JPH0719106U - 梱包機 - Google Patents

梱包機

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JPH0719106U
JPH0719106U JP4913993U JP4913993U JPH0719106U JP H0719106 U JPH0719106 U JP H0719106U JP 4913993 U JP4913993 U JP 4913993U JP 4913993 U JP4913993 U JP 4913993U JP H0719106 U JPH0719106 U JP H0719106U
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cam
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彬 長島
敬介 石井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 部品点数を少なくして全体を簡単かつ安価に
構成することができ、しかも、組立・分解作業を容易に
行うことが可能となり、また、部品交換等のメンテナン
ス作業を容易に行えるとともに、省スペースを図ること
ができ、かつ、外観美をも向上させることができる梱包
機を提供する。 【構成】 上面に天板4と四隅に脚部31を備えた箱型
の梱包機本体10内に、バンドリール取付部材103に
より支持されたバンドリール6を収納するとともに、該
バンドリール6と前記天板4との間に前記バンドリール
6から繰り出されたバンドBの送り出し、引き締め、把
持、押圧、溶融、切断等の作業を行う結束機構F、Kが
配されてなる梱包機1において、前記梱包機1を、互い
に工具を要することなく分解及び組立自在な複数の構造
体ユニットである前記脚部31と、前記バンドリール6
をマウントした前記バンドリール取付部材103と、前
記梱包機本体10から前記脚部31を取り外してなる本
体ハウジングユニット100から構成してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、梱包機に関し、特に、被梱包物にポリプロピレン等の熱可塑性樹脂 からなるテープ状のバンドを巻き付けるとともにその重合部分を溶着接合して結 束する作業を自動的または半自動的に行うことができるようにされた梱包機に関 する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、梱包作業の効率化及び省力化を図るため、被梱包物にポリプロピレン 等の熱可塑性樹脂からなるテープ状のバンドを掛け回し、該バンドの引締めを行 い、このバンドの両端突き合わせ重合部分を加熱溶融圧着せしめるとともに、そ の切断までを行う作業を自動的又は半自動的に行うようにした梱包機が既に実用 化されている。すなわち、既によく知られているように、これらの梱包機は、電 動モータからの駆動力によりカム軸及び該カム軸に外嵌固定された種々のカムを 回転駆動せしめ、プレス、ヒータプレート、スライドテーブル等の機構をタイミ ングをずらせて作動させ、バンドの把持、押圧、溶融、切断等の作業を行うよう にされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記の如き従来の梱包機においては、梱包機本体を構成する外枠フレーム部材 、側板、脚部、天板、バンドリール取付部材等の各構造部材が組み付けられ、ボ ルト・ナット等の固着部材で相互に強固に固着される剛構造体となっていた。そ のため、梱包機本体、特に脚部の組立及び分解を行う場合には、固着部材の締付 け又は取外し作業等に工具類を用いなければならず、したがって、組立及び分解 作業が容易ではないため、例えば搬送前後の分解・組立作業に多大な時間及び労 力を要するという問題点があった。また、前記多数の固着部材を機体の外側から 締付け及び取外しを行う構成となっていたので、外部に突出した固着部材の一部 (ボルトの頭部等)が作業者の身体や他部材と接触する場合が多く、身体や器物 の損傷等の危険性を伴ったりする等の邪魔な存在であるとともに、美観をも損ね るという問題点があった。さらに、バンドリールの支持剛性を確保するために複 数のブラケットを用いてバンドリール取付部材を構成していたため、部品点数の 増加により梱包機内部の構成が複雑かつ高価なものとなり、そのため、スペース 的に不利であるのみならず、組立・分解作業が容易ではないという問題点があっ た。
