JPH0719108U - 梱包機 - Google Patents

梱包機

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JPH0719108U
JPH0719108U JP4940793U JP4940793U JPH0719108U JP H0719108 U JPH0719108 U JP H0719108U JP 4940793 U JP4940793 U JP 4940793U JP 4940793 U JP4940793 U JP 4940793U JP H0719108 U JPH0719108 U JP H0719108U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種作動機構やモータ等の作動確認及び調整
等のメンテナンス作業を容易かつ迅速に行えるととも
に、振動や騒音の発生を防止することができ、しかも、
安価かつ簡単に構成することができる梱包機を提供する
こと。 【構成】 被梱包物の外周に卷回せしめられるバンドB
の送り出し、引締め等の作業を行うバンド供給・引締め
手段Fと、複数のカム21〜26の作動により前記バン
ドBの把持、押圧、溶融、切断等の作業を行うバンド供
給端処理手段Kと、前記バンド供給・引締め手段Fの駆
動源であるフィード・バックフィード用モータM2 と、
前記カム21〜26を駆動せしめるカム駆動用モータM
1 と、を備えた梱包機であって、前記フィード・バック
フィード用モータM2 及び前記カム駆動用モータM1
うち少なくとも一方はステッピングモータからなり、該
ステッピングモータの出力軸82に作動確認手段を兼用
した共振防止用ダンパー90を設けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、梱包機に関し、特に、被梱包物にポリプロピレン等の熱可塑性樹脂 からなるテープ状のバンドを巻き付けるとともにその重合部分を溶着接合して結 束する作業を自動的または半自動的に行うことができるようにされた梱包機に関 する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、梱包作業の効率化及び省力化を図るため、被梱包物に熱可塑性樹脂か らなるテープ状のバンドを掛け回し、該バンドの引締めを行い、このバンドの両 端突き合わせ重合部分を加熱溶融圧着せしめるとともに、その切断までを行う作 業を自動的又は半自動的に行うようにした梱包機が既に実用化されている。すな わち、既によく知られているように、この種の梱包機は、電動モータからの駆動 力によりカム軸及び該カム軸に外嵌固定された種々のカムを回転駆動せしめ、プ レス、ヒータプレート、スライドテーブル等の機構をタイミングをずらせて作動 させ、バンドの把持、押圧、溶融、切断等の結束作業を行うようにされている( 例えば、特公平3−69774号公報、特開昭64−58613号公報参照)。
【0003】 また、本考案の出願人は、先に、梱包機のバンドの供給・引締め(フィード・ バックフィード)用のモータ、及びカム駆動用のモータとして、パルス数に応じ た分だけ迅速かつ的確に回転速度や移動量をコントロールできるステッピングモ ータを用いることを、特願平5−179262号等によって提案した。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記の如き従来の梱包機においては、フィード・バックフィード用モータまた はカム駆動用モータをはじめ各種作動機構の作動確認や、各種ローラ間の圧力調 整等のメンテナンス作業を行うために、手動でこれらのモータの出力軸を回動さ せる必要があった。そのため、出力軸の出力側に固定されたローラや、各種カム または作動プレート類を手作業で動作させ、その様子を窺いながら各種検査や調 整を行わなければならず、メンテナンス作業が大変煩わしいという問題点があっ た。
