JPH07183862A - 周波数分割多重伝送の誤り訂正方法およびそれを用いた伝送システム - Google Patents

周波数分割多重伝送の誤り訂正方法およびそれを用いた伝送システム

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JPH07183862A
JPH07183862A JP5324869A JP32486993A JPH07183862A JP H07183862 A JPH07183862 A JP H07183862A JP 5324869 A JP5324869 A JP 5324869A JP 32486993 A JP32486993 A JP 32486993A JP H07183862 A JPH07183862 A JP H07183862A
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JP5324869A
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Inventor
Tomoko Matsushima
嶋 智 子 松
Mutsumi Serizawa
澤 睦 芹
Koji Ogura
倉 浩 嗣 小
Nobuyasu Nakajima
島 暢 康 中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 FDM伝送方式において、伝送速度の高速化
が容易で、かつ周波数選択性フェージングによる誤り率
劣化が小さい誤り訂正方法を実現することを目的とす
る。 【構成】 送信機は、伝送データを誤り訂正符号化する
n個の誤り訂正符号化器(nは2以上)と、符号化され
たn個のデータ系列のそれぞれを周波数軸上または時間
軸上で分散するように配置しm個のデータを出力するマ
ッピング回路と、m個のデータをm個の搬送波のそれぞ
れに変調し多重化した信号を出力するFDM変調器とか
ら構成される。 【効果】 複数の誤り訂正符号化器と復号器を有するた
め、高伝送速度のシステムへの適用が容易である。ま
た、マッピング手段により選択性フェージングによるバ
ースト誤りを効果的に分散するため、復号データの信頼
性が向上する。また、多元接続や放送システムにおい
て、ユーザが一部のデータのみを受信する場合に受信機
の小型化、低消費電力化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の異なる周波数
の搬送波を用いてディジタルデータを通信または放送す
る周波数分割多重伝送における誤り訂正方法、およびこ
れを用いた伝送システムに関わる。
【0002】
【従来の技術】複数の異なる周波数の搬送波を用いてデ
ィジタルデータを伝送する方式は、周波数分割多重(Fr
equency Division Multiplexing;FDM )伝送方式と呼ば
れる。FDM伝送方式の中で、特に、各搬送波が互い直
交する周波数である場合に、直交周波数分割多重(Orth
oganl Frequency Division Multiplexing;OFDM)伝送方
式と呼ばれる。FDM伝送方式における信号伝送の概念
図を図24に示す。図24では、m個の搬送波の周波数
をそれぞれf1 ,f2 ,…,fm とし、時刻tで伝送さ
れる変調シンボルをそれぞれS1 (t),S2 (t)、
…,Sm (t)として示している。各搬送波における変
調シンボルはQPSKや8PSKなどで変調されたシン
ボルである。
【0003】FDM伝送方式の一般的な誤り訂正方法
は、例えば、「Le Flocu et al.,“Digital Sound Broa
dcasting to Mobile receivers”、IEEE TransactionCo
nsumer Electronics, Vol.35, Nomber 3, August 1989,
pp.493-530 」に示されている。図25は、この文献に
示されている誤り訂正方式の概略的構成図を示してい
る。図25(a)において、送信機1では、伝送される
データは168kbpsで誤り訂正符号化器2に入力され
る。誤り訂正符号化器2では、符号化率1/2の畳込み
符号で入力データを符号化し、336kbpsで符号化デー
タを出力する。符号化されたデータはインタリーバ3に
より384msec (129,024ビット)にわたって
交錯され、シリアル/パラレル変換回路4で894ビッ
トの並列信号に変換された後に、OFDM変調器5によ
り448個の直交する搬送波にQPSK変調されて通信
路6を介して伝送される。また、図25(B)におい
て、受信機10では、受信した信号をOFDM復調器1
1により896ビットのデータに復調し、デインダリー
バ13により384msec (129,024ビット)に
わたってデインダリーブした後に、ビタビ復号器14を
用いて誤り訂正復号する。この誤り訂正方法では、44
8個のすべての搬送波に対して1つの誤り訂正符号化
器、誤り訂正復号器、インタリーバ、デインタリーバを
共用する。
【0004】FDM伝送方式の他の誤り訂正方法として
は、例えば特開平5−219006の「直交周波数分割
多重ディジタル信号伝送方式およびこれに用いる符号化
変調装置ならびに復調装置」に示された方式がある。こ
の文献では、誤り訂正方式として、誤り訂正符号と変調
時の信号点マッピングとを一緒に行なうトレリス符号化
変調方法を用いている。図26は、この文献に示されて
いる方式の概略的構成図を示す。図26(a)におい
て、送信機1Aでは、伝送されるデータを1個のトレリ
ス符号化器2Aで符号化する。トレリス符号化器2Aで
符号化されたデータは、1個のインタリーバ3で交錯さ
れ、シリアル/パラレル変換回路4で並列信号に変換さ
れた後に、OFDM変調器5により直交する複数の搬送
波に8PSK等で変調され、伝送される。また、図26
(b)において、受信機10Aでは、受信した信号をO
FDM変調器11により復調しパラレル/シリアル変換
回路12によりパラレル/シリアル変換した後に、1個
のデインタリーバ13でデインダリーブし、1個のトレ
リス符号化器14Aを用いて誤り訂正復号する。この誤
り訂正方式でも、すべての搬送波に対して1つの誤り訂
正符号化器、誤り訂正復号器、インタリーバ、デインタ
リーバを共用する。
【0005】一方、同じ文献に従来技術から考えられる
方式として示されている方式は、各搬送波で伝送される
データを各々独立に誤り訂正符号化する方式である。こ
の方式の概略的構成図を図27に示す。図27に示され
るように、この方式では誤り訂正符号化器および誤り訂
正復号器をそれぞれ搬送波の数(m個)に相当する複数
のトレリス符号化器およびトレリス復号器をそれぞれ備
える符号化回路2B(図27(a))および復号回路1
4B(図27(b))により構成しなければならないた
め、回路規模が大きくなるという問題がある。