【0004】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、特に 、部品点数を少なくして全体を簡単かつ安価に構成することができ、しかも、組 立・分解作業を容易に行うことが可能となり、また、部品交換等のメンテナンス 作業を容易に行えるとともに、省スペースを図ることができ、かつ、外観美をも 向上させることができる、梱包機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成すべく、本考案に係わる梱包機は、上面に天板と四隅に脚部 を備えた箱型の梱包機本体内に、バンドリール取付部材により支持されたバンド リールを収納するとともに、該バンドリールと前記天板との間に前記バンドリー ルから繰り出されたバンドの送り出し、引き締め、把持、押圧、溶融、切断等の 作業を行う結束機構が配されてなる梱包機において、前記梱包機は、工具を要す ることなく互いに分解及び組立自在な複数の構造体ユニットから構成したことを 特徴としている。
【0006】 そして、本考案のより好ましい具体的としては、前記構造体ユニットは、前記 脚部と、前記バンドリールをマウントした前記バンドリール取付部材と、前記梱 包機本体から前記脚部を取り外してなる本体ハウジングユニットであって、前記 脚部はアルミ等の押出し成形材により一体成形された筒状体であり、しかも、前 記脚部は、蝶ねじ等の固着部材を用いて前記梱包機本体の内側から固着するよう にしたものが挙げられる。さらに、前記バンドリール取付部材は、前記バンドリ ールを片持ち支持するL字形状のアングル部材からなるとともに、蝶ねじ等の固 着部材を用いて前記梱包機本体に固着するようにしたものも好ましい具体例とし て挙げられる。
【0007】
【作 用】
前述の如く構成された本考案に係わる梱包機においては、梱包機を、脚部と、 バンドリールがマウントされたバンドリール取付部材と、梱包機本体から前記脚 部が取り外された本体ハウジングユニットからなる複数の構造体ユニットで構成 するとともに、これら各構造体ユニット相互間の組付け固定作業に工具を要しな い蝶ねじ等の固着部材で行うようにしたので、迅速かつ容易に組立及び分解がで きる。また、前記脚部の前記固着部材を前記梱包機本体の内側から締付ける内締 め構造としたので、突出部分がなくなり、したがって、身体や他部材との接触に よる損傷を防止することができるのみならず、外観上の美観を損ねることがない 。
【0008】
【実施例】
以下、図面により本考案の一実施例を説明する。 図1は本考案に係わる一実施例梱包機の内部全体を示すために天板を取り外し た平面概略図、図2は要部破断正面概略図、図3は図2のIII-III矢視側面概略 図である。また、図4は図1のIV部分の斜視拡大図である。
【0009】 本図示例の梱包機1は、下端部にキャスタ2、2、…を装備した支柱3、3、 …と、該支柱3、3、…の各上端に水平状に載架貼設せしめられた天板4と、四 側面を囲繞して貼設せしめられた側板5と、該側板5の適宜箇所に開放自在に設 けられた点検口等(図示せず)とからなる、略箱状の梱包機本体10を枠部材と して備えている。さらに、該梱包機本体10の上部には、下向きに略コ字状に形 成された筒状体からなり、被梱包物の周囲にバンドBを自動的に配置せしめるバ ンド案内アーチ(図示せず)が必要に応じて設置可能となっている。また、前記 支柱3、3、…の脚部31、31…、及び前記天板4は、例えば、アルミ押し出 し成形材で一体的に形成されている(ともに後述する)。
【0010】 前記支柱3は、図4に示すように、アルミ等の押し出し成形材からなる筒状の 脚部31と、両端に屈曲部32a、32aを有する板状からなり前記脚部31を 前記梱包機本体10に支持固定せしめる押さえ部材32と、前記屈曲部32a、 32aと前記側板5との間隙に嵌挿される補強用の板状の嵌挿部材33と、前記 梱包機本体10の内側から前記押さえ部材32を介して前記脚部31を締付け固 定する蝶ねじ34、34と、前記脚部31の下端部に取着されたキャスタ2とか ら構成されている。前記嵌挿部材33と前記押さえ部材32の屈曲部32aとは 、ボルト35、35により固定され、そして、その稜部に形成された空隙部に前 記脚部31の上端部が挿入され、前記蝶ねじ34、34で支持固定されている。