【0005】 また、一方で、ステッピングモータは入力パルス毎にステップ回転を繰り返し て回転するため、常に多少の振動が発生し、特に、回転系の固有振動数と駆動振 動数が一致すると共振現象が発生し、さらに振動が激しさを増すと脱調による停 止やミスステップまたは逆回転が発生するという問題点があった。 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、特に 、各種作動機構やモータ等の作動確認及び調整等のメンテナンス作業を容易かつ 迅速に行えるとともに、振動や騒音の発生を防止することができ、しかも、安価 かつ簡単に構成することができる梱包機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成すべく、本考案に係わる梱包機は、被梱包物の外周に卷回せ しめられるバンドの送り出し、引締め等の作業を行うバンド供給・引締め手段と 、複数のカムの作動により前記バンドの把持、押圧、溶融、切断等の作業を行う バンド供給端処理手段と、前記バンド供給・引締め手段の駆動源であるフィード ・バックフィード用モータと、前記カムを駆動せしめるカム駆動用モータと、を 備えた梱包機であって、前記フィード・バックフィード用モータ及び前記カム駆 動用モータのうち少なくとも一方はステッピングモータからなり、該ステッピン グモータの出力軸に作動確認手段または共振防止用ダンパー、あるいは作動確認 手段を兼用した共振防止用ダンパーを設けたことを特徴としている。
【0007】
【作 用】
前述の如く構成された本考案に係わる梱包機においては、ステッピングモータ の出力軸に取り付けられた作動確認手段を手動により操作することにより、出力 軸を回動させることが可能となり、それに伴って、モータのみならず各種作動機 構等の作動確認や調整等のメンテナンス作業を容易かつ迅速に行うことができる 。また、共振防止用ダンパーのイナーシャ(慣性力)で捻り振動を吸収すること ができるので、振動や騒音の発生を可及的に防止することができる。
【0008】
【実施例】
以下、図面により本考案の一実施例を説明する。 図1は本考案に係わる一実施例梱包機の内部全体を示すために天板を取り外し た平面概略図、図2は正面概略図、図3は図2のIII-III矢視側面概略図である 。
【0009】 図1〜3において、本図示例の梱包機1は、下端部にキャスタ2、2、…を装 備した支柱3、3、…と、該支柱3、3、…の各上端に水平状に載架貼設せしめ られた天板4と、四側面を囲繞して貼設せしめられた側板5と、該側板5の適宜 箇所に開放自在に設けられた点検口等(図示せず)とからなる、略箱状の梱包機 本体10を枠部材として備えている。さらに、該梱包機本体10の上部には、下 向きに略コ字状に形成された筒状体からなり、被梱包物の周囲にバンドBを自動 的に配置せしめるバンド案内アーチ(図示せず)が必要に応じて設置可能となっ ている。また、前記の支柱3、3、…、天板4は、例えば、アルミ押し出し成形 材で一体的に形成されている。
【0010】 前記梱包機本体10内部には、バンドコイルを装填可能なバンドリール6がそ の中心軸6aを横向きにして設置されている。また、前記梱包機本体10内部に おける、前記バンドリール6設置側とは反対側(図1、2では右側)上方部には 、水平横方向に延びる板状の支持板11が横架固設されるとともに、該支持板1 1の上面には略コ字状の水平断面を有するフレーム12が載置固定せしめられて いる。該フレーム12の左右の側板12a、12b間には、バンドBを把持、押 圧、溶融、切断等の作業を行わしめる種々のカムやアームからなる、バンド供給 端処理手段K(詳細は後述する)が配設されている。また、前記フレーム12の 左側板12aの外側面には、前記バンド供給端処理手段Kを駆動せしめる減速機 7付きのカム駆動用ステッピングモータM1 が列設されるとともに、前記右側板 12bの外方側に、正逆回転可能なフィード・バックフィード用ステッピングモ ータM2 、フィード・バックフィードローラ8、ロッカーローラ9等からなるバ ンド供給・引締め(フィード・バックフィード)手段Fが並設され固定されてい る。
【0011】 次に、本図示例の梱包機1の詳細について説明する。 図4は図2の要部拡大図、図5は図3の要部拡大図である。 まず、前記バンド供給端処理手段Kについて説明する。 前記カム駆動用ステッピングモータM1 からの駆動力は、前記減速機7で減速 せしめられ、ころがり軸受13に軸支されたカムシャフト14に伝達されるよう になっている。該カムシャフト14は、前記フレーム12の両側板12a、12 b間に跨設せしめられ、前記右側板12bにはころがり軸受15により軸支せし められている。
