皮膚の乾燥によるシワを
防止するための保湿成分を含んだ化粧品が数多く出回っ
ている。本発明はこのようなすぐれた化粧品の効果を、
最大限に引き出すように、肌の乾燥および低温化を回避
することにより、化粧品との相乗的な作用により、皮膚
の老化による肌荒れを防止するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みなされたものであって、夜の間にも新陳代謝を行って
いる皮膚の生理作用を利用した皮膚の乾燥および低温化
を防止するための保湿フェースマスクを提供せんとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】而して、本発明は前記の
課題を解決すべく、次の構成を要旨とするものである。 (1) 顔面を被覆すると共に、目および口に相当する
部分に開口部を形成してなるマスク本体(1)と、前記
マスク本体を顔に密着した状態で保持可能な取付手段
と、からなることを特徴とする保湿フェースマスク。 (2) 請求項1に記載の保湿フェースマスクにおい
て、前記マスク本体は、顔面部を被覆する顔面覆い部
(5,32)と、あごおよび首を被覆する頸部覆い部
(6,33)と、からなることを特徴とする保湿フェー
スマスク。 (3) 請求項1または2のいずれかに記載の保湿フェ
ースマスクにおいて、前記マスク本体は、通気性と吸湿
性と保温性にも富んだ素材からなる表マスク(2)と、
吸湿性に富んだ素材からなる裏マスク(29)と、から
なることを特徴とする保湿フェースマスク。 (4) 請求項3の保湿フェースマスクにおいて、前記
表マスクおよび裏マスクを取外し可能にしたことを特徴
とする保湿フェースマスク。 (5) 請求項3の保湿フェースマスクにおいて、前記
表マスクおよび裏マスクを重合縫着してなることを特徴
とする保湿フェースマスク。 (6) 通気性と吸湿性と保温性にも富んだ素材によっ
て製作した表マスクと吸湿性に富んだ素材によって製作
した裏マスクとによってマスク本体を構成し、該表マス
クの裏面に分離し得るようにして裏マスクを密着重合さ
せ且つホック等の適宜の手段を介して密着重合状態を保
持せしめ、更に前記表マスクは、顔面形状に合わせて立
体的に縫製すると共に目と口の部分に開口部を設けた顔
面覆い部と、該顔面覆い部の下縁に縫着して一体化した
帯状の頸部覆い部とからなり、該顔面覆い部の下部を除
いた周縁部に袋状のゴム紐挿通部を設け、該ゴム紐挿通
部に顔面覆い部の頂部側の開口から締めつけ用ゴム紐を
挿通して端部を止着し、また顔面覆い部の下縁部に袋状
のゴム紐挿通部を設け、該ゴム紐挿通部に顔面覆い部の
顎の部分の開口から締めつけ用ゴム紐を挿通して端部を
止着し、更に前記頸部覆い部の上縁部に袋状のゴム紐挿
通部を設け、該ゴム紐挿通部に締めつけ用ゴム紐を挿通
すると共に該締めつけ用ゴム紐の一部を裏面中央部の開
口から引き出し、また一方、前記裏マスクは、顔面形状
に合わせて立体的に縫製すると共に目と口の部分に開口
部を設けた顔面覆い部と、該顔面覆い部の下縁に縫着し
て一体化した帯状の頸部覆い部とからなり、該頸部覆い
部の中央上端部に前記表マスクの締めつけ用ゴム紐の一
部を引き出すためのゴム紐引き出し口を設け、更に前記
表マスクの顔面覆い部の左右いずれかの側部の表側に面
ファスナーを固着し、また頸部覆い部のうなじ寄りの位
置の外側に面ファスナーを固着すると共に左右両端部の
表または裏側に合わせ目固定用の面ファスナーを固着
し、更に前記裏マスクの左右側の端部の裏側に合わせ目
固定用の面ファスナーを固着し、更に前記表マスクの顔
面覆い部の頂部側に一端部を接続してX字状に交差させ
た二本のテープの反対側の各端部に、前記表マスクの頸
部覆い部のうなじ寄りの位置に固着した面ファスナーに
貼り合わせる面ファスナーを固着し、また前記表マスク
の顔面覆い部の左右いずれかの側部に一端部を接続した
テープの他端部に、前記表マスクの顔面覆い部の側部に