【0006】ところで、移動体通信のように周波数選択
性フェージングの生じる伝送路でFDM伝送方式を用い
ると、特定の搬送波で伝送するデータに時間的に連続す
る誤りが発生する。図28に示すように、周波数選択性
フェージングにより生じる誤りは、隣接する複数の搬送
波において時間的に連続した誤り(バースト誤り)とな
る、一般にトレリス符号や畳込み符号等の誤り訂正符号
はバースト誤りを効果的に訂正できないため、このよう
な条件の下で図27に示すような誤り訂正方式を用いる
と、フェージングを受ける搬送波で伝送されたデータの
復号後の誤り率が著しく悪くなり、全体の信頼性を劣化
させることになる。
【0007】一方、図25や図26で示した誤り訂正方
式は、インタリーバを用いてバースト誤りを拡散するた
め誤り率を低く抑えることはできるが、時間軸方向と周
波数軸方向の両方に密集したバースト誤りを拡散する必
要があるため、1つのインタリーバに要するメモリ容量
が大きくなる。インタリーバは通常RAMで構成される
ため、メモリ容量が大きいと高速のシステムには適用し
にくいという問題がある。また、これらの誤り訂正方式
は、すべての搬送波に対して誤り訂正符号化器と復号器
を1組しか持たないため、これらの回路の高速化が必要
となるが、低回路規模・低消費電力の条件下ではこれら
の回路を高速化するのは難しい。特に誤り訂正復号器に
ビタビ復号器を用いた場合には、ビタビ復号器の処理速
度に限界があるため、それより高速のシステムに適用す
ることができない。
【0008】さらに、図25や図26に示した従来の誤
り訂正方式も用いた場合には、受信者が送信データの一
部のデータのみを受信したい場合でも、不要なデータを
含むすべてのデータをデインダリーブし、誤り訂正復号
した後でなければ必要なデータが得られないため、受信
機の消費電力が大きくなってしまうという問題があっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、周
波数分割多重伝送方式の従来の誤り訂正方式には、誤り
訂正符号化器と復号器を搬送波の数だけ持つ方式と、す
べての搬送波に対して誤り訂正符号化器と復号器を1組
だけ持つ方式とがある。誤り訂正符号化器と復号器を搬
送波の数だけ持つ方式は、周波数選択性フェージングが
生じる通信路で用いると、特定の搬送波でバースト的に
生じる誤りを十分に訂正できないため、復号データの信
頼性が劣化するという問題があった。一方、誤り訂正符
号化器と復号器を1組だけ持つ方式は、周波数選択性フ
ェージングによるバースト誤りを訂正するためにメモリ
容量の大きいインタリーバと高速の誤り訂正復号器を必
要とし、高伝送速度のシステムには適用しにくいという
問題点があった。また、受信者が一部のデータのみを受
信したい場合にも、すべてのデータをデインダリーブし
て誤り訂正復号しなければならないため、受信機の消費
電力が大きくなるという問題があった。
【0010】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
ので、周波数分割多重伝送方式において、周波数選択性
フェージングが生じても誤り率の劣化が小さく、かつ高
伝送速度のシステムに適用することが可能な誤り訂正方
式を提供することを目的とする。さらに、受信者が送信
データの一部のみを必要とする場合には、そのデータに
対応する部分のみの誤り訂正復号、デインダリーブを行
なうことにより、受信機の低消費電力化が可能な誤り訂
正方式を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の誤り訂正
方法は、1つまたは複数の情報源から出力されるディジ
タル信号を複数の異なる周波数の搬送波を用いて伝送す
る周波数分割多重伝送の誤り訂正方法において、送信側
で、複数のグループに分割された送信データをグループ
毎に誤り訂正符号化するステップと、誤り訂正符号化さ
れた同一のグループのデータで同一時間に伝送される複
数のデータを、すべての周波数が隣合わない複数の搬送
波または一部の周波数が隣合わない複数の搬送波にマッ
ピングするステップとを有することを特徴とする。
【0012】本発明の第2の誤り訂正符号化方法は、1
つまたは複数の情報源から出力されるディジタル信号を
複数の異なる周波数の搬送波を用いて伝送する周波数分
割多重伝送の誤り訂正方法において、送信側で、複数の
グループに分割された送信データをグループ毎に誤り訂
正符号化するステップと、誤り訂正符号化された同一の
グループのデータで同一周波数の搬送波で伝送される複
数のデータを、すべての信号が時間的に連続しない信号
の集合または一部の信号が時間的に連続しない信号の集
合にマッピングするステップとを有することを特徴とす
る。
【0013】上記何れかに記載された誤り訂正方法にお
いて、望ましくは、受信側に、復調されたデータを複数
のグループに分割するステップと、分割されたグループ
の少なくとも1方の誤りを訂正復号化するステップと、
を有するように構成しても良い。
【0014】上記何れかに記載された誤り訂正方法にお
いて、それぞれの誤り訂正符号化するステップに対応し
てインタリーブするステップを有し、それぞれのインタ
リーブするステップはそれぞれの誤り訂正符号化するス
テップにおいて出力される符号化データを入力し、順番
を入れ替えた後に出力するようにしてこれをマッピング
するステップにおいてマッピングするようにしても良
い。
【0015】本発明の伝送システムは、1つの送信機か
ら複数の受信機に複数の異なる周波数の搬送波を用いて
ディジタル信号を伝送する通信システムにおいて、送信
機は、複数のグループに分割されたグループ毎に誤り訂
正符号化する複数の誤り訂正符号化手段と、誤り訂正符
号化された同一グループのデータで同一時間に伝送され
る複数のデータを、すべての周波数が隣合わない複数の
搬送波または一部の周波数が隣合わない複数の搬送波に
マッピングする手段、または誤り訂正符号化された同一
グループのデータで同一周波数の搬送波で伝送される複
数のデータを、すべての信号が時間的に連続しない信号
の集合または一部の信号が時間的に連続しない信号の集
合にマッピングする手段の少なくともどちらか一方のマ
ッピング手段とを備えると共に、各受信局は、復調され
たデータを複数のグループに分割する手段と、分割され
たグループの少なくとも1つを誤り訂正符号化する手段
とを備えることを特徴とするものである。
【0016】
【作用】本発明の誤り訂正方法では、送信されるデータ
を複数のグループに分割して誤り訂正符号化するため、
個々の誤り訂正符号化器、復号器は低速で動作すればよ
く、高伝送速度のシステムにも容易に適用することがで
きる。また、マッピングステップにおいて1つの誤り訂
正符号化器で符号化されたデータを周波数軸方向および
時間軸方向に分散して伝送するため、選択性フェージン
グによる誤り率の劣化が小さい。また、グループ毎に独
立に誤り訂正符号化し、インタリーブをかけるため、一
