JPH07177748A - 系統連系用インバータの制御装置 - Google Patents

系統連系用インバータの制御装置

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JPH07177748A
JPH07177748A JP5320709A JP32070993A JPH07177748A JP H07177748 A JPH07177748 A JP H07177748A JP 5320709 A JP5320709 A JP 5320709A JP 32070993 A JP32070993 A JP 32070993A JP H07177748 A JPH07177748 A JP H07177748A
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Application number
JP5320709A
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English (en)
Inventor
Hideo Sato
穎生 佐藤
Minoru Abe
実 阿部
Kimito Oyama
公人 大山
Nobukazu Takashima
信和 高島
Shunichi Hirose
俊一 廣瀬
Susumu Tanaka
進 田中
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Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インバータが交流系統と連系して交流系統と電
力の授受を行なっている際に交流系統との連系が途絶え
た場合にも、インバータ単独で負荷に安定した電力を供
給し続けることのできる制御装置を得ることにある。 【構成】有効無効電流基準発生器101 、位相検出器103
、有効無効電流検出器104 、電流制御回路105 、ゲー
ト制御回路106 、周波数検出器107 、有効無効電圧検出
器108 、電圧振幅検出回路109 、加算回路110 、周波数
基準発生器122 、周波数補正演算回路131 、電圧振幅補
正演算回路132 、電圧振幅基準発生回路133、電圧制御
回路145 、スイッチ回路146 を具備し、101 からの有効
電流基準信号と、電圧振幅補正演算回路132 からの電圧
振幅補正信号とを加算し有効電流補正基準信号として10
5 に出力すると共に、101 からの無効電流基準信号と周
波数補正信号とを加算し無効電流補正基準信号として10
5 に出力する加算回路110 で構成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流系統と連系して交
流系統と電力の授受を行うインバ―タの制御装置に係
り、交流系統との連系が途絶えた場合にもインバ―タ単
独で負荷に電力を供給し続けることを目的とする系統連
系用インバ―タの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池や二次電池等の直流電源や整流
器などの直流電源の電力を負荷に供給したり、あるい
は、これら直流電源と交流系統との間で電力の授受を行
う目的で系統連系用インバータが用いられる。
【0003】図9は、この種の従来の系統連系用インバ
ータの制御装置の一例を示す図であり、電圧型自励式イ
ンバータ10とインバータ制御装置100からなってい
る。電圧型自励式インバータ10は、後述するインバー
タ主回路1と直流コンデンサ2と変圧器3から構成さ
れ、インバータ主回路1は、可制御整流素子GU、G
V、GW、GX、GY、GZと整流素子DU、DV、D
W、DX、DY、DZを有している。可制御整流素子G
U、GV、GW、GX、GY、GZとしては、GTO
(ゲートターンオフサイリスタ)、電力用トランジス
タ、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)、
SI(静電誘導型)サイリスタ等の自己消弧能力のある
素子が用いられる。電圧型自励式インバータ10は、連
系遮断器5を介して3相交流系統6と連系すると共に負
荷7に接続されている。
【0004】インバータ制御装置100は、有効無効電
流基準発生器101と、位相検出器103と、有効無効
電流検出器104と、電流制御回路105と、ゲート制
御回路106と、またはホールCT201、202及び
203から構成されている。
【0005】インバータ主回路1は、各可制御整流素子
GU、GV、GW、GX、GY、GZの通電期間を変化
させることにより、インバータ主回路1の3相の出力電
圧を制御することができる。インバータ主回路1の3相
の出力電圧の位相と振幅を、交流系統6の系統電圧V
R、VS、VTの位相と振幅に応じて調整することによ
り、変圧器3のインピーダンスを介して交流系統6と授
受する電流を制御する。
【0006】この電流制御により、インバータ10は、
直流電圧源4の直流電力を有効電力に変換してあるいは
有効電力を直流電力に変換して、連系遮断器5を介して
交流系統6と有効電力を授受すると共に、無効電力を供
給する。同様に、インバータ10は、負荷7にも有効電
力と無効電力を供給する。
【0007】インバータ10の電流制御はインバータ制
御装置100で以下のように行われる。位相検出器10