【0011】 また、前記天板4は、図3に示すように、その紙面に対し垂直方向に延びる複 数の中空部4’、4’、…が形成された側部天板4a、4b、並びに中央天板4 cから構成されている。なお、前記中央天板4cは、バンド結束作業部位(後述 するバンド供給端処理手段Kの上方部)には切り欠き部106が形成されている 。
【0012】 前記梱包機本体10内部には、バンドコイルを装填可能なバンドリール6が、 その中心軸6aを横向きにして後述するバンドリール取付部材103により設置 されている。また、前記梱包機本体10内部における、前記バンドリール6設置 側とは反対側(図1、2では右側)上方部には、水平横方向に延びる板状の支持 板11が横架固設されるとともに、該支持板11の上方には、バンドBを把持、 押圧、溶融、切断等の作業を行わしめる種々のカムやアームからなる、バンド供 給端処理手段K(詳細は後述する)が配設されている。そして、該バンド供給端 処理手段Kを駆動せしめる減速機7付きのカム駆動用ステッピングモータM1 が 列設されるとともに、正逆回転可能なフィード・バックフィード用ステッピング モータM2 、フィード・バックフィードローラ8、ロッカーローラ9等からなる バンド供給・引締め(フィード・バックフィード)手段Fが並設され固定されて いる。
【0013】 前記バンドリール6の上方部には、水平横方向に延びる板状の支持板101が 横架固設されるとともに、該支持板101の上面には、バンドの溶融時に発せら れる悪臭の煙を吸引するとともに、これを外部に排出せしめる遠心ブロワー等よ りなる排風機Vが設置されている。該排風機Vの吸入側には、その上方端部が前 記中央天板4cの中空部4’に接続せしめられた吸気ダクト102が垂直方向に 連結されている。また、前記中央天板4cの中空部4’は、バンド溶融工程にお いて前記バンド供給端処理手段Kのプレス55(後述の図5参照)の上面から排 出される悪臭の煙を、前記排風機Vに導く導風路を形成している。
【0014】 図3に示すように、前記支持板101の下面には、略U字状断面で全体がL字 形状に形成された前記バンドリール取付部材103が固着部材として蝶ねじ10 4、104を用いて固着されている。このように、前記バンドリール取付部材1 03はL字形状に形成されているので、前記バンドリール6を片持ち支持しても 、充分な支持強度が得られる。したがって、該バンドリール取付部材103を前 記支持板101に固着せしめる固着部材104は、工具を用いて強固に締付ける 必要のない蝶ねじ104、104が用いられている。
【0015】 また、図3に示すように、前記バンドリール取付部材103は水平部分103 aと垂直部分103bからなり、前記水平部分103aは前記支持板101とで 閉空間ダクトを構成するとともに(図2参照)、前記垂直部分103bは排風ダ クトとなっており、前記排風機Vから送出された悪臭の煙をその下端から機外に 排出するようになっている。前記天板4の中空部4’、前記吸気ダクト102、 前記排風機V、及び前記バンドリール取付部材103により除臭装置Hが構成さ れている。なお、必要に応じて適宜、前記天板4の中空部4’、前記吸気ダクト 102、前記バンドリール取付部材103の少なくとも何れかに脱臭キャニスタ を内装することにより、さらに除臭効果が向上することは勿論である。
【0016】 このように、前記バンドリール取付部材103は、前記バンドリール6の支持 部材としての機能のみならず、前記排風機Vからの排気を機外へ排出するための 排気ダクトとしての機能をも併有している。 次に、本図示例の梱包機1の、特にバンド結束機構の詳細について説明する。 図5は図2の要部拡大図、図6は図5のVI-VI矢視側面図である。
【0017】 まず、前記バンド供給端処理手段Kについて説明する。 前記カム駆動用ステッピングモータM1 からの駆動力は、前記減速機7で減速 せしめられ、ころがり軸受13に軸支されたカムシャフト14に伝達されるよう になっている。該カムシャフト14は、前記フレーム12の両側板12a、12 b間に跨設せしめられ、前記右側板12bにはころがり軸受15により軸支せし められている。