固着した面ファスナーに貼り合わせる面ファスナーを固
着してなる保湿フェースマスク。 (7) 保温性と吸湿性に富んだ素材と通気性と吸湿性
に富んだ素材とを、後者を裏側にして重合縫着してなる
素材をもって製作し、顔面形状に合わせて立体的に縫製
すると共に目と口の部分に開口部を設けた顔面覆い部
と、顔面覆い部と同様の素材によって製作し、該顔面覆
い部の下縁に縫着して一体化した帯状の頸部覆い部とに
よってマスク本体を構成し、前記顔面覆い部の下部を除
いた周縁部に袋状のゴム紐挿通部を設け、該ゴム紐挿通
部に顔面覆い部の頂部側の開口から締めつけ用ゴム紐を
挿通して端部を止着し、また頸部覆い部の上縁部に袋状
のゴム紐挿通部を設け、該ゴム紐挿通部に顔面覆い部の
顎の部分の開口から締めつけ用ゴム紐を挿通して端部を
止着し、更に前記顔面覆い部の左右いずれかの側部の表
面に面ファスナーに固着し、また頸部覆い部のうなじ寄
りの位置の外側に面ファスナーを固着すると共に左右両
端部の表または裏側に合わせ目固定用の面ファスナーを
固着し、更に前記顔面覆い部の頂部側に一端部を接続し
てX字状に交差させた二本のテープの反対側の各端部
に、前記頸部覆い部のうなじ寄りの位置に固着した面フ
ァスナーに貼り合わせる面ファスナーを固着し、また前
記顔面覆い部の左右いずれかの側部に一端部を接続した
テープの他端部に、前記顔面覆い部の側部に固着した面
ファスナーに貼り合わせる面ファスナーを固着してなる
保湿フェースマスク。
【0007】
【作用】マスク本体の目および口を顔の相当する部分に
合わせてから、取付手段により顔に被覆密着させて着用
することにより、顔および首が保護され、保温および保
湿がなされる。。また、本発明によれば、具体的に、着
用するには、先ず顔面覆い部分を破り、頸部覆い部分の
端部をうなじ側で重ねて止める。そして次に、顔面覆い
部の頂部に一端側を接続した二本のX字状に交差させた
テープの他端部を、頸部覆い部のうなじ側に止める。次
に、顔面覆い部の左右いずれかの側部に一端側を接続し
たテープを、頭部を横に巻いて反対側に止める。そして
次に、顔面覆い部の頂部から出ている締めつけ用ゴム紐
を引っ張って顔面覆い部の周縁部を窄め、使用者の顔面
の大きさに合わせる。そして最後に顔面覆い部と頸部覆
い部との境目に設けた締めつけ用ゴム紐を引っ張って顎
の下の部分を窄めるものである。これによって顔面は顔
面覆い部によって、また頸部はうなじも含めて全体が頸
部覆い部によって完全に被覆されるものである。そし
て、各ゴム紐とテープとによって締めつけられるから、
顔面覆い部と頸部覆い部は肌に密着し、完璧な保温を行
うことができると共に、同時に肌の乾燥も防止される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。図中、1はマスク本体である。また、該
マスク本体1は、通気性と吸湿性と保温性に富んだ素
材、例えば、ウールニット又はネルによって製作した表
マスク2と、吸湿性に富んだ素材、例えば綿ネルによっ
て製作した裏マスク29とによって構成されている。表
マスクと裏マスクはこれに限るものではなく、春秋用素
材には通気性と吸湿性に富んだもの、例えば、薄地木綿
(新モス)、ガーゼ等を使用し、冬期用には更に保温性
の加わった素材、例えば、厚地木綿(ネル)を使用して
縫製する。また、表マスクは、手編み、機械編みまたは
縫製によって製作することができる。そしてまた、本実
施例ではこれら表マスクと裏マスクは分離可能に密着重
合されている。なお、重合した状態はホック、安全ピ
ン、マジックテープ等の適宜の手段をもって保持され
る。表マスクは、ネル等の生地で製作するだけでなく、
季節によって、適宜厚さを変更できるように、二重又は
三重と生地を重ねて、ホック等により、留めて使用する
ようにしてもよい。
【0009】表マスク2は、顔面形状に合わせて立体的
に縫製すると共に目と口の部分に開口部3,4を設けた
顔面覆い部5と、顔面覆い部5の下縁に縫着して一体化