3は3相交流系統6の系統電圧VR、VS、VTの系統
電圧位相を位相信号θとして、連系遮断器5のインバー
タ10側で検出する。
【0008】有効無効電流検出器104はホールCT2
01、202及び203で検出されるインバータ出力交
流電流iR、iS及びiTから有効電流成分と無効電流
成分を各々有効電流検出信号iqと無効電流検出信号i
dとして検出する。
【0009】電流制御回路105は、有効無効電流検出
器104からの有効電流検出信号iqと無効電流検出信
号idとが有効無効電流基準発生器101からの有効電
流基準信号iqcと無効電流基準信号idcとに等しく
なるよう、インバータ主回路1の3相の出力電圧を決定
するインバータ出力電圧基準信号VRc、VSc、VT
cを算出する。このインバータ出力電圧基準信号VR
c、VSc、VTcの算出では、交流系統6の系統電圧
VR、VS、VTの位相に対してインバータ出力電圧位
相を決定するため、位相検出器103で検出される系統
電圧位相である位相信号θを使用する。
【0010】ゲート制御回路106はインバータ出力電
圧基準信号VRc、VSc、VTcとゲート制御回路1
06内部で作る三角波搬送信号とを比較して、インバー
タ主回路1を構成する可制御整流素子GU、GV、G
W、GX、GY、GZの通電期間を決定するゲート信号
を出力する。
【0011】上記で説明した図9の系統連系用インバー
タとその制御装置の動作の詳細については、以下に述べ
る文献に記載されているので、ここではその説明は省略
する。
【0012】文献: Shun-ichi Hirose et al “Applic
ation of a digital instantaneouscurrent control fo
r static induction thyristor converters in the uti
lity line ”,PCIM Proceeding,pp343-349,Dec.8,1988
in Japanに一例が開示されている。
【0013】また、ゲート制御回路106の動作につい
ては、 文献:電気学会 半導体電力変換方式調査専門委員会編
「半導体電力変換回路」頁108から頁112、社団法
人 電気学会、1987年3月31日にPWM制御とし
て開示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図9の従来の系統連系
用インバータの制御装置には次のような不具合がある。
すなわち、交流系統6に故障等が発生し連系遮断器5が
開いた場合、インバータ10は交流系統6と電力の授受
ができなくなると共に、交流系統6の交流電圧の位相が
検出できなくなるため、インバータ出力交流電流iR、
iSおよびiTから検出される有効電流検出信号iqお
よび無効電流検出信号idが、有効無効電流基準発生器
101からの有効電流基準信号iqcおよび無効電流基
準信号idc通りに、出力できなくなる。この結果、イ
ンバータ10の出力電圧と周波数が増加、あるいは、減
少して負荷7に電力を適正に供給できなくなることか
ら、インバータ10の運転を止めざるを得ないという不
具合がある。
【0015】従来このような不具合を解決するため、有
効無効電圧検出器108、有効無効電圧基準発生器14
1、電圧制御回路145、スイッチ回路146を設けた
ものがある。スイッチ回路146は、後述する電圧制御
回路145と電流制御回路105からの信号を入力可能
であり、連系遮断器5の開放信号(インバータが系統連
系状態から単独運転状態に移行したとき得られる)が入
力されたとき、入力を電流制御回路105側から電圧制
御回路145側に切替える。
【0016】有効無効電圧基準発生器141は、有効電
圧基準信号iqcおよび無効電圧基準信号idcを発生
する。有効無効電圧検出器108は、インバータ10の
出力交流電圧VR,VS,VTから有効電圧成分と無効
電圧成分を各々有効電圧検出信号vqと無効電圧検出信
号vdとして検出する。
【0017】電圧制御回路145は、有効無効電圧検出
器108からの有効電圧検出信号vqと無効電圧検出信
号vdとが有効無効電圧基準発生器141からの有効電
圧基準信号vqcと無効電圧基準信号vdcにそれぞれ
等しくなるように、インバータ10の主回路1の3相の
出力電圧を決定するインバータ出力電圧基準信号VR
V,VSV,VTVを算出する。
【0018】このような構成のものにおいて、インバー
タ10が系統連系状態から単独運転状態へ移行すると、
スイッチ回路146は連系遮断器5の開放信号を受け
る。すると、スイッチ回路146の入力は電流制御回路
105側から、電圧制御回路145に切替えられると共
に、位相検出器103の出力する位相信号θが固定され
る。この結果、連系状態から単独運転状態に安定に移行
することができる。
【0019】しかしながら、図9のような系統連系用イ
ンバータとその制御装置の動作では、連系遮断器5の開
放とともにインバータ10は該連系遮断器の開放信号を
受取り、電流制御から電圧制御への移行がただちに行な
われるという前提がある。これにより、不具合が生じる
場合がある。すなわち、連系遮断器5の開放信号の受信
が実際の連系遮断器5の開放時間より遅延した場合、イ
ンバータ10は、電流制御を継続する。従って、インバ
ータ10の出力電圧がインバータ10の出力電流と負荷
7のインピーダンスに依存して決定されるために、負荷