【0018】 図4に示すように、ヒータカム21、前クランプカム22、プレスカム23、 スライドカム24、後クランプカム25、中スライドカム26が、前記カムシャ フト14に嵌挿せしめられ、キー16により固定せしめられている。前記各カム 21〜26のそれぞれは、プレスで所定のカム形状に打ち抜き成形された同形状 の板材を二枚重ね合わせて形成されている。そして、互いに隣接する前記各カム 21〜26同志間に形成された間隙には、該各カム21〜26と同芯状に前記カ ムシャフト14に挿通せしめられた、プラスチック製等の同形状の円形板材スペ ーサ17、17…が介装せしめられるとともに、該スペーサ17、17、…、及 び前記各カム21〜26は、ボルト18、18により共締め固定されている。
【0019】 前記左右側板12a、12b間には、前記前クランプカム22の回転に追従し て上下動を行う前クランプ40が配設されている。該前クランプ40は、門形形 状の断面を有するスプリング嵌挿部41と、該スプリング嵌挿部41に一体成形 され、かつ基端部には枢止軸42に回動自在に係止可能な切り欠きリング部43 aが形成された細長板状のアーム部43と、前記スプリング嵌挿部41の上部に ボルト等により固定せしめられたヘッド部45から構成されている。この前クラ ンプ40は、アルミ等の押し出し成形材から成形せしめられ、また、前記ヘッド 部45にはバンドを供給するときの案内のためのガイド孔44が穿設されている 。
【0020】 前記スプリング嵌挿部41の門形断面の左右両脚部の内側面には、該スプリン グ嵌挿部41から横方向(図6の右方向)に、前記アーム部43と平行に延設せ しめられたスチール製のカムローラ支持部材51、51が取付けられている。該 カムローラ支持部材51、51の上部には、緩衝作用をなすスプリング部材46 が嵌挿せしめられるとともに、その下部には、前記前クランプカム22に追従し て揺動するカムローラ52が挟装されている。そして、前記カムローラ支持部材 51の前記前クランプ40のアーム部43に枢止された基端部51aには、前記 カムローラ52を前記前クランプカム22に押圧すべく付勢するスプリング部材 53が、前記支持板11との間に介装されている。
【0021】 同様にして、プレス55並びに後クランプ56も、前記前クランプ40とほぼ 同一の構成となっており、それぞれ前記プレスカム23、前記後クランプカム2 5に追従して揺動するカムローラ57、58が備えられている(構成の詳細は省 略する)なお、前記プレス55の上端側部にはバンド切断用のカッタ部材59が 一体に固着されている。
【0022】 また、図6に示すように、前記側板12a、12b間の上端部近傍には、ヒー タ部材61、スライド部材62、中スライド部材63が、揺動自在に配置されて いる。前記ヒータ部材61は、上端部に位置せめられる板状のヒータプレート6 4と、該ヒータプレート64の下面に固定され下方向に延びるヒータアーム65 とからなり、該ヒータアーム65は前記側板12a、12b間に跨設された枢止 軸30に揺動自在に軸支されている。そして、このヒータアーム65は、カムロ ーラ71を介して前記ヒータカム21に連動して揺動可能に取付けられている。
【0023】 同様にして、前記スライド部材62は、前記枢止軸30に軸支せしめられたス ライドアーム66の上端部に、板状のスライドテーブル67が固定されている。 前記スライドアーム66は、カムローラ72を介して前記スライドカム24に連 動して揺動可能に取付けられている。 さらに、前記枢止軸30に対して、前記ヒータ部材61及び前記スライド部材 62の配置とは反対側には、前記中スライド部材63が配設せれている。すなわ ち、該中スライド部材63は、前記枢止軸30に軸支せしめられた中スライドア ーム73の上端部に、リミットスイッチLが固着された中スライド74が固定さ れて構成されている。前記中スライドアーム73は、カムローラ75を介して前 記中スライドカム26に連動して揺動可能に取付けられている。なお、前記ヒー タ部材61、スライド部材62、中スライド部材63の前記各々のアーム65、 66、73の下端部には、前記各カムローラ71、72、75を前記ヒータカム 21、前記スライドカム24、前記中スライドカム26に押圧すべく付勢せしめ るスプリング部材76、76、76が、前記支持板11との間に介装せしめられ ている。
