JPH07178833A - バックライトの製造方法 - Google Patents

バックライトの製造方法

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JPH07178833A
JPH07178833A JP34473193A JP34473193A JPH07178833A JP H07178833 A JPH07178833 A JP H07178833A JP 34473193 A JP34473193 A JP 34473193A JP 34473193 A JP34473193 A JP 34473193A JP H07178833 A JPH07178833 A JP H07178833A
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light guide
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JP34473193A
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Kazuhisa Kobayashi
小林和久
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14467Joining articles or parts of a single article
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2011/00Optical elements, e.g. lenses, prisms
    • B29L2011/0016Lenses

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶表示画面等に用いられる面光源バックラ
イトの製造方法であって、品質的にも対応でき、量産に
適した製造方法を提供する。 【構成】 射出成形金型を用いて透明樹脂からなる導光
板を射出成形する際、射出成形金型内に光源部、光拡散
微細凹凸部、光反射層、拡散層の少なくとも一つを挿入
しておき、射出成形することにより導光板を射出するこ
とにより導光板と一体成形する工程を含むことを特徴と
するバックライトの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,液晶表示画面、照明広
告等に用いるバックライトの製造方法で、特に光源部
と、透明樹脂からなる導光板と、光拡散微細凹凸部、光
拡散層、反射層からなり、該導光板の側部には光源部が
位置し、該導光板の出光面側に光拡散微細凹凸部、裏面
側に光拡散層を介して光反射層を、もしくは光拡散層を
配設した面光源バックライトの製造方法である。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶表示画面等に用いる面光
源バックライトとしては、図3(1)に示すような導光
板の側部に光源部を配したエッヂライト型面光源のもの
や、図3(2)に示すように導光板の裏面に光源部を配
したものがある。この面光源バックライトの製造方法と
しては、特開平1−24590号、特開平2−17号、
実開平4−107201号等が知られているが、これら
においては、凹凸(レンズ)を設けたフイルムからなる
出光面側の光拡散微細凹凸部、透明な樹脂部からなる導
光板、ポリエステル、金属板の表面に拡散剤をコーテイ
ングまたは練り込んだ反射板、螢光管、白熱電球、E
L、LED等を使用した光源を、各々別々に製造し、後
工程にて積層し、面光源バックライトを作製している。
そして、特開平2−84618号においては、図9に示
すよう導光板81の側面に光源80を設け、導光板81
の一方の表面に梨地調微細凹凸82を形成し、その上に
プリズムシート83を、梨地とプリズムとが対面するよ
うにし、導光板81の他方の表面には反射層84を積層
したエッヂライト型面光源が開示されている。この場合
も、プリズムシートを導光板とは別々に作製し、熱プレ
ス等で一体化してエッヂライト型面光源を作製してい
る。上記のいずれの方法においても、個々ないし幾つか
のパーツまたは層を一体化させる工程が必要で、面光源
バックライトを作製するためには工程数が多く、手間が
かかり、且つ、不良数も工程毎に蓄積されて増え、問題
となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況のもと、面光源バックライトを作製する際、できる