部のデータのみを受信する場合にはそのデータに対応す
る誤り訂正復号器とデインタリーバのみを備えていれば
よく、受信機の小型化、低消費電力化が可能になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の誤り訂正方法およびそれを用
いた伝送システムの実施例を図に基づいて説明する。
【0018】図1は、本発明の第1の実施例を示す概略
的構成図である。図1(a)において伝送されるデータ
は、n個のグループ200-1 ,200-2 ,…,200-n に分割
されて送信機301 に入力される。送信機では、図1
(b)に示すように、n個の誤り訂正符号化器101-1 ,
101-2 ,…,101-n で各グループの入力データを誤り訂
正符号化する。誤り訂正符号化されたデータ201-1 ,20
1-2 ,…,201-n は、マッピング回路 102に入力され、
後述する規則に基づいて信号を置き換えて、m個のパラ
レルデータ202-1 ,202-2 ,…,202-m を出力する。こ
れらのデータはFDM変調器 103に入力され、m個の搬
送波のそれぞれにBPSK等で変調され、多重化された
FDM信号 203が送信機から通信路104 に出力される。
一方、受信信号204 は、受信機302 に入力される。受信
機302 では、FDM復調器105 により受信信号204 がm
個のパラレルデータ205-1 ,205-2 ,…,205-m に復調
され、デマッピング回路106 でn個のグループ206-1 ,
206-2 ,…,206-n に戻される。各グループのデータは
n個の誤り訂正復号器107-1 ,107-2 ,…,107-n にそ
れぞれ入力され、誤り訂正された復号データ207-1 ,20
7-2 ,…,207-n が受信機から出力される。
【0019】図1(a)において、マッピング回路102
では、n個の誤り訂正符号化器から出力されるデータ
を、m個のパラレルデータに図2に示すような規則で置
き換える。図2はn=5、m=22とした場合のマッピ
ング回路の動作を示す概念図である。図1においてマッ
ピング回路102 から出力されるm個のパラレルデータ20
2-1 ,202-2 ,…,202-m は、図2に示す各時刻のFD
M信号のm個の搬送波のそれぞれに対応する。ここで、
各搬送波がBPSKで変調されるとすれば、各変調信号
には1ビットの符号化データが割り当てられる。いま、
誤り訂正符号化器101-i (i=1,2,…,n)で符号
化されたデータの集合をCi とする、マッピング回路10
2 では、同じ誤り訂正符号化器で符号化されたデータで
同じ時刻に伝送される複数のデータは、周波数が隣合わ
ない搬送波にマッピングされるようにする。また、同じ
誤り訂正符号化器で符号化されたデータで同じ搬送波で
伝送される複数のデータは、時間的に連続しない信号に
マッピングされるようにする。例えば、図2に示すよう
に、誤り訂正符号化器101-1 で符号化されたデータC1
は、どの時刻においても隣合う周波数の搬送波では伝送
されないし、どの搬送波においても連続する時刻に伝送
されないようにマッピングされている。
【0020】FDM伝送方式を用いた場合に周波数選択
性フェージングが生じると、図27に示した様に周波数
軸上及び時間軸上でバースト的に誤りが生じる。このた
め、図26のように誤り訂正符号化器を複数用いる従来
の誤り訂正方式では、周波数軸上の誤りを分散させるこ
とができないため、復号後のデータの誤り率が高くなっ
てしまう。これに対して、本発明の誤り訂正方式は、複
数の誤り訂正符号化器を用いるが、各符号化器で符号化
されたデータを周波数軸、あるいは時間軸上で分散され
て伝送されるため、バースト誤りとならず、各誤り訂正
復号器において誤りが正しく訂正され易くなるという効
果がある。
【0021】図3は、本発明の第2の実施例を示す概略
的構成図である。図3(a)において、nグループのデ
ータが送信機303 に入力され、n個の誤り訂正符号化器
101-1 ,101-2 ,…,101-n で誤り訂正符号化される。
誤り訂正符号化されたnグループのデータは、n個のイ
ンタリーバ108-1 ,108-2 ,…,108-n に入力されて順
番が入れ替えられた後、マッピング回路102 に入力され
る。マッピング回路では、第1の実施例と同様に信号を
置き換えて、m個のパラレルデータを出力する。これら
のデータはFDM変調器103 に入力され、m個の搬送波
に変調され、多重化されたFDM信号が通信路104 に出
力される。一方、受信信号は、受信機304 に入力され
る。受信機304 では、図3(b)に示すように、FDM
復調器105により受信信号がm個のパラレルデータに復
調され、デマッピング回路106 でn個のグループに戻さ
れる。nグループのデータは、n個のデインタリーバ10
9-1,109-2 ,…,109-n に入力されて元の順番に戻さ
れた後、n個の誤り訂正復号器107-1 ,107-2 ,…,10
7-n にそれぞれ入力され、復号データが受信機から出力
される。
【0022】図3において、n個のインタリーバとデイ
ンタリーバは、各々、1つの誤り訂正符号化器で符号化
されたデータの順番を入れ替えるために用いられてい
る。マッピング回路102 では、図2に示したように1つ
の符号化器から出力されるデータが周波数軸および時間
軸で分散されるようにマッピングをするが、このように
各符号化系列内でもインタリーブを施すことで、より長
いバースト誤りが生じても復号誤り率の劣化を防ぐこと
ができる。図25や図26に示した従来の誤り訂正方式
でも、インタリーブを用いてバースト誤りを拡散させて
いるが、これらの方式では誤り訂正符号化器・復号器が
1組しかなく、通信路上で周波数軸および時間軸の両方
に対してバースト的に生じる誤りを単独のインタリーバ
で拡散させる必要があるため、メモリ量の大きいインタ
リーバが必要になる。一方、本発明のインタリーバは、
マッピング回路によりバースト誤りが各符号化系列にす
でに分散されているため、各系列のインタリーバはメモ
リ量の小さいものでよくなる。インタリーバは通常RA
Mで構成され、メモリ量の小さいRAMの方がアクセス
時間が短いため、本発明の誤り訂正方法は従来の誤り訂
正方式より高速化が容易になる。
【0023】図4は、本発明の第3の実施例を示す概略
的構成図である。図4(a)の送信機305 において、情
報源110 から出力されるデータは、シリアル/パラレル
変換回路111 において2つのグループに分割される。こ
れらのデータは、それぞれ、誤り訂正符号化器112-1 ,
112-2 で誤り訂正符号化され、インタリーバ113-1 ,11
3-2 でインタリーブされた後、マッピング回路114 に入
力される。このマッピング回路114 では、図5に示すよ
うに信号を置き換えて、m個のパラレルデータを出力す
る。これらのデータはFDM変調器103 に入力され、m