に対する過電圧、あるいは低電圧を生じさせ、運転を停
止せざるを得ない事態に至る場合である。
【0020】本発明は従来例のもつ不具合を解決するた
めになされたもので、インバータが交流系統と連系して
交流系統と電力の授受を行なっている際に交流系統との
連系が途絶えた場合にも、インバータ単独で負荷に安定
した電力を供給し続けることのできる系統連系用インバ
―タの制御装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に対応する発明は、交流系統から系統連系遮
断器を介して負荷に交流電圧を供給し、また前記交流系
統に連系され、直流電源からの直流電力を交流電力に変
換して前記負荷および前記交流系統に有効電力あるいは
無効電力を授受する系統連系用インバータにおいて、有
効電流基準信号及び無効電流基準信号を発生する有効無
効電流基準発生手段と、有効電圧基準信号及び無効電圧
基準信号を発生する有効無効電圧基準発生手段と、前記
インバータの出力電流の有効電流成分および無効電流成
分を各々有効電流信号および無効電流信号として出力す
る有効無効電流検出手段と、前記インバータの出力電圧
の有効電圧成分および無効電圧成分を各々有効電圧信号
および無効電圧信号として出力する有効無効電圧検出手
段と、前記交流電圧の位相を検出し位相信号として出力
する位相検出手段と、前記有効電流信号を前記有効電流
基準信号に等しくするよう制御すると共に前記無効電流
信号を前記無効電流基準信号に等しくするよう制御して
前記インバータの出力電圧基準信号を出力する電流制御
手段と、前記有効電圧信号を前記有効電圧基準信号に等
しくするよう制御すると共に前記無効電圧信号を前記無
効電圧基準信号に等しくするよう制御して前記インバー
タの出力電圧基準信号を出力する電圧制御手段と、前記
電流制御手段と前記電圧制御手段からの出力のいずれか
に切替え可能であって、前記系統連系遮断器が開放され
たとき、前記電流制御手段から前記電圧制御手段に切替
える切替え手段と、前記電流制御手段または前記電圧制
御手段からの前記インバータの出力電圧基準信号と前記
位相信号により前記インバータを構成している素子の通
電期間を決定するゲート制御手段と、前記交流電圧の周
波数を検出し周波数信号として出力する周波数検出手段
と、前記交流電圧の振幅を検出し電圧振幅信号として出
力する電圧振幅検出手段と、周波数基準信号を出力する
周波数基準発生手段と、電圧振幅基準信号を出力する電
圧振幅基準発生手段と、前記周波数基準信号と前記周波
数信号との偏差分から周波数補正信号を出力する周波数
補正演算手段と、前記電圧振幅基準信号と前記電圧振幅
信号との偏差分から電圧振幅補正信号を出力する電圧振
幅補正演算手段と、前記有効電流基準信号と前記電圧振
幅補正信号とを加算し有効電流補正基準信号として前記
電流制御手段に出力すると共に、前記無効電流基準信号
と前記周波数補正信号とを加算し無効電流補正基準信号
として前記電流制御手段に出力する加算手段と、を具備
した系統連系用インバータの制御装置である。
【0022】上記目的を達成するための請求項2に対応
する発明は、交流系統から系統連系遮断器を介して負荷
に交流電圧を供給し、また前記交流系統に連系され、直
流電源からの直流電力を交流電力に変換して前記負荷お
よび前記交流系統に有効電力あるいは無効電力を授受す
る系統連系用インバータにおいて、有効電流基準信号及
び無効電流基準信号を発生する有効無効電流基準発生手
段と、有効電圧基準信号及び無効電圧基準信号を発生す
る有効無効電圧基準発生手段と、前記インバータの出力
電流の有効電流成分および無効電流成分を各々有効電流
信号および無効電流信号として出力する有効無効電流検
出手段と、前記インバータの出力電圧の有効電圧成分お
よび無効電圧成分を各々有効電圧信号および無効電圧信
号として出力する有効無効電圧検出手段と、前記交流電
圧の位相を検出し位相信号として出力する位相検出手段
と、前記有効電流信号を前記有効電流基準信号に等しく
するよう制御すると共に前記無効電流信号を前記無効電
流基準信号に等しくするよう制御して前記インバータの
出力電圧基準信号を出力する電流制御手段と、前記有効
電圧信号を前記有効電圧基準信号に等しくするよう制御
すると共に前記無効電圧信号を前記無効電圧基準信号に
等しくするよう制御して前記インバータの出力電圧基準
信号を出力する電圧制御手段と、前記電流制御手段と前
記電圧制御手段からの出力のいずれかに切替え可能であ
って、前記系統連系遮断器が開放されたとき、前記電流
制御手段から前記電圧制御手段に切替える切替え手段
と、前記電流制御手段または前記電圧制御手段からの前
記インバータの出力電圧基準信号と前記位相信号により
前記インバータを構成している素子の通電期間を決定す
るゲート制御手段と、前記交流電圧の周波数を検出し周
波数信号として出力する周波数検出手段と、前記交流電
圧の振幅を検出し電圧振幅信号として出力する電圧振幅
検出手段と、周波数基準信号を出力する周波数基準発生
手段と、電圧振幅基準信号を出力する電圧振幅基準発生
手段と、前記周波数基準信号と前記周波数信号との偏差
が一定のレベル以上になった場合にのみ偏差分を出力す
る不感帯域をもち、かつ、該偏差分から周波数補正信号
を出力する不感帯域付き周波数補正演算手段と、前記電
圧振幅基準信号と前記電圧振幅信号との偏差が一定のレ