だけ各パーツまたは層を同時に一体化し、手間を省き、
不良数を減少しようとするもので、量産に対応でき、且
つ、品質的にも対応できる製造方法を提供しようとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、光源部と、透
明樹脂からなる導光板と、光拡散微細凹凸部、光拡散
層、反射層からなり、該導光板の側部または裏面に光源
部を配し、該導光板の出光面側には光拡散微細凹凸部、
裏面側には光拡散層を介して光反射層を、もしくは光拡
散層を配設した、液晶表示画面等に用られる面光源バッ
クライトの製造方法であり、射出成形金型を用いて透明
樹脂からなる導光板を射出成形する際、該射出成形金型
内に、少なくとも光拡散微細凹凸部、光反射層、光拡散
層を挿入しておき、射出成形することにより導光板と一
体成形する工程を含むものである。更に、本発明は、射
出成形金型を用いて透明樹脂からなる導光板を射出成形
する際、該射出成形金型内に光源部、光拡散微細凹凸
部、光反射層、光拡散層の総てを挿入しておき、射出成
形することにより導光板と一体成形するものである。そ
して、射出成形金型の可動型、固定型のいずれか一方の
表面に、光拡散微細凹凸部作製のための、光拡散微細凹
凸部と同形状逆凹凸の賦型用凹凸部を、射出成形金型の
キヤビイテイ側に向くように配設し、透明樹脂からなる
導光板を射出成形し、脱型するとともに成形された導光
板から賦型用凹凸部を剥離し、光拡散微細凹凸部を導光
板と一体に成形するものである 図1に示すように、射出成形金型の可動型3に賦型用凹
凸部を有する金属部8を固定し、金型の固定型2に光源
5、光源用コネクタ部6、ベースフイルム上に剥離層、
反射層、拡散層、接着剤層等をこの順に積層した転写シ
ート7を接着剤層側が射出成形金型のキヤビイテイ側に
向くようにして、熔融樹脂を射出成形し、出光側の光拡
散微細凹凸部を一体化した透明な樹脂からなる導光板を
形成すると同時に、光源5、光源用コネクタ部6、反射
層、拡散層等を一体化して、射出形成後、ベースフイル
ム剥離して、一体化したエッヂライト光源を作製する。
尚、ここで、光拡散微細凹凸部作製のための賦型用凹凸
部を有する金属部8に代え、樹脂シート表面に凹凸部を
有する賦型シートを凹凸側が射出成形金型のキヤビイテ
イ側に向くようにして、透明樹脂からなる導光板を射出
成形し、射出成形後賦型シート全体を導光板側から剥離
するようにして、バックライトを一体成形しても良い。
そして、図1において、転写シート7に代え、光拡散層
を設けた反射板を、光拡散層側が射出成形金型のキヤビ
イテイ側に向くようにして、透明樹脂からなる導光板を
射出成形することにより、一体成形しても良く、又、転
写シート7に代え、反射層と光拡散層作製のための拡散
剤を練り込んだ板とを、該拡散剤を練り込んだ板が射出
成形金型のキヤビイテイ側に向くようにして、透明樹脂
からなる導光板を射出成形することにより、一体成形し
ても良い。尚、ここでは、転写箔、転写フイルム、転写
シート等を総称して転写シートと言う。
【0005】出光面側拡散微細凹凸作製の為の賦型用凹
凸としては、金属表面に光拡散微細凹凸と同形状、逆凹
凸をエッチング加工や切削加工により作製したもの、又
は、フイルム上に光拡散微細凹凸と同形状、逆凹凸の凹
凸部を設けた賦型フイルムまたは賦型シートを用いたも
のがあり、これらを母型として導光板の射出成形時に同
時に光拡散微細凹凸部を成形する。ここでは、賦型フイ
ルムまたは賦型シートを総称して賦型シートと言い、用
いられるフイルムまたはシートも総称して、シートと言
う。賦型シートを用いる方法においては、図6に示すよ
うに、基材シート52上に樹脂により凹凸部53を形成
した賦型シート51の凹凸部53上に、更に凹凸部から
剥離可能な硬質膜54を形成しておき、硬質膜を導光板
の射出成形時の出光面側拡散微細凹凸作製と同時に導光
板側に転写することもできる。この場合は、出光面側拡
散微細凹凸部の形状は硬質膜により覆われているため、
耐久性の良い、形クズレのない設計に忠実なものとな
る。尚、硬質層と成形される層の密着性、転写性を良く
する為、図6(2)に示すように硬質層54上に接着層
55を設け、成形の際に接着一体化し、硬質膜を導光板
側に転写することもできる。凹凸形状は、形成すべきレ
ンズ形状と同形逆凹凸で、レンズ形状としては、3角プ
リズム線型配列(図4(1))、凸または凹レンチキュ
ラーレンズ(図4(2))、ランダムな砂目、梨地等の
マット形状(図4(3))、角錐レンズ配列(図4
(4))、半球レンズ配列(蠅の目レンズ)、フレネル
レンズ等挙げられる。