した帯状の頸部覆い部6とからなるものである。また、
顔面覆い部5の額と鼻筋の部分には芯地(図示せず)を
入れている。また、顔面覆い部5と頸部覆い部6は、縫
い目は全て表に返し、直接肌に当たらないように縫製す
る。
【0010】また、表マスク2の顔面覆い部5の下部を
除いた周縁部には袋状のゴム紐挿通部7を設け、顔面覆
い部5の頂部側を開口7aさせている。8は締めつけ用
ゴム紐であり、二つに折り返して前記袋状のゴム紐挿通
部7に挿通し、夫々の端部を袋状のゴム紐挿通部7内の
端部に接続している。更にまた、締めつけ用ゴム紐8の
中央部は、開口7aから出してリング9と緊締調節用嵌
着体10を取り付けている。
【0011】また、表マスク2の顔面覆い部5の下縁部
には袋状のゴム紐挿通部11を設け、顔面覆い部5の顎
の部分で開口11aさせている。12は締めつけ用ゴム
紐であり、二つに折り返して袋状のゴム紐挿通部11に
挿通し、夫々の端部を該袋状のゴム紐挿通部11内の端
部に接続している。更にまた、締めつけ用ゴム紐12の
中央部は、開口11aから出してリング13と緊締調節
用嵌着体14を取り付けている。
【0012】15,15は顔面覆い部5の頂部に設けた
輪状の掛止部である。16は顔面覆い部5の左右いずれ
かの側部に設けた輪状の掛止部である。17は顔面覆い
部5の前記輪状の掛止部16と反対側の側部に取り付け
た面ファスナーである。
【0013】18,19は頸部覆い部6のうなじ寄りの
位置に取り付けた面ファスナーである。20,21,2
2,23は頸部覆い部6の左右両端部の表側と裏側に夫
々取り付けた面ファスナーである。24,24,24…
は顔面覆い部5と頸部覆い部6の周縁部および目と口の
部分の開口部3,4に取り付けた雌ホックである。
【0014】25は頸部覆い部6の上縁部に設けた袋状
のゴム紐挿通部であり、中央部で裏側に開口25aさせ
ている。26はゴム紐であり、二つに折り返して袋状の
ゴム紐挿通部25に挿通し、夫々の端部を袋状のゴム紐
挿通部25内の端部に接続している。更にまた、該ゴム
紐26の中央部は、開口25aから出してリング27と
緊締調節用嵌着体28を取り付けている。
【0015】29は裏マスクAであり、顔面形状に合わ
せて立体的に縫着すると共に目と口の部分に開口部3
0,31を設けた顔面覆い部32と、顔面覆い部32の
下縁に縫着して一体化した帯状の頸部覆い部33とから
なる。なお、裏マスク69は、図12に示すように、顔
面覆い部と頸部覆い部を一枚の布で裁断し、目と口の部
分に開口部70、71を設けて製作する。
【0016】34,35は頸部覆い部33の端部の裏側
に取り付けた面ファスナーである。同様に、73,74
も顔面覆い部分と頸部覆い部分を一枚の布で裁断した裏
マスク69の裏側に取り付けた面ファスナーである。3
6,36,36…は顔面覆い部32と頸部覆い部33の
周縁部および目と口の部分の開口部30,31と、裏マ
スク69の周縁部及び目と口の開口部70、71に取り
付けた雄ホックであり、夫々細片37,37,37…を
介して取り付けている。雄ホック36を表マスク2の雌
ホック24,24,24…に夫々嵌めて、表マスク2と
裏マスク29及び表マスク2と裏マスク69の重合状態
を保持するものである。
【0017】38は頸部覆い部33の中央上端部に設け
たゴム紐引き出し口であり、表マスク2のゴム紐26の
中央部を引き出すものである。これにより表マスク2と
裏マスク29は、ゴム紐26を介してその中心部で繋げ
られ、密着させられると共に相互のズレが防止される。
表マスク2と裏マスク69についても同様である。
【0018】39,40はテープであり、X字状に交差
させ、一端側には表マスク2の顔面覆い部5に設けた輪
状の掛止部15,15に掛止させるフック金具41,4
2を取り付けると共に、他端側には表マスク2の頸部覆
い部6に取り付けた面ファスナー18,19に貼り合わ
される面ファスナー43,44を取り付けている。テー