ベル以上になった場合にのみ偏差分を出力する不感帯域
をもち、かつ、該偏差分から電圧振幅補正信号を出力す
る不感帯域付き電圧振幅補正演算手段と、前記有効電流
基準信号と前記電圧振幅補正信号とを加算し有効電流補
正基準信号として前記電流制御手段に出力すると共に、
前記無効電流基準信号と前記周波数補正信号とを加算し
無効電流補正基準信号として前記電流制御手段に出力す
る加算手段と、を具備した系統連系用インバータの制御
装置である。
【0023】
【作用】請求項1に対応する発明によれば、インバータ
が連系運転から単独運転に移行した時点で、電流基準信
号の有効電流基準信号を、交流系統電圧定格振幅と交流
電圧振幅の偏差分で補正し、無効電流基準信号を交流系
統電圧定格周波数と交流電圧周波数との偏差分で補正す
ることにより、インバータは出力電圧を交流系統電圧の
定格振幅と定格周波数に等しくなるように制御される。
連系遮断器の開放信号の受信までのインバータの出力電
圧と周波数の擾乱を抑制し、前記開放信号を受信後、定
電圧運転に切替え、安定な電力を負荷に供給できる。
【0024】請求項2に対応する発明によれば、周波数
補正演算手段および電圧振幅補正演算手段をそれぞれ不
感帯域付きとしたので、不安定な系統に生じる電圧変動
や周波数変動による不要な制御動作が抑制できる。連系
遮断器は開いたが連系遮断器の開放信号がインバータに
受信されていない状態で、インバータが単独で負荷に電
力を供給している時でも、インバータは出力過電圧、低
電圧等により運転停止にいたることはない。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。図1は、本発明の第1実施例の構成を示
すブロック図である。図9の従来例と異なる点は、周波
数検出手段を構成する周波数検出器107、電圧検出手
段を構成する電圧振幅検出回路109、加算手段を構成
する加算回路110、周波数基準発生手段を構成する周
波数基準発生器122、周波数補正演算手段を構成する
周波数補正演算回路131、電圧振幅補正演算手段を構
成する電圧振幅補正演算回路132、電圧振幅基準発生
手段を構成する電圧振幅基準発生回路133を追加した
点であり、これ以外の点は図9と同一である。
【0026】周波数検出器107は、連系遮断器5のイ
ンバータ10側の交流電圧の周波数を検出し周波数信号
Fを出力する。電圧振幅検出回路109は、連系遮断器
5のインバータ10側の交流電圧の振幅を検出し電圧振
幅信号Vを出力する。
【0027】周波数基準発生器122は交流系統6の電
圧の定格周波数に相当する周波数基準信号Fcを出力す
る。電圧振幅基準発生回路133は、交流系統6の電圧
の定格振幅に相当する電圧振幅基準信号Vcを出力す
る。
【0028】周波数補正演算回路131は、図2に示す
ように周波数基準発生器122からの周波数基準信号F
cと周波数検出器107からの周波数信号Fを入力し加
算器1311で差を取った後、比例積分演算回路131
2を介して周波数補正信号EFを出力する。
【0029】電圧振幅補正演算回路132は、図3に示
すように電圧振幅基準発生回路133からの電圧振幅基
準信号Vcと電圧振幅検出回路109の電圧振幅信号V
を入力し加算器1321で差を取った後、比例積分演算
回路1322を介して電圧振幅補正信号EVを出力す
る。
【0030】加算回路110は、加算器111と加算器
112を有し、加算器111は有効無効電流基準発生器
101の出力する有効電流基準信号iqcから電圧振幅
補正演算回路132からの出力である電圧振幅補正信号
EVを減算し有効電流補正基準信号iqmを電流制御回
路105に出力し、また加算器112は有効無効電流基
準発生器101からの出力である無効電流基準信号id
cから周波数補正演算回路131の出力する周波数補正
信号EFを減算し無効電流補正基準信号idmを電流制
御回路105に出力する。
【0031】電流制御回路105は、図9の無効電流基
準信号idcに代えて加算回路110から出力する無効
電流補正基準信号idmを入力すると共に、図9の有効
電流基準信号iqcに代えて加算回路110から出力す
る有効電流補正基準信号iqmを入力し、有効無効電流
検出器104からの有効電流検出信号iqと無効電流検
出信号idとが有効電流補正基準信号iqcと無効電流
補正基準信号idcとに等しくなるように、インバータ
主回路1の3相の出力電圧を決定するインバータ出力電
圧基準信号VRc,VSc,VTcを算出する。
【0032】図2は、周波数補正演算回路131の具体
的回路例を示すもので、これは加算器1311と、比例
積分演算回路1312からなり、比例積分演算回路13
12は、演算増幅器Aと、抵抗R1,R2,R3と、コ
ンデンサCから構成されている。
【0033】図3は図1の電圧振幅補正演算回路132
の具体的回路例を示すもので、これは加算器1321
と、比例積分演算回路1322とからなり、比例積分演
算回路1322は、演算増幅器Aと、抵抗R1,R2,
R3と、コンデンサCから構成されている。
【0034】以下、このように構成された制御装置の動
作について説明する。周波数検出器107は、連系遮断
器5が閉じ、インバータ10が交流系統6と連系してい
るときに、交流系統6の交流電圧の周波数を検出し周波
数信号Fを出力する。電圧振幅検出回路109は交流系
統6の交流電圧の振幅を電圧振幅信号Vとして検出す