【0012】 図4に示すように、ヒータカム21、前クランプカム22、プレスカム23、 スライドカム24、後クランプカム25、中スライドカム26が、前記カムシャ フト14に嵌挿せしめられ、キー16により固定せしめられている。前記各カム 21〜26のそれぞれは、プレスで所定のカム形状に打ち抜き成形された同形状 の板材を二枚重ね合わせて形成されている。そして、互いに隣接する前記各カム 21〜26同志間に形成された間隙には、該各カム21〜26と同芯状に前記カ ムシャフト14に挿通せしめられた、プラスチック製等の同形状の円形板材スペ ーサ17、17…が介装せしめられるとともに、該スペーサ17、17、…、及 び前記各カム21〜26は、ボルト18、18により共締め固定されている。
【0013】 前記左右側板12a、12b間には、前記前クランプカム22の回転に追従し て上下動を行う前クランプ40が配設されている。該前クランプ40は、門形形 状の断面を有するスプリング嵌挿部41と、該スプリング嵌挿部41に一体成形 され、かつ基端部には枢止軸42に回動自在に係止可能な切り欠きリング部43 aが形成された細長板状のアーム部43と、前記スプリング嵌挿部41の上部に ボルト等により固定せしめられたヘッド部45から構成されている。この前クラ ンプ40は、アルミ等の押し形成形材から成形せしめられ、また、前記ヘッド部 45にはバンドを供給するときの案内のためのガイド孔44が穿設されている。
【0014】 前記スプリング嵌挿部41の門形断面の左右両脚部の内側面には、該スプリン グ嵌挿部41から横方向(図5の右方向)に、前記アーム部43と平行に延設せ しめられたスチール製のカムローラ支持部材51、51が取付けられている。該 カムローラ支持部材51、51の上部には、緩衝作用をなすスプリング部材46 が嵌挿せしめられるとともに、その下部には、前記前クランプカム22に追従し て揺動するカムローラ52が挟装されている。そして、前記カムローラ支持部材 51の前記前クランプ40のアーム部43に枢止された基端部51aには、前記 カムローラ52を前記前クランプカム22に押圧すべく付勢するスプリング部材 53が、前記支持板11との間に介装されている。
【0015】 同様にして、プレス55並びに後クランプ56も、前記前クランプ40とほぼ 同一の構成となっており、それぞれ前記プレスカム23、前記後クランプカム2 5に追従して揺動するカムローラ57、58が備えられている(構成の詳細は省 略する)なお、前記プレス55の上端側部にはバンド切断用のカッタ部材59が 一体に固着されている。
【0016】 また、図5に示すように、前記側板12a、12b間の上端部近傍には、ヒー タ部材61、スライド部材62、中スライド部材63が、揺動自在に配置されて いる。前記ヒータ部材61は、上端部に位置せめられる板状のヒータプレート6 4と、該ヒータプレート64の下面に固定され下方向に延びるヒータアーム65 とからなり、該ヒータアーム65は前記側板12a、12b間に跨設された枢止 軸30に揺動自在に軸支されている。そして、このヒータアーム65は、カムロ ーラ71を介して前記ヒータカム21に連動して揺動可能に取付けられている。
【0017】 同様にして、前記スライド部材62は、前記枢止軸30に軸支せしめられたス ライドアーム66の上端部に、板状のスライドテーブル67が固定されている。 前記スライドアーム66は、カムローラ72を介して前記スライドカム24に連 動して揺動可能に取付けられている。 さらに、前記枢止軸30に対して、前記ヒータ部材61及び前記スライド部材 62の配置とは反対側には、前記中スライド部材63が配設せれている。すなわ ち、該中スライド部材63は、前記枢止軸30に軸支せしめられた中スライドア ーム73の上端部に、リミットスイッチLが固着された中スライド74が固定さ れて構成されている。前記中スライドアーム73は、カムローラ75を介して前 記中スライドカム26に連動して揺動可能に取付けられている。なお、前記ヒー タ部材61、スライド部材62、中スライド部材63の前記各々のアーム65、 66、73の下端部には、前記各カムローラ71、72、75を前記ヒータカム 21、前記スライドカム24、前記中スライドカム26に押圧すべく付勢せしめ るスプリング部材76、76、76が、前記支持板11との間に介装せしめられ ている。