【0024】 次に、バンド供給・引締め手段Fについて説明する。 図7は、フィード・バックフィード用ステッピングモータM2 の縦断面図であ る。図示例のステッピングモータM2 は、モータ本体81と、出力軸82の突出 側に前記モータ本体81に一体的に固定せしめられたギアケース83とから構成 されている。該ギアケース83内には、ころがり軸受84、85を介して前方( 図5の左側)に突出せしめられたフィード・バックフィードローラ軸86が軸支 されている。該フィード・バックフィードローラ軸86の前記ギアケース83内 の端部近傍には、前記出力軸82の先端部に刻設された歯部87と噛合せしめら れるフィード・バックフィードローラ回動ギア88が固設される一方、前記フィ ード・バックフィードローラ軸86の外端部には、前記フィード・バックフィー ドローラ8が固設されている。また、前記ギアケース83の周辺部近傍には、前 記フィード・バックフィードローラ8の前端部外側に取付けられるバンド案内カ バー98を固定するための取付軸89が、前方に突出して嵌挿せしめられている 。そして、前記ロッカーローラ9が、図示しない押圧手段により常時、前記フィ ード・バックフィードローラ8に圧接すべく取付けられている(図3参照)。
【0025】 そして、図5からもわかるように、前記バンドリール6に巻装された前記バン ドBは、ツイストローラ92、アイドルローラ93を介して前記フィード・バッ クフィードローラ8及び前記ロッカーローラ9の圧接部を通過し、筒状のバンド ガイド部材94内部、前記前クランプ40のガイド孔44、前記プレス55と前 記中スライド74との間隙、前記後クランプ56と前記スライドテーブル67と の間隙、等を順々に通過して前記天板4から外部上方に出る。次に、被梱包物の 周囲をループ状(バンドアーチが設置されていれば、その内部を通過してループ が形成される)に掛け回された前記バンドBの先端部は、前記スライドテーブル 67の側方に形成されたバンド導入口95から再び前記梱包機1内部に導入され 、前記スライドテーブル67と前記中スライド74との間隙を通り、前記リミッ トスイッチLに当接してセットが完了するように構成されている。
【0026】 次に、このように構成された本考案の一実施例の梱包機の作用について説明す る。 最初に、バンドの結束機構の作用について説明する。 まず、図示しない制御装置のスタートスイッチを操作して前記フィード・バッ クフィード用ステッピングモータM2 を作動させると、前記フィード・バックフ ィードローラ8が回転を開始して前記バンドBを送り出してフィード(供給)し 、該バンドBは、前述した如く、被梱包物の周囲を距離をおいて周回せしめられ 、前記リミットスイッチLに接触せしめられて前記フィード・バックフィード用 ステッピングモータM2 を停止させ、前記バンドBのセットは完了する。
【0027】 次に、前記カム駆動用ステッピングモータM1 が起動されて前記前クランプカ ム22が回転し、その従動節である前記カムローラ52の作動により前記アーム 部43が前記枢止軸42を中心に上方に揺動して前記前クランプ40が上昇し、 該前クランプ40の上端面と前記スライドテーブル67の下面とで前記バンドB の供給先端部をクランプ(拘止)する。それと同時に、前記カム駆動用ステッピ ングモータM1 が停止し、前記フィード・バックフィード用ステッピングモータ M2 が起動し、供給(フィード)方向とは逆向きの引締め(バックフィード)方 向に回転を始め、高速・低トルク駆動により一次引締めが行われる。そして、前 記バンドBが被梱包物の外周面に当接して所定値の張力が前記バンドBに作用す ると、図示しない張力センサ等により、前記フィード・バックフィード用ステッ ピングモータM2 は、自動的に運転モードが切り換えられて、低速・高トルク駆 動回転せしめられ二次引締めが行われる。この一次及び二次引締め期間を通して 前記カム駆動用ステッピングモータM1 の作動は停止位置に保持せしめられてい る。
【0028】 続いて、二次引締めによる前記バンドBの負荷張力が、張力センサの設定上限 値に達すると、前記カム駆動用ステッピングモータM1 が再起動する。それによ り、前記後クランプカム25が作動し、前記後クランプ56が上昇する。そして 、前記バンドBの重合部分の後方部は、前記後クランプ56の上面と前記スライ ドテーブル67の下面とによりクランプせしめられる。