個の搬送波に変調され、多重化されたFDM信号が通信
路104 に出力される。一方、受信信号は、図4(b)の
受信機306 に入力される。受信機306 では、FDM復調
器105 により受信信号がm個のパラレルデータに復調さ
れ、デマッピング回路115 で2個のグループに戻され
る。これらのデータは、デインタリーバ116-1 ,116-2
に入力されて元の順番に戻された後、誤り訂正復号器11
7-1 ,117-2 にそれぞれ入力され、パラレル/シリアル
変換回路118 でシリアルデータに変換された後、受信目
的119 に渡される。
【0024】この実施例において、情報源から出力され
るすべてのデータが、要求信頼度や許容遅延時間に関す
る条件が同じであるならば、2つの誤り訂正符号化器11
2-1,112-2 と2つのインタリーバ113-1 ,113-2 は、
それぞれ、同じ構成の回路を用いればよい。このとき、
インタリーバ113-1 ,113-2 のそれぞれから出力される
信号208-1 と208-2 は同じ伝送速度となるため、マッピ
ング回路103 では図5に示すように周波数軸上および時
間軸上に1シンボルおきにこれらの信号を配置すればよ
い。
【0025】図25や図26に示した従来の誤り訂正方
式では、1組の誤り訂正符号化器と誤り訂正復号器を用
いているため、ビタビ復号器などのように高速化が難し
い回路を用いた場合に、その復号回路の処理速度がシス
テムの伝送速度の上限となってしまうという問題があっ
た。一方、本発明の誤り訂正方法は、複数の復号器を並
列に動作させるため、回路規模は大きくなるが、システ
ムの高速化が容易にできる。
【0026】図6は、本発明の第4の実施例を示す概略
的構成図である。この第4の実施例は、第3の実施例と
同様に、情報源を2つのグループに分けて伝送するもの
であるが、図4における2つの誤り訂正符号化器と2つ
の誤り訂正復号器を、それぞれ、1つの誤り訂正符号化
器120(図6(a))と誤り訂正復号器125(図6
(b))に置き換え、それらを時分割多重使用する構成
となっている。
【0027】図6(a)の送信機307 において、情報源
110 から出力されるデータは、そのまま誤り訂正符号化
器120 に入力されて誤り訂正符号化される。符号化され
たデータは、スイッチ121 に入力され、一定の時間おき
に2つのインタリーバ122-1,122-2 にデータを出力す
る。ここで、スイッチ121 は誤り訂正符号がブロック符
号であれば、符号語の切れ目で出力するインタリーバを
切り替える。このように切り替えることにより、2つの
インタリーバに出力される系列は、独立に符号化された
系列と等しくなる。また、誤り訂正符号が畳込み符号の
場合には、スイッチから出力される2つの系列を独立に
するため、一定時間おきに畳込み符号を終端させるか、
符号化器の内容をバッファに待避してスイッチを切り替
えるものとする。インタリーバ122-1 ,122-2 でインタ
リーブされたデータは、第3の実施例と同様に処理さ
れ、送信される。一方、図6(b)の受信機308 では、
復調されデマッピングされた2系列のデータは2つのデ
インタリーバ123-1 ,123-2に入力される。デインタリ
ーブされた2系列のデータは、スイッチ124 で一定時間
おきに交互に誤り訂正復号器125 に入力されて、各々独
立して誤り訂正復号がなされる。
【0028】この実施例では、誤り訂正符号化器と誤り
訂正復号器を時分割多重使用するものであるため、非常
に高速のシステムには適さないが、低速のシステムでは
図4に示した実施例より回路規模を小さくすることがで
きる。
【0029】図7は、本発明の第5の実施例を示す概略
的構成図である。この実施例では、情報源110 から画
像、音声などのデータ210 が出力され、情報源符号化器
126 により、高能率符号化、階層符号化、多次元情報へ
の符号化などが行なわれるものとする。情報源符号化器
から出力される複数のデータ系列は、要求信頼度や伝送
速度がすべて系列で等しい場合と、系列により異なる場
合とがある。高能率符号化や階層符号化されたデータは
系列毎に要求信頼度や伝送速度が異なる場合が多く、ス
テレオ音声データや多次元画像データは要求信頼度や伝
送速度が等しい場合が多い。図7(a)においては、情
報源符号化器126 から2系列のデータ211-1 ,211-2 が
出力されるものとし、データ211-1 はデータ211-2 より
要求信頼度が高く、また伝送速度は低いものとする。
【0030】データ211-1 ,211-2 は、それぞれ誤り訂
正符号化器127-1 ,127-2 で誤り訂正符号化される。こ
こで、誤り訂正符号化器127-1 は、誤り訂正符号化器12
7-2より誤り訂正能力の高い符号でデータを符号化する
ものとする。例えば、データ211-1 とデータ211-2 の伝
送速度を、それぞれ1M(dps )と3M(dps )とし、
誤り訂正符号化器127-1 では符号化率1/2の誤り訂正
符号で符号化し、誤り訂正符号化器127-2 では符号化率
3/4の誤り訂正符号で符号化するものとする。このと
き、誤り訂正符号化器から出力されるデータ212-1 ,21
2-2 の伝送速度は、それぞれ、2M(dps )と4M(dp
s )となる。これらのデータは、インタリーバ128-1 ,
128-2 でインタリーブされ、マッピング回路129 に入力
される。マッピング回路に入力されるデータ213-1 ,21
3-2 の伝送速度はそれぞれ2M(dps )と4M(dps )
であるから、図8に示すように1対2の割合で変調信号
にマッピングされる。このとき、データ213-1 (図8に
おけるC1 )は、すべてのビットが周波数軸上でも時間
軸上でも連続しない信号にマッピングされるが、データ
213-2 (図8におけるC2 )のビットは、局所的に連続
する信号にマッピングされることになる。マッピング回
路129 から出力されるデータ214 −1 ,214-2 ,…,21
4-m は、FDM変調器103 で変調され、通信路104 を介
して伝送される。
【0031】一方、図7(b)の受信機308 では、受信
信号216 をFDM復調器105 で復調し、デマッピング回
路130 で2系列のデータ218-1 ,218-2 に戻す。これら
はデインタリーバ131-1 ,131-2 でデインタリーブさ
れ、誤り訂正復号器132-1 ,132-2 でそれぞれ誤り訂正
復号されて情報源復号器133 へ渡される。ここで、情報
源復号器に入力される2系列のデータのうち、データ22
0-1 は誤り訂正能力の高い符号で符号化されたため、デ
ータ220-2 より高い信頼性を得ることができる。情報源
復号器133 では、これらのデータから情報源復号化し、
受信目的134 に出力する。ここで、受信目的とは、画像
情報ならばモニタなど、音声ならばスピーカなどに対応
する。
【0032】この実施例の誤り訂正方式では、伝送する