【0018】 次に、バンド供給・引締め手段Fについて説明する。 図6は、フィード・バックフィード用ステッピングモータM2 の縦断面図であ る。図示例のステッピングモータM2 は、モータ本体81と、出力軸82の出力 側に前記モータ本体81に一体的に固定せしめられたギアケース83とから構成 されている。該ギアケース83内には、ころがり軸受84、85を介して前方( 図6の左側)に突出せしめられたフィード・バックフィードローラ軸86が軸支 されている。該フィード・バックフィードローラ軸86の前記ギアケース83内 の端部近傍には、前記出力軸82の先端部に刻設された歯部87と噛合せしめら れるフィード・バックフィードローラ回動ギア88が固設される一方、前記フィ ード・バックフィードローラ軸86の外端部には、前記フィード・バックフィー ドローラ8が固設されている。また、前記ギアケース83の周辺部近傍には、前 記フィード・バックフィードローラ8の前端部外側に取付けられるバンド案内カ バー98を固定するための取付軸89が、前方に突出して嵌挿せしめられている 。さらに、前記出力軸82は、その出力側とは反対方向に延設されるとともに、 その先端部に、例えば、真鍮等の円板形状からなり表面にローレットが形成され た作動確認手段を兼用した共振防止用のダンパー90が設けられている。そして 、前記ロッカーローラ9が、図示しない押圧手段により常時、前記フィード・バ ックフィードローラ8に圧接すべく取付けられている(図4参照)。
【0019】 そして、図4からもわかるように、前記バンドリール6に巻装された前記バン ドBは、ツイストローラ92、アイドルローラ93を介して前記フィード・バッ クフィードローラ8及び前記ロッカーローラ9の圧接部を通過し、筒状のバンド ガイド部材94内部、前記前クランプ40のガイド孔44、前記プレス55と前 記中スライド74との間隙、前記後クランプ56と前記スライドテーブル67と の間隙、等を順々に通過して前記天板4から外部上方に出る。次に、被梱包物の 周囲をループ状(バンドアーチが設置されていれば、その内部を通過してループ が形成される)に掛け回された前記バンドBの先端部は、前記スライドテーブル 67の側方に形成されたバンド導入口95から再び前記梱包機1内部に導入され 、前記スライドテーブル67と前記中スライド74との間隙を通り、前記リミッ トスイッチLに当接してセットが完了するように構成されている。
【0020】 次に、このように構成された本考案の一実施例の梱包機の作用について説明す る。 まず、図示しない制御装置のスタートスイッチを操作して前記フィード・バッ クフィード用ステッピングモータM2 を作動させると、前記フィード・バックフ ィードローラ8が回転を開始して前記バンドBを送り出してフィード(供給)し 、該バンドBは、前述した如く、被梱包物の周囲を距離をおいて周回せしめられ 、前記リミットスイッチLに接触せしめられて前記フィード・バックフィード用 ステッピングモータM2 を停止させ、前記バンドBのセットは完了する。
【0021】 次に、前記カム駆動用ステッピングモータM1 が起動されて前記前クランプカ ム22が回転し、その従動節である前記カムローラ52の作動により前記アーム 部43が前記枢止軸42を中心に上方に揺動して前記前クランプ40が上昇し、 該前クランプ40の上端面と前記スライドテーブル67の下面とで前記バンドB の供給先端部をクランプ(拘止)する。それと同時に、前記カム駆動用ステッピ ングモータM1 が停止し、前記フィード・バックフィード用ステッピングモータ M2 が起動し、供給(フィード)方向とは逆向きの引締め(バックフィード)方 向に回転を始め、高速・低トルク駆動により一次引締めが行われる。そして、前 記バンドBが被梱包物の外周面に当接して所定値の張力が前記バンドBに作用す ると、図示しない張力センサ等により、前記フィード・バックフィード用ステッ ピングモータM2 は、自動的に運転モードが切り換えられて、低速・高トルク駆 動回転せしめられ二次引締めが行われる。この一次及び二次引締め期間を通して 前記カム駆動用ステッピングモータM1 の作動は停止位置に保持せしめられてい る。また、一次及び二次引締めの際に、前記フィード・バックフィード用ステッ ピングモータM2 に設けられた前記共振防止用ダンパー90の作用により、振動 及び騒音の発生を可及的に抑制することができる。