【0029】 次に、前記バンドBの巾方向において互いに対向して取付けられた前記ヒータ プレート64及び前記中スライド74を支持固定せしめる前記ヒータアーム65 及び前記中スライドアーム73は、前記ヒータカム21及び前記中スライドカム 26の回転運動に追従して作動せしめられる前記カムローラ71、75を介して 、前記枢止軸30を回転中心にして互いに連動して進退すべく回転を行う。すな わち、前記中スライド74が前記バンドBの重合部分から退出する向き(図6の 右方向)にスライドせしめられると、それと同時に、(該中スライド74にガイ ドされて)前記ヒータプレート64も同方向(図6の右方向)にスライドせしめ られる。このようにして、該ヒータプレート64は、前記中スライド74の位置 (図5参照)に替わって、互いに距離をおいて上下に緊張状態で配置された前記 バンドBの重合部分の間隙に挿入せしめられるとともに、その直後に前記プレス カム23及び前記カムローラ57の作動により上昇せしめられる前記プレス55 との同時挟圧により、前記バンドBの重合部の対向面の溶融圧着が行われる。こ こで、前記プレス55は、前記バンドBの重合部分に最初は軽く押圧され、続い て、一旦降下せしめられる。それと同時に、前記ヒータプレート64はバンド重 合部分から(図6で見て左側へ)抜脱退出せしめられ、続いて、前記プレス55 が再度上昇し前記カッタ部材59により前記バンドBの前記前クランプ40側が 切断される。そして、前記プレス55は前記バンドBの重合部分に強く押圧せし められ、その状態で該バンド重合部分は所定時間(例えば1〜1.7秒)冷却され 、前記プレス55は下降せしめられる。なお、前記プレス55を上昇させた一回 目の押圧作動時、並びに冷却期間中は、前記カム駆動用ステッピングモータM1 は停止位置に保持されている。
【0030】 最後に、前記全工程期間中、前記天板4の上面とほぼ同一水平面の位置に保持 されていた前記スライドテーブル67は、前記スライドカム24の従動節である 前記カムローラ72、及び前記スライドアーム66等を介して、前記枢止軸30 を回転中心にして退出方向(図6の左方向)に回転せしめられる。 次に、前記除臭装置Hの作用について説明する。
【0031】 前記バンドBの溶融圧着時に前記バンド供給端処理手段Kの上方部で発生した 悪臭を帯びた煙は、前記排風機Vの吸引力により前記切り欠き部106の端部1 06aから前記中央天板4cの中空部4’内に吸入され、前記吸気ダクト102 を通って前記排風機Vに至り、続いて該排風機Vにより下方に送出され、前記バ ンドリール取付部材103の前記水平部分103aを通り前記垂直部分103b の下端から機外へと排出される。
【0032】 さらに、このように構成された梱包機本体10を搬送等の必要から分解する場 合について説明する。 まず最初に、前記バンドリール6の取り外し作業を行う。その際、前記蝶ねじ 104、104を手で回して取り外せば、前記バンドリール6がマウントされた 状態で前記バンドリール取付部材103を、工具等を用いなくても前記梱包機本 体10から簡単に取り外すことができる。次に、前記脚部31、31、…の蝶ね じ34、34、…の螺合を解除すれば、前記脚部31、31、…を下方向に抜脱 させることができる。このようにして、前記梱包機本体10は、搬送時等に有利 なコンパクトな複数の構造体ユニット、すなわち前記脚部31、31、…、前記 バンドリール6がマウントされた前記バンドリール取付部材103、並びに、前 記梱包機本体10から前記脚部31、31、…が取り外された本体ハウジングユ ニット100に分解することができる。なお、この構造体ユニットを組立てるに は、前記した動作と逆の動作を行えばよい。
【0033】 このように、本考案による梱包機は、前記梱包機本体10を、最小限の分解作 業により適当な大きさの複数の構造体ユニットに分けられるようにするとともに 、これら相互の組み付けを、工具を要しない蝶ねじ等の固着部材を用いて行うよ うにしたので、組立及び分解作業を迅速かつ容易に行うことができる。また、前 記脚部31、31、…の前記固着部材34、34、…を前記梱包機本体10の内 側から締付ける内締め構造としたので、突出部分がなくなり、したがって、身体 や他部材との接触による損傷を防止することができるのみならず、外観の美観を 損ねることがない。