複数のデータの要求信頼度が異なる場合に、異なる訂正
能力の誤り訂正符号で符号化することができる。この結
果、本発明の誤り訂正方式は、単独の誤り訂正符号です
べてのデータを符号化する従来の誤り訂正方式より、受
信機で再生された画像や音声の品質を向上させることが
できる。また、符号化された後の伝送速度が複数の系列
で異なる場合に、伝送速度が非常に高い系列(図8のC
2 )は変調信号にマッピングする際にすべてのデータを
均一に周波数軸または時間軸上に分散させることができ
ない。この場合、局所的には連続しているが一部の信号
が非連続であるような複数の信号点にマッピングすれ
ば、バースト誤りを比較的効率よく分散させることがで
きる。
【0033】図9は、第5の実施例における別の受信機
の構成を示す概略的構成図である。ただし、図7の送信
機307 において、情報源データ210 は、情報源符号化機
26において階層符号化が行なわれ、情報源符号化された
2系列のデータのうち一方(211-1 )のみから画像また
は音声を再生することができるものとする。
【0034】図9において、受信機309 は、図7(a)
の送信機307 から送信されたFDM信号216 を受信する
ものとする。受信信号216 は、FDM復調器105 で復調
され、デマッピング回路130 に入力される。デマッピン
グ回路130 では復調されたデータのうち、図7における
データ218-1 に対応する信号のみを選択して、デインタ
リーバ131-1 に入力する。デインタリーバ131-1 でデイ
ンダリーブされたデータ219-1 は、誤り訂正復号器132-
1 で誤り訂正復号されて情報源復号器135 へ渡される。
ここで、情報源復号器135 では、データ220-1 のみから
情報源データを再生し、受信目的134 に出力する。
【0035】この実施例に示したように、情報源が階層
符号化されている場合には、生成画像(または音声)の
品質はやや劣化するが、一部の受信信号のみから元の画
像(または音声)を再生することができる。図25や図
26に示される従来の誤り訂正方式では、受信機が一部
の受信信号のみを利用したい場合でも、すべてのデータ
についてデインダリーブ、誤り訂正復号を行なう必要が
あるため、回路規模が大きくなるという問題があった。
これに対して、本発明の誤り訂正方式を用いれば、高精
細な再生情報を必要としないような端末では、このよう
に一部の情報のみをデインダリーブ、誤り訂正復号すれ
ばよいため、受信機の回路規模を小さくすることができ
る。
【0036】図10は、本発明の第6の実施例を示す概
略的構成図である。この実施例では、1つの送信機から
2種類以上の情報を伝送するものとする。図10(a)
において、送信機310 は、2つの情報源136-1 ,136-2
を持ち、それぞれからデータ221-1 ,221-2 が出力され
る。例えば、情報源136-1 は計算機データを出力し、情
報源136-2 は画像データを出力するものとする。それぞ
れの情報は、要求信頼度、伝送速度、許容遅延時間が異
なる。例えば、計算機データは、画像データに比べて、
要求信頼度は高いが許容遅延時間は長い場合が多い。こ
のため、誤り訂正符号化器137-1 は、137-2 より誤り訂
正能力の高い符号でデータを符号化し、インタリーバ13
8-1 は138-2 よりメモリの大きいRAMを用いるものと
する。インタリーブされた各系列はマッピング回路139
に入力され、周波数軸または時間軸上でなるべく分散さ
れるようにマッピングされ、FDM変調器103 で変調さ
れ、通信路104 を介して伝送される。
【0037】一方、図10(b)の受信機311 は、受信
信号222 をFDM復調器105 で復調し、デマッピング回
路140 で2系列のデータ223-1 ,223-2 に戻す。これら
はデインタリーバ141-1 ,141-2 でデインダリーブさ
れ、誤り訂正復号器142-1 ,142-2 でそれぞれ誤り訂正
復号されて、受信目的143-1 ,143-2 に出力する。ここ
で、受信目的143-1 は例えば計算機端末であり、受信目
的143-2 は例えばモニタである。
【0038】この実施例の誤り訂正方式では、伝送する
2種類のデータの要求信頼度や許容遅延時間が異なる場
合でも、異なる訂正能力の誤り訂正符号と異なる深さの
インタリーブを用いることにより、各々に対して適切な
誤り訂正符号化やインタリーブ方式を用いることができ
る。この結果、マルチメディア情報を伝送するシステム
にも適用することができる。
【0039】図11は、第6の実施例における別の受信
機の構成を示す概略的構成図である。ただし、図11の
受信機312 は、図10(a)の送信機310 における情報
源136-1 から出力されるデータのみを必要とする受信機
であるものとする。
【0040】図11において受信機312 は、図10
(a)の送信機310 から出力されたFDM信号222 を受
信する。受信信号222 は、FDM復調器105 で復調さ
れ、デマッピング回路140 に入力される。デマッピング
回路140 では復調されたデータのうち、図10における
データ223-1 に対応する信号のみを選択して、デインタ
リーバ141-1 に入力する。デインタリーバ141-1 でデイ
ンダリーブされたデータは、誤り訂正復号器142-1 で誤
り訂正復号されて受信目的143-1 へ渡される。
【0041】この実施例に示したように、複数種類の情
報が伝送されるマルチメディア情報システムでは、すべ
ての情報を必要とする多機能の受信機と、一部の情報の
みを必要とする単機能の受信機とが混在することが予想
される。図24や図25に示される従来の誤り訂正方式
では、単機能の受信機が一部の受信信号のみを利用した
場合でも、すべてのデータについてデインダリーブ、誤
り訂正復号を行なう必要があるため、回路規模が大きく
なるという問題があった。これに対して、本発明の誤り
訂正方式を用いれば、単機能の受信機では一部の情報の
みをデインダリーブ、誤り訂正復号することができるた
め、受信機の回路規模を小さくすることができる。
【0042】図12は、第6の実施例における別の受信
機の構成を示す概略的構成図である。ただし、送信機は
図10(a)に示す構成であるとするが、図10(a)
における情報源は、すべての同じ種類の異なる内容を情
報を出力するものとする。例えば、これらの情報源はす
べて同じ伝送速度の画像情報であるが、送信される内容
が複数存在するものとする。
【0043】図12において受信機313 は、図10
(a)の送信機310 から出力されたFDM信号222 を受
信する。受信信号222 は、FDM復調器105 で復調さ
れ、デマッピング回路140 に入力される。デマッピング
回路140 では復調されたデータを2系列のデータ223-1
,223-2 に分けて出力する。これらのデータ223-1 ,2
23-2は、スイッチ144 に入力され、制御信号224 によ