る。周波数信号Fと周波数基準発生器122からの周波
数基準信号Fcは等しく、また電圧振幅信号Vと電圧振
幅基準発生回路133からの電圧振幅基準信号Vcは等
しくなっている。
【0035】これにより、周波数補正演算回路131の
出力である周波数補正信号EFと電圧振幅補正演算回路
132の出力である電圧振幅補正信号EVは零となり、
有効電流補正基準信号iqmと無効電流補正基準信号i
dmは各々有効電流基準信号iqcと無効電流基準信号
idcとに等しくなるため、インバータ10は有効無効
電流基準発生器101からの有効電流基準信号iqcと
無効電流基準信号idcどおり有効電流と無効電流を交
流系統及び負荷に供給する。
【0036】連系遮断器5は開いたが連系遮断器5の開
放信号がインバータ10に受信されていない状態で、イ
ンバータ10が単独で負荷7に電力を供給しているとき
には、周波数検出器107で検出される周波数信号F
は、交流系統6の交流電圧の周波数とは異なり、電圧振
幅検出回路109で検出される電圧振幅信号Vも交流系
統6の交流電圧の振幅とは異なるため、周波数信号Fと
周波数基準信号Fcには偏差が生じる。また、電圧振幅
信号Vと電圧振幅基準信号Vcにも偏差が生じることに
なる。この結果、周波数補正演算回路131の周波数補
正信号EFと電圧振幅補正演算回路132の電圧振幅補
正信号EVに補正値が出力される。
【0037】加算回路110は周波数補正信号EFと電
圧振幅補正信号EVで各々無効電流基準信号idcと有
効電流基準信号iqcを補正し、無効電流補正基準信号
idmと有効電流補正基準信号iqmを電流制御回路1
05に出力する。
【0038】インバータ10は、加算回路110からの
有効電流基準信号iqmと無効電流基準信号idmどお
り有効電流と無効電流を負荷に供給することにより、イ
ンバータ出力電圧の周波数と振幅を周波数基準信号Fc
と電圧振幅基準信号Vcの近傍に制御することができ
る。
【0039】さらに、連系遮断器5の開放信号を受信後
位相検出器103の出力する位相信号θを定格周波数に
固定するとともにスイッチ回路146により電流制御回
路105の出力をゲート制御回路106に出力している
状態から、電圧制御回路145の出力をゲート制御回路
106に出力するように変化させて、インバータ10を
定電圧定周波の運転に移行させる。
【0040】以上述べた第1実施例によれば、系統連系
用インバータが連系遮断器5の開放信号を受けて単独運
転に移行する場合、連系遮断器5の開放信号の授受に遅
延があってもインバータ10の運転を停止することな
く、連系状態から単独状態に移行し、負荷7に適正な電
力を供給できるため、系統連系用インバータを用いた発
電システムの信頼性を高め、その適用範囲を広げること
ができる。
【0041】以下、この詳細な動作について、図4及び
図5を参照して説明する。図4は図1を単線結線図で表
現したもので、インバータが連系運転から単独運転に切
り替わった時の主回路諸量の動きを説明する図である。
図5はインバータが連系運転から単独運転に切り替わっ
た時点で負荷電圧の変化を説明するベクトル図である。
【0042】図4では、インバータ10の出力するイン
バータ出力電流をIc、負荷7に流れる負荷電流をI
s、連系遮断器5を介して交流系統6に流れる系統電流
をIgとし、負荷7が発生する負荷電圧をVs、交流系
統6の系統電圧をVgとして各々示し、また、負荷イン
ピーダンスをZで示している。
【0043】説明を簡単にするため、交流系統6は無限
大母線としている。インバータ10はインバータ制御装
置100の電流基準信号に等しいインバータ出力電流I
cを出力している。
【0044】まず、連系遮断器5が閉じてインバータ1
0が連系運転している状態を考える。交流系統6は、イ
ンバータと授受する電流の如何に関わらず、系統電圧V
gは定格電圧振幅と定格周波数を維持している。インバ
ータ10及び負荷7は連系遮断器5を介して交流系統6
と接続されるので、負荷電圧Vsは系統電圧Vgと同じ
定格電圧振幅と定格周波数となっている。
【0045】負荷電圧Vsと系統電圧Vgについて
(1)式が成り立つ。 Vs=Vg …(1) また、インバ―タ出力電流Ic、負荷電流Is、系統電
流Igについて、(2)式が成り立つ。
【0046】Ic=Is+Ig …(2) 更に、負荷電圧Vsと負荷電流Isについて(3)式が
成り立つ。 Vs=Z・Is …(3) 次に、連系遮断器5を開きインバ―タ10が単独運転に
なると、インバ―タ制御装置100で電流基準値を変更
しない限り、連系運転時に交流系統6に流れていた電流
Igは負荷7に流れることになる。この時の負荷電圧を
Vs1とすると、(4)式が成り立つ。
【0047】 Vs1=Z・Ic=Z・(Is+Ig)=Vg+Z・Ig…(4) すなわち、負荷7にはZ・Igの電圧が交流系統6の定
格電圧Vgに加算されることになる。
【0048】図5はこの状態をベクトルで説明する図で
ある。図5では、直交するd−q座標系上にベクトルを
描いており、q軸に系統電圧Vgをとっている。連系運
転時には系統電圧Vgと負荷電圧Vsは等しくq軸上に
あるが、単独運転になると連系時に交流系統6に流れて
いた電流Igが負荷7に流れるため、負荷電圧Vsは負
荷7のインピ―ダンスZに応じてVs1に変化する。次
にインバ―タ10はVs1に対して、電流基準値通りI
cを流そうとするため、更に負荷電圧を変化させる。こ