【0006】賦型シートを用い、面光源バックライトの
出光面側拡散微細凹凸部の形状を作製する場合について
以下述べる。ここで、用いられる賦型シート用の基材シ
ートとしては、脱型し易く、成形される樹脂板と剥離し
易いもので、賦型シートとしての強度を持ったもので、
成形処理に適応できるものが選ばれるが、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンナフタレート等の線状ポリエステル、ポリプロピ
レン、ポリメチルペンテン等のポリオレフイン、ナイロ
ン6、ナイロン66等の線状ポリアミド、ホリ塩化ビニ
ル、ポリアリレート、ホリイミド等の熱可塑性樹脂、或
いは、鉄、銅、アルミニウム、鉛等の金属板、又は箔等
の材質からなり、厚さは12〜200μm程度で、可撓
性のものが使用される。尚、賦型シートを予備成形して
形成する場合には、基材基材シートとしては、熱可塑性
樹脂からなるものを使用する。又、賦型シートの凹凸形
状を形成するには、基材シート上に、熱プレス、注型
(キヤステイング)等で直接形成することも可である
が、好ましくは、基材シート上に3次元架橋樹脂層を設
け、その表面に注型法により凹凸形状を賦型する。この
3次元架橋樹脂を用いた注型法の例としては、特開平3
−223883号公報、米国特許第4576850号等
に開示されている。この場合、必要に応じ、基材シート
にあらかじめ、易接着プライマーを形成している。賦型
シートの凹凸形状を形成する際のプライマーとしては、
アクリルポリオールを主剤としイソシアネート系の硬化
剤を用いる2液硬化型の塗料が挙げられるが、凹凸形状
部である3次元架橋樹脂と基材シートとの接着力が十分
であればこれに限らない。上記の凹凸形状部を形成する
3次元架橋樹脂としては、エポキシ、不飽和ポリエステ
ル、アクリル、ウレタン等からなる熱硬化性樹脂、又
は、電離放射線硬化樹脂がある。
【0007】シート上に光拡散微細凹凸と同形状、逆凹
凸の凹凸部を設けた賦型シートの作製方法と賦型シート
の凹凸部上に剥離可能な硬質膜を設けた転写シートの作
製方法を簡単に説明する。はじめに、賦型シートの製造
方法を図5にそって説明する。先ず、片面易接着処理さ
れた2軸延伸PET(ポリエチレンテレフタレート)の
厚さ75μ(HP−7、帝人)等のフイルム基材40
を、プライマーの塗布ロール42と圧胴ロール43との
間を通過させ、イソシアネート硬化ウレタン等のプライ
マー41をインキパンから塗布ロールへ転移させる。こ
の転移されたプライマーは更に、塗布ロールから凹凸形
状を形成する側のフイルム基材片面に塗布されて転移す
る。但し、プライマーなしで十分なフイルム基材と電離
放射線硬化樹脂との接着力がある場合は、このプライマ
ー塗布は省略し得る。次いで、プライマーが塗布された
フイルム基材を、乾燥ゾーン44にて乾燥した後、該フ
イルム基材40と電離放射線硬化樹脂液45をノズル塗
工装置により凹部に供給充填された軸のまわりを回転す
るロール凹版46とを、少なくとも2個からなるニップ
ロール47a、47b間で、該フイルム基材のプライマ
ーが塗布されている面側で密着させ、これに電離放射線
照射装置48により電離放射線を照射し、電離放射線硬
化樹脂は硬化するとともにフイルム基材と一体化させ
る。同時にロール凹版の形状を硬化樹脂に成形する。最
終のニップロール47bを通過後、フイルム基材及び成
形された硬化樹脂をロール凹版から剥離して、凹凸形状
を形成した賦型フイルムシート49を得る。面光源バッ
クライトの光拡散微細凹凸を作製する際に、凹凸部形成
と同時に硬質膜を転写する転写シートは、上記賦型フイ
ルムシート49の凹凸部形成面上に、凹凸部を形成した
賦型シートから剥離可能な、熱または電離放射線硬化樹
脂を、グラビアコート、ロールコート等により塗布し、
架橋硬化させて凹凸部上に硬質膜を形成して作製する。
【0008】導光板裏面の反射層は、通常、転写法又は
ラミネート法で作られる。転写法の場合、ベースフイル
ム上に剥離層、反射層、拡散層、接着剤層を、この順に
グラビア印刷、シルク印刷などにより積層した、転写シ
ートから、透明樹脂からなる導光板を射出成形する際、
光拡散層とともに転写される。ここで、ベースフイルム
としては38μm厚のPET(ポリエチレンテレフタレ
ート)、剥離層としては2μm厚のPMMA(ポリメチ
ルメタアクリレート)、反射層(隠蔽層)としては、C
r、Al等を蒸着等で形成した金属薄膜、光拡散層とし
ては、アクリルに酸化チタン、アルミナ、シリカ、樹
脂、ビーズ等を混入した2μ厚さのもの、接着剤層とし
ては、アクリル、スチレン2μ厚さのものが挙げられ