り、どちらか一方が選択されて、デインタリーバ145 に
入力される。デインタリーバ145 でデインダリーブされ
たデータは、誤り訂正復号器146 で誤り訂正復号されて
受信目的147 へ渡される。
【0044】この実施例に示したように、同一種類の複
数の情報が伝送されるような多チャネルの画像放送シス
テムなどでは、受信機は、1チャネルの情報のみを必要
とする。図25や図26に示される従来の誤り訂正方式
では、受信機がすべてのチャネルのデータについてデイ
ンダリーブ、誤り訂正復号を行なう必要があるため、回
路規模が大きくなるという問題があった。これに対し
て、本発明の誤り訂正方式を用いれば、受信機では1チ
ャネル分のデータのみをデインダリーブ、誤り訂正復号
すればよいため、受信機の回路規模を小さくすることが
できる。このようなシステムは、多チャネルの画像放送
システムの他に、1つの送信機で複数のユーザへ情報を
伝送する移動体通信システムの下りチャネル(基地局か
ら移動局へ情報を伝送するチャネル)などがあげられ
る。
【0045】図13、図14、図15は、それぞれ、本
発明におけるマッピング回路の回路構成を示す概略的構
成図である。
【0046】図13において、マッピング回路に入力さ
れるパラレル信号201-1 ,201-2 、…,201-n は、図1
におけるn個の誤り訂正符号化器の出力に対応する。こ
れらのパラレル信号はパラレル/シリアル変換回路148
に入力され、一度シリアルデータ219 とされた後に、シ
リアル/パラレル変換回路149 に入力される。この回路
から出力されるm個のパラレル信号202-1 ,202-2 、
…,202-m が、図1におけるFDM変調器103 への入力
に対応する。図13において、n個の入力系列の伝送速
度がすべて等しいとすると、同じ系列のデータで同じ時
刻に伝送されるデータは、周波数軸上で連続しない搬送
波にマッピングすることができる。さらに、mがnで割
り切れない場合には、同じ系列のデータで同じ搬送波で
伝送される複数のデータは、時間軸上で連続しない変調
信号にマッピングすることができる。例えば、n=5、
m=22とすると、各系列の入力データを図2のように
時間軸および周波数軸上に分散させてマッピングするこ
とができる。
【0047】図14は、図13のマッピング回路におい
て、シリアルデータ219 をインタリーブした後に、シリ
アル/パラレル変換回路152 へ入力するものである。イ
ンタリーバ151 では、出力データ202-1 ,202-2 、…,
202-m において、各入力系列のデータが時間軸と周波数
軸上でなるべく分散するように、置き換えを行なう。こ
れにより、バースト誤りを各系列に分散させるだけでな
く、各系列内でも分散させることができるため、深いフ
ェージングによる長いバースト誤りも効果的に分散させ
ることが可能になる。
【0048】図15は、別のマッピング回路の構成方法
である。図15において、マッピング回路に入力される
パラレル信号201-1 ,201-2 、…,201-n は、それぞれ
が、シリアル/パラレル変換回路153-1 ,153-2 ,153-
n に入力され、全体でm個のパラレル信号221-1 ,221-
2 ,221-m を出力する。並べ換え回路154 では、これら
のパラレル信号を、1変調時間内あるいは複数変調時間
内で並べ換え、m個のパラレル信号202-1 ,202-2 ,20
2-m を出力する。このマッピング回路の構成によると、
入力情報がシリアルデータに変換されることがないた
め、高伝送速度のシステムでも容易に実現できるという
特徴がある。
【0049】本発明の誤り訂正方式では、各搬送波の変
調信号の誤り訂正符号化法として符号化変調を適用する
こともできる。図16(a)は、本発明の第7の実施例
として、誤り訂正符号化器にトレリス符号化変調の符号
化器を用いた場合の概略的構成図を示す。ここで符号化
変調とは、8相PSKやQAMなどの多値変調を行なう
際に、誤り訂正符号化と変調信号へのビットマッピング
とを合わせて考えることにより、通常の誤り訂正符号化
より高い信頼性でデータ伝送を行なおうとするものであ
り、「G. Ungerboeck,“Trelis-coded Modulation with
Redundant Signal Sets, Part I: Introduction and P
art II: State of the Art”,IEEE Communica- tions
Magazine, Vol.25, No.2, February 1987, pp.5-21」に
詳細が説明されている。
【0050】図16において、各搬送波は8PSKで変
調されるものとする。このとき、送信機314 では、2ビ
ットのパラレル信号をn組入力し、それぞれをトレリス
符号化器155-1 ,155-2 ,…,155-n でトレリス符号化
する。これらのトレリス符号化器は、例えば図17に示
すように構成される。ただし、図17における回路Tは
1ビット遅延素子(例えばDフリップフロップ)を示
す。n個のトレリス符号化器のそれぞれから出力される
3ビットは、マッピング回路156 へ入力される。マッピ
ング回路156 では、n組の3ビットデータをm組の3ビ
ットデータにマッピングするものであるが、このとき入
力の3ビットデータは分割しないでそのまま出力の3ビ
ットデータに対応させる。また、入力されるn個の3ビ
ットデータの系列をそれぞれC1 ,C2 ,…,Cn とす
れば、出力のm個の3ビットデータへの対応は例えば、
図2に示したようにマッピングすればよい。マッピング
回路156 の出力は、FDM変調器157 に入力され、各3
ビットデータが各搬送波の8PSK信号に変調される。
このとき、3ビットデータから8PSK信号へのマッピ
ングは、通常の符号化変調と同様にセットパーティショ
ニングにより行なわれる。FDM変調器で変調され多重
化された信号は通信路104 を介して伝送される。
【0051】一方、図16(b)の受信機315 は受信信
号をFDM復調器158 で復調し、m個のkビットデータ
を出力する。ここで、kは3以上の整数であり、復調器
における軟判定レベル数により決まる。これらのデータ
は、デマッピング回路で元のn組のデータに戻され、そ
れぞれがトレリス符号化器160 −1 ,160-2 ,…,160-
n に入力されて誤り訂正復号され、n組の2ビットデー
タが出力される。
【0052】本実施例のように、各搬送波が多値変調さ
れる場合には、誤り訂正符号として符号化変調を用いた
方が伝送データの信頼性をあげることができる。FDM
伝送方式に符号化変調を用いる方式は、図26の従来の
誤り訂正方式でも提案されているが、この方式では単独
のトレリス符号化器および復号器を用いるため、高速の
システムへの適用が難しいなどの問題があった。また、
図27に示した従来の誤り訂正方式のように搬送波のそ
れぞれに対してトレリス符号化器および復号器を持つ方