れはインバ―タ10が連系運転から単独運転に切り替わ
ると、インバ―タ制御装置100で電流基準値を変更し
ない限り、負荷電圧の振幅と周波数が変化することを示
している。すなわち、連系時に交流系統6に流れていた
電流Igと負荷インピ―ダンスZにより変化する電圧成
分のうちd軸成分は周波数を変化させ、q軸成分は振幅
を変化させる。
【0049】以上のことから、インバ―タ10が連系運
転から単独運転に移行した時点で電流基準信号Icの有
効電流基準信号Iqcを交流系統電圧定格振幅と交流電
圧振幅の偏差分で補正し、無効電流基準信号Idcを交
流系統電圧定格周波数と交流電圧周波数の偏差分で補正
することにより、インバ―タは出力電圧を交流系統電圧
の定格振幅と定格周波数に等しくなるように制御できる
ことになる。
【0050】図1の実施例では、この作用を利用して、
連系遮断器5の開放信号の受信までのインバータ10の
出力電圧と周波数の擾乱を抑制し、開放信号を受信後、
定電圧定周波運転に切替え、安定な電力を負荷7に供給
するものである。
【0051】次に、本発明の第2の実施例について、図
6〜図8を参照して説明する。図6はその概略構成を示
すブロック図であり、ここでは図1と同一部分には同一
符号を付してその説明を省略する。図1と異なる点は、
図1の周波数補正演算回路131を不感帯域付き周波数
補正演算回路131Aに変更し、また図1の電圧振幅補
正演算回路132を不感帯域付き電圧振幅補正演算回路
132Aに変更し、演算回路131A,132Aの出力
を加算回路110に入力させるようにしたものである。
【0052】図7は不感帯域付き周波数補正演算回路1
31Aの具体的回路例を示す図であり、これは加算器1
331と、不感帯域発生回路1333と、比例積分演算
回路1332からなり、比例積分演算回路1332は演
算増幅器Aと、抵抗R11,R21,R31と、コンデ
ンサCで構成され、また不感帯域発生回路1333はツ
ェナーダイオードZD11,ZD11と、抵抗R41か
ら構成されている。周波数基準発生器122からの周波
数基準信号Fcと周波数検出器107からの周波数信号
Fを入力し加算器1331で差を取った後、不感帯域発
生回路1333と、比例積分演算回路1332を介して
周波数補正信号EFを出力する。
【0053】図8は不感帯域付き電圧振幅補正演算回路
132Aの具体的回路例を示す図であり、これは加算器
1341と、不感帯域発生回路1343と、比例積分演
算回路1342からなり、比例積分演算回路1342は
演算増幅器Aと、抵抗R11,R21,R31と、コン
デンサCで構成され、また不感帯域発生回路1343は
ツェナーダイオードZD11,ZD11と、抵抗R41
から構成されている。電圧振幅基準発生回路133から
の電圧振幅基準信号Vcと電圧振幅検出回路109から
の電圧振幅信号Vを入力し、加算器1341で差を取っ
た後、不感帯域発生回路1343と、比例積分演算回路
1342を介して電圧振幅補正信号EVを出力する。
【0054】このように、不感帯を付加することによ
り、以下のような作用効果が得られる。系統条件の変動
による周波数信号Fと周波数基準信号Fcの偏差や、電
圧振幅信号Vと電圧振幅基準信号Vcの偏差は不感帯域
発生回路1333,1343の不感帯域内に入るように
することで、連系運転中の有効電流補正基準信号iqm
と無効電流補正基準信号idmの発生を抑制できる。従
って、本実施例は電圧や周波数の変動が生じ易い系統に
適用する場合に適している。
【0055】また、連系遮断器5が開きながら、連系遮
断器5の開放信号がインバータ10に受信されていない
状態で、インバータ10が単独で負荷7に電力を供給し
ている時には、周波数検出器107の検出する周波数信
号Fは交流系統6の交流電圧の周波数と異なり、電圧振
幅検出器109の検出する電圧振幅信号Vも交流系統6
の交流電圧の振幅と異なるため、周波数信号Fと周波数
基準信号Fcには不感帯域を越える偏差が生じ、また電
圧振幅信号Vと電圧振幅基準信号Vcにも不感帯域を越
える偏差が生じることになる。
【0056】これにより、不感帯域付き周波数補正演算
回路131Aの出力する周波数補正信号EFと不感帯域
付き電圧振幅補正演算回路132Aの出力する電圧振幅
補正信号EVは零でなくなる。
【0057】加算回路110は周波数補正信号EFと電
圧振幅補正信号EVで各々無効電流基準信号idcと有
効電流基準信号iqcを補正し、無効電流補正基準信号
idmと有効電流補正基準信号iqmを電流制御回路1
05に出力する。
【0058】インバータ10は加算回路110からの有
効電流基準信号iqmと無効電流基準信号idmどおり
有効電流と無効電流を負荷7に供給することにより、イ
ンバータ出力電圧の周波数と振幅を周波数基準信号Fc
と電圧振幅基準信号Vcの近傍に制御することができ
る。
【0059】この実施例によれば、不感帯の影響により
インバータ出力電圧の周波数と振幅は周波数基準信号F
cと電圧振幅基準信号Vcに完全に一致することはない
が、最終的には連系遮断器5の開放信号を受けることに
より、その問題は解消される。
【0060】連系遮断器5が開きながら、連系遮断器5
の開放信号がインバータ10に受信されていない状態
で、インバータ10が単独で負荷7に電力を供給してい
るときでも、インバータ10は出力過電圧、低電圧等に
より停止に至ることはない。