【0022】 続いて、二次引締めによる前記バンドBの負荷張力が、張力センサの設定上限 値に達すると、前記カム駆動用ステッピングモータM1 が再起動する。それによ り、前記後クランプカム25が作動し、前記後クランプ56が上昇する。そして 、前記バンドBの重合部分の後方部は、前記後クランプ56の上面と前記スライ ドテーブル67の下面とによりクランプせしめられる。
【0023】 次に、前記バンドBの巾方向において互いに対向して取付けられた前記ヒータ プレート64及び前記中スライド74を支持固定せしめる前記ヒータアーム65 及び前記中スライドアーム73は、前記ヒータカム21及び前記中スライドカム 26の回転運動に追従して作動せしめられる前記カムローラ71、75を介して 、前記枢止軸30を回転中心にして互いに連動して進退すべく回転を行う。すな わち、前記中スライド74が前記バンドBの重合部分から退出する向き(図5の 右方向)にスライドせしめられると、それと同時に、(該中スライド74にガイ ドされて)前記ヒータプレート64も同方向(図5の右方向)にスライドせしめ られる。このようにして、該ヒータプレート64は、前記中スライド74の位置 (図4参照)に替わって、互いに距離をおいて上下に緊張状態で配置された前記 バンドBの重合部分の間隙に挿入せしめられるとともに、その直後に前記プレス カム23及び前記カムローラ57の作動により上昇せしめられる前記プレス55 との同時挟圧により、前記バンドBの重合部の対向面の溶融圧着が行われる。こ こで、前記プレス55は、前記バンドBの重合部分に最初は軽く押圧され、続い て、一旦降下せしめられる。それと同時に、前記ヒータプレート64はバンド重 合部分から(図5で見て左側へ)抜脱退出せしめられ、続いて、前記プレス55 が再度上昇し前記カッタ部材59により前記バンドBの前記前クランプ40側が 切断される。そして、前記プレス55は前記バンドBの重合部分に強く押圧せし められ、その状態で該バンド重合部分は所定時間(例えば1〜1.7秒)冷却され 、前記プレス55は下降せしめられる。なお、前記プレス55を上昇させた一回 目の押圧作動時、並びに冷却期間中は、前記カム駆動用ステッピングモータM1 は停止位置に保持されている。
【0024】 最後に、前記全工程期間中、前記天板4の上面とほぼ同一水平面の位置に保持 されていた前記スライドテーブル67は、前記スライドカム24の従動節である 前記カムローラ72、及び前記スライドアーム66等を介して、前記枢止軸30 を回転中心にして退出方向(図5の左方向)に回転せしめられる。 一方、梱包機の停止中に、モータをはじめ各種作動機構の作動確認や各種ロー ラ間の圧力調整等のメンテナンス作業を行う際には、手動により作動確認手段で もある前記共振防止用ダンパー90を適宜回動操作することにより、前記出力軸 82を介して前記フィード・バックフィードローラ8等の作動機構を作動せしめ ることができ、例えば、該フィード・バックフィードローラ8と前記ロッカーロ ーラ9間の接触圧等を調節することができる。 なお、前記カム駆動用ステッピングモータM1 にも共振防止用ダンパー90を 同様に設けておくと、一層好適である。
【0025】 このように、本考案による梱包機は、作動確認手段を兼用した共振防止用ダン パー90をステッピングモータの出力軸に取り付けることにより、振動や騒音の 発生を可及的に防止するとともに、手動操作によりモータのみならず各種作動機 構等の作動確認や調整等のメンテナンス作業を容易かつ迅速に行うことができる 。
【0026】 以上、本考案の一実施例を詳述したが、本考案は、前記実施例に限定されるも のではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種 々の設計変更を行うことができる。 たとえば、本図示例においては、表面にローレットが形成された円板状の共振 防止用ダンパーを用いているが、手の滑りを阻止するための表面形状、あるいは そのための加工が施されていれば、その形状の如何を問わないことは勿論である 。 更に、共振防止用ダンパーを高比重材料でリング状に形成し、モータ出力軸と の間に適宜の弾性材を介装して効果を一層高めることもできる。 また、作動確認手段と共振防止用ダンパーを別体で構成し、その各々をモータ の出力軸に同軸に取り付けるようにしてもよいことは言うまでもない。