式では、高速なシステムへの対応は可能であるが、周波
数選択性フェージングに対して効果が小さいなどの問題
があった。本発明の誤り訂正方式は、高速化が容易であ
る上に、マッピング回路によりフェージングによるバー
スト誤りも拡散できるため、周波数選択性フェージング
が生じても高い信頼性を確保できる。
【0053】本発明の誤り訂正方法では、連接符号を用
いるFDM伝送方法の内符号化の方法としても適用する
こともできる。図18、図19は、本発明の第8、第9
の実施例として、連接符号の内符号化に適用した場合の
概略的構成図を示す。ここで連接符号とは、伝送データ
をリード・ソロモン符号の多元符号(これを外符号とい
う)で誤り訂正符号化した後に、シンボル・インタリー
ブを行ない、さらに畳込み符号などの2元符号(これを
内符号という)で誤り訂正符号化して伝送する方式のこ
とをいう。連接符号を用いることにより非常に高い信頼
性でデータ伝送を行なうことができる。
【0054】図18は本発明の第8の実施例を示す概略
的構成図である。ここでは、連接符号が用いられてお
り、図18(a)に示すように、外符号化にはn個のG
F(256 )上のリード・ソロモン符号化器161-1 ,161-
2 ,…,161-n を用い、内符号化にはn個の2元符号化
器164-1 ,164-2 ,…,164-n を用いる。符合する場合
には、図18(b)の受信機317が用いられる。
【0055】図19は本発明の第9の実施例を示す概略
的構成図である。ここで用いられる連接符号では、図1
9(a)に示すように、外符号化に1個のGF(256 )
上のリード・ソロモン符号化器171 を用い、内符号化に
はn個の2元符号化器164-1,164-2 ,…,164-n を用
いる。このため、外符号化されたデータは、デマルチプ
レクサ173 でn個のパラレルデータに変換された後、内
符号化される。符号については、図19(b)の受信機
319が用いられる。
【0056】図25に示した従来の誤り訂正方法では、
符号化器、復号器を1つしか持たないため、高速化が難
しいという問題があった。特に内符号の復号器にビタビ
復号を用いた場合には、ビタビ復号器の処理速度が多元
符号(外符号)の復号器に比べて遅いため、それ以上高
速のシステムには適用できなかった。これに対して、本
実施例のように内符号の符号化器、復号器(例えば畳込
み符号化器とビタビ復号器)を複数有することにより、
内符号の復号器の処理速度のn倍の伝送速度のシステム
に適用することが可能になる。
【0057】本発明の誤り訂正方法は、1つの送信局か
ら、1つまたは複数の受信局へ情報を伝送するシステム
に適している。図20、21、22、23は本発明の誤
り訂正方法を用いた伝送システムの第10〜第13実施
例を示す概念図である。
【0058】図20は、本発明の誤り訂正方法を用いた
伝送システムの最初の実施例としての第10の実施例を
示す。この実施例は、例えばディジタル画像の放送シス
テムに適用することができる。図20において放送局
は、図7(a)の送信機307 のように構成され、伝送さ
れる動画像は階層符号化されるものとする。放送局から
送信される信号は、同時に複数のユーザが受信する。図
20に示すように、ユーザ1は高精細画像端末で受信
し、ユーザ2は低精細画像端末で受信する。ユーザ1の
端末は、図7(b)の受信機308 のように構成され、受
信信号をすべて用いて高精細な画像を再生する。一方、
ユーザ2の端末は、図9の受信機309 のように構成さ
れ、階層符号化された1部の情報のみを復号し小型の回
路で低精細な画像情報を再生する。
【0059】図21は、本発明の誤り訂正方法を用いた
伝送システムの2番目の実施例としての第11の実施例
を示す。この実施例は、例えばマルチメディア情報の通
信システムに適用することができる。図21において送
信局は、図10(a)の送信機310 のように構成され、
種類の異なる複数の情報(例えば、計算機データと画像
データ)が伝送されるものとする。送信局から送信され
る信号は、同時に複数のユーザが受信する。図21に示
すように、ユーザ1は多機能端末で受信し、ユーザ2は
単機能端末で受信する。ユーザ1の端末は図10(a)
の受信機311 のように構成され、複数の種類のデータを
すべて復号し、ユーザ1がそれを利用する。一方、ユー
ザ2の端末は図11の受信機312 のように構成され、1
種類の情報のみを復号し、それをユーザ2が利用する。
【0060】図20や21で示したように、本発明の誤
り訂正方法を用いた伝送システムでは、受信する端末が
ユーザに提供する機能が低い場合には、受信機の回路を
小型化、低消費電力することができる。
【0061】図22は、本発明の誤り訂正方法を用いた
伝送システムの3番目の実施例としての第12の実施例
を示す。この第12の実施例は、例えば移動体通信シス
テムの下りチャネル(基地局から移動局へのチャネル)
に適用することができる。図22において、送信局は、
ユーザ1,2から発振された情報を受け取り、それぞれ
をユーザ3,4に送信する。ここで、送信局とユーザ
1,2とは有線または無線で接続されており、移動局で
あるユーザ3,4とは無線で接続されているものとす
る。送信局が有する送信機は図10(a)の送信機310
のように構成され、ユーザ1と2から発振された情報を
FDM信号で多重化して送信する。送信された信号は、
同時にユーザ3とユーザ4が受信する。ユーザ3,4の
受信端末は図12の受信機313 のように構成され、それ
ぞれが自分の通信相手から発振されたデータを選択して
復号する。
【0062】図23は、本発明の誤り訂正方法を用いた
伝送システムの4番目の例としての第13の実施例を示
す。この実施例は、例えば多チャネルのディジタル放送
システムに適用することができる。図23において、送
信局は図10(a)の送信機310 のように構成され、複
数チャネルの画像データまたは音声データをFDM信号
で多重化して送信する。送信された信号は、同時に複数
のユーザが受信する。各ユーザの受信端末は図12の受
信機313 のように構成され、それぞれが自分の利用した
いチャネル情報のみを選択して復号する。
【0063】図22と図23に示したシステムでは、F
DM信号で多重化された複数の同種の情報のうち1つの
情報のみを各受信端末が必要とする。このようなシステ
ムでは、誤り訂正符号化器、復号器、インタリーバ、デ
インタリーバをすべての周波数に対して1つしか持たな
い従来の誤り訂正方式を用いると、各受信端末の消費電
力が大きくなるという問題があった。これに対して、本
発明の誤り訂正方式を用いれば、各受信機が必要なデー
タのみをデインダリーブ、誤り訂正復号すればよいの
で、受信機の消費電力を低減できるという効果がある。
【0064】本発明の誤り訂正方法は、周波数分割多重
(FDM)伝送に用いられる誤り訂正方式であるが、F
DM伝送の特殊な場合である直交周波数分割多重(OF