【0061】本発明は以上述べた実施例に限定されるも
のではない。例えば、図1の実施例の加算回路110と
周波数補正演算回路131と電圧振幅補正演算回路13
2は、電子回路で実現したり、あるいはマイクロコンピ
ュ―タ等を用いてソフトウェアにて実現することもでき
る。
【0062】この場合、図9の従来例で、電流制御回路
105と有効無効電流検出器104がマイクロコンピュ
―タのソフトウェアにて実現されていれば、図1の加算
回路110と周波数補正演算回路131と電圧振幅補正
演算回路132の機能をソフトウェアとして追加するこ
とにより、本発明を従来の制御装置に容易に組み込むこ
とができる利点がある。
【0063】また、図6においても、同様に不感帯域付
き周波数補正演算回路131Aと不感帯域付き電圧振幅
補正演算回路132Aはソフトウェアにて実現すること
もできる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、インバータが交流系統
と連系して交流系統と電力の授受を行なっている際に交
流系統との連系が途絶えた場合にも、インバータ単独で
負荷に安定した電力を供給し続けることのできる系統連
系用インバ―タの制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による系統連系用インバ―タの制御装置
の第1実施例の構成を示すブロック図。
【図2】図1の周波数補正演算回路の具体的回路例を示
す図。
【図3】図1の電圧振幅補正演算回路の具体的回路例を
示す図。
【図4】図1のインバ―タが連系運転から単独運転に切
り替わった時の主回路諸量の動きを説明するための図。
【図5】図1のインバ―タが連系運転から単独運転に切
り替わった時点での負荷電圧の変化を説明するためのベ
クトル図。
【図6】本発明による系統連系用インバ―タの制御装置
の第2実施例の構成を示すブロック図。
【図7】図6の不感帯域付き周波数補正演算回路の具体
的回路例を示す図。
【図8】図6の不感帯域付き電圧振幅補正演算回路の具
体的回路例を示す図。
【図9】従来の系統連系用インバ―タと、その制御装置
の一例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…インバ―タ主回路、 2…直流コンデンサ、3
…変圧器、 4…直流電圧源、5…連系
遮断器、 6…交流系統、7…負荷、
100…インバ―タ制御装置、101…有
効無効電流基準発生器、103…位相検出器、 1
04…有効無効電流検出器、105…電流制御回路、
106…ゲ―ト制御回路、107…周波数検出器、
108…有効無効電圧検出器、109…電圧振幅
検出回路、 110…加算回路、111,112…加算
器、122…周波数基準発生器、 131…周波数補正
演算回路、132…電圧振幅補正演算回路、131A…
不感帯域付き周波数補正演算回路、132A…不感帯域
付き電圧振幅補正演算回路、141…有効無効電圧基準
発生器、145…電圧制御回路、 146…スイッ
チ回路、201,202及び203…ホ―ルCT、G
U,GV,GW,GX,GY,GZ…可制御整流素子、
DU,DV,DW,DX,DY,DZ…整流素子、13
11,1321…加算器、1312,1322…比例積
分演算回路、1331,1341…加算器、1333,
1343…不感帯域発生回路、1332,1342…比
例積分演算回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大山 公人 東京都千代田区神田神保町2丁目2番30号 東京電力株式会社開発研究所内 (72)発明者 高島 信和 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 廣瀬 俊一 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 田中 進 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流系統から系統連系遮断器を介して負
    荷に交流電圧を供給し、また前記交流系統に連系され、
    直流電源からの直流電力を交流電力に変換して前記負荷
    および前記交流系統に有効電力あるいは無効電力を授受
    する系統連系用インバータにおいて、 有効電流基準信号及び無効電流基準信号を発生する有効
    無効電流基準発生手段と、 有効電圧基準信号及び無効電圧基準信号を発生する有効
    無効電圧基準発生手段と、 前記インバータの出力電流の有効電流成分および無効電
    流成分を各々有効電流信号および無効電流信号として出
    力する有効無効電流検出手段と、 前記インバータの出力電圧の有効電圧成分および無効電
    圧成分を各々有効電圧信号および無効電圧信号として出
    力する有効無効電圧検出手段と、 前記交流電圧の位相を検出し位相信号として出力する位
    相検出手段と、 前記有効電流信号を前記有効電流基準信号に等しくする
    よう制御すると共に前記無効電流信号を前記無効電流基
    準信号に等しくするよう制御して前記インバータの出力
    電圧基準信号を出力する電流制御手段と、 前記有効電圧信号を前記有効電圧基準信号に等しくする
    よう制御すると共に前記無効電圧信号を前記無効電圧基
    準信号に等しくするよう制御して前記インバータの出力