る。尚、ラミネート法の場合、ベースフイルム上に反射
層、拡散層、接着剤層のみを配設し、剥離層を積層しな
いで、導光板を射出成形する際、ベースフイルムをその
ままにし剥離しない。図3(2)のような光源直下型の
場合にも発光エネルギーの効率的利用の為には、反射層
を設ける事が好ましい。例えば裏面に既に反射層の形成
済みの光源部をそのまま射出成形金型内に挿入して一体
化する。勿論、従来法により作製された反射層、光拡散
層とEL発光層とを別個に金型内に入れ、導光板の射出
成形と同時に一体化しても良い。
【0009】射出成形方法としては、一般的な射出成形
でも良いが、成形品の歪みなどを考慮し、特に圧縮成形
法が好ましい。シート、転写箔を金型内に入れ射出成形
する場合には、シート、転写箔をクランプ、真空引き等
で金型面に沿わせる。金型の材質としては、金属又はセ
ラミック等が用いられる。そして、湯口ゲートは図8に
示すようなサイドゲートが好ましい。このようにする
と、湯口ゲートから射出した高速熔融樹脂を、一旦、樹
脂流緩和壁99に衝突させて、流速、圧力を低下させて
から、左方のキヤビイテイ97に向かって流入させるこ
とが出来る。その為、高速の熔融樹脂により賦型シート
や転写シートが変形、破れ等を生じることを防止出来
る。加えて、熔融樹脂がキヤビイテイの一端(図8では
右端)から他端へ向かって漸次流れて充填して行くか
め、気泡やガスの発生を防止できる。
【0010】金型内に光源を挿入するため、コネクター
部分が成形品外に露出するようにするか、配線がパーテ
イング面外に出るように金型を作製する。そして、導光
板の裏面(出光面の反対面)又は側面に光源部を設ける
が、該光源は予め金型に挿入しておいて、導光板の射出
成形と同時に積層または転写する。導光板の側面に光源
部を設ける場合、光反射層等を形成する為の転写シート
と別個にすることも出来るが、図7に示すように、同一
の基材シート61上に、光反射層63等と一緒に光源6
6を転写層の一部としておき、これを転写する方式が望
ましいく、生産性の点で優れる。図7(イ)に示す転写
シート60の場合、金型内セットされた後、図7(ロ)
に示すように真空吸引され、光源66を転写層の一部と
した転写シート60全体が曲がり始め、これに併せて樹
脂を射出されることにより、転写シート60全体が金型
にそった形状となり、所望の形状にて導光板を射出成形
すると同時に一体化して面光源ライト型バックライトを
作製できる。光源としては、薄膜状に製膜出来、且つ射
出成形時の熱、圧に耐える物を用いる。熱熔融樹脂を用
いる射出成形法、熱軟化樹脂を用いる圧縮成形法では、
電場発光(EL)素子が良い。成形時の発熱の少ない反
応性射出成形(RIM成形)では、EL素子に加えて、
発光ダイオード(LED)も使用できる。本発明では、
高透明で光学的均一性の高い成形品を得る事が必要とさ
れる。熔融樹脂射出成形の場合、その為に好ましい態様
としては、光拡散微細凹凸部の形成に賦型シートを用
い、尚且つ、賦型シート及び光拡散層と光反射層とを賦
型するシートとともに金型よりも熱導率の低い材料を基
材とする。このようにすることによってキヤビテイに射
出された樹脂がキヤビテイ全体に遍く均一に充填され、
内部応力が十分緩和した状態で冷却固化する為、ウエル
ドラインや光学的歪みの少ない導光板を得ることができ
る。金型を金属にした場合には賦型シート、転写シー
ト、又はラミネートシートの基材シートとして合成樹脂
で厚み50μm以上のものを用いるのが好ましい。
【0011】
【作用】本発明の面光源バックライトの製造方法におい
ては、光源部と、光拡散微細凹凸部、光拡散層、反射層
の少なくとも一つを射出成形金型内に挿入し、透明樹脂
からなる導光板を射出成形するとともに、一体成形する
ことにより、面光源バックライト作製の為の工程数を減
らすことができものとしており、更には、導光板を射出
成形する際、該射出成形金型内に光源部、光拡散微細凹
凸部、光反射層、光拡散層の総てを挿入しておき、射出
成形することにより前述の総てを一体化することを可能
としている。これにより、本発明の製造方法において
は、従来の各パーツや層を別々に作製し、後に一体化す
る方法に比べ、手間が省け、一体化のための各工程での
不良の蓄積が減少される。又、賦型シートの凹凸部上に
易剥離性の硬質層を設けた転写シートを光拡散微細凹凸
部作製の為に使用することによって、光拡散微細凹凸部
を耐久性の良いものとし、品質的にも形クズレのない設
計値に忠実なものとしている。結局、上記のことから、
本発明の面光源バックライトの製造方法においては、品
質的にも対応でき、量産に対応できる製造方法の提供を