【0027】
【考案の効果】
以上の説明から理解されるように、本考案によれば、各種作動機構やモータ等 の作動確認及び調整等のメンテナンス作業を容易かつ迅速に行えるとともに、振 動や騒音の発生を防止することができ、しかも、安価かつ簡単に構成することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わる梱包機の内部全体を
示すために天板を取り外した平面概略図。
【図2】図1で示した梱包機の正面概略図。
【図3】図2のIII-III矢視側面概略図。
【図4】図2の要部拡大図。
【図5】図3の要部拡大図。
【図6】本考案一実施例の梱包機に供されるフィード・
バックフィード用ステッピングモータM2 の縦断面図。
【符号の説明】
B バンド F バンド供給・引締め手段 K バンド供給端処理手段 M1 カム駆動用モータ(ステッピングモータ) M2 フィード・バックフィード用モータ(ステッピング
モータ) 82 出力軸 90 作動確認手段(共振防止用ダンパー)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被梱包物の外周に卷回せしめられるバン
    ドBの送り出し、引締め等の作業を行うバンド供給・引
    締め手段Fと、複数のカム21〜26の作動により前記
    バンドBの把持、押圧、溶融、切断等の作業を行うバン
    ド供給端処理手段Kと、前記バンド供給・引締め手段F
    の駆動源であるフィード・バックフィード用モータM2
    と、前記カム21〜26を駆動せしめるカム駆動用モー
    タM1と、を備えた梱包機であって、前記フィード・バ
    ックフィード用モータM2 及び前記カム駆動用モータM
    1 のうち少なくとも一方はステッピングモータからな
    り、該ステッピングモータの出力軸82に作動確認手段
    90を設けたことを特徴とする梱包機。
  2. 【請求項2】 被梱包物の外周に卷回せしめられるバン
    ドBの送り出し、引締め等の作業を行うバンド供給・引
    締め手段Fと、複数のカム21〜26の作動により前記
    バンドBの把持、押圧、溶融、切断等の作業を行うバン
    ド供給端処理手段Kと、前記バンド供給・引締め手段F
    の駆動源であるフィード・バックフィード用モータM2
    と、前記カム21〜26を駆動せしめるカム駆動用モー
    タM1と、を備えた梱包機であって、前記フィード・バ
    ックフィード用モータM2 及び前記カム駆動用モータM
    1 のうち少なくとも一方はステッピングモータからな
    り、該ステッピングモータの出力軸82に共振防止用ダ
    ンパー90を設けたことを特徴とする梱包機。
  3. 【請求項3】 被梱包物の外周に卷回せしめられるバン
    ドBの送り出し、引締め等の作業を行うバンド供給・引
    締め手段Fと、複数のカム21〜26の作動により前記
    バンドBの把持、押圧、溶融、切断等の作業を行うバン
    ド供給端処理手段Kと、前記バンド供給・引締め手段F
    の駆動源であるフィード・バックフィード用モータM2
    と、前記カム21〜26を駆動せしめるカム駆動用モー
    タM1と、を備えた梱包機であって、前記フィード・バ
    ックフィード用モータM2 及び前記カム駆動用モータM
    1 のうち少なくとも一方はステッピングモータからな
    り、該ステッピングモータの出力軸82に作動確認手段
    を兼用した共振防止用ダンパー90を設けたことを特徴
    とする梱包機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002154501A (ja) * 2000-11-16 2002-05-28 Strapack Corp バンド掛け梱包機におけるコントロール装置

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JP2591192Y2 (ja) 1999-02-24

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