    電圧基準信号を出力する電圧制御手段と、 前記電流制御手段と前記電圧制御手段からの出力のいず
    れかに切替え可能であって、前記系統連系遮断器が開放
    されたとき、前記電流制御手段から前記電圧制御手段に
    切替える切替え手段と、 前記電流制御手段または前記電圧制御手段からの前記イ
    ンバータの出力電圧基準信号と前記位相信号により前記
    インバータを構成している素子の通電期間を決定するゲ
    ート制御手段と、 前記交流電圧の周波数を検出し周波数信号として出力す
    る周波数検出手段と、 前記交流電圧の振幅を検出し電圧振幅信号として出力す
    る電圧振幅検出手段と、 周波数基準信号を出力する周波数基準発生手段と、 電圧振幅基準信号を出力する電圧振幅基準発生手段と、 前記周波数基準信号と前記周波数信号との偏差分から周
    波数補正信号を出力する周波数補正演算手段と、 前記電圧振幅基準信号と前記電圧振幅信号との偏差分か
    ら電圧振幅補正信号を出力する電圧振幅補正演算手段
    と、 前記有効電流基準信号と前記電圧振幅補正信号とを加算
    し有効電流補正基準信号として前記電流制御手段に出力
    すると共に、前記無効電流基準信号と前記周波数補正信
    号とを加算し無効電流補正基準信号として前記電流制御
    手段に出力する加算手段と、 を具備したことを特徴とする系統連系用インバータの制
    御装置。
  2. 【請求項2】 交流系統から系統連系遮断器を介して負
    荷に交流電圧を供給し、また前記交流系統に連系され、
    直流電源からの直流電力を交流電力に変換して前記負荷
    および前記交流系統に有効電力あるいは無効電力を授受
    する系統連系用インバータにおいて、 有効電流基準信号及び無効電流基準信号を発生する有効
    無効電流基準発生手段と、 有効電圧基準信号及び無効電圧基準信号を発生する有効
    無効電圧基準発生手段と、 前記インバータの出力電流の有効電流成分および無効電
    流成分を各々有効電流信号および無効電流信号として出
    力する有効無効電流検出手段と、 前記インバータの出力電圧の有効電圧成分および無効電
    圧成分を各々有効電圧信号および無効電圧信号として出
    力する有効無効電圧検出手段と、 前記交流電圧の位相を検出し位相信号として出力する位
    相検出手段と、 前記有効電流信号を前記有効電流基準信号に等しくする
    よう制御すると共に前記無効電流信号を前記無効電流基
    準信号に等しくするよう制御して前記インバータの出力
    電圧基準信号を出力する電流制御手段と、 前記有効電圧信号を前記有効電圧基準信号に等しくする
    よう制御すると共に前記無効電圧信号を前記無効電圧基
    準信号に等しくするよう制御して前記インバータの出力
    電圧基準信号を出力する電圧制御手段と、 前記電流制御手段と前記電圧制御手段からの出力のいず
    れかに切替え可能であって、前記系統連系遮断器が開放
    されたとき、前記電流制御手段から前記電圧制御手段に
    切替える切替え手段と、 前記電流制御手段または前記電圧制御手段からの前記イ
    ンバータの出力電圧基準信号と前記位相信号により前記
    インバータを構成している素子の通電期間を決定するゲ
    ート制御手段と、 前記交流電圧の周波数を検出し周波数信号として出力す
    る周波数検出手段と、 前記交流電圧の振幅を検出し電圧振幅信号として出力す
    る電圧振幅検出手段と、 周波数基準信号を出力する周波数基準発生手段と、 電圧振幅基準信号を出力する電圧振幅基準発生手段と、 前記周波数基準信号と前記周波数信号との偏差が一定の
    レベル以上になった場合にのみ偏差分を出力する不感帯
    域をもち、かつ、該偏差分から周波数補正信号を出力す
    る不感帯域付き周波数補正演算手段と、 前記電圧振幅基準信号と前記電圧振幅信号との偏差が一
    定のレベル以上になった場合にのみ偏差分を出力する不
    感帯域をもち、かつ、該偏差分から電圧振幅補正信号を
    出力する不感帯域付き電圧振幅補正演算手段と、 前記有効電流基準信号と前記電圧振幅補正信号とを加算
    し有効電流補正基準信号として前記電流制御手段に出力
    すると共に、前記無効電流基準信号と前記周波数補正信
    号とを加算し無効電流補正基準信号として前記電流制御
    手段に出力する加算手段と、 を具備したことを特徴とする系統連系用インバータの制
    御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6563234B2 (en) 2000-02-03 2003-05-13 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Power system stabilization system and method employing a rechargeable battery system
JP2006121838A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Hitachi Ltd 電源システム及び電力変換器
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