プ39,40をもって上下方向の安定を保持するもので
ある。
【0019】45はテープであり、一端側には前記表マ
スク2の顔面覆い部5に設けた輪状の掛止部16に掛止
させるフック金具46を取り付けると共に、他端側には
表マスク2の顔面覆い部5に取り付けた面ファスナー1
7に貼り合わされる面ファスナー47を取り付けてい
る。テープ45をもって左右方向の安定を保持するもの
である。
【0020】次に、本発明の第二の実施例について、図
10および図11を参照しつつ説明する。48はマスク
本体である。また、マスク本体48における後述する顔
面覆い部51と頸部覆い部52は、いずれも保温性と吸
湿性に富んだ素材、例えばウールニット地と、通気性と
吸湿性に富んだ素材、例えば木綿ニット地とを、後者を
裏側にして分離不能状態に重合縫着した素材によって製
作している。
【0021】そしてまた、マスク本体48は、請求項1
の発明と同様に、顔面形状に合わせて立体的に縫製する
と共に目と口の部分に開口部49,50を設けた顔面覆
い部51と、顔面覆い部51の下縁に縫着して一体化し
た帯状の頸部覆い部52とによって構成される。
【0022】また、マスク本体48の顔面覆い部51の
下部を除いた周縁部には袋状のゴム紐挿通部53を設
け、顔面覆い部51の頂部側を開口53aさせている。
54は締めつけ用ゴム紐であり、二つに折り返して袋状
のゴム紐挿通部53に挿通し、夫々の端部を袋状のゴム
紐挿通部53内の端部に接続している。更にまた、締め
つけ用ゴム紐54の中央部は、開口53aから出してリ
ング55と緊締調節用嵌着体56を取り付けている。
【0023】また、マスク本体48の頸部覆い部52の
上縁部には袋状のゴム紐挿通部57を設け、顔面覆い部
51の顎の部分で開口57aさせている。58は締めつ
け用ゴム紐であり、二つに折り返してゴム紐挿通部57
に挿通している。また締めつけ用ゴム紐58の中央部
は、開口57aから出してリング59と緊締調節用嵌着
体60を取り付けている。
【0024】61,62はマスク本体48の顔面覆い部
51に設けた輪状の掛止部、63,64はマスク本体4
8の頸部覆い部52のうなじ寄りの位置に取り付けた面
ファスナー、65,66,67,68はマスク本体48
の頸部覆い部52の左右両端部の表側と裏側に夫々取り
付けた面ファスナーである。また、顔面覆い部51の側
部の表側に取り付けた面ファスナーは図示を省略してい
る。
【0025】なお、本実施例のマスク本体を着用すると
きにテープ39,40,45を用いることと、着用の手
順等は、請求項1と同様であり、ここではその説明を省
略する。また、本実施例のマスク本体48は、図示はし
ないが、場合によっては本発明の第一の実施例における
裏マスク29又は、第二の実施例の裏マスク69と同様
のものを裏に合わせて使用するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は上記の如き構成、作用であるか
ら、就寝時に着用すれば夜間における肌の冷えと乾燥を
確実に防止することができる。しかも着脱を簡単に行う
ことができるから億劫にならない。
【0027】また、前夜洗顔した後で油性クリーム類を
顔面、頸部、うなじに塗り、この状態で本発明に係る保
湿フェースマスクを着用すると、就寝中の皮膚呼吸によ
って油分が皮膚の角質層内に浸透し、うるおいたっぷり
でしなやかな透明度の高い素肌を得ることができる。
【0028】そして、皮膚の老化を防止して肌荒れを防
ぐから、化粧品の乗りを非常によくすることができる。
したがって、現在の高品質の化粧品の効果を充分に発揮
させることができる。
【0029】また、マスク本体を表マスクと裏マスクと
で構成し、分離可能とした場合は、気温の変化に合わせ
て、非常に寒く感じるときには重合一体化して使用し、
またそれ程の寒さではないときには裏マスクを外して表
マスクだけ着用したりすることができる。更にまた、マ