DM)伝送に適用できることは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の誤り訂正方
法は複数の誤り訂正符号化器と復号器を有するため、高
伝送速度のシステムへの適用が容易にでき、マッピング
手段を用いることにより選択性フェージングが生じても
誤り率の劣化が小さい。また、グループ毎に独立に誤り
訂正符号化し、インタリーブをかけるため、一部のデー
タのみを受信する場合に、受信機の小型化、低消費電力
化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誤り訂正方法の第1の実施例を示す概
略的構成図。
【図2】本発明の誤り訂正方法の第1の実施例における
マッピング回路の動作を説明するための概念図。
【図3】本発明の誤り訂正方法の第2の実施例を示す概
略的構成図。
【図4】本発明の誤り訂正方法の第3の実施例を示す概
略的構成図。
【図5】本発明の誤り訂正方法の第3の実施例における
マッピング回路の動作を説明するための概念図。
【図6】本発明の誤り訂正方法の第4の実施例を示す概
略的構成図。
【図7】本発明の誤り訂正方法の第5の実施例を示す概
略的構成図。
【図8】本発明の誤り訂正方法の第5の実施例における
マッピング回路の動作を説明するための概念図。
【図9】本発明の誤り訂正方法の第5の実施例における
別の受信機の構成を示す概略的構成図。
【図10】本発明の誤り訂正方法の第6の実施例を示す
概略的構成図。
【図11】本発明の誤り訂正方法の第6の実施例におけ
る別の受信機の構成を示す概略的構成図。
【図12】本発明の誤り訂正方法の第6の実施例におけ
る別の受信機の構成を示す概略的構成図。
【図13】本発明の誤り訂正方法の実施例におけるマッ
ピング回路の構成を示す概略的構成図。
【図14】本発明の誤り訂正方法の実施例におけるマッ
ピング回路の別の構成を示す概略的構成図。
【図15】本発明の誤り訂正方法の実施例におけるマッ
ピング回路の別の構成を示す概略的構成図。
【図16】本発明の誤り訂正方法の第7の実施例を示す
概略的構成図。
【図17】トレリス符号化器の概略的構成図。
【図18】本発明の誤り訂正方式の第8の実施例を示す
概略的構成図。
【図19】本発明の誤り訂正方式の第9の実施例を示す
概略的構成図。
【図20】本発明の誤り訂正方式を用いた伝送システム
の第10の実施例を示す概念図。
【図21】本発明の誤り訂正方式を用いた伝送システム
の第11の実施例を示す概念図。
【図22】本発明の誤り訂正方式を用いた伝送システム
の第12の実施例を示す概念図。
【図23】本発明の誤り訂正方式を用いた伝送システム
の第13の実施例を示す概念図。
【図24】周波数分割多重伝送における信号伝送の概念
図。
【図25】周波数分割多重伝送における従来の誤り訂正
方法を示す概略的構成図。
【図26】周波数分割多重伝送における従来の別の誤り
訂正方法を示す概略的構成図。
【図27】周波数分割多重伝送における従来の別の誤り
訂正方法を示す概略的構成図。
【図28】周波数選択性フェージングにより生じる誤り
の様子を示す概念図。
【符号の説明】
101-1 ,101-2 ,…,101-n 誤り訂正符号化手段(符
号化器) 102 マッピング手段(回路) 106 分割する手段(デマッピング回路) 107-1 ,107-2 ,…,107-n 誤り訂正復号化手段(復
号器) 112-1 ,112-2 ,120 誤り訂正符号化手段(符号化
器) 114 マッピング手段(回路) 115 分割する手段(デマッピング回路) 117-1 ,117-2 ,125 誤り訂正復号化手段(復号器) 127-1 ,127-2 誤り訂正符号化手段(符号化器) 129 マッピング手段(回路) 130 分割する手段(デマッピング回路) 132-1 ,132-2 誤り訂正復号化手段(復号器) 137-1 ,137-2 誤り訂正符号化手段(符号化器) 139 マッピング手段(回路) 140 分割する手段(デマッピング回路) 142-1 ,142-2 誤り訂正復号化手段(復号器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中 島 暢 康 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つまたは複数の情報源から出力されるデ
    ィジタル信号を複数の異なる周波数の搬送波を用いて伝
    送する周波数分割多重伝送における誤りを訂正する周波
    数分割多重伝送の誤り訂正方法において、 送信側で、複数のグループに分割された送信データをグ
    ループ毎に誤り訂正符号化するステップと、 誤り訂正符号化された同一のグループのデータで同一時
    間に伝送される複数のデータを、すべての周波数が隣合
    わない複数の搬送波または一部の周波数が隣合わない複
    数の搬送波にマッピングするステップとを有することを
    特徴とする周波数分割多重伝送における誤り訂正方法。
  2. 【請求項2】1つまたは複数の情報源から出力されるデ
    ィジタル信号を複数の異なる周波数の搬送波を用いて伝
    送する周波数分割多重伝送の誤りを訂正する周波数分割
    多重伝送の誤り訂正方法において、 送信側で、複数のグループに分割された送信データをグ
    ループ毎に誤り訂正符号化するステップと、 誤り訂正符号化された同一のグループのデータで同一周
    波数の搬送波で伝送される複数のデータを、すべての信
    号が時間的に連続しない信号の集合または一部の信号が
    時間的に連続しない信号の集合にマッピングするステッ
    プとを有することを特徴とする周波数分割多重伝送の誤
    り訂正方法。
  3. 【請求項3】1つの送信機から複数の受信機に複数の異
    なる周波数の搬送波を用いてディジタル信号を伝送する
    伝送システムにおいて、 前記送信機が、 複数のグループに分割されたグループ毎に誤り訂正符号
    化する複数の誤り訂正符号化手段と、 誤り訂正符号化された同一グループのデータで同一時間
    に伝送される複数のデータを、すべての周波数が隣合わ
    ない複数の搬送波または一部の周波数が隣合わない複数
    の搬送波にマッピングする手段、または誤り訂正符号化
    された同一グループのデータで同一周波数の搬送波で伝
    送される複数のデータを、すべての信号が時間的に連続
    しない信号の集合または一部の信号が時間的に連続しな
    い信号の集合にマッピングする手段、の少なくともどち
    らか一方のマッピング手段と、を備えると共に、 各受信局が復調されたデータを複数のグループに分割す
    る手段と、 分割されたグループの少なくとも1つを誤り訂正復号化
    手段と、を備えることを特徴とする伝送システム。
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