【0034】 以上、本考案の一実施例を詳述したが、本考案は、前記実施例に限定されるも のではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種 々の設計変更を行うことができる。 たとえば、本図示例においては、カム駆動用、及び、フィード・バックフィー ド用のモータとしてステッピングモータM1 、M2 を用いているが、他のモータ を用いても良いことは勿論である。
【0035】
【考案の効果】
以上の説明から理解されるように、本考案によれば、部品点数を少なくして全 体を簡単かつ安価に構成することができ、しかも、組立・分解作業を容易に行う ことが可能となり、また、部品交換等のメンテナンス作業を容易に行えるととも に、省スペースを図ることができ、かつ、外観美をも向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わる梱包機の内部全体を
示すために天板を取り外した平面概略図。
【図2】図1で示した梱包機の要部破断正面概略図。
【図3】図2のIII-III矢視側面概略図。
【図4】図1のIV部分の斜視拡大図。
【図5】図2の要部拡大図。
【図6】図5のVI-VI矢視側面図。
【図7】本考案一実施例の梱包機に供されるフィード・
バックフィード用ステッピングモータM2 の縦断面図。
【符号の説明】
B バンド F バンド供給・引締め手段 H 除臭装置 K バンド供給端処理手段 V 排風機 1 梱包機 4 天板 6 バンドリール 10 梱包機本体 31 構造体ユニット(脚部) 34 固着部材(蝶ねじ) 100 構造体ユニット(本体ハウジング) 103 バンドリール取付部材 104 固着部材(蝶ねじ)

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に天板4と四隅に脚部31、31、
    31、31を備えた箱型の梱包機本体10内に、バンド
    リール取付部材103により支持されたバンドリール6
    を収納するとともに、該バンドリール6と前記天板4と
    の間に前記バンドリール6から繰り出されたバンドBの
    送り出し、引き締め、把持、押圧、溶融、切断等の作業
    を行う結束機構F、Kが配されてなる梱包機1におい
    て、 前記梱包機1は、互いに工具を要することなく分解及び
    組立自在な複数の構造体ユニット31、31、31、3
    1、100、6及び103から構成したことを特徴とす
    る梱包機。
  2. 【請求項2】 前記構造体ユニットは、前記脚部31、
    31、31、31と、前記バンドリール6をマウントし
    た前記バンドリール取付部材103と、前記梱包機本体
    10から前記脚部31、31、31、31を取り外して
    なる本体ハウジングユニット100であることを特徴と
    する請求項1記載の梱包機。
  3. 【請求項3】 前記脚部31、31、31、31は、ア
    ルミ等の押出し成形材により一体成形された筒状体であ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の梱包機。
  4. 【請求項4】 前記脚部31、31、31、31は、蝶
    ねじ等の固着部材34、34、…を用いて前記梱包機本
    体10の内側から固着するようにしたことを特徴とする
    請求項1、2、又は3記載の梱包機。
  5. 【請求項5】 前記バンドリール取付部材103は、L
    字形状のアングル部材からなり、前記バンドリール6を
    片持ち支持するようになっていることを特徴とする請求
    項1又は2記載の梱包機。
  6. 【請求項6】 前記バンドリール取付部材103は、蝶
    ねじ等の固着部材104、104を用いて前記梱包機本
    体10に固着するようにしたことを特徴とする請求項
    1、2、又は5記載の梱包機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020196511A (ja) * 2019-06-03 2020-12-10 ストラパック株式会社 梱包機における排煙装置

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