スクは汚れやすいから頻繁に洗濯することが望ましい
が、このとき肌に触れる裏マスクだけを取り外して洗濯
することができ、極めて便利である。且つまた衛生的で
ある。なお、特に寒冷地や、冬期の寒い場合には、顔を
保温することができるので、快適に就寝できるという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の斜め前方からみた使用
状態図である。
【図2】本発明の第一の実施例の背面側からみた使用状
態図である。
【図3】本発明の第一の実施例における表マスクの右側
面図である。
【図4】本発明の第一の実施例における表マスクの頸部
覆い部の裏面側からみた展開状態図である。
【図5】本発明の第一の実施例における裏マスクの右側
面図である。
【図6】本発明の第一の実施例における裏マスクの頸部
覆い部の裏面側からみた展開状態図である。
【図7】締めつけ用ゴム紐の部分拡大図である。
【図8】上下方向安定用のテープの平面図である。
【図9】左右方向安定用のテープの平面図である。
【図10】本発明の第二の実施例におけるマスク本体の
右側面図である。
【図11】本発明の第二の実施例のマスク本体における
頸部覆い部の裏面側からみた展開状態図である。
【図12】本発明の実施例の裏マスクの変形例の右側面
図である。
【符号の説明】 1:マスク本体 2:表マスク 3,4:開口部 5:顔面覆い部 6:頸部覆い部 7:ゴム紐挿通部 8:締めつけ用ゴム紐 11:ゴム紐挿通部 12:締めつけ用ゴム紐 15,16:輪状の掛止部 17:面ファスナー 18,19:面ファスナー 20,21:面ファスナー 22,23:面ファスナー 24:雌ホック 25:ゴム紐挿通部 26:ゴム紐 29:裏マスク 30,31:開口部 32:顔面覆い部 33:頸部覆い部 34,35:面ファスナー 36:雄ホック 38:ゴム紐引き出し口 39,40:テープ 41,42:フック金具 43,44:面ファスナー 45:テープ 46:フック金具 47:面ファスナー 48:マスク本体 49,50:開口部 51:顔面覆い部 52:頸部覆い部 53:ゴム紐挿通部 54:締めつけ用ゴム紐 57:ゴム紐挿通部 58:締めつけ用ゴム紐 61,62:輪状の掛止部 63,64:面ファスナー 65,66:面ファスナー 67,68:面ファスナー 69:裏マスク 70,71:開口部 72:ゴム紐引き出し口 73,74:面ファスナー
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図6】
【図9】
【図3】
【図5】
【図7】
【図8】
【図11】
【図10】
【図12】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性と吸湿性に富んだ素材と、冬期用
    として保温性の加わった素材によって手編みか、機械編
    み又は縫製によって製作した表マスクと吸湿性に富んだ
    素材によって製作した裏マスクによって、マスク本体を
    構成し、該表マスクの裏面に分離し得るようにして裏マ
    スクを密着重合させ且つホック等の適宜の手段を介して
    密着重合状態を保持せしめ、更に前記表マスクは、顔面
    形状に合わせて立体的に縫製すると共に目と口の部分に
    開口部を設けた顔面覆い部と、該顔面覆い部の下縁に縫
    着して一体化した帯状の頸部覆い部とからなり、該顔面
    覆い部の下部を除いた周縁部に袋状のゴム紐挿通部を設
    け、該ゴム紐挿通部に顔面覆い部の頂部側の開口から締
    めつけ用ゴム紐を挿通して端部を止着し、また顔面覆い
    部の下縁部に袋状のゴム紐挿通部を設け、該ゴム紐挿通
    部に顔面覆い部の顎の部分の開口から締めつけ用ゴム紐
    を挿通して端部を止着し、更に前記頸部覆い部の上縁部
    に袋状のゴム紐挿通部を設け、該ゴム紐挿通部に締めつ
    け用ゴム紐を挿通すると共に該締めつけ用ゴム紐の一部
