JPH0719346U - 両面粘着シート - Google Patents

両面粘着シート

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JPH0719346U
JPH0719346U JP052909U JP5290993U JPH0719346U JP H0719346 U JPH0719346 U JP H0719346U JP 052909 U JP052909 U JP 052909U JP 5290993 U JP5290993 U JP 5290993U JP H0719346 U JPH0719346 U JP H0719346U
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JP
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sensitive adhesive
pressure
laminated
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double
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JP052909U
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English (en)
Inventor
哲夫 大池
Original Assignee
日栄化工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気のかみ込みを防止して、容易に被着体に
貼付けることの可能な両面粘着シートを提供する。 【構成】 芯材3の両面に、多数の小凸部6…を有する
粘着剤層4,5が、積層されると共に、この多数の小凸
部6…に対応して密着する小凹部7…を有する2枚の第
1・第2剥離紙1,2を、上記粘着剤層4,5に夫々積
層した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、両面粘着シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
上述の両面粘着シートは、その片面には印刷等が施されたプラスチックフィル ム,板等が貼り合わされ、他面が被着体に貼り付ける等して、使用されることが 多い。このプラスチックフィルム,板と貼り合わせる際、気泡をかみ込む(貼り 込む)ことが多く、その場合は「ふくれ」となり、不良となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述の従来の両面粘着シートの製造工程の途中で、粘着剤層と剥離紙の間に気 泡をかみ込み易く(貼り込み易く)、不良発生率が比較的に高かった。
【0004】 また、このシートを、その後切抜く等してステッカーとしたり、表示板やメン ブレンスイッチに使用する場合、被着体表面へ貼る際、空気がかみ込む(貼り込 む)ことがある。
【0005】 また、ある種のプラスチック材質の被着体では、微量のガスを発生するため、 被着体表面との間に、経時で、ガスを貼り込んだ状態となって、部分的に膨張す るという問題もあった。以上の問題は、シート面積が大きい場合に顕著となる。
【0006】 そこで、本考案の目的は、このような問題点を解決して、空気等のかみ込み( 貼り込み)を防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の両面粘着シートは、芯材の両面に、多数の小凸部を有する粘着剤層が 、積層されると共に、この多数の小凸部に対応して密着する小凹部を有する2枚 の第1・第2剥離紙を、上記粘着剤層に夫々積層したものである。
【0008】 また、芯材の片面に、多数の小凸部を有する粘着剤層が、積層されると共に、 この多数の小凸部に対応して密着する小凹部を有する第1剥離紙を、上記粘着剤 層に積層し、かつ、上記芯材の他面には、平坦な粘着剤層と平坦な第2剥離紙を 順次積層したものである。
【0009】
【作用】
本考案の両面粘着シートから、多数の小凹部を有する剥離紙を剥がして、粘着 面を被着体に軽く貼り付けると、粘着面(粘着剤層)には、多数の小凸部が形成 されているので、粘着面に対してこの小凸部の先端部から接触してゆく。そのた め、空気は、外部へ容易に逃げてゆく。
【0010】 また、製造にあっては、剥離紙の多数の小凹部を有する剥離処理面に、まず粘 着剤を塗布し、その後、芯材を積層することで、粘着剤層は、芯材側へ強く付着 し、多数の小凸部を容易に形成できる。