可能としている。
【0012】
【実施例】本発明の実施例1を以下、図にそって説明す
る。図1は実施例1の工程を説明する為の概略図であ
る。以下、図1にそって説明する。先ず、図1に示すよ
うに、射出成形金型の固定型2に光源5、光源用コネク
タ部6、ポリエステルからなるベースフイルムに剥離
層、反射層、拡散層、接着剤層をこの順に積層した転写
シート7を接着剤層側が射出成形金型のキヤビイテイ側
に向くように固定した。転写シート7は真空引きライン
9にて真空引き固定し、光源部5は固定用の溝部に固定
された光源用コネクタ部6により固定した。次いで、射
出成形金型の可動型3に作製する光拡散微細凹凸と同形
状逆凹凸の賦型用凹凸を有する賦型用金属部8を凹凸部
側が、金型のキヤビテイ方向に向くように固定した。次
に、射出成形金型の可動型3を移動し、固定型と型締し
た後、導光板作製の為の250°cに熱され熔融したP
MMA(ポリメチルメタアクリレート)を湯口ゲート4
から射出し、出光側の光拡散微細凹凸部を一体化した透
明な樹脂からなる導光板を形成すると同時に、EL面発
体を用いた光源5、光源用コネクタ部6、反射層、拡散
層を一体化して、脱型後、ベースフイルムを剥離して、
エッヂライト光源を作製した。
【0013】本発明の実施例2を挙げる。本発明の実施
例2を以下、図にそって説明する。図2は実施例2の工
程を説明する為の概略図である。以下、図2にそって説
明する。先ず、図2に示すように、光拡散微細凹凸と同
形状逆凹凸の賦型用凹凸を有する賦型用金属部18を、
凹凸部側が金型のキヤビテイ方向に向くように、射出成
形金型11の固定型12に固定し、成形時のキヤビテイ
側に凹凸を形成した。次いで、金型内に反射層転写箔1
7を入れ、クランプ部20によりクランプし、真空引き
ライン19により真空引きし、金型の可動型13に転写
箔17沿わせた後クランプ部を離脱させ、コネクタ付き
の螢光管をコネクタ部16と螢光管部15が型締め時合
致するように、金型内の位置に挿入した。次いで、可動
型を移動させ型締した後、250°cに熱され熔融した
PMMA(ポリメチルメタアクリレート)を射出し、光
拡散微細凹凸部を配設した導光板の成形と同時に、反射
層、光源部を一体化した。20sec冷却後、型開きに
し、反射層転写箔17のフイルム17aを剥離して、射
出成形により一体化されたエッヂライト型バックライト
を得た。
【0014】本発明の実施例3を挙げる。実施例2と同
様にして、光拡散微細凹凸部作製の為の、金属からなる
賦型凹凸を射出成形金型の固定型に固定し、成形時のキ
ヤビテイ側に凹凸を形成した後、上記射出成形金型に、
厚さ16μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)
フイルムに厚さ4μmのアルミニウム蒸着反射層をコー
テイングしたフイルムを、実施例2の反射層転写箔と同
様にして金型の可動部にクランプ固定し、真空引きによ
り可動部に沿わせた。次いで、EL素子面発体を固定化
して導光側面端部に相当する金型内位置にインサートし
た。次いで、可動型を移動させ型締した後、250°c
に熱され熔融したPMMA(ポリメチルメタアクリレー
ト)を射出し、光拡散微細凹凸部を配設した導光板の成
形と同時に、反射層、光源部を一体化した。20sec
冷却後、型開きにし、射出成形により一体化されたエッ
ヂライト型バックライトを得た。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上記のような構成にすること
により、従来の各パーツ、層を別々に作製し後にそれら
を一体化する方法に比べ、面光源バックライト作製の為
の工程数を減らし、手間の少ないものとでき、発生する
不良の数も減少できるものとしている。そして、更に
は、導光板の射出成形時に光源部、光拡散微細凹凸部、
光拡散層、反射層の総てを一体化することを可能として
いる。又、本発明は、賦型シートを用いることにより、
高価な凹凸模様を有する金属型を設ける必要もなく、賦
型シートの凹凸部上に易剥離性の硬質膜を設けた転写シ
ートを用いることにより、光拡散微細凹凸部を該転写シ
ートの硬質膜を転写させて、硬質膜からなる凹凸形状を
設けた導光板を作製することもできる。これにより、成
形樹脂のみでレンズ形状を設けた場合と比べ表面の耐久
性、耐摩耗性は良い、又、凹凸形状部上に硬質膜を塗装
する場合に比べて凹凸形状の崩れもない、設計形状に忠
実なものの作製を可能としている。結局、本発明は品質
的にも対応でき、量産に対応できるエッヂライト型バッ