    を裏面中央部の開口から引き出す。手編み、機械編みは
    前記縫製品の形状に合わせて編みあげる。また一方、前
    記裏マスクは、顔面形状に合わせて立体的に縫製すると
    共に目と口の部分に開口部を設けた顔面覆い部と、該顔
    面覆い部の下縁に縫着して一体化した帯状の頸部覆い部
    とからなったものと、顔面覆い部分と該頸部覆い部分と
    を一枚の布で裁断し、目と口の部分に開口部を設け、左
    右の布を顔面中央部で縫合したものがある。共に該頸部
    覆い部の中央上端部に前記表マスクの締めつけ用ゴム紐
    の一部を引き出すためのゴム紐引き出し口を設け、更に
    前記表マスクの顔面覆い部の左右いずれかの側部の表側
    に面ファスナーを固着し、また頸部覆い部のうなじ寄り
    の位置の外面に面ファスナーを固着すると共に左右両端
    部の表又は裏側に合わせ目固定用の面ファスナーを固着
    し、更に前記裏マスクの左右側の端部の裏側に合わせ目
    固定用の面ファスナーを固着し、更に前記表マスクの顔
    面覆い部の頂部側に一端部を接続してX字状に交差させ
    た二本のテープの反対側の各端部に、前記表マスクの頸
    部覆い部のうなじ寄りの位置に固着した面ファスナーに
    貼り合わせる面ファスナーを固着し、また前記表マスク
    の顔面覆い部の左右いずれかの側部に一端部を接続した
    テープの他端部に、前記表マスクの顔面覆い部の側部に
    固着した面ファスナーに貼り合わせる面ファスナーを固
    着してなる保温マスク。
  2. 【請求項2】 保温性と吸湿性に富んだ素材と通気性と
    吸湿性に富んだ素材とを、後者を裏側にして重合縫着し
    てなる素材をもって製作し、顔面形状に合わせて立体的
    に縫製すると共に目と口の部分に開口部を設けた顔面覆
    い部と、顔面覆い部と同様の素材によって製作し、該顔
    面覆い部の下縁に縫着して一体化した帯状の頸部覆い部
    とによってマスク本体を構成し、前記顔面覆い部の下部
    を除いた周縁部に袋状のゴム紐挿通部を設け、該ゴム紐
    挿通部に顔面覆い部の頂部側の開口から締めつけ用ゴム
    紐を挿通して端部を止着し、また頸部覆い部の上縁部に
    袋状のゴム紐挿通部を設け、該ゴム紐挿通部に顔面覆い
    部の顎の部分の開口から締めつけ用ゴム紐を挿通して端
    部を止着し、更に前記顔面覆い部の左右いずれかの側部
    の表面に面ファスナーに固着し、また頸部覆い部のうな
    じ寄りの位置の外側に面ファスナーを固着すると共に左
    右両端部の表又は裏側に合わせ目固定用の面ファスナー
    を固着し、更に前記顔面覆い部の頂部側に一端部を接続
    してX字状に交差させた二本のテープの反対側の各端部
    に、前記頸部覆い部のうなじ寄りの位置に固着した面フ
    ァスナーに貼り合わせる面ファスナーを固着し、また前
    記顔面覆い部の左右いずれかの側部に一端部を接続した
    テープの他端部に、前記顔面覆い部の側部に固着した面
    ファスナーに貼り合わせる面ファスナーを固着してなる
    保温マスク。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004019727A1 (en) * 2002-08-28 2004-03-11 Gyung Rok Song Disposable adhesive shampoo mask
KR200445739Y1 (ko) * 2006-10-10 2009-09-01 최용철 자외선 차단 마스크
WO2011111922A3 (ko) * 2010-03-09 2011-11-10 Choi Jong-Ju 차양기능을 가지는 가면

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