【0011】
【実施例】
以下、図示の実施例に基づき本考案を詳説する。
【0012】 図1は本考案の両面粘着シートの一実施例の拡大断面図であり、図2はその分 解説明図である。この図1と図2に於て、3は芯材であり、その両面に、第1・ 第2粘着剤層4,5が積層されている。
【0013】 この第1・第2粘着剤層4,5は、粘着面F側に多数の独立した小凸部6…を 有する。1,2は夫々第1・第2剥離紙であって、この多数の小凸部6…に対応 した位置に多数の小凹部7…を有し、小凸部6…と小凹部7…とは、図1のよう に、密着している。
【0014】 図3は、図1に示した両面粘着シートの第1・第2剥離紙1,2を剥離しつつ ある状態を説明する斜視図であって、芯材3と第1・第2粘着剤層4,5が一体 状に積層されて残ることが分かる。この両面粘着シートは、所定の形状に切抜( 打抜)かれて、ステッカーや表示板やメンブレンスイッチ等に、使用される。
【0015】 図1〜図3及び図4(A)の実施例では、小凸部6の形状は半球形である場合 を示したが、これを、図4(B)のように角錐台形としたり、又は、図4(C) の角錐形、図4(D)の円錐形、若しくは図4(E)の円錐台形等、種々変形自 由である。また、この多数の小凸部6…の配置は、格子位置・千鳥位置としたり 、不規則位置としても良い。
【0016】 また、図5に示す如く、小凸部6を線状としても良く、その横断面形状は同図 のように半円形の他に、三角形や台形等としても自由である。
【0017】 次に、図6は他の実施例を示す分解説明図であって、前実施例の図2に代わる 図である。この図6に示すように、芯材3の片面3aに、多数の独立した小凸部 6…を有する第1粘着剤層4が、積層されると共に、この多数の小凸部6…に対 応して密着する小凹部7…を有する第1剥離紙1を、上記粘着剤層4に積層する 。
【0018】 かつ、芯材3の他面3bには、平坦な第2粘着剤層5を積層し、さらに平坦な 剥離面を有する第2剥離紙2を積層した構成である。
【0019】 ここで、製造方法と、それによって得られた本考案製品の特性(効果)につい て述べると、まず、図7(A)に示すように、予め小凹部7…を第1剥離紙1の 剥離処理面Gに、形成しておく。
【0020】 この小凹部7…の形成には、エンボスや印刷等にて行なうが、後者の場合、剥 離処理面Gの小凹部4…以外を印刷にて凸隆部を形成することによって小凹部4 …が形成できる。このように予め小凹部4…の形成された第1剥離紙1の剥離処 理面Gに、シリコン樹脂等を塗布,乾燥し、その上に、粘着剤(100g/m2 ウェ ットベース)を塗布,乾燥して、図7(B)の状態とする。
【0021】 次に、図7(C)に示すように、例えばレーヨン不織布を芯材3として、粘着 剤層4側に貼り合わせ、一旦ロール状に巻き取る。
【0022】 他方、図8(A)に示すように、(前述の図7(A)と同様に)予め小凹部7 …を有する第2剥離紙2に、図8(B)の如く粘着剤(200g/m2 ウェットベー ス)を塗布,乾燥して、粘着剤層5を形成する。
【0023】 次に、図7(C)と図8(B)の両シート体を、積層すれば、図9に示すよう に、芯材3と第2粘着剤層5とが貼り合わされて、本考案の両面粘着シートが得 られる。
【0024】 このようにして製造した両面粘着シートを、 400mm×500mm の長方形に切断し 、図10に示すように、第2剥離紙を矢印Hのように剥がして、小凸部6…が形成 された第2粘着剤層5の粘着面Fを、露出させ、(予め準備してあった)全面裏 印刷を施した厚さ 100μmの 400mm×500mm の透明ポリエステルフィルムの印刷 面に手作業にて貼り合わせたところ、空気をかみ込む(貼り込む)ことなく、ス ムースに貼り合わせることができた。
【0025】 次いで、これを印刷図柄に合わせ、50mm×400mm の大きさに切断し、他方の第 1剥離紙1を剥離して、第1粘着剤層4を被着体(図示省略)に貼り付けたとこ ろ、空気をかみ込む(貼り込む)ことなくスムースに貼り付けられた。
【0026】 また、他の実施例(図6参照)の製造方法について説明すると、予め小凹部7 …を有する剥離紙1に粘着剤を塗布,乾燥する。これに芯材3として、レーヨン 不織布を貼合わせて、ロール状に巻取っておく。次に、平坦な別の剥離紙2に粘 着剤を塗布,乾燥し、先に巻取ってあった(上述の)「剥離紙1と粘着剤層4と 芯材3」から成るシート体の芯材面に、貼り合わせる。このようにして、両面粘 着シートが得られる。