クライトの製造方法の提供を可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を説明する為の概略図
【図2】本発明の実施例2を説明する為の概略図
【図3】面光源バックライト図
【図4】本発明における光拡散微細凹凸作製の為の賦型
凹凸部の図
【図5】本発明の賦型シートの製造工程概略図
【図6】本発明における賦型シートとそれに対応する導
光板を説明するための図
【図7】本発明における光源部を一体化成形する場合の
1例図
【図8】本発明における射出成形型のキャビティとゲー
トの1例図
【図9】従来のエッヂライト型面光源の図
【符号の説明】
1 、11 射出成形金型 2 、12 固定型 3 、13 可動型 4 、14 湯口ゲート 5 、15 光源 6 、16 光源用コネクタ部 7 、17 転写シート 17a シート部 17b 反射層 8 、18 賦型用金属部 9 、19 真空引きライン 20 クランプ部 40 基材シート 41 プライマー 42 塗布ロール 43 圧胴 44 乾燥ゾーン 45 樹脂液 46 ロール凹版 47a、47b ニップロール 48 電離放射線照射装置 49 賦型シート 50 凹凸形状部 51 賦型シート 52 基材シート 53 凹凸形状部 54 硬質膜 54a 転写後の硬質膜 55 接着剤層 55a 転写後の接着剤層 56 透明樹脂成形板 57 導光板 60 転写シート 61 基材シート 62 剥離層 63 反射層 64 光拡散反射パターン 65 接着剤層 66 EL層光源 67 雌型 68 雄型 69 湯口ゲート 70 キヤビテイ 71 真空引きライン 72 射出樹脂 80 光源 81 導光板 82 梨地調微細凹凸 83 プリズムシート 84 反射層 91 金型 92 固定型 93 可動型 94 湯口ゲート 95 フイルム 96 賦型用金属部 97 キヤビテイ 98 スライドコア 99 樹脂流緩和壁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源部と、透明樹脂からなる導光板と、
    光拡散微細凹凸部、光拡散層、反射層からなり、該導光
    板の側部または裏面に光源部を配し、該導光板の出光面
    側に光拡散微細凹凸部、裏面側に光拡散層を介して光反
    射層を、もしくは光拡散層を配設した、液晶表示画面等
    に用られる面光源バックライトの製造方法であって、射
    出成形金型を用いて透明樹脂からなる導光板を射出成形
    する際、該射出成形金型内に、少なくとも光拡散微細凹
    凸部、光反射層、光拡散層のを挿入しておき、射出成形
    することにより導光板と一体成形する工程を含むことを
    特徴とするバックライトの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、射出成形金型を用い
    て透明樹脂からなる導光板を射出成形する際、該射出成
    形金型内に光源部、光拡散微細凹凸部、光反射層、光拡
    散層の総てを挿入しておき、射出成形することにより導
    光板と一体成形することを特徴とするバックライトの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2において、射出成形金型
    の可動型、固定型のいずれか一方の表面に、光拡散微細
    凹凸部作製のための該光拡散微細凹凸部と同形状逆凹凸
    の賦型用凹凸部を、射出成形金型のキヤビイテイ側に向
    くように配設し、透明樹脂からなる導光板を射出成形
    し、脱型するとともに成形された導光板から賦型用凹凸
    部を剥離し、光拡散微細凹凸部を導光板と一体に成形す
    ることを特徴とするバックライトの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、賦型用凹凸部は、樹
    脂シート表面上に、凹凸形状部を配設した賦型シートの
    凹凸形状部であることを特徴とするバックライトの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、賦型シートの凹凸形
    状部表面上に、賦型シートと剥離可能な3次元架橋硬化
    樹脂からなる硬質膜を配設し、脱型するとともに、賦型
    シートのみを剥離し、導光板の出光面側に硬質膜からな
    る光拡散微細凹凸部を、導光板と一体化して形成するこ
    とを特徴とするバックライトの製造方法。
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