【0027】 その後、平坦側の第2剥離紙2(図6参照)を剥離し、艶消しアルミ蒸着フィ ルム(50μm厚さ)に対して、ロールにより圧締しながら貼り合わせた後、切断 し、印刷に供する。
【0028】 (両面に小凸部6…を有する場合に比較して)この場合は、平坦面側の蒸着フ ィルムに印刷するから、凹凸の影響が無く、美しく容易に後印刷ができる利点が ある。
【0029】 そして、被着体(図示省略)に貼り付ける際は、小凹部7…のある剥離紙1を 剥離して小凸部6…を粘着剤層4に露出させて行なうから、空気をかみ込むこと が無く、貼付作業性は良好である。
【0030】 なお、粘着剤層4,5の材質としては、小凸部6…を形成できる程度の粘性の ものであれば種々のものを選択可能である。そして、小凸部6…の高さ寸法は、 3μm〜50μmに設定するのが良く、特に、15μm〜25μmが望ましい。
【0031】 剥離紙1,2の材質としては、紙又はプラスチックフィルム等とし、紙とした 場合は、剥離処理面G側をポリエチレン等のプラスチックにてラミネートする。 そして、そのラミネートの厚さは、5μm〜 100μmとし、好ましくは30μm〜 50μmとする。
【0032】 そして、剥離紙1,2としてプラスチックフィルムを使用する場合には、その 材質としてポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等が使用可能である。
【0033】 また、剥離紙1,2の小凹部7…の深さ寸法は、粘着剤層4,5の小凸部6… の高さ寸法Hと同一(3μm〜50μm程度、好ましくは15μm〜25μm)とする 。芯材3としては、通常、レーヨン不織布が使用されることが多いが、用途に応 じてプラスチックフィルム、紙等も使用される。
【0034】
【考案の効果】
本考案は上述の構成により次のような著大な効果を奏する。
【0035】 空気をかみ込む(貼り込む)ことが無くなり、容易にかつ確実に貼り付け 作業ができる。
【0036】 経時的に使用後に内部ガスを生じても、逃げてゆくことにより、ふくれを 防止できる。
【0037】 (請求項2によれば)平坦な第2剥離紙2を剥離して、これに積層したフ ィルムに、その後、美しく印刷を行なうことができる利点がある。
【提出日】平成5年10月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】
従来の両面粘着シートは、芯材と、その芯材の両面に積層された平坦な粘着剤 層と、その粘着剤層の夫々に積層された平坦な剥離紙とから、構成されていた。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述の両面粘着シートは、その片面には印刷等が施されたプラスチックフィル ム,板等が貼り合わされ、他面を、被着体に貼り付ける等して、使用されること が多い。このプラスチックフィルム,板と貼り合わせる際、気泡をかみ込む(貼 り込む)ことが多く、その場合は「ふくれ」となり、不良となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す拡大要部断面図であ
る。
【図2】拡大して示した分解説明図である。
【図3】要部斜視図である。
【図4】小凸部の形状の説明斜視図である。
【図5】変形例の要部斜視図である。
【図6】他の実施例を断面で示す分解説明図である。
【図7】製造方法の説明図である。
【図8】製造方法の説明図である。
【図9】製造方法の説明図である。
【図10】使用方法の説明図である。
【符号の説明】
1 剥離紙 2 剥離紙 3 芯材 4 粘着剤層 5 粘着剤層 6 小凸部 7 小凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材3の両面に、多数の小凸部6…を有
    する粘着剤層4,5が、積層されると共に、この多数の
    小凸部6…に対応して密着する小凹部7…を有する2枚
    の第1・第2剥離紙1,2を、上記粘着剤層4,5に夫
    々積層したことを特徴とする両面粘着シート。
  2. 【請求項2】 芯材3の片面3aに、多数の小凸部6…
    を有する粘着剤層4が、積層されると共に、この多数の
    小凸部6…に対応して密着する小凹部7…を有する第1
    剥離紙1を、上記粘着剤層4に積層し、かつ、上記芯材
    3の他面3bには、平坦な粘着剤層5と平坦な第2剥離
    紙2を順次積層したことを特徴とする両面粘